JP5594094B2 - 電力制御による研削方法および研削装置 - Google Patents
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Description
X(t)=Kp{Y(t)−YO}+XO ・・・(1)
送り速度X(t)=ゲインKp×{実削電力Y(t)−目標電力YO}+送り速度補正値XO ・・・(2)
ここで、送り速度補正値XOは、実削電力Y(t)が目標電力YOと等しいときの送り速度を維持するための値である。
(1) 回転する研削砥石を黒皮の付いたワークに摺接させて目標電力に基づく送り速度で研削加工を行うに当たり、研削加工中に検出される実削電力に基づいて前記送り速度をフィードバック制御するようにした電力制御による研削方法において、
前記目標電力に基づいて予め設定された設定送り速度に、前記実削電力の変化量に対応して変化する補正係数を掛けて送り速度指令値を演算し、該送り速度指令値に基づいて前記送り速度をフィードバック制御する際、研削開始時に送り速度のフィードバック制御を行わず、前記実削電力が所定の閾値を超えたときに、黒皮を取り除く黒皮研削工程から、研削砥石がワークに全面当たりした状態で研削を行う全面当たり研削工程に移行したと判断し、前記送り速度のフィードバック制御を開始することを特徴とする電力制御による研削方法。
(2) 前記所定の閾値を、前記研削砥石の砥石径に応じて補正することを特徴とする(1)に記載の電力制御による研削方法。
(3) 前記研削砥石のドレス直後は、前記設定送り速度を、前記目標電力に基づいて予め設定された初期の設定送り速度よりも低い値に設定し、所定サイクル数で、前記初期の設定送り速度に戻るように比例上昇させることを特徴とする(1)又は(2)に記載の電力制御による研削方法。
(4) 黒皮の付いたワークを回転駆動可能に取り付けたワーク切込台と、
該ワーク切込台に目標電力に基づく送り速度で切込送りを与える切込モータと、
研削砥石を回転させる駆動モータと、
該駆動モータでの実削電力を検出する電力検出部とを備え、
該電力検出部で検出された実削電力に基づいて前記ワーク切込台の送り速度をフィードバック制御する研削装置において、
前記電力検出部で検出された実削電力の目標値との差と変化量から演算し、これを前回の補正係数に足すことで新たな補正係数を求め、その補正係数を、前記目標電力に基づいて予め設定された設定送り速度に掛けて送り速度指令値を演算する送り速度指令値演算部と、
該送り速度指令値演算部で演算した送り速度指令値に基づいて送り速度をフィードバック制御する切込台制御部と、
を備え、
前記切込台制御部は、研削開始時に送り速度のフィードバック制御を行わず、前記実削電力が所定の閾値を超えたときに、黒皮を取り除く黒皮研削工程から、研削砥石がワークに全面当たりした状態で研削を行う全面当たり研削工程に移行したと判断し、前記送り速度のフィードバック制御を開始するものであることを特徴とする研削装置。
上記(3)の構成の研削方法によれば、研削砥石のドレス直後の切れ味が悪くなる条件の時に、送り速度の基準値(設定送り速度)を下げ、所定サイクル数で、初期の設定送り速度に戻るように比例上昇させるので、ドレス前後の砥石の切れ味の変動による電力のオーバーシュートを防止することができる。
図1は実施形態に係る内面研削装置の構成を示すブロック図、図2は図1の送り速度演算部の構成を示すブロック図である。
R:補正係数(初期値:100%)
P0:目標電力
P:実削電力(現在電力)
K1:ゲイン
C1:定数
Pk:電力傾き
K2:ゲイン
C2:定数
WS:最小砥石使用径
WD:最大砥石使用径
Hg:現在砥石径での補正値
Wg:現在砥石径
(a)の定速送りでは、切れ味ばらつき等を考慮して、初期速度は安全側(低め)の速度設定となっているため、電力も低めでの研削となっている。一方、(b)の電力制御研削では、目標電力での研削が可能であるが、ドレス後の切れ味が極端に悪くなった時には、通常よりも応答性が悪くなってオーバーシュートやハンチングが発生してしまうのを防ぐため、送り速度(設定送り速度)を別に設定しておき、指定個数加工する間に、通常送り速度になるように比例上昇させる。こうすることで、切れ味変化によるオーバーシュートやハンチングを抑えることができる。この結果、目標電力で加工することができるようになり、サイクルタイムの削減にもつながる。
1 ワーク切込台
2 切込モータ
3 切込台制御部
4 目標電力設定部
5 送り速度指令値演算部
6 研削砥石
7 駆動モータ
8 電力検出部
Claims (4)
- 回転する研削砥石を黒皮の付いたワークに摺接させて目標電力に基づく送り速度で研削加工を行うに当たり、研削加工中に検出される実削電力に基づいて前記送り速度をフィードバック制御するようにした電力制御による研削方法において、
前記目標電力に基づいて予め設定された設定送り速度に、前記実削電力の変化量に対応して変化する補正係数を掛けて送り速度指令値を演算し、該送り速度指令値に基づいて前記送り速度をフィードバック制御する際、研削開始時に送り速度のフィードバック制御を行わず、前記実削電力が所定の閾値を超えたときに、黒皮を取り除く黒皮研削工程から、研削砥石がワークに全面当たりした状態で研削を行う全面当たり研削工程に移行したと判断し、前記送り速度のフィードバック制御を開始することを特徴とする電力制御による研削方法。 - 前記所定の閾値を、前記研削砥石の砥石径に応じて補正することを特徴とする請求項1に記載の電力制御による研削方法。
- 前記研削砥石のドレス直後は、前記設定送り速度を、前記目標電力に基づいて予め設定された初期の設定送り速度よりも低い値に設定し、所定サイクル数で、前記初期の設定送り速度に戻るように比例上昇させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力制御による研削方法。
- 黒皮の付いたワークを回転駆動可能に取り付けたワーク切込台と、
該ワーク切込台に目標電力に基づく送り速度で切込送りを与える切込モータと、
研削砥石を回転させる駆動モータと、
該駆動モータでの実削電力を検出する電力検出部とを備え、
該電力検出部で検出された実削電力に基づいて前記ワーク切込台の送り速度をフィードバック制御する研削装置において、
前記電力検出部で検出された実削電力の目標値との差と変化量から演算し、これを前回の補正係数に足すことで新たな補正係数を求め、その補正係数を、前記目標電力に基づいて予め設定された設定送り速度に掛けて送り速度指令値を演算する送り速度指令値演算部と、
該送り速度指令値演算部で演算した送り速度指令値に基づいて送り速度をフィードバック制御する切込台制御部と、
を備え、
前記切込台制御部は、研削開始時に送り速度のフィードバック制御を行わず、前記実削電力が所定の閾値を超えたときに、黒皮を取り除く黒皮研削工程から、研削砥石がワークに全面当たりした状態で研削を行う全面当たり研削工程に移行したと判断し、前記送り速度のフィードバック制御を開始するものであることを特徴とする研削装置。
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JP2010266464A JP5594094B2 (ja) | 2010-11-30 | 2010-11-30 | 電力制御による研削方法および研削装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012115930A JP2012115930A (ja) | 2012-06-21 |
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Family Applications (1)
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