JP3400208B2 - 蓋体の開閉装置 - Google Patents

蓋体の開閉装置

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清 川島
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はヒンジ部にて開閉自
在に支持された蓋体の開閉装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、容器の蓋体を容器に係止する
装置として様々なものが知られている。その一例とし
て、炊飯器の外蓋の開閉装置について説明する。容器に
対応する炊飯器外胴と、その上面開口部を覆う蓋体に対
応する外蓋とは、ヒンジ部にて連結され、その内部に設
けられているヒンジ軸によって外蓋を外胴に対して回転
可能に軸支している。一方、このヒンジ部と対向する位
置には、係止用のフックレバ−と係止片とを備えた開閉
装置が設けられる。この開閉装置は、閉蓋時にフックレ
バ−の先端部に設けられている爪部が、外胴に設けられ
ている係止片に引っ掛けられることにより、外蓋を外胴
に係止する構造となっている。更に、この係止用のフッ
クレバ−は、弾性体による付勢力を受けている為、その
爪部を外胴の係止片に継続して係止させることができ
る。また逆に、フックレバ−と連動する開閉ボタンの操
作部を指先で操作することにより、フックレバ−を係止
部から容易に外すこともできる。また、上述したヒンジ
軸には、常時外蓋が開く方向に付勢する弾性部材からな
るヒンジバネが巻装して設けられている為、上述した操
作により、フックレバ−と係止片との係止解除を行う
と、外蓋を所定位置まで開蓋動作させるので、簡単に内
釜を出し入れすることができた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒンジ
部には、外蓋をスム−ズに動作させる為にガタが設けら
れていることから、外蓋を強く閉じた時には、外蓋が外
胴の上面開口部と合致せずに横へズレてしまうので、外
観的に良い状態ではなかった。本発明の蓋体の開閉装置
は上記課題を解決し、どのように蓋体を閉じても蓋体と
容器とにズレを生じさせずに、確実に合致させて閉じる
ことを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1の蓋体の開閉装置は、容器に対してヒンジ
部により回転可能に軸支される蓋体の開閉装置であっ
て、上記蓋体あるいは上記容器の外壁のいずれか一方に
係止片を、他方に上記係止片と向かい合って、常時弾性
体により係止方向に付勢される係止用フックを備え、上
記係止片及び上記係止用フックには、互いに向かい合う
当接面を設け、上記当接面の一方を容器の軸心に向けて
凸型の円弧状に形成し、他方の当接面をそれと合致する
ように凹型の円弧状に形成して、閉蓋動作により上記係
止用フックが上記係止片を係止するとともに、上記係止
用フックの係止方向への付勢力により上記係止用フック
の当接面が上記係止片の当接面方向に付勢されて両当接
面が合わされ、上記蓋体及び上記容器がセンタ−位置で
合致するように構成したことを要旨とする。 【0005】上記構成を有する本発明の蓋体の開閉装置
は、蓋体あるいは容器の外壁のいずれか一方に係止片
を、他方に係止片と向かい合って常時弾性体により係止
方向に付勢される係止用フックを備え、これらによって
蓋体の開閉が行われる。また、この係止片及び係止用フ
ックには、互いに向かい合う当接面が、一方を凸型の円
弧状、他方を凹型の円弧状にして設けられており、しか
も係止用フックの当接面は、弾性体により係止片の当接
面方向に付勢されている。その為、もし閉蓋動作時に、
係止片及び係止用フックのセンタ−ラインが合致せずに
ズレたとしても、上述した弾性体が係止用フックへ付勢
力を与えることによって、蓋体が当接面にガイドされて
横滑りして中心に移動するので、上述したセンタ−ライ
ン同士を確実に一致させることができる。 【0006】 【発明の実施の形態】 以上説明した本発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下本発明の蓋体の開閉
装置の好適な実施例について説明する。 【0007】本発明の蓋体の開閉装置の実施例として、
図1に示した炊飯器を用いて説明する。図1に示した炊
飯器本体は、バ−ナ本体等の燃焼器を含むベ−ス11
と、ベ−ス11から着脱自在な外胴12と、この外胴1
2内に位置する釜13及び、外胴12の上面開口部を開
閉自在に覆う蓋体14とを有している。 【0008】次に、蓋体14を開閉自在に動作させる為
のヒンジ部16の構造について、図2及び図3の説明図
を用いて簡単に説明する。ヒンジ部16は、外胴12上
部に後述する係止部17と相対する位置に設置される。
このヒンジ部16内には、蓋体14を軸支する為のヒン
ジ軸21が設けられており、更にこのヒンジ軸21の周
りには、蓋体14の回転動作を行う為の筒状のインナ−
(図示略)と呼ばれるものが外挿されている。また、こ
のインナ−には、スプリングバネ22が巻かれ、蓋体1
4が図3に示したa方向にバネ力が働くように固定され
ている為、後述する係止部17に働く係止力が失われる
と、ヒンジ軸21を中心に蓋体14が勝手に回転動作を
行い、図3に示した位置にて停止する。また、ヒンジ部
16下方には、炊飯の際に、蓋体14の内側にたまった
水滴を受ける為の汁受け23が設けられているので、蓋
体14の開閉時にテ−ブル等が濡れる心配はない。 【0009】次に、蓋体14を外胴12に係止する係止
部17について、図4〜6の説明図を用いて説明する。
図4及び図5に示した係止部17では、外胴12の上面
開口部に設けられたヒンジ部16と相対する位置にキャ
ッチャ−台31が設けられており、このキャッチャ−台
31の正面側には、係止用フックである開閉ボタン33
を収納する為の穴32が設けられている。更に、その内
壁の左右両側には、開閉ボタン33の有する回転軸34
と合致する為の半楕円孔部35が各1個ずつ設けられて
いる。また、開閉ボタン33用収納穴32の下面付近に
は、後述するコイルバネ36を固定する為の固定穴37
が設けられている。 【0010】コイルバネ36を固定穴37に挿入・固定
した後、上述したキャッチャ−台31正面の開閉ボタン
33用収納穴32には、開閉ボタン33が挿入される。
この開閉ボタン33は、その上面傾斜部の操作面43を
プッシュ操作することによって、その両側面の設けられ
た回転軸34を中心に図3上のaあるいはb方向に回転
動作して蓋体14の開閉を行う。また、開閉ボタン33
の裏面側には、後述する爪部41が入り係合する為の溝
46が設けられており、閉蓋時に爪部41がここに滑り
込むと、図5に示した開閉ボタン33の裏面側上面部で
あるフック部48によって係止される。また、この溝4
6の下方部には、キャッチャ−台31と同様にコイルバ
ネ36を固定する為の固定穴47が設けられており、こ
れら固定穴37,47に設置されるコイルバネ36の押
圧(回転)力は開閉ボタン33の下端部を正面に押し出
す方向(図面上では、左方向)に働く。更に、開閉ボタ
ン33の裏面側上方正面部33cは、凸型の円弧状に形
成され、閉蓋時に後述するキャッチャ−カバ−38の位
置決め面38aと当接し、外胴12の上面開口部と蓋体
14との位置決めを行う。 【0011】一方、蓋体14には、閉蓋時にキャッチャ
−台31の上部に位置するようにキャッチャ−カバ−3
8が設けられている。このキャッチャ−カバ−38に
は、図7に示すように外胴12の軸心に向けて凹型の円
弧状に形成されている位置決め面38aが設けられてい
る。この位置決め面38aの円弧径は、開閉ボタン33
の上面傾斜部である操作部(凸部)43に設けられてい
る位置決め面33cと同径となっている。また、キャッ
チャ−カバ−38には、その正面部に開閉ボタン33の
フック部48と係合する為の爪部41が設けられてお
り、閉蓋時に開閉ボタン33のフック部48の突起部と
係合することによって、蓋体14が図3上のa方向に回
転動作しないように構成されている。 【0012】次に、係止部17の閉蓋時における動作説
明を図6を用いて行う。蓋体14が閉じられる瞬間、キ
ャッチャ−カバ−38の正面に位置する爪部41の下面
部41bは、開閉ボタン33の上面部33aと接触する
と同時に、開閉ボタン33を図4の反時計方向に回転動
作させる。そして、爪部41の前面部41cと開閉ボタ
ン33の前面部33cとが、接触しながら互いに異なる
方向へ滑っていき、上面部41aが開閉ボタン33の下
面部33bと接触する位置に達すると、コイルバネ36
によって開閉ボタン33は逆方向(時計方向)に回転動
作して、爪部41を開閉ボタン33の溝46に滑り込ま
せる。その結果、溝46の上面部46aには、ヒンジ部
16のスプリングバネ22による図面上の上方向への付
勢力が働き、溝46の側面部46bには、開閉ボタン3
3のコイルバネ36による図面上の右方向への付勢力が
働くので、蓋体14は外胴12に係止されることとな
る。また、蓋体14が外胴12に係止される際に、図7
に示したようにズレが生じたとしても、先に述べたコイ
ルバネ36の押圧力によってキャッチャ−カバ−38及
び開閉ボタン33の位置決め面38aと33cとの間に
半径方向及び接線方向に付勢力F1,F2がそれぞれ働
くこととなる。そして、開閉ボタン33は図7上の左右
方向には動作できないことから、位置決め面38aが位
置決め面33c上で滑り動作を行い、蓋体14は外胴1
2上面開口部に合致するように図7上の左方向へスム−
ズに移動するので、半径方向及び接線方向のズレはなく
なる。 【0013】以上説明したように、本実施例の蓋体の開
閉装置によれば、蓋体14を閉じた際の外胴12及び蓋
体14にそれぞれ設けられた係止部17同士のズレがな
くなり、外胴12の上面開口部と蓋体14とを正確に合
致させることができる。尚、開閉ボタン33を蓋体14
に設け、キャッチャ−カバ−38の爪部41をキャッチ
ャ−台31に設けた構成でも良く、同様の効果が得られ
る。 【0014】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、小物入れ
や蓋付きのゴミ入れといった非常に身近な物にも適用で
きる。 【0015】 【発明の効果】以上記述したように本発明の蓋体の開閉
装置によれば、蓋体を容器の上面開口部に正確に合わせ
ることができ、係止片及び係止用フックのセンタ−ライ
ン同士を確実に一致させることができる為、従来のよう
に蓋体の開閉時に外観的に悪い印象を受けることがなく
なる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例としての炊飯器の蓋体閉時の構造図で
ある。 【図2】一実施例としてのヒンジ部の説明図である。 【図3】一実施例としての炊飯器の蓋体開時の構造図で
ある。 【図4】一実施例としての係止部の説明図である。 【図5】一実施例としての係止部の横断面図である。 【図6】一実施例としての係止部の説明図である。 【図7】一実施例としての係止部の作動図である。 【符号の説明】 外胴 ・・・12 蓋体 ・・・14 ヒンジ部 ・・・16 係止部 ・・・17 キャッチャ−台 ・・・31 開閉ボタン ・・・33 当接面(開閉ボタン) ・・・33c コイルバネ ・・・36 キャッチャ−カバ− ・・・38 当接面(キャッチャ−カバ−)・・・38a キャッチャ−カバ−爪部 ・・・41 開閉ボタンフック部 ・・・48

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 容器に対してヒンジ部により回転可能に
    軸支される蓋体の開閉装置であって、 上記蓋体あるいは上記容器の外壁のいずれか一方に係止
    片を、他方に上記係止片と向かい合って、常時弾性体に
    より係止方向に付勢される係止用フックを備え、上記係
    止片及び上記係止用フックには、互いに向かい合う当接
    面を設け、上記当接面の一方を容器の軸心に向けて凸型
    の円弧状に形成し、他方の当接面をそれと合致するよう
    凹型の円弧状に形成して、閉蓋動作により上記係止用
    フックが上記係止片を係止するとともに、上記係止用フ
    ックの係止方向への付勢力により上記係止用フックの当
    接面が上記係止片の当接面方向に付勢されて両当接面が
    合わされ、上記蓋体及び上記容器がセンタ−位置で合致
    するように構成したことを特徴とする蓋体の開閉装置。
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