JP5599135B2 - 難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物 - Google Patents

難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5599135B2
JP5599135B2 JP2007267357A JP2007267357A JP5599135B2 JP 5599135 B2 JP5599135 B2 JP 5599135B2 JP 2007267357 A JP2007267357 A JP 2007267357A JP 2007267357 A JP2007267357 A JP 2007267357A JP 5599135 B2 JP5599135 B2 JP 5599135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
polyphenylene ether
resin composition
mass
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007267357A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009096837A5 (ja
JP2009096837A (ja
Inventor
徹 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Chemicals Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Chemicals Corp filed Critical Asahi Kasei Chemicals Corp
Priority to JP2007267357A priority Critical patent/JP5599135B2/ja
Publication of JP2009096837A publication Critical patent/JP2009096837A/ja
Publication of JP2009096837A5 publication Critical patent/JP2009096837A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5599135B2 publication Critical patent/JP5599135B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、ポリフェニレンエーテル系樹脂と、シリコン樹脂微粒子表面にシリコン樹脂以外のポリマー成分が被覆した構造を有するコア−シェル型シリコン樹脂微粒子および芳香族燐酸エステル系難燃剤からなり、優れた流動性と耐熱性のバランスおよび、耐衝撃性、引張伸度、難燃性を有するポリフェニレンエーテル系樹脂組成物に関する。
ポリフェニレンエーテル系樹脂は軽量性、機械的物性、成形加工性、耐熱性、寸法安定性、電気特性等に優れるため、家電OA、事務機、情報機器、自動車分野等に広く用いられている。またこれらの用途の多くは同時に難燃性も要求されるケースがあるが、近年、難燃化規制の強化に伴って難燃強化技術はいっそう重要性を増している。特にコンピュータ、複写機等のOA機器やテレビおよびその周辺機器、ゲーム機等の家電製品分野で欠くことのできない特性の一つである。
従来、ポリフェニレンエーテル系樹脂における難燃性付与は、リン酸エステル系難燃剤の添加による方法が広く知られている。しかしこの方法で十分な難燃性を付与するためには比較的多量の添加が必要であり、そのため樹脂組成物の耐熱性低下が著しくなって、薄肉成形片の燃焼試験時に試験片が燃焼滴下する場合も少なくなく、その効果は必ずしも十分ではなかった。
アンダーライターラボラトリーズ規制によるUL燃焼試験(UL94)において樹脂が高い難燃レベルにランクづけされるには試験片がUL燃焼試験の過程で滴下しないことが重要であり、実際の火災時における延焼を防ぐためにも樹脂の滴下防止は重要な課題である。こうした要請をうけてスチレン系樹脂に代表されるある種の熱可塑性樹脂においては、燃焼時の樹脂の滴下を防ぐ目的でポリテトラフルオロエチレンやシリコン樹脂等の滴下防止剤を添加している(例えば特許文献1、2、3参照)。
しかしこれらは本来、樹脂との相溶性が劣るため、成形片表面にシルバーを発生させて成形品外観の低下や、機械的特性を低下させるなどの欠点があり必ずしも十分では無かった。そのため、より高度な要求には更なる改良が望まれていた。
特公昭59−36657号公報 特開昭60−13844号公報 特開平3−190958号公報
本発明は、難燃性および燃焼時の樹脂の滴下防止性に優れると共に、耐熱性と成形流動性、耐衝撃性、引張伸度、剛性等の物性バランスに優れた難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物に、耐熱性や機械物性を低下させずに、十分な難燃性および燃焼時滴下防止性を付与することを目的として鋭意検討した結果、シリコン樹脂微粒子表面にシリコン樹脂以外のポリマー成分が被覆した構造を有するコア−シェル型のシリコン樹脂微粒子を、芳香族リン酸エステル系難燃剤と併用して配合することによって、芳香族リン酸エステル系難燃剤を単独で用いるよりも難燃性および燃焼時滴下防止性が著しく改良され、更に、ダート衝撃強度や引張伸度等の靭性も、耐熱性や剛性を低下させることなく改良されることを見出して本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、以下の通りのものである。
1.ポリフェニレンエーテル10〜90質量%とスチレン系樹脂90〜10質量%からなるポリフェニレンエーテル系樹脂(A)100質量部と、シリコン樹脂微粒子表面にシリコン樹脂以外のポリマー成分の樹脂が被覆した構造を有するコア−シェル型シリコン樹脂微粒子(B)0.5〜20質量部を含有し、更に前記(A)成分と(B)成分の合計量100質量部に、芳香族燐酸エステル系難燃剤(C)5〜40質量部を含有してなり、組成物中において、前記(B)成分よりなる分散粒子の75%以上の個数が粒子径1000nm以下の凝集粒子として存在することを特徴とする、難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
2.前記(B)成分のシェルが熱可塑性樹脂であることを特徴とする、1.に記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
3.前記(B)成分のシェルが、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート樹脂のいずれかからなることを特徴とする、1.または2.に記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
4.前記(B)成分におけるシェル成分の比率が20〜45質量%の範囲内であることを特徴とする、1.〜3.のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
.前記(B)成分よりなる、組成物中における分散粒子の80%以上の個数が、粒子径1000nm以下の凝集粒子として存在することを特徴とする、1.〜.のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
.前記(A)成分の構成成分であるポリフェニレンエーテルが、2,6−ジメチルフェノール90〜70質量%と2,3,6−トリメチルフェノール10〜30質量%との共重合体であることを特徴とする、1.〜.のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
.前記(C)成分の芳香族燐酸エステル系難燃剤が、ビスフェノールA−ビス(ジフェニルホスフェート)であることを特徴とする、1.〜.のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
.前記(A)成分の構成成分であるポリフェニレンエーテルの一部または全部と、前記(B)成分の全部とを予め溶融混練した後、残りの成分を添加して最終組成物を作成することを特徴とする、1.〜.のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
.1.〜.のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物からなる成
形体。
本発明の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物は、特に耐衝撃性、難燃性、燃焼時滴下防止性が良好で、また耐熱性と成形時流動性とのバランス、成形品の表面潤滑性に優れることから、コンピュータ、複写機等のOA機器や、テレビおよびその周辺機器、ゲーム機等の家電製品部品用成形材料として有効に使用することができる。
本発明を更に詳細に説明する。
本発明の(A)成分を構成する、ポリフェニレンエーテルとは、次に示す一般式(1)を繰り返し単位とし、構成単位が一般式(1)の〔a〕または〔b〕からなる単独重合体、あるいは共重合体が使用できる。
Figure 0005599135
(式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲン、水素等の一価の残基であり、R5 ,R6 は同時に水素ではない)
ポリフェニレンエーテルの単独重合体の代表例としては、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジ−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−n−ブチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−イソプロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−1,4−フェニレン)エーテル等のホモポリマーが挙げられ、その中でもポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルが好ましい。
ポリフェニレンエーテル共重合体としては、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重合体、2,6−ジメチルフェノールとo−クレゾールとの共重合体あるいは2,3,6−トリメチルフェノールとo−クレゾールとの共重合体等、ポリフェニレンエーテル構造を主体としてなるポリフェニレンエーテル共重合体を包含する。その中でも、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重合体が好ましく、物性改良の観点から2,6−ジメチルフェノール95〜65質量%と2,3,6−トリメチルフェノール5〜35質量%とを共重合して得られたものがより好ましく、更には2,6−ジメチルフェノール90〜70質量%と2,3,6−トリメ
チルフェノール10〜30質量%とを共重合して得られたものが特に好ましい。
また、本発明のポリフェニレンエーテルには、本発明の主旨に反しない限り、他の種々のフェニレンエーテルユニットを部分構造として含んでいても構わない。これらフェニレンエーテルユニットとしては、例えば、特開平01−297428号公報及び特開昭63−301222号公報に記載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)−6−メチルフェニレンエーテルユニットや、2−(N−アルキル−N−フェニルアミノメチル)−6−メチルフェニレンエーテルユニット等が挙げられる。
また、ポリフェニレンエーテル樹脂の主鎖中にジフェノキノン等が少量結合したものも含まれる。
更に例えば、その一部または全部を不飽和カルボン酸或いはその官能的誘導体で変性した官能化ポリフェニレンエーテルで置き換えることも可能である。この場合、変性は不飽和カルボン酸やその官能的誘導体の中の1種により行われても良いし、2種以上の組み合わせによって行われても良い。
本発明の(A)成分を構成するポリフェニレンエーテルの重量平均分子量(Mw)は50000〜130000の範囲から選ばれる。好ましくは60000〜120000であり、より好ましくは85000〜110000の範囲である。十分な物性改良の観点から50000以上が望ましく、成形加工性の観点から130000以下が望ましい。
本発明における(A)成分を構成するポリフェニレンエーテルの使用形態は、重合後の乾燥粉体をそのまま使用しても良いが、取扱性や本願(B)成分の分散性、組成物の難燃性、耐衝撃性の向上の観点から予め、本願(B)成分全量と共に二軸押出機を用いて溶融混練後、他の成分を添加することが好ましい。(A)成分の一部または全部と(B)成分全部とを溶融混練した後に、残りのポリフェニレンエーテル、スチレン系樹脂や本願(C)成分の難燃剤等の添加剤成分を配合しても良いし、(A)成分と(B)成分のみを予め二軸押出機を用いて溶融混練後ペレット形状にしたものを使用して、最終組成物を作成しても良い。
本発明(A)成分を構成するポリフェニレンエーテルの還元粘度(クロロホルム溶媒で30℃にて測定)は0.45〜0.80の範囲が好ましく、より好ましくは0.50〜0.70の範囲にあることである。十分な機械物性と振動疲労特性発現の観点から0.45以上が好ましく、成形加工性の観点から0.80以下が好ましい。
本発明の(A)成分を構成するスチレン系樹脂とは、スチレン系化合物またはスチレン系化合物と共重合可能な化合物を、ゴム質重合体存在下または非存在下に重合して得られる重合体である。
スチレン系化合物とは、一般式〔2〕で表される化合物を意味する。
Figure 0005599135
(式中、Rは水素、低級アルキルまたはハロゲンを示し、Zはビニル、水素、ハロゲン及び低級アルキルよりなる群から選択され、pは0〜5の整数である。)
これらの具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、モノクロロスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチルスチレン等が挙げられる。また、スチレン系化合物と共重合可能な化合物としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル化合物類;無水マレイン酸等の酸無水物等が挙げられ、スチレン系化合物と共に使用される。また、ゴム質重合体としては共役ジエン系ゴムおよび共役ジエンと芳香族ビニル化合物のコポリマーまたはこれらの水添物あるいはエチレン−プロピレン共重合体系ゴム等が挙げられる。本発明のために好適なポリスチレン系樹脂は、ゴム質重合体成分で強化されたハイイインパクトポリスチレンであり、特にゴム質重合体成分が部分水添された部分水添ハイインパクトポリスチレンが好ましい。
本発明の(B)成分は、シリコン樹脂微粒子表面にシリコン樹脂以外のポリマー成分が被覆した構造を有するコア−シェル型シリコン樹脂微粒子である。微粒子の一次粒子径は60〜200nmの範囲であり、微粒子の一次粒子形状は真球または真球に近い球状である。
本発明(B)成分のコアを構成するシリコン樹脂は、ポリジメチルシロキサンないしそのメチル基の一部が水素、フェニル基、ハロゲン化フェニル基、ハロゲン化アルキル基、フルオロエステル基等の1種または2種以上で置換されたものなどが挙げられる。
本発明(B)成分のシェルを構成するポリマー成分は、例えば、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリアミドイミド、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート等の樹脂が挙げられる。中でも、熱可塑性樹脂が好ましく、特にスチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートが好ましい。シェルを構成するポリマー成分の、(B)成分全体に占める比率は10〜75質量%の範囲であり、好ましくは15〜55質量%、より好ましくは20〜45質量%の範囲から選ばれる。(B)成分微粒子の取扱性と(A)成分中への十分な混和性の観点から、10質量%以上が必要であり、十分な面衝撃性や難燃性改良の観点から75質量%以下であることが必要である。
本願の樹脂組成物中において、(B)成分は微粒子同士が互いに溶着した凝集粒子の状態で多くが存在するが、(B)成分よりなる、組成物中におけるドメイン(分散粒子)の75%以上の個数が、粒子径1000nm以下の凝集粒子として存在することが望ましい。その凝集粒子径の好ましい範囲は100〜1000nmの範囲内であり、より好ましくは200〜800nmの範囲内である。十分な難燃性と耐衝撃性の改良の観点から、その凝集粒子の75%以上、好ましくは80%以上の個数が粒子径1000nm以下であることが望ましい。
本願樹脂組成物中における、(B)成分よりなる凝集体の確認は、樹脂組成物成型品の、透過型電子顕微鏡(TEM)による拡大観察によって可能である。また本願における、(B)成分よりなる凝集粒子の個々の粒子径は、電子顕微鏡写真から求めた分散粒子の長径と短径の相加平均をもって示したものであり、粒子径1000nm以下の凝集粒子個数の定量は、電子顕微鏡写真の凝集粒子50〜200個が存在する範囲より、個々の粒子径を測定することによって求めることが可能である。
本発明(C)成分である芳香族リン酸エステル系難燃剤は、例えばトリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、ジキシレニルフェニルホスフェート、ヒドロキシノンビスホスフェート、レゾルシノールビスホスフェート、ビスフェノールAビスホスフェート、ビスフェノールA−ビス(ジフェニルホスフェート)等が挙げられる。本発明(C)成分の芳香族リン酸エステル系難燃剤と本発明(B)成分のコア−シェル型シリコン樹脂微粒子を併用することによって、本発明の樹脂組成物は耐衝撃性と難燃性および燃焼時滴下防止性が著しく改良される。耐熱性と成形流動性とのバランス、耐衝撃性改良、難燃性および燃焼時滴下防止性改良の観点から、本発明(C)成分の中でも特にビスフェノールA−ビス(ジフェニルホスフェート)が好ましい。
本発明の(A)成分を構成するポリフェニレンエーテルの配合量は、ポリフェニレンエーテルとスチレン系樹脂とから成る(A)成分全体に対して、10〜90質量%の範囲より選ばれ、好ましくは20〜90質量%、より好ましくは40〜80質量%の範囲より選ばれる。機械物性および難燃性改良の観点から10質量%以上が望ましく、成形加工性の観点から90質量%以下の配合が望ましい。尚、本願発明の燃焼時滴下防止性の効果は、上記(A)成分において、ポリフェニレンエーテルの配合量が比較的少い範囲において顕著である(実施例1〜2、比較例1〜2参照)。
本発明の(B)成分であるコア−シェル型シリコン微粒子の配合量は、本発明(A)成分100質量部に対して、0.5〜20質量部の範囲より選ばれ、好ましくは1〜15質量部、より好ましくは1〜8質量部の範囲より選ばれる。耐衝撃性および難燃性および燃焼時滴下防止性改良の観点から0.5質量部以上の配合が望ましく、混和性および、良好な成形品外観保持の観点から20質量部以下の配合が望ましい。
本発明の(C)成分である芳香族リン酸エステル系難燃剤の配合量は、本発明(A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して、5〜40質量部の範囲より選ばれ、好ましくは8〜25質量部、より好ましくは8〜20質量部の範囲より選ばれる。
本発明の樹脂組成物には必要に応じて、ガラス繊維、ガラスフレーク、マイカ、タルク、クレイ等の無機質充填剤や、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤等の安定剤類や着色剤、離型剤等も添加することができる。本発明の組成物の調整方法は特に限定されるものではないが、樹脂組成物を大量に安定して製造するには単軸または二軸の押出機が好適に用いられる。
本発明樹脂組成物を用いて成形する場合、特に成形法に制限は無いが、射出成形、押出成形、真空成形、圧空成形など既に広く知られた成形法が好適に用いられる。
本発明について、実施例に基づき以下具体的に説明する。本発明がこれらの例によって何ら限定されるものではない。尚、以下の実施例、比較例で用いる部は質量部である。
実施例および比較例中の各測定値は以下の方法によって求めた。
(1)ポリフェニレンエーテルの還元粘度(ηsp/c)の測定
重合体を0.5g/dlのクロロホルム溶液として、30℃においてウベローデ粘度計を用いて測定した。単位はdl/gで表す。
(2)荷重たわみ温度(HDT)
ASTM D648に従い、厚み0.64cmの試験片を用いて荷重18.6kg/cmで測定した。
(3)流動性(MI)
(株)東洋精機製作所製のメルトインデクサーP−111を用いて、250℃、10kg荷重にてメルトインデックスを測定した。
(4)ノッチ付きアイゾッド衝撃値(IZOD)
ASTM D256に基づき23℃にて測定した。
(5)落錘衝撃強度(面衝撃性)(ダート)
50mm×90mm×2.5mm(厚さ)の平板を用い、(株)東洋精機製作所製の落錘グラフィックインパクトテスターにより、23℃における破壊時の全吸収エネルギー(J)を測定した。
(6)引張強度、引張破断伸び
ASTM D638による引張試験法に基づいて23℃で測定した。
(7)曲げ強度、曲げ弾性率
ASTM D790による曲げ試験法に基づいて三点曲げ試験を23℃で測定した。
(8)難燃性
1.6mm厚みのタンザク試験片を用いて、UL−94試験法に基づいて測定した。
(9)成形品の表面外観
50mm×90mm×2.5mm(厚さ)の平板試験片の表面外観を目視で判定した。問題ないものを○、シルバー発生等問題あるものを×、で判定した。
(10)凝集粒子の定量
樹脂組成物の超薄切片の電子顕微鏡写真を撮り、(B)成分よりなる凝集粒子の長径と短径の相加平均を粒子径として、凝集粒子50〜200個の個々の凝集粒子径から、1000nm以下の粒子径個数の割合を定量した。
原材料1 ポリフェニレンエーテル(I)
(I−1)還元粘度(クロロホルム、30℃)0.51dl/gのポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル(商品名:S201A、旭化成ケミカルズ社製)。
(I−2)ポリフェニレンエーテル共重合体(2,3,6−トリメチルフェノール30質量%配合、スラリー析出重合品)の作成および調整
重合槽低部に酸素ガス導入のためのスパージャー、攪拌タービン翼およびバッフル、重合槽上部のベントガスラインに還流冷却機を備えた20リットルのジャケット付き重合槽に1000ml/minの流量で窒素ガスを吹き込みながら、2.163gの塩化第二銅2水和物、9.263gの36%塩酸、82.628gのN,N,N’,N’−テトラメチルプロパンジアミン、62.324gのジ−n−ブチルアミン、2529gのn−ブタノール、1089gのメタノール、7586gのキシレン、224gの2,6−ジメチルフェノール、96gの2,3,6−トリメチルフェノールを入れ、均一溶液となり、かつ反応機の内温が40℃になるまで攪拌した。また貯蔵槽に窒素ガス導入のためのスパージャー、攪拌タービン翼およびバッフル、貯蔵槽上部のベントガスラインに還流冷却器を備えた8リットルの貯蔵槽に、400ml/minの流量で窒素ガスを吹き込みながら1440gのメタノール、2016gの2,6−ジメチルフェノール、864gの2,3,6−トリメチルフェノールを入れ、均一溶液となるまで攪拌し、(B)混合溶液とした。次いで、激しく攪拌した重合槽へ2000Nml/minの流量で酸素ガスをスパージャーより導入を始めると同時に、貯蔵槽から送液ポンプを用い、(B)混合溶液を33.8g/minの速度で逐次添加した。285分通気し、反応機の内温が40℃になるようにコントロールしながら重合した。なお、酸素ガスを供給開始126分後に共重合体が析出しスラリー状の形態を示した。重合終結時の重合液の形態は沈殿析出重合である。酸素ガスの通気をやめ、重合混合物にエチレンジアミン四酢酸3カリウム塩(同仁化学研究所製試薬)の50%水溶液を23.0g添加して60分間、重合混合物を攪拌し、次いでハイドロキノン(和光純薬社製試薬)を少量ずつ添加し、スラリー状のポリフェニレンエーテル共重合体が白色となるまで攪拌を続けた。反応機の内温は40℃になるようコントロールした。その後、前記I−2と同様の後処理を行なった後、140℃で240分乾燥して、還元粘度(クロロホルム、30℃)0.51dl/gのポリフェニレンエーテル共重合体の粉体を得た。
原材料2 コア−シェル型シリコン微粒子(II)
(II−1)シェル層がポリメチルメタクリレート樹脂からなるシリコン微粒子(商品名:ジェニオパールP22、旭化成ワッカーシリコン社製、シェル/コア比=35/65質量%、一次粒子径:100〜150nm)
原材料3 ポリスチレン(III)
(III−1)ハイインパクトポリスチレン(商品名:PS6200、米国ノバケミカル社製)
(III−2)ゼネラルパーパスポリスチレン(商品名:スタイロン660、米国ダウケミカル社製)
原材料4 芳香族リン酸エステル系難燃剤(IV)
(IV−1)ビスフェノールA−ビス(ジフェニルホスフェート)(商品名:CR−741、大八化学工業社製)
(IV―2)トリフェニルホスフェート(商品名:TPP、大八化学工業社製)
[実施例1]
ポリフェニレンエーテル(I−1)36部、コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)3部とを、独国Werner&Pfleiderer社製、バレル数10、スクリュー径25mmのZSK25二軸押出機(ニーディングディスクL:2個、ニーディングディスクR:6個、ニーディングディスクN:2個を有するスクリューパターン)の最上流部(トップフィード)から供給し、途中のバレル6からハイインパクトポリスチレン(III−1)47部とゼネラルパーパスポリスチレン(III−2)5部とをサイドフィードして、更に途中のバレル9から芳香族リン酸エステル系難燃剤(IV−1)9部を、液添用ノズルを用いてフィードして、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数250rpm、ベント真空度60Torrで溶融混練して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−1に示す。
[実施例2]
ポリフェニレンエーテル(I−1)30部、コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)3部とを、実施例1で用いた二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給し、途中のバレル6からハイインパクトポリスチレン(III−1)41部とゼネラルパーパスポリスチレン(III−2)16部とをサイドフィードして、更に途中のバレル9から芳香族リン酸エステル系難燃剤(IV−1)10部を、液添用ノズルを用いてフィードして、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数250rpm、ベント真空度60Torrで溶融混練して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−1に示す。
[実施例3]
ポリフェニレンエーテル(I−1)69部、コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)1.5部とを、実施例1で用いた二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給し、途中のバレル6からハイインパクトポリスチレン(III−1)18.5部とゼネラルパーパスポリスチレン(III−2)2部とをサイドフィードして、更に途中のバレル9から芳香族
リン酸エステル系難燃剤(IV−1)9部を、液添用ノズルを用いてフィードして、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数250rpm、ベント真空度60Torrで溶融混練して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−1に示す。
[実施例4]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)を1.5部から3部に増やして、ハイインパクトポリスチレン(III−1)を18.5部から17部に減らした以外は、実施例3の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−1に示す。
[実施例5]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)を1.5部から6部に増やして、ハイインパクトポリスチレン(III−1)を18.5部から14部に減らした以外は、実施例3の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−2に示す。
[実施例6]
ポリフェニレンエーテル(I−1)を、(I−2)に替えた以外は、実施例5の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−2に示す。
[実施例7]
ポリフェニレンエーテル(I−1)69部、コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)6部とを、実施例1で用いた二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給し、途中のバレル6からハイインパクトポリスチレン(III−1)17部とゼネラルパーパスポリスチレン(III−2)2部と、芳香族リン酸エステル系難燃剤(IV−2)6部とをサイドフィードして、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数250rpm、ベント真空度60Torrで溶融混練して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−2に示す。
[比較例1]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)3部を抜いて、その分、ハイインパクトポリスチレン(III−1)47部を50部に増やした以外は、実施例1の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−3に示す。
[比較例2]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)3部を抜いて、その分、ハイインパクトポリスチレン(III−1)41部を44部に増やした以外は、実施例2の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−3に示す。
[比較例3]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)1.5部を抜いて、その分、ハイインパクトポリスチレン(III−1)18.5部を20部に増やした以外は、実施例3の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−3に示す。
[比較例4]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)6部を抜いて、その分、ハイインパクトポリスチレン(III−1)14部を20部に増やした以外は、実施例6の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−3に示す。
[比較例5]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)6部を抜いて、その分、ハイインパクトポリスチレン(III−1)17部を23部に増やした以外は、実施例7の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−4に示す。
[比較例6]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)6部を、スチレン−ブタジエン共重合体水素添加物(商品名:タフテックH1272、旭化成ケミカルズ社製、結合スチレン量約35%)6部に替えた以外は、実施例5の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−4に示す。
[比較例7]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)6部を、シリコンガム(商品名:ジェニオプラストペレットS L5−4、旭化成ワッカーシリコン社製)6部に替えた以外は、実施例5の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−4に示す。
[比較例8]
コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)6部の添加位置を、二軸押出機の最上流部(トップフィード)からバレル6のサイドフィードに変更した以外は、実施例5の操作を繰り返して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−4に示す。
[比較例9]
ポリフェニレンエーテル(I−1)51部を、実施例1で用いた二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給し、途中のバレル6からハイインパクトポリスチレン(III−1)24.5部とゼネラルパーパスポリスチレン(III−2)24.5部とをサイドフィードして、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数250rpm、ベント真空度60Torrで溶融混練して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−4に示す。
[比較例10]
ポリフェニレンエーテル(I−1)51部、コア−シェル型シリコン微粒子(II−1)3部とを、実施例1で用いた二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給し、途中のバレル6からハイインパクトポリスチレン(III−1)21.5部とゼネラルパーパスポリスチレン(III−2)24.5部とをサイドフィードして、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数250rpm、ベント真空度60Torrで溶融混練して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物の物性試験結果を表−4に示す。
Figure 0005599135
Figure 0005599135
Figure 0005599135
Figure 0005599135
本発明の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物は、難燃性および燃焼時の樹脂の滴下防止性に優れると共に、耐熱性と成形流動性、耐衝撃性、引張伸度、剛性等の物性バランスに優れるため、家電OA、事務機、情報機器、自動車分野等、特にコンピュータ、複写機等のOA機器やテレビおよびその周辺機器、ゲーム機等の家電製品分野において有効に使用することが可能である。

Claims (9)

  1. ポリフェニレンエーテル10〜90質量%とスチレン系樹脂90〜10質量%からなるポリフェニレンエーテル系樹脂(A)100質量部と、シリコン樹脂微粒子表面にシリコン樹脂以外のポリマー成分の樹脂が被覆した構造を有するコア−シェル型シリコン樹脂微粒子(B)0.5〜20質量部を含有し、更に前記(A)成分と(B)成分の合計量100質量部に、芳香族燐酸エステル系難燃剤(C)5〜40質量部を含有してなり、組成物中において、前記(B)成分よりなる分散粒子の75%以上の個数が粒子径1000nm以下の凝集粒子として存在することを特徴とする、難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
  2. 前記(B)成分のシェルが熱可塑性樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
  3. 前記(B)成分のシェルが、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート樹脂のいずれかからなることを特徴とする、請求項1または2に記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
  4. 前記(B)成分におけるシェル成分の比率が20〜45質量%の範囲内であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
  5. 前記(B)成分よりなる、組成物中における分散粒子の80%以上の個数が、粒子径1000nm以下の凝集粒子として存在することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
  6. 前記(A)成分の構成成分であるポリフェニレンエーテルが、2,6−ジメチルフェノール90〜70質量%と2,3,6−トリメチルフェノール10〜30質量%との共重合体であることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
  7. 前記(C)成分の芳香族燐酸エステル系難燃剤が、ビスフェノールA−ビス(ジフェニルホスフェート)であることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物。
  8. 前記(A)成分の構成成分であるポリフェニレンエーテルの一部または全部と、前記(B)成分の全部とを予め溶融混練した後、残りの成分を添加して最終組成物を作成することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造方法。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載の難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物からなる成形体。
JP2007267357A 2007-10-15 2007-10-15 難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物 Active JP5599135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007267357A JP5599135B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007267357A JP5599135B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009096837A JP2009096837A (ja) 2009-05-07
JP2009096837A5 JP2009096837A5 (ja) 2010-09-16
JP5599135B2 true JP5599135B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=40700158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007267357A Active JP5599135B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5599135B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018028061A (ja) * 2016-08-10 2018-02-22 旭化成株式会社 樹脂組成物及び成形体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU8671075A (en) * 1974-12-06 1977-05-26 Gen Electric Flame retardant, non-dripping composition of polyphenylene ether and acrylonitrile - butadiene-styrene
JPH04268370A (ja) * 1991-02-25 1992-09-24 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JPH0827373A (ja) * 1994-07-13 1996-01-30 Nippon G Ii Plast Kk ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JP3689984B2 (ja) * 1996-06-11 2005-08-31 Jsr株式会社 熱可塑性樹脂組成物
JP2000248143A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Denki Kagaku Kogyo Kk 難燃性樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009096837A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8367755B2 (en) Thermoplastic resin composition, and molded product and sheet comprising the composition
EP0767204B1 (en) Flame-retardant resin composition
JP5196630B2 (ja) ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物の製造方法
US6258881B1 (en) Polyphenylene ether resin composition
CN112239592B (zh) 聚苯醚系树脂组合物
JP6827783B2 (ja) 樹脂組成物
JP4219454B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JP5473242B2 (ja) ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JP5599135B2 (ja) 難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物
JP5455289B2 (ja) 難燃性着色樹脂組成物の製造方法
KR100727693B1 (ko) 난염제 조성물 및 제품
CN110746762B (zh) 聚苯醚系树脂组合物和成型体以及燃烧时间的波动的改善方法
JP2008101200A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
CN109912957B (zh) 树脂组合物、树脂组合物的制造方法以及成型体
JP4497632B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
US10253179B2 (en) Polyphenylene ether resin composition and molded article and method for producing polyphenylene ether resin composition
JP3745121B2 (ja) ポリフェニレンエーテル樹脂組成物
JP2002146037A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂ブレンド物の製造方法
JP4577736B2 (ja) 難燃化樹脂組成物
JP3923763B2 (ja) ポリフェニレンエーテル系難燃樹脂組成物
JP3048432B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP4402257B2 (ja) ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JP3716496B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JP4402255B2 (ja) ポリエーテル樹脂組成物
JP2024010606A (ja) 強化ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物及び自動車周辺部品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140812

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5599135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350