JP4283029B2 - 扁平型ロータ及びこのロータを有するモータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動通信機器のサイレントコール手段などに用いられる扁平コアレス振動モータやMD装置などに用いられる小型モータにおいて、印刷配線基板を利用したロータ及びこのロータを有するモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からロータとして使用されてきた印刷配線基板の一方の面には、この印刷配線基板に配されている所定の配線パターンに端末が半田結線されている空心電機子コイルが配されており、他方の面には、コミュテータを構成するための複数のセグメントパターン及び配線パターンが設けられている。そして、このセグメントパターンが露出するように、印刷配線基板と空心電機子コイルが樹脂により一体成形することにより、扁平コアレスモータのロータは、構成されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−248229号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなロータの製造方法は、まず、一方の面にコミュテータを構成するための複数のセグメントパターンが設けられている印刷配線基板を構成する。そして、セグメントパターンが設けられている面とは反対側の印刷配線基板面に、空心電機子コイルを所定の配線パターンに端末を半田結線して配置する。その後、この印刷配線基板を金型にセットした後、樹脂によりセグメントパターンが露出するように、空心電機子コイルと印刷配線基板を一体成形することにより、製造されている。(図4にこの従来例を示す。)
【0005】
しかし、図4を参照すると、印刷配線基板41の基板面41bには、厚さ約40μmのコミュテータを形成するためのセグメントパターン42が設けられている。このように各部が設けられた印刷配線基板41を樹脂により一体成形するために金型Kにセットすると、金型面Ksにセグメントパターン42が当接することになり、金型面Ksと基板面41bに約40μmの隙間Sができてしまう。
そして、このような状態で金型内に樹脂47を注入してロータを成形すると、この隙間Sに樹脂47が流れ込み、差しバリBができてしまう。また場合によっては、この隙間Sから侵入した樹脂47が、隣り合うセグメントパターン42の間にまで及ぶことがある。
【0006】
そして、上述のようにして形成されたこの差しバリが印刷配線基板上に立ち上がると、モータの各部を組み付ける時に、ケースやマグネットに接触し、当り不良を引き起こしたり、組み付け後にバリが取れるとモータ内部に異物として残ってしまい、様々な不具合の原因となる問題が発生する。
本願発明は、上述した問題が発生しないように、印刷配線基板のパターン部を利用して、樹脂によりロータを成形する際に、樹脂が基板とパターンの段差に流れ込まないように各部を構成する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、印刷配線基板の一方の面に、複数の空心電機子コイルを載置し、他方の面には、コミュテータを形成するためにロータの回転中心を基準に環状に整列された複数のセグメントパターンが設けられており、当該セグメントパターンを露出するように印刷配線基板と複数の空心電機子コイルを樹脂で一体に成形した印刷配線基板を備えた扁平コアレスモータのロータにおいて、前記印刷配線基板の他方の面には、前記複数のセグメントパターンのロータ半径方向外方近傍から印刷配線基板面の縁との間に、当該セグメントパターンを囲むように配線パターンを設けるとよい。
【0008】
このように各部を構成すると、基板面と金型との間に隙間ができたとしても、セグメントパターンのロータ半径方向外方から印刷配線基板面の縁との間に、当該セグメントパターンのロータ半径方向外方を囲むように配線パターン部を設けられているので、樹脂がこの配線パターンに堰き止められ、印刷配線基板の半径方向内方へ流れ込むことも無い。従って、セグメントパターンの間に樹脂が流れ込むことが無い。特に、この配線パターンを印刷配線基板の縁に可能な限り近い部分に設ければ、基板上にほとんど樹脂が流れ込まないので、差しバリなども防ぐことができる。
差しバリ等を防止するのに理想的な配線パターンの配置位置として、印刷配線基板面の縁と配線パターンのロータ半径方向外側の縁が一致しているのが良い。
【0009】
また、前記セグメントパターンのロータ半径方向外方から印刷配線基板の縁との間に、当該セグメントパターンを囲むように設けた配線パターンは、電気的に分割されるように1箇所以上の分割部を設けるとよい。
このように各部を構成すると、配線パターンは電気的にループ状ではないので、コイルや駆動用マグネットが作る磁界中をロータが運動しても、誘導起電力が発生することが無い。よって、これにより流れる渦電流を防止することができるので、この渦電流の影響により配線パターンに起こる抵抗が発生することが無い。
【0010】
さらに、前記セグメントパターンのロータ半径方向外方を囲むように設けた配線パターンの分割部には、樹脂がロータの半径方向内方へ移動することを妨げるための構造部を設けるとよい。具体的には、分割部において互いに隣り合う配線パターンを印刷配線基板径方向から見て重なるように配置するとよい。
このように各部を構成すると、渦電流防止のために配線パターンに分割部を設けても、分割部の隣り合う配線パターンを互いに入り組んだラビリンス構造により、ロータを成形する際に分割部に侵入した流動性の樹脂が抵抗を受け印刷配線基板上の半径方向内方へ流れ込むことがない。
【0011】
そして、前記セグメントパターンのロータ半径方向外方を囲むように設けた配線パターンは、セグメントショート用パターンと接続されている配線パターンにより構成するとよい。
このように各部を構成することにより、樹脂の印刷配線基板の半径方向内方へ流れ込み防止のために、新たに部材を追加することなく樹脂の流れ込みを防止することができる。
【0012】
最後に、これらの樹脂の流れ込み防止機構を有するロータをモータに構成するとよい。
このように各部を構成したロータを組込んだモータは、差しバリやセグメントパターン間に樹脂が流れ込むことによりブラシとセグメントパターン間で発生する整流不良を防止することができるので、信頼性が高いモータを提供することができる。
また、既存の配線パターンを工夫することにより樹脂の流れ込みを防いでいるので、新たに部材を追加することなく、従って、部材コストを押さえることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る樹脂の流れ込み防止機構を有するロータを使用した偏平振動モータの断面図である。
【0014】
図1に示されているモータは、ブラケット10とロータ20とハウジング30により構成されている。
ブラケット10には、印刷配線基板11が設けられている。そして、ハウジング30の外方に延在している印刷配線基板11の部分には、モータの外部からロータ20へ電流を供給するための給電端子部11aが設けられている。さらに、この印刷配線基板11のハウジング内部側には、セグメントパターン22に摺接するようにブラシ12が設けられている。このブラシ12は、印刷配線基板11を介して給電端子11aと電気的に接続されており、給電端子11aから受けた電流をロータ20に設けられているセグメントパターン22を介してコイル23に伝えるものである。
この他に、ブラケット10には、穴部13が設けられている。この穴部13に、ロータ20を回転自在に保持する軸14の一端14aが挿入されている。そして、この挿入された軸14の一端14aとブラケット10の接触部にスポット溶接を施すことにより、軸14がブラケット10に固定されている。
【0015】
次にロータ20は、コミュテータを構成するためのセグメントパターン22及び配線パターン24が配されている印刷配線基板21、印刷配線基板上の配線パターンの所定の位置に結線されているコイル23、ウエイト25、軸受部26から構成されている。
コイル、ウエイト、軸受部は、コミュテータを構成するセグメントパターン及び配線パターンが位置する印刷配線基板面とは反対側の面に位置している。そして、これらロータを構成する部材は、コミュテータが露出するように、樹脂27により一体成形されている。
尚、ウエイトは、ロータが回転する際に偏心力を生じさせるための部材で、ロータの面内バランスを片寄らせる位置に配されている。
【0016】
次に、ハウジング30には、モータ各部を組み付けたときに、軸14の端部14bを支える凹部30aが設けられている。また、ハウジング内部には、ロータ20を組み付けた時に、コイル23と対峙する位置に駆動用マグネット31が配されている。
尚、ハウジングは、ハウジングの端部30bとブラケットの合わせ部分10aに、スポット溶接を施すことにより、ブラケットに固定されている。
【0017】
図2(A)は、印刷配線基板21のセグメントパターン22及び配線パターン24が設けられている側の平面図である。
図2(B)(C)は、隣り合う配線パターン24を径方向に重なるように入り組ませて配置することにより形成されたラビリンス構造24bを拡大した平面図である。
図3は、成形金型により樹脂成形されているロータの断面図である。
【0018】
図2(A)を参照すると、コミュテータを形成するためにロータ20の回転中心を基準に環状に整列された複数のセグメントパターン22のロータ半径方向外方近傍から印刷配線基板面の縁21aとの間に、当該セグメントパターン22を囲むように配線パターン24が設けられている。
また、図3を参照すると、上述の各部材を金型Kにセットし、この各部材を樹脂27により一体成形することによりロータを構成している。
【0019】
従来は、このようなロータを成形する際に、樹脂27は流動性であるため印刷配線基板21と金型Kの隙間Sを通り、印刷配線基板21のセグメントパターン22が配されている側に流れ込み、コミュテータ22にまでこの樹脂が及んでしまう。しかし、本願のように配線パターン24が、セグメントパターン22の外周を覆うように配されているので、基板面21bと金型Ksとの間に隙間Sがあっても、この配線パターン24により樹脂が止められる。従って、セグメントパターン22まで樹脂が流れ込むことを防ぐことができ、差しバリなどを低減させることが可能となる。
【0020】
また、図2(A)に図示されているように、配線パターン24が分割されているので、配線パターンは電気的にループ状ではない。従って、コイルや駆動用マグネットが作る磁界中を印刷配線基板が運動しても、誘導起電力の発生を防止することが可能であり、よって、これにより流れる渦電流を抑えることができる。つまり、このように各部を構成することにより、渦電流により配線パターンに起こる力学的な抵抗を防止することができ、電気的なロスを低減することができる。
【0021】
上述のように渦電流防止のために配線パターンに分割部を設けても、この分割部に樹脂がロータの半径方向内方へ移動することを妨げるための構造部(ラビリンス構造部24b)を設けたので、印刷配線基板面21bの内方への樹脂の流れ込みを防止することが可能である。
具体的には図2(A)を参照すると、配線パターン24の分割部24aの隣り合う配線パターンの端部24cの一方の形状を変形させて、印刷配線基板を径方向から見て他方の端部24cと重なるように配置することにより、ラビリンス構造部24bを構成している。
【0022】
また、この変形例として図2(B)を参照すると、前述のように構成された配線パターンの端部をさらに隣の配線パターンに近接するように形状を形成し、ラビリンス構造部54bを構成している。
さらに、これらの変形例として図2(C)を参照すると、配線パターンの幅内でラビリンス構造部を構成するために、隣り合う配線パターン部の端部64cの一部を切り欠いたような形状に形成し、この隣り合う端部64cが径方向から見て重なるように構成したものである。
ここで、これらの隣り合う配線パターン部の間隔は、可能な限り小さくすると、流れ込む樹脂を堰き止めるのに有効である。
【0023】
このように配線パターン部の端部を構成することにより、分割部が入り組んだ形状となるので、樹脂がこの分割部に流れ込んだとしても、流れる樹脂を止めるような抵抗が働く。また、分割部が入り組んだことで、パターン部よりロータ径方向外方から分割部を通ってセグメントパターンが設けられているパターン内方への距離が長くなった。これにより、樹脂がセグメントパターンが設けられているパターン内方へ、流れ込みにくくすることが可能である。
【0024】
尚、ここで挙げた実施例は、配線パターンに2箇所の分割部を設け、この配線パターンを2つに分けたものであるが、配線パターンがループ状にならなければよいので、分割部を1箇所にして配線パターンを1つにしても良い。また、分割部を3箇所以上設けて、配線パターンを3つ以上に分けたものでも良い。
【0025】
【発明の効果】
本願発明の請求項1のようにモータのロータを構成すれば、基板面と金型との間に隙間ができたとしても、セグメントパターンのロータ半径方向外方から印刷配線基板面の縁との間に、当該セグメントパターンのロータ半径方向外方を囲むように配線パターン部を設けているので、樹脂がこの配線パターンに堰き止められ、印刷配線基板の半径方向内方へ流れ込むことも無い。従って、セグメントパターンの間に樹脂が流れ込むことが無い。
請求項2のように構成すれば、配線パターンは電気的にループ状ではないので、コイルや駆動用マグネットが作る磁界中を運動しても、誘導起電力が発生することが無い。よってこれにより、流れる渦電流を防止することができる。これにより、渦電流により配線パターンに起こる抵抗を防止することができる。
【0026】
請求項3のように各部を構成すると、渦電流防止のために配線パターンに分割部を設けても、分割部の隣り合う配線パターンを互いに入り組んだラビリンス構造にすることにより、ロータを成形する際に分割部に侵入した流動性の樹脂が抵抗を受け印刷配線基板上の半径方向内方へ流れ込むことがない。
請求項4のように構成すれば、このように各部構成することにより、樹脂の印刷配線基板の半径方向内方へ流れ込み防止のために、新たに部材を追加することなく樹脂の流れ込みを防止することができる。
【0027】
請求項5のように構成すれば、このように各部を構成したロータを組込んだモータは、差しバリやセグメントパターン間に樹脂が流れ込むことによりブラシとセグメントパターン間で発生する整流不良を防止することができるので、信頼性が高いモータを提供することができる。
また、既存の配線パターンを工夫することにより樹脂の流れ込みを防いでいるので、新たに部材を追加することなく、従って、部材コストを押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る樹脂の流れ込み防止機構を有するロータを使用した偏平振動モータの断面図
【図2】(A)印刷配線基板のコミュテータが設けられている側の平面図
(B)ラビリンス構造部変形例
(C)ラビリンス構造部変形例
【図3】成形金型により樹脂成形されているロータの断面図
【図4】従来技術
【符号の説明】
10 ブラケット
12 ブラシ
13 穴部
14 軸
20 ロータ
21 印刷配線基板
22 セグメントパターン
23 コイル
24 配線パターン
26 軸受
27 樹脂
30 ハウジング
31 駆動用マグネット
Claims (5)
- 印刷配線基板の一方の面に、複数の空心電機子コイルを載置し、他方の面には、コミュテータを形成するためにロータの回転中心を基準に環状に整列された複数のセグメントパターンが設けられており、当該セグメントパターンを露出するように前記印刷配線基板と複数の空心電機子コイルを樹脂で一体に成形した印刷配線基板を備えた扁平コアレスモータのロータにおいて、
前記印刷配線基板の他方の面には、前記複数のセグメントパターンのロータ半径方向外方近傍から印刷配線基板面の縁との間に、当該セグメントパターンを囲むように配線パターンが設けられていることを特徴とする扁平型ロータ。 - 前記配線パターンは、電気的に分割されるように1箇所以上の分割部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の扁平型ロータ。
- 前記分割部において互いに隣り合う配線パターンを、前記印刷配線基板径方向から見て重なるように配置したことを特徴とする請求項2に記載の扁平型ロータ。
- 前記配線パターンは、セグメントショート用パターンと接続されている配線パターンであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の扁平型ロータ。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の扁平型ロータを有するモータ。
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