JP5594308B2 - リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法 - Google Patents

リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5594308B2
JP5594308B2 JP2012052279A JP2012052279A JP5594308B2 JP 5594308 B2 JP5594308 B2 JP 5594308B2 JP 2012052279 A JP2012052279 A JP 2012052279A JP 2012052279 A JP2012052279 A JP 2012052279A JP 5594308 B2 JP5594308 B2 JP 5594308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
protrusion
linear motor
flange
overlap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012052279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013188033A (ja
Inventor
泰明 神木
清剛 永松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2012052279A priority Critical patent/JP5594308B2/ja
Priority to US13/775,254 priority patent/US9312734B2/en
Priority to IN984CH2013 priority patent/IN2013CH00984A/en
Priority to BRBR102013005643-0A priority patent/BR102013005643A2/pt
Priority to CN201310075035.7A priority patent/CN103312115B/zh
Priority to KR20130025226A priority patent/KR101489056B1/ko
Publication of JP2013188033A publication Critical patent/JP2013188033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5594308B2 publication Critical patent/JP5594308B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/24Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
    • H02K3/34Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation
    • H02K3/345Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation between conductor and core, e.g. slot insulation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2203/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the windings
    • H02K2203/12Machines characterised by the bobbins for supporting the windings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

開示の実施形態は、リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法に関する。
従来、電機子と、複数の磁石が並設された界磁部と、界磁部に対向して配置された電機子とを備えるリニアモータがある。
かかるリニアモータの電機子の一例として、複数のティースが所定間隔をあけて直線状に配列された電機子コアと、鍔部を有し巻線がコイル状に巻回され、前記ティースにそれぞれ装着される複数のボビンとを備えた構成が知られている。
そして、巻線がコイル状に巻回されたボビンは、電機子コアに対して樹脂封止されることにより、巻線の巻崩れなどが防止される(たとえば、特許文献1を参照)。
特開2003−47229号公報
しかしながら、従来の電機子は、並設されているボビン間に隙間が形成存在しているため、樹脂モールドする際に、その樹脂圧で巻線が移動して隙間に嵌まり込み、電機子コアと接触することがあった。これは、電機子として耐圧不良を引き起こす要因となってしまう。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、耐圧不良を引き起こすおそれを可及的に抑制したリニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るリニアモータの電機子は、複数のティースが所定間隔をあけて直線状に配列された電機子コアと、鍔部を有し巻線がコイル状に巻回され、前記ティースにそれぞれ装着される複数のボビンとを備える。そして、前記鍔部には、第1突出部および第2突出部が形成されており、隣接する前記第1突出部および前記第2突出部互いに重なり合うオーバーラップ部が形成される。
実施形態の一態様によれば、電機子の耐圧不良を引き起こすおそれを可及的に抑制し、歩留まりの向上を図ることができる。
図1は、第1の実施形態に係るリニアモータの電機子の概略説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る電機子コアの説明図である。 図3は、比較例に係る電機子の説明図である。 図4Aは、変形例に係るオーバーラップ部の説明図である。 図4Bは、他の変形例に係るオーバーラップ部の説明図である。 図5Aは、変形例に係るオーバーラップ部の平面図である。 図5Bは、他の変形例に係るオーバーラップ部の平面図である。 図6は、第2の実施形態に係る電機子のコイルを巻装したボビンの説明図である。 図7は、同ボビンの側面図である。 図8は、ボビン同士が連結された状態を示す説明図である。 図9は、電機子の正面視による説明図である。 図10は、図9のA−B拡大図である。 図11は、オーバーラップ部および連結部の説明図である。 図12は、ボビンの鍔部の平面図である。 図13Aは、変形例に係る連結部の説明図である。 図13Bは、変形例に係る連結部の説明図である。 図14は、リニアモータの説明図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するリニアモータの実施形態を具体的に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るリニアモータの電機子10について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るリニアモータ100(図14を参照)の電機子10の概略説明図、図2は、電機子コア1の説明図、図3は、比較例に係る電機子110の説明図である。
先ず、図1および図2を用いて電機子10の概略構成について説明する。図1に示すように、電機子10は、複数(ここでは9個)のティース11が所定間隔をあけて直線状に配列された電機子コア1と、鍔部21,22を有し巻線3がコイル状に巻回され、ティース11にそれぞれ装着される複数のボビン2とを備える。
以下では、ボビン2と、このボビン2に巻回された1本の巻線3を合わせて、コイルアセンブリと呼ぶことがある。また、ボビン2は、絶縁性合成樹脂などの絶縁性を有する材料を用いて形成することができる。
かかるコイルアセンブリは、3個1組で電機子コア1に装着され、9個で3相の電流を通電する。また、各コイルアセンブリは電機子コア1の各ティース11に装着された状態で、その全体が巻線3とともにモールド樹脂200(図14を参照)により一体的に固着される。
本実施形態に係る電機子コア1は、図2に示すように、ヨーク12の両端に補助ティース13が形成され、両補助ティース13,13間には9つのティース11が形成された金属板1aを、所定の枚数だけ積層して形成されている。
積層された各金属板1a同士は、適宜接着剤などにより固着される。なお、金属板1aは、例えば、積層珪素鋼板などの軟磁性材料を用いるとよい。
ボビン2は、図1に示すように、巻線3を巻回するとともに、電機子コア1のティース11に挿通可能な角筒部23を有しており、角筒部23の両端、すなわち、図面上の上下端から、外方へ張り出した略矩形枠状の鍔部21,22が形成されている。
かかる鍔部21,22のうち、電機子コア1のヨーク12側(図1では上側)に位置する鍔部21において、互いに反対側に位置するように第1突出部41および第2突出部42が形成されている。すなわち、一方の長辺側端面に第1突出部41が、他方の長辺側端面に第2突出部42が形成されている。
そして、ボビン2を電機子コア1の複数のティース11にそれぞれ挿通した状態で、隣接するボビン2,2の間では、図示するように、隣接した第1突出部41および第2突出部42により、互いに重なり合うオーバーラップ部4が形成される。
すなわち、図1に示すように、第1突出部41および第2突出部42は、互いに段違いに位置しており、互いに重なり合ってオーバーラップ部4が形成される。そして、かかるオーバーラップ部4において互いに突き合せられた鍔部21,21同士間にラビリンスギャップ5が形成されている。すなわち、第1突出部41と第2突出部42との間に、断面視で屈折した間隙であるラビリンスギャップ5が形成されている。
図示するように、電機子コア1のティース11の先端側(図1では下側)となるボビン2の鍔部22は、隣接するボビン2,2の間では可及的に密着した状態となるように形成されている。このように、外観的に視認可能な鍔部22,22同士を互いに密着させたことにより、電機子10としての見栄えを向上させることができる。
一方、鍔部22の反対側(図1では上側)に位置する鍔部21同士間にはラビリンスギャップ5が形成されているため、鍔部22などの寸法に若干の誤差があってもラビリンスギャップ5によって吸収することができる。なお、ラビリンスギャップ5の幅としては、巻線3の直径よりも小さい方が望ましい。
ところで、本実施形態の電機子10のように、必ずしもボビン2の鍔部21,21の間にラビリンスギャップ5が形成される必要は無い。第1突出部41および第2突出部42が互いに上下に当接した状態でオーバーラップ部4が形成されていればよい。
このように、鍔部21,21の間にオーバーラップ部4を設けることで、鍔部21,21同士には隙間が無くなる。したがって、例えば、樹脂モールドされた場合に巻線3が樹脂圧によって移動しても、巻線3が隙間に侵入して電機子コア1に接触するおそれを可及的に防止することができる。
また、第1突出部41および第2突出部42が互いに重なり合って形成されるオーバーラップ部4は、鍔部21の長辺側端面全体に亘って形成されてもよいし、鍔部21の隅部のみ、すなわち角部のみに形成されていてもよい。
図3は、比較例に係る電機子110の説明図である。なお、この比較例に係る電機子110の構成要素については、本実施形態に係る電機子10の構成要素と同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図3に示すように、比較例に係る電機子110のボビン2は、電機子コア1に装着したとき、ヨーク12側(図1では上側)に位置するとともに、互いに隣接した鍔部21,21の間には間隙210が形成される。
したがって、かかる構成では、図示するように、樹脂モールドされた場合に巻線3が樹脂圧によって移動し、巻線3が間隙210内に侵入して電機子コア1に接触し、耐圧不良を引き起こすおそれがある。しかし、図1に示す本実施形態に係る電機子10は、そのようなおそれを大幅に減じることができ、製造する上で電機子10の歩留まりを向上させることができる。
ここで、オーバーラップ部4の変形例について説明する。図4Aおよび図5Aは変形例に係るオーバーラップ部4の説明図、図4Bおよび図5Bは他の変形例に係るオーバーラップ部4の平面図である。なお、図5Aおよび図5Bではボビン2に巻装される巻線3を省略して示した。
図4A〜図5Bに示すように、変形例に係るオーバーラップ部4についても、略矩形枠状の鍔部21,22のうち、ヨーク12側(図5A,Bでは上側)に位置する鍔部21に第1突出部410および第2突出部420が形成されている。
しかし、図1に示す前述の電機子10のオーバーラップ部4が上下方向、すなわち、ティース11の伸延方向に重なっているのに対し、図4A〜図5Bに示した例では、電機子コア1の幅方向に重なっている。
つまり、図1に示したオーバーラップ部4が各ボビン2の長辺側端面、すなわち、電機子コア1のティース11の配列方向に設けられ、第1突出部41と第2突出部42とが、ティース11の伸延方向、すなわち、図1において上下方向に重なり合っている。
一方、本変形例に係るオーバーラップ部4は、電機子コア1のティース11の配列方向に直交する方向に設けられ、第1突出部410と第2突出部420とは、電機子コア1の幅方向、すなわち、図4Aおよび図5Aにおいて左右方向に重なり合っている。
図4Aおよび図5Aに示した例では、オーバーラップ部4を形成する第1突出部410と第2突出部420は、いずれも鍔部21の隅部のみに形成されている。他方、図4Bおよび図5Bに示した例では、オーバーラップ部4を形成する第1突出部410および第2突出部420のうち、第2突出部420は鍔部21の長辺側端面全体に亘って形成されている。
(第2の実施形態)
次に、図6〜図12を参照しながら第2の実施形態に係る電機子10について説明する。図6は、第2の実施形態に係る電機子10のコイルを巻装したボビン2の説明図、図7は、同ボビン2の側面図、図8は、ボビン2同士が連結された状態を示す説明図である。また、図9は、電機子10の正面視による説明図、図10は、図9のA−B拡大図である。また、図11は、オーバーラップ部4および連結部6の説明図、図12は、ボビン2の鍔部21の平面図である。
なお、図6〜図12を用いた以下の説明において、先の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、図6を除き、ボビン2に巻装される巻線3については省略して示した。
図6〜図8に示すように、第2の実施形態に係る電機子10が備えるボビン2は、第1の実施形態に係る電機子10と同じように、巻線3を巻装する中空の角筒部23の上下端に、外周方向に張り出す略矩形枠状の鍔部21,22が形成されている。
そして、本実施形態に係るオーバーラップ部4の構成としても、図8〜図11に示すように、鍔部21の一方の長辺側端面に第1突出部41が、他方の長辺側端面に第2突出部42が形成されている。ここでは、第1突出部41は一方の長辺側端面の全長に亘って、第2突出部42は他方の長辺側端面の全長に亘って形成されている例を示している。すなわち、オーバーラップ部4が長辺側端面の全体に亘って形成されている。
第1の実施形態と異なるのは、本実施形態に係るオーバーラップ部4は、隣接するボビン2,2同士を連結する連結部6を有する点にある。
連結部6は、鍔部21の一方の長辺側に形成された凸部としての半球状突起61と、鍔部21の他方の長辺側に形成され、半球状突起61を嵌合する凹部としての長孔62とを備えている。
すなわち、図10〜図12に示すように、鍔部21の一方の長辺側の隅部における表面側(図11においては鍔部21の上面側)であって、第1突出部41よりもやや奥まった位置に半球状突起61を形成している。
一方、鍔部21の一方の長辺側の隅部における第2突出部42の上方からは、オーバーハングした状態で鍔部21の短手方向に延在する連結片63を形成している。
そして、かかる連結片63に半球状突起61を係合する長孔62を形成し、隣接するボビン2,2同士を連結可能としている。なお、ここでは、長孔62の幅を半球状突起61の直径よりもわずかに狭め、しっかりと嵌合した状態で係合できるようにしている。
また、上述の連結片63が突設されているため、鍔部21の一方の長辺側の隅部においては、連結片63と第2突出部42との間に溝部43が形成されることになる。すなわち、本実施形態におけるオーバーラップ部4では、隣接するボビン2の第1突出部41は、鍔部21の隅部においては溝部43に入り込み、それ以外では、第2突出部42上に重合することになる。
上述してきた連結部6を備える構成としたことにより、図8や図9に示すように、ボビン2同士を連結して、複数のコイルアセンブリが一体的に連結されたコイルユニット20を組み立てることができる。そして、コイルアセンブリ単位でティース11に取付けるのではなく、コイルユニット20ごと電機子コア1に取り付けることができる。
すなわち、鍔部21,22を有し、巻線3がコイル状に巻回されたボビン2を、連結部6を介して一列に連結してコイルユニット20を作製する第1の工程と、コイルユニット20の連結された複数のボビン2を、電機子コア1の複数のティース11に挿通する第2の工程とを有する製造工程が実現できる。
かかる電機子10の製造方法であれば、それぞれが連結された複数のボビン2の各角筒部23を、電機子コア1の複数のティース11それぞれに略同時に挿通することができるため、電機子10の製造の効率化を図ることができる。
ところで、連結部6の変形例として、鍔部21の隅部に連結片63を形成するのに代えて、図13Aに示すように、一方の長辺側全体にかけて連結帯630を形成することもできる。この場合、隣接するボビン2の第1突出部41が入り込む溝部43は、連結帯630と第2突出部42との間全体に形成されることになる。
また、図13Bに示すように、連結部6を構成する凸部としては、半球状突起61に代えて、細長い矩形形状、蒲鉾状など適宜の形状の凸条部610を形成することができる。そして、かかる凸条部610に対応する凹部としては、図示するような細長い溝部620を連結帯630に形成することができる。
ところで、本実施形態では、互いに重なり合う第1突出部41と第2突出部42とを備えるオーバーラップ部4が、さらに連結部6を有する構成としていた。しかし、連結部6の一部をなす連結片63(または連結帯630)を第1突出部41あるいは第2突出部42のいずれかとすることもできる。この場合、オーバーラップ部4は、第1突出部41および第2突出部42により、互いに当接して構成されることになる。
次に、図14を参照しながら、複数のコイルアセンブリ、あるいはこれらを一体的に連結したコイルユニット20を9個のティース11を有する電機子コア1に装着して可動子7としたリニアモータ100について説明する。
ここで、コイルアセンブリ、あるいはコイルユニット20の各ボビン2は、図6〜図12で示した構成のものを用いている。つまり、ボビン2は、オーバーラップ部4に、隣接するボビン2,2同士を連結する連結部6を設けた構成としている。
図14に示すように、リニアモータ100は、可動子7と固定子8とを備えている。すなわち、電機子コア1のティース11にコイルアセンブリを装着し、モールド樹脂200でモールドして構成された可動子7と、かかる可動子7と所定の空隙300を介して互いに対向する界磁部としての固定子8とを備えている。
界磁部としての固定子8は、所定の基板81上に、N極、S極からなる永久磁石82を直線的に配列して構成される。
かかる構成により、可動子7のコイルユニット20に3相の電流が通電されると、可動子7が、固定子8に沿って移動する。すなわち、可動子7の周縁には電機子コア1による進行磁界が形成されるため、固定子8の作る定常磁界との間で反発または吸引されて推力を発生し、可動子7が、固定子8に沿って紙面左右方向(矢印参照)に移動する。なお、電流の位相を制御すれば、図示するように、可動子7を往復運動させることもできる。
なお、本実施形態に係るリニアモータ100では、3相の巻線3を用いたが、必ずしも3相に限定されるものではない。
また、本実施形態に係るリニアモータ100では、電機子10を可動子7として用いたが、電機子10を固定子8とし、界磁部を可動子7とする逆の構成としても構わない。
また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電機子コア
2 ボビン
3 巻線
4 オーバーラップ部
5 ラビリンスギャップ
6 連結部
10 電機子
11 ティース
20 コイルユニット
21 鍔部
22 鍔部
23 角筒部
41 第1突出部
42 第2突出部
61 半球状突起(凸部)
62 長孔(凹部)

Claims (9)

  1. 複数のティースが所定間隔をあけて直線状に配列された電機子コアと、
    鍔部を有し巻線がコイル状に巻回され、前記ティースにそれぞれ装着される複数のボビンと
    を備え、
    前記鍔部には、第1突出部および第2突出部が形成されており、
    隣接する前記第1突出部および前記第2突出部互いに重なり合うオーバーラップ部が形成されること
    を特徴とするリニアモータの電機子。
  2. 前記第1突出部および前記第2突出部が、互いに段違いに位置しており、互いに重なり合うこと
    を特徴とする請求項1に記載のリニアモータの電機子。
  3. 前記ボビンは、前記巻線を巻回する角筒部を有し、当該角筒部の両端から外方へ張り出した略矩形枠状の鍔部が形成されており、一方の長辺側端面に第1突出部が、他方の長辺側端面に前記第2突出部が形成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載のリニアモータの電機子。
  4. 前記オーバーラップ部は、
    前記鍔部の隅部に形成されること
    を特徴とする請求項1、2または3のいずれか1つに記載のリニアモータの電機子。
  5. 前記オーバーラップ部は、
    隣接するボビン同士を連結する連結部を有すること
    を特徴とする請求項4に記載のリニアモータの電機子。
  6. 前記連結部は、
    前記鍔部の一方の長辺側に形成された凸部と、前記鍔部の他方の長辺側に形成され、前記凸部を嵌合する凹部とを備えること
    を特徴とする請求項5に記載のリニアモータの電機子。
  7. 前記オーバーラップ部における互いに突き合せられた前記鍔部同士間に、ラビリンスギャップが形成されること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のリニアモータの電機子。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の電機子と、
    複数の磁石が並設され、前記電機子に対向して配置された界磁部と
    を備えることを特徴とするリニアモータ。
  9. 鍔部を有し巻線がコイル状に巻回されたボビンを、連結部を介して一列に連結してコイルユニットを作製する第1の工程と、
    前記コイルユニットの連結された前記複数のボビンを、電機子コアの複数のティースに挿通する第2の工程と
    を有し、
    前記第1の工程で連結された各ボビンの前記鍔部には、第1突出部および第2突出部が形成されており、
    隣接する前記第1突出部および前記第2突出部により、互いに当接しまたは重なり合うオーバーラップ部が形成され、当該オーバーラップ部に前記連結部が設けられていること
    特徴とする電機子の製造方法。
JP2012052279A 2012-03-08 2012-03-08 リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法 Expired - Fee Related JP5594308B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012052279A JP5594308B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法
US13/775,254 US9312734B2 (en) 2012-03-08 2013-02-25 Armature of linear motor, linear motor and method of manufacturing armature
IN984CH2013 IN2013CH00984A (ja) 2012-03-08 2013-03-07
BRBR102013005643-0A BR102013005643A2 (pt) 2012-03-08 2013-03-08 Armadura de motor linear, motor linear e método de fabricação de armadura
CN201310075035.7A CN103312115B (zh) 2012-03-08 2013-03-08 线性马达的电枢、线性马达以及电枢的制造方法
KR20130025226A KR101489056B1 (ko) 2012-03-08 2013-03-08 리니어 모터의 전기자, 리니어 모터, 및 전기자의 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012052279A JP5594308B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013188033A JP2013188033A (ja) 2013-09-19
JP5594308B2 true JP5594308B2 (ja) 2014-09-24

Family

ID=49113452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012052279A Expired - Fee Related JP5594308B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9312734B2 (ja)
JP (1) JP5594308B2 (ja)
KR (1) KR101489056B1 (ja)
CN (1) CN103312115B (ja)
BR (1) BR102013005643A2 (ja)
IN (1) IN2013CH00984A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104682597B (zh) * 2013-11-29 2019-01-29 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 绝缘骨架及具有该绝缘骨架的电机
CN105634153A (zh) * 2014-11-03 2016-06-01 大银微系统股份有限公司 模组化的铁心构件及线性马达的铁心
CN105763015B (zh) * 2014-12-15 2018-06-29 大银微系统股份有限公司 线性马达的组合式定子构造
JP2016152701A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 セイコーエプソン株式会社 モーター及びロボット
KR101896858B1 (ko) * 2015-05-26 2018-09-07 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전기자 코어, 전기자 및 리니어 모터
WO2018167970A1 (ja) * 2017-03-17 2018-09-20 三菱電機株式会社 リニアモータ
FR3100473B1 (fr) * 2019-09-10 2021-07-30 Sidel Participations Dispositif d'étirage et bloc de bobinage d'un tel dispositif d'étirage
JP7304831B2 (ja) * 2020-02-18 2023-07-07 株式会社日立ハイテク 搬送装置及び搬送装置を有する検体分析システム
BR102021018108A2 (pt) 2021-09-13 2023-03-28 Freed Participaçoes S/A Esteira transportadora tracionada por motor de indução linear com primário de dupla face e secundário longo seccionado
BR102021021562A2 (pt) 2021-10-27 2023-05-09 Haka Groups Participações De Negócios S/A Acionamento linear para equipamento de transporte contínuo de materiais a granel
EP4376274A1 (en) * 2022-10-12 2024-05-29 Shanghai Golytec Automation Co., Ltd. Stator module and conveying system

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56171582U (ja) * 1980-05-22 1981-12-18
JPS6026446A (ja) 1983-07-20 1985-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石回転子型同期電動機
JP3421251B2 (ja) * 1998-08-21 2003-06-30 ミネベア株式会社 回転電機及びそのボビン
JP3428486B2 (ja) * 1999-03-11 2003-07-22 三菱電機株式会社 リニアモータ
JP2003047229A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Ichinomiya Denki:Kk 巻線コイルユニット、直線コアユニット、リニアモータ、及び直線コアユニット組立方法
JP4283029B2 (ja) * 2003-04-28 2009-06-24 東京パーツ工業株式会社 扁平型ロータ及びこのロータを有するモータ
US6946769B2 (en) * 2003-05-08 2005-09-20 Asmo Co., Ltd. Insulator and manufacturing method thereof, and stator for electric rotating machine
CN2687943Y (zh) * 2004-04-13 2005-03-23 贵州银狐美信科技发展有限公司 双向直线电机
DE102005008812A1 (de) * 2005-02-24 2006-08-31 Ortlinghaus-Werke Gmbh Nicht rotierender Linearaktuator
JP4816879B2 (ja) * 2005-06-30 2011-11-16 株式会社富士通ゼネラル アキシャルエアギャップ型電動機
DE102007038848A1 (de) * 2007-08-16 2009-02-19 Dorma Gmbh + Co. Kg Spulenkörper für einen Linearmotor-Stator für eine automatische Tür
JP5290832B2 (ja) 2009-03-30 2013-09-18 三菱電機株式会社 リニアモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013188033A (ja) 2013-09-19
KR20130103441A (ko) 2013-09-23
BR102013005643A2 (pt) 2015-07-07
US20130234538A1 (en) 2013-09-12
CN103312115A (zh) 2013-09-18
US9312734B2 (en) 2016-04-12
IN2013CH00984A (ja) 2015-04-24
KR101489056B1 (ko) 2015-02-02
CN103312115B (zh) 2015-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5594308B2 (ja) リニアモータの電機子、リニアモータ、および電機子の製造方法
JP3561251B2 (ja) 往復動式モータの固定子の構造
JP4884418B2 (ja) 分割固定子鉄心の製造方法
JP5951036B2 (ja) モールド電動機および空気調和機
JP5428996B2 (ja) リアクトル
JP5997111B2 (ja) 樹脂モールドコアとそれを用いたリアクトル
US9978492B2 (en) Coil, rotating electrical machine, and linear motor
JP5418558B2 (ja) リニアモータの固定子およびリニアモータ
US9712014B2 (en) Insulator, stator assembly, rotating electrical machine, and connection board
US20150091404A1 (en) Rotor for rotating electric machine, rotating electric machine, and magnetizing apparatus for rotating electric machine
JP2023041924A (ja) モータ
JP5343625B2 (ja) 回転電機用インシュレーター及び回転電機用ステーター
JP2009254025A (ja) 円筒リニアモータおよびその製造方法
JP2014082847A (ja) モールド電動機および空気調和機
JP2008206318A (ja) 電機子のインシュレータおよび電機子
JP5258944B2 (ja) 電動機及び分割固定子鉄心の製造方法
JP5508362B2 (ja) リニアモータ及びリニアモータ用コイルの製造方法
JP5261080B2 (ja) リニアモータ
KR100802622B1 (ko) 왕복동식 모터의 고정자 구조
JP5986730B2 (ja) モータのコイルアッシー構造、モータおよびモータのコイルアッシー構造の製造方法
JP5892886B2 (ja) 電機子および電機子の製造方法および回転電機
JP6095462B2 (ja) 回転電機の電機子、回転電機、および回転電機の電機子の製造方法
JP2016226185A (ja) リニアモータ及びリニアモータの製造方法
JP2019024280A (ja) 絶縁ボビンおよび電動機
JP6175620B2 (ja) レゾルバステータ構造及びその組立て方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5594308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees