JP5595599B2 - 等化装置、受信装置及び等化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、等化装置、受信装置及び等化方法に関する。
受信信号を復調する際、伝送路歪みやフェージングを補償するため、受信信号の位相や振幅を補正(以下、「等化」という)する必要がある。特に、伝送路歪みが大きい場合及び伝送路特性の時間変動が大きい場合には、等化精度を向上する技術及び伝送路の急激な変動への追従を保証する技術が要求される。
一般に、等化には、時間軸等化と周波数軸等化とがある。時間軸等化は、受信信号を適応フィルタに入力し、フィルタ係数を適応アルゴリズムによって最適化しながら受信信号の歪みを補償する等化方法である。周波数軸等化は、受信信号をもとに時間軸にてCIR(Channel Impulse Response:チャンネルインパルス応答)を検出し、その検出結果をフーリエ変換して周波数軸で波形等化を行う等化方法である。例えば、北米等で採用されているVSB変調を用いた放送規格のATSC(Advanced Television Systems Committee)では、規定されたデータフレームにPN符号の既知信号であるフィールド同期信号が挿入されているため、これを参照信号としてCIR検出を行って周波数軸等化を行う方法が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
米国特許第7136111号明細書 米国特許第7180552号明細書
周波数軸での等化は、フーリエ変換された受信信号及びCIRを用いて行われる。この時、VSB変調等のように、シングルキャリアで伝送された信号の周波数軸等化は、マルチキャリア伝送であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)と違い、周波数軸への変換を任意の間隔で行うことができる。OFDMでは多数のキャリアからなる1シンボルをフーリエ変換し各周波数の情報を用いて信号を復調するため、フーリエ変換及び周波数軸等化を行う間隔は一定である必要がある。しかし、シングルキャリア伝送であるVSB変調では、変調された信号は波形等化後、逆フーリエ変換されて時間軸の信号に戻されてから復調されるため、周波数軸へのフーリエ変換、周波数軸等化及び時間軸への逆フーリエ変換に用いる信号の長さ(以下、等化幅という)を任意のシンボル数で行うことができる。
ここで、波形等化区間に対応するフーリエ変換の間隔は、波形等化に用いるCIRの時間幅及び時間変動への追従速度に影響を与える。フーリエ変換間隔を短くとった場合、CIRの時間幅は短くなるが、CIRの時間変動への追従速度は速くなる。これにより、遅延波の検出範囲が短くなり、等化精度は悪化するが、伝送路の時間変動に強い波形等化を行うことができる。一方、フーリエ変換の間隔を長く取った場合、CIRの時間変動への追従速度が遅くなるが、CIRの時間幅は、長くなる。これにより、波形等化は伝送路の時間変動に弱くなるが、遅延波の検出範囲が広くなり、等化精度は、良くなる。等化を行う間隔を決める際は、このようなトレードオフを考慮する必要がある。
また、ATSC等のシングルキャリア伝送方式は、OFDMで用いられるGI(Guard Interval)のようなCP(Cyclic Prefix)を持たないのが一般的である。そのため、周波数軸での等化は、時間軸での巡回畳み込みとなって、受信信号のフーリエ変換区間の後方の成分がフーリエ変換の前方の成分の等化結果に影響を及ぼし、精度を悪化させる。そのため、フーリエ変換区間を短くとり等化を行った場合、相対的に誤り率の悪化を引き起こす。このため、伝送路の時間変動への追従と巡回畳み込みの影響による等化精度悪化においても、等化を行う間隔を決める際と同様に、トレードオフを考慮する必要がある。
なお、多値VSB変調を用いるATSCでは、約2.4ms間隔でフィールド同期信号と呼ばれる既知信号があり、この信号を用いてCIRを検出することができる。しかし、2.4msの間に伝送路が変動する場合、十分に伝送路の時間変動量が検出されないという問題もある。
そこで、本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、伝送路の時間変動に対応した波形等化を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る等化装置は、受信信号から、チャンネルインパルス応答を生成するCIR生成部と、前記受信信号のうち異なる区間の信号に基づいて、前記CIR生成部で生成された複数の前記チャンネルインパルス応答を用いて、前記チャンネルインパルス応答の変動量を検出するCIR変動検出部と、前記チャンネルインパルス応答の変動量が大きいほど、前記受信信号を等化する際の信号長に対応する等化幅を短く決定する等化幅制御部と、前記等化幅制御部で決定された等化幅で、前記CIR生成部で生成されたチャンネルインパルス応答を用いて、前記受信信号を等化して復調信号を生成する波形等化部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、伝送路の時間変動に対応した波形等化を行うことができる。
実施の形態1及び2に係る受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1及び2における等化装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における伝送路推定部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1において、伝送路特性の変動量が小さい場合における、等化幅と、CIRとの関係を示す概略図である。 実施の形態1において、伝送路特性の変動量が大きい場合における、等化幅と、CIRとの関係の一例を示す概略図である。 実施の形態1において、伝送路特性の変動量が大きい場合における、等化幅と、CIRとの関係の他の例を示す概略図である。 実施の形態1における波形等化部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における伝送路推定部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における波形等化部の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る受信装置100の構成を概略的に示すブロック図である。受信装置100は、信号処理装置101と、等化装置110と、誤り訂正装置104と、記憶装置105とを備える。なお、図1における括弧内の符号は、実施の形態2の構成である。
信号処理装置101は、アンテナ106で受信された放送波の信号(本実施の形態では、VSB信号)を所定の周波数帯に変換することにより、受信信号を生成する。信号処理装置101は、チューナ102と、同期処理装置103とを備える。
チューナ102は、アンテナ106で受信されたVSB信号VSの周波数を変換して、IF(Intermediate Frequency)信号ISを生成し、このIF信号ISを同期処理装置103に与える。
同期処理装置103は、IF信号ISを同期検波することで、ベースバンド信号を生成し、このベースバンド信号を受信信号BSとして等化装置110に与える。
等化装置110は、受信信号BSに等化処理を行うことで、復調信号DSを生成し、この復調信号DSを誤り訂正装置104に与える。
誤り訂正装置104は、復調信号DSに誤り訂正処理を行うことで、出力信号OSを生成し、この出力信号OSを出力する。
記憶装置105は、受信装置100での処理に必要な情報を記憶する。例えば、本実施の形態においては、記憶装置105は、等化装置110が等化処理を行う際に使用する既知信号KSを記憶する。
図2は、実施の形態1における等化装置110の構成を概略的に示すブロック図である。等化装置110は、受信信号蓄積部111と、調整部112と、信号選択部113と、伝送路推定部114と、波形等化部115とを備える。なお、括弧内の符号は、実施の形態2における構成である。
受信信号蓄積部111は、シングルキャリア方式で伝送され、所定の周波数帯域に変換された受信信号BSを入力として、図示しないメモリに蓄積する。
そして、受信信号蓄積部111は、伝送路推定部114に、伝送路推定を行うタイミングで、伝送路推定に使用する区間の受信信号BSを与える。ここで、伝送路推定に使用する区間の受信信号BSは、信号選択部113で選択された復調信号DS又は既知信号KSと時間的に同期した信号である。
また、受信信号蓄積部111は、波形等化部115に、波形等化を行うタイミングで、波形等化を行う区間の受信信号BSを与える。ここで、波形等化を行う区間の受信信号BSは、波形等化部115においてフーリエ変換を行う際のフーリエ変換区間に対応する信号である。
調整部112は、波形等化部115から与えられた復調信号DSを、既知信号KSに準ずる信号として受信信号BSと比較できるように調整し、信号選択部113に与える。
例えば、受信信号BSが8値の時、一般に波形等化部115から与えられた復調信号DSは8値よりも細かい値になっている。この時、調整部112は、硬判定又は軟判定により、波形等化部115から与えられた復調信号DSを8値に変換する。なお、調整部112は、ATSCでは受信信号BSがトレリス符号化されているため、ビタビ復号器を用いて、8値に変換してもよい。この場合、復調に応じた閾値を用いて硬判定する場合よりも、信頼性の高い判定結果が得られる。
さらに、調整部112は、波形等化部115から与えられた復調信号DSに、誤り訂正を行ってもよい。この場合には、より誤りの少ない復調信号DSを用いて、CIRを検出することができる。
以上のようにして、調整部112で調整された復調信号DSは、受信信号BSのうち、既知信号KS以外の区間の信号でCIRを検出する際に、既知信号KSに準ずる信号として用いられる。これにより、伝送路推定部114は、受信信号BSの既知信号KS以外の区間でもCIRの検出及びCIRの変動量の検出が可能となる。
信号選択部113は、伝送路推定部114で行われる伝送路推定に用いられる信号として、調整部112から与えられる復調信号DS、及び、記憶装置105から与えられる既知信号KSの何れかを選択し、選択された信号を伝送路推定部114に与える。ここで、信号選択部113は、受信信号BSにおいて、既知信号KSに対応する信号が含まれている区間では、既知信号KSを用いてCIRを検出するために既知信号KSを選択し、受信信号BSにおいて、既知信号KS以外の信号が含まれている区間では、復調信号DSを用いてCIRを検出するために復調信号DSを選択する。
伝送路推定部114は、信号選択部113から与えられる既知信号KS又は復調信号DS、及び、受信信号蓄積部111から与えられる受信信号BSを用いて、CIRを検出するとともに、等化を行う等化幅を決定する。そして、伝送路推定部114は、検出されたCIRと、決定された等化幅を示す制御信号CSとを波形等化部115に与える。
図3は、伝送路推定部114の構成を概略的に示すブロック図である。伝送路推定部114は、CIR検出部114aと、CIR変動検出部114bと、等化幅制御部114cと、CIR出力部114dとを備える。ここで、CIR検出部114aと、CIR出力部114dとにより、CIR生成部114eが形成される。
CIR検出部114aは、信号選択部113から与えられる既知信号KS又は復調信号DS、及び、受信信号蓄積部111から与えられる受信信号BSからCIRを検出して、検出されたCIRをCIR変動検出部114b及びCIR出力部114dに与える。ここで、CIRの検出には、例えば、適応フィルタを伝送路と見立て、既知信号KS又は復調信号DSを適応フィルタに入力し、その出力が受信信号と一致するようにフィルタ係数を更新し、収束後のフィルタ係数をCIRとする方法が用いられる。既知信号KSが適応フィルタに入力された際には、既知信号KSが含まれている区間の受信信号BSと一致するように、適応フィルタのフィルタ係数が更新される。また、復調信号DSが適応フィルタに入力された際には、入力された復調信号DSの生成元である区間の受信信号BSと一致するように、適応フィルタのフィルタ係数が更新される。以下、既知信号KSに基づいて検出されたCIRは、第1のCIR(FCIR)ともいい、復調信号DSに基づいて検出されたCIRは、第2のCIR(SCIR)ともいう。
なお、CIR検出部114aは、周波数軸で伝送路を検出してもよい。この点、本発明においては、CIRを検出するアルゴリズムは任意であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
CIR変動検出部114bは、CIR検出部114aから与えられるCIR(FCIR、SCIR)に基づいて、伝送路特性の変動量DVを算出する。CIR変動検出部114bは、例えば、時間軸において隣接するCIRを比較した結果により、伝送路特性の変動量DVを算出してもよい。この際、CIR変動検出部114bは、直前のCIR等、算出に使用されるCIRを、図示してはいない記録部に記録しておく。また、CIR変動検出部114bは、複数の第1のCIRから直線内挿を行うことで得られたCIRと、これらの第1のCIRの間で検出された第2のCIRとを比較してもよい。
伝送路特性の変動量DVは、CIR間の変動量を示すものであればよい。例えば、伝送路特性の変動量DVは、CIR間で、対応する各タップの値の差分の絶対値の総和により得られてもよく、また、対応する各タップの値の差分の2乗値の総和により得られてもよい。これにより、比較的小さい回路規模でCIR間の変動量を得ることができる。
また、CIR変動検出部114bは、CIR間で、対応する各タップの値を乗算し総和を求めることで、相関をとってもよい。相関をとることによって、ノイズに影響されにくい伝送路特性の変動量DVを検出することができる。この場合、差分の総和とは違い、乗算の総和値が大きいほど、相関が高く、CIR間の変動量は少ない。
さらに、総和をとる区間は、等化幅に合わせて調節してもよい。また、3つ以上のCIRを用いて行ったCIR間の変動量の検出結果を足し合わせることで、伝送路特性の変動量DVとしてもよい。これにより、複数の変動量を足し合わせることでノイズの影響を抑えることができる。
CIR変動検出部114bは、算出された伝送路特性の変動量DVを等化幅制御部114cに与える。
等化幅制御部114cは、CIR変動検出部114bから与えられた伝送路特性の変動量DVに応じて等化幅を決定する。そして、等化幅制御部114cは、決定された等化幅を示す制御信号CSを、CIR出力部114d及び波形等化部115に与える。例えば、等化幅制御部114cは、伝送路特性の変動量DVと、予め定められたしきい値とを比較することにより、伝送路特性の変動量DVが属する範囲に対応する等化幅を決定する。この際、等化幅としてn(nは2以上の自然数)種類の間隔を用いる場合、n−1個のしきい値が必要となる。なお、決定される等化幅は、伝送路特性の変動量DVが大きいほど、短い時間になるものとする。例えば、受信信号BSにおいて、1フィールドには、313セグメントが含まれており、1セグメントが832シンボルからなっている場合、等化幅制御部114cは、1セグメントの数分の1から数倍のブロックを一単位として、等化幅を決定することができる。
ここで、等化幅制御部114cによる等化幅の制御を、図4〜6を用いて説明する。図4〜6では、いずれも横軸が時間、縦軸がCIRに対応する。
図4は、伝送路特性の変動量DVが小さい場合における、等化幅と、CIRとの関係を示す概略図である。ここで、図4(図5及び図6も同様)における縦軸は、CIRの各タップの値の絶対値の総和であるものとする。また、図4に示されているフーリエ変換区間の幅(時間)が、等化幅である。
図4に示されているように、伝送路特性の変動量DVが小さい場合には、フーリエ変換区間の幅(等化幅)を広めにとることで、等化装置110は、長遅延波も含めたCIRを用いて等化を行うことができる。
図5は、伝送路特性の変動量DVが大きい場合における、等化幅と、CIRとの関係を示す概略図である。ここで、図5は、伝送路特性の変動量DVは大きいが、図4と同じ等化幅でフーリエ変換区間が設定されている場合を示している。
図5に示されている場合では、フーリエ変換を行う間(フーリエ変換区間)において、CIRが大きく変動するため、等化精度が悪くなることが懸念される。
図6は、伝送路特性の変動量DVが大きい場合における、等化幅と、CIRとの関係を示す概略図である。ここで、図6は、伝送路特性の変動量DVが大きく、図4及び図5と比べて短い等化幅でフーリエ変換区間が設定されている場合を示している。
図6に示されている場合では、フーリエ変換を行う間(フーリエ変換区間)に変動するCIRの量が小さいため、長遅延波の成分が十分に小さい場合、図5に比べ等化精度がよくなると思われる。
図3の説明に戻り、CIR出力部114dは、等化幅制御部114cから与えられる制御信号CSに応じて、CIRを出力するタイミングを制御する。ここで、CIR出力部114dは、等化幅制御部114cから与えられる等化幅に対応するフーリエ変換区間毎に、各々のフーリエ変換区間に対応するCIRを波形等化部115に与える。CIR出力部114dは、フーリエ変換区間にCIR検出部114aから与えられたCIR(FCIR、SCIR)を対応付けた際に、CIRが不足する場合には、CIR検出部114aから与えられたCIRに基づいて、この不足しているCIRを算出する。このようにして算出されるCIRは、以下、第3のCIR(TCIR)ともいう。一例として、CIR出力部114dは、CIR検出部114aから与えられた複数のCIR(FCIR、SCIR)に基づいて、内挿又は外挿を行うことで、第3のCIRを算出する。図6に示されている例では、CIR出力部114dは、等化幅制御部114cから与えられる等化幅に基づくフーリエ変換区間T1に、CIR検出部114aから与えられたCIR(図6では、FCIR)を対応させる。そして、CIR出力部114dは、CIR検出部114aから与えられたCIR(図6では、FCIR及びSCIR)に基づいて、内挿を行うことにより第3のCIRであるTCIR1〜TCIR3を算出して、フーリエ変換区間T2〜T4にそれぞれを対応させる。
なお、CIR出力部114dは、例えば、CIR検出部114aから与えられたCIRのうち、時間軸において隣接する2つのCIRを直線で内挿又は外挿することによって、第3のCIRを求めてもよい。
また、既知信号KSにより検出された第1のCIRと、復調信号DSにより検出された第2のCIRとでは、精度に差があるため、CIR出力部114dは、これらに重みを付けた内挿又は外挿を行ってもよい。この場合には、第1のCIRの方が、精度が高いと考えられるため、第1のCIRの重みが大きくなるようにすればよい。
なお、CIR出力部114dは、CIR検出部114aから与えられたCIRのうち、3つ以上のCIRを用いて2次以上の関数で内挿又は外挿することによって、CIR未検出区間のCIRを求めてもよい。
そして、CIR出力部114dは、制御信号CSで示される等化幅に応じたタイミングにおいて、対応するCIRを、波形等化部115に与える。ここで、本実施の形態においては、波形等化部115に与えられるCIRは、第1のCIR、第2のCIR及び第3のCIRの何れかである。
図2の説明に戻り、波形等化部115は、伝送路推定部114から与えられたCIR及び制御信号CS、並びに、受信信号蓄積部111からの、タイミングの調節された受信信号BSを用いて、周波数軸にて波形等化を行う。そして、波形等化部115は、波形等化後の復調信号DSを出力する。
図7は、波形等化部115の構成を概略的に示すブロック図である。波形等化部115は、第1のフーリエ変換部115aと、第2のフーリエ変換部115bと、等化部115cと、逆フーリエ変換部115dとを備える。
第1のフーリエ変換部115aは、伝送路推定部114から与えられた制御信号CSで示される等化幅に基づくフーリエ変換区間に対応させて、伝送路推定部114から与えられたCIRをフーリエ変換することにより、伝送路推定信号FFSを生成する。ここで、伝送路推定部114から与えられた等化幅よりも、伝送路推定部114から与えられたCIRの幅が大きい場合には、第1のフーリエ変換部115aは、CIRに含まれているフィルタ係数のうち、遅延量の大きいタップ位置の値を切り捨てて、フーリエ変換を行う。そして、第1のフーリエ変換部115aは、この伝送路推定信号FFSを等化部115cに与える。
第2のフーリエ変換部115bは、伝送路推定部114から与えられた制御信号CSで示される等化幅に基づくフーリエ変換区間に対応させて、受信信号蓄積部111から与えられた受信信号BSをフーリエ変換して、周波数領域信号SFSを生成する。そして、第2のフーリエ変換部115bは、この周波数領域信号SFSを等化部115cに与える。
等化部115cは、伝送路推定部114から与えられた制御信号CSで示される等化幅に基づくフーリエ変換区間毎に、第1のフーリエ変換部115aから与えられる伝送路推定信号FFSをもとに、第2のフーリエ変換部115bから与えられる周波数領域信号SFSに対して周波数軸等化を施すことで、等化信号MFSを生成する。そして、等化部115cは、この等化信号MFSを逆フーリエ変換部115dに与える。
逆フーリエ変換部115dは、等化部115cから与えられた等化信号MFSを、伝送路推定部114の出力である制御信号CSで示される等化幅に基づくフーリエ変換区間毎に、逆フーリエ変換を行うことで、等化信号MFSを時間軸に戻した復調信号DSを生成する。そして、逆フーリエ変換部115dは、生成された復調信号DSを出力する。
以上のように、実施の形態1によれば、既知信号KSではない区間の復調信号DSを用いてCIR(SCIR)を検出し、伝送路特性の変動量DVに応じて等化幅を制御することで、伝送路の時間的な変動にあわせた波形等化を行うことができる。また、実施の形態1によれば、CIRの検出結果を用いて伝送路特性の変動量DVを検出することで、正確に変動量を検出することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、等化幅を伝送路特性の変動量DVのみから決定したが、ここでは、長遅延成分の検出結果も用いて等化幅を検出する実施の形態を示す。また、実施の形態1では、等化幅に基づいて、フーリエ変換、等化及び逆フーリエ変換を制御したが、ここでは、等化幅に基づいて、受信信号BSへの窓関数乗算及びフーリエ変換結果のオーバラップも制御する実施の形態を示す。
図1に示すように、実施の形態2に係る受信装置200は、信号処理装置101と、等化装置210と、誤り訂正装置104と、記憶装置105とを備える。実施の形態2に係る受信装置200は、等化装置210において、実施の形態1に係る受信装置100と異なっている。
図2に示すように、実施の形態2における等化装置210は、受信信号蓄積部111と、調整部112と、信号選択部113と、伝送路推定部214と、波形等化部215とを備える。実施の形態2における等化装置210は、伝送路推定部214及び波形等化部215において、実施の形態1における等化装置110と異なっている。
伝送路推定部214は、信号選択部113から与えられる既知信号KS又は復調信号DS、及び、受信信号蓄積部111から与えられる受信信号BSを用いて、CIRを検出するとともに、等化を行う等化幅を決定する。そして、伝送路推定部214は、検出されたCIRと、決定された等化幅を示す制御信号CSとを波形等化部215に与える。
図8は、伝送路推定部214の構成を概略的に示すブロック図である。伝送路推定部214は、CIR検出部114aと、CIR変動検出部114bと、等化幅制御部214cと、CIR出力部214dと、長遅延検出部214fとを備える。ここで、CIR検出部114aと、CIR出力部214dとにより、CIR生成部214eが形成される。実施の形態2における伝送路推定部214は、等化幅制御部214c及びCIR出力部214dでの処理の点、並びに、長遅延検出部214fがさらに備えられている点において、実施の形態1における伝送路推定部114と異なっている。
長遅延検出部214fは、CIR検出部114aから与えられたCIRの長遅延成分の大きさと位置とを検出する。CIRの長遅延成分の大きさ及び位置は、予め定められたタップ位置よりも外側(遅延量の大きい)のタップ位置におけるフィルタ係数の大きさ及びタップ位置である。ここで、長遅延を判定するためのしきい値である予め定められたタップ位置は、予め定められた等化幅の最小値に対応したタップの中で最も遅延量の大きいタップ位置であることが望ましい。長遅延検出部214fは、CIR検出部114aから与えられたCIRに含まれ、予め定められたしきい値を超えた値を有するフィルタ係数のうち、予め定められたタップ位置よりも遅延量の大きいタップ位置のフィルタ係数を特定し、特定されたフィルタ係数の大きさ及びタップ位置(タップ番号)を、長遅延成分の大きさ及び位置として検出する。
そして、長遅延検出部214fは、CIR検出部114aから与えられたCIRの長遅延成分の大きさ及び位置を、検出結果RVとして等化幅制御部214cに与える。
等化幅制御部214cは、CIR変動検出部114bから与えられた伝送路特性の変動量DV、及び、長遅延検出部214fから与えられる検出結果RVに応じて等化幅を決定する。ここでは、伝送路特性の変動量DVが大きいほど等化幅を短くし、また、検出結果RVで示される長遅延成分の大きさが大きいほど等化幅を長くし、さらに、検出結果RVで示される長遅延成分の位置に対応する遅延量が大きいほど等化幅を長くする必要がある。
例えば、等化幅制御部214cは、長遅延成分の大きさの値として、長遅延成分の大きさとして与えられたフィルタ係数の値の総和を算出する。また、等化幅制御部214cは、長遅延成分の位置の値として、長遅延成分の位置として与えられたタップ番号の総和を算出する。なお、長遅延成分の大きさの値は、長遅延成分の大きさとして与えられたフィルタ係数の絶対値の最大値であってもよく、また、長遅延成分の位置の値は、長遅延成分の位置として与えられたタップ番号の最大値であってもよい。
そして、等化幅制御部214cは、伝送路特性の変動量DVの範囲、算出された長遅延成分の大きさの値の範囲、及び、算出された長遅延成分の位置の値の範囲の組み合わせ毎に、予め定められた複数の等化幅の中から、対応する等化幅を決定してもよい。
また、等化幅制御部214cは、下記の(1)式で算出される値の範囲毎に、予め定められた複数の等化幅の中から、対応する等化幅を決定してもよい。
Figure 0005595599
そして、等化幅制御部214cは、決定された等化幅を示す制御信号CSを、CIR出力部214d及び波形等化部215に与える。
なお、実施の形態2においては、波形等化部215において、オーバラップが行われているため、CIRは、オーバラップを行わない場合に比べ、同じ等化幅であってもより多くの値が用いられることになる。そのため、例えば、実施の形態2において等化幅制御部214cで決定される等化幅は、CIRの変動量が大きくても、実施の形態1において決定される等化幅よりも長いものとなっていることが望ましい。
CIR出力部214dは、等化幅制御部214cから与えられる制御信号CSに応じて、CIRを出力するタイミングを制御する。実施の形態2におけるCIR出力部214dは、実施の形態1におけるCIR出力部114dと同様の処理を行うほか、波形等化部215で行うオーバラップに対応して、CIRを出力するタイミングを制御する。例えば、波形等化部215が50パーセントの割合でオーバラップを行う場合(ハーフオーバラップ)、CIR出力部214dは、実施の形態1と比べて、2分の1のタイミングで、対応するCIRを出力する必要がある。なお、CIR出力部214dは、CIR検出部114aから与えられたCIRに基づいて、内挿又は外挿によりオーバラップ用のCIRを生成してもよい。また、CIR出力部214dは、実施の形態1と同様にして生成されたCIRと同じCIRを、タイミングをずらして、オーバラップ用のCIRとして出力してもよい。
図2の説明に戻り、波形等化部215は、伝送路推定部214から与えられたCIR及び制御信号CS、並びに、受信信号蓄積部111からの、タイミングの調節された受信信号BSを用いて、周波数軸にて波形等化を行う。そして、波形等化部215は、波形等化後の復調信号DSを出力する。
図9は、波形等化部215の構成を概略的に示すブロック図である。波形等化部215は、第1のフーリエ変換部215aと、第2のフーリエ変換部215bと、等化部215cと、逆フーリエ変換部215dと、窓関数乗算部215eと、オーバラップ部215fとを備える。
第1のフーリエ変換部215aは、実施の形態1における第1のフーリエ変換部115aと同様に、伝送路推定部214から与えられた制御信号CSで示される等化幅に基づくフーリエ変換区間に対応させて、伝送路推定部214から与えられたCIRをフーリエ変換して、伝送路推定信号FFSを生成する。但し、実施の形態2における第1のフーリエ変換部215aは、オーバラップ部215fで信号を重ね合わせる関係で、オーバラップ用に、所定の時間ずれたタイミングでも伝送路推定信号FFSを生成する。
そして、第1のフーリエ変換部215aは、生成された伝送路推定信号FFSを等化部215cに与える。
窓関数乗算部215eは、受信信号蓄積部111から与えられた受信信号BSに、伝送路推定部214から与えられた制御信号CSで示される等化幅に対応した窓関数を乗算することで、窓がかけられた受信信号WBSを生成する。ここで、この窓関数で値を切り出す区間は、伝送路推定部214から与えられた制御信号CSで示される等化幅に対応して決定される。この窓関数は、フーリエ変換の境界が不連続となる影響を軽減するために重み付けを行うためのものである。例えば、窓関数にはハニング窓等がある。
そして、窓関数乗算部215eは、このように窓がかけられた受信信号WBSを第2のフーリエ変換部215bに与える。
第2のフーリエ変換部215bは、伝送路推定部114から与えられた制御信号CSで示される等化幅に基づくフーリエ変換区間に対応させて、窓関数乗算部215eから与えられた、窓がかけられた受信信号WBSをフーリエ変換して、周波数領域信号SFSを生成する。
そして、第2のフーリエ変換部215bは、この周波数領域信号SFSを等化部215cに与える。
等化部215cは、伝送路推定部214から与えられた制御信号CSで示される等化幅に対応するフーリエ変換区間毎に、第1のフーリエ変換部215aから与えられる伝送路推定信号FFSをもとに、第2のフーリエ変換部215bから与えられる周波数領域信号SFSに対して周波数軸等化を施すことで、等化信号MFSを生成する。そして、等化部215cは、この等化信号MFSを逆フーリエ変換部215dに与える。
逆フーリエ変換部215dは、等化部215cから与えられた等化信号MFSを、伝送路推定部214の出力である制御信号CSで示される等化幅に基づくフーリエ変換区間毎に、逆フーリエ変換を行うことで、等化信号MFSを時間軸に戻した復元信号である第1の復調信号FDSを生成する。
そして、逆フーリエ変換部215dは、生成された第1の復調信号FDSをオーバラップ部215fに与える。
オーバラップ部215fは、伝送路推定部214から与えられた制御信号CSで示される等化幅に対応させて、逆フーリエ変換部215dから与えられた第1の復調信号FDSをオーバラップすることで、復調信号DSを生成する。ここで、オーバラップとは、受信信号BSに乗算された窓関数の影響を相殺するために、冗長な区間の信号を重ねあわせることで、元の波形に戻す作業をいう。
そして、オーバラップ部215fは、生成された復調信号DSを出力する。
以上のように、実施の形態2によれば、等化幅の決定にCIRの長遅延成分の大きさ及び位置が考慮されるため、このような長遅延成分による影響を考慮して、伝送路にあわせた間隔で等化を行うことができる。また、実施の形態2によれば、等化処理の際に利用する窓関数及びオーバラップの間隔を、等化幅に対応させて制御しているため、フーリエ変換を行う区間の境界においても精度よく波形等化を行うことができる。
以上に記載された実施の形態1及び2においては、CIR出力部114d、214dは、CIR検出部114aから与えられたCIRに基づいて、不足しているCIRを算出しているが、このような例に限定されるものではない。例えば、CIR出力部114d、214dは、不足するCIRを検出することができるように、CIR検出部114aに指示を出して、CIRの検出間隔を変更(短く)させてもよい。このような場合には、等化幅が長くなったときに、CIR出力部114d、214dは、CIR検出部114aに指示を出して、CIRの検出間隔を変更(長く)させることが望ましい。
また、CIR検出部114aは、処理可能な最小の間隔で、CIRの検出を行い、CIR出力部114d、214dは、それでも不足するCIRを内挿又は外挿により算出するようにしてもよい。
100,200:受信装置、 101:信号処理装置、 104:誤り訂正装置、 105:記憶装置、 110,210:等化装置、 111:受信信号蓄積部、 112:調整部、 113:信号選択部、 114,214:伝送路推定部、 114a:CIR検出部、 114b:CIR変動検出部、 114c,214c:等化幅制御部、 114d,214d:CIR出力部、 214e:長遅延検出部、 115,215:波形等化部、 115a,215a:第1のフーリエ変換部、 115b,215b:第2のフーリエ変換部、 115c,215c:等化部、 115d,215d:逆フーリエ変換部、 215e:窓関数乗算部、 215f:オーバラップ部。

Claims (19)

  1. 受信信号から、チャンネルインパルス応答を生成するCIR生成部と、
    前記受信信号のうち異なる区間の信号に基づいて、前記CIR生成部で生成された複数の前記チャンネルインパルス応答を用いて、前記チャンネルインパルス応答の変動量を検出するCIR変動検出部と、
    前記チャンネルインパルス応答の変動量が大きいほど、前記受信信号を等化する際の信号長に対応する等化幅を短く決定する等化幅制御部と、
    前記等化幅制御部で決定された等化幅で、前記CIR生成部で生成されたチャンネルインパルス応答を用いて、前記受信信号を等化して復調信号を生成する波形等化部と、を備えること
    を特徴とする等化装置。
  2. 前記受信信号は、既知信号を含み、
    前記CIR生成部は、前記既知信号と、前記受信信号のうち前記既知信号に対応する第1の区間の信号と、から第1のチャンネルインパルス応答を生成し、また、前記波形等化部で生成された復調信号のうち前記既知信号以外の第2の区間の信号と、前記受信信号のうち前記第2の区間に対応する区間の信号と、から第2のチャンネルインパルス応答を生成し、
    前記CIR変動検出部は、前記第1のチャンネルインパルス応答及び前記第2のチャンネルインパルス応答の少なくとも何れか一方を含む複数のチャンネルインパルス応答を用いて、前記チャンネルインパルス応答の変動量を検出すること
    を特徴とする請求項に記載の等化装置。
  3. 前記CIR生成部は、前記波形等化部が前記等化幅制御部で決定された等化幅で前記受信信号を等化する際のフーリエ変換区間毎に対応させて、前記第1のチャンネルインパルス応答及び前記第2のチャンネルインパルス応答の何れかを生成すること
    を特徴とする請求項に記載の等化装置。
  4. 前記CIR生成部は、前記波形等化部が前記等化幅制御部で決定された等化幅で前記受信信号を等化する際のフーリエ変換区間毎に対応させて、前記第1のチャンネルインパルス応答、前記第2のチャンネルインパルス応答、並びに、前記第1のチャンネルインパルス応答及び前記第2のチャンネルインパルス応答の少なくとも何れか一方を含む複数のチャンネルインパルス応答を用いた内挿又は外挿により生成される第3のチャンネルインパルス応答の何れかを生成すること
    を特徴とする請求項に記載の等化装置。
  5. 前記等化幅制御部は、前記チャンネルインパルス応答の変動量が大きいほど、前記等化幅を短くするとともに、前記受信信号に含まれている長遅延成分が大きいほど、前記等化幅を長くすること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の等化装置。
  6. 前記等化幅制御部は、前記チャンネルインパルス応答に含まれ、予め定められたタップ位置よりも遅延したタップ位置に配置されている係数のうち、予め定められたしきい値を超えた値を有する係数を特定し、当該特定された係数の値が大きいほど、前記長遅延成分が大きいと判断すること
    を特徴とする請求項に記載の等化装置。
  7. 前記等化幅制御部は、前記チャンネルインパルス応答の変動量が大きいほど、前記等化幅を短くするとともに、前記受信信号に含まれている長遅延成分の遅延量が大きいほど、前記等化幅を長くすること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の等化装置。
  8. 前記等化幅制御部は、前記チャンネルインパルス応答に含まれ、予め定められたタップ位置よりも遅延したタップ位置に配置されている係数のうち、予め定められたしきい値を超えた値を有する係数を特定し、当該特定された係数のタップ位置の遅延量が大きいほど、前記長遅延成分の遅延量が大きいと判断すること
    を特徴とする請求項に記載の等化装置。
  9. 前記波形等化部は、
    前記等化幅制御部で決定された等化幅に、前記受信信号に乗算する窓関数の幅を対応させて前記受信信号を等化することで、復元信号を生成し、
    前記等化幅制御部で決定された等化幅に対応したオーバラップ間隔で、前記復元信号をオーバラップさせて前記復調信号を生成すること
    を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の等化装置。
  10. 放送波の信号を所定の周波数帯に変換することにより、前記受信信号を生成する信号処理装置と、
    請求項1からの何れか一項に記載の等化装置と、を備えること
    を特徴とする受信装置。
  11. 受信信号から、チャンネルインパルス応答を生成するCIR生成過程と、
    前記受信信号のうち異なる区間の信号に基づいて、前記CIR生成過程で生成された複数の前記チャンネルインパルス応答を用いて、前記チャンネルインパルス応答の変動量を検出するCIR変動検出過程と、
    前記チャンネルインパルス応答の変動量が大きいほど、前記受信信号を等化する際の信号長に対応する等化幅を短く決定する等化幅制御過程と、
    前記等化幅制御過程で決定された等化幅で、前記CIR生成過程で生成されたチャンネルインパルス応答を用いて、前記受信信号を等化して復調信号を生成する波形等化過程と、を備えること
    を特徴とする等化方法。
  12. 前記受信信号は、既知信号を含み、
    前記CIR生成過程は、前記既知信号と、前記受信信号のうち前記既知信号に対応する第1の区間の信号と、から第1のチャンネルインパルス応答を生成し、また、前記波形等化過程で生成された復調信号のうち前記既知信号以外の第2の区間の信号と、前記受信信号のうち前記第2の区間に対応する区間の信号と、から第2のチャンネルインパルス応答を生成し、
    前記CIR変動検出過程は、前記第1のチャンネルインパルス応答及び前記第2のチャンネルインパルス応答の少なくとも何れか一方を含む複数のチャンネルインパルス応答を用いて、前記チャンネルインパルス応答の変動量を検出すること
    を特徴とする請求項11に記載の等化方法。
  13. 前記CIR生成過程は、前記波形等化過程が前記等化幅制御過程で決定された等化幅で前記受信信号を等化する際のフーリエ変換区間毎に対応させて、前記第1のチャンネルインパルス応答及び前記第2のチャンネルインパルス応答の何れかを生成すること
    を特徴とする請求項12に記載の等化方法。
  14. 前記CIR生成過程は、前記波形等化過程が前記等化幅制御過程で決定された等化幅で前記受信信号を等化する際のフーリエ変換区間毎に対応させて、前記第1のチャンネルインパルス応答、前記第2のチャンネルインパルス応答、並びに、前記第1のチャンネルインパルス応答及び前記第2のチャンネルインパルス応答の少なくとも何れか一方を含む複数のチャンネルインパルス応答を用いた内挿又は外挿により生成される第3のチャンネルインパルス応答の何れかを生成すること
    を特徴とする請求項12に記載の等化方法。
  15. 前記等化幅制御過程は、前記チャンネルインパルス応答の変動量が大きいほど、前記等化幅を短くするとともに、前記受信信号に含まれている長遅延成分が大きいほど、前記等化幅を長くすること
    を特徴とする請求項11から14の何れか一項に記載の等化方法。
  16. 前記等化幅制御過程は、前記チャンネルインパルス応答に含まれ、予め定められたタップ位置よりも遅延したタップ位置に配置されている係数のうち、予め定められたしきい値を超えた値を有する係数を特定し、当該特定された係数の値が大きいほど、前記長遅延成分が大きいと判断すること
    を特徴とする請求項15に記載の等化方法。
  17. 前記等化幅制御過程は、前記チャンネルインパルス応答の変動量が大きいほど、前記等化幅を短くするとともに、前記受信信号に含まれている長遅延成分の遅延量が大きいほど、前記等化幅を長くすること
    を特徴とする請求項11から14の何れか一項に記載の等化方法。
  18. 前記等化幅制御過程は、前記チャンネルインパルス応答に含まれ、予め定められたタップ位置よりも遅延したタップ位置に配置されている係数のうち、予め定められたしきい値を超えた値を有する係数を特定し、当該特定された係数のタップ位置の遅延量が大きいほど、前記長遅延成分が大きいと判断すること
    を特徴とする請求項17に記載の等化方法。
  19. 前記波形等化過程は、
    前記等化幅制御過程で決定された等化幅に、前記受信信号に乗算する窓関数の幅を対応させて前記受信信号を等化することで、復元信号を生成し、
    前記等化幅制御過程で決定された等化幅に対応したオーバラップ間隔で、前記復元信号をオーバラップさせて前記復調信号を生成すること
    を特徴とする請求項11から18の何れか一項に記載の等化方法。
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