JP5598806B2 - 情報処理装置及び情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法、並びにプログラムに関し、特に、正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムから、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、入力されたデータに対して段階的に実行することにより、当該正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することにより、当該ジョブの途中からの再実行の指示を容易に行うための技術に関する。
近年、企業などにおいては、受発注業務における業務効率化のために、電子商取引を行うEDIシステムが導入されている。通常、企業内で利用される基幹システムは、その企業が独自に決めた自社フォーマットで構築されているが、他の企業との間で電子商取引をする場合には、EDIシステムにより自社フォーマットから業界標準のフォーマットに変換すると共に、標準のプロトコルで取引先企業と通信をする。ここで、EDIシステムでデータ通信するには、あらかじめ業務プロセスのEDI部分を定義したジョブと起動条件を定義・登録しておき、起動条件に合致した場合にデータ通信を実行する。この起動条件としては、定義した日時条件を満たした場合に実行するスケジュール起動や、基幹システムにおいて定義したファイルが作成された場合に実行するディレクトリ起動や、登録済みの外部プロセスからのイベントが条件を満たした場合に起動する外部プロセス起動がある。
しかしながら、これらの起動条件に合致したとしてもジョブが何かしらの理由で異常終了する場合があり、ジョブを再実行することが必要になる。このような場合、従来は、EDIシステムの運用管理者が異常終了したジョブの有無を確認した上で、再度ジョブを実行させていた。そこで、このような運用管理者の作業を軽減すべく、ジョブ実行途中に障害が発生した場合でも、処理データに対して一貫性をもってジョブの再実行を可能とする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−356946号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、シナリオの途中からのジョブの再実行を行えないので、処理に用いるデータの特定や再作成が必要となり、運用管理者の負担になると共に、人為的なミスも発生する可能性がある。
本発明の目的は、正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムから、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、入力されたデータに対して段階的に実行することにより、当該正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することにより、当該ジョブの途中からの再実行の指示を容易に行うことができる仕組みを提供することである。
本発明の情報処理装置は、EDIシステムにおける情報処理装置であって、EDIに係るデータを入力する入力手段と、前記入力手段により入力されたデータに対して実行する処理プロセスが定義されたフローアイテムが複数設定され、かつ当該複数のフローアイテムから構成されるジョブ、前記複数のフローアイテムを実行する順番と、当該ジョブを実行するための起動条件とを設定するジョブ設定手段と、前記ジョブ設定手段により設定された起動条件を満たす場合に、前記入力手段により入力されたデータに対して、前記ジョブ設定手段により設定された順番で前記複数のフローアイテムに定義された各処理プロセスを段階的に実行することにより、前記ジョブ設定手段により設定されたジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて、当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を表示するべく出力する出力手段と、前記出力手段により表示されたジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムを受け付ける受付手段と、を備え、前記ジョブ実行手段は、前記受付手段により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定手段により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することを特徴とする。
また、本発明の情報処理方法は、EDIシステムにおける情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の入力手段が、EDIに係るデータを入力する入力工程と、前記情報処理装置のジョブ設定手段が、前記入力手段により入力されたデータに対して実行する処理プロセスが定義されたフローアイテムが複数設定され、かつ当該複数のフローアイテムから構成されるジョブ、前記複数のフローアイテムを実行する順番と、当該ジョブを実行するための起動条件とを設定するジョブ設定工程と、前記情報処理装置のジョブ実行手段が、前記ジョブ設定工程により設定された起動条件を満たす場合に、前記入力工程により入力されたデータに対して、前記ジョブ設定工程により設定された順番で前記複数のフローアイテムに定義された各処理プロセスを段階的に実行することにより、前記ジョブ設定工程により設定されたジョブを実行するジョブ実行工程と、前記情報処理装置の出力手段が、前記ジョブ実行工程で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて、当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を表示するべく出力する出力工程と、前記情報処理装置の受付手段が、前記出力工程により表示されたジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムを受け付ける受付工程と、を備え、前記ジョブ実行工程は、前記受付工程により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定工程により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、EDIシステムにおける情報処理装置で読み取り実行可能なコンピュータプログラムであって、前記情報処理装置を、EDIに係るデータを入力する入力手段と、前記入力手段により入力されたデータに対して実行する処理プロセスが定義されたフローアイテムが複数設定され、かつ当該複数のフローアイテムから構成されるジョブ、前記複数のフローアイテムを実行する順番と、当該ジョブを実行するための起動条件とを設定するジョブ設定手段と、前記ジョブ設定手段により設定された起動条件を満たす場合に、前記入力手段により入力されたデータに対して、前記ジョブ設定手段により設定された順番で前記複数のフローアイテムに定義された各処理プロセスを段階的に実行することにより、前記ジョブ設定手段により設定されたジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて、当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を表示するべく出力する出力手段と、前記出力手段により表示されたジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムを受け付ける受付手段として機能させ、前記ジョブ実行手段は、前記受付手段により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定手段により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することを特徴とする。
本発明によれば、正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムから、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、入力されたデータに対して段階的に実行することにより、当該正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することにより、当該ジョブの途中からの再実行の指示を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるEDIシステムの概略構成を示す図である。
EDIシステム101は、インターネット等のネットワーク103を介して、取引先EDIシステム104を備えた複数の取引先105との間で商取引に関する電子情報であるEDIデータ110を相互に交換する。また、EDIシステム101は、LAN等のネットワーク109を介して互いに接続されている基幹システム100、ジョブ運用管理サーバ102、運用者用端末106、及び管理者用端末108を備えている。基幹システム100、ジョブ運用管理サーバ102、運用者用端末106、及び管理者用端末108は、主にWindows(登録商標)、UNIX(登録商標)などのOSを搭載したコンピュータを想定しているが、本発明では使用OSを限定するものではない。
ジョブ運用管理サーバ102は、EDI通信機能、EDIデータ変換機能、及び運用管理機能を有し、基幹システム100と取引先EDIシステム104との間のデータ交換の仲介を行う。ここでいう仲介とは、EDIデータを双方のフォーマット(自社フォーマット、業界標準フォーマット)に変換し、通信可能なプロトコルで送受信することを指す。
運用者用端末106は、ジョブ運用管理サーバ102の実行状況を確認や指示をするための端末である。なお、図示例では、運用者用端末が1台配置されているが、要件により複数台の運用者用端末がネットワーク109上に配置されていてもよい。
管理者用端末108は、ジョブ運用管理サーバ102の設定情報を構築する端末である。これも運用者用端末106と同様、要件により複数台の管理者用端末がネットワーク109上に配置されていてもよい。なお、本実施の形態では、運用者用端末106と管理者用端末108とを分けたが、同一端末であってもよいし、さらに運用業務と管理業務を行うものが同一者であっても構わない。
なお、図1のネットワーク109上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
次に、図1のジョブ運用管理サーバ102のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。なお、運用者用端末106、管理者用端末108の各種端末のハードウェア構成については、ジョブ運用管理サーバ102と同じであり、それらの説明については省略する。
図2は、図1のジョブ運用管理サーバ102のハードウェア構成を示す図である。
図2において、CPU201は、システムバス204に接続された各デバイスやコントローラを統括的に制御する。ROM202或いは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、「OS」と略す)、各サーバ或いは各PCが有する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
入力コントローラ205は、キーボードや不図示のマウス等のポインティングデバイスを含む操作入力装置(KB/PD)209からの入力を制御する。ビデオコントローラ206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示装置への表示を制御する。表示装置はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。
メモリコントローラ207は、ハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。外部メモリ211には、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等が記憶される。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク103を介して、取引先EDIシステム104等を含む外部機器と接続し、通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するためのプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行される。また、CPU201が該プログラムを実行する際に用いる各種テーブル情報(図15に示すジョブ設定情報テーブル1600、図16に示すジョブ実行制御テーブル1700、図17に示すジョブ実行ログテーブル1800等)は外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
図3は、図1の運用者用端末106、管理者用端末108、及びジョブ運用管理サーバ102の機能構成を概略的に示すブロック図である。
図3において、運用者用端末106は、運用管理画面表示部300を備える。運用管理画面表示部300は、運用者がジョブの実行状況の管理をするための入力及び表示するための機能を有する。
管理者用端末108は、ジョブ設定部301と、運用者管理部302を備える。ジョブ設定部301は、管理者がジョブの設定をするための入力及び表示するための機能を有する。運用者管理部302は、管理者が運用者の利用権限を設定するための入力及び表示のための機能を有する。
ジョブ運用管理サーバ102は、運用管理画面表示部300の様々な機能に対応するサーバ機能を有する運用管理部303と、起動条件・排他制御などの状態を監視し、ジョブを実行するタイミングを決定する機能を有するジョブ実行制御部309と、ジョブ運用管理サーバ102の機能とジョブ設定情報データベース(DB)313及びジョブ実行ログデータベース(DB)314とのインタフェース機能を有する設定・ログ情報管理部312を備える。
運用管理部303において、運用画面生成部304は、運用管理画面表示部300に対して表示内容を生成して転送する機能を有する。ジョブ再実行受付部305は、運用管理画面表示部300より送信された再実行要求を受信して処理する機能を有する。実行中ジョブ状態設定部307は、実行中のジョブに対して運用管理画面表示部300より送信された設定を反映する機能を有する。システム状態設定部308は、運用管理画面表示部300より送信されたシステム設定を反映する機能を有する。
ジョブ実行制御部309において、ジョブ実行部310は、起動待ちになったジョブを実行する機能を有する。ジョブ再実行部311は、起動待ちになった再実行ジョブを実行する機能を有する。
ジョブ設定情報DB313には、図15に示すジョブ設定情報テーブル1600が登録(保存)され、ジョブ実行ログDB314には、図16に示すジョブ実行制御テーブル1700及び図17に示すジョブ実行ログテーブル1800が登録(保存)される。
図4は、図1のEDIシステム101にて実行される基本的な処理のフローを示すフローチャートである。
まず、ステップS401では、ジョブ設定処理が実行される。ジョブ設定処理では、管理者用端末108内のジョブ設定部301を用いて管理者から入力されたジョブ設定情報がジョブ運用管理サーバ102に送信され、ジョブ運用管理サーバ102内の設定・ログ情報管理部312によって、ジョブ設定情報DB313に保存(登録)される。
ステップS402では、ジョブ運用管理サーバ102において、ジョブ実行制御処理が実行される。ジョブ実行制御処理では、ジョブ設定情報DB313に保存されたジョブ設定情報を元に、ジョブ運用管理サーバ102がジョブの実行可能状態となり、ジョブの実行条件(起動条件)と合致したと判定したジョブを実行する。
ステップS403では、ジョブの再実行受付処理が実行される。ジョブの再実行受付処理では、ジョブ運用管理サーバ102が運用者用端末106からジョブ再実行要求を受け取り、ジョブの再実行処理を行う。
次に、図4のステップS401におけるジョブ設定処理の詳細なフローについて説明する。
図5a及び図5bは、図4のステップS401におけるジョブ設定処理の詳細なフローを示すフローチャートである。図5aに示す処理は、管理者用端末108内のジョブ設定部301の機能によりCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行することで成される処理である。図5bに示す処理は、ジョブ運用管理サーバ102内の設定・ログ情報管理部312の機能によりCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行することで成される処理である。
図5aにおいて、ジョブ設定部301は、CRT210に処理メニューの画面(不図示)を表示した後、管理者からの指示によりコマンド設定画面の表示要求を受け付けると、図9に示すようなコマンド設定画面1000を表示し(ステップS501)、管理者からコマンドに関する設定情報(コマンド名称やパラメータ等)の入力を受け付ける(ステップS502)。ジョブを構成するために必要なコマンドは、ここで設定しておく必要がある。もちろん、ジョブ登録をした後でも、コマンド登録をすることは可能であるが、本実施の形態ではその説明を省略する。
本実施形態において、コマンドとは、本システムでの最小単位の処理プロセスを意味する。複数のコマンドを組み合わせることにより、ジョブを構築することができる。さらに、ジョブに起動条件を紐付けることにより、ジョブの実行が可能な状態となる。なお、コマンド設定画面1000上で設定可能なコマンドに関する設定情報は図示のコマンド名称やパラメータの他にも存在するが、それらの説明については割愛する。
コマンド設定画面1000には、コマンド名称を入力するためのコマンド名称入力欄1001と、パラメータを入力するためのパラメータ入力欄1002と、パラメータの編集ボタン1003と、OKボタン1004と、キャンセルボタン1005が配置されている。キャンセルボタン1005が押下されると、それまでに入力されたデータは削除され、コマンド設定画面1000が閉じる。なお、パラメータについては、パラメータ入力欄1002にパラメータを直接入力しても、編集ボタン1003を押下することでパラメータを設定してもよい。
そして、ジョブ設定部301は、コマンド設定画面1000上でOKボタン1004が押下されると、コマンド設定画面1000上で入力されたコマンド名称やパラメータを含む設定情報をコマンド登録要求としてジョブ運用管理サーバ102に送信する(ステップS503)。その後、処理メニューの画面(不図示)を表示する。また、管理者からさらにコマンド設定の指示があれば、上記処理を繰り返すことになる。
図5bにおいて、ステップS521では、設定・ログ情報管理部312は、管理者用端末108からコマンド登録の要求があるか否かを判定する。要求があった場合、設定・ログ情報管理部312は、管理者用端末108から受信したコマンドに関する設定情報を一時的にメモリ(例えば、RAM203等)上に保持する(ステップS522)。
図5aに戻り、処理メニューの画面(不図示)上で管理者からの指示によりジョブ設定画面表示要求を受けると、図10に示すようなジョブ設定画面1100を表示し(ステップS504)、管理者からジョブに関する設定情報(ジョブ名、コマンドの実行順序とコマンド戻り値による分岐が定義されたジョブ等)を受け付ける(ステップS505)。
ジョブ設定画面1100には、ジョブ名を入力するためのジョブ名入力欄1101と、コマンドの実行順序とコマンド戻り値による分岐が定義されたジョブを設定するためのジョブ設定欄1102が配置されている。コマンドがジョブ設定欄1102上の任意の位置に配置されて、遷移条件による順序性が定義されることにより、ジョブが作成される。1つのジョブを作成するには、少なくとも開始コマンド、終了コマンド、ユーザ定義コマンドの3つを組み合わせる。開始コマンドと終了コマンドは、システムで用意された既定のコマンド(以下、「システムコマンド」とする)である。ユーザ定義コマンドは、図5bのステップS522でRAM203に一時保存されたコマンドのことである。
作成されるジョブは、必ず開始コマンドで始まり、終了コマンドで終了するように定義される必要がある。図10に示す一例では、マトリックス状のジョブ設定欄1102における座標(X,Y)=(1,1)の開始コマンド“開始”からジョブが開始され、次に、ユーザ定義コマンド“コマンド1”でコマンドの戻り値が“0”の場合にユーザ定義コマンド“コマンド2”に遷移させ、それ以外の場合は終了コマンド“異常終了”に遷移させ、ユーザ定義コマンド“コマンド2”では、コマンドの戻り値が“0”の場合に終了コマンド“正常終了”に遷移させ、それ以外の場合は終了コマンド“異常終了”に遷移させるという設定である。
そして、ジョブ設定部301は、ジョブ設定画面1100上でOKボタン1103が押下されると、ジョブ設定画面1100上で入力されたジョブ設定情報をジョブ登録要求としてジョブ運用管理サーバ102に送信する(ステップS506)。その後、処理メニューの画面(不図示)を表示する。また、管理者からさらにジョブ設定の指示があれば、上記処理を繰り返すことになる。なお、キャンセルボタン1104が押下されると、それまでに入力されたデータは削除され、ジョブ設定画面1100が閉じる。
図5bにおいて、ステップS523では、設定・ログ情報管理部312は、管理者用端末108からジョブ登録の要求があるか否かを判定する。要求があった場合、設定・ログ情報管理部312は、管理者用端末108から受信したジョブの設定情報を一時的にRAM203上に保持する(ステップS524)。
図5aに戻り、処理メニューの画面(不図示)上で管理者からの指示により起動条件設定画面表示要求を受けると、ジョブ設定部301は、図11に示すような起動条件設定(ディレクトリ監視)画面1200を表示し(ステップS507)、管理者から起動条件に関する情報(起動条件や監視時間)を受け付ける(ステップS508)。
起動条件設定画面1200には、起動条件としてのファイルパス設定欄1201及び移動先ディレクトリ設定欄1203と、ファイルパスを選択するための参照ボタン1202と、移動先ディレクトリを選択するための参照ボタン1204と、ジョブを実行するか否かを判断するために起動条件のファイルパスを監視する監視時間としての開始時間入力欄1205及び終了時間入力欄1206と、OKボタン1207と、キャンセルボタン1208が配置されている。
そして、起動条件設定画面1200上でOKボタン1207が押下されると、ジョブ設定部301は、起動条件設定画面1200上で入力された起動条件や監視時間等を起動条件登録要求としてジョブ運用管理サーバ102に送信する(ステップS509)。その後、処理メニューの画面(不図示)を表示する。また、管理者からさらに起動条件設定の指示があれば、上記処理を繰り返すことになる。なお、キャンセルボタン1208が押下されると、それまでに入力されたデータは削除され、起動条件設定画面1200が閉じる。
図5bにおいて、ステップS525では、設定・ログ情報管理部312は、管理者用端末108から起動条件の登録要求があるか否かを判定する。要求があった場合、設定・ログ情報管理部312は、管理者用端末108から受信した起動条件に関する情報を一時的にRAM203上に保持する。
次に、ステップS527では、設定・ログ情報管理部312は、すべての設定が終了したか否かを判定する。例えば、管理者用端末108の処理メニューの画面(不図示)上で管理者からの指示により設定終了要求を受け付けた場合は、ジョブ設定部301からジョブ運用管理サーバ102内の設定・ログ情報管理部312にジョブ設定が終了した旨の通知が行われる。
ステップS527の判定の結果、すべての設定が終了したと判定した場合は、設定・ログ情報管理部312は、RAM203上に一時的に保持されたコマンド、ジョブ、及び起動条件に関する各設定情報を図15に示すようなジョブ設定情報テーブル1600(ジョブ設定情報DB313)に保存(登録)する。さらに、図16に示すようなジョブ実行制御テーブル1700を作成して(ステップS528)、本処理を終了する。
ジョブ設定情報テーブル1600の保存処理については次の手順で行われる。
コマンドに関する設定情報について設定・ログ情報管理部312は、図15に示すジョブ設定情報テーブル1600におけるcommand_infoテーブル1601に新規レコードを追加する。command_infoテーブル1601は、コマンドIDと、コマンド名と、パラメートとで構成される。コマンドIDは、設定・ログ情報管理部312により自動生成される。コマンドIDの自動生成方法については、command_infoテーブル1601におけるコマンドIDの最大値に1をインクリメントすることにより新たなコマンドIDを生成する。なお、本実施形態における各種IDについても、原則として、この生成方法に準じて生成されるものとする。また、コマンド名及びパラメータは、ステップS522でRAM203に一時的に保持していた設定情報に含まれているものである。
次に、ジョブの設定情報について設定・ログ情報管理部312は、図15に示すjob_infoテーブル1603、flow_item_infoテーブル1604に新規レコードを追加する。
job_infoテーブル1603には、設定・ログ情報管理部312により自動生成されたジョブIDと、ジョブ設定画面1100上のジョブ名入力欄1101に入力されたジョブ名とが1レコードとして保存(登録)される。ジョブIDは、上述したコマンドIDの自動生成方法と同様に生成された、ジョブIDの最大値+1とする。
さらに、ジョブの設定情報についてflow_item_infoテーブル1604には、ジョブ設定画面1100上のジョブ設定欄1102に入力されたコマンド1つに対して1レコードが追加される。ジョブIDは、job_infoテーブル1603に新規レコードとして保存されるジョブIDである。フローアイテムIDは、上述したコマンドIDの自動生成方法と同様に生成された、既に存在しているフローアイテムIDの最大値+1とする。名称は、ジョブ設定画面1100上で管理者が任意に設定した名称である。タイプは、コマンドの種類を示し、システムにより固定で用意されている。例えば、開始コマンドであれば“開始”、終了コマンドであれば“終了”、ユーザ定義コマンドであれば“コマンド”となる。X座標は、ジョブ設定画面1100のジョブ設定欄1102上のコマンド配置位置の横方向の座標位置を示し、Y座標は縦方向の座標位置を示す。
XMLデータは、あらかじめ設定・ログ情報管理部312にコマンドごとに定義されたXMLプログラムのテンプレートを登録しておき、ジョブ設定画面1100のジョブ設定欄1102上に配置されたコマンドに対応するXMLデータを抽出し、さらにパラメータを挿入することで作成される。なお、本実施形態では、使用しているユーザ定義コマンドのコマンドIDとコマンド間の遷移情報とジョブの戻り値を格納することができ、システム機能として遷移先が複数設定できるために、階層構造であるXML形式を採用しているが、これに限るものではない。
XMLデータにおいて、command要素のid属性の値は、command_infoテーブル1601のコマンドID(例えば、“20”や“21”)を参照している。なお、command要素は、ユーザ定義コマンドにのみ出現し、システムコマンド(開始コマンドや終了コマンド)には出現しない。subprocess要素のref属性には、遷移先のフローアイテムIDが設定される。subprocess要素内のequals要素のvariable属性とvalue属性は、遷移条件を表す。variable属性が“exitcode”であれば、コマンドの戻り値を利用し、戻り値の具体値がvalue属性に設定される。subprocess要素内が空であれば、無条件に遷移することを表す。subprocess要素は、複数存在することができる。
タイプが“終了”であるレコードのXMLデータには、set要素が存在するが、これはジョブが正常終了か異常終了かを判定するために利用するパラメータである。set要素のvalue属性の値が“normal”だった場合は、正常終了を意味し、“abnormal”だった場合は、異常終了を意味する。なお、遷移条件については、ジョブ設定画面1100から遷移する他の設定画面(不図示)で設定するように構成してもよい。
そして、起動条件に関する情報について設定・ログ情報管理部312は、図15に示すevent_infoテーブル1605に新規レコードを追加する。図示例では、14時から15時の間に起動条件に合致した(“/path/to”というフォルダにfile1が入力された)ときに、そのデータを“/move/to”というフォルダに移動させてジョブを実行するという設定である。
event_infoテーブル1605には、ジョブIDと、起動条件IDと、XMLデータが1レコードとして保存(登録)される。ジョブIDは、job_infoテーブル1603に新規作成されたジョブIDである。起動条件IDは、上述したコマンドIDの自動生成方法と同様に生成された、既に登録済みの起動条件IDの最大値+1とする。XMLデータには、ディレクトリ監視対象ファイルや監視時間などの起動条件の内容が保存される。
XMLデータにおいて、timeinfo要素は、2つのtime要素を持つことができ、1番目のtime要素には開始時間(開始時刻)が、2番目のtime要素には終了時間(終了時刻)がそれぞれ設定される。file要素のname属性には、監視対象のファイルパスが設定される。move要素には、監視ファイルの移動先のファイルパスが設定される。
次に、ジョブ実行制御テーブル1700の作成処理について図16を参照して説明する。
図16において、ジョブ実行制御テーブル1700は、ジョブ運用管理サーバ102のジョブ実行制御部309により参照されるテーブル情報である。ジョブ実行制御部309は、ジョブ実行制御テーブル1700に登録されている起動条件を定期的に確認しながら、条件に合致したジョブを実行する。なお、詳細な処理については後述する。
job_eventテーブル1701には、ジョブの実行制御に必要な情報とジョブとを紐付ける情報が保存される。実行制御に必要な情報とは、起動条件の情報と実行状況である。job_eventテーブル1701は、制御IDとジョブIDで構成される。制御IDは、システムにより自動生成された、既に登録済みの制御IDの最大値+1とする。ジョブIDは、event_infoテーブル1605のジョブIDである。
common_eventテーブル1702には、time_eventテーブル1703とfile_eventテーブル1704に登録された情報と制御IDとを紐付け、イベントが発生したかどうかの状況を把握するためにイベント発生有無が登録される。common_eventテーブル1702は、制御IDと、制御サブIDと、イベント発生有無とで構成される。制御IDは、job_eventテーブル1701の制御IDである。制御サブIDは、time_eventテーブル1703かfile_eventテーブル1704の制御サブIDである。従って、順序的にはtime_eventテーブル1703やfile_eventテーブル1704が生成された後に、common_eventテーブル1702が生成される。イベント発生有無は、イベントが発生したかどうかを示す値である。値が“N”であれば発生していないことを示し、“Y”であれば発生したことを示す。設定反映直後であれば、常に“N”が登録される。
time_eventテーブル1703は、監視時間に関する情報として、制御サブID、タイプ、及び日時で構成される。制御サブIDは、システムにより自動生成された、既に登録済みの制御サブIDの最大値+1とする。タイプは、ステップS525で設定された監視時間の開始を示す“開始”または監視時間の終了を示す“終了”が登録される。具体的には、envet_infoテーブル1605のXMLデータ項目内のtime要素の順序により“開始”または“終了”が設定される。time要素は2つ存在するが、1番目の場合には“開始”が保存され、2番目の場合には“終了”が設定される。日時には、監視時間の開始日時及び終了日時が登録される。具体的には、event_infoテーブル1605のXMLデータ項目内のtime要素の値が設定される。
file_eventテーブル1704は、監視対象ファイルに関する設定情報として、制御サブID、検出ファイルパターン、移動先ディレクトリ、バックアップファイルパスで構成される。制御サブIDは、システムで自動的に生成された、既に登録済みの制御サブIDの最大値+1である。検出ファイルパターンは、図15に示すevent_infoテーブル1605のXMLデータ項目内のfile要素のname属性の値が設定される。検出ファイルパターンは、ジョブの再実行に必要なファイルを意味する。
移動先ディレクトリは、event_infoテーブル1605のXMLデータ項目内のmove要素の値が設定される。検出ファイルパターンのファイルが検出された場合、検出されたファイルは移動先ディレクトリに移動される。バックアップファイルパスは、実際にバックアップ処理が実行されたタイミングで設定される。設定反映直後では、値は入っておらず空で設定される。また、time_eventテーブル1703とfile_eventテーブル1704の制御IDは、ジョブ運用管理サーバ102において、互いにユニーク性が保障されている。
図6は、図4のステップS402におけるジョブ実行制御処理の詳細なフローを示すフローチャートである。本処理は、ジョブ運用管理サーバ102内のジョブ実行部310の機能によりCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行することで成される処理である。
図6において、まず、ステップS601では、ジョブ実行部310は、ジョブ運用管理サーバ102内のシステム日時と、time_eventテーブル1703におけるタイプが“開始”であるレコードの日時項目の値(=開始日時)とを比較する。この結果、システム日時が開始日時を経過したときは(ステップS602でYES)、ステップS603へ遷移する一方、経過していない場合は(ステップS602でNO)、ステップS601へ戻って処理を繰り返す。ステップS603に遷移する際に、ジョブ実行部310は、time_eventテーブル1703の制御サブID(例えば、「100」)を検索条件として、common_eventテーブル1702のイベント発生有無に“Y”を設定(保存)する。
次に、ステップS603では、ジョブ実行部310は、ジョブ運用管理サーバ102のシステム日時と、time_eventテーブル1703におけるタイプが“終了”であるレコードの日時項目の値(=終了日時)とを比較する。この結果、システム日時が終了日時を経過したときは(ステップS604でYES)、本処理を終了する一方、経過していない場合は(ステップS604でNO)、ステップS605へ遷移する。本処理を終了する際には、ジョブ実行部310は、time_eventテーブル1703の制御サブID(例えば、「101」)を検索条件として、common_eventテーブル1702のイベント発生有無に“Y”を設定する。
次に、ステップS605では、ジョブ実行部310は、起動条件イベントを検出する。起動条件イベントの検出は、file_eventテーブル1704の検出ファイルパターンと合致するファイル(ジョブの再実行に必要なファイル)が存在するか否か(起動条件に合致したか否か)が判定される。この結果、file_eventテーブル1704の検出ファイルパターンと合致するファイルが存在した場合(ステップS606でYES)、ステップS607へ遷移する。それ以外はステップS603に戻り、処理を繰り返す。ステップS607に遷移する際に、ジョブ実行部310は、file_eventテーブル1704の制御サブID(例えば、「102」)を検索条件として、common_eventテーブル1702のイベント発生有無に“Y”を設定する。また、検出したファイルを、移動先ディレクトリ1704bへ移動する。
ステップS607では、ジョブ実行部310は、ステップS605で検出したファイル(ジョブの再実行に必要なファイル)のコピーを、システム既定のパスにコピーしてバックアップファイルとする。その後、コピー先のパスをfile_eventテーブル1704のバックアップファイルパス1704aに保存(登録)する。バックアップファイル名は、「{既定パス}/{制御ID}/{検出ファイル名}」という形式で付与される。
次に、ステップS608では、ジョブ実行部310は、ジョブの実行処理を行う。本処理の詳細なフローについては図7で後述する。ジョブ実行処理が終了すると、ステップS603に戻る。
図7は、図6のステップS608におけるジョブ実行処理の詳細なフローを示すフローチャートである。本処理は、ジョブ運用管理サーバ102内のジョブ実行部310の機能によりCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行することで成される処理である。
図7において、まず、ステップS701では、ジョブ実行部310は、ジョブの開始を記録するために、図17に示すジョブ実行ログテーブル1800のjoblogテーブル1801、wakeup_infoテーブル1802、及びjoblog_infoテーブル1803にジョブ実行ログを保存する。Joblogテーブル1801には、ログID、ジョブID、ジョブ名、及び起動日時の4項目が保存される。終了日時及び実行結果は、この段階では、Joblogテーブル1801に保存されず、ジョブ実行終了時に保存される。ログIDは、システムにより、既に登録済みのログIDの最大値に+1を行って自動生成されたものである。ジョブIDは、図16に示すfile_eventテーブル1704の制御サブIDを検索キーとして、common_eventテーブル1702から制御IDが取得された後、その制御IDを検索キーとして、job_eventテーブル1701から取得されたものである。ジョブ名は、job_infoテーブル1603からジョブIDをキーとして検索して抽出されたレコードのジョブ名である。起動日時は、ジョブ起動時のジョブ運用管理サーバ102におけるシステム日時である。
次に、wakeup_infoテーブル1802には、図6のステップS605で検出したイベントが保存される。図17に示す一例では、14時を経過して監視時間になったことを表すイベント(監視時間のイベント)と、“/path/to/file1”というファイルを検出したイベント(ファイル検出のイベント)の2つが保存されている。wakeup_infoテーブル1802は、ログIDと、起動条件と、バックアップファイルパスと、移動先ファイルパスとで構成される。ログIDは、joblogテーブル1801のログIDである。起動条件は、監視時間のイベントの場合、「“時刻範囲:”{監視開始時刻}‐{監視終了時刻}」という形式の値で保存される。また、ファイル検出のイベントの場合、「“監視対象ファイル:”{検出ファイル名}」という形式の値で保存される。バックアップファイルパスは、ファイル検出イベントのレコードにのみ保存され、バックアップしたファイル名のパスが保存される。移動先ファイルパスは、図6のステップS605で移動したファイル名が、「{移動先ディレクトリ}/ファイル名」という形式の値で保存される。この移動先ディレクトリ(例えば、“/move/to”)は、図16に示す移動先ディレクトリ1704bに格納される。
図7に戻り、ステップS702では、ジョブ実行部310は、コマンドを実行する。ジョブ実行部310は、図15に示すflow_item_infoテーブル1604からジョブIDをキーとして抽出し、実行すべきコマンドがあるか検索する。ステップS702〜S705は、実行すべきコマンド分繰り返し実行されるが、最初にステップ702が実行される場合は、フローアイテムID=1(開始コマンド)から処理が実行される。2回目以降にステップ702が実行される場合は、XMLデータのsubprosess要素のref属性の値と同一のフローアイテムIDのコマンドが抽出され、処理が実行される。また、再実行処理では、コマンド開始位置(X座標、Y座標)が指定されていた場合、flow_item_infoテーブル1604に対して、X座標、Y座標を検索キーとしてコマンドが抽出され、実行される。
次に、ステップS703では、ジョブ実行部310は、コマンド単位でコマンド実行結果を図17に示すjoblog_infoテーブル1803に保存する。joblog_infoテーブル1803は、ログIDと、ログサブIDと、フローアイテム名と、開始日時と、実行結果とで構成される。ログIDは、joblogテーブル1801のログIDである。ログサブIDは、1からインクリメントされる値である。フローアイテム名は、図15に示すflow_item_infoテーブル1604の名称から保存される。開始日時は、コマンド実行時のジョブ運用管理サーバ102におけるシステム日時である。実行結果には、コマンドの戻り値から“正常”または“異常”が保存される。コマンドの戻り値から“正常”または“異常”を判定する処理については、事前に設定した情報を参照して実行されるが、本実施形態ではその説明を省略する。
図7に戻り、ステップS704では、ジョブ実行部310は、図15に示すflow_item_infoテーブル1604を参照し、実行すべきコマンドがあるか検索する。ここでは、XMLデータのsubprosess要素のref属性の値と同一のフローアイテムIDのコマンドが抽出され、タイプが“終了”のレコードと一致した場合はステップS705に遷移し、それ以外はステップS702に戻る。
ここで、ジョブ実行処理の一例として、ジョブAを実行した際に、コマンド1の実行でエラーを検出して異常終了となった場合のジョブ実行ログの作成の流れを、図17に示すジョブ実行ログテーブル1800を参照して説明する。
まず、ジョブ実行部310は、joblogテーブル1801にログID10として、レコードを作成する。次に、wakeup_infoテーブル1802に、ログID10として監視時間イベントとファイル検出イベントの2レコードを作成する。次に、図15に示すflow_item_infoテーブル1604の開始コマンド(ジョブID123、フローアイテムID1)を実行し、その結果をjoblog_infoテーブル1803に、ログサブID1として新規作成して保存する。
次に、ジョブ実行部310は、flow_item_infoテーブル1604の開始コマンドのXMLデータを解析し、次に実行すべきフローアイテムID(ここではフローアイテムID2)を検出する。次に、コマンド1(ジョブID123、フローアイテムID2)を実行し、仮に戻り値が1(0以外)だった場合、その結果をjoblog_infoテーブル1803に、ログサブID2として新規作成して保存する。このとき、実行結果には“異常”を保存する。また、flow_item_infoテーブル1604のXMLデータより次のフローアイテムIDが5になる。
次に、ジョブ実行部310は、異常終了コマンド(ジョブID123、フローアイテムID5)の処理を実行する。XMLデータよりset要素のvalue属性が“abnormal”であるので、ジョブ実行部310は、joblog_infoテーブル1803にログサブID3を新規作成し、その実行結果には“異常”を保存する。
図7に戻り、ステップS705では、ジョブ実行部310は、ステップS701でjoblogテーブル1801に保存したジョブ実行ログのレコードに、終了日時と実行結果を追加保存する。終了日時には、ジョブ終了時のジョブ運用管理サーバ102におけるシステム日時が保存される。実行結果には、flow_item_infoテーブル1604のタイプが“終了”であるレコードのXMLデータのset要素のvalue属性が、“normal”だった場合は“正常”が保存され、“abnormal”だった場合は“異常”が保存される。
図8a及び図8bは、ステップS403におけるジョブの再実行受付処理の詳細なフローを示すフローチャートである。図8aに示す処理は、運用者用端末106内の運用管理画面表示部300の機能によりCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行することで成される処理である。図8bに示す処理は、ジョブ運用管理サーバ102内の運用管理部303の機能によりCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行することで成される処理である。
運用者用端末106(内の運用管理画面表示部300)がジョブ実行ログ一覧送信要求をジョブ運用管理サーバ102に送信(図8aのステップS801)すると、ジョブ運用管理サーバ102(内の運用画面生成部304)が、設定・ログ情報管理部312を利用し、ジョブ実行ログDB314からジョブ実行ログを読み込み、図12に示すようなジョブ実行ログ一覧画面1300を生成して運用者用端末106に送信する(図8bのステップS821)。
ジョブ実行ログ一覧画面1300には、実行されたジョブの実行結果が一覧表示されており、各ジョブの起動日時、終了日時、ジョブ名称、実行結果、及び詳細ボタン1301a〜1301bが配置されている。
運用者用端末106は、ジョブ実行ログ一覧画面1300をCRT210に表示し(図8aのステップS802)、運用者による所望のジョブの詳細ボタンの押下(例えば、詳細ボタン1301a)に応じて、ジョブ運用管理サーバ102(内の運用画面生成部304)に対して、ジョブ実行ログ詳細情報送信要求を送信する(図8aのステップS803)。
ジョブ運用管理サーバ102(運用画面生成部304)は、運用者用端末106からジョブ実行ログ詳細情報送信要求を受信すると、対応する詳細情報を読み込み、図13に示すようなジョブ実行ログ詳細画面1400を生成して運用者用端末106に送信(図8bのステップS822)した後、バックアップファイルの復元(読み込み)要求待ち状態になる(図8bのステップS823)。
ジョブ実行ログ詳細画面1400には、図13に示すように、起動条件の時刻範囲1401及び監視対象ファイル1402、監視対象ファイルの復元ボタン1403、ジョブ名称1404、ジョブの詳細コメント1406、ジョブ実行結果1407、コマンドフローイメージ1408、フローアイテム名1409、パラメータ1410、実行ボタン1411が配置されている。
運用者用端末106(内の運用管理画面表示部300)は、ジョブ実行ログ詳細画面1400を表示し(図8aのステップS804)、復元ボタン1403が押下されたかどうかを判定する(図8aのステップS805)。押下された場合は、運用者用端末106は、バックアップファイル復元要求をジョブ運用管理サーバ102に送信し(図8aのステップS806)、図8aのステップS807へ移行する。復元するかしないかの判断基準は、運用者が再実行を要求するコマンドより後に実行される可能性のあるコマンドが、復元するバックアップファイルを利用するかどうかとなる。もし、利用される場合は復元する必要があり、新たに基幹システムにて生成されたファイルを利用する場合や、取引先からEDIデータを再受信するなど、バックアップしたファイル自体が変更されバックアップファイルを利用されないのであれば復元する必要はない。ただし、それ以外にも運用者の用途によっては、復元が必要な場合もあるが、ここでは説明を省略する。
ジョブ運用管理サーバ102は、運用者用端末106からバックアップファイル復元要求を受信すると(図8bのステップS824でYES)、バックアップ復元処理を行う(図8bのステップS825)。ここでは、ジョブ運用管理サーバ102は、file_eventテーブル1704のバックアップファイルパス1704aで保存されたバックアップファイルパスからファイルシステムのファイルを読み込み、移動先ディレクトリ1704bのディレクトリへコピーする。その後、ステップS823へ戻る。
一方、ジョブ運用管理サーバ102は、運用者用端末106からバックアップファイル復元要求がなかった場合、ジョブ実行ログ詳細画面1400上のコマンドフローイメージ1408における運用者による実行開始コマンド位置の選択(マウスによるイメージの押下)を待つ(図8bのステップS826)。
図8aのステップS807では、運用者用端末106は、コマンドの開始位置が選択されたか否かを判定する。この結果、コマンドの開始位置が選択された場合は、選択されたコマンドの位置情報をジョブ運用管理サーバ102に送信する(図8aのステップS808)。開始位置は、X座標、Y座標の2項目で構成される。X座標は、マス目の一番左から1、2、3と1ずつ増加された値となる。Y座標は、マス目の一番上から1、2、3と1ずつ増加された値となる。例えば、図13に示す画面上で“コマンド1”1408aが選択された場合は、X座標2、Y座標1となる。
ジョブ運用管理サーバ102は、運用者用端末106からコマンドの位置情報を受信すると、コマンドの開始位置が選択されたものと判定し(図8bのステップS827でYES)、選択されたコマンドをコマンドの開始位置としてRAM203上に保持(図8bのステップS829)して、ジョブ実行要求待ち状態になる(図8bのステップS830)。一方、運用者用端末106からコマンドの位置情報を受信しなかったときは、コマンドの開始位置が選択されていないと判定し(図8bのステップS827でNO)、既定値である先頭のコマンドをコマンドの開始位置(X座標1、Y座標1)として、RAM203上に保持する(図8bのステップS828)。その後、ジョブ運用管理サーバ102は、ジョブ実行要求待ち状態になる(図8bのステップS830)。
次に、運用者用端末106は、図13に示す画面上で実行ボタン1411が押下されたか否かを判定する(図8aのステップS809)。この判定の結果、実行ボタン1411が押下された場合、運用者用端末106は、ジョブ運用管理サーバ102に対して、ジョブ再実行要求を送信する(図8aのステップS810)。ジョブ再実行要求には、ジョブIDなどのジョブを特定する情報はもとより、ステップS829で取得したX座標、Y座標も情報として含まれる。
次に、ジョブ運用管理サーバ102が運用者用端末106からジョブ再実行要求を受信すると(図8bのステップS831でYES)、再実行要求のジョブIDからjob_infoテーブル1603のジョブを取得し、flow_item_infoテーブル1604からX座標、Y座標をキーとしてコマンドを取得する。取得したコマンドをジョブの開始位置として、図7に示すジョブの実行処理(再実行)を行う(図8bのステップS832)。この結果、図17に示すジョブ実行ログテーブル1800のjoblogテーブル1801には、図18に示すjoblogテーブル1901のように、ログID20が新規に追加されることとなる。また、運用者用端末106では、図14に示すジョブ実行ログ一覧画面1500で再実行処理が正常に完了したことを確認することが可能となる(“ジョブA”1501)。なお、再実行前のジョブの実行結果も画面上に表示されている(“ジョブA”1502)。
上述したとおり、ジョブを実行するタイミングでバックアップデータを取っていることから、バックアップデータでも基幹システムなどで新規に生成されたデータからでも、また、再実行処理が再び異常ということになると先の実行結果からでも、その後の再実行処理からでも、いずれでも再実行が可能である。
なお、図8aの処理では、運用管理画面表示部300がステップS805,S807,S809において判別処理を行っているが、これらの判別を行わずに、ステップS806,S808,S810の処理のみを行うようにしてもよい。
上記実施形態によれば、EDIシステム上でジョブの途中からの再実行の操作指示を表示画面上で短時間に容易に行うことができ、運用管理者の負荷軽減を可能となる。また、必要があればバックアップされたファイルを自動的に戻して再実行することで、確実な処理を行うことが可能となる。
上記実施形態では、復元ボタン1403が押下されたか否かに応じて、バックアップファイルの復元(読み込み)を行っていたが、復元するか否かを設定情報にもつことにより、選択されたコマンドの開始位置に応じて自動的に判断するようにしてもよい。これにより、運用者がバックアップファイルの復元を行うか否かを判断する必要がなくなり、より作業負荷を軽減することができる。
また、上記実施形態において、ジョブの起動条件が、予め設定された日時条件を満たした場合に実行するスケジュール起動や、定義したファイルが作成された場合に実行するディレクトリ起動や、登録済みの外部プロセスからのイベントが条件を満たした場合に起動する外部プロセス起動であっても、上述の発明の効果を得られることは云うまでもない。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現する場合も含まれる。この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、またはインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の実施形態におけるEDIシステムの概略構成を示す図である。 図1のジョブ運用管理サーバ102のハードウェア構成を示す図である。 図1の運用者用端末106、管理者用端末108、及びジョブ運用管理サーバ102の機能構成を概略的に示すブロック図である。 図1のEDIシステム101にて実行される基本的な処理のフローを示すフローチャートである。 図4のステップS401におけるジョブ設定処理(管理者用端末側)の詳細なフローを示すフローチャートである。 図4のステップS401におけるジョブ設定処理(ジョブ運用管理サーバ側)の詳細なフローを示すフローチャートである。 図4のステップS402におけるジョブ実行制御処理の詳細なフローを示すフローチャートである。 図6のステップS608におけるジョブ実行処理の詳細なフローを示すフローチャートである。 ステップS403におけるジョブの再実行受付処理(運用者用端末側)の詳細なフローを示すフローチャートである。 ステップS403におけるジョブの再実行受付処理(ジョブ運用管理サーバ側)の詳細なフローを示すフローチャートである。 コマンド設定画面の一例を示す図である。 ジョブ設定画面の一例を示す図である。 起動条件設定(ディレクトリ監視)画面の一例を示す図である。 ジョブ実行ログ一覧画面の一例を示す図である。 ジョブ実行ログ詳細画面の一例を示す図である。 ジョブの再実行後のジョブ実行ログ一覧画面の一例を示す図である。 ジョブ設定情報テーブルの一例を示す図である。 ジョブ実行制御テーブルの一例を示す図である。 ジョブ実行ログテーブルの一例を示す図である。 ジョブの再実行後のジョブ実行ログテーブル(内のjoblogテーブル)の一例を示す図である。
符号の説明
101 EDIシステム
102 ジョブ運用管理サーバ
103 ネットワーク
106 運用者用端末
108 管理者用端末
109 ネットワーク
300 運用管理画面表示部
301 ジョブ設定部
303 運用管理部
309 ジョブ実行制御部
312 設定・ログ情報管理部
313 ジョブ設定情報DB
314 ジョブ実行ログDB

Claims (5)

  1. EDIシステムにおける情報処理装置であって、
    EDIに係るデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたデータに対して実行する処理プロセスが定義されたフローアイテムが複数設定され、かつ当該複数のフローアイテムから構成されるジョブ、前記複数のフローアイテムを実行する順番と、当該ジョブを実行するための起動条件とを設定するジョブ設定手段と、
    前記ジョブ設定手段により設定された起動条件を満たす場合に、前記入力手段により入力されたデータに対して、前記ジョブ設定手段により設定された順番で前記複数のフローアイテムに定義された各処理プロセスを段階的に実行することにより、前記ジョブ設定手段により設定されたジョブを実行するジョブ実行手段と、
    前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて、当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を表示するべく出力する出力手段と、
    前記出力手段により表示されたジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムを受け付ける受付手段と、
    を備え、
    前記ジョブ実行手段は、前記受付手段により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定手段により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受付手段により選択されたフローアイテムを受け付けたか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記ジョブ実行手段は、前記判定手段により、前記受付手段により選択されたフローアイテムを受け付けたと判定された場合には、前記受付手段により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定手段により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行し、一方、前記判定手段により、前記受付手段により選択されたフローアイテムを受け付けていないと判定された場合には、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムの先頭から、前記ジョブ設定手段により設定された順番で前記複数のフローアイテムに定義された各処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ設定手段により設定されたジョブを実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ジョブ設定手段により設定された起動条件を満たす場合に、前記入力手段で入力されたデータを含むファイルを、前記ジョブ実行手段によるジョブ実行処理を行う前に、前記ジョブの再実行に必要なデータのバックアップファイルとしてバックアップディレクトリに記憶する記憶手段と、
    前記出力手段により表示されたジョブ実行画面を介して行われるユーザの指示に従って、前記記憶手段で前記バックアップディレクトリに記憶されたバックアップファイルに対してジョブを再実行することを示す情報を受け付けるファイル受付手段と、
    を更に備え、
    前記ジョブ実行手段は、前記ファイル受付手段で、バックアップファイルに対してジョブを再実行することを示す情報を受け付けた場合に、前記記憶手段で前記バックアップディレクトリに記憶されたバックアップファイルが、前記ジョブ実行手段によるジョブ実行処理を行う対象のファイルが記憶される移動先ディレクトリにコピーされることにより当該移動先ディレクトリに記憶されるバックアップファイルに対して、前記受付手段により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定手段により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを段階的に実行し、一方、前記ファイル受付手段で、バックアップファイルに対してジョブを再実行することを示す情報を受け付けていない場合には、前記入力手段で入力され前記移動先ディレクトリに記憶されるファイルに対して、前記受付手段により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定手段により設定された順番で当該フローアイテムに定義された処理プロセスを段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. EDIシステムにおける情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の入力手段が、EDIに係るデータを入力する入力工程と、
    前記情報処理装置のジョブ設定手段が、前記入力手段により入力されたデータに対して実行する処理プロセスが定義されたフローアイテムが複数設定され、かつ当該複数のフローアイテムから構成されるジョブ、前記複数のフローアイテムを実行する順番と、当該ジョブを実行するための起動条件とを設定するジョブ設定工程と、
    前記情報処理装置のジョブ実行手段が、前記ジョブ設定工程により設定された起動条件を満たす場合に、前記入力工程により入力されたデータに対して、前記ジョブ設定工程により設定された順番で前記複数のフローアイテムに定義された各処理プロセスを段階的に実行することにより、前記ジョブ設定工程により設定されたジョブを実行するジョブ実行工程と、
    前記情報処理装置の出力手段が、前記ジョブ実行工程で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて、当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を表示するべく出力する出力工程と、
    前記情報処理装置の受付手段が、前記出力工程により表示されたジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムを受け付ける受付工程と、
    を備え、
    前記ジョブ実行工程は、前記受付工程により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定工程により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することを特徴とする情報処理方法。
  5. EDIシステムにおける情報処理装置で読み取り実行可能なコンピュータプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    EDIに係るデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたデータに対して実行する処理プロセスが定義されたフローアイテムが複数設定され、かつ当該複数のフローアイテムから構成されるジョブ、前記複数のフローアイテムを実行する順番と、当該ジョブを実行するための起動条件とを設定するジョブ設定手段と、
    前記ジョブ設定手段により設定された起動条件を満たす場合に、前記入力手段により入力されたデータに対して、前記ジョブ設定手段により設定された順番で前記複数のフローアイテムに定義された各処理プロセスを段階的に実行することにより、前記ジョブ設定手段により設定されたジョブを実行するジョブ実行手段と、
    前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブについて、当該ジョブを構成する複数のフローアイテムと、当該複数のフローアイテムを実行する順番と、当該複数のフローアイテムのそれぞれについて、当該フローアイテムに定義された処理プロセスによる処理が正常に実行されたか否かを示す実行結果とを含むジョブ実行画面を表示するべく出力する出力手段と、
    前記出力手段により表示されたジョブ実行画面を介して、当該ジョブ実行画面に含まれる複数のフローアイテムの中からユーザの操作により選択された任意のフローアイテムを受け付ける受付手段として機能させ、
    前記ジョブ実行手段は、前記受付手段により受け付けた任意のフローアイテムから、前記ジョブ設定手段により設定された複数のフローアイテムを実行する順番で、当該フローアイテムに定義された処理プロセスを、前記入力手段により入力されたデータに対して段階的に実行することにより、前記ジョブ実行手段で正常に実行されなかったフローアイテムを含むジョブを再実行することを特徴とするプログラム。
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