JP5596005B2 - 筐体用扉のリフトハンドル装置 - Google Patents
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Description
扉の開放操作を明確に二段階に分けて行なう必要がない場合、操作が煩わしい嫌いがある。
したがって、この出願に係る発明は、扉の開閉操作が単純なリフトアップ型のハンドル装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための、この出願に係る発明のリフトハンドル装置1は、筐体における固定枠体Fの開口前面F1を開閉する扉Dを操作するためのハンドル装置であって;固定枠体Fに固着される受金体2と;扉の前面板D1に固着される外フランジ部12と、扉の前面板D1を前後方向に貫通する軸受け筒部13とを有するベース体3と;ベース体3に対して前後方向に移動可能に支持され、前面側に円弧凹面27と、この円弧凹面27に開口して前後方向に貫通する開口部25を有するスカート体4と;基端部28と、この基端部28から延出する握り部29とを具備し、扉の前面に平行な第1の枢軸5によって基端部28をスカート体4に枢着され、それによって第1の枢軸5周りに握り部29を、扉の前面とほぼ平行なロック位置と扉の前面から起立した非ロック位置の間で起伏回転操作可能で、基端部28の背面側に、起伏回転時にスカート体4の円弧凹面27に摺接する円弧凸面30と、頂部32が円弧凸面30より後方へ突出するカム突起31とを有する操作ハンドル6と;スカート体4とベース体3との間に位置してベース体3に固定され、前後方向に貫通してベース体3の軸受け筒部13に連通する開口部37と、操作ハンドル6のカム突起31に摺接するカム面38を前面側に有するカム体7と;スカート体4及びカム体7の開口部25,37とベース体3の軸受け筒部13を前後方向に貫通し、後方位置と前方位置との間で移動可能で、前端部が第1の枢軸5によって操作ハンドル6およびスカート体4に連結されるロック軸8と;ベース体3とロック軸8との間に介設され、ロック軸8を後方位置に付勢して操作ハンドル6の基端部28をスカート体4に引き付けるばね部材45と;扉Dの前面に平行な第2の枢軸9によって基端部46がベース体3の軸受け筒部13に枢着され、扉Dの前面に平行な第3の枢軸10によって中間部がロック軸8の後端部に緩く枢支され、それによって、ロック軸8が前方位置にあるときロック軸8に対して直角に起立して受金体2の背面側に係合するロック位置と、ロック軸8が後方位置にあるとき転倒して受金体2から離脱する非ロック位置との間を起立転倒自在の止め金体11とを具備し;操作ハンドル6のカム突起31は、円弧凸面30より後方へ突出する頂部32と、この頂部32に連続して前方へ延びる傾斜平面33をとを具備し;カム体7のカム面38は、前方へ突出する頂部39と、この頂部39に連続して後方へ延びる傾斜平面40をとを具備し;操作ハンドル6がロック位置にあるとき、カム突起31の頂部32がカム体7の頂部39に乗り上げて、ばね部材45を蓄勢しつつ、操作ハンドル6、スカート体4及びロック軸8を一体に前方位置に配置することにより、止め金体11をロック位置に起立させ、操作ハンドル6が非ロック位置にあるとき、カム突起31の傾斜平面33とカム体7の傾斜平面40とが対面して操作ハンドル6、スカート体4及びロック軸8を一体に前方位置に配置することにより、止め金体11を非ロック位置に転倒させることを特徴とする。
図1ないし3に示すように、リフトハンドル装置1は、筐体における固定枠体Fの開口前面F1を開閉する扉Dを操作するためのものであって、固定枠体Fに固着される受金体2と、扉Dに固着されるベース体3と、ベース体3に支持されるスカート体4と、第1の枢軸5によってスカート体4に枢着される操作ハンドル6と、ベース体3に固定されるカム体7と、前端部が第1の枢軸5によって操作ハンドル6およびスカート体4に連結され前後方向に延びるロック軸8と、第2の枢軸9によって基端部がベース体3に枢着され、第3の枢軸10によって中間部がロック軸8の後端部に緩く枢支される止め金体11とを具備する。ロック軸8は、ばね45により後方へ付勢される。各構成部品は、金属材料やエンジニアリングプラスチック等の強度の高い材料によって堅牢に製作されている
2 受金体
3 ベース体
4 スカート体
5 第1の枢軸
6 操作ハンドル
7 カム体
8 ロック軸
9 第2の枢軸
10 第3の枢軸
11 止め金体
12 外フランジ部
13 軸受筒部
14 軸受孔
15 環状溝
16 座金体
17 ねじ
18 ばね受けフランジ
19 切欠部
20 受け溝
21 ピン孔
22 短筒状部
23 前端壁部
24 軸受けアーム
25 開口部
26 軸受け孔
27 円弧凹面
28 基端部
29 握り部
30 円弧凸面
31 カム突起
32 頂部
33 傾斜平面
34 アーム受スリット
35 軸受凹部
36 枢軸孔
37 開口部
38 カム面
39 頂部
40 傾斜平面
41 軸孔
42 ばね受けフランジ
43 連結部
44 軸孔
45 ばね
46 基端部
47 係合部
48 軸受け孔
49 軸受け孔
D 扉
D1 扉の前面板
F 固定枠体
F1 扉の前面
Claims (1)
- 筐体における固定枠体の開口前面を開閉する扉を操作するためのハンドル装置であって;固定枠体に固着される受金体と;扉の前面板に固着される外フランジ部と前面板を前後方向に貫通する軸受け筒部とを有するベース体と;後端部が前記ベース体に対して前後方向に移動可能に支持され、前面側に円弧凹面と、この円弧凹面に開口して前後方向に貫通する開口部を有するスカート体と;基端部と、この基端部から延出する握り部とを具備し、扉の前面に平行な第1の枢軸によって基端部を前記スカート体に枢着され、それによって第1の枢軸周りに握り部を扉の前面とほぼ平行なロック位置と扉の前面から起立した非ロック位置の間で起伏回転操作可能で、基端部の背面側に、起伏回転時にスカート体の円弧凹面に摺接する円弧凸面と、頂部が円弧凸面より後方へ突出するカム突起とを有する操作ハンドルと;前記スカート体と前記ベース体との間に位置してベース体に固定され、前後方向に貫通してベース体の軸受け筒部に連通する開口部と、前記操作ハンドルのカム突起に摺接するカム面を前面側に有するカム体と;前記スカート体及び前記カム体の開口部と前記ベース体の軸受け筒部を前後方向に貫通し後方位置と前方位置との間で移動可能で、前端部が前記第1の枢軸によって前記操作ハンドルおよびスカート体に連結されるロック軸と;前記ベース体と前記ロック軸との間に介設され、ロック軸を後方位置に付勢して前記操作ハンドルの基端部を前記スカート体に引き付けるばね部材と;扉の前面に平行な第2の枢軸によって基端部が前記ベース体の軸受け筒部に枢着され、扉の前面に平行な第3の枢軸によって中間部が前記ロック軸の後端部に緩く枢支され、それによって、ロック軸が前方位置にあるときロック軸に対して直角に起立して前記受金体の背面側に係合するロック位置と、ロック軸が後方位置にあるとき転倒して受金体から離脱する非ロック位置との間を起立転倒自在の止め金体とを具備し;前記操作ハンドルのカム突起は、前記円弧凸面より後方へ突出する前記頂部と、この頂部に連続して前方へ延びる傾斜平面をとを具備し;前記カム体のカム面は、前方へ突出する頂部と、この頂部に連続して後方へ延びる傾斜平面をとを具備し;前記操作ハンドルがロック位置にあるとき、前記カム突起の頂部が前記カム体の頂部に乗り上げて、前記ばね部材を蓄勢しつつ、操作ハンドル、スカート体及び前記ロック軸を一体に前方位置に配置することにより、前記止め金体をロック位置に起立させ、操作ハンドルが非ロック位置にあるとき、カム突起の傾斜平面とカム体の傾斜平面とが対面して操作ハンドル、スカート体及び前記ロック軸を一体に前方位置に配置することにより、止め金体を非ロック位置に転倒させるリフトハンドル装置であって、前記ベース体の軸受け筒部は、後端から前方へ切り込まれた切欠部を有し、この切欠部内に前記止め金体が起立転倒自在に保持されることを特徴とする筐体用扉のリフトハンドル装置。
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