JP5593835B2 - フレキシブルフラットケーブル - Google Patents

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本発明は、各種電子機器において接続ケーブルとして使用されるフレキシブルフラットケーブルに関する。
従来より、ナビゲーション装置やパーソナルコンピュータ等の各種電子機器における製造工程では、電子機器に内蔵される回路基板の不具合を検査する為に、回路基板とテスターとを接続し、接続されたテスターを用いて回路基板の不具合を検査する工程が行われている。そして、回路基板とテスターとの接続においては、回路基板間の中継ケーブルとしても用いられるフレキシブルフラットケーブル(FFC)が広く用いられている。そして、回路基板とテスターとの接続にフレキシブルフラットケーブルを用いることによって、テスターと接続する為の専用のコネクタを回路基板に形成する必要性無く、既存のコネクタを流用することが可能となる。
また、フレキシブルフラットケーブルは、所定の幅を有する薄板状の導体を絶縁体層で挟み込むことにより構成され、各導体が電気的な接続を図るための配線として機能する。したがって、例えば各導体を配線基板や部品の所定の端子と接続するためには、接続端部において絶縁体層が除去され、導体が露出した形態とされている。フレキシブルフラットケーブルの接続の際には、この露出した導体(端子部)をハンダ付けすることにより、あるいはコネクタに挿入することにより、回路基板や部品の端子と電気的に接続し、且つ機械的に固定する。特に、回路基板とテスターとの接続においては、一のテスターに対して複数の回路基板を順次入れ替えて接続する必要があることから、コネクタに挿入することによりフレキシブルブルフラットケーブルと回路基板及びテスターとを接続する。
しかしながら、フレキシブルフラットケーブルを用いて回路基板とテスターとを接続する際には以下の問題があった。即ち、フレキシブルフラットケーブルでは導体を薄膜化する必要があることから、端子部の耐久性が低く、コネクタに対して端子部を繰り返し抜き差しすると、端子部が破損する虞がある。従って、フレキシブルフラットケーブルを用いて回路基板とテスターとを接続する際には、フレキシブルフラットケーブルの使用回数が限られており、多数の回路基板の検査を行う場合には、一定数(例えば100個)の回路基板の検査が終わる毎に、フレキシブルフラットケーブルを新しいものに取り換える必要があった。
そこで、例えば特開2006−13007号公報には、接続端子を複数列形成したフレキシブルフラットケーブルについて提案されている。このフレキシブルフラットケーブルでは、先ず、先端側の列の端子を使用してコネクタに接続し、その後に先端側の列の端子が寿命に到達した後には端子間を切除し、奥側の列の端子を使用してコネクタに接続することによって、フレキシブルフラットケーブルの使用寿命を延長することが記載されている。
特開2006−13007号公報(第6頁〜第8頁、図1、図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載のフレキシブルフラットケーブルでは、端子を複数列に形成する必要があるので、端子を形成する為に必要なスペースが大きくなり、製造コストについても上昇する。また、フレキシブルフラットケーブルの複数列の端子においてコネクタが接触される箇所は1列に対して1箇所のみであるので、端子全体に対して使用されていない部分が多く、効率が悪かった。また、端子間を切除する場合には、端子間に存在する導体も一緒に切除する必要があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、フレキシブルフラットケーブルの使用寿命を従来より延長させるとともに、フレキシブルフラットケーブルの一部を切除する際において導体が破損したりショートする虞の無いフレキシブルフラットケーブルを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1にフレキシブルフラットケーブル(1)は、複数本並列された線状導体(2)と、前記複数本並列された線状導体を上下から面状に被覆する絶縁体層(3、4)と、前記絶縁体層の一方の面の長さ方向の端部に形成され、前記線状導体の端部を露出させる切欠部(6)と、前記絶縁体層の他方の面の長さ方向の端部において前記絶縁体層に積層された補強層(5)と、を有し、前記絶縁体層の長さ方向において前記補強層の端部が前記線状導体の端部よりも延出することを特徴とする。
た、前記フレキシブルフラットケーブルは、電子機器(10)に設けられたコネクタ(12)に挿入され、前記切欠部(6)において露出された前記線状導体(2)の端部である端子部(7)に前記コネクタの接触端子(22)が接触することによって前記電子機器と接続され、前記絶縁体層(3、4)の長さ方向において前記補強層(5)の端部が前記線状導体の端部よりも延出する長さは、前記フレキシブルフラットケーブルの端部が前記コネクタの内壁(24)に接触した状態で、前記端子部に前記接触端子が接触する長さであることを特徴とする。
更に、前記端子部(7)の長さは、前記絶縁体層(2、3)の長さ方向において前記補強層(5)の端部を前記線状導体(2)の端部と同じ位置まで切断した状態で前記フレキシブルフラットケーブルの端部が前記コネクタ(12)の内壁(24)に接触した場合に、前記端子部(7)に前記接触端子(22)が接触する長さであることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に係るフレキシブルフラットケーブルでは、簡易な切断作業を行うことによって、フレキシブルフラットケーブルの端子部においてコネクタの接触端子が接触する部分を変更することが可能となる。従って、コネクタに対してフレキシブルフラットケーブルの抜き差しを繰り返し行う場合において、フレキシブルフラットケーブルの使用寿命を従来より延長させることが可能となる。また、フレキシブルフラットケーブルを切断する際において線状導体を切断することが無いので、線状導体が破損したりショートする虞がない。
また、請求項に係るフレキシブルフラットケーブルでは、絶縁体層の長さ方向において補強層の端部を線状導体の端部より延出させた場合においても、フレキシブルフラットケーブルをコネクタに接続した場合に、フレキシブルフラットケーブルの端子部をコネクタの接触端子と確実に接触させることが可能となる。
更に、請求項に係るフレキシブルフラットケーブルでは、補強層の端部の切断前後において、フレキシブルフラットケーブルの端子部をコネクタの接触端子と確実に接触させることが可能となる。その結果、絶縁体層の長さ方向において補強層の端部を線状導体の端部と同じ位置まで切断することによって、フレキシブルフラットケーブルの端子部においてコネクタの接触端子が接触する部分を変更することが可能となる。
本実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの正面図である。 中心線に沿ってフレキシブルフラットケーブルを切断した際の断面図である。 第1使用状態〜第3使用状態におけるフレキシブルフラットケーブルの端子部付近を示した拡大図である。 フレキシブルフラットケーブルの使用態様の一例を示した図である。 コネクタに対するフレキシブルフラットケーブルの接続態様を示した模式図である。 第1使用状態〜第3使用状態における端子部に対する接触端子の接触位置について説明した図である。
以下、本発明に係るフレキシブルフラットケーブルについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るフレキシブルフラットケーブル1の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1はフレキシブルフラットケーブル1の正面図である。また、図2は中心線に沿ってフレキシブルフラットケーブル1を切断した際の断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るフレキシブルフラットケーブル1は、複数本並列された線状導体2と、線状導体2を上下方向からそれぞれ面状に被覆する第1絶縁体層3及び第2絶縁体層4と、第2絶縁体層4の両端部にそれぞれ積層された補強層5とから基本的に構成される。また、第1絶縁体層3の両端部にはそれぞれ一定範囲切り欠かれた切欠部6を有する。そして、切欠部6において露出された線状導体2の端部が、後述する電子機器の回路基板やテスターと接続する為の端子部7を形成する。尚、フレキシブルフラットケーブル1は基本的に左右対称の構成を有する。
また、線状導体2には、金(Au)メッキ軟銅線、錫(Sn)メッキ軟銅線等が用いられる。線状導体2の線間ピッチは、フレキシブルフラットケーブル1を接続する電子機器やテスターの種類によって異なるが、例えば、0.5mm、0.8mm、1.0mm、1.25mm等を選択することができる。また、線状導体2の本数は、例えば、4〜50から選択することができる。
また、第1絶縁体層3及び第2絶縁体層4は、接着剤層(図示せず)を介して線状導体2の両面に対してそれぞれ配置され、互いに接着される。第1絶縁体層3及び第2絶縁体層4としては、例えばポリイミド(PI)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、液晶ポリマー等の可撓性を有するプラスチックフィルムを用いることができる。
また、補強層5は、接着剤層(図示せず)を介して第2絶縁体層4の両端付近に積層される。ここで、補強層5は、フレキシブルフラットケーブル1をコネクタに接続する場合、端子部の機械的補強を図り、さらには取り扱いを容易にする目的で取り付けられるものである。補強層5としては、例えばPIフィルム、PETフィルム、PENフィルム、液晶ポリマー等の可撓性を有するプラスチックフィルムを用いることができる。
ここで、本実施形態に係る補強層5は、図1及び図2に示すようにフレキシブルフラットケーブル1の長さ方向(即ち、第1絶縁体層3や第2絶縁体層4の長さ方向)において、補強層5の端部が線状導体2の端部よりも延出するように構成されている。
そして、フレキシブルフラットケーブル1の長さ方向において補強層5の端部が線状導体2の端部よりも延出する長さLは、後述するようにフレキシブルフラットケーブル1の端部が電子機器のコネクタの内壁に接触した状態で、端子部7にコネクタ側の接触端子が接触する長さ(例えば1mm)とする(図5参照)。尚、端子部7とコネクタの接続態様については後に詳細に説明する。
また、本実施形態に係るフレキシブルフラットケーブル1は、補強層5の延出部分やフレキシブルフラットケーブル1の端部の一部を切断することによって、端子部7とコネクタ側の接触端子とが接触する位置を複数の異なる位置に変化させて使用する構成を有する。具体的には、補強層5の端部が線状導体2の端部よりも長さLだけ延出する状態で使用する“第1使用状態”と、補強層5の端部を線状導体2の端部と同じ位置まで切断した状態で使用する“第2使用状態”と、第2使用状態から更に、フレキシブルフラットケーブル1(線状導体2、第1絶縁体層3、第2絶縁体層4及び補強層5)の端部を所定距離(例えば1mm)切断した状態で使用する“第3使用状態”とで使用される。尚、図3は、それぞれ第1使用状態〜第3使用状態におけるフレキシブルフラットケーブル1の端子部付近を示した拡大図である。
そして、本実施形態に係るフレキシブルフラットケーブル1では、上述する第1使用状態で従来のフレキシブルフラットケーブルの使用寿命(例えば、コネクタに対する抜き差しを100回)を使用した後に、補強層5の端部を線状導体2の端部と同じ位置まで切断した第2使用状態で使用する。そして、第2使用状態で従来のフレキシブルフラットケーブルの使用寿命を使用した後に、フレキシブルフラットケーブル1の端部を所定距離切断した第3使用状態で使用する。その結果、フレキシブルフラットケーブル1の使用寿命が従来の3倍となる。
尚、端子部7の長さMは切欠部6の形状によって決定されるが、長さMは第1使用状態〜第3使用状態のいずれの状態においても、フレキシブルフラットケーブル1の端部が電子機器のコネクタの内壁に接触した場合に、端子部7にコネクタ側の接触端子が接触する長さとする。
次に、上記構成を有するフレキシブルフラットケーブル1の具体的な使用態様について説明する。
本実施形態に係るフレキシブルフラットケーブル1の使用態様の一例としては、例えば、電子機器を構成する回路基板10と、回路基板10の検査をするテスター11とを接続するのに用いられる。図4はフレキシブルフラットケーブル1の使用態様の一例を示した図である。
図4に示すように、フレキシブルフラットケーブル1は一方の端部が回路基板10のコネクタ12に接続され、他方の端部がテスター11のコネクタ13に接続される。尚、テスター11を用いた回路基板10の検査が終了すると、コネクタ12からフレキシブルフラットケーブル1が取り外され、新たな検査対象となる回路基板10のコネクタ12に対してフレキシブルフラットケーブル1が接続される。そして、コネクタ12に対するフレキシブルフラットケーブル1の接続及び取り外しが繰り返し行われることによって、複数の回路基板10の検査が順次行われる。
続いて、回路基板10のコネクタ12及びテスター11のコネクタ13に対するフレキシブルフラットケーブル1の接続態様について説明する。尚、コネクタ12に対する接続態様とコネクタ13に対する接続態様とは基本的に同一であるので、以下ではコネクタ12に対する接続態様を例に挙げて説明する。図5はコネクタ12に対するフレキシブルフラットケーブル1の接続態様を示した模式図である。
図5に示すように、コネクタ12は、フレキシブルフラットケーブル1の端部が挿入される挿入口21と、フレキシブルフラットケーブル1の端子部7と電気的に接触することによってデータ通信を可能とする接触端子22と、フレキシブルフラットケーブル1の位置をコネクタ12に対して固定する為のロック部23とから構成される。
そして、上記構成を有するコネクタに対してフレキシブルフラットケーブル1を接続する際には、フレキシブルフラットケーブル1の端部を挿入口21からコネクタ12の内壁24に接触する位置まで挿入する。その後、ロック部23を回動させ、フレキシブルフラットケーブル1をコネクタ12に対して固定する。その結果、端子部7が接触端子22と接触し、フレキシブルフラットケーブル1とコネクタ12とが電気的に接続される。
また、端子部7に対する接触端子22の接触位置は、上述したフレキシブルフラットケーブル1の使用状態(第1使用状態〜第3使用状態(図3参照))によって変化する。以下に、各使用状態における端子部7に対する接触端子22の接触位置について説明する。図6は、各使用状態における端子部7に対する接触端子22の接触位置について説明した図である。
フレキシブルフラットケーブル1の補強層5の端部が線状導体2の端部よりも長さLだけ延出する状態で使用する第1使用状態では、フレキシブルフラットケーブル1は補強層5の端部がコネクタ12の内壁24に接触した状態でコネクタ12に接続され、端子部7の最も端部に近い位置Xに接触端子22が接触される。
また、フレキシブルフラットケーブル1の補強層5の端部を線状導体2の端部と同じ位置まで切断した状態で使用する第2使用状態では、フレキシブルフラットケーブル1は補強層5及び線状導体2の端部がそれぞれコネクタ12の内壁24に接触した状態でコネクタ12に接続され、端子部7の略中央にある位置Yに接触端子22が接触される。
また、フレキシブルフラットケーブル1の端部を所定距離(例えば1mm)切断した状態で使用する第3使用状態では、フレキシブルフラットケーブル1は切断後の補強層5及び線状導体2の端部がそれぞれコネクタ12の内壁24に接触した状態でコネクタ12に接続され、端子部7の最も奥側にある位置Zに接触端子22が接触される。
即ち、各使用状態において端子部7における接触端子22の接触位置がそれぞれ異なる位置となるので、同一の位置に繰り返し接触させる場合と比較して、端子部7の使用寿命を向上させることができる。尚、第3使用状態では使用せずに、第1使用状態と第2使用状態のみで使用する構成としても良い。その場合には、導体を切断する必要が無くなるので、導体が破損したりショートする虞がない利点がある。また、第3使用状態からフレキシブルフラットケーブル1の端部を更に所定距離(例えば1mm)切断した第4使用状態や、更に所定距離(例えば1mm)切断した第5使用状態等でも使用する構成としても良い。但し、端子部7を長くし過ぎるとフレキシブルフラットケーブル1が扱いづらくなり、端子部7の破損の原因ともなるので、第3使用状態までとすることが望ましい。
尚、位置X〜Zの間隔は、補強層5の端部が線状導体2の端部より延出する長さLや、第3使用状態とする為にフレキシブルフラットケーブル1の端部を切断する距離によって決定されるが、例えば1mm前後とすることが望ましい。間隔が狭すぎると、端子部7の破損を招く虞がある。一方、間隔が広すぎると端子部7の長さMを長くする必要があり、フレキシブルフラットケーブル1を扱いづらくなる。
上述したように、本実施形態ではフレキシブルフラットケーブル1を第1使用状態、第2使用状態、第3使用状態でそれぞれ使用することによって、フレキシブルフラットケーブル1の使用寿命が従来の3倍となる。そして、更に回路基板10側とテスター11側とでフレキシブルフラットケーブル1の接続端子を入れ替えることとすれば、もう一方の端子部7を対象として再び第1使用状態、第2使用状態、第3使用状態でそれぞれ使用することが可能となり、フレキシブルフラットケーブル1の使用寿命が従来の6倍となる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るフレキシブルフラットケーブル1では、フレキシブルフラットケーブル1の端子部7を補強する為に補強層5を設け、更に、フレキシブルフラットケーブル1の長さ方向において補強層5の端部が線状導体2の端部よりも長さLだけ延出するように構成し、フレキシブルフラットケーブル1の補強層5の端部が線状導体2の端部よりも長さLだけ延出する状態で使用する第1使用状態と、フレキシブルフラットケーブル1の補強層5の端部を線状導体2の端部と同じ位置まで切断した状態で使用する第2使用状態と、フレキシブルフラットケーブル1の端部を所定距離(例えば1mm)切断した状態で使用する第3使用状態とで、それぞれコネクタ12に対してフレキシブルフラットケーブル1を接続するので、簡易な切断作業を行うことによって、フレキシブルフラットケーブル1の端子部7においてコネクタ12の接触端子22が接触する部分を変更することが可能となる。従って、コネクタ12に対してフレキシブルフラットケーブル1の抜き差しを繰り返し行う場合において、フレキシブルフラットケーブル1の使用寿命を従来より延長させることが可能となる。
また、第1使用状態から第2使用状態へと移行する際には、フレキシブルフラットケーブル1を切断する際において線状導体2を切断することが無いので、線状導体2が破損したりショートする虞がない。
また、フレキシブルフラットケーブル1の長さ方向において補強層5の端部が線状導体2の端部よりも延出する長さLは、フレキシブルフラットケーブル1の端部がコネクタ12の内壁24に接触した状態で、端子部7に接触端子22が接触する長さとするので、補強層5の端部を線状導体2の端部より延出させた場合においても、フレキシブルフラットケーブル1をコネクタ12に接続した場合に、フレキシブルフラットケーブル1の端子部7をコネクタ12の接触端子22と確実に接触させることが可能となる。
また、端子部7の長さMは、第1使用状態〜第3使用状態のいずれの状態においても、フレキシブルフラットケーブル1の端部がコネクタ12の内壁24に接触した場合に、端子部7に接触端子22が接触する長さとするので、各使用状態において、フレキシブルフラットケーブル1の端子部7をコネクタ12の接触端子22と確実に接触させることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、フレキシブルフラットケーブル1を、電子機器を構成する回路基板10と回路基板10の検査をするテスター11とを接続するのに用いる例について説明したが、他の用途に用いることも可能である。但し、コネクタに対してフレキシブルフラットケーブル1の端子部7を繰り返し抜き差しする用途にフレキシブルフラットケーブル1を用いる場合において特に本願発明は顕著な効果を有する。
また、本実施形態では、フレキシブルフラットケーブル1の両端において補強層5の端部が線状導体2の端部よりも延出する構成としていたが、一端のみにおいて補強層5の端部が線状導体2の端部よりも延出する構成としても良い。但し、その場合には補強層5が延出する側を回路基板10のコネクタ12に接続するように構成することが望ましい。
1 フレキシブルフラットケーブル
2 線状導体
3 第1絶縁体層
4 第2絶縁体層
5 補強層
6 切欠部
7 端子部
10 回路基板
11 テスター
22 接触端子

Claims (1)

  1. 複数本並列された線状導体と、
    前記複数本並列された線状導体を上下から面状に被覆する絶縁体層と、
    前記絶縁体層の一方の面の長さ方向の端部に形成され、前記線状導体の端部を露出させる切欠部と、
    前記絶縁体層の他方の面の長さ方向の端部において前記絶縁体層に積層された補強層と、を有し、
    電子機器に設けられたコネクタに挿入され、前記切欠部において露出された前記線状導体の端部である端子部に前記コネクタの接触端子が接触することによって前記電子機器と接続されるフレキシブルフラットケーブルであって、
    前記絶縁体層の長さ方向において前記補強層の端部が前記線状導体の端部よりも延出し、
    前記絶縁体層の長さ方向において前記補強層の端部が前記線状導体の端部よりも延出する長さは、前記フレキシブルフラットケーブルの端部が前記コネクタの内壁に接触した状態で、前記端子部に前記接触端子が接触する長さであり、
    前記端子部の長さは、前記絶縁体層の長さ方向において前記補強層の端部を前記線状導体の端部と同じ位置まで切断した状態で前記フレキシブルフラットケーブルの端部が前記コネクタの内壁に接触した場合に、前記端子部に前記接触端子が接触する長さであることを特徴とするフレキシブルフラットケーブル。
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