JP3560601B1 - モールド型偏心ロータと同ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータ - Google Patents

モールド型偏心ロータと同ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータ Download PDF

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Abstract

【課題】偏心ウエイトの形状と配置構造に工夫して小型なモータであっても偏心量を大にする。
【解決手段】第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔1aが設けられると共に、その半径方向外方に170度以下に偏心した2面の空心電機子コイル載置エリアに巻線型空心電機子コイル2A、2Bを配し、狭い方の空所K2に設けられた平面視非円形の端末結線パターン形成エリアに端末結線パターンの一部が形成され、第1の面で前記軸挿通孔の周囲に複数個のセグメントからなる整流子が形成された印刷配線板1と、回転中心を介して前記空心電機子コイルの間の広い方の空所K1に配されたタングステン合金製の偏心ウエイト4とが前記空心電機子コイルと共に比重2以下の樹脂5で焼結含油軸受と共に一体化する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、移動体通信機器のサイレントコール手段などに用いられるモールド型偏心ロータの改良に係り、同ロータを備えた扁平で薄型な軸方向空隙型コアレス振動モータの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ロータ自体で遠心力により振動を発生させるようにしたモールド型偏心ロータは、古くは本出願人らの提案によるものとして空心電機コイルを片側に偏在させた平面視半月型の偏心ロータからなるものがある。(特許文献1参照)
しかしながら、移動体通信機器の小型薄型化志向に伴い、移動体通信機器に搭載される部材もより小型薄型化が要求される。たとえば、直径が12mm、厚みが3mm程度のサイズのものが要求されるようになると、従来直径14mm程度のものでは好適な構造とした空心電機コイルを片側に偏在させた平面視半月型偏心ロータでは、重心の移動量が少なくなって遠心力振動が不足するようになるので、高比重部材からなる補助ウエイトが必要になってくる。
このため、モールドする樹脂をタングステン合金粉末あるいはブロックからなる高比重部材を樹脂に一体化、いわゆる2色成形にして重心の移動と重量を得るようにしたものが本出願人から提案されている。(特許文献2)
このようなモールド型偏心ロータは、空心電機子コイルを載置する印刷配線板に当該空心電機子コイルの内径に合わせたガイド孔と、巻き始め結線パターンが設けられ、当該空心電機子コイルを載置した後、印刷配線板を下方にして上方の空心電機コイル側から射出成形によって一体モールドされるようになっているものがある。(特許文献3、4参照)
【0003】
またコスト上より、3相の3個の空心電機子コイルを1個削除して平面視2個にしたものを片側に偏在させ、さらにこの偏在させた側に、補助的に高比重部材を配して偏心を強調させたものがある。(特許文献5参照)
しかしながら、このような構造はモータ直径が14mm程度のものでは良好なものとなるが、直径が10mm程度の厚みが2mm程度のモータになると、このような補助的ウエイト、特にマグネット側に突き出すようなものではロータの厚みが犠牲になって採用しにくく、2個のコイルの配置開角が120度のものでは、補助ウエイトの部分が少なく、全体として偏心量が少ないものとなってしまう嫌いがある。
また、このような偏心ロータを備えた扁平型振動モータを移動体通信機器のサイレントコール手段として使用するには、機器の印刷配線板に両面粘着剤などを介して直接載置するため、取り付け面は平坦が要求される。
さらに、ブラシに電力を供給する給電端子はモータの側周部に導出され、機器の印刷配線板に設けられた給電パターンへ接続されるようになっている。
このような扁平型モータは、軸方向界磁型リング状マグネットで駆動されるので、このマグネットの内径部分に配されたブラシに電力を供給する給電構造に工夫が必要である。
【0004】
このような薄型コアレス振動モータは、たとえば、特開平10−262352号公報(特許文献6参照)として開示されたように、ブラケットにブラシベースの形状に合わせてプレス加工によって凹所を形成し、この凹所にブラシベースを埋め込むことにより、ブラスベースの厚みを無視できるようにしたものがある。 しかしながら、プレス加工で凹所を押し潰して形成するのは、かなりのブラケットの厚みが必要であり、このため、従来の技術では厚さが2.5mm程度が限界であった。すなわち、ブラケットの厚みが0.15mm程度になると、部分的に0.15mmを潰すことはできないものである。
【0005】
【特許文献1】特開平6−205565号公報
【特許文献2】特開平11−75342号公報
【特許文献3】特開平8−163846号公報
【特許文献4】特開平11−113231号公報
【特許文献5】特開2000−286030号公報
【特許文献6】特開平10−262352号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
小型化要求に伴い直径が10mm、厚みが2mmといった偏平で小型のモータが期待されるようになると、ロータ自体で遠心力振動を発生させるには、今度は比重18程度のタングステン合金製の偏心ウエイトの助けが必要になってくる。しかしながら、このようなサイズのモータでは半径方向に重心の移動が少ないため、いくら高比重のタングステン合金製偏心ウエイトを平面視2個の空心電機子コイルの間の偏心側の空所に収めるようにした従来の技術思想では、偏心量の大きなものは期待できない。この発明は、このようなタングステン合金製偏心ウエイトの構造とその配置空間に工夫を凝らしたもので、偏心量を大にしながらも、耐衝撃性を確保できる偏心ロータを提供するのが第1の目的であり、このような偏心ロータと組みあわせ、モータをより薄型化できるようにするのを第2の目的としたものである。さらに、ブラシベースとブラケットを改良することにより、振動モータをさらに薄型化することを第3の目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題の基本的な解決は、請求項1に示す発明のように第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔(1a)が設けられると共に、前記第2面側において前記軸挿通孔を介して半径方向外方に対向するように二つの空心電機子コイル載置エリア(1b、1c)が形成され、この空心電機子コイル載置エリアの間にあるもので外形が切り欠かれた平面視非円形の端末結線パターン形成用空所(K2)に後述の巻線型空心電機子コイルとオーバーラップしないように端末結線パターン(1d)の少なくとも一部が形成され、さらに、前記第1の面で前記軸挿通孔の周囲に複数個の整流子セグメントからなる整流子(S)が形成された印刷配線板(1)と、この印刷配線板の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリアに開角が150°〜170°に偏心して配された平面視2個の巻線型空心電機子コイル(2A、2B)と、回転中心を介して前記空心電機子コイルの間の広い方の空所(K1)に配されたタングステン合金製の偏心ウエイト(4)とが共に比重2以下の樹脂(5)で一体化されたもので、前記印刷配線板は前記偏心ウエイトの主要配置部分が削除されて非円形となっており、前記偏心ウエイトは比重17以上で両面の大部分が樹脂から露出されるとともに、一部が前記樹脂に覆われて平面視露出しないように構成された抜け止め手段(4a、4b、4c)が設けられ、前記回転中心に1個の焼結含油軸受(3)が備えられ、該軸受は外周に軸方向抜け止め(3a)が設けられているもので達成できる。
【0008】
このようにすれば、1個の焼結含油軸受よって軸とのクリアランスを小にできるので、ロータの傾きが少なくなり、偏心ウエイトは平面視で配置面積を大にでき、印刷配線板の厚み部分だけさらに厚くできるので重量が大きくなって偏心量が多くなり、偏心ウエイトは印刷配線板に載置しないで両面の大部分が樹脂から露出していても抜け止め手段によって十分な補強ができ、軸においても軸方向に十分な抜け止めが確保できる。さらに、空心電機子コイルは2個にしたので、反重心側部分が少なくなり、モータのサイズが小なものでも必要な振動量が期待できる。前記空心電機子コイルの配置開角は150度〜170度にしたので、摺接開角が180度のブラシと6極のマグネットと組みあわせることによって反トルクを発生させるおそれがないようにできる。
【0009】
具体的には請求項2の発明のように前記抜け止め手段として外側で第1の段差部(4a)が形成されると共に、内側で前記印刷配線板の整流子セグメントの反対側に第2の段差部(4b)が形成され、さらに、この反対側に第3の段差部(4c)が形成され、前記樹脂は外径の円弧部分が前記第1の段差部の部分で平面視で前記巻線型空心電機子コイルに係るように前記印刷配線板の外周の一部を含んで軸方向に向かって突出部(5a)が形成され、前記軸受の軸方向抜け止めは外周に設けた凸部(3a)であるものがよい。
このようにすれば、各段差部と突出部に樹脂が回り込むことよって偏心ウエイトの耐衝撃性を改善でき、外周の凸部によって軸受の抜け強度も十分維持できる。
【0010】
このような偏心ウエイトを使用して振動モータにするには、請求項3に示すように請求項1又は2に記載のモールド型偏心ロータ(R)と、このモールド型偏心ロータを支承する軸(8)と、この軸を支承する0.2mm以下の厚みがあるハウジング(H)と、このハウジングの一部を構成するブラケット(7)と、このブラケットに添設されたもので接着層を含めた0.18mm以下の厚みがあるフレキシブルブラシベース(12)と、前記偏心ロータに空隙を介して臨ませるようにブラケットの一部に配されたもので6極に磁極を有する界磁マグネット(9)と、前記ブラシベースに配されたもので前記マグネットの内側で摺接開角約180度で前記偏心ロータの整流子に摺接させたブラシ(10A、10B)とを備え、前記ハウジングはマグネットが配される部分の一部に透孔(7a)が設けられ、この透孔を通って前記ブラシベースの一部がハウジング側方に給電電極部(12b)として導出されたいるもので達成できる。
このようにすれば、ブラシベースの厚みが無視できるので極めて薄いしかも耐衝撃性の十分な振動モータが実現できる。
【0011】
偏心ロータの別の具体的な形態は、請求項4に示すように第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔(1a)が設けられると共に、前記第2面側において前記軸挿通孔を介して半径方向外方に対向するように二つの空心電機子コイル載置エリア(1b、1c)が形成され、この空心電機子コイル載置エリアの間にあるもので外形が切り欠かれた平面視非円形の端末結線パターン形成用空所(K2)に後述の巻線型空心電機子コイルとオーバーラップしないように端末結線パターン(1d)の少なくとも一部が形成され、さらに、前記第1の面で前記軸挿通孔の周囲に複数個の整流子セグメントからなる整流子(S)が形成された印刷配線板(1)と、この印刷配線板の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリアに開角が120°〜140°に偏心して配された平面視2個の巻線型空心電機子コイル(2A、2B)と、回転中心を介して前記空心電機子コイルの間の広い方の空所(K1)に配されたタングステン合金製の偏心ウエイト(44)とが前記空心電機子コイルと共に比重2以下の樹脂(5)で一体化されたもので、前記印刷配線板は偏心ウエイトの主要配置部分が削除されて非円形となっており、前記偏心ウエイトは両面の大部分が樹脂から露出されるとともに、一部が前記樹脂に覆われて平面視露出しないように構成された抜け止め手段(4a、4b、4c)が設けられ、前記回転中心に1個の焼結含油軸受(3)が備えられ、該軸受は外周に軸方向抜け止め(3a)が設けられているもので達成できる。
このようにすれば、1個の焼結含油軸受よって軸とのクリアランスを小にできるので、ロータの傾きが少なくなり、偏心ウエイトは平面視で配置面積を大にでき、印刷配線板の部分も厚さに寄与できるので重量が大きくなって偏心量が多くなり、偏心ウエイトは印刷配線板に載置しないで両面の大部分が樹脂から露出していても抜け止め手段によって十分な補強ができ、軸においても軸方向に十分な抜け止めが確保できる。さらに、空心電機子コイルは2個にしたので、反重心側部分が少なくなり、モータのサイズが小なものでも必要な振動量が期待できる。前記空心電機子コイルの配置開角は120度〜140度にしたので、摺接開角が90度のブラシと4極のマグネットと組みあわせることによって反トルクを発生させるおそれがないようにできる。
ここでも具体的には、請求項5に示すように前記抜け止め手段として外側で第1の段差部(4a)が形成されると共に、内側で前記印刷配線板の整流子セグメントの反対側に第2の段差部(4b)が形成され、さらに、この反対側に第3の段差部(4c)が形成され、前記樹脂は外径の円弧部分が前記第1の段差部の部分で平面視で前記巻線型空心電機子コイルに係るように前記印刷配線板の外周の一部を含んで軸方向に向かって突出部(5a)となっており、前記軸受の軸方向抜け止めは外周に設けた凸部(3a)であるものがよい。
このようにすれば、各段差部と突出部に樹脂が回り込むことよって偏心ウエイトの耐衝撃性を改善でき、外周の凸部によって軸受の抜け強度も十分維持できる。
そして、請求項6に示すように、請求項4又は5に記載のモールド型偏心ロータ(RR)と、このモールド型偏心ロータを支承する軸(8)と、この軸を支承する0.2mm以下の厚みがあるハウジング(H)と、このハウジングの一部を構成するブラケット(7)と、このブラケットに添設されたもので接着層を含めた0.18mm以下の厚みがあるフレキシブルブラシベース(3)と、前記偏心ロータに空隙を介して臨ませるようにブラケットの一部に配されたもので4極に磁極を有する界磁マグネット(9)と、前記ブラシベースに配されたもので前記マグネットの内側で摺接開角約180度で前記偏心ロータの整流子に摺接させたブラシ(10A、10B)とを備え、前記ハウジングはマグネットが配される部分の一部に透孔(7a)が設けられ、この透孔を通って前記ブラシベースの一部がハウジング側方に給電電極として導出されたもので達成できる。
このようにすればブラシベースの厚みが無視できるので極めて薄い、耐衝撃性のある振動モータが実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態の図面を説明する。
図1は、この発明の偏心ロータの第1の実施の形態として下面側から見た底面図である。
図2は、同偏心ロータの上面側から見た平面図である。
図3は、同偏心ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータを示し偏心ロータの部分が図2のA−A線切断断面図である。
図4および図5は、図3の同モータの回転原理を示すもので、図4は空心電機子コイルの配置開角が150度の場合、図5は同170度の場合の動作説明図である。
図6は、この発明の偏心ロータの第2の実施の形態の下面側から見た底面図である。
図7は、図6の偏心ロータの平面図である。
図8および図9は、図6の同偏心ロータを使用した同モータの回転原理を示すもので、図8は空心電機子コイルの配置開角が120度の場合、図9は同140度の場合の動作説明図である。
【0013】
以下、上記各図面に基づく本願発明の実施形態を説明する。
図1,図2にモールド成形された偏心ロータRを示す。図1は印刷配線板の第1の面側から見た底面図であり、図2は図1の裏側に相当する第2面側から見た平面図である。
この偏心ロータRは、第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔1aが設けられると共に、その半径方向外方にわずかに下方に偏心した2個の空心電機子コイル載置エリア1b、1cがあり、全体として平面視で下方が直線状に切り欠かれて変形した非円形の鼓型になっていて前記第1の面で前記軸挿通孔の半径方向外方にこの軸挿通孔1aを囲むように9個の整流子セグメントS1‥‥からなる整流子Sが形成された印刷配線板1を備え、この印刷配線板1の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリア1b、1cに配されたもので配置開角が対向しないように約160度に設定した平面視2個の巻線型空心電機子コイル2A、2Bと、前記印刷配線板1の前記回転中心に1個の焼結含油軸受3及び回転中心を介して前記空心電機子コイルの間の上方の広い方の空所K1に配されたタングステン合金製の偏心ウエイト44の主要部分が金型で押さえ込まれて露出されるようになっていて他の部分にはそれらの隙間を充填するように比重1.8以下の樹脂5で全体として平面視非円形に一体成形されたものである。
【0014】
前記印刷配線板1の第2面側において、さらに、前記樹脂内部で前記2個の空心電機子コイル間の下方の狭い方の空所K2に前記空心電機コイル各端末結線用として3個の端末結線パターン1d‥‥が印刷形成されている。
このようにすることによって、偏心ウエイトは平面視で大きな面積が得られるので、重量が大となる。前記2個の空心電機子コイルの端末は、広い方の空所K1の反対側の空所K2に形成された3個の端末結線パターン1d‥‥に熱圧着などよって結線するだけなので重心の反移動は少なく偏心量が大きく取れることになる。
印刷配線板1にはこの他に空心電機子コイル2A、2Bの端末を3個の端末結線パターン1d‥‥を介してに各セグメントパターンへ接続する導体パターンや、火花防止用印刷抵抗が設けられるがこれらは図示を省略する。
【0015】
前記巻線型空心電機子コイル2A、2Bは巻回数を大にするために内側空間も小さいものとなっているので、巻き始め端末の結線はコイル内部で行わずに、印刷配線板とコイルとの間から各コイル導体と鎖交するように引き出さざるを得ないが、コイル導体が直径0.045mmないし0.05mm程度のため、レジストでカバーされた導体パターンを避けるようにして引き出されるように配慮してある。
なお、前記巻線型空心電機子コイル2A、2Bの端末を3個の端末結線パターン1d‥‥を介して各セグメントパターンへ接続する結線状態は、後述の図4および図5の動作説明図に示してその説明は省略する。
なお、前記巻線各空心電機子コイル2A、2Bの有効導体部の実質的な中心は組みあわせるマグネットの磁極の開角にほぼ等くするのがよいが、反トルクが大きくでない範囲で、前記空所K1,K2を広く取るために前記有効導体部の実質的な中心をやや少なくする構成にしてもよい。
【0016】
前記偏心ウエイト4は所定の幅、厚みを有する円弧状で形成され、この円弧部分には第1の段差部4aが設けられ、偏心ロータRとして構成した場合、その幅は旋回空間より突出しない範囲で、その厚みは主要部分が空心電機子コイル2A、2Bと印刷配線板1を合わせた厚みに収まるようにして偏心ロータRの外形および厚みが小型化に影響しないようにしてあり、前記印刷配線板1は外形がロータの旋回外径より少し小となってこの外形部分を介して前記リング状マグネット9の外周と、ケース6の内側の空間部分に前記樹脂5の一部5aが軸方向に突き出され、前記偏心ウエイト4の第1の段差部4aを利用することによって偏心ウエイト4の軸方向抜け止めの補強手段になっている。
さらに、図3にも示すように前記巻線型空心電機子コイル2A、2Bの間を印刷配線板を避けるように第2の段差部4bを設けて中心に向かって延ばされることによって重量を稼ぐようになっていて、一部に第3の段差部4cを設けて上面が樹脂5で露出しないように覆われ、さらに、中心に配した焼結含油軸受3を一部を囲んで覆うようにした部分4dを有する。このため半径方向の衝撃に耐えられる。
なお、この軸受を囲う部分は、偏心ウエイトの径方向の強度が確保できれば無理に設けなくてもよい。
【0017】
偏心ロータRは、印刷配線板1は外形がロータの旋回外径、すなわち樹脂の外形より少し小となってこの外形部分を介して前記リング状マグネット9の外周と、ケース6の内側の空間部分に前記樹脂5の一部5aが軸方向に突き出され、前記偏心ウエイト4の第1の段差部4aを利用することによって偏心ウエイト4の軸方向抜け止めの補強手段になっている。
また、この偏心ウエイト4には、モータサイズ、たとえば直径14mm〜10mmなどに応動して消費電流と遠心力を勘案して密度(比重)が17〜18.4のものが選定される。
前記焼結含油軸受3は、図3に示すように円筒形状で印刷配線板1の軸挿通孔1aに設けられ、後述の軸8により偏心ロータRをブラケット7へ回転自在に支持する。また、その円筒軸方向中央部には、外周に凸部3aが設けられている。 この凸部3aにより焼結含油軸受3はモールド成形後、偏心ロータRに対する軸方向への抜け強度を増強することができる。
また、凸部3aは筒状の焼結含油軸受3の外周全周に亘らず断続して形成しても同様の効果が得られ、このようにすれば、回転方向に対する取り付け強度も強くすることができる。
【0018】
前記樹脂5は、重心位置をできるだけ相殺してしまわないように密度(比重)が少なく、成形性と再生性のよいポリブチレンテレフタレート樹脂など密度が2以下のものでガラス繊維の入った強度のある1.4程度のものが選定される。
図3は、前述のモールド型偏心ロータRを採用し、厚み2mm程度に構成した超薄型コアレス振動モータを示すものである。
この振動モータは0.15mmの薄い磁性ステンレス板を絞り加工したケース6とこのケースの開口部に取り付けた0.15mm程度のブラケット7でハウジングHが構成されている。
内部には、前記ブラケット7の中心に太さ0.6mm程度の軸8が圧入固定され、この軸8の半径方向外方にNS交互に6極に着磁した薄いリング状マグネット9が載置されている。
ここで軸8の基端8aは圧入の代わりにやや遊嵌してレーザ溶接してもよく、圧入してさらに溶接してもよい。
【0019】
軸8には、厚み0.8mm程度の前記したモールド型偏心ロータRが回転自在に装着され、軸方向空隙を介して前記リング状マグネット9に臨ませている。
このモールド型偏心ロータRは、整流子部1sを介して一対のブラシ10A、10Bにより電力を受けるようになっている。ここでは偏心ロータRは図2のA−A切断断面図で表している。
ここで、偏心ロータRは、前記リング状マグネット9の外周と、ケース6の内側の空間部分に前記樹脂5の一部が軸方向に突き出されて、前記偏心ウエイト4の段差部4bを利用することによって偏心ウエイト4の軸方向抜け止めの補強手段になっている。
前記ブラケット7には、前記マグネット9の内側に摺接部が来るようにブラシ10A、10Bが基部で半田付あるいは熱溶着などでフレキシブルベース12に植設される。前記ブラケット7は、ちょうどマグネット9の位置の一部が透孔7aとなっていて給電リード部分12aが半径方向へ延ばされて透孔7aを通してケース6の側周に給電電極部12bとして導出される。
したがって、フレキシブルベース12をマグネット9とブラケット7の間から外方に導出するに当たって、前記ブラケット7の厚みが0.15程度の薄いものであっても、この0.15程度厚みを有するフレキシブルベース12の導出空間を容易に確保できることになる。
ここで前記フレキシブルベース12は所定の面に接着剤が付着されていてブラケット7、マグネット9に接着固定するのがよい。
【0020】
フレキシブルベース12の給電電極部12bはブラケット7より突き出された舌片7bの部分で折り返され、3方向に半田電極がむき出されて容易に機器側の印刷配線板に半田結線できるようになっている。
一方ハウジングの他部を構成するケース6は、中央に前記細手のステンレス製の軸8の他端が装着されるバーリング状透孔6aが配され、この透孔6aの周囲に摺動ロスを避けるために2枚〜3枚のポリイミドフイルムPを配着する。このポリイミドフイルムPには前記モールド型偏心ロータRが前記軸受3を介して前記一対のブラシ10A、10Bの押接力によって摺接されている。
このため、偏心ロータRは常時ケース6側に付勢され、ポリイミドフイルムPで回転自在に押さえられるので、それ以上にケース6側に移動することなく空隙が確保されて当たるおそれがなく、ケース6との空隙を常に一定にして回転位置がばらつくこともなく安定して回転支承させることができる。
ここで、前記軸8の他端は前記ケースに前記バーリング状透孔6aの部分でレーザ溶接されている。
したがって、前記軸8は落下などの衝撃が加わっても前記透孔6aから外れてしまうおそれはない。
【0021】
図4および図5は、上述のように構成した超薄型コアレス振動モータの動作説明をするもので、図4はN、S交互に6極の界磁マグネット9と9極のセグメントS1〜S9からなる整流子Sと、この整流子Sに前記マグネット9のニュートラル部の位置で180度の開角で摺接する正負のブラシ10A、10Bと150度の配置開角で構成した巻線型空心電機子コイル2A、2Bの両側の有効導体部がトルクに寄与する状態を示したもので、すなわち、巻線型空心電機子コイル2Aの巻始め端末は整流子SのセグメントS1に結線され、同巻終わり端末は、巻線型空心電機子コイル2Bの巻終わりと共に、同セグメントS3に結線され、同コイル2Bの巻終わり端末は、同セグメントS5に結線されている。
前記整流子各セグメントは2個毎にショートする3本の導体が印刷配線などで形成され、偏心ロータRとして前記タングステン合金製のウエイトが広い方に空所K1に一体化されている。
このようにした偏心ロータRは、マグネットのニュートラル部分で摺接するようにした正負のブラシ10A、10Bによって電力が供給されると、ブラシ10Aから供給され、ブラシ10Bに落とされた直流電流によってフレミング左手の法則に則し、空心電機子コイル2A、2Bに矢印の方向に回転力が生ずる。
【0022】
図5は、170度の配置開角で構成した巻線型空心電機子コイル2A、2Bの両側の有効導体部がトルクに寄与する状態を示したもので、結線関係は図4と同様なため省略するが、このようにしても反トルクを発生することなく回転することが判明できる。
したがって、この中間の約160度に前記巻線型空心電機子コイル2A、2Bに配置するのが、端末結線部の配置空間と偏心ウエイト4のサイズ上から望ましいものとなる。
【0023】
図6、図7に、本願発明の他の実施形態であるモールド型偏心ロータRRを示す。ここでは巻線型空心電機子コイル22A、22Bは有効導体部が磁極の幅よりやや少なくしたもので、配置開角が約130度にしたものを示しており、図6は印刷配線板の第1の面側から見た底面図であり、図7は図1の裏側に相当する第2面側から見た平面図である。
この偏心ロータRRは、第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔1aが設けられると共に、その半径方向外方に2個の空心電機子コイル載置エリア11b、11cがあり、全体として平面視変形した鼓型になっていて前記第1の面で前記軸挿通孔の半径方向外方にこの軸挿通孔1aを囲むように6個の整流子セグメントS1‥‥からなる整流子Sが形成された印刷配線板11を備え、この印刷配線板11の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリア11b、11cに配されたもので配置開角が対向しないように狭い方で約130度に設定した平面視2個の巻線型空心電機子コイル22A、22Bと、前記印刷配線板11の前記回転中心に1個の焼結含油軸受3及び回転中心を介して前記空心電機子コイルの間の広い方の空所K1に配されたタングステン合金製の偏心ウエイト44の主要部分が金型で押さえ込まれて露出されるようになっていて他の部分にはそれらの隙間を充填するように比重1.8以下の樹脂5で一体成形されたものである。
【0024】
前記印刷配線板11の第2面側において、さらに、前記樹脂内部で前記2個の空心電機子コイル間の狭い方の空所K2に前記空心電機コイル各端末結線用として3個の端末結線パターンの内の1個11dが印刷形成され、他の2個11e、11fが前記空心電機子コイル22A、22Bの肩に同様に形成されている。
このようにすることによって、偏心ウエイトは平面視で大きな面積が得られるので、重量が大となる。さらに前記2個の空心電機子コイルは反対側の空所K2に熱圧着など端末結線するだけなので偏心量が大きく取れる。
ここでも前記印刷配線板11にはこの他に各空心電機子コイル22A、22Bの端末、この端末を3個の端末結線パターン11d‥‥を介してに各セグメントパターンへ接続する導体パターンや、火花防止用印刷抵抗が設けられるがこれらは図示を省略する。
また、前記巻線型空心電機子コイル22A、22Bは巻回数を大にするために内側空間も小さいものとなっているので、巻き始め端末の結線はコイル内部で行わずに、印刷配線板とコイルとの間から各コイル導体と鎖交するように引き出さざるを得ないが、コイル導体が0.045ないし0.05程度のため、レジストでカバーされた導体パターンを避けるようにして引き出されるように配慮してある。
【0025】
前記巻線型空心電機子コイル22A、22Bの端末を各セグメントパターンへ接続する結線状態は、後述の図8および図9の動作説明図に示してその説明は省略する。
なお、ここでも前記巻線各空心電機子コイル22A、22Bの有効導体部の実質的な中心は組みあわせるマグネットの磁極の開角にほぼ等くするのがよいが、反トルクが大きくでない範囲で、前記空所K1,K2を広く取るために前記有効導体部の実質的な中心をやや少なくする構成にしてもよい。
前記焼結含油軸受3は前述の図3に示すようなもので円筒形状で印刷配線板1の軸挿通孔1aに設けられ、後述の軸8により偏心ロータRRをブラケット7へ回転自在に支持する。また、その円筒軸方向中央部には、円周上に凸部3aが設けられているのは変わりがない。
この凸部3aにより焼結含油軸受3はモールド成形後、偏心ロータRに対する軸方向への抜け強度を増強することができる。
また、凸部3aは筒状の焼結含油軸受Jの外周全周に亘らず断続して形成しても同様の効果が得られ、さらに回転方向に対する取り付け強度も強くすることができる。樹脂5は、重心位置をできるだけ相殺してしまわないように密度(比重)が少なく、成形性と再生性のよいポリブチレンテレフタレート樹脂など密度が2以下のものでガラス繊維の入った強度のある比重1.4程度のものが選定される。このような偏心ロータを備えてモータに構成するのは、前記図3と同様なため、図3を参照してその構成の説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】
この発明は、上記のように2個の空心電機コイルで構成してコストダウンすると共に、タングステン合金製偏心ウエイトをロータの厚み一杯に構成し、その構造とその配置空間に工夫を凝らしたので、偏心量を大にしながらも、耐衝撃性を確保できる偏心ロータを提供でき、このような偏心ロータと組みあわせ、振動モータとして薄型化と耐衝撃性が確保できる。さらにブラケットに工夫を加え給電装置として導出するにあたってブラシベースの厚みを実質的に無視できるようにしたので、厚みを2mm程度に極めて薄い扁平型振動モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏心ロータの第1の実施の形態として下面側から見た底面図である。
【図2】同偏心ロータの上面側から見た平面図である。
【図3】同偏心ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータを示し、偏心ロータの部分が図2のA−A線切断の断面図である。
【図4】図3の同モータの回転原理を示すもので、空心電機子コイルの配置開角が150度の場合を示す。
【図5】図3の同モータの回転原理を示すもので、空心電機子コイルの配置開角が170度の場合の動作説明図である。
【図6】本発明の偏心ロータの第2の実施の形態の下面側から見た底面図である。
【図7】図6の偏心ロータの平面図である。
【図8】図6の同偏心ロータを使用した同モータの回転原理を示すもので、空心電機子コイルの配置開角が120度の場合を示す。
【図9】図6の同偏心ロータを使用した同モータの回転原理を示すもので、空心電機子コイルの配置開角が140度の場合の動作説明図である。
【符号の説明】
1、11 印刷配線板
2A、2B、22A、22B 空心電機子コイル
3 焼結含油軸受
4、44 偏心ウエイト
5 樹脂
6 ケース
7 ブラケット
H ハウジング
8 軸
9 マグネット
10A、10B 一対のブラシ
12 フレキシブルベース
R,RR 偏心ロータ

Claims (6)

  1. 第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔(1a)が設けられると共に、前記第2面側において前記軸挿通孔を介して半径方向外方に対向するように二つの空心電機子コイル載置エリア(1b、1c)が形成され、この空心電機子コイル載置エリアの間にあるもので外形が切り欠かれた平面視非円形の端末結線パターン形成用空所(K2)に後述の巻線型空心電機子コイルとオーバーラップしないように端末結線パターン(1d)の少なくとも一部が形成され、さらに、前記第1の面で前記軸挿通孔の周囲に複数個の整流子セグメントからなる整流子(S)が形成された印刷配線板(1)と、この印刷配線板の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリアに開角が150°〜170°に偏心して配された平面視2個の巻線型空心電機子コイル(2A、2B)と、回転中心を介して前記空心電機子コイルの間の広い方の空所(K1)に配されたタングステン合金製の偏心ウエイト(4)とが共に比重2以下の樹脂(5)で一体化されたもので、前記印刷配線板は前記偏心ウエイトの主要配置部分が削除されて非円形となっており、前記偏心ウエイトは比重17以上で両面の大部分が樹脂から露出されるとともに、一部が前記樹脂に覆われて平面視露出しないように構成された抜け止め手段(4a、4b、4c)が設けられ、前記回転中心に1個の焼結含油軸受(3)が備えられ、該軸受は外周に軸方向抜け止め(3a)が設けられているモールド型偏心ロータ。
  2. 前記抜け止め手段として外側で第1の段差部(4a)が形成されると共に、内側で前記印刷配線板の整流子セグメントの反対側に第2の段差部(4b)が形成され、さらに、この反対側に第3の段差部(4c)が形成され、前記樹脂は外径の円弧部分が前記第1の段差部の部分で平面視で前記巻線型空心電機子コイルに係るように前記印刷配線板の外周の一部を含んで軸方向に向かって突出部(5a)が形成され、前記軸受の軸方向抜け止めは外周に設けた凸部(3a)である請求項1に記載のモールド型偏心ロータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモールド型偏心ロータ(R)と、このモールド型偏心ロータを支承する軸(8)と、この軸を支承する0.2mm以下の厚みがあるハウジング(H)と、このハウジングの一部を構成するブラケット(7)と、このブラケットに添設されたもので接着層を含めた0.18mm以下の厚みがあるフレキシブルブラシベース(12)と、前記偏心ロータに空隙を介して臨ませるようにブラケットの一部に配されたもので6極に磁極を有する界磁マグネット(9)と、前記ブラシベースに配されたもので前記マグネットの内側で摺接開角約180度で前記偏心ロータの整流子に摺接させたブラシ(10A、10B)とを備え、前記ハウジングはマグネットが配される部分の一部に透孔(7a)が設けられ、この透孔を通って前記ブラシベースの一部がハウジング側方に給電電極部(12b)として導出された軸方向空隙型コアレス振動モータ。
  4. 第1、第2の面があり、回転中心に軸挿通孔(1a)が設けられると共に、前記第2面側において前記軸挿通孔を介して半径方向外方に対向するように二つの空心電機子コイル載置エリア(1b、1c)が形成され、この空心電機子コイル載置エリアの間にあるもので外形が切り欠かれた平面視非円形の端末結線パターン形成用空所(K2)に後述の巻線型空心電機子コイルとオーバーラップしないように端末結線パターン(1d)の少なくとも一部が形成され、さらに、前記第1の面で前記軸挿通孔の周囲に複数個の整流子セグメントからなる整流子(S)が形成された印刷配線板(1)と、この印刷配線板の前記第2の面の空心電機子コイル載置エリアに開角が120°〜140°に偏心して配された平面視2個の巻線型空心電機子コイル(2A、2B)と、回転中心を介して前記空心電機子コイルの間の広い方の空所(K1)に配されたタングステン合金製の偏心ウエイト(44)とが前記空心電機子コイルと共に比重2以下の樹脂(5)で一体化されたもので、前記印刷配線板は偏心ウエイトの主要配置部分が削除されて非円形となっており、前記偏心ウエイトは両面の大部分が樹脂から露出されるとともに、一部が前記 樹脂に覆われて平面視露出しないように構成された抜け止め手段(4a、4b、4c)が設けられ、前記回転中心に1個の焼結含油軸受(3)が備えられ、該軸受は外周に軸方向抜け止め(3a)が設けられているモールド型偏心ロータ。
  5. 前記抜け止め手段として外側で第1の段差部(4a)が形成されると共に、内側で前記印刷配線板の整流子セグメントの反対側に第2の段差部(4b)が形成され、さらに、この反対側に第3の段差部(4c)が形成され、前記樹脂は外径の円弧部分が前記第1の段差部の部分で平面視で前記巻線型空心電機子コイルに係るように前記印刷配線板の外周の一部を含んで軸方向に向かって突出部(5a)となっており、前記軸受の軸方向抜け止めは外周に設けた凸部(3a)である請求項1に記載のモールド型偏心ロータ。
  6. 請求項4又は5に記載のモールド型偏心ロータ(RR)と、このモールド型偏心ロータを支承する軸(8)と、この軸を支承する0.2mm以下の厚みがあるハウジング(H)と、このハウジングの一部を構成するブラケット(7)と、このブラケットに添設されたもので接着層を含めた0.18mm以下の厚みがあるフレキシブルブラシベース(3)と、前記偏心ロータに空隙を介して臨ませるようにブラケットの一部に配されたもので4極に磁極を有する界磁マグネット(9)と、前記ブラシベースに配されたもので前記マグネットの内側で摺接開角約180度で前記偏心ロータの整流子に摺接させたブラシ(10A、10B)とを備え、前記ハウジングはマグネットが配される部分の一部に透孔(7a)が設けられ、この透孔を通って前記ブラシベースの一部がハウジング側方に給電電極として導出された軸方向空隙型コアレス振動モータ。
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