JP5599264B2 - 複合板及びその製造方法 - Google Patents
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二次発泡倍率(倍)=V2/V1
第一段目の押出機の先端部に第二段目の押出機が接続してなるタンデム型の押出機を用意した。そして、ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂との混合物(ジーイープラスチックス社製 商品名「NORYL NLV025−111」、ポリフェニレンエーテル量:70重量%、ポリスチレン系樹脂量:30重量%)57.1重量%及びポリスチレン(東洋スチレン社製 商品名「HRM−26」)42.9重量%からなる変性ポリフェニレンエーテル系樹脂(フェニレンエーテル成分:40重量%、スチレン成分:60重量%)100重量部と粉末タルク0.55重量部を第一段目の押出機に供給し溶融混錬した後、第一段目の押出機中に発泡剤として液化ブタン4.5重量部を圧入して変性ポリフェニレンエーテル系樹脂を溶融混練した。
ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂との混合物(ジーイープラスチックス社製 商品名「NORYL NLV025−111」、ポリフェニレンエーテル量:70重量%、ポリスチレン系樹脂量:30重量%)85.7重量%及びポリスチレン(東洋スチレン社製 商品名「HRM−26」)14.3重量%からなる変性ポリフェニレンエーテル系樹脂(フェニレンエーテル成分:60重量%、スチレン成分:40重量%)100重量部と粉末タルク0.55重量部を第一段目の押出機に供給したこと以外は実施例1と同様にして厚みが2.8mmの複合板を得た。
ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂との混合物(ジーイープラスチックス社製 商品名「NORYL NLV025−111」、ポリフェニレンエーテル量:70重量%、ポリスチレン系樹脂量:30重量%)14.3重量%及びポリスチレン(東洋スチレン社製 商品名「HRM−26」)85.7重量%からなる変性ポリフェニレンエーテル系樹脂(フェニレンエーテル成分:10重量%、スチレン成分:90重量%)100重量部と粉末タルク0.55重量部を第一段目の押出機に供給したこと以外は実施例1と同様にして厚みが3.2mmの複合板を得た。
第一押出機に供給した液状ブタンの量を変性ポリフェニレンエーテル系樹脂100重量部に対して2.7重量部とし、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの引取速度を7.6m/分としたこと以外は実施例1と同様にして厚みが3.2mmの複合板を得た。
変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの引取速度を15m/分としたこと以外は実施例1と同様にして厚みが2.6mmの複合板を得た。
アルミニウムシートの厚みを0.5mmとしたこと以外は実施例1と同様にして厚みが3.7mmの複合板を得た。
アルミニウムシートの厚みを0.1mmとしたこと以外は実施例1と同様にして厚みが2.8mmの複合板を得た。
両面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを積層一体化した変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートを巻き出し、この変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面全面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを介して厚みが0.2mmのアルミニウムシートを連続的に積層して積層シートとすると同時に、この積層シートを120℃に加熱した一対の加熱圧着ロール間に連続的に供給し、積層シートを一対の加熱圧着ロールによって表面温度が全面的に100℃となるように加熱してポリオレフィン系ホットメルト接着剤を溶融させると共に積層シートにその厚み方向に圧縮力を加えた後、積層シートをその表面温度が32℃となるまで冷却したこと以外は実施例1と同様にして、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面にアルミニウムシートをポリオレフィン系ホットメルト接着剤を介して連続的に積層一体化して長尺状の厚みが3.1mmの複合板を得た。
両面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを積層一体化した変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートを巻き出し、この変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面全面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを介して厚みが0.2mmのアルミニウムシートを連続的に積層して積層シートとすると同時に、この積層シートを195℃に加熱した一対の加熱圧着ロール間に連続的に供給し、積層シートを一対の加熱圧着ロールによって表面温度が全面的に170℃となるように加熱してポリオレフィン系ホットメルト接着剤を溶融させると共に積層シートにその厚み方向に圧縮力を加えた後、積層シートをその表面温度が40℃となるまで冷却したこと以外は実施例1と同様にして、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面にアルミニウムシートをポリオレフィン系ホットメルト接着剤を介して連続的に積層一体化して長尺状の厚みが4.2mmの複合板を得た。
変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面全面に誘電加熱ロールを用いてポリオレフィン系ホットメルト接着剤の代わりに130℃で厚み50μmにてポリエステル系ホットメルト接着剤(東亞合成社製 商品名「アロンメルトPES−111EE」)を積層一体化したこと以外は実施例1と同様にして厚みが3.3mmの複合板を得た。
ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂との混合物(ジーイープラスチックス社製 商品名「NORYL NLV025−111」、ポリフェニレンエーテル量:70重量%、ポリスチレン系樹脂量:30重量%)からなる変性ポリフェニレンエーテル系樹脂100重量部と粉末タルク0.55重量部を第一段目の押出機に供給したこと以外は実施例1と同様にして変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートを製造しようとしたが、押出機の内圧が高くなり過ぎてしまい変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートを製造することができなかった。
ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂との混合物(ジーイープラスチックス社製 商品名「NORYL NLV025−111」、ポリフェニレンエーテル量:70重量%、ポリスチレン系樹脂量:30重量%)7.1重量%及びポリスチレン(東洋スチレン社製 商品名「HRM−26」)92.9重量%からなる変性ポリフェニレンエーテル系樹脂(フェニレンエーテル成分:5重量%、スチレン成分:95重量%)100重量部と粉末タルク0.55重量部を第一段目の押出機に供給したこと以外は実施例1と同様にして厚みが2.8mmの複合板を得た。
第一押出機に供給した液状ブタンの量を変性ポリフェニレンエーテル系樹脂100重量部に対して3.5重量部とし、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの引取速度を7.3m/分としたこと以外は実施例1と同様にして厚みが3.9mmの複合板を得た。
両面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを積層一体化した変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートを巻き出し、この変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面全面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを介して厚みが0.2mmのアルミニウムシートを連続的に積層して積層シートとすると同時に、この積層シートを210℃に加熱した一対の加熱圧着ロール間に連続的に供給し、積層シートを一対の加熱圧着ロールによって表面温度が全面的に190℃となるように加熱してポリオレフィン系ホットメルト接着剤を溶融させると共に積層シートにその厚み方向に圧縮力を加えた後、積層シートをその表面温度が40℃となるまで冷却したこと以外は実施例1と同様にして複合板を製造しようとしたが、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートが収縮してしまい複合板を得ることができなかった。なお、得られた変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートは、190℃における二次発泡倍率が0.50倍であった。
両面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを積層一体化した変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートを巻き出し、この変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面全面にポリオレフィン系ホットメルト接着剤フィルムを介して厚みが0.2mmのアルミニウムシートを連続的に積層して積層シートとすると同時に、この積層シートを110℃に加熱した一対の加熱圧着ロール間に連続的に供給し、積層シートを一対の加熱圧着ロールによって表面温度が全面的に90℃となるように加熱してポリオレフィン系ホットメルト接着剤を溶融させると共に積層シートにその厚み方向に圧縮力を加えた後、積層シートをその表面温度が40℃となるまで冷却したこと以外は実施例1と同様にして複合板を製造しようとしたが、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面にアルミニウムシートが積層一体化せず、複合板を得ることができなかった。なお、得られた変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートは、90℃における二次発泡倍率が1.01倍であった。
変性ポリフェニレンエーテル系樹脂の代わりにポリスチレン(東洋スチレン社製 商品名「HRM−26」)を第一段目の押出機に供給したこと、第二段目の押出機に溶融状態のポリスチレンを連続的に供給して樹脂温度が155℃となるように調整したこと以外は実施例1と同様にしてポリスチレン発泡シートを得た。
変性ポリフェニレンエーテル系樹脂の代わりにポリプロピレン(ボレアレス社製 商品名「DAPLOY WB135」)を第一押出機に供給すると共に、気泡核剤として粉末タルクの代わりに化学発泡剤(大日精化社製 商品名「ファインセルマスターPO410K」)をポリプロピレン100重量部に対して0.01重量部の割合で第一段目の押出機に供給したこと、第一段目の押出機に圧入する液化ブタンの量をポリプロピレン100重量部に対して10重量部としたこと、第二段目の押出機に溶融状態のポリプロピレンを連続的に供給して樹脂温度が150℃となるように調整したこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン発泡シートを得た。
複合板の両面を目視観察し、複合板の両面の何れにも皺が発生していなかった場合を「○」、複合板の両面のうちの何れか一方又は双方の表面に皺が発生していた場合を「×」とした。
複合板の発泡シートからアルミニウムシートを剥離する際の剥離強度を下記の要領で測定した。得られた複合板からその押出方向に200mm、押出方向に直交する方向に20mmの短冊状の試験片を切り出す。
Claims (3)
- フェニレンエーテル成分が10〜60重量%、スチレン成分が40〜90重量%であり且つ坪量が210g/m2以下である変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの少なくとも一面に、ポリオレフィン系ホットメルト接着剤又はポリエステル系ホットメルト接着剤を含有し且つ厚みが10〜50μmであるホットメルト接着剤を介して金属シートが積層一体化されてなる複合板であって、
上記複合板は、ISO5660で規定される発熱性能試験方法に準拠した発熱性試験にて輻射熱照射開始から20分を経過するまでの間に測定される総発熱量が7.2MJ/m2以下であり、且つ建築物の内外装材、看板、又は車両の内装パネルとして用いられることを特徴とする複合板。 - 変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの坪量が104〜134g/m2であり、上記変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡シートの両面に、厚みが10〜50μmであるポリオレフィン系ホットメルト接着剤を介して、厚みが0.1〜0.5mmである金属シートが積層一体化されてなることを特徴とする請求項1に記載の複合板。
- 坪量が4kg/m2以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複合板。
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