JP5594778B2 - ポイントを用いた見守り装置及びそのプログラム並びにポイントを用いた見守りシステム及びその方法 - Google Patents

ポイントを用いた見守り装置及びそのプログラム並びにポイントを用いた見守りシステム及びその方法 Download PDF

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Description

本発明は、高齢者等の見守り対象となる人物を見守ることに関する。
非特許文献1の記載によると、日本国における65歳以上の高齢者の人口は、過去最高となっており、5人に1人が高齢者という、本格的な高齢社会となっている。高齢者のいる世帯は全体の4割を占め、そのうち「単独」・「夫婦のみ」世帯が過半数となっている。
これらの高齢者は心配ごとや悩みごとを抱えていることが多い。具体的な心配ごとや悩みごととしては、「自分の健康」や「生活費などの経済的なこと」、また「病気のときに面倒を見てくれる人がいない」や「一人暮らしや孤独になること」が挙げられる。
また、一人で暮らし、家族はいないか、いたとしても行き来がまれで、隣人や友人との付き合いも乏しく、家に閉じこもりがちで、日常的な人との交流のない社会的に孤立した生活を送る高齢者が増えている。人との交流のない生活は、生きがいや張り合いを感じることが難しく、うつ病などを引きおこす原因となっている。
そこで、これらうつ病の罹患等を防止すべく、高齢者を遠方に居ながらにして見守る又は高齢者に外出等を促すための技術が、多数提案されている。
例えば、特許文献1では、利用者の携帯端末に保存された、日時、エリア情報、歩数を用いて利用者本人の過去の行動や家族等の生活を簡易に見守ることが可能な、生活見守りシステム、生活見守りサーバ、携帯端末、生活見守り方法、そのプログラムおよび記録媒体が提案されている。
また、特許文献2では、日常より少し多めに歩く等の簡単な努力が直接的な慈善活動につながることを実感させ、健康改善の努力を行なわせしめる強い動機付けを与え、健康的な生活習慣の継続を促すとともに、慈善活動を効率的かつ効果的に行うことができる、健康増進支援システムが提案されている。
更に、非特許文献2に記載されているように、各種の商品・役務の購入金額あるいは来店回数等に応じて、一定の条件で計算された点数(ポイント)を顧客に与える、といったポイントサービスを利用することも考えられる。この場合、顧客である利用者は、各店舗で共通のポイントカードに、店舗で買い物をする度に支払額に応じてポイントを付与され、貯まったポイントで、値引きや商品交換、特典、おまけなどといったサービスを受けることができるといったことを行い、利用者に来店を促すことが可能となる。
特開2010−187284号公報 特開2004−318534号公報
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)ホームページ、平成22年版 高齢社会白書[online]、[平成23年1月6日検索]、インターネット<URL:http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2010/zenbun/22pdf_index.html> ウィキペディア、ポイントサービス、[online]、[平成23年1月6日検索]、インターネット<URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9>
しかしながら、上述した技術では、非特許文献1に記載されているような高齢者の抱えている、心配ごとや悩みごとの「自分の健康」について、加齢により身体機能が低下し、外出するのが億劫になり、自宅へ閉じこもりがちとなり、更に身体機能が低下するという悪循環を招くという課題を充分に解決することはできなかった。
特許文献1では、利用者がいつ、どのエリアを、どれくらい歩いたかといった情報を地図情報と紐付けして閲覧するという動作をするため、利用者がどれくらいの頻度で外出しているか、うつや閉じこもりの傾向が強くなっているかなどをチェックし、身体機能の低下を予知して見守る側に通知することについては実現できていない。
前記特許文献2、および、前記非特許文献2は、利用者本人が自分の意思で利用するためのシステムもしくはサービスであり、遠隔地にいる家族などが利用者の健康状態を把握できるといった配慮については、特段何も考慮されていない。
そこで、本発明は、高齢者等の利用者の運動機能の低下を予防すること及び高齢者等の利用者を見守る人が手軽に見守ることが可能な、ポイントを用いた見守り装置及びそのプログラム並びにポイントを用いた見守りシステム及びその方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置、通信機能を有する端末装置、のそれぞれと接続された見守りサーバにおいて、前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理手段と、前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度及び利用の頻度の何れか又は双方を用いて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換手段と、前記端末装置のユーザが前記見守り対象の安否を確認できるようにするために、前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知手段と、を備え、前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動することを特徴とする見守りサーバが提供される。
本発明の第2の観点によれば、見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置と、通信機能を有する端末装置と、前記ポイント装置及び端末装置のそれぞれと接続された見守りサーバと、を含む見守りシステムにおいて、前記ポイント装置が、前記見守りサーバに対して付与すべきポイント数を問い合わせるポイント管理手段と、前記見守りサーバに対して前記ポイントの付与若しくは利用の結果を登録する登録手段と、を備え、前記見守りサーバが本発明の第1の観点により提供される見守りサーバであることを特徴とする見守りシステムが提供される。
本発明の第3の観点によれば、見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置、通信機能を有する端末装置、のそれぞれと接続されたサーバに組み込まれる見守りプログラムにおいて、前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理手段と、前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度及び利用の頻度の何れか又は双方を用いて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換手段と、前記端末装置のユーザが前記見守り対象の安否を確認できるようにするために、前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知手段と、を備え、前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動するサーバとしてコンピュータを機能させることを特徴とする見守りプログラムが提供される。
本発明の第4の観点によれば、見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置と、通信機能を有する端末装置と、前記ポイント装置及び端末装置のそれぞれと接続された見守りサーバと、を含むシステムが行う見守り方法において、前記ポイント装置が、前記見守りサーバに対して付与すべきポイント数を問い合わせるポイント管理ステップと、前記見守り装置が、前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理ステップと、前記ポイント装置が、前記見守りサーバに対して前記ポイントの付与若しくは利用の結果を登録する登録ステップと、前記見守り装置が、前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度及び利用の頻度何れか又は双方を用いて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換ステップと、前記見守り装置が、前記端末装置のユーザが前記見守り対象の安否を確認できるようにするために、前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知ステップと、を備え、前記ポイント管理ステップにおける付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動することを特徴とする見守り方法が提供される。
本発明によれば、高齢者が取得・利用したポイントの情報を用いることから、高齢者等の利用者の運動機能の低下を予防すること及び高齢者等の利用者を見守る人が手軽に見守ることが可能となる。
本発明の実施形態の基本的構成を表す図である。 図2(A)は本発明の実施形態におけるポイント付与部202、図2(B)は本発明の実施形態におけるポイント付与情報登録部203の動作を示す流れ図である。 図3(A)は本発明の実施形態におけるポイント利用部302、図3(B)は本発明の実施形態におけるポイント利用情報登録部303の動作を示す流れ図である。 本発明の実施形態におけるポイント管理部401の動作を示す流れ図である。 図5(A)は本発明の実施形態における生活情報変換部402、図5(B)は本発明の実施形態における生活情報管理部403、図5(C)は本発明の実施形態における安否情報変換部404、図5(D)は本発明の実施形態における安否情報通知部405の動作を示す流れ図である。 本発明の実施形態の変形例の基本的構成を表す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本実施形態は、ICカード100と、ポイント付与装置200と、ポイント利用装置300と、見守りサーバ400と、端末装置500を含んでいる。また、ポイント付与装置200と、ポイント利用装置300及び端末装置500は、それぞれネットワークを介して見守りサーバ400と接続されている。なお、本実施形態ではネットワークとしてインターネット600を想定しているが、これ以外にも具体的にどのような接続方式に準拠したネットワークであってもよい。例えば、その一部がLAN(Local Area Network)により実現されてもよいし、専用線を利用した通信により実現されてもよい。加えて、ネットワークは有線接続により実現されてもよいが、その一部又は全部が無線接続により実現されてもよい。本実施形態では、ICカード100によるポイントの取得・利用状況を入力として、前記見守りサーバ400で生活情報、安否情報に変換し、見守る側に安否情報を送信する。
ICカード100は、本願発明における「情報機器」に相当する。本実施形態においてICカード100は、見守り対象となる人物が携帯するICカード(ICC:integrated circuit card)であり、ポイントの取得及び利用に際して用いられる。なお、本実施形態では、携帯が容易なこと及びICカードが一般に普及した技術であること、等を考慮してICカードに実装することを想定しているが、これはあくまで一例である。例えば、専用のプログラムを組み込んだ携帯電話機の一機能としてICカード100を実現させてもよい。また、見守り対象となる人物としては、高齢者が想定されるが、高齢者以外の人物を見守り対象としてもよい。例えば、自宅に閉じこもりがちな若年者を対象としてもよい。
ポイント付与装置200は、ICカード100をタッチしてポイントを取得することができる装置である。また、ポイント利用装置300は、ICカード100をタッチしてポイントを利用することができる装置である。
ポイント付与装置200は、カードリード/ライタ201と、ポイント付与部202と、ポイント付与情報登録部203を含む。同様に、ポイント利用装置300は、カードリード/ライタ301と、ポイント利用部302と、ポイント利用情報登録部303を含む。
カードリード/ライタ201及び301は、ICカード100が記録するポイントに対して読み込み及び書き込みが可能である。また、ポイント付与部202及びポイント利用部302は、それぞれポイントの付与又は利用に伴い、ICカード100が記録するポイントを増加又は減少させる。ポイント付与情報登録部203及びポイント利用情報登録部303は、ポイント付与部202及びポイント利用部302によるポイントの増加又は減少があった場合に、その情報を見守りサーバ400に対して送信する。
なお、ポイント付与装置200及びポイント利用装置300は、ポイントを付与又は利用させることが可能であれば、どのような装置により実現されてもよい。また、本実施形態では、ポイント付与装置200とポイント利用装置300を別々の装置により実現させることを想定しているが、ポイント付与装置200及びポイント利用装置300を単一の装置により実現させるようにしてもよい。
見守りサーバ400は、データベースとして、ポイントDB406と、生活情報DB407と、安否情報通知先DB408を含んでいる。更に、見守りサーバ400は、ポイント管理部401と、生活情報変換部402と、生活情報管理部403と、安否情報変換部404と、安否情報通知部405を含んでいる。
ポイントDB406と、生活情報DB407と、安否情報通知先DB408は、見守りサーバ400が有する、記憶装置により実現される。この記憶装置は、例えばHDD(Hard disk drive)やFlash SSD(Solid State Drive)である。なお、ポイントDB406と、生活情報DB407と、安否情報通知先DB408に格納されデータベース化される各情報の具体的な内容については後述する。
ポイント管理部401は、ポイントDB406に前記ポイント付与装置200と前記ポイント利用装置300で使用するポイントを登録する。
生活情報変換部402は、ポイント管理部401が登録したポイントを生活情報に変換する。
生活情報管理部403は、生活情報変換部402が変換し、登録した生活情報を生活情報DB407に登録する。
安否情報変換部404は、生活情報管理部403が登録した生活情報を安否情報に変換する。
安否情報通知部405は、予め安否情報通知先DB408に登録しておいた通知先に対して、安否情報変換部404が変換した安否情報を送信する。
なお、ポイント付与装置200と、ポイント利用装置300と、見守りサーバ400の各部は、プログラムにより実現される。具体的には各装置が有する演算処理装置が、各プログラムを読み込んで演算処理を行い、各装置が有するハードウェア資源と協働することにより各部が実現される。
端末装置500は、メール等の通信機能を有する装置である。端末装置500は、具体的にはどのような装置により実現されてもよい。例えば、携帯電話機や、パーソナルコンピュータにより実現することが可能である。
次に、本発明の実施形態の動作を説明するための流れ図である図2乃至図5を参照して、本発明を実施するための最良の形態の全体の動作について詳細に説明する。
まず、図2及び4を参照してポイント付与時の動作について説明する。なお、それぞれ、図2(A)はポイント付与部202、図2(B)はポイント付与情報登録部203、図4は、ポイント管理部401の動作を示す流れ図である。
見守り対象となる人物は、ポイント付与装置200にICカード100をタッチしポイントを取得する。ICカード100は、例えばFeliCa(登録商標)等の規格に準拠した非接触型スマートカードなどを利用する。
ポイント付与装置200にICカード100をタッチすると、カードリード/ライタ201がタッチを検知する。これにより、ポイント付与部202が、付与ポイント数のリクエストがあったと判断し(ステップS202−1においてYES)、見守りサーバ400にICカード100のIDを渡し、見守りサーバ400から付与ポイント数を取得し(ステップS202−2)、ステップS202−3に進む。一方、付与ポイント数のリクエストがない場合(ステップS202−1においてNo)は何もしないでステップS202−1へ戻る。
前記ステップS202−2においてポイント付与装置200が、見守りサーバ400に付与ポイント数のリクエストを行うと、見守りサーバ400のポイント管理部401において、付与ポイント数のリクエスト受信し(ステップS401−1においてYes)、ICカード100のIDから付与ポイント数を決定し(ステップS401−2)、ポイント付与装置200へ通知する(ステップS401−3)。付与ポイント数は、例えば、一回のリクエストに対しての基本的なポイント数を10ポイントなどとし、更に高齢者のポイントの取得・利用状況に応じて、予め定義したポイント数を用いる。定義ポイント数は、例えば、1日のうち3つの異なる場所に設置してあるポイント付与装置200にタッチした場合は5ポイント加算する、前記5ポイント加算の日が1週間のうち3日以上あった場合は7ポイント加算する、といったような、外出している距離や頻度を用いて定義する。更に、或る一定期間におけるポイントの付与及び利用の回数を積算し、その積算数に応じて定義ポイント数を変動させてもよい。例えば一ヶ月を或る期間とし、一ヶ月以内に10回の付与及び利用が有った場合、11回目以降は定義ポイント数を増加させる等、してもよい。また、定義したポイント数に加え、一つのポイント付与装置200からのリクエストに対しての基本的なポイント数を更に加算するようにしてもよい。
ステップS202−2の動作を行った、ポイント付与部202は、カードリード/ライタ201によりICカード100に付与ポイント数を書き込み(ステップS202−3)、ポイント付与情報登録部203を呼び出す(ステップS202−4)。
ステップS202−4において呼び出されたポイント付与装置200のポイント付与情報登録部203は、見守りサーバ400に対して、ポイント付与情報を送信する(ステップS203−1)。ポイント付与情報に含まれる内容としては、ICカード100のID、今回の付与ポイント数、今回の付与をした日時、ポイント付与装置を識別するための情報、等が挙げられる。なお、これらはあくまで一例であり、他の情報を含ませてもよく、また他の情報に代替させてもよい。また、ポイント付与装置を識別するための情報としては、例えば、設置された場所毎に一意であるIDなど、見守りサーバ400側で予め定義したIDを用いる。また、ポイント付与装置にGPS(Global Positioning System)等に準拠した位置測位機能を追加し、ポイント付与装置が測定したGPSの情報をポイント付与装置を識別するための情報としてもよい。
見守りサーバ400のポイント管理部401において、ポイント付与情報の登録要求を受信する(ステップS401−7においてYES)。
そして、受信したポイント付与情報をポイントDB406に登録する(ステップS401−8)。
次に、図3及び4を参照してポイント利用時の動作について説明する。なお、それぞれ、図3(A)はポイント利用部302、図3(B)はポイント利用情報登録部303、図4は、ポイント管理部401の動作を示す流れ図である。
見守り対象となる人物が、ポイント利用装置300が設置されている場所、例えば店舗などに出かけ、前記ICカード100をタッチし、ポイントを利用して、商品やサービスを購入する。
ポイント利用装置300にICカード100をタッチすると、カードリード/ライタ301がタッチを検知する。これにより、ポイント利用部302において、利用ポイント数のリクエストがあったと判断し(ステップS302−1においてYES)、見守りサーバ400にICカード100のIDを渡し、見守りサーバ400から利用可能ポイント数を取得し(ステップS302−2)、ステップS302−3に進む。一方、利用可能ポイント数のリクエストがない場合(ステップS302−1においてNo)は何もしないでステップS302−1へ戻る。
前記ステップS302−2においてポイント利用装置300が、見守りサーバ400に利用可能ポイント数のリクエストを行うと、見守りサーバ400のポイント管理部において、利用可能ポイント数のリクエスト受信し(ステップS401−4においてYes)、ICカード100のIDからポイントDBの該当する利用可能ポイント数を取得し(ステップS401−5)、ポイント利用装置300へ通知する(ステップS401−6)。
ステップS302−2の動作を行った、ポイント利用部302は、カードリード/ライタ301によりICカード100に利用ポイント数を書き込み(ステップS302−3)、ポイント利用情報登録部303を呼び出す(ステップS302−4)。なお、今回利用できるポイント数は、見守り対象となる人物が保持しているポイント数(利用可能ポイント数)を上限とする、任意のポイント数とする。
ステップS302−4において呼び出されたポイント利用装置300のポイント利用情報登録部303は、見守りサーバ400に対して、ポイント利用情報を送信する(ステップS303−1)。ポイント利用情報に含まれる内容としては、ICカード100のID、今回の利用ポイント数、今回の利用をした日時、利用装置を識別するための情報、等が挙げられる。なお、これらはあくまで一例であり、他の情報を含ませてもよく、また他の情報に代替させてもよい。
見守りサーバ400のポイント管理部401において、ポイント利用与情報の登録要求を受信し(ステップS401−9においてYES)。
そして、受信したポイント利用情報をポイントDB406に登録する(ステップS401−10)。
ポイント利用装置を識別するための情報としては、例えば、設置された場所毎に一意であるIDなど、見守りサーバ400側で予め定義したIDを用いる。ポイント利用装置300にGPS(Global Positioning System)等に準拠した位置測位機能を追加し、ポイント利用装置300が測定したGPSの情報をポイント利用装置200を識別するための情報としてもよい。
続いて、図5の流れ図を参照して見守りサーバ400の各部の動作について説明する。なお、それぞれ、図5(A)は生活情報変換部402、図5(B)は生活情報管理部403、図5(C)は安否情報変換部404、図5(D)は安否情報通知部405の動作を示す流れ図である。
前記ステップS401−8もしくはステップS401−10において、ポイントDB406にポイント付与情報もしくはポイント利用情報を登録した場合に、生活情報変換部402は、ポイントDB406が更新されたと判断する(ステップS402−1においてYes)。そして、生活情報変換部402は、ポイントDB406の内容に基づいて生活情報を生成し(ステップS402−2)、生活情報管理部403を呼び出す(ステップS402−3)。前記ステップS402−2において生成する生活情報について説明する。生活情報変換部402は、ポイントDB406からポイント付与日またはポイント利用日を検索し、検索したポイント付与日またはポイント利用日を外出回数としてカウントする。ポイント付与のみの日、ポイント利用のみの日も外出1回とし、例えば、今週は2回外出したといった情報とする。それ以外に、ポイント付与日時とポイント利用日時を検索し、その曜日をリストとし、曜日単位での外出頻度を用い、例えば、月曜日、水曜日に外出する頻度が高いといった情報としてもよい。
前記ステップS402−3において呼び出された生活情報管理部403は、前記ステップS402−2で生成した生活情報を生活情報DB407に登録する(ステップS403−1)。
また、前記ステップS403−1において、生活情報DB407に生活情報を登録した場合に、安否情報変換部404において、生活情報DB407が更新されたと判断し(ステップS404−1においてYes)。そして、安否情報変換部404は、生活情報DB407から安否情報を生成し(ステップS404−2)、安否情報通知部405を呼び出す(ステップS404−3)。
前記ステップS404−2において生成する安否情報は、例えば、過去4週間の外出回数の平均と今週の外出回数を比較し、今週の外出回数が過去の平均回数の35%以下である場合に、閉じこもり傾向が高くなり、運動機能の低下が考えられると推定し、見守る側(安否情報通知先)に通知するための安否情報として生成する。具体的には、過去4週間の外出回数の平均が3回で、今週の外出回数が1回の場合、35%以下であるため、安否情報を生成する。また、過去4週間、毎週月曜日に外出する頻度が高いのに、今週の月曜日に外出していなかったような場合にも、健康上、何らかの問題が発生している可能性があると推定して、見守る側に通知するための安否情報として生成してもよい。また、単に或る日数以上連続して外出しなかった場合に見守る側に通知するための安否情報として生成してもよい。
前記ステップS404−3において安否情報通知部405を呼び出すと、予め登録した安否情報を通知する先のメールアドレスを登録した安否情報通知先DB408から当該安否情報の通知先を取得する(ステップS405−1)。今回の説明においては、端末装置500のメールアドレスが通知先として登録されているものとする。そのため、安否情報通知部405は、前記ステップS404−2で生成した安否情報を端末装置500のメールアドレスに宛てて通知する(ステップS405−2)。安否情報の通知先は、例えば、見守る側の携帯電話のメールアドレスとする。また、通知先は一つであってもよいが、複数であってもよい。例えば見守る側の携帯電話のメールアドレスに加えて高齢者本人の携帯電話のメールアドレスを通知先とするなどしてもよい。
端末装置500は、前記ステップS405−2において送信された安否情報を受信する。見守る側は、端末装置500が受信した安否情報の内容を確認して、高齢者に対し、電話や訪問、近所の知人を介して連絡をとって安否確認するかを判断して安否を確認する。
次に、本発明を実施するための最良の形態の効果について説明する。
本発明の実施形態によれば、ポイントを高齢者の外出の動機付けとして利用することにより、高齢者の外出頻度を上げることができ、その結果、閉じこもり・うつ病を防止し、健康維持・増進を図ることができる。さらに、ポイントの付与および利用状況を用いて生活の様子を推定することにより、見守る側が高齢者を手軽に見守ることを支援することができる。
続いて、図6を参照して本実施形態の変形例について説明する。本変形例は見守り対象となる人物の移動距離に着目し、見守り対象となる人物が外出する動機付けを行うことを目標としている。
図6を参照すると、本変形例では、見守りサーバ400が上述した実施形態に加えて距離算出部409を更に含んでいる。
距離算出部409は、見守り対象となる人物の移動距離を算出する。具体的には、或る一日の間に、第1のポイント付与装置200、第2のポイント付与装置200、ポイント利用装置300の三箇所においてICカード100のタッチを測定したとする。
この場合、距離算出部409は、第1のポイント付与装置200と第2のポイント付与装置200間の距離を加算し、更に第2のポイント付与装置200とポイント利用装置300間の距離を加算する。そして、加算の都度、加算結果をポイント管理部401に通知する。
これにより、ポイント管理部401は見守り対象となる人物の移動距離を把握することが可能となる。なお、距離算出部409は、ポイント付与装置200及びポイント利用装置300の通知により、ICカード100のタッチを認識するようにしてもよいし、ポイントDB406を参照することによりICカード100のタッチを認識するようにしてもよい。なお、各ポイント付与装置200及びポイント利用装置300の位置については予め登録しておいてもよい。また、各ポイント付与装置200及びポイント利用装置300がGPS等の測位システムにより自身の位置を測定し、測定された位置情報をポイントDB406に登録するようにしてもよい。また、移動距離の算出に用いる位置としてはポイント付与装置200及びポイント利用装置300の位置に限られない。例えば見守り対象となる人物が居住している自宅の位置を予め登録しておき、自宅の位置から各ポイント付与装置200及びポイント利用装置300までの距離を更に加算するようにしてもよい。
そして、本変形例では、ポイント管理部401は距離算出部409から通知された移動距離に応じて付与するポイント数の定義を変更する。例えば、より遠くの場所へ出かけた際に高いポイントを与えたり、前日の運動量が少ないときに高いポイントを与えたりすることができる。また、一日を単位とするだけでなく、或る一定期間における移動距離を積算し、その積算数に応じて定義ポイント数を変動させてもよい。
以上説明した本変形例では、移動距離を長くすることにより多くのポイントの付与を受けること等が可能になる。これは、見守り対象となる人物に対して長距離の移動に対してのインセンティブを与えるものといえる。そのため見守り対象となる人物である高齢者の外出する動機付けを行い、高齢者の健康を維持、促進することが可能となる。
上記実施形態では、ポイント付与装置200、ポイント利用装置300及び見守りサーバ400を実現するためのプログラムが、各装置に予め記憶されているものとして説明した。しかし、コンピュータを、ポイント付与装置200、ポイント利用装置300及び見守りサーバ400の全部又は一部として動作させ、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disk(Disc))BD(Blu-ray Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波にプログラムを重畳させて、コンピュータにダウンロード等してプログラムを実行してもよい。
また、本発明の実施形態によるポイントを用いた見守り方法は、ハードウェアにより実現することもできるが、コンピュータにその方法を実行させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現することができる。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置、及び、通信機能を有する端末装置、の双方と接続された見守りサーバにおいて、
前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理手段と、
前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換手段と、
前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知手段と、
を備え、前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動することを特徴とする見守りサーバ。
(付記2) 付記1に記載の見守りサーバにおいて、
前記安否情報は、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の頻度を用いて生成されることを特徴とする見守りサーバ。
(付記3) 付記1又は2に記載の見守りサーバにおいて、
前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況を監視し、当該付与及び利用が行われた前記ポイント装置の位置に基づいて前記見守り対象の移動距離を算出し、当該算出した移動距離を前記ポイント管理手段に通知する距離算出手段、を更に備え、
前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数は、前記算出された移動距離に応じて変動することを特徴とする見守りサーバ。
(付記4) 付記3に記載の見守りサーバにおいて、
前記距離算出手段は、前記ポイント装置の位置に加えて、前記見守り対象が居住している場所の位置に基づいて前記見守り対象の移動距離を算出することを特徴とする見守りサーバ。
(付記5) 付記1乃至3の何れか1に記載の見守りサーバにおいて、
前記距離算出手段は、前記ポイント付与装置が測定して見守りサーバに通知した位置情報に基づいて前記ポイント装置の位置を認識することを特徴とする見守りサーバ。
(付記6) 付記1又は2に記載の見守りサーバにおいて、
前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数は、前記見守り対象に対してのポイントの付与の回数、又は、前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度、の何れか又は双方に応じて変動することを特徴とする見守りサーバ。
(付記7) 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置と、通信機能を有する端末装置と、前記ポイント装置及び端末装置の双方と接続された見守りサーバと、を含む見守りシステムにおいて、
前記ポイント装置が、
前記見守りサーバに対して付与すべきポイント数を問い合わせるポイント管理手段と、
前記見守りサーバに対して前記ポイントの付与若しくは利用の結果を登録する登録手段と、を備え、
前記見守りサーバが付記1乃至6の何れか1に記載の見守りサーバであることを特徴とする見守りシステム。
(付記8) 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置、及び、通信機能を有する端末装置、の双方と接続されたサーバに組み込まれる見守りプログラムにおいて、
前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理手段と、
前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換手段と、
前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知手段と、
を備え、前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動するサーバとしてコンピュータを機能させることを特徴とする見守りプログラム。
(付記9) 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置と、通信機能を有する端末装置と、前記ポイント装置及び端末装置の双方と接続された見守りサーバと、を含むシステムが行う見守り方法において、
前記ポイント装置が、
前記見守りサーバに対して付与すべきポイント数を問い合わせるポイント管理ステップと、
前記見守り装置が、前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理ステップと、
前記ポイント装置が、前記見守りサーバに対して前記ポイントの付与若しくは利用の結果を登録する登録ステップと、
前記見守り装置が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換ステップと、
前記見守り装置が、前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知ステップと、
を備え、前記ポイント管理ステップにおける付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動することを特徴とする見守り方法。
本発明は、例えば、高齢者を対象とした自立支援サービス、及び、高齢者を見守る人を対象とした見守り支援サービスに好適である。
100 ICカード
200 ポイント付与装置
201 カードリード/ライタ
202 ポイント付与部
203 ポイント付与情報登録部
300 ポイント利用装置
301 カードリード/ライタ
302 ポイント利用部
303 ポイント利用情報登録部
400 見守りサーバ
401 ポイント管理部
402 生活情報変換部
403 生活情報管理部
404 安否情報変換部
405 安否情報通知部
406 ポイントDB
407 生活情報DB
408 安否情報通知先DB
409 距離算出部
500 端末装置

Claims (10)

  1. 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置、通信機能を有する端末装置、のそれぞれと接続された見守りサーバにおいて、
    前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理手段と、
    前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度及び利用の頻度の何れか又は双方を用いて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換手段と、
    前記端末装置のユーザが前記見守り対象の安否を確認できるようにするために、前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知手段と、
    を備え、前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動することを特徴とする見守りサーバ。
  2. 請求項1に記載の見守りサーバにおいて、
    前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方に基づいて前記見守り対象の外出回数を算出し、
    前記安否情報は、過去の第1の期間における前記外出回数と、過去の第2の期間における前記外出回数との比較結果に基づいて生成されることを特徴とする見守りサーバ。
  3. 請求項1又は2に記載の見守りサーバにおいて、
    前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況を監視し、当該付与及び利用が行われた前記ポイント装置の位置に基づいて前記見守り対象の移動距離を算出し、当該算出した移動距離を前記ポイント管理手段に通知する距離算出手段、を更に備え、
    前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数は、前記算出された移動距離に応じて変動することを特徴とする見守りサーバ。
  4. 請求項3に記載の見守りサーバにおいて、
    前記距離算出手段はポイントの付与又は利用の度に、前記見守り対象の移動距離を算出し、該算出した移動距離の総和を前記見守り対象の移動距離として前記ポイント管理手段に通知することを特徴とする見守りサーバ。
  5. 請求項3又は4に記載の見守りサーバにおいて、
    前記距離算出手段は、前記ポイント装置の位置に加えて、前記見守り対象が居住している場所の位置に基づいて前記見守り対象の移動距離を算出することを特徴とする見守りサーバ。
  6. 請求項乃至の何れか一項に記載の見守りサーバにおいて、
    前記距離算出手段は、前記ポイント装置が測定して見守りサーバに通知した位置情報に基づいて前記ポイント装置の位置を認識することを特徴とする見守りサーバ。
  7. 請求項1又は2に記載の見守りサーバにおいて、
    前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数は、前記見守り対象に対してのポイントの付与の回数、又は、前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度、の何れか又は双方に応じて変動することを特徴とする見守りサーバ。
  8. 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置と、通信機能を有する端末装置と、前記ポイント装置及び端末装置のそれぞれと接続された見守りサーバと、を含む見守りシステムにおいて、
    前記ポイント装置が、
    前記見守りサーバに対して付与すべきポイント数を問い合わせるポイント管理手段と、
    前記見守りサーバに対して前記ポイントの付与若しくは利用の結果を登録する登録手段と、を備え、
    前記見守りサーバが請求項1乃至の何れか1項に記載の見守りサーバであることを特徴とする見守りシステム。
  9. 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置、通信機能を有する端末装置、のそれぞれと接続されたサーバに組み込まれる見守りプログラムにおいて、
    前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理手段と、
    前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度及び利用の頻度の何れか又は双方を用いて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換手段と、
    前記端末装置のユーザが前記見守り対象の安否を確認できるようにするために、前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知手段と、
    を備え、前記ポイント管理手段における付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動するサーバとしてコンピュータを機能させることを特徴とする見守りプログラム。
  10. 見守り対象が携帯する情報機器との間でポイントの授受を行うことにより前記見守り対象に対してのポイントの付与若しくは利用の何れか又は双方を実現させるポイント装置と、通信機能を有する端末装置と、前記ポイント装置及び端末装置のそれぞれと接続された見守りサーバと、を含むシステムが行う見守り方法において、
    前記ポイント装置が、
    前記見守りサーバに対して付与すべきポイント数を問い合わせるポイント管理ステップと、
    前記見守り装置が、前記ポイント装置からの付与すべきポイント数の問い合わせに応じて、当該ポイント装置に付与すべきポイント数を応答するポイント管理ステップと、
    前記ポイント装置が、前記見守りサーバに対して前記ポイントの付与若しくは利用の結果を登録する登録ステップと、
    前記見守り装置が、前記見守り対象に対してのポイントの付与の頻度及び利用の頻度の何れか又は双方を用いて前記見守り対象の安否情報を生成する安否情報変換ステップと、
    前記見守り装置が、前記端末装置のユーザが前記見守り対象の安否を確認できるようにするために、前記安否情報を、前記端末装置に対して通知する安否情報通知ステップと、
    を備え、前記ポイント管理ステップにおける付与すべきポイント数が、前記見守り対象に対してのポイントの付与及び利用の状況に応じて変動することを特徴とする見守り方法。
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