JP3152973U - ランドセルのダルマ座金具 - Google Patents
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Abstract
Description
さらにはダルマ体の移動手段が父兄にもわかりにくく、児童の体格が大きくなってもダルマ体の位置を使いにくいままにして使用していることがしばしば存在した。
そこで本考案は、少々、かばんを乱暴に扱ってもダルマ体が移動することがなく且つ、必要なときには、その移動方法が外見から分かり易く、それを容易に移動し易い構造のランドセルのダルマ座金具を提供することを課題とする。
長孔(4)の長手方向中央位置で金具本体(3) に、ストッパ部材(8) がその金具本体(3) の幅方向へ移動自在に配置されると共に、そのストッパ部材(8) の一端部に設けた押し込み部(8a)が前記金具本体(3) から露出され且つ、ストッパ部材(8) はその幅方向の押し込み部(8a)側に弾性体(9) により付勢され、
前記長孔(4)に挿通された前記ピン(5)の一端に前記ダルマ体(7) が取付けられると共に、他端にスライド材(10)が設けられ、
そのスライド材(10)と前記ストッパ部材(8) とには、常時はストッパ部材(8) とスライド材(10)が係合して、前記ダルマ体(7) が長孔(4)の長手方向に移動しない係合手段と、ストッパ部材(8) の押し込み部(8a)を前記弾性体(9) の付勢力に抗して押し込んだときのみ、前記係合が解除されて、前記ダルマ体(7) が長孔(4)の長手方向に移動できる解除手段と、を有することを特徴とするランドセルのダルマ座金具である。
前記ストッパ部材(8) とスライド材(10)との各対向面側で、その一方に係止部(11)が設けられ、他方に係合部(12)が設けられ、常時は係止部(11)と係合部(12)とが係合され、そのストッパ部材(8) を前記押し込み部(8a)側に移動したとき、それに伴い前記係止部(11)と係合部(12)との係合が解除されるように構成され、
前記ストッパ部材の押し込み部(8a)の外面が、金具本体(3) の周壁(19)と略面一に配置されたランドセルのダルマ座金具である。
そして、ストッパ部材8の押し込み部8aを押込んだときのみ、ダルマ体7の移動が可能であり、信頼性が高い。
また押し込み部8aは金具本体3に露出され、操作が容易であると共に、ダルマ体7を移動する方法が外部から明確にわかる効果がある。
本考案のダルマ座金具は、図6に示すように、ランドセル本体1の底面2に一例として止着鋲23を介して取付けられる。その金具本体3の中央位置には、係止摘み15が回動自在に配置され、それを図6において水平位置に回動し、蓋止め具14の開口14aを着脱自在に取付け、係止摘み15の垂直位置の回動により、蓋止め具14を係止する。この蓋止め具14は延長ベルト16の先端に固定され、その延長ベルト16は後端が蓋17に固定されている。そして、係止摘み15を回転させることにより蓋17を開閉自在とするものである。
図2の状態から、ストッパ部材8の押し込み部8aを弾性体9に抗して奥に押込むことにより、ストッパ部材8の係止部11はスライド材10の係合部12から外れた位置に移動する。すると、ダルマ体7を図3に示す如く、左側に移動することができる。左側に完全に移動したとき、ストッパ部材8の押し込み部8aを復帰させれば、再び両者は係合し、その状態を維持してスライド材10が右側に移動することができない。
このようにストッパ部材8の押し込み部8aを押込むことにより、スライド材10の位置を左側の位置と右側の位置とに入替えることが容易にできる。
なお、この例では係止部11および係合部12ともに凸条に形成したが、一方側を凸条とし、他方側を厚みのあるものとすると共に、他方側の一部に溝を設け、押し込み部8aを押込んだときその溝と一方側の凸条とが整合して、溝内を凸条が移動できるようにしてもよい。その係合手段は各種公知のものを使用することができる。なお、ストッパ部材8およびスライド材10の外面側には、図2,図3の右側に示す、蓋板26が被着固定される。
2 底面
3 金具本体
4 長孔
5 ピン
6 背負いベルト
7 ダルマ体
8 ストッパ部材
8a 押し込み部
9 弾性体
10 スライド材
12 係合部
13 バンド取付環
14 蓋止め具
14a 開口
15 係止摘み
16 延長ベルト
17 蓋
18 バネ座
19 周壁
21 欠切部
22 欠切部
23 止着鋲
24 小枠
25 フランジ
26 蓋板
Claims (2)
- ランドセル本体(1) の底面(2) に取付けられる細長い金具本体(3) と、その金具本体(3) の両端部に設けた一対の長孔(4)と、各長孔(4)にピン(5)を介してスライド自在に取付けられ、背負いベルト(6)の下端が係止されるダルマ体(7) と、を有するランドセルのダルマ座金具において、
長孔(4)の長手方向中央位置で金具本体(3) に、ストッパ部材(8) がその金具本体(3) の幅方向へ移動自在に配置されると共に、そのストッパ部材(8) の一端部に設けた押し込み部(8a)が前記金具本体(3) から露出され且つ、ストッパ部材(8) はその幅方向の押し込み部(8a)側に弾性体(9) により付勢され、
前記長孔(4)に挿通された前記ピン(5)の一端に前記ダルマ体(7) が取付けられると共に、他端にスライド材(10)が設けられ、
そのスライド材(10)と前記ストッパ部材(8) とには、常時はストッパ部材(8) とスライド材(10)が係合して、前記ダルマ体(7) が長孔(4)の長手方向に移動しない係合手段と、ストッパ部材(8) の押し込み部(8a)を前記弾性体(9) の付勢力に抗して押し込んだときのみ、前記係合が解除されて、前記ダルマ体(7) が長孔(4)の長手方向に移動できる解除手段と、を有することを特徴とするランドセルのダルマ座金具。 - 請求項1において、
前記ストッパ部材(8) とスライド材(10)との各対向面側で、その一方に係止部(11)が設けられ、他方に係合部(12)が設けられ、常時は係止部(11)と係合部(12)とが係合され、そのストッパ部材(8) を前記押し込み部(8a)側に移動したとき、それに伴い前記係止部(11)と係合部(12)との係合が解除されるように構成され、
前記ストッパ部材の押し込み部(8a)の外面が、金具本体(3) の周壁(19)と略面一に配置されたランドセルのダルマ座金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003845U JP3152973U (ja) | 2009-06-08 | 2009-06-08 | ランドセルのダルマ座金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009003845U JP3152973U (ja) | 2009-06-08 | 2009-06-08 | ランドセルのダルマ座金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3152973U true JP3152973U (ja) | 2009-08-20 |
Family
ID=54857248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009003845U Expired - Lifetime JP3152973U (ja) | 2009-06-08 | 2009-06-08 | ランドセルのダルマ座金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152973U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013056128A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Momijiya Hozai Kk | ベルト連結具、それを用いたベルト取付具およびバックルならびにベルト取付具の組み立て方法 |
JP2014131780A (ja) * | 2014-04-18 | 2014-07-17 | Momijiya Hozai Kk | ベルト連結具ならびにベルト取付具の組み立て方法 |
JP7440110B2 (ja) | 2022-06-15 | 2024-02-28 | 株式会社Shiffon | 背負いカバン |
-
2009
- 2009-06-08 JP JP2009003845U patent/JP3152973U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013056128A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Momijiya Hozai Kk | ベルト連結具、それを用いたベルト取付具およびバックルならびにベルト取付具の組み立て方法 |
JP2014131780A (ja) * | 2014-04-18 | 2014-07-17 | Momijiya Hozai Kk | ベルト連結具ならびにベルト取付具の組み立て方法 |
JP7440110B2 (ja) | 2022-06-15 | 2024-02-28 | 株式会社Shiffon | 背負いカバン |
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