JP3546207B1 - モールド型偏心ロータと同ロータの製法及び同ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータ - Google Patents

モールド型偏心ロータと同ロータの製法及び同ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータ Download PDF

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Abstract

【課題】小径で扁平なため、コンミテータを構成する印刷配線板の面積が小さい場合でも、印刷配線板側から樹脂を注入することにより空心電機子コイルや偏心ウエイトを精度よく一体にモールド成形可能とする。
【解決手段】第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔が設けられると共に、その半径方向外方に偏心して空心電機子コイル載置エリアがあり、第1の面で軸挿通孔の半径方向外方に複数個の整流子セグメントからなる整流子部が形成され、外周部にゲート口用凹所が形成された印刷配線板1に、複数個の空心電機子コイル2A‥‥が配され、回転中心を介して反対側に位置決めガイドが形成された偏心ウエイト3が配される偏心ロータで、空心電機子コイル共に凹所を介して第1面側から樹脂4でモールド成形によって一体成形化した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、移動体通信機器のサイレントコール手段などに用いられるモールド型偏心ロータとその製法の改良に係り、同ロータを備えた扁平薄型な軸方向空隙型コアレス振動モータの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ロータ自体で遠心力により振動を発生させるようにしたモールド型偏心ロータは、古くは本出願人らの提案によるものとして空心電機コイルを片側に偏在させた平面視半月型の偏心ロータからなるものがある。(特許文献1参照)
しかしながら、移動体通信機器の小型薄型化志向に伴い、移動体通信機器に搭載される部材もより小型薄型化が要求される。たとえば、直径が12mm、厚みが3mm程度のサイズのものが要求されるようになると、従来直径14mm程度のものでは好適な構造とした空心電機コイルを片側に偏在させた平面視半月型偏心ロータでは、重心の移動量が少なくなって遠心力振動が不足するようになるので、高比重部材からなる補助ウエイトが必要になってくる。
【0003】
このため、モールドする樹脂をタングステン合金粉末あるいはブロックからなる高比重部材を樹脂に一体化、いわゆる2色成形にして重心の移動と重量を得るようにしたものが本出願人から提案されている。(特許文献2)
このようなモールド型偏心ロータは、空心電機子コイルを載置する印刷配線板に当該空心電機子コイルの内径に合わせたガイド孔と、巻き始め結線パターンが設けられ、当該空心電機子コイルを載置した後、印刷配線板を下方にして上方の空心電機コイル側から射出成形によって一体モールドされるようになっている。(特許文献3、4参照)
【0004】
また、このような偏心ロータを備えた扁平型振動モータを移動体通信機器のサイレントコール手段として使用するには、機器の印刷配線板に両面粘着剤などを介して直接載置するため、取り付け面は平坦が要求される。
また、ブラシに電力を供給する給電端子はモータの側周部に導出され、機器の印刷配線板に設けられた給電パターンへ接続されるようになっている。
このような扁平型モータは、軸方向界磁型リング状マグネットで駆動されるので、このマグネットの内径部分に配されたブラシに電力を供給する給電構造に工夫が必要である。
【0005】
このような薄型コアレス振動モータは、たとえば、特開平10−262352号公報(特許文献5参照)として開示されたように、ブラケットにブラシベースの形状に合わせてプレス加工によって凹所を形成し、この凹所にブラシベースを埋め込むことにより、ブラシベースの厚みを無視できるようにしたものがある。
しかしながら、プレス加工で凹所を押し潰して形成するのは、かなりのブラケットの厚みが必要であり、このため、従来の技術では厚さが2.5mm程度が限界であった。すなわち、ブラケットの厚みが0.15mm程度になると、部分的に0.15mmを潰すことはできないものである。
【0006】
【特許文献1】特開平6−205565号公報
【特許文献2】特開平11−75342号公報
【特許文献3】特開平8−163846号公報
【特許文献4】特開平11−113231号公報
【特許文献5】特開平10−262352号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
小型化要求に伴い直径が10mm、厚みが2mmといった偏平で小型のモータが期待されるようになると、ロータ自体で遠心力振動を発生させるには、今度は比重18程度のタングステン合金の助けが必要になってくる。
そして、小型化に伴いコンミテータを構成する印刷配線板の面積が減少して配線パターンのスペースを確保するのが難しくなり、コイル位置決めガイドを挿通する孔の確保が困難になる。
また、偏心ウエイトも振動量を確保するのにできるだけ大きいものが必要となるため、印刷配線板上の部品配置密度が高くなりこれら部品の間に射出成型用のゲートを配置することが困難となった。
そこで、この発明は、印刷配線板に空心電機子コイルを載置するにあたって空心電機子コイルを所定位置に載置可能とし、印刷配線板側から射出成形できるモールド型偏心ロータを提案し、このような偏心ロータと組みあわせ、モータをより薄型化できるようにするのを目的としたものである。また、ブラシベースとブラケットを改良することにより、振動モータをさらに薄型化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題の基本的な解決は、請求項1に示す発明のように、回転中心に軸挿通孔が設けられると共に、その半径方向外方に偏心して空心電機子コイル載置エリアがあり、第1の面で前記軸挿通孔の半径方向外方に複数個の整流子セグメントからなる整流子部が形成され、外周部にゲート用凹所の少なくとも一部が後記の空心電機子コイルの間で形成され、さらに端末結線パターンが形成された印刷配線板と、この印刷配線板の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリアに配された複数個の空心電機子コイルと、回転中心に配された円筒型の焼結含油軸受と、回転中心を介して前記空心電機子コイルの反対側に位置する偏心ウエイトとが前記空心電機子コイルと共に前記凹所を介して第1面側から比重2以下の軽量樹脂によって一体成形されたもので、前記印刷配線板は偏心ウエイトの主要部分の位置が削除されると共に、前記第1面側の少なくとも磁気回路を構成する空隙部分に樹脂が回わらないようにしたで達成できる。
このようにすれば、印刷配線板に空心電機子コイル載置ガイド用穿孔を設けることなく、外周のゲート用凹所で印刷配線板側から射出成形でき、樹脂の流れを良くできるので小径の偏心ロータに好都合となる。偏心ウエイトは空心電機子コイルと共に一体成形できるので、組み付け手間が省け、焼結含油軸受けを一体に成形することも可能で、モールド型偏心ロータの回転精度をより高めることができ、空心電機子コイル側は樹脂と銅線の密度、占積率より実質的な密度を4以下にすることができるので、偏心ウエイトとの比重差によってウエイト側に大きく重心が移動することになる。そして、印刷配線板の厚み分偏心ウエイトを厚くできるので振動量を増すことが可能となる。
【0009】
本願発明は、請求項2に示す発明のように、円筒状の軸受けの外周に連続した帯状の凸部あるいは不連続の凸部を設けることで、軸受と樹脂の結合強度が高めることができ、さらに凸部で印刷配線板を支持することが可能となる。
【0010】
また、請求項3に示す発明のように、第1、第2の面があり、中心に軸挿通孔が設けられると共に、その半径方向外方に空心電機子コイル載置エリアがあり、第1の面で前記軸挿通孔の半径方向外方に形成された複数個の整流子セグメントとからなる整流子部が形成された印刷配線板に空心電機子コイルを固着する工程と、このようにした印刷配線板を射出成形金型へガイドを利用して前記印刷配線板がゲート側となるように装着すると共に、位置決めガイドを利用して偏心ウエイトを配する工程と、前記空心電機子コイルの載置部以外で前記印刷配線板の外周部に形成されたゲート用凹所のところで第1面側から樹脂を注入し、第1面側の少なくとも磁気回路を構成する空隙部分に樹脂が回わらないように射出成形する工程とを備えたモールド型偏心ロータの製造方法にすれば、空心電機子コイルの内径部の小さいものでも印刷配線板に載置でき、偏心ウエイトと容易に一体化できる。
【0011】
そして、請求項4、5に示すように、請求項1または2に記載のモールド型偏心ロータと、この偏心ロータを支承する軸と、この軸を支承するハウジングと、前記偏心ロータに空隙を介して臨ませるようにハウジングに一部に配されたマグネットと、このマグネットの内径部でブラシベースに配されたブラシとを備え、前記ブラシベースの一部が前記マグネット下方を通ってハウジング側方に給電電極として導出されたものにするか、前記軸は少なくとも一端が前記ハウジングに固定されると共に、このハウジングを構成するケースの開口部にブラケットが組み付けられ、前記ハウジングは厚みが0.2mm以下で構成されると共に、前記ブラシベースはフレキシブルで接着層を含めた厚みが0.18mm以下で構成され、前記ハウジングはマグネットが配される部分の一部に透孔が設けられ、この透孔を通って前記ブラシベースの一部がハウジング側方に給電電極として導出されているもので達成できる。
このようにすれば、薄型な扁平型モータが容易に得られ、ブラケットの厚みを0.2mm以下にしても、プレス押圧等の無理な手段を採用しなくても、透孔加工によるブラシベース導出手段が容易にでき、フレキシブルなブラシベースは通常0.15程度のため、透孔を通してモータの側周に容易に導出できるので厚みを増加させる怖れもない。このとき、ブラシベースは透孔とマグネットによって押さえられるので、ブラシ摺接部分に図において、下方の力が加わっても、ブラシ固定部のブラシベースの浮きが防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態の図面を説明する。
図1は、この発明のモールド型偏心ロータRの下面R1側から見た図である。
図2は、モールド型偏心ロータRの上面R2側から見た図である。
図3はこのモールド型偏心ロータの第1の組立図である。
図4は、同第2の組立図である。
図5は、同ロータを備えた軸方向空隙型コアレスモータの断面図である。
図6は、同ロータを備えた軸方向空隙型コアレスモータの断面図で、焼結含油軸受を用いない実施例を示す。
【0013】
以下、上記各図面に基づく本願の実施形態を説明する。
図1,図2に円盤形状にモールド成形された偏心ロータRの平面図を示す。図1は後述の印刷配線板第1の面1a側から見た下面R1の図であり、図2は図1の裏側でやはり後述の空心電機子コイル側から見た上面R2の図である。
この偏心ロータRは、下面R1に印刷配線板1、焼結含油軸受Jの一方の端部および位置決めガイド孔3bを有する偏心ウエイト3が、上面R2に空心電機子コイル2A、2B、2C、偏心ウエイト3および焼結含油軸受けJの他方の端部が実線で示すよう露出して、他の部分にはそれらの隙間を充填するように樹脂4が射出成形により成形されている。
【0014】
印刷配線板1はその上面R2側である第2の面1bに3個の空心電機子コイル2A、2Bおよび2Cを円盤の片側に寄せて載置するようほぼ半月状に形成されている。そして、その回転中心に軸挿通孔1cが設けられ、その軸挿通孔1c周囲の下面R1側である第1の面1aには、複数個の整流子セグメントからなる整流子部1sが軸挿通孔1cを囲んで形成されている。
印刷配線板1にはこの他に空心電機子コイル2A、2B、2Cの巻き線端末を各セグメントパターンへ接続する端末結線パターンや、火花防止用印刷抵抗あるいは必要に応じて印刷コイル等が設けられるが図示を省略する。
【0015】
図2で示すように、空心電機子コイル2A、2B、2Cは配置角80度で印刷配線板1の第2の面1bに設けられた載置エリア1dに載置されている。また、整流子部Sが軸挿通孔1cを囲んでいるため、印刷配線板1は円盤の回転中心を含む線より突き出した部分を持つ半月状に形成されている。
空心電機子コイル2A、2B、2Cは巻線で形成され、所定厚みで導体部の開角が60度となり、中央に巻軸形状の空間を有するよう形成されている。コイル外形を小さくするため、このコイルの内側空間も小さいものとなっている。
【0016】
偏心ウエイト3は所定の幅、厚みを有する円弧状で形成され、その幅は偏心ロータRの円盤直径より突出しない範囲で、その厚みは空心電機子コイル2A、2B、2Cと印刷配線板1を合わせた厚みとして偏心ロータRの外形および厚みで小型化に影響しないようにしてある。
また、偏心ウエイト3には偏心ロータRの成型時に偏心ウエイト3の位置を決定する位置決めガイド孔3bが厚み方向に貫通して2個設けられ、外周部および直線の部分には面取りが施されチャンハ3aを形成している。
さらに、偏心ウエイト3には凹所3eを設け、ここへ射出成型時に必要なゲートを配置し、凹所3eにより樹脂の流れをより良くする。
偏心ウエイトは銅タングステン合金製で、モータサイズ、たとえば直径14mm〜10mmなどに応動して消費電流と遠心力を勘案して密度(比重)が15〜18.4のものが選定される。
【0017】
印刷配線板1の外周部にはゲート口用凹所(1e)が形成されている。これは、印刷配線板1の外周に切り欠きを配置し、射出成型時ここから樹脂4を注入することで、樹脂注入を印刷配線板1側から行えるようにすると共に、印刷配線板1の内部に開口を形成しなくても良いようにするためである。このゲート口用凹所1eは空心電機子コイル2Aと2Bの間および2Bと2Cの間に位置するよう設けられている。
本実施例では半円形としているが、角形や楕円等も考えられ、特に半円形に限定されない。
【0018】
焼結含油軸受Jは円筒形状で印刷配線板1の軸挿通孔1cに設けられ、後述の軸8により偏心ロータRをブラケット7へ回転自在に支持する。また、その円筒軸方向中央部には、円周上に凸部Jaが設けられている。
この凸部Jaにより焼結含油軸受Jはモールド成形後、偏心ロータRに対する軸方向への抜け強度を増強することができる。
また、凸部Jaは筒状の焼結含油軸受Jの外周全周に亘らず断続して形成しても同様の効果が得られ、さらに回転方向に対する取り付け強度も強くすることができる。
偏心ロータRはこれら印刷配線板1、空心電機子コイル2A、2B、2C、偏心ウエイト3および焼結含油軸受Jが樹脂4に一体にモールド成形されたものである。
樹脂4は、重心位置をできるだけ相殺してしまわないように密度(比重)が少なく、成形性と再生性のよいポリブチレンテレフタレート樹脂など密度が2以下のもので、できればガラス繊維の入った強度のある1.4程度のものが選定される。
【0019】
このような偏心ロータRを製造する方法について図3、図4を用いて説明する。図3はジグを用いた準備作業であり、図4は射出成形金型を用いたモールド成型である。
図3により準備作業を説明する。
空心電機子コイル2A、2B、2Cを印刷配線板1に載置するジグ5には、空心電機子コイル2A、2Bおよび2Cの巻き軸寸法に合わせた配置ガイド5A、5Bおよび5Cが設けられている。この配置ガイド5A、5B、5Cは配置開角80度で空心電機子コイル2A、2Bおよび2Cの厚み内でジグ上面から突き出し形成されている。
ジグ上面にはさらに、印刷配線板1の外周に形成した半円型の凹所1eが入る位置決めピン5F、5Fと印刷配線板1の軸挿通孔1cの位置にピン5Dを配置する。
準備作業における組立方法は次の通りである。
まず、各空心電機子コイル2A、2Bおよび2Cをジグ5の配置ガイド5A、5Bおよび5Cにはめ込み、各空心電機子コイル2A、2Bおよび2C上方の面に接着剤(ここでは嫌気性紫外線硬化型)を塗布する。
つぎに印刷配線板1を、軸挿通孔1cとピン5Dを、ゲート口用凹所1eと位置決めピン(5F、5F)をそれぞれ合わせて被せ、少し押圧して仮接着して射出成形前の第1の準備作業をする。
【0020】
その後、各空心電機子コイル(2A、2Bおよび2C)の各所定の端末を、印刷配線板1上に設けた端末結線パターンに半田、あるいは熱溶着などで結線する。
その結線部分を紫外線硬化型接着剤を塗布した上でコイルに塗布した紫外線硬化型接着剤とともに紫外線照射し、結線部分を保護するとともに印刷配線板に対してコイルを固定する。
【0021】
次に図4によりモールド成型について説明する。
射出成型用下型55には、成型により円盤を形成する凹部内にジグ5の配置ガイド5A、5Bおよび5Cと同寸に射出成型用配置ガイド55A、55Bおよび55Cを形成し、さらに、所定の位置に偏心ウエイト3の位置決めガイド孔3bに入るガイドピン5E、5Eを立ちあげる。そして中心に焼結含油軸受けJを装着する軸受装着ピン5Gを立ち上げる。
【0022】
射出成形上型56には、印刷配線板ゲート用凹所1eに対応する箇所に印刷配線板ゲート口56eが設けられ、また必要に応じて偏心ウエイトゲート口用凹部3eに対応する位置に偏心ウエイトゲート口56cが設けられている。
このゲート口56e、56cは、ゲート用凹所1e、3eが大きく構成できれば凹所内に収まるよう構成する。また、ゲート用凹所1e、3eの大きさが限られる場合、ゲート口56e、56cの開口を射出成形下型55のパーティング面にかかるよう、いわゆるハーフゲートとしても良い。
また、ゲートの周囲を、成形後の樹脂4がゲート口用凹所1e、3eに収まる範囲で厚み方向凹状態となるよう形成しても良い。これは、ピンゲート等でも切り離し時に処理跡が微少量凸状に形成されるので、その処理跡を偏心ロータRの第1の面から突出するのを防止できる。
半径方向に余裕がある場合は、このゲート用凹部1e、3eの側面にゲートを設け、サイドゲートとして射出成形しても良い。
【0023】
この射出成型用下型55と射出成形上型56を用いたモールド成形工程について説明する。
先ず、焼結含油軸受Jを軸受け挿着ピン5Gに装填し、空心電機子コイル2A、2B、2Cが取り付けられた印刷配線板1を、板面が上になるように、かつ各空心電機子コイルの巻軸形状の空間を前記射出成型用配置ガイド55A、55Bおよび55Cに合わせて装填する。また、偏心ウエイト3をガイドピン5E、5Eに合わせて射出成型用下型55へ装着する。
次に射出成型用上型56を降ろして半円型の凹所1eの位置と、偏心ウエイトゲート口56cの位置から樹脂4を射出することによってモールド型偏心ロータ(R)を完成させる。
【0024】
以上述べた製造方法は準備作業工程を用いるとして説明したが、偏心ウエイト3を印刷配線板1の位置決めに用いるようにすれば、図3に示す準備作業工程を省略することも可能である。
すなわち、偏心ウエイト3は印刷配線板1を含んだ厚みとなっていることから、その内周部形状を印刷配線板1の外形と同一とすることで偏心ウエイト3を印刷配線板1の位置だし部材として用いることができる。
【0025】
これまで述べたように、印刷配線板1の外周部に設けたゲート口用凹所1eを設けたことで、これまで偏心ロータの第2の上面側へゲートを設けて射出成形によるモールド成形していたものが、下面である印刷配線板1の第1の面1a側から可能となる。
また、空心電機子コイルの位置決めを行うガイドピンを挿通する孔を印刷配線板へ設ける必要が無く、印刷自由度が増すことになる。
さらにゲート口用凹所を空心電機子コイル間に設けたので、樹脂がコイル間を通り樹脂廻りが良くなる。
偏心ウエイトにはその外周部等にチャンハ3aを設けることで樹脂廻りが良くなると共に、軸方向に強度を有して印刷配線板1や空心電機子コイルと一体化できるので、偏心ウエイト3の部分に印刷配線板1が形成されていなくても良く、印刷配線板の厚みを偏心ウエイトにできるため偏心量を増すことができる。
【0026】
図5は、前述のモールド型偏心ロータを採用し、厚み2mm程度に構成した超薄型コアレス振動モータを示す。
この振動モータは0.15mmの薄い磁性ステンレス板を絞り加工したケース6とこのケースの開口部に取り付けた0.15mm程度のブラケット7でハウジングHが構成されている。
内部には、前記ブラケット7の中心に太さ0.5mm程度の軸8が圧入固定され、この軸8の半径方向外方に薄いリング状マグネット9が載置されている。
ここで軸8の基端8aは圧入の代わりにレーザ溶接してもよい。
軸8には、厚み0.65mm程度のモールド型偏心ロータRが回転自在に装着され、軸方向空隙を介して前記リング状マグネット9に臨ませている。
【0027】
このモールド型偏心ロータRは、前記のように3個の電機子コイルと1個の偏心ウエイトからなり、整流子部1sを介して一対のブラシ10、11により電力を受けるようになっている。ここでは偏心ロータRは図2のA−A断面図で表している。
前記ブラケット7には、ちょうどマグネット9の位置の一部が透孔7aとなっていて、ブラシ10、11は基部が半田付あるいは熱溶着などでフレキシブルベース12に植設され、給電リード部分12aを半径方向へ延在させて透孔7aを通してケース6の側周に給電電極部12bとして導出される。
したがって、フレキシブルベース12をマグネット9とブラケット7の間から外方に導出するに当たって、この0.15程度厚みを有するフレキシブルベース12の導出空間を容易に確保できることになる。
【0028】
ここで前記フレキシブルベース12は所定の面に接着剤が付着されていてブラケット7、マグネット9に接着固定するのがよい。
フレキシブルベース12の給電電極部12bはブラケット7より突き出された舌片7bの部分で折り返され、3方向に半田電極がむき出されて容易に機器側の印刷配線板に半田結線できるようになっている。
【0029】
一方ハウジングの他部を構成するケース6は、中央に前記細手のステンレス製の軸8の他端が装着されるバーリング状透孔6aが配され、この透孔6aの周囲にポリイミドフイルムPを配着する。このポリイミドフイルムPには前記モールド型偏心ロータRが前記軸受Jを介して前記一対のブラシ10、11の押接力によって摺接されている。
このため、偏心ロータRは常時ケース6側に付勢され、ポリイミドフイルムPで回転自在に押さえられるので、それ以上にケース6側に移動して当たるおそれがなく、ケース6との空隙を常に一定にして回転位置がばらつくこともなく安定して回転支承させることができる。
【0030】
ここで、前記軸8の他端は前記ケースに前記バーリング状透孔6aの部分でレーザ溶接されている。
したがって、前記軸8は落下などの衝撃が加わっても透孔から外れてしまうおそれはない。
上述の実施の形態では、空心電機子コイルを3個使用する例を示したが、コイルを2個使用し偏心ウエイトを大きくする構成も可能である。
【0031】
図6に、本願の他の実施例である偏心ロータを用いた振動モータを示す。
この振動モータは、偏心ロータRに焼結含油軸受を設けることなく軸受け部を樹脂4で形成した例である。軸受け部を樹脂4で一体に形成することにより部品点数が減り、部品コスト、作業コストを削減することができる。
この構成とする場合、射出成形金型にはこの軸受け部を形成する凹部を設けておけばよい。
また、本実施の形態では偏心ロータRに軸受け部を設ける、いわゆる軸固定型のモータを示したが、軸を偏心ロータRへ一体成型する軸回転型モータであっても良い。
その場合、樹脂成形金型には回転軸を装着できる孔を設けておけばよい。
【0032】
以上本願実施例でモールド型偏心ロータと同ロータの製法及び同ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータを説明したが、印刷配線板1を円形に構成し、偏心ウエイト3を用いないことで、通常のモールド型ロータおよび同ロータの製法および同ロータを備えた軸方向空隙型コアレスモータを提供することも可能である。
【0033】
すなわち、印刷配線板1を円形に形成し、複数の空心電機子コイル2A、2B、2Cを均等に配置する。(コイルの個数が3個の場合は配置角120度)
そしてゲート口用凹所をコイルの間に位置するよう設けることで印刷配線板側から樹脂を注入して射出成形し、印刷配線板1と空心電機子コイル2A、2B、2Cおよび焼結含油軸受Jを一体に形成することができる。
また、この場合も焼結含油軸受Jのかわりに軸を一体として軸回転型モータとし、軸をモータケース外部へ突出させて出力軸とすれば通常のモータとして使用可能である。
また、ロータの外周にギヤを設け、そのギヤをモータケースの外部へ露出させて出力手段に用いるようにすれば、軸固定型のロータにより構成することもできる。
図3、図4における製造方法については、偏心ウエイト、各ガイドの位置以外は共通であり、その作用および効果も同様共通である。
【0034】
【発明の効果】
この発明は上記のように構成したので、印刷配線板に空心電機子コイルを載置するにあたって印刷配線板が小さいものであって、印刷配線板側に空心電機子コイルガイド用穿孔を設けることができないようなものであっても容易に載置でき、印刷配線板側から射出成形できるモールド型偏心ロータにしたので、ブラケットに工夫を加えてモータの厚みを2mm程度にできる軸方向空隙型モータができる。
【0035】
請求項1の発明では、印刷配線板に空心電機子コイル載置ガイド用穿孔を設けることなく、外周のゲート用凹所で印刷配線板側から射出成形でき、樹脂の流れを良くできるので小径の偏心ロータに好都合となる。偏心ウエイトは空心電機子コイルと共に一体成形できるので、組み付け手間が省け、焼結含油軸受けを一体に成形することも可能で、モールド型偏心ロータの回転精度をより高めることができ、空心電機子コイル側は樹脂と銅線の密度、占積率より実質的な密度を4以下にすることができるので、偏心ウエイトとの比重差によってウエイト側に大きく重心が移動することになる。そして、印刷配線板の厚み分偏心ウエイトを厚くできるので振動量を増すことが可能となる。
請求項2の発明では、軸受と樹脂の結合強度が高めることができ、さらに凸部で印刷配線板を支持することが可能となる。
【0036】
請求項3の発明では、空心電機子コイルの内径部の小さいものでも印刷配線板に載置でき、偏心ウエイトと容易に一体化できる。
請求項4,5の発明では、薄型な扁平型モータが容易に得られ、ブラケットの厚みを0.2mm以下にしても、プレス押圧等の無理な手段を採用しなくても、透孔加工によるブラシベース導出手段が容易にでき、フレキシブルなブラシベースは通常0.15程度のため、透孔を通してモータの側周に容易に導出できるので厚みを増加させる怖れもない。このとき、ブラシベースは透孔とマグネットによって押さえられるので、ブラシ摺接部分に図において、下方の力が加わっても、ブラシ固定部のブラシベースの浮きが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のモールド型偏心ロータRの上面側R1から見た図である。
【図2】モールド型偏心ロータRの下面側R2から見た図である。
【図3】図1のモールド型偏心ロータの第1の組立図である。
【図4】同第2の組立図である。
【図5】図1のA−A線切断の同ロータを備えた軸方向空隙型コアレスモータの断面図である。
【図6】同ロータを備えた軸方向空隙型コアレスモータの断面図で、焼結含油軸受けを用いない実施例を示す。
【符号の説明】
1 印刷配線板
2A、2B及び2C 空心電機子コイル
3 偏心ウエイト
4 樹脂
5 ジグ
J 焼結含油軸受
6 ケース
7 ブラケット
H ハウジング
8 軸
9 マグネット
10、11 一対のブラシ
12 フレキシブルベース

Claims (5)

  1. 回転中心に軸挿通孔(1c)が設けられると共に、その半径方向外方に偏心して空心電機子コイル載置エリアがあり、第1の面で前記軸挿通孔の半径方向外方に複数個の整流子セグメントからなる整流子部(1s)が形成され、外周部にゲート口用凹所の少なくとも一部(1e)が後記の空心電機子コイルの間で形成された印刷配線板(1)と、この印刷配線板の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリアに配された複数個の空心電機子コイル(2A、2Bおよび2C)と、回転中心に配された円筒型の焼結含油軸受(J)と、回転中心を介して前記空心電機子コイルの反対側に位置する偏心ウエイト(3)とが前記空心電機子コイルと共に前記凹所を介して第1面側から比重2以下の軽量樹脂(4)によって一体成形されたもので、前記印刷配線板は偏心ウエイトの主要部分の位置が削除されると共に、前記第1面側の少なくとも磁気回路を構成する空隙部分に樹脂が回わらないようにしたモールド型偏心ロータ。
  2. 前記軸受の円筒形状外周には、全周に亘り連続あるいは断続的に凸状部(Ja)を設けたことを特徴とする請求項1記載のモールド型偏心ロータ。
  3. 第1、第2の面があり、中心に軸挿通孔が設けられると共に、その半径方向外方に空心電機子コイル載置エリアがあり、第1の面で前記軸挿通孔の半径方向外方に形成された複数個の整流子セグメントとからなる整流子部が形成された印刷配線板に空心電機子コイルを固着する工程と、このようにした印刷配線板を射出成形金型へガイドを利用して前記印刷配線板がゲート側となるように装着すると共に、位置決めガイドを利用して偏心ウエイトを配する工程と、前記空心電機子コイルの載置部以外で前記印刷配線板の外周部に形成されたゲート用凹所のところで第1面側から樹脂を注入し、第1面側の少なくとも磁気回路を構成する空隙部分に樹脂が回わらないように射出成形する工程とを備えたモールド型偏心ロータの製造方法。
  4. 請求項1又は2に記載のモールド型偏心ロータと、この偏心ロータを軸を介して支承するハウジングと、このハウジングはブラケット(7)と、このブラケットに開口縁で組み付けられたケース(6)とからなり、前記ブラケットに添設されたブラシベースと、前記モールド型偏心ロータに空隙を介して臨ませるように前記ブラケット上に配されたマグネット(9)と、このマグネットの内径部でフレキシブル基板からなるブラシベースに配されたブラシ(10、11)とを備え、前記ブラケットは前記マグネットが配される部分の一部に透孔(7a)が設けられ、この透孔を通って前記ブラシベースの一部がハウジング側方に給電電極として導出されれた軸方向空隙型コアレス振動モータ。
  5. 前記軸は少なくとも一端が前記ブラケット(7)に固定されると共にこの軸の他端はケース(6)に受け止められ、前記ブラケットは厚みが0.2mm以下で構成されると共に、前記ブラシベースは接着層を含めた厚みが0.18mm以下で構成されている請求項4に記載の軸方向空隙型コアレス振動モータ。
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