JP7343967B2 - バックル用のプラグ及びバックル - Google Patents

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Description

この発明は、テープやベルトその他の部材の別々の部分同士を分離可能に連結するプラグとソケットからなるバックルに用いられるプラグと、それを用いたバックルに関する。
従来、二つの連結対象物を着脱自在に連結するバックルとして、例えば特許文献1に開示されているバックルがある。このバックルは、プラグとソケットから成り、プラグは、幅方向両端部から互いに一方向に伸びる一対の脚部と、一対の脚部の先端部にそれぞれ互いに離れる方へ突出する係止部が設けられている。ソケットは、プラグの脚部を収容する本体部を有し、本体部は上部平板部、右側壁部、左側壁部、下部平板部で形成されている。右側壁部及び左側壁部の後端部には、プラグの脚部の係止部が係止する被係合部が設けられ、プラグの係止部が、ソケットの係止孔の被係合部に当接し、引抜不可となる。
実用新案登録第3207690号公報
上記背景技術の場合、バックルのプラグとソケットに引っ張り方向に衝撃が加えられると、プラグの脚部の根元に大きな力が掛かり脚部が破損する場合がある。脚部が破損すると、ソケットとの連結が不用意に解除され、使用不可能となる。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、バックルに加えられた衝撃をプラグが吸収し、プラグの脚部の破損を防ぐバックル用のプラグそれを用いたバックルを提供することを目的とする。
この発明は、互いに連結及び連結解除可能であり、各々所定の部材に取り付けられるプラグとソケットから成るバックルに用いられるプラグであって、前記所定の部材に取り付けられる取付部と、前記取付部から離間するように同方向に延出する一対の脚部を備え、前記脚部が延出した先端部寄りの位置に係合部が形成され、前記脚部は、前記取付部と前記係合部の間に、前記脚部の延出方向に所定間隔をあけて、複数個の屈曲点が設けられ、前記屈曲点で折り曲げられて蛇行する曲線で形成され、弾力性を有して衝撃を吸収可能に設けられているバックル用のプラグである。
前記屈曲点は、前記延出方向に対する前記脚部の基端部側の傾斜角度と、前記脚部の先端部側の傾斜角度の絶対値が各々10°~15°となる箇所であり、前記基端部側の傾斜角度と、前記脚部側の傾斜角度の絶対値が各々等しく、一対の前記脚部は、前記脚部の基端部から前記先端部向かって最初の屈曲点までは、一対の前記脚部が互いに対向する方向である左右方向に近づく方向に傾斜し、前記最初の屈曲点から前記先端部に向かって、前記左右方向に互いに離れる方向に傾斜し、次の前記屈曲点で一対の前記脚部は前記左右方向に互いに近づく方向に傾斜しているものである。
前記脚部には各々2個の前記屈曲点が設けられ、次の前記屈曲点から前記先端部に向かって一対の前記脚部は前記左右方向に互いに近づく方向に傾斜し、前記脚部は複数の前記屈曲点で屈曲してS字形状に形成されている。前記脚部には、各々3個以上の前記屈曲点が設けられてもよい。
前記脚部は、屈曲を伸ばして直線にした状態の全長は、前記取付部から前記先端部までの長さの約110%~130%である。さらに、一対の前記脚部の、前記先端部付近の互いに対面する内側面には、前記先端部近傍同士を連結する先端部ブリッジが一体に設けられ、前記先端部ブリッジの中央部分は前記基端部側へ向かって延出して湾曲し、一対の前記脚部の、前記基端部の互いに対面する内側面には、一対の前記脚部の前記基端部同士を連結する基端部ブリッジが一体に設けられ、前記基端部ブリッジの中央部分は前記先端部側へ向かって延出し折り曲げられている
またこの発明は、前記プラグと、前記プラグに連結可能に設けられたソケットとから成るバックルである。
この発明のバックル用のプラグ及びバックルによれば、プラグの脚部が蛇行する曲線で形成されているため、スプリング様でダンパー効果があり、バックルに加えられた衝撃を吸収し、プラグが、脚部の根元から若しくは脚部の途中で破損することを防ぐ。これにより、破損してソケットとの連結が不用意に解除されることが無く、安全である。また破損により使用不可能となることを防ぐ。
この発明の一実施形態のバックルのプラグとソケットの非係合状態を示す斜視図である。 この実施形態のバックルのプラグとソケットの連結状態を示す斜視図である。 この実施形態のバックルのプラグの平面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)、底面図(d)である。 この実施形態のバックルのソケットの平面図(a)、正面図(b)、背面図(c)、底面図(d)である。 この実施形態のバックルのプラグの変形例を示す平面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)、底面図(d)である。
以下、この発明の一実施形態のバックル10について、図1~図4を基にして説明する。このバックル10は、プラグ12と、プラグ12が嵌合して係合されるソケット14とから成るもので、互いに任意に連結及び連結解除されるベルトやテープ等の部材に各々取り付けられる。以後の説明において、プラグ12の後述する一対の脚部20の延出方向を前方向とし逆を後方向とし、前後方向と直交する方向であって一対の脚部20が互いに対向する方向を左右方向とし、左右方向及び前後方向に直交する方向を表裏方向または厚み方向という。
プラグ12は、例えばポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピレン等の合成樹脂で一体成形により形成されている。プラグ12は、図3に示すように、ベルトやテープ等の部材を取り付ける取付部であるテープ通し部24と、テープ通し部24から離間するように同方向に延出し、ソケット14に挿入される一対の脚部20と、脚部20の先端部20a寄りの位置に一体に設けられた係合部22とを備える。
一対の脚部20は、互いに対称な形状で等しい長さに延出し、テープ通し部24に連続する基端部20bから、先端部20aに向かう延出方向は互いに平行である。各脚部20は、延出方向に沿って第1屈曲点26と第2屈曲点28が所定間隔をあけて設けられ、S字形状に蛇行する曲線で形成されている。一対の脚部20は、まず、テープ通し部24に連続する基端部20b近傍はテープ通し部24から離れるに従って互いに近づくように前後方向に対して傾斜し、基端部20bから少し離れた位置に第1屈曲点26があり、第1屈曲点26では、左右方向に一対の脚部20が互いに離れる方向に曲がっている。
脚部20の第1屈曲点26近傍の角度は、図3に示すように、第1屈曲点26まで、前後方向に対して角度α1で近づき、角度α2で離れる。第1屈曲点26と先端部20aの間には、第2屈曲点28があり、第2屈曲点28では、左右方向に一対の脚部20が互いに近づく方向に曲がっている。脚部20の第2屈曲点28の近傍の角度は、前後方向に対して角度β1で近づき、角度β2で離れる。第2屈曲点28と先端部20aの間の、一対の脚部20の互いに対面しない外側面は、外側に膨らんだ形状の操作部30となる。ここで、角度α1、角度α2、角度β1、角度β2は、絶対値が10°~15°の範囲の任意の角度であり、全てが同じでも良く、全てが異なるものでも良く、α1とα2、又はβ1とβ2は同じで、αとβとは異なるものでも良い。脚部20は、屈曲を伸ばして直線状にした状態の全長は、図3に示すテープ通し部24から先端部20aまでの長さLの約110%~130%で、例えば120%である。
係合部22は、脚部20の先端部20a寄りの位置の表裏方向の両方に突出して各々設けられ、脚部20の基端部20b側に面して、係止段部22aが設けられている。係止段部22aは、後述するソケット14の被係合部50又は収容凹部62に係合可能に形成されている。
一対の脚部20の、先端部20a付近の互いに対面する内側面には、先端部20a近傍同士を連結するU字形のブリッジ32が一体に設けられている。ブリッジ32の両端部は、先端部20a付近の内側面に連続し、ブリッジ32の中央部分は基端部20b側へ向かって延出し、一対の脚部20の第1屈曲点26の側方付近でU字状に湾曲している。
一対の脚部20の、基端部20b付近の互いに対面する内側面には、一対の脚部20の基端部20b近傍同士を連結するV字形のブリッジ33が一体に設けられている。ブリッジ33は、ブリッジ32よりも少し太く形成され、ブリッジ33の両端部は、基端部20b付近の内側面に連続し、ブリッジ33の中央部分は先端部20a側へ向かって延出し、一対の脚部20の第1屈曲点26に達しない位置でV字形に折曲がられ、ブリッジ32とはわずかな隙間を有している。
テープ通し部24は、両端部から脚部20の基端部20bが連結されて延出する第1バー34と、第1バー34の脚部20とは反対側に位置する第2バー36とが、左右方向に平行に設けられ、第1バー34と第2バー36の両端部は、各々側面部38で互いに連結されている。第1バー34と第2バー36の間には、テープ挿通孔24aが形成されている。さらに、第1バー34と、一対の脚部20のブリッジ33で囲まれる部分も空間が設けられ、テープ挿通孔24bを形成している。
プラグ12の各部の厚みは、テープ通し部24の側面部38よりも脚部20は薄く形成され、脚部20の基端部20b付近は、側面部38と脚部20の間の厚みである。ブリッジ33は、基端部20bとほぼ同じ厚みで形成され、V字形の先端部分は少し薄く形成され、後述するソケット14のガイド突起58が嵌合される溝部33aとなる。係合部22は、脚部20から表裏方向の両側に突出して厚くなり、突出した面は平坦で、基端部20b及びブリッジ33の厚みよりは少し薄い。ブリッジ32は最も薄く、脚部20よりも薄い。
ソケット14も、例えばポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピレン等の合成樹脂で一体成形により形成されている。ソケット14は、図4に示すように、プラグ12の脚部20が挿入される嵌合部40と、ベルトやテープ等の部材を取り付けるテープ通し部42とから成る。テープ通し部42には、テープ部材等を挿通するテープ挿通孔42aと、テープ部材等を連結する連結バー44が設けられ、連結バー44の両端部は、前後方向に長い一対の側面部45に連結されている。
側面部45の、連結バー44とは反対側に位置する端部には、表面部46と裏面部48が互いに所定間隔を開けて対面して設けられ、プラグ12が挿入される嵌合部40を形成している。表面部46は略H字形であり、側面部45の延長方向に位置しでテープ通し部42とは反対側に伸びる板状の一対の長板部46aと、長板部46aに略直角に交差する短い横板部46bにより形成されている。横板部46bは、長板部46aの、テープ通し部42から離れた端部に近い位置に設けられている。裏面部48は、表面部46とほぼ同じH字形であり、側面部45の延長に位置しでテープ通し部42とは反対側に伸びる板状の一対の長板部48aと、長板部48aに略直角に交差する短い横板部48bにより形成されている。横板部48bは、長板部48aの、テープ通し部42から離れた端部に近い位置に設けられている。裏面部48は、一対の長板部48aの、テープ挿通孔42a側に位置する角部が、矩形に切り欠かれて被係合部50が設けられている。
表面部46と裏面部48は、互いに対面して所定間隔離れて対面し、テープ通し部42とは反対側の端部には、表面部46の長板部46aの外側の端部と、裏面部48の長板部48aの外側の端部を連結した片持ち梁状の側面部52が各々設けられている。側面部52は、左右に一対設けられ、嵌合部40は筒状に形成され、側面部52との間に操作用の空間が形成されている。表面部46と裏面部48の間には、プラグ12が挿入される収容空間40bが形成され、収容空間40bの、テープ通し部42と反対側は、プラグ12が挿入される挿入口40aとなる。
側面部52は、挿入口40aから、テープ通し部42の側面部45の近傍に達する細長い板体であり、挿入口40a側の端部は、表面部46と裏面部48に連結されて挿入口40aの一部となり、この部分を固定端とし、反対側の側面部45近傍の端部は自由端となる片持ち梁であり、左右方向に揺動する。この揺動する自由端は操作部54となり、ソケット14に係合したプラグ12の係合を解除するものである。操作部54の外側面は、僅かに外側へなだらかに延出して外側から押しやすい形状であり、内側面には小さい突起が収容空間40bに向かって突出し、係合したプラグ12の細い操作部30を確実に押す形状である。なお、表面部46と裏面部48は、挿入口40a側の端部の短い部分のみが側面部52に連続して挿入口40aを筒状に形成し、挿入口40aから離れて側面部45に達するまでの間は、スリット56となり開口している。
表面部46と裏面部48の、互いに対面しない外側面は、平坦に形成されている。表面部46の内側面には、横板部46bを前後方向に縦断する直線状のガイド突起58と、スリット56に沿ってカーブして形成されるガイド突起60が左右に一対設けられている。一対のガイド突起60は、挿入口40aからテープ通し部42のテープ挿通孔42aに向かうに従い左右方向の幅が狭くなるように位置している。即ち、一対のガイド突起60の互いに対面する両側壁が、脚部20の弾性変形を行うガイド面となり、挿入口40aに差し込まれた一対の脚部20は、差し込み量が増えるとガイド突起60に沿って互いに近づくように弾性変形する。ガイド突起60は、挿入口40aからテープ挿通孔42aまで連続して形成され、テープ挿通孔42aに連続する部分に、脚部20の係合部22が収容される収容凹部62が形成されている。
収容凹部62は、突起60のガイド面を矩形に切り欠いた形状であり、収容凹部62はテープ通し部42に対面する内壁を有し、内壁はプラグ12の係合部22の係止段部22aに対面して引抜不可となる。なお、収容凹部62は、被係合部50に対向する位置にあり、被係合部50とほぼ同じ形状である。
裏面部48の内側面には、表面部46と同様に横板部48bを前後方向に縦断する直線状のガイド突起58と、スリット56に沿ってカーブして形成されるガイド突起60が左右に一対設けられている。一対のガイド突起60は、挿入口40aからテープ通し部42のテープ挿通孔42aに向かうに従い左右方向の幅が狭くなるように位置し、被係合部50に達している。
次に、この実施形態のバックル10の係合動作及び使用方法について以下に説明する。まず、このバックル10のプラグ12について、テープ部材等の取り付け方法を簡単に説明する。プラグ12のテープ通し部24には、第1バー34と第2バー36が設けられ、連結用の図示しないテープ部材は、プラグ12の裏面側からテープ挿通孔24bに挿入され、第1バー34の外周を経て、テープ挿通孔24aの表面側から裏面側に挿入されて、自身のテープ部材に重ねられ、長さ調節自在に引き出される。一方、ソケット14に取り付けられる図示しないテープ部材等は、1本の連結バー44に調節不能に連結される。
プラグ12とソケット14の係合動作は、プラグ12の脚部20をソケット14の挿入口40aに対向させて、プラグ12をソケット14内へ押し込む。脚部20が収容空間40b内に挿入されると、上下左右の4個のガイド突起60で囲まれ、プラグ12の挿入に従いガイド突起60の間隔が狭くなるため脚部20は互いに近づくように弾性変形する。そして、脚部20の係合部22が表面部46の収容凹部62、または裏面部48の被係合部50に達すると弾性変形が復元し、収容凹部62または被係合部50に嵌合される。係合部22の、テープ通し部24側に交差して対面する係止段部22aが、被係合部50または収容凹部62のテープ通し部42側に交差して対面する内壁に当接し、引抜不可となり係合し、確実にプラグ12とソケット14が連結され、図2に示す係合状態となる。この時、プラグ12のブリッジ33は、ソケット14の挿入口40aに嵌合され、挿入口40aを閉鎖する。そして、ソケット14のガイド突起58が、プラグ12のブリッジ33の溝部33aに嵌合され、左右方向に互いにずれることが無い。プラグ12の操作部30は、ソケット14のスリット56から外側に突出し、ソケット14の操作部54が僅かな隙間を有して対向する。
次に、プラグ12とソケット14が係合した状態で、バックル10に衝撃力が加えられた場合について説明する。バックル10のプラグ12とソケット14を引き離す方向に衝撃力が作用すると、脚部20に強い引っ張り力が働くが、脚部20の第1屈曲点26と第2屈曲点28の角度αと角度βが変化し、脚部20の屈曲が延びるように脚部20自身が弾性変形し、衝撃を吸収する。これにより、脚部20が破損することを防ぐ。
プラグ12とソケット14との連結を解除するには、一対の操作部54を外側方から押圧して、プラグ12の操作部30を押し込み、プラグ12の脚部20を、係合部22がソケット14の被係合部50または収容凹部62の内壁と対面しない位置まで弾性変形させる。この状態で、プラグ12とソケット14が互いに離れる方向に僅かに相対的に移動させると、容易に係合が解除される。
この実施形態のバックル10によれば、プラグ12の脚部20が第1屈曲点26と第2屈曲点28で緩やかに折り曲げられて蛇行する曲線で形成され、脚部20に衝撃的な強い張力が作用した場合に、屈曲が延びるように弾性変形し、スプリングの様なダンパー効果を発揮して、衝撃を吸収することができる。従って、プラグ12とソケット14が係合した状態でバックル10に強い張力が衝撃的に加えられても、衝撃を確実に吸収し、プラグ12の脚部20の破損を防ぐことができる。さらに、プラグ12の脚部20が破損してソケット14と連結が不用意に解除されることが無く、安全である。また破損により使用不可能となることを防ぎ、脚部20が破損しにくいため耐久性が向上する。その他、係合部22は、脚部20から、表裏方向に突出し、ソケット14の表面部46と裏面部48に係止されるため、引張力が加えられた時に左右方向にモーメントが発生せず、安定して係止され係合力が高い。
さらに、第1屈曲点26と第2屈曲点28が脚部20の長手方向に所定間隔をあけて配置されているため、左右弾性変形のみではなく、前後方向の弾性変形にも耐えることができる。脚部20は適度な弾力性を有するため、解除する操作が容易でありリリース力が軽い。脚部20の蛇行する幅が大きすぎることが無く、弾力性が過大とならず適度なものとなり、高い係合力を有する。
なお、この発明のバックル用のプラグは、3個以上の屈曲点が設けられてもよい。例えば、図5に示すプラグ64の脚部20は、基端部20bから先端部20aに向かう延出方向に沿って、第1屈曲点66、第2屈曲点68、第3屈曲点70、第4屈曲点72が、順に所定間隔を開けて設けられ、左右方向に蛇行する曲線で設けられている。一対の脚部20は、まず、テープ通し部24に連続する基端部20b近傍はテープ通し部24から離れるに従って互いに近づくように前後方向に対して傾斜し、基端部20bから少し離れた位置に第1屈曲点66があり、第1屈曲点66は、左右方向に一対の脚部20が互いに離れる方向に曲がっている。第2屈曲点28は左右方向に一対の脚部20が互いに近づく方向に曲がっている。第3屈曲点70は、再び一対の脚部20が互いに離れる方向に曲げ、第4屈曲点72は、再び一対の脚部20が互いに近づく方向に曲がっている。脚部20の、各屈曲点の近傍の角度は、前後方向に対して絶対値が10°~15°の範囲の任意の角度であり、全てが同じでも良く、全てが異なるものでも良い。
このプラグ64も、緩やかに折り曲げられて蛇行する曲線で形成され、プラグ64とソケット14が係合した状態でバックル10に強い力が衝撃的に加えられても、衝撃を確実に吸収し、プラグ64の脚部20の破損を防ぐことができる。
この発明のバックルとバックル用のプラグは、上記実施形態に限定されるものではなく、係合部、ブリッジ、テープ通し部等の各部材の形状は、自由に変更可能である。
10 バックル
12,64 プラグ
14 ソケット
20 脚部
20a 先端部
20b 基端部
22 係合部
24,42 テープ通し部(取付部)
26,66 第1屈曲点
28,68 第2屈曲点
50 被係合部
70 第3屈曲点
72 第4屈曲点

Claims (3)

  1. 互いに連結及び連結解除可能であり、各々所定の部材に取り付けられるプラグ(12,64)とソケット(14)から成るバックル(10)に用いられるプラグ(12,64)であって、
    前記所定の部材に取り付けられる取付部(24)と、前記取付部(24)から離間するように同方向に延出する一対の脚部(20)を備え、
    前記脚部(20)が延出した先端部(20a)寄りの位置に係合部(22)が形成され、
    一対の前記脚部(20)は、前記取付部(24)と前記係合部(22)の間に、前記脚部(20)の延出方向に沿って所定間隔をあけて、複数の屈曲点(26,28,66,68,70,72)が対称に設けられ、複数の前記屈曲点(26,28,66,68,70,72)で折り曲げられた形状に形成され、
    前記屈曲点(26,28,66,68,70,72)は、前記延出方向に対する前記脚部(20)の基端部(20b)側の傾斜角度と、前記脚部(20)の先端部(20a)側の傾斜角度の絶対値が各々10°~15°となる箇所であり、前記基端部(20b)側の傾斜角度と、前記脚部(20)側の傾斜角度の絶対値が各々等しく、
    一対の前記脚部(20)は、前記脚部(20)の前記基端部(20b)から前記先端部(20a)向かって、最初の前記屈曲点(26,66)までは互いに対向する方向である左右方向に近づく方向に傾斜し、前記最初の屈曲点(26,66)から前記先端部(20a)に向かって、前記左右方向に互いに離れる方向に傾斜し、次の前記屈曲点(28,68)で一対の前記脚部(20)は前記左右方向に互いに近づく方向に傾斜し、前記脚部(20)は複数の前記屈曲点(26,28)で屈曲してS字形状に形成されていることを特徴とするバックル用のプラグ。
  2. 前記脚部(20)は、屈曲を伸ばして直線にした状態の全長は、前記取付部(24)から前記先端部(20a)までの長さの110%~130%であり、
    一対の前記脚部(20)の、前記先端部(20a)付近の互いに対面する内側面には、前記先端部(20a)近傍同士を連結する先端部ブリッジ(32)が一体に設けられ、前記先端部ブリッジ(32)の中央部分は前記基端部(20b)側へ向かって延出して湾曲し、
    一対の前記脚部(20)の、前記基端部(20b)の互いに対面する内側面には、一対の前記脚部(20)の前記基端部(20b)同士を連結する基端部ブリッジ(33)が一体に設けられ、前記基端部ブリッジ(33)の中央部分は前記先端部(20a)側へ向かって延出し折り曲げられている請求項1記載のバックル用のプラグ。
  3. 前記請求項1又は2記載のプラグ(12,64)と、前記プラグ(12,64)に連結可能に設けられたソケット(14)とから成ることを特徴とするバックル。
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