JP5599091B2 - 1−ヘキセン、1−ドデカン及び1−テトラデセンを含む混合物を用いることにより製造される高粘度ポリアルファオレフィン(polyalphaolefin) - Google Patents

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Description

本発明は高粘度のポリアルファオレフィン(PAO)を製造する方法を対象とする。
本発明により製造される製品は特に潤滑剤基油として有用である。
PAOは潤滑油市場において重要な炭化水素潤滑油を含む。これらの材料の製造には米国特許第4,956,122号及びそこに引用される特許文献に記載されるようにエチレンとプロピレン又はプロピレンより炭素数の多いオレフィンとの共重合体を含む低級オレフィンポリマーも使用されるが、通常、1-オクテンから1-ドデセン、好ましくは1-デセンなどのα-オレフィンを触媒オリゴマー化(低分子量製品に重合)することにより製造する。得られるPAO製品は100℃において、粘度2cStの高流動性の流体から粘度100cStを超える高分子量の粘着性物質まで広い範囲の異なる粘度を有する。
PAOは一般的にAlCl3またはBF3などの触媒存在下でオレフィンを重合することにより製造される。PAO潤滑油の製造方法は多くの特許文献、例えば、米国特許第3,149,178;3,382,291;3,742,082;3,780、128;4,172,855;4,956,122号に開示されている。
高粘度のPAO(本明細書では、ASTM D 445により測定され、100℃において、20cStより大きい動的粘度を有するPAOと定義する)は通常、線状アルファオレフィンをカチオンオリゴマー化することにより製造する。1-デセンはオリゴマー化に好ましいオレフィンである。PAOはまた1-オクテン及び1-ドデセンを含むか1-デセン及び1-ドデセンを含むオレフィン混合物により製造される。
AlCl3により触媒され、オレフィンのオリゴマー化により製造される高粘性のPAOは例えば、ExxonMobil Chemical Companyから何年も前から商業的に購入できるようになった。これらPAOは1-デセンから、または1-オクテン、1-デセン及び/または1-ドデセンを含む混合物から製造される。オレフィン混合物をオリゴマー化する際は、流動点、粘度及び外観など望ましい低温物性を有するPAOを生成するために成分を注意深く制御する必要がある。通常、1-デセンより分子量の大きいオレフィンを使用する場合、流動点の高いPAOが生成される。従って、オレフィン混合物をオリゴマー化する場合、一般に低分子量オレフィン及び高分子量オレフィン(1-デセンに対して)を組み合わせて利用する。
米国特許4,533,782は、化学式RnAlX3-nで表されるアルミニウム化合物及び化学式R’X(両化学式においてXはハロゲン化物である)で表される化合物からなる触媒を用いて、カチオン重合可能な線状または分岐C3〜C14の1-オレフィンを含むモノマーを、溶液中で重合するカチオン重合を対象とする。
米国特許5,196,635は有機溶媒中でハロゲン化アルミニウムとプロトン供与体を反応させることにより生成される、C6〜C20直鎖アルファオレフィンのオリゴマー化に有用な触媒の使用について開示する。
米国特許6,646,174は、1-ドデセン及び1-デセンをオリゴマー化し、100℃で4cSt〜6cStの動的粘度及び130〜145の粘度指数及び-60℃〜-50℃の流動点を有するPAOを生成する方法を教示する。
米国特許6,686,511は少なくとも四つのステップからなる潤滑剤基油を製造する方法について開示する。この方法はオレフィン原料を第一の分離器で分画するステップ、第一の生成物を生成するために軽質オレフィン(light olefin)画分と第一のオリゴマー化触媒を第一のオリゴマー化ゾーンで接触させるステップ及びこの反応物を第二のオリゴマー化ゾーンで中質オレフィン(medium olefin)画分及びオリゴマー化触媒と接触させ、第二の生成物を生成するステップを含む。
米国特許6,395,948は有機希釈剤の不存在下で、デセンまたはドデセンを用いて高粘度のPAOを製造するために、一般式Q+Aで表される酸性イオン性液体オリゴマー化触媒を使用する方法について開示する。米国出願2002/0128532及び2004/0030075も参照されたい。
JP1095108はルイス酸及びアルキルシクロヘキサンを用いてオレフィンオリゴマーを製造する方法について開示する。
RU2212936は活性アルミニウム及び共触媒の有機ハロゲン化物RXを含む触媒を用いるオレフィンのカチオンオリゴマー化を対象とする。ここで、Rは一級アルキル、二級アルキル、または三級アルキル、アリル、ベンジル、アセチル、またはベンゾイル及びXは塩素、臭素、またはヨウ素を示す。
他に、WO99/38938及び米国特許第6,706,828及び6,713,582なども興味深い。
現行の研究では、産業用潤滑油として相応しい、適当な低温性能を有する高粘性PAOを得るための実用的な方法につながるオレフィン/オレフィン混合物の選択肢に十分な融通性を提供することができない。
本発明者らは驚くことに、ヘキセン/ドデセン/テトラデセン(C6/C12/C14)を含む線状アルファオレフィン混合物から優れた低温性能を有する高粘性PAOを生成する方法を見出した。
発明の概要
本発明者らは下記のオリゴマー化方法を発見した。ヘキセン/ドデセン/テトラデセン(C6/C12/C14)を含む線状アルファオレフィン(LAO)の混合物、選択的にはさらにC8またはC10を含む混合物、例えば、ヘキセン/オクテン/ドデセン/テトラデセン(C6/C8/C12/C14)又はヘキセン/デセン/ドデセン/テトラデセン(C6/C10/C12/C14)を反応容器に同時供給し、この混合物と同時供給される塩化アルミニウム・水複合体の存在下で混合物をオリゴマー化し、100℃で20cSt〜100cStの見かけ粘度(nominal viscosity)を有するポリアルファオレフィン(polyalphaolefin)を生成する。この生成物は特に潤滑剤基油として有用である。
一つの実施形態において、ヘキセン/ドデセン/テトラデセン又は1-ヘキサン/1-デセン/1-ドデセン/1-テトラデセン又はヘキセン/オクテン/ドデセン/テトラデセン混合物をオリゴマー化し、望ましい低温物性、例えば、低流動点を有する、100℃(ASTM D-445)で20cSt〜100cStの見かけ粘度を有する高粘性のPAOを生成することができる。
一つの実施形態において、オレフィン及び触媒の混合物は第一の反応器に導入され、部分的に反応し、生成した生成物は、第二の反応器に導入され、反応を完成する。さらに、他の実施形態において、このプロセスは連続して三つの反応器を利用して反応を完成させる。
他の実施形態では、この方法により溶媒不存在下で、100℃において40cStの粘度を有するPAOが生成され、また、他の実施形態では、この方法により溶媒存在下で、100℃において100cStの粘度を有するPAOが生成された。さらに、他の実施形態では、本発明により作られる高粘度PAOは1200〜4000の数平均分子量を有する。
下記の詳細な説明、実施例及び請求範囲に記載の請求項を参照することにより、これら及び他の実施形態、目的、特徴及び利点などが明確になると考えられる。
詳細な説明
本発明は、1-ヘキセン/1-ドデセン/1-テトラデセン、選択的にさらに1-オクテンまたは1-デセンを含む線状アルファオレフィンの混合物(例えば、1-ヘキサン/1-デセン/1-ドデセン/1-テトラデセンまたは1-ヘキサン/1-オクテン/1-ドデセン/1-テトラデセンの混合物)から製造されるPAOを対象とする。一つの実施形態において、本発明によるLAO混合物はハロゲン化アルミニウムと水の複合体を用いることによりオリゴマー化され、100℃(ASTM D-445)において40cSt〜100cStの動的粘度を有する高粘性のPAOを生成する。生成されたPAOは、一つの実施形態において、望ましい低温物性、例えば、低流出点を有する。
語句「ヘキセン、1-ドデセン、1-テトラデセンを含む線状アルファオレフィン(または“LAO”)」は本明細書で「1-ヘキセン/1-ドデセン/1-テトラデセン」または、“C6/C12/C14”と表すこともある。これらは同じ意味を持つ。同じく、このことは、1-ヘキセン/1-デセン/1-ドデセン/1-テトラデセンまたは1-ヘキセン/1-オクテン/1-ドデセン/1-テトラデセンのLAO混合物にも適用する。
実施形態において、本発明によるプロセスは、線状アルファオレフィンの混合物を触媒と同時に供給することを含む。触媒はLAOをPAOに重合する、いずれの知られている触媒、例えば、AlCl3でもよい。好ましくは、触媒は水などのプロトン供与体及びハロゲン化アルミニウムを含む複合体、好ましくは塩化アルミニウム1モル当りに0.5モルの水を含む三塩化アルミニウム・水の複合体である。単一反応器または多段反応器において、反応はバッチ、半バッチ、または連続反応でもよい。好ましい実施形態において、触媒及び線状アルファオレフィン(LAO)の混合物は第一のオリゴマー化反応器に供給され、部分的に反応し、続いて第二のオリゴマー化反応器に導入され、そこで反応が完了するまで反応を継続するか、または反応が一段進んだ後、触媒、線状アルファオレフィン及びオリゴマーの混合物はさらに第三のオリゴマー反応器に導入され、反応を完了する。他にも、オリゴマー化反応器を追加して用いることができる。反応器中の気相には他の成分とともに塩化水素が含まれる。代わりに、塩化水素を単独に反応器に注入することもできる。
反応域は、LAO供給物のオリゴマー製品を生成するために、適切な反応条件を維持し、制御することを意味するものであれば、当業者に知られているいかなる反応器でもよい。C6/C12/C14及び触媒の混合物を含むLAO供給物は第一反応域に別々または同時に導入されてもよい。供給物と触媒を混合して密接に接触させるために、各反応器に混合機または攪拌器を備えることが好ましい。さらに好ましい実施形態において、連続攪拌槽反応器(CSTR)は連続して使用される。CSTRの操作方法は当技術分野で周知である。また、一つの実施形態においては、未反応モノマーは再利用されないが、他の実施形態においては、未反応モノマーを再利用することができる。
有効量の触媒を供給する。本発明の開示内容を理解する当業者は必要以上の実験をすることなく、有効量を決めることができる。一つの好ましい実施形態において、触媒の濃度は全反応物質量(モノマー、触媒、希釈剤及び/または他の選択的成分)の0.5〜4wt%である。少量の芳香族化合物の添加はLAOのオリゴマー化を促進することがこの分野で知られている。下記の100cStの実施例において、供給物中には0.5wt%のキシレンが存在する。特に規定がなければ、供給物の量は重量パーセント(wt%)を示す。従って、C6/C12/C14供給物において、"25/25/50"は25wt%のC6オレフィン、25wt%のC12オレフィン、及び50wt%のC14オレフィンを示す。
反応条件とはモノマーを所望の製品へ有効に転化する条件である。このような条件も、本発明を理解する当業者は、必要以上の実験をすることなく決めることができる。好ましい実施形態において、反応温度は約80〜140°F(約26℃〜60℃)で、第一反応器における残留時間は約1.5〜3時間、第二反応器を利用する場合、残留時間は1.5〜2時間である。第三反応器を利用する場合、残留時間は通常10分〜1時間である。反応は特に圧力に依存することなく、低圧で操作するのが最も経済的であり、およそ大気圧から約50psiaで操作するのが好ましい。
一つの実施形態において、溶媒は使用されない。他の実施形態においては、好ましくは、C5〜C19パラフィン系炭化水素などの流体、好ましくは、ExxonMobil Chemical Company, Baytown, TXから購入できる主にC12脂肪族化合物を含む脂肪族炭化水素(パラフィン系)溶剤であるNorparTM 12などのC6〜C13パラフィン系流体から選ばれる不活性希釈剤が用いられる。
反応生成物は一般にC20~C24ニ量体、C30〜C36三量体、C40〜C48四量体、C50〜C60五量体、及びC60+多量体(C60+heavies)を含む。
反応混合物を蒸留して未反応の単量体及び二量体を取り除く。好ましい実施形態において、得られる生成物を通常水素化し、飽和オリゴマーを生成し、望ましい粘性を有する製品、例えば、100℃で40cSt〜100cStの粘度を有する製品を得る。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、他の方法及びその方法により生成される生成物と比較するために提供するものである。本発明では様々な変更及び変化が可能であるが、これらは本発明の請求範囲内のものであると考えられる。本明細書に特定的に記述される実施形態以外の他の形態も実施可能である。
反応はモーター駆動の攪拌器及びバッフルを装着した、ジャケット付き5Lの円形底面三つ口フラスコ(反応器)用いて行った。反応温度を制御するために、ポンプを用いて冷水をジャケット中で循環させた。約2千グラムのLAOを供給用ビュレットに加えた。100cStのPAOの場合、オレフィン混合物にNorpar(登録商標)12 Fluidを加え、オリゴマー化中の混合及び伝熱を改善した。40cStのPAOの場合は、希釈剤を加えなかった。ポンプを利用してLAOを制御速度で供給した。オリゴマー化する前に、反応器を乾燥窒素で乾燥、パージし、水分を取り除いた。反応中にも少量の窒素で反応器を連続的にパージした。望ましい量のAlCl3触媒、即ち、供給物の0.8 重量%〜4.0重量%のAlCl3を予め測り、密閉ガラス小瓶に入れ、保管した。AlCl3は多くの供給源から入手できる。以下に用いられるAlCl3はGulbrandsen Chemicalsから購入した。本発明においては、AlBr3など他のカチオンオリゴマー化触媒も有効である。AlCl3触媒を使用する場合、本発明者らは粒子サイズが小さい微粒子の触媒を用いる程、より少量の触媒で足りることを発見した。
オリゴマー化開始時に、ジャケット中に冷水を流し且つ強く攪拌しながらオレフィン混合物をフラスコに15分間注入した。ガラス小瓶中のAlCl3触媒を反応器に加え、一定量のDI(脱イオン)水を長い注射針を用いてフラスコに注入した。注入されたDI水の量は1モルのAlCl3に対し0.5モルに相当する。上記供給物を連続的に2〜5時間反応器に供給した。必要量の触媒及びDI水を15分おきに添加した。オリゴマー化反応はオレフィン及び触媒添加後、更に1〜3時間進行させた。反応は30℃〜60℃で行われた。
反応器の反応物を45℃〜80℃で、同じ体積の苛性溶液(5重量%水酸化ナトリウム水溶液)に加えることにより反応を中止した。続いて、反応中止後の反応物を45℃〜80℃の温水で二回洗浄した。水相から粘性のオイルを分離し、水、未反応の単量体及び二量体(及び存在する場合、溶剤)を除くために蒸留した。蒸留における物質収支解析からオレフィン転化率は98〜99%と示された。粘性オイルを加熱して脱塩素化し、Pd触媒を用いて水素化した。
以下述べる各実施例において、100℃及び40℃における動的粘度をASTM D-445に従い、それぞれの温度で測定した。流動点はASTM D-97により測定し、粘度指数(VI)はASTM D-2270により測定した。数平均分子量は屈折率(DRI)検出器を備えたWater 150ゲル透過クロマトグラフを用いてゲル透過クロマトグラフィーにより測定した。数値解析は市販のゲル透過クロマトグラフィー用標準ソフトウェアパッケージを用いて行った。
実験は異なる分子量のオレフィン、異なる割合のオレフィンを有する供給物を用いて異なるオリゴマー化条件で行われた。オリゴマー化は半バッチ方式(オレフィン供給物及び触媒を連続的に反応器に添加後、一定時間保持)及び連続攪拌槽反応器方式の両方の方式により実施された。
C6/C12/C14から生成される40cSt PAO 従来のオレフィン供給物(1-デセンまたは1-オクテン/1-ドデセン)より生成される市販のPAOの物理的特性データを実施例1及び実施例2として以下の表に示す。この方法により-42℃の流動点を有する製品が得られた。55/45wt%のC10/C12オレフィン混合物を用いるオリゴマー化では、上記市販のPAOと同じ流動点(実施例3)を有するPAOが得られた。実施例4に示されるように供給物中における1-ドデセンの含量を50%まで増加した場合も、同様な流動点が得られた。実施例5により証明されるように、C12オレフィンだけを用いるオリゴマー化実験において、PAOの流動点は-33℃まで向上し、粘度指数VIも高めであった。50/50(wt%)のC12/C14オレフィン混合物を用いた場合、流動点は更に-21℃まで上昇した(実施例6)。
1-ヘキセン/1-テトラデセンを用いてオリゴマー化した場合、望ましくない-36℃(実施例8~9)以上の高流動点または147(実施例7〜8)より低い粘度指数を有する産物が生成された。50/50の1-ヘキセン/1-ドデセンを用いる実験においては、粘度指数が133(実施例10)の非常に低粘度の産物が生成された。驚くことに、1-ヘキセン/1-ドデセン/1-テトラデセン(実施例11〜19)を用いてオリゴマー化した場合、VI及び流出点(実施例13〜18)を含む適当な物理的性質を有するいくつの40cSt PAO製品が生成された。従って、C6/C12/C14のオレフィンブレンドを用いることにより望ましい性質を有する40cSt PAO製品が得られることが明らかになった。
Figure 0005599091
C6/C12/C14から生成される100cSt PAO 従来のオレフィン供給物(1-デセン、1-オクテン/1-ドデセンまたは1-デセン/1-ドデセン)より生成される市販の100cSt PAOの物理的特性データを以下の表に示す(実施例1,2及び3)。この製品では-42℃の流動点が得られた。実施例4に示されるように1-テトラデセンを用いるオリゴマー化では流動点-9℃を有する製品が得られた。1-ドデセンを用いることにより流動点は-27℃まで改善したが、市販品に比べてまだ劣っている(実施例5)。実施例6及び実施例7により証明されるように、1-ヘキセン/1-テトラデセンオレフィンを用いることによりそれぞれ流動点-24℃及び-27℃を有するPAOが得られた。1-ヘキセンの量を増加することにより流動点は改善したが、それと対応して粘度指数は減少した(望ましくない結果)。従って、1-ヘキセン、1-ドデセン及び1-テトラデセンを含む供給物を用いて実験を行った。実施例8〜12は異なる組成比を有する1-ヘキセン/1-ドデセン/1-テトラデセン供給物を用いることにより市販品(-30℃)に近い流動点を有するPAOを生成可能なことを示す。この製品では、粘度指数も市販品に匹敵する。
このように、1-ヘキセン/1-ドデセン/1-テトラデセンを含むオレフィン混合物を用いることにより、好ましい流出点及び粘度指数を有する100cSt PAOを生成することを見出した。
Figure 0005599091
以下、C6/C8/C12/C14オレフィン混合物から生成される40cSt PAOについて述べる。
40cSt PAOの物理的特性データを下の表に示す。
Figure 0005599091
調べられた全ての供給組成物は、優れた特性を有する40cSt PAOを生成した。これらPAOの流動点及びVIは市販のPAOのそれに近い。
以下、C6/C8/C12/C14オレフィン混合物から生成される100cSt PAOについて述べる。
100cSt PAOの物理的特性データを下の表に示す。
Figure 0005599091
調べられた全ての供給組成物は、優れた特性を有する100cSt PAOを生成した。これらPAOの流動点及びVIは市販のPAOのそれに近い。
以下、C6/C10/C12/C14オレフィン混合物から生成される40cSt PAOについて述べる。
40cSt PAOの物理的特性データを下の表に示す。
Figure 0005599091
調べられた全ての供給組成物は、優れた特性を有する40cSt PAOを生成した。これらPAOの流動点及びVIは市販のPAOのそれに近い。
以下、C6/C10/C12/C14オレフィン混合物から生成される100cSt PAOについて述べる。
40cSt PAOの物理的特性データを下の表に示す。
Figure 0005599091
本発明の具体的な実施態様や実施例の説明に詳しく記載されている事項に基づいて当業者は本発明の精神と範囲から逸脱することなく様々な変更を容易に実施することができると考えられる。従って、本出願に添付する特許請求の範囲に記載の発明の範囲は本明細書の実施例に限定されるものではない。むしろ、当業者は前述の詳細な説明の観点をもとに、様々な変化を想定することができる。このような明白な変化は本発明の意図する全ての請求範囲内のものである。本発明の好ましい実施形態は、1-ヘキセン、1-ドデセン及び1-テトラドデセンまたは1-ヘキセン/1-オクテン/1-ドデセン/1-テトラデセンまたは1-ヘキセン/1-デセン/1-ドデセン/1-テトラデセンを含む供給物を、100℃(ASTM D-445)において、20cSt〜100cStの粘度及び1000〜4000の数平均分子量を有するPAOを生成するために、オリゴマー化条件下で、オリゴマー化反応域において、オリゴマー化触媒と十分な時間接触させる工程からなるポリアルファオレフィン(PAO)生成プロセスを含む。このプロセスにおけるさらに好ましい実施形態においては、本発明を理解する当業者に明白で実施可能な方法により組み合わされた下記の限定から選択される少なくとも一つの限定を含む。即ち、前記供給物は、重量ベースで、5%〜90%の1-ヘキセンモノマー単位(前述したように、特に規定がなければ、本明細書に使用される全ての供給物の量はwt%を示す)、5%〜90%の1-ドデセン及び5%〜90%の1-テトラデセンモノマー単位の組合せ;5%〜90%の1-ヘキセン、5%〜90%の1-オクテン、5%〜90%の1-ドデセン及び5%〜90%の1-テトラドデセンモノマー単位の組合せ;5%〜90%の1-ヘキセン、5%〜90%の1-デセン、5%〜90%の1-ドデセン、5%〜90%の1-テトラドデセンの組合せ;5%〜70%の1-ヘキセンモノマー単位、25%〜90%の1-ドデセン及び5%〜70%の1-テトラデセンモノマー単位の組合せ;5%〜70%の1-ヘキセン、5%〜70%の1-オクテン、25%〜85%の1-ドデセン、5%〜70%の1-テトラデセンの組合せ;5%〜70%の1-ヘキセン、5%〜70%の1-デセン、25%〜85%の1-ドデセン、5%〜70%の1-テトラデセンの組合せ;5%〜50%の1-ヘキセンモノマー単位、40%〜90%のドデセン及び5%〜50%の1-テトラデセンモノマー単位の組合せ;5%〜50%の1-ヘキセン、5%〜50%の1-オクテン、40%〜85%の1-ドデセン、5%〜50%の1-テトラデセンの組合せ;又は5%〜50%の1-ヘキセン、5%〜50%の1-デセン、40%〜85%の1-ドデセン、5%〜50%の1-テトラデセン単位の組合せを含む。かかる組合せにおいて、前記PAOは100℃(ASTM D-445)で、約40cStの動的粘度、粘度指数145(ASTM D-2270)及び-39℃(ASTM D-97)以下の流動点を有するか、前記PAOは100℃(ASTM D-445)で、約100cStの動的粘度、粘度指数170(ASTM D-2270)及び-30℃(ASTM D-97)以下の流動点を有する。前記供給物は更に希釈剤を含む。前記希釈剤はC6〜C13パラフィン系流体から選ばれる少なくとも一つの炭化水素流体を含む。前記オリゴマー化触媒はAlCl3, AlBr3, 及びこれらの混合物から選ばれる。前記オリゴマー化触媒は、1モルのAlCl3に0.5モルの水を含むAlCl3・水の複合体である。前記オリゴマー化反応域は連続攪拌槽反応器を含む。前記オリゴマー化反応域は2個以上の連続する反応器を含む。前記反応器におけるオリゴマー化反応条件は、26℃〜60℃及び大気圧〜50psiaを含む。更に、蒸留して未反応の単量体及び二量体を取り除き、その後得られた生成物をさらに分離することなく水素化してオリゴマーを飽和させ、続いて前記PAOを回収するステップを含む。好ましい実施形態は、また、一以上の前述のプロセスにより作られる組成物を含み、本発明を理解する当業者に明白で実施可能な形態及び/または以下の少なくとも一つから選ばれるもっと好ましい追加限定を含む。即ち、前記少なくとも一つのPAOが1-デセン及び1-ドデセンのC30〜C36三量体、C40〜C48四量体、C50〜C60四量体のいずれかを含み、前記少なくとも一つのPAOが100℃において粘度40cStを有するPAO、100℃において粘度100cStを有するPAOから選ばれるPAOである。
本明細書に使用される商標名は記号“TM”または“登録商標”で表記され、これらの商標が特定の商標権、例えば異なる法制度下で登録された商標権により保護されることを示す。本明細書に引用される全ての特許、特許出願、試験手順(例えばASTM法、UL方法など)及び他の文献は、これらの開示内容が本発明と矛盾しない限り、かつ法制度の許容範囲内で、参照により本発明に十分組み入れられる。本明細書に数値の下限及び上限が記載されている場合は、これら範囲内の任意の数値が下限値及び上限値として扱われることを考慮している。

Claims (9)

  1. ポリアルファオレフィン(PAO)の製造方法であって、100℃(ASTM D-445)において、20cSt〜100cStの粘度及び1000〜4000の数平均分子量を有するPAOを生成するために、15−30重量%の1-ヘキセン、45−70重量%の1-ドデセン及び15−40重量%の1-テトラデセン、選択的にさらに1-オクテンまたは1-デセンを含む供給物であり、オレフィンの重量%は、供給物中の全オレフィン重量合計を100重量%としたものに対する重量%である、供給物を、オリゴマー化条件下で、オリゴマー化反応域においてオリゴマー化触媒と十分な時間接触させることより成る方法。
  2. 前記PAOが100℃(ASTM D-445)において、40cStの動的粘度、少なくとも145(ASTM D-2270)の粘度指数、及び-39℃(ASTM D-97)以下の流動点を有するように設けられる請求項に記載の方法。
  3. 前記PAOが100℃(ASTM D-445)において、100cStの動的粘度、少なくとも170(ASTM D-2270)の粘度指数、及び-24℃(ASTM D-97)以下の流動点を有するように設けられる請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の方法であって、反応液を蒸留して未反応の単量体及び二量体を除き、その後、得られる生成物をさらに分離することなく水素化し、オリゴマーを飽和させ、前記PAOを回収するステップをさらに含む方法。
  5. 前記オリゴマー化触媒がAlCl 3 , AlBr 3 , 臭素、及びこれらの混合物から選ばれる、請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記オリゴマー化条件が、温度26℃〜60℃及び圧力1大気圧〜50psiaを含む、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 「請求項1乃至6のいずれかに記載の方法により製造されるPAOを、潤滑剤基油として使用する、潤滑剤の調整方法」。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の方法により製造されるPAO。
  9. 前記少なくとも一つのPAOが1-デセン及び1-ドデセンのC30〜C36三量体、C40〜C48四量体、及びC50〜C60五量体を含むように設けられる、請求項記載のPAO
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