JP5592935B2 - 熊胆の高分子抽出物およびその調製方法と使用 - Google Patents

熊胆の高分子抽出物およびその調製方法と使用 Download PDF

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Description

本発明は、熊胆の高分子抽出物およびその調製方法と用途に関する、特に抗C型肝炎ウイルスに対する効果を持つ熊胆の高分子抽出物およびその調製方法と用途に関する。
“肝炎”は肝炎ウイルスによって引き起こされ、普及範囲が広く、発生率の高い伝染病であり、総称して"ウイルス性肝炎"と呼ばれている。C型肝炎(hepatitis C)は、当初、輸血後の非A型肝炎非B型肝炎と定義され、1989年に、Chooらは、感染したチンパンジーの血液から、C型肝炎ウイルスであるcDNAがうまくクローニングされ、その病原体は、C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus、HCV)であると確認した。
C型肝炎は、世界中で広がっているウイルス性伝染症であり、その伝染範囲が広く、伝染性が強く、慢性的に発展しやすい。エイズよりさらに多くの人々が死亡しており、感染者の数も既にエイズの3倍となっている。すなわち世界人口の2%〜3%に達し、中国では約0.7%〜3.1%に達する。HCV感染者の80%が慢性肝炎を発症し、そのうち、少なくとも20%が肝硬変まで発展し、15%が肝臓癌まで移行する。世界中において1億7,000万人が当該ウイルスに感染し、恒久的な肝臓の損傷、さらには死亡を引き起こす可能性がある。
HCVに対しては、現在のところ有効な薬剤がなく、臨床上、ヌクレオシド薬であるリバビリン(リバビリン)、アシクロビル(アシクロビル)、およびガンシクロビルなどが使用される。その中でも、ヌクレオシドリバビリンは、古いヌクレオシド類製品としてC型肝炎ウイルスの複製の強力な遮断作用を持っている。特に、インターフェロンとリバビリンの併用療法によってC型肝炎を治療する方法は、病気をコントロールする効果があるが、ウイルスをクリアすることはできず、その持続的なウイルス学的奏効率(sustained virologic response rates ,SVR)は理想的ではない。また、その方法に対して完全に反応がある人が約50%しかおらず、持続的にウイルスをクリアすることができない。さらに、 HIVにも併感染した人に対しては、反応がある人がさらに低く、約30%程度にすぎない。また、これらの薬剤のコストが高く、投薬中止後に容易にリバウンドし、さらに毒性の副作用によって患者は相当大きなリスクに巻き込まれる。そのため、低毒性であり、高い抗C型肝炎作用を有する薬を開発することが要望されている。
近年では、HCVウイルスの生命周期における複製について深く研究することによって、いくつかの将来性のあるドラッグターゲットを発見した。例えば、HCV NS3プロテアーゼは、HCVの複製過程中において必要なプロテアーゼであり、当該酵素がセリンプロテアーゼおよびヌクレオシドトリホスファターゼ/ヘリカーゼ(NTPase/helicase)をコードする際に、NS4Aタンパク質を補佐因子として必要とし、それによって活性が最も高くなる。HCV NS3/4A プロテアーゼは、ウイルスの複製および伝染性ウイルスの粒子の形成において肝心な酵素であり、HCV抑制剤の魅力に富むターゲットである。HCV NS3/4A プロテアーゼ抑制剤を探し出すことは、抗C型肝炎の薬物を発見するために有効な方法である。
本発明の一つの目的は、抗C型肝炎ウイルス(HCV NS3/4A プロテアーゼを抑える)の効果を有する熊胆の高分子抽出物を提供することである。本発明のもう一つの目的は、高分子抽出物の調製方法を提供することである。本発明のその他の目的は、当該抽出物の用途を提供することである。
本発明の目的は、以下の技術案によって実現される。
本発明の熊胆の高分子抽出物の製造方法は、以下のステップを有する:
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度10〜100mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gで遠心分離を10〜60分行い、或いは、新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1〜2時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。
本発明の熊胆の高分子抽出物の製造方法は、以下のステップを有することが好ましい:
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度50mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を30分行い、或いは、新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1.5時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。
本発明の熊胆の高分子抽出物の製造方法は、以下のステップを有することが好ましい:
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度20mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を15分行い、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。
本発明の熊胆の高分子抽出物の製造方法は、以下のステップを有することが好ましい:
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度90mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を50分行い、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を2時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。
緩衝溶液は、リン酸塩の緩衝溶液、クエン酸塩の緩衝溶液あるいは酢酸塩の緩衝溶液である。前記10万級の分子ふるい膜の代わりに、10万級限外ろ過膜を使用することができる。前記セファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムの代わりに、セファデックス(登録商標) G200型のデキストランのゲル・カラム、アクリルデキストランのゲルS-100あるいはDEAE-A50のデキストランのゲル・カラムを使用することができる。
本発明の熊胆の高分子抽出物を取って、その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによって臨床あるいは薬学の上で受け入れられる粉体の注射薬、水の注射薬、エアロゾル、座薬、ローション、貼付剤あるいはクリーム剤などの筋肉、静脈、皮下および粘膜から投与する剤形、およびカプセル剤、錠剤、徐放剤あるいは口服溶液を調製した。
本発明は、熊胆の高分子抽出物および熊胆の高分子抽出物を含有する調合剤によってC型肝炎を治療する新しい方法である。熊胆粉の抗HCV NS3/4Aプロテアーゼの有効性は、抗HCV薬剤の研究開発の新たなスポットと成り得る。また、漢方薬は低毒性で低副作用である特性を有するため、熊胆粉は比較的安全な高力価の薬物となり、医原性疾患の発生を避けることができる。その研究の成功により、世界中の約2〜3%のHCV感染者のHCVが悪化することにより慢性肝炎、肝硬変または肝臓癌に進行するという悩みを解決し、良好な健康状態を持たせるとともに、HCVを人類の健康に深刻な影響を与える伝染性疾病リストから取り除くことができる。
次の実験例は、本発明をさらに説明するが、本発明はそれらの実験例に限定されない。
実験例1 抗C型肝炎ウイルス(HCV)PRの作用について、熊胆とその他の動物胆の比較
1、活性測定法:
基質:HCV NS3/4Aプロテアーゼの基質
プロテアーゼ:HCV NS3/4Aプロテアーゼ
検出器:蛍光検出器(Ex/Em =485/535 nm)
2、活性の測定結果
HCV PR活性の測定方法を採用して、異なる動物の胆汁のHCV PRに対する抑制作用を比較した結果、熊胆のIC50が0.2μg/mlであった。漢方薬であるか西薬であるかに関わらず、このような高い活性は珍しい。一方、その他の動物の胆汁はこれほどの効果はなく、あるいは効果がきわめて弱い(表1を参照されたい)。
Figure 0005592935
実験例2 本発明の熊胆の高分子抽出物の抗HCV PR活性の研究
1、遠心分離
材質:ミリポア分子ふるい膜(閉鎖分子量の範囲:10万級)
試料溶液:分子量が異なる部位の熊胆粉の水溶液、濃度が25mg/ml
遠心条件:遠心力4000×gの条件で遠心分離を20分行った。
遠心分離又は膜濾過分離によって得られた両部位の水溶液をそれぞれ凍結乾燥し、実験例1と同じ方法で活性を測定した。結果は、表2に示す。
Figure 0005592935
上記の結果から、熊胆粉の中では、抗HCV PRの活性部位は分子量が10万級以上の高分子であることが明らかになった。
2、活性部位のさらなる分離
(1)セファデックス(登録商標) G100型のデキストランゲルによる分離
セファデックス(登録商標) G100型のデキストランゲルを要件に応じて予備処理をした後、カラムに充填した。熊胆粉を取って水に溶解して、濃度20mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を15分行い、或いは、新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水で溶解した。その上澄みを水を溶出溶液として溶出し、下記の四つ溶出部位がえられた:1.黄色、280nmに強い吸収がある;2、淡黄色、280nmに弱い吸収がある;3、ほぼ無色、280nmで無吸収;4、無色、280nmで無吸収。活性部位が主に280nmに強い吸収がある第1部位に集中する。実験例1と同じ方法で活性を測定した結果、表3に示す。
Figure 0005592935
(2)その他のタイプのフィラーの分離作用
CM-セファデックス(登録商標)、セファデックス(登録商標)G50、セファロース6BおよびセファクリルS-300をそれぞれカラムのフィラーとして使用した。熊胆粉を取って水に溶解して、濃度20mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を15分掛って、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1時間掛った。その後、濾過して、沈殿物を取って水で溶解した。その上澄みを水を溶出溶液として溶出し、3ml/流分の条件で受け取って、280nmでの吸収を観測した結果、四つのフィラーはすべて更なる分離効果を実現することができない(図1をご参考)。
以下の全ての実施形態は、前記実験例の効果を得ることができる。
発明を実施するための形態
実施例1:水の注射薬の準備
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度50mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を30分行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによって水の注射薬を調製した。
実施例2:粉体の注射薬の調製
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度20mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を15分行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、リン酸塩緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによって粉体の注射薬を調製した。
実施例3:エアロゾルの調製
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度90mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を50分行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、クエン酸緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによってエアロゾルを調製した。
実施例4:坐薬の調製
新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水で溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによって坐薬を調製した。
実施例5:ローションの調製
新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を2時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G200型のデキストランのゲル・カラムに置いて、酢酸塩緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによってローションを調製した。
実施例6:クリームの調製
新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1.5時間行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水で溶解した。その上澄みを予備処理したアクリルデキストランのゲル・S−100カラムに置いて、水を溶出溶液として分離を行って、280nmで吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによってクリームを調製した。
実施例7:カプセルの調製
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度50mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を30分行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水で溶解した。その上澄みを予備処理したDEAE-A50のデキストランのゲル・カラムに置いて、酢酸塩緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによってカプセルを調製した。
実施例8:内服溶液の調製
熊胆粉を取って水に溶解して、濃度20mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を15分行った。その後、濾過して、沈殿物を取って水で溶解した。その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100のデキストランのゲル・カラムに置いて、クエン酸緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、熊胆の高分子抽出物を得た。その中に、従来のアクセサリーを添加して、従来のプロセスによって内服溶液を調製した。
図1は、280nmの測定条件において、異なるデキストランのゲルによる活性部位に対する分離効果を比較する図である。

Claims (13)

  1. 抗C型肝炎ウイルス作用を有する熊胆の高分子抽出物であって、熊胆粉を取って水に溶解して、濃度10〜100mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を10〜60分行い、或いは、新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1〜2時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより得られることを特徴とする熊胆の高分子抽出物。
  2. 熊胆粉を取って水に溶解して、濃度50mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を30分行い、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1.5時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標)G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより得られることを特徴とする請求項1に記載の熊胆の高分子抽出物。
  3. 熊胆粉を取って水に溶解して、濃度20mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を15分行い、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより得られることを特徴とする請求項1に記載の熊胆の高分子抽出物。
  4. 熊胆粉を取って水に溶解して、濃度90mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を50分行い、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を2時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより得られることを特徴とする請求項1に記載の熊胆の高分子抽出物。
  5. 前記緩衝溶液は、リン酸塩の緩衝溶液、クエン酸塩の緩衝溶液あるいは酢酸塩の緩衝溶液であり、前記10万級の分子ふるい膜は10万級限外ろ過膜であり、前記セファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムは、セファデックス(登録商標) G200型のデキストランのゲル・カラム、アクリルデキストランのゲルS-100あるいはDEAE-A50のデキストランのゲル・カラムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の熊胆の高分子抽出物。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熊胆の高分子抽出物および従来のアクセサリーを含む、従来のプロセスによって製造される臨床あるいは薬学の上で受け入れられる粉体の注射薬、水の注射薬、エアロゾル、坐薬、ローション、貼付剤あるいはクリーム剤などの筋肉、静脈、皮下および粘膜から投与する剤形、およびカプセル剤、錠剤、緩釈剤あるいは口服溶液。
  7. 請求項5に記載の熊胆の高分子抽出物および従来のアクセサリーを含む、従来のプロセスによって製造される臨床あるいは薬学の上で受け入れられる粉体の注射薬、水の注射薬、エアロゾル、座薬、ローション、貼付剤あるいはクリーム剤などの筋肉、静脈、皮下および粘膜から投与する剤形、およびカプセル剤、錠剤、緩釈剤あるいは口服溶液。
  8. 抗C型肝炎ウイルス作用を有する熊胆の高分子抽出物の調製方法であって、熊胆粉を取って水に溶解して、濃度10〜100mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を10〜60分行い、或いは、新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1〜2時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、前記熊胆の高分子抽出物を得ることを特徴とする熊胆の高分子抽出物の調製方法。
  9. 熊胆粉を取って水に溶解して、濃度50mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を30分行い、或いは、新鮮な熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1.5時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、前記熊胆の高分子抽出物を得ることを特徴とする請求項8に記載の熊胆の高分子抽出物の調製方法。
  10. 熊胆粉を取って水に溶解して、濃度20mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を15分行い、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を1時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、前記熊胆の高分子抽出物を得ることを特徴とする請求項8に記載の熊胆の高分子抽出物の調製方法。
  11. 熊胆粉を取って水に溶解して、濃度90mg/mlの熊胆の水溶液を準備し、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を50分行い、或いは、新鮮の熊胆を取って、10万級の分子ふるい膜を用いて遠心力4000×gの条件の下で遠心分離を2時間行って、
    その後、濾過して、沈殿物を取って水に溶解して、その上澄みを予備処理したセファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムに置いて、水または緩衝溶液を溶出溶液として分離を行って、280nmに吸収がある溶出画分を収集し、凍結乾燥を行うことにより、前記熊胆の高分子抽出物を得ることを特徴とする請求項8に記載の熊胆の高分子抽出物の調製方法。
  12. 前記緩衝溶液は、リン酸塩の緩衝溶液、クエン酸塩の緩衝溶液あるいは酢酸塩の緩衝溶液であり、前記10万級の分子ふるい膜は10万級限外ろ過膜であり、前記セファデックス(登録商標) G100型のデキストランのゲル・カラムは、セファデックス(登録商標) G200型のデキストランのゲル・カラム、アクリルデキストランのゲルS-100あるいはDEAE-A50のデキストランのゲル・カラムであることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の熊胆の高分子抽出物の調製方法。
  13. 抗C型肝炎ウイル作用を有する薬物の調製における、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熊胆の高分子抽出物の使用。
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