JP7440110B2 - 背負いカバン - Google Patents

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Description

本発明は、ベルト取付け具、および、このベルト取付け具を備えた背負いカバンに関する。
一般的な背負いカバンには一対の背負いベルトが左右に一本ずつ設けられており、通常、使用者はこの背負いベルトを両肩に装着して背負う。このような一対の背負いベルトの各々の一端は背負いカバンの背当面側の上部に設けられた背環を介して背部に接続され、一対のベルト取付け部材を介して背負いカバンの底面部に接続されている。例えば、背負いカバンの一例であるランドセルでは、収容部の底部に取り付けられた一対のベルト連結具であるダルマカンのそれぞれに左右の背負いベルトのそれぞれが取り付けられている(例えば、特開2021-78740号公報)。
このような背負いカバンの利用者の体格や体型は様々であり、比較的体の大きな利用者もいれば、比較的体の小さな利用者もいる。また、背負いカバンがランドセルである場合、その使用者である小学生の学童の体は6年間の成長につれて年々大きくなるから体格や体型は年々変わる。利用者が背負いカバンを背負ったときに背負いベルトが肩や背中に密着しないと使いにくいため、利用者の体格や体型に合わせて背負いベルトの長さ調整ができるような機構が設けられているのが一般的である。
しかし、従来型の背負いカバンに設けられている一対のベルト連結具は背負いカバンの底面部で位置が固定されているため、比較的体が大きく肩幅が広く胸囲が大きい利用者にとっては、一対のベルト連結具間の幅が狭すぎて背負いカバンを背負ったときに窮屈である。反対に、比較的体が小さく肩幅が狭く胸囲が小さい利用者にとっては、一対のベルト連結具間の幅が広すぎて背負いカバンを背負ったときに肩ベルトが肩から外れやすいといったような問題が生じる。このような問題は、背負いベルトの長さ調整だけでは解決が難しい。
そのような観点から、背負いカバンの一例であるランドセルにおいて、使用する児童の体格が向上してもランドセルを背負ったり肩から降ろしたりする動作が不自然とならないように、背負いベルトの取り付け幅を調整可能とすることで児童が楽にランドセルを背負い且つ降ろすことができるようにする考案が提案されてきており(例えば、公開実用新案公報昭59-15775号や公開実用新案公報昭64-35919号)、実用化もされている。
特開2021-78740号公報 公開実用新案公報昭59-15775号 公開実用新案公報昭64-35919号
このような従来型の背負いカバン用のベルト取付け具は、蓋ベロを係止するための錠前や錠前差込といった金具に隣接させて、一対のベルト取付け部材が、細長い金具本体の両端部のそれぞれに設けられる構造である。そのため、細長い金具本体の重量分だけ背負いカバンが重くなってしまう。特に、背負いカバンがランドセルである場合、その使用者は体の小さな小学生等の学童であるから、ランドセルの軽量化が望まれるところ、上記金具本体を必須の構成部材とする従来型の背負いカバン用ベルト取付け具では、その軽量化には限界がある。ランドセルの軽量化のために上記細長い金具本体をプラスチックなどの軽量素材のもので代替することも可能ではあるが、その場合には、数年間という使用期間中での強度低下や経年劣化という問題が生じる。このような事情から、金属素材のものを採用せざるを得ないのが実情である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、背負いカバンの底面部に設けられるベルト連結具のベルト取付け部材内での位置を可変とし、それにより、背負いカバンの底面部に設けられる一対のベルト連結具間の幅を調整可能とするだけではなく、背負いカバン本体の重量の軽量化も同時に実現することで、背負いカバンの快適な利用を可能とすることを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明に係るベルト取付け具は、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第1のベルト取付け部材と、同じく、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第2のベルト取付け部材の対からなる背負いカバン用のベルト取付け具であって、前記第1および第2のベルト取付け部材は他の部材を介することなく背負いカバン本体の底面部に取り付け可能なように独立しており、前記ベースのそれぞれには前記ベルト連結具の支持部となる座部に切り欠き部が形成され、前記ベルト連結具のそれぞれは前記切り欠き部の延在方向にスライド自在に取り付けられている、ベルト取付け具である。
好ましい態様では、前記切り欠き部の延在方向への前記ベルト連結具のスライドを規制するストッパ機構を備え、該ストッパ機構により前記ベルト連結具の係止位置を少なくとも2段階で調整が可能である。
例えば、前記ストッパ機構は、スライドノブを有する第1の係合板と第2の係合板とを備えており、前記第1の係合板は第1の傾斜部を有するとともに前記第2の係合板が前記第1の傾斜部と接する第2の傾斜部を有しており、前記第1の係合板に設けられたスライドノブをスライドさせると、前記第1の傾斜部が前記第2の傾斜部を押圧して前記第2の係合板を前記スライドノブのスライド方向に対して垂直方向に押し下げ、これにより前記第1の係合板と第2の係合板を部分的に離間させることで前記ベルト連結具をスライド可能な状態とし、この状態で前記ベルト連結部を第1の係止位置から第2の係止位置へとスライドさせると、前記第2の係合板が弾性体の弾性力により前記ベルト連結部のスライド方向に対して垂直方向に押し上げられ、これにより前記第1の係合板と第2の係合板の部分的な離間が解消されて前記ベルト連結部を前記第2の係止位置に固定する。
また、本発明に係るベルト取付け具において、前記ベルト連結具をダルマカンとすることができる。
本発明に係る背負いカバンは、上述の本発明に係るベルト取付け具を備えた背負いカバンである。
好ましい態様では、前記背負いカバン本体の底面部の外側の左右のそれぞれに上述の本発明に係るベルト取付け具の第1のベルト取付け部材および第2のベルト取付け部材が、他の部材を介することなくそれぞれ独立して設けられており、前記背負いカバン本体の背当面側に設けられた左右の肩ベルトのそれぞれの下端部が、左右それぞれの前記ベルト連結具のベルト連結鐶に連結されている。
本発明に係る背負いカバンにおいて、前記ベルト連結具をダルマカンとすることができる。
また、本発明に係る背負いカバンにおいて、例えば、前記背負いカバンはランドセルである。
本発明では、背負いカバンの底面部に設けられるベルト連結具のベルト取付け部材内での位置を可変とし、それにより、背負いカバンの底面部に設けられる一対のベルト連結具間の幅を調整可能とするだけではなく、背負いカバン本体の重量の軽量化も同時に実現したので、背負いカバンの快適な利用が可能となる。
本発明に係るベルト取付け具の実施形態の概要を説明するための図である。 本発明に係るベルト取付け具のベルト取付け部材の一実施形態を説明するための図である。 本発明に係るベルト取付け具のベルト取付け部材の他の実施形態を説明するための図である。 本発明に係る背負いカバンの一実施形態を説明するための図である。
以下に、図面を参照して、本発明に係るベルト取付け具およびそれを備える背負いカバンの構成を説明する。なお、以下では、ベルト取付け具を構成するベルト連結具はダルマカンであるとして説明するがこれに限定されるものではなく、プラバックルなどの他の態様のベルト連結具であってよい。また、以下では、背負いカバンをランドセルとして説明するがこれに限定されるものではなく、ランドセルデザインのビジネスリュックなどの他の態様の背負いカバンであってよい。
図1は、本発明に係るベルト取付け具の実施形態の概要を説明するための図である。本発明に係るベルト取付け具は、ベルト連結鐶(不図示)を有するベルト連結具102aと該ベルト連結具を支持するベース101aとを備える第1のベルト取付け部材100aと、同じく、ベルト連結鐶(不図示)を有するベルト連結具102bと該ベルト連結具を支持するベース101bとを備える第2のベルト取付け部材100bの対からなる背負いカバン用のベルト取付け具である。
図2は、本発明に係るベルト取付け具のベルト取付け部材の一実施形態を説明するための図である。なお、本発明に係るベルト取付け具は、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第1のベルト取付け部材と、同じく、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第2のベルト取付け部材の対からなる背負いカバン用のベルト取付け具であるが、これら第1および第2のベルト取付け部材の基本構造は同じであるから、以下では、1つのベルト取付け部材の基本構造について説明する。
図2(a)~(d)はそれぞれ、上記ベルト取付け部材の上面図、下面図、保護板を外した状態の下面図、および側面図である。このベルト取付け部材100は、チャンバ状のベース101にはベルト連結具102の支持部となる座部103に切り欠き部104が形成されており、ベルト連結具102は切り欠き部104の延在方向にスライド自在に取り付けられている。なお、ベース101の左右端近傍に設けられている孔部105a、105bは、鋲などでベルト取付け部材100を背負いカバンに取り付ける際に用いるためのものである。ベース101の裏面側には保護板106がネジ止め等され、ベルト連結具102のスライドをスムーズにするとともに、背負いカバン本体に取り付けた状態での安定性等を確保している。なお、上述したように、ここではベルト取付け具を構成するベルト連結具はダルマカンであるとして説明したが、これに限定されるものではなく、プラバックルなどの他の態様のベルト連結具であってよい。
図2(c)を参照すると、チャンバ状のベース101には切り欠き部104が形成されており、ベルト連結具102はこの切り欠き部104の延在方向にスライド自在とされている。
このように、本発明に係るベルト取付け具は、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第1のベルト取付け部材と、同じく、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第2のベルト取付け部材の対からなる背負いカバン用のベルト取付け具であって、前記第1および第2のベルト取付け部材は他の部材を介することなく背負いカバン本体の底面部に取り付け可能なように独立しており、前記ベースのそれぞれには前記ベルト連結具の支持部となる座部に切り欠き部が形成され、前記ベルト連結具のそれぞれは前記切り欠き部の延在方向にスライド自在に取り付けられている、ベルト取付け具である。
図3は、本発明に係るベルト取付け具のベルト取付け部材の他の実施形態を説明するための図である。この実施形態においても、第1および第2のベルト取付け部材の基本構造は同じであるから、以下では、1つのベルト取付け部材の基本構造について説明する。
図3(a)~(d)はそれぞれ、上記ベルト取付け部材の上面図、下面図、保護板を外した状態の下面図、および側面図である。このベルト取付け部材200においても、チャンバ状のベース201にはベルト連結具202の支持部となる座部203に切り欠き部204が形成されており、ベルト連結具202は切り欠き部204の延在方向にスライド自在に取り付けられている。ベース201の左右端近傍に設けられている孔部205a、205bは、鋲などでベルト取付け部材200を背負いカバンに取り付ける際に用いるためのものである。ベース201の裏面側には保護板206がネジ止め等され、ベルト連結具202のスライドをスムーズにするとともに切り欠き部204の延在方向へのベルト連結具202のスライドを規制する後述のストッパ機構207を保護し、さらに、背負いカバン本体に取り付けた状態での安定性等を確保している。なお、ここでも、ベルト取付け具を構成するベルト連結具はダルマカンであるとして説明したが、これに限定されるものではなく、プラバックルなどの他の態様のベルト連結具であってよい。
図3(c)を参照すると、この図に示したストッパ機構207は、頂部にスライドノブ207anを有する第1の係合板207aと第2の係合板207bとから構成されている。第1の係合板207aは第1の傾斜部207asを有しており、第2の係合板207bは第1の傾斜部207asと接する第2の傾斜部207bsを有している。
第1の係合板207aに設けられたスライドノブ207anをスライド(図3(c)では右側)させると、第1の係合板207aの第1の傾斜部207asが第2の係合板207bの第2の傾斜部207bsを押圧する。この押圧により、第2の係合板207bはスライドノブ207anのスライド方向に対して垂直方向(図3(c)では下方向)に押し下げられ、これにより第1の係合板207aと第2の係合板207bは部分的に離間する。この部分的な離間により、ベルト連結具202はスライド可能な状態となる。この状態でベルト連結部202を第1の係止位置(例えば図中の切り欠き部左端)から第2の係止位置(例えば図中の切り欠き部右端)へとスライドさせると、第2の係合板207bがバネなどの弾性体207cの弾性力によりベルト連結部202のスライド方向に対して垂直方向に押し上げられる。このように第2の係合板207bが押し上げられると、第1の係合板207aと第2の係合板207bの部分的な離間が解消されてベルト連結部202が上記第2の係止位置に固定される。
このように、この実施形態のストッパ機構は、スライドノブを有する第1の係合板と第2の係合板とを備えており、前記第1の係合板は第1の傾斜部を有するとともに前記第2の係合板が前記第1の傾斜部と接する第2の傾斜部を有しており、前記第1の係合板に設けられたスライドノブをスライドさせると、前記第1の傾斜部が前記第2の傾斜部を押圧して前記第2の係合板を前記スライドノブのスライド方向に対して垂直方向に押し下げ、これにより前記第1の係合板と第2の係合板を部分的に離間させることで前記ベルト連結具をスライド可能な状態とし、この状態で前記ベルト連結部を第1の係止位置から第2の係止位置へとスライドさせると、前記第2の係合板が弾性体の弾性力により前記ベルト連結部のスライド方向に対して垂直方向に押し上げられ、これにより前記第1の係合板と第2の係合板の部分的な離間が解消されて前記ベルト連結部を前記第2の係止位置に固定する。
このようなストッパ機構を設けることにより、切り欠き部の延在方向へのベルト連結具のスライドを規制し、このストッパ機構により、ベルト連結具の係止位置を少なくとも2段階で調整可能としている。
なお、ストッパ機構は上述のものに限定されず、多様な変形が可能である。
以下に、上述した本発明に係るベルト取付け具を備えた背負いカバンを、ランドセルを例に説明する。
図4は、本発明に係るベルト取付け具を備えたランドセルの一実施形態を説明するための図である。なお、本実施形態では、ランドセル使用時の状態で、ランドセルを背負ったときに背中が接するクッション部分である背当側を後方向(背面方向)、ランドセル本体の上端部を開閉可能に覆う蓋部(かぶせ)側を前方向(正面方向)、ランドセル本体を前方向から見たときの左側および右側をそれぞれ左方向および右方向、ランドセル本体の底面部側を下方向として説明する。
図4(a)~(d)はそれぞれ、本実施例に係るランドセル1の左側面図、底面図、前面図、および蓋部(かぶせ)の裏面の図である。このランドセル1は、学童が通学等する際に、教科書やノート、筆箱などの学習用具等を収容する背負い型の鞄である。このランドセル1は、学習用具等の収容物を収納するために上方に開口した矩形箱状のランドセル本体2と、ランドセル本体2の背面側の上端部に繋がって設けられた略矩形形状の蓋部(かぶせ)3と、ランドセル本体2の背当部4の上部に設けられた持ち手ハンドル5と、背当部4の上部に設けられた背カン(不図示)を介して取り付けられて下方に延びる左右の肩ベルト6と、ランドセル本体2の底面外側に設けられた左右の肩ベルト6を取り付けるための、本発明に係るベルト取付け具10とを有している。
なお、持ち手ハンドル5は、保護者がランドセル1を持ち運ぶ時や学童がロッカーなどから出し入れする時に便利な持ち手となるハンドルである。また、左右の肩ベルト6の下ベルトのそれぞれは、ランドセル本体2の底面部の外側の左右に設けられたベルト取付け具10のそれぞれに連結され、左右のベルト取付け具10のベルト連結具のそれぞれは上述した切り欠き部の延在方向にスライド自在に取り付けられている。このような態様とすると、学童の成長に伴って肩幅が広くなっても窮屈な状態で背負うことがなくなる。また、左右の肩ベルト6には、上ベルトに複数個の調節穴が形成されており、この調節穴により肩ベルト6の長さを複数段階で調節することができる。
ランドセル本体2は、略矩形形状(箱形状)を有し、合成皮革や人工皮革といった皮革素材やナイロン素材等により構成されてよい。ランドセル本体2の収容部は、教科書などを入れるメインスペースとしての主収容部(大マチ)11と、少なくとも1つの副収容部(中マチや小マチあるいは前ポケットなど)12に分割されている。主収容部11の上端部は開口しており、この開口から、主収容部11の内部に教科書等を収容したり、収容した教科書等を外に取り出したりすることができる。また、副収容部12の上端部にも開口部が設けられており、主収容部11と同様に、この開口部から、副収容部12の内部に教科書や筆箱あるいはハンカチなどの小物等を収容したり、収容物を外に取り出したりすることができる。
ランドセル本体2の主収容部11の左側面には、体操服を入れる袋や給食袋等を吊り下げることが可能な吊り金具であるナスカン13が設けられており、ランドセル本体2の主収容部11の右側面にも、防犯ブザー等を吊り下げることが可能なDカン(不図示)が設けられている。また、ランドセル本体2の副収容部12の左側面および右側面には、副収容部12を主収容部11から取り外して例えばショルダーバッグとして単独で使用する際に肩紐を取り付けるために使用可能なDカン7が設けられている。
このランドセル1では、蓋部3の下端側に蓋ベロが設けられておらず、それに代えて第1の係止部材8が蓋部3の裏面側に設けられている。この、第1の係止部材8は、副収容部12の前面下側に設けられた第2の係止部材9と係合可能である。このような態様の第1の係止部材8と第2の係止部材9とすれば、従来の錠前構造で必要となる錠前や錠前差込といった金具と蓋ベロが不要となりランドセルが軽量化するだけではなく、蓋ベロに取り付けた金具が体に当たってけがをするなどの危険性もなくなる。
従来の錠前構造で必要となる錠前や錠前差込といった金具が不要となる結果、従来型のランドセルで用いざるを得なかった細長い金具本体が不要になる。そのため、上述した第1および第2のベルト取付け部材を、他の部材を介することなく、背負いカバンであるランドセル本体2の底面部に独立して取り付けることが可能である。
なお、このようなランドセル1において、副収容部12を、ランドセル本体2の主収容部11の前面側に、主収容部11の前面側に設けられた連結部により着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
このように、本発明に係る背負いカバンは、背負いカバン本体の底面部の外側の左右に、本発明に係るベルト取付け具を構成する2つのベルト取付け部材を、他の部材を介することなくそれぞれ独立して設け、背負いカバン本体の背当面側に設けられた左右の肩ベルトのそれぞれの下端部が、左右それぞれのベルト連結具のベルト連結鐶に連結されている、背負いカバンである。
使用者の背中とランドセルがピッタリとフィットしていないと肩に余計な負担がかかりランドセルが重く感じられるが、本発明によれば、一対のベルト連結具の間隔を使用者の体格に応じて調整可能である結果、使用者の背中とランドセルをピッタリとフィットさせることができる。そのため、肩への負担が軽減されてランドセルも軽く感じられる。しかも、従来の錠前構造で必要となる錠前や錠前差込といった金具が不要となる結果、従来型のランドセルで用いざるを得なかった細長い金具本体が不要となり、ランドセル本体の重量の軽量化も同時に実現され、快適な利用が可能となる。
本発明では、背負いカバンの底面部に設けられるベルト連結具のベルト取付け部材内での位置を可変とし、それにより、背負いカバンの底面部に設けられる一対のベルト連結具間の幅を調整可能とするだけではなく、背負いカバン本体の重量の軽量化も同時に実現したので、背負いカバンの快適な利用が可能となる。
1 ランドセル
2 ランドセル本体
3 蓋部(かぶせ)
4 背当部
5 持ち手ハンドル
6 左右の肩ベルト
7 Dカン
8 第1の係止部材
9 第2の係止部材
10 ベルト取付け具
11 主収容部
12 副収容部
13 ナスカン
100、100a、100b、200 ベルト取付け部材
101、101a、101b、201 ベース
102、102a、102b、202 ベルト連結具
103、203 座部
104、204 切り欠き部
105a、105b、205a、205b 孔部
106、206 保護板
207 ストッパ機構
207an スライドノブ
207a 第1の係合板
207b 第2の係合板
207as 第1の傾斜部
207bs 第2の傾斜部
207c 弾性体

Claims (5)

  1. 背負いカバン本体と、ベルト取付け具と、前記背負いカバン本体を覆う蓋部を備える背負いカバンであって、
    前記ベルト取付け具は、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第1のベルト取付け部材と、同じく、ベルト連結鐶を有するベルト連結具と該ベルト連結具を支持するベースとを備える第2のベルト取付け部材の対からなる背負いカバン用のベルト取付け具であって、
    前記第1および第2のベルト取付け部材は金具本体を介することなく背負いカバン本体の底面部にそれぞれ独立して設けられており、
    前記背負いカバン本体の背当面側に設けられた左右の肩ベルトのそれぞれの下端部が、左右それぞれの前記ベルト連結具のベルト連結鐶に連結され、
    前記ベースのそれぞれには前記ベルト連結具の支持部となる座部に切り欠き部が形成され、前記ベルト連結具のそれぞれは前記切り欠き部の延在方向にスライド自在に取り付けられており、
    前記蓋部の下端側には蓋ベロに代替する第1の係止部材が蓋部の裏面側に設けられており、該第1の係止部材は、前記背負いカバン本体の前面下側に設けられた第2の係止部材と係合可能であり、
    前記背負いカバン本体の底面部の金具本体、および、前記蓋部の蓋ベロを不要とした、
    背負いカバン。
  2. 前記ベルト取付け具は、さらに、前記切り欠き部の延在方向への前記ベルト連結具のスライドを規制するストッパ機構を備え、該ストッパ機構により前記ベルト連結具の係止位置を少なくとも2段階で調整が可能である、請求項1に記載の背負いカバン
  3. 前記ストッパ機構は、スライドノブを有する第1の係合板と第2の係合板とを備えており、前記第1の係合板は第1の傾斜部を有するとともに前記第2の係合板が前記第1の傾斜部と接する第2の傾斜部を有しており、前記第1の係合板に設けられたスライドノブをスライドさせると、前記第1の傾斜部が前記第2の傾斜部を押圧して前記第2の係合板を前記スライドノブのスライド方向に対して垂直方向に押し下げ、これにより前記第1の係合板と第2の係合板を部分的に離間させることで前記ベルト連結具をスライド可能な状態とし、この状態で前記ベルト連結を第1の係止位置から第2の係止位置へとスライドさせると、前記第2の係合板が弾性体の弾性力により前記ベルト連結のスライド方向に対して垂直方向に押し上げられ、これにより前記第1の係合板と第2の係合板の部分的な離間が解消されて前記ベルト連結を前記第2の係止位置に固定する、請求項2に記載の背負いカバン
  4. 前記ベルト連結具はダルマカンである、請求項1~3の何れか1項に記載の背負いカバン
  5. 前記背負いカバンはランドセルである、請求項1~3のいずれか1項に記載の背負いカバン。
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