JP5592949B2 - ベルト装着部 - Google Patents

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Description

本発明は、ベルト装着部の構造に関する。
従来、連結および分離が可能なバックルがあり、このバックルにベルトを装着させて複数のベルトの連結および分離を可能にすることが知られている。
このようなバックルなどにはベルトを装着するベルト装着部が設けられており、このベルト装着部には、2以上のバーが設けられているものが知られている。
例えば、特許文献1には、固定杆と、凸状部および凹状部が設けられた折返杆と、この折返杆と対向して凹状部および凸状部が設けられた係止杆とを有する止具のベルト調節部が記載されている。
特許文献2には、鋸歯形状が形成された第1バーと、断面形状が第2バーの第3コーナーを中心線上とした線対称な三角形であり頂角部にベルトとの摩擦抵抗を稼ぐための鋸歯形状が形成された第2バーとを有するバックルが記載されている。
特許第2773789号 特許第3156105号
特許文献1および特許文献2では、折返杆と係止杆との間隔、並びに、第1バーと第2バーとの間隔を他の杆若しくはバーの間隔より小さくしている。これにより、ベルトと各コーナーとの係合角度を小さくすることで、ベルトとコーナーとの摩擦抵抗を大きくし、係合強度を高めている。このため、ベルトをこれらの間に挿通する際、間隔が小さいため作業が煩雑となってしまうという問題もある。
また、特許文献1に記載の止具のベルト調節部では、折返杆と係止杆とにそれぞれ凸状部および凹状部を設ける必要があり構成が複雑になるとともに、その製造が煩雑となるという問題がある。特許文献2に記載のバックルでも、第1バーと第2バーとに鋸歯形状が形成されているので、構成が複雑になり、その製造が煩雑になってしまう。
さらに、特許文献2に記載のバックルでは、第2バーの第3コーナーを中心線上とした断面形状が三角形の第2バーが用いられている。しかし、このような線対称な三角断面形状に第2バーを形成するのは、製造上の制約となり、製造が容易でなくなるという問題がある。
そこで、本発明では、ベルトの挿通が容易で、かつ、簡素な構造のベルト装着部を提供することとした。
本発明のベルト装着部では、対向する一対の基部バーの対応する箇所を連結する第1バーと、この第1バーと並列して前記基部バーを連結する第2バーと、ベルト取付孔とを有する扁平形状のベルト装着部であって、前記ベルト取付孔は、前記第2バーによって差込方向前端側と差込方向後端側とに分割され、前記第2バーは、中央部が直線形状であり、両縁端部に傾斜部を有し、前記傾斜部は端部ほど前記第1バーに近接し、前記第2バーの断面形状は、前記第1バーに対向する頂角と、これと反対側に位置する頂角とを有し、前記第1バーは、その両縁端部に前記第2バーと同じ向き形状に傾斜部を有し、前記第2バーの前記傾斜部間の間隔寸法は、前記差込方向前端側と前記差込方向後端側とに挿通されて前記第2バーの周囲に周回されるベルトの幅寸法よりも短いことを特徴とする。
このような発明では、第1バーおよび第2バーの縁端部が第2傾斜部を有しているので、ベルトに張力が係ると、一方のバーは、その縁端部が他方のバー側へ押し付けるようにベルトをガイドする。
このため、ベルトは張力により第1バー若しくは第2バーへ圧接されることとなる。よって、第1バーと第2バーとの間隔を小さくしなくても、ベルトと各バーとの摩擦抵抗を十分得ることができる。したがって、本発明のベルト装着部は、ベルトの挿通を容易に行うことができるとともに、ベルトと各バーとの摩擦抵抗を十分に得ることができる。
また、ベルトと各バーとの摩擦抵抗が十分得られるので、各バーに凹凸形状や鋸歯形状を形成する必要がなく、簡素な構成とすることができ、製造が容易となる。
また、このような発明では、第2バーの中央部が直線形状であるので、第1バーと第2バーとの間にベルトを容易に挿通できる。
さらに、このような発明では、第1バーは、その縁端部に前記第2バーと同じ向き形状に傾斜部を有するので、縁端部において第1バーと第2バーとの間隔が狭くなることがなく、中央部における第1バーと第2バーとの間隔と同じに維持できる。このため、第1バーと第2バーとの間にベルトを容易に挿通することができる。
本発明は、前記第1バーと前記第2バーとが厚み方向に対し中央を基準に線対称な形状であることが望ましい。
このような発明では、前記第1バーと前記第2バーとが厚み方向に対し中央を基準に線対称な形状であるので、ベルトと各バーとの摩擦抵抗が、ベルトの幅方向において線対称となる。このため、安定したベルト装着性を実現できる。
本発明は、前記第2バーは、断面形状が前記第1バーに向かう方向に拡開する台形形状に形成されることが望ましい。
このような発明では、第2バーは、断面形状が第1バーに向かう方向に拡開する台形形状に形成されるので、張力が加わっているベルトは、復元力により第1バー側へ大きく膨らむ。
このため、張力が加わっている状態では、擬似的に第1バーと第2バーとの間隔寸法が実際の間隔寸法よりも小さくなる。
よって、本発明では、ベルトを第1バーと第2バーとの間に挿通する際、広い間隔寸法において挿通することができ、挿通後、張力が加わった場合は、擬似的に間隔寸法が実際の間隔寸法よりも小さくなるため、ベルトと各バーとの摩擦抵抗を十分に確保することができる。
本発明の一実施形態にかかる全体構成を示す平面図。 前記実施形態のプラグを示す平面図。 前記実施形態のベルト装着部に挿通されたベルトに張力がかかっていない状態を示す拡大正面図。 前記実施形態のベルト装着部に挿通されたベルトに張力がかかっている状態を示す拡大正面図。 前記実施形態のベルト装着部を示す拡大断面図。 前記実施形態のベルト装着部にベルトが挿通された状態を示す拡大断面図。 本発明の変形例に係る全体構成を示す平面図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図6には本発明の一実施形態が示されている。
図1に基づいてフロントリリースバックルの全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる全体構成を示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態のフロントリリースバックル1は、プラグ10とこのプラグ10が差込係合されるソケット20とを備えている。
フロントリリースバックル1は、ベルトBの端部を連結・分離するためのものであり、合成樹脂によって一体成形されたプラグ10と、同様に合成樹脂で一体成形されたソケット20とを備えている。
なお、プラグ10およびソケット20の材質としては、合成樹脂に限らず金属など他の材質であってもよく、射出成形に限らず光造形、鋳造など他の成形方法によるものであってもよい。
図2に基づいてプラグの構成について説明する。
図2は、前記実施形態のプラグを示す平面図である。
図2において、プラグ10は、合成樹脂の射出成形により全体を一体成形されたものであり、一対の脚部12を有する基部11と、脚部12にそれぞれ形成された係合部14と、ベルトなどが挿通されるベルト装着部19を有する。
脚部12は、基部11の幅方向(ソケット20に対するプラグ10の差込方向およびソケット20の厚み方向とそれぞれ直交する方向、図1における左右方向)に並列して長さ方向(ソケット20に対するプラグ10の差込方向、図1における上下方向)へ延びて互いに平行とされ、各々は中間ないし先端側が互いに厚み方向(前述した幅方向および差込方向とそれぞれ直交する方向)へ弾性変形可能とされている。
また、一対の脚部12は、それぞれ差込方向の先端側へ向けて厚み方向に緩やかに傾斜しており、これにより脚部12の全体で厚み方向へ弾性変形する力を受けることができる。
係合部14は、脚部12の先端からそれぞれ幅方向に延びる突起で形成され、それぞれの脚部12の先端は平面から見た場合に丁字状となっている。また、係合部14は、脚部12の先端部に形成されており、係合部14の厚み方向の寸法(高さ)が脚部12の高さよりも大きくならないように形成されている。
さらに、係合部14は、それぞれの脚部12の先端部に形成された傾斜部14Bと、これらの傾斜部14Bを幅方向に連結する連結傾斜部14Dとを備えている。この連結傾斜部14Dにより一対の脚部12は外力で幅方向への変形を規制されている。さらに、一対の脚部12は、厚み方向へ弾性変形する際、連結傾斜部14Dによりそれぞれの脚部12が同じ変形量となるようになっている。
また、傾斜部14Bおよび連結傾斜部14Dは、差込方向の先端側へ向けて厚み寸法が小さくなるように緩やかに傾斜した傾斜面14Aと、連結傾斜面14Cとをそれぞれ備えている。
一対の脚部12の外側には、一対の保持部16が設置されている。一対の保持部16は、基部11から幅方向にそれぞれ離間して配置され差込方向へ延びる柱状の部材であって、その先端が係合部14と離間している。この保持部16の厚み寸法は、基部11の厚み寸法より小さく、かつ脚部12の厚み寸法より大きく形成されている。
また、保持部16は、その幅方向外側に沿って設けられた凸状の保持凸部16Aを有する。
これらの係合部14および保持部16は、ソケット20の内側に形成された図示しない凹凸形状により案内され、これらの案内により差込操作の際にプラグ10が適切な位置へと誘導されるようになっている。
また、ベルト装着部19は、基部11の中間部分を利用して形成されている。このベルト装着部19は、内部中央にベルトの端部が挿入されるベルト取付孔19Aを有し、一対の対向する基部バー11Aの間において、プラグ10の端部でかつ基部バー11Aの端部である位置に幅方向へ延びる第1バー19Bが架設され、ベルト取付孔19Aの中間には第2バー19Cが架設され、この第2バー19Cによってベルト取付孔19Aは差込方向前端側19Dと差込方向後端側19Eとの2つに分割されている。
これにより、図示しないベルトをベルト取付孔19Aに挿通させて第2バー19Cの周囲に周回させ、第1バー19Bにベルトが当接されることにより、ベルトを係合して固定可能でかつ長さ調節も可能な構造となっている。
また、ベルト装着部19は、差込方向を基準に線対称な形状に形成されている。
第2バー19Cは、その中央部が直線状に形成され、その縁端部において端部ほど第1バー19Bに近接する第2傾斜部19C1を有する。また、第1バー19Bは、その中央部が直線状に形成され、その縁端部において端部ほど第2バー19Cから離間する第1傾斜部19B1を有する。
第1傾斜部19B1と第2傾斜部19C1とは、それぞれの傾斜部19B1,19C1が対応する傾斜形状であり、第1バー19Bおよび第2バー19Cの中央部の間隔N1と縁端部の間隔N1とが同じ間隔寸法となっている。また、第2バー19Cの縁端から第1バー19Bの中央部までの差込方向における間隔寸法が間隔N2に形成されている。
図3および図4に基づいてベルト装着部にベルトが装着されている状態について説明する。
図3は、前記実施形態のベルト装着部に挿通されたベルトに張力がかかっていない状態を示す拡大正面図である。図4は、前記実施形態のベルト装着部に挿通されたベルトに張力がかかっている状態を示す拡大正面図である。
図3に示すように、差込方向後端側19Eに挿通されたベルトBには、張力が加えられていない。このとき、ベルトBは、縁端部が第2傾斜部19C1に沿った断面形状に撓んでいる。
一方、図4に示すように、差込方向後端側19Eに挿通されたベルトBには、張力が加えられている。このとき、ベルトBは、第1バー19B側へ力が加わるので、ベルトBの断面中央が第1バー19Bの中央側面に当接するような直線状の断面形状となる。また、ベルトBの断面端部は、第2バー19Cの縁端部の第2傾斜部19C1により第1バー19B側へとガイドされるので、ベルトの端部が第2傾斜部19C1の形状に沿わずに、ベルトBの断面形状が直線状になる。
図5に基づいてベルト装着部の断面形状について説明する。
図5は、前記実施形態のベルト装着部を示す拡大断面図である。
図5に示すように、第2バー19Cの断面形状は、第1バー19B側に拡開する形状に形成されている。
第2バー19Cの断面形状は、略台形形状であり、第1バー19Bに対向する頂角C1と、これと反対側に位置する頂角C2とを有する。第1バー19Bの断面形状は、第2バー19Cに対向する頂角C3を有する。
また、第2バー19Cの断面形状は、略台形形状であり、第1バー19Bに対向する頂角C1がベルト装着部19の厚み寸法において、第2バー19Cに対向する第1バー19Bの2つの頂角C3よりも内側に位置している。
図6に基づいてベルト装着部にベルトが挿通されている状態を説明する。
図6は前記実施形態のベルト装着部にベルトが挿通された状態を示す拡大断面図である。
図6には、張力がかかっていない状態のベルトB1と、張力がかかっている状態のベルトB2とが示されている。
ベルトB1およびベルトB2は、差込方向前端側19Dに挿通され、2つの頂角C2に当接し、一方の頂角C1とも当接し、差込方向後端側19Eに挿通され、一方の頂角C3に当接してベルト装着部19外へと引き出されている。
ここで、ベルトB1とベルトB2とは、差込方向後端側19Eにおいての軌道が相違している。具体的には、ベルトB1は、張力が加わっていないため、3つの頂角C1,C2を通じて緩やかな円軌道を描いた後、頂角C3へと向かう。このため、ベルトBの復元力が3つの頂角C1,C2を挿通する箇所で分散されるので、頂角C1から頂角C3までの間において、大きな復元力が生じない。よって、ベルトB1は差込方向後端側19Eにおいて直線的な軌道を描く。
一方、ベルトB2は、張力が加わっているため、3つの頂角C1,C2を通じて第2バー19Cの断面形状に沿う軌道を描いた後、頂角C3へと向かう。このため、ベルトBの復元力が3つの頂角C1,C2を挿通する箇所で分散されないので、頂角C1から頂角C3までの間において、大きな復元力が生じる。よって、ベルトB2は頂角C1近傍において、第1バー19B側へ大きく膨らんだ後、頂角C3へと直線的な軌道を描く。
このような本実施形態においては、以下のような効果が得られる。
本実施形態では、第1バー19Bおよび第2バー19Cの縁端部に傾斜部19B1,19C1が設けられているので、ベルトBに張力がかかると、第2バー19Cは、ベルトBを第1バー19Bへ押し付けるようにガイドする。このため、ベルトBは張力により第1バー19Bへ圧接されることとなる。
よって、第1バー19Bと第2バー19Cとの間隔を小さくしなくても、ベルトBと各バー19B,19Cとの摩擦抵抗を十分得ることができる。
したがって、本実施形態のベルト装着部19は、ベルトBを差込方向後端側19Eに容易に挿通することができるとともにベルトBと各バー19B,19Cとの摩擦抵抗を十分に得ることができる。
また、ベルトBと各バー19B,19Cとの摩擦抵抗が十分得られるので、各バー19B,19Cに凹凸形状や鋸歯形状を形成する必要がなく、簡素な構成とすることができ、製造が容易となる。
本実施形態では、第2バー19Cの中央部が直線形状であるので、第1バー19Bと第2バー19Cとの間に扁平断面形状であるベルトBを容易に挿通できる。
本実施形態では、第1バー19Bは、その縁端部に第2バー19Cと同じ向き形状に第1傾斜部19B1を有するので、縁端部において第1バー19Bと第2バー19Cとの間隔が狭くなることがなく、中央部における第1バー19Bと第2バー19Cとの間隔N1と同じ間隔に維持できる。このため、第1バー19Bと第2バー19Cとの間にベルトBを容易に挿通することができる。
本実施形態では、第1バー19Bと第2バー19Cとが厚み方向に対し中央を基準に線対称な形状であるので、ベルトBと各バー19B,19Cとの摩擦抵抗の大きさがベルトBの幅方向において線対称となる。このため、安定したベルト装着性を実現できる。
本実施形態では、第2バー19Cは、断面形状が略台形形状であって、第1バー19Bに向かう方向に拡開する形状に形成されるので、張力が加わっているベルトB2は、3つの頂角C1,C2を通じて第2バー19Cの断面形状に沿う軌道を描いた後、頂角C3へと向かう。このため、ベルトBの復元力が3つの頂角C1,C2を挿通する箇所で分散されないので、頂角C1から頂角C3までの間において、大きな復元力が生じる。よって、ベルトB2は頂角C1近傍において、第1バー19B側へ大きく膨らんだ後、頂角C3へと直線的な軌道を描く。
このことから、張力が加わっている状態では、擬似的に第1バー19Bと第2バー19Cとの間隔寸法が間隔N1よりも小さくなる。よって、本実施形態では、ベルトBを差込方向前端側19Dおよび差込方向後端側19Eに挿通する際、間隔N1の広い間隔寸法において挿通しやすく、挿通後、張力が加わった場合は、擬似的に間隔寸法が間隔N1よりも小さくなるため、ベルト装着部19とベルトとの摩擦抵抗を十分に確保することができる。
〔変形例〕
なお、本発明は前記実施形態の構造に限らず、次のような変形をも含む。
本実施形態では、フロントリリースバックル1におけるベルト装着部19としたが、これに限らず、例えば、図7に示すような長さ調整式のベルト装着部(通称コキ)にベルト装着部19を採用してもよく、さらに、サイドリリースバックルや豆指しなどに採用しても構わない。
本実施形態では、第1バー19Bが第1傾斜部19B1を有するとしたが、これに限らず、第1傾斜部がない構成としてもよい。
また、第1傾斜部19B1が第2傾斜部19C1と対応する形状であるとしたが、これに限らず、異なる形状であってもよい。
本発明は、ベルト同士を連結するバックルであって、例えば、フロントリリースバックル、サイドリリースバックル、コキおよび豆指しなどに利用できる。
11A…基部バー
19…ベルト装着部
19A…ベルト取付孔
19B…第1バー
19B1…第1傾斜部
19C…第2バー
19C1…第2傾斜部
B…ベルト

Claims (3)

  1. 対向する一対の基部バー(11A)の対応する箇所を連結する第1バー(19B)と、この第1バー(19B)と並列して前記基部バー(11A)を連結する第2バー(19C)と、ベルト取付孔(19A)とを有する扁平形状のベルト装着部(19)であって、
    前記ベルト取付孔(19A)は、前記第2バー(19C)によって差込方向前端側(19D)と差込方向後端側(19E)とに分割され、
    前記第2バー(19C)は、中央部が直線形状であり、両縁端部に傾斜部(19C1)を有し、
    前記傾斜部(19C1)は端部ほど前記第1バー(19B)に近接し、
    前記第2バー(19C)の断面形状は、前記第1バー(19B)に対向する頂角(C1)と、これと反対側に位置する頂角(C2)とを有し、
    前記第1バー(19B)は、その両縁端部に前記第2バー(19C)と同じ向き形状に傾斜部(19B1)を有し、
    前記第2バー(19C)の前記傾斜部(19C1)間の間隔寸法は、前記差込方向前端側(19D)と前記差込方向後端側(19E)とに挿通されて前記第2バー(19C)の周囲に周回されるベルトの幅寸法よりも短いことを特徴とするベルト装着部。
  2. 請求項1に記載のベルト装着部において、
    前記第1バー(19B)と前記第2バー(19C)とが厚み方向に対し中央を基準に線対称な形状であることを特徴とするベルト装着部。
  3. 請求項1または請求項に記載のベルト装着部において、
    前記第2バー(19C)は、断面形状が前記第1バー(19B)に向かう方向に拡開する台形形状に形成されることを特徴とするベルト装着部。
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