JP5592288B2 - 免震建物 - Google Patents
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Description
また、特許文献1の建物構造は、建物の外縁部にチューブ状のラーメン架構を形成する必要があるので、工期の短縮化および工事費の低減化に限界があった。
また、耐震部により十分な剛性を確保しつつ、柱の無い広い空間を形成することが可能となり、居住空間の自由度が増す。
なお、免震建物1の規模や形状等は限定されるものではない。
本実施形態では、下端スラブ50を地表面よりも掘り下げた位置に形成している。
拡幅部13では、取付板35の埋設部分の形状に応じて、耐震壁12の壁厚が大きく形成されている。なお、拡幅部13は、必要に応じて形成すればよく、省略してもよい。
本実施形態では、柱20,20,…は、耐震部10および袖壁40が面する二つの外側面に対向する他の外側面に沿って並設されている。
梁受け部26は、図4および図5(d)に示すように、梁30の端部の上載が可能となるように、支持柱21の側面に形成された突出部分である。
また、梁受け部26には、コ字筋26a,26a,…を覆うように配力筋26bが配筋されている。
なお、梁受け部26の構成はこれに限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
つまり、機械継手27は、主筋23aが内挿されているとともに、上面が開口した状態で柱部材23の上面に面して配設されている。そして、上載される柱部材23の主筋23aの下端は、上面の開口から機械継手27の内部に挿入される。
つまり、頭繋ぎ部材51は、隣り合う柱20同士の間で力を伝達する梁ではなく、設計上、構造材として算入しない。
角柱28は、支持柱21と同様に、柱部材を鉛直方向に連結することにより構成されている。
本実施形態では、梁30として、鉄骨梁を採用している。
本実施形態では、第一梁31、第二梁32、第三梁33および第四梁34を組み合わせることにより、柱20と耐震壁11,12とを接合している。
なお、第一梁31の上半部の端面(柱20への突合せ面)と柱20の側面との間には、グラウト等の充填材60を充填する。
このように梁30は、アンカー25のみを介して柱20に接合されているので、設計上、両者の接合状態はピン接合と評価できる。
このようにすることで、梁30の他方の端部は、耐震壁12に設計上ピン接合された状態となる。
また、第三梁33の他方の端部は、耐震壁11(袖壁40)に取付版35を介してピン接合されている。なお、取付板35の耐震壁11への接合構造は、耐震壁12への接合構造と同様なため、詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態の梁30,30,…は、互いに力の伝達が可能に格子状に組み合わされているとともに、柱20または耐震壁11,12(袖壁40,耐震部10)にはピン接合されている。なお、梁30は、前記の構成に限定されるものではなく、例えば、全ての梁が柱20と耐震壁11,12(袖壁40,耐震部10)との間に直接横架されていてもよい。
基礎3は、基礎スラブ3aと基礎杭3bとを備えている。なお、基礎3の構成は限定されるものではない。
本実施形態では、地表面を掘り下げた位置に基礎スラブ3aを形成している。
なお、建物本体2と基礎杭3bとの位置関係は、これに限定されるものではなく、適宜設定すればよい。また、基礎杭3bは、先端が支持層に到達させた支持杭であってもよいし、周面摩擦力により支持する摩擦杭であってもよく、基礎杭3bの支持形式は限定されるものではない。
免震装置41の構成は限定されるものではないが、本実施形態では積層ゴム支承を採用する。
さらに、梁30として、鉄骨梁を採用しているため、コンクリート梁と比較して軽量である。
2 建物本体
3 基礎
4 免震層
10 耐震部
11,12 耐震壁
20 柱
30 梁
40 袖壁
Claims (1)
- 建物本体と基礎との間に免震層が設けられた免震建物であって、
前記建物本体の構造体が、耐震壁により囲まれた耐震部と、前記建物本体の外縁部に立設された複数本の柱と、前記耐震壁と前記柱との間に横架された梁と、により構成されていて、
前記耐震部が、前記建物本体の二つの外側面が交わる角部に面して形成されており、
前記複数本の柱は、前記二つの外側面に対向する他の外側面に沿って並設されていて、
前記二つの外側面に沿って、前記耐震部から延設された袖壁が形成されていることを特徴とする免震建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011035837A JP5592288B2 (ja) | 2011-02-22 | 2011-02-22 | 免震建物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011035837A JP5592288B2 (ja) | 2011-02-22 | 2011-02-22 | 免震建物 |
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JP2012172409A JP2012172409A (ja) | 2012-09-10 |
JP5592288B2 true JP5592288B2 (ja) | 2014-09-17 |
Family
ID=46975585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011035837A Active JP5592288B2 (ja) | 2011-02-22 | 2011-02-22 | 免震建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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JP7087258B2 (ja) | 2018-09-18 | 2022-06-21 | 株式会社竹中工務店 | 免震構造物 |
Family Cites Families (2)
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JP2003155838A (ja) * | 2001-11-19 | 2003-05-30 | Shimizu Corp | 建築物の免震構造 |
JP2005248438A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Shimizu Corp | 建物の構造 |
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2011
- 2011-02-22 JP JP2011035837A patent/JP5592288B2/ja active Active
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JP2012172409A (ja) | 2012-09-10 |
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