JP5590707B2 - バッテリ直付けヒュージブルリンク - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車載バッテリと車載機器に繋がる電源供給用の電線とを接続するために、バッテリに直付けされるヒュージブルリンクに関するものである。
従来、バッテリ直付けヒュージブルリンクと、バッテリの電極であるバッテリポストに接続されるバッテリターミナルとは、別体に構成されており、バッテリターミナル側に設けたスタッドボルトの保持板部の上に、バッテリ直付けヒュージブルリンク側のバスバーの基端部に設けた端子接続板部を重ねて、前記スタッドボルトをバスバーの端子接続板部のボルト挿通孔に通し、スタッドボルトの先端側にナットを締め込むことにより、バッテリ直付けヒュージブルリンクとバッテリターミナルとが、機械的に且つ電気的に強固に接続されていた(例えば、特許文献1参照)。
この種のバッテリ直付けヒュージブルリンクは、バッテリと電源供給用の電線とを接続するためのものであり、一般的に、バッテリターミナルと接続される基端部と電源供給用の接続端子が形成された先端部とを有し、それら基端部と先端部の間に、基端部側から先端部側に流れる電流が許容値を超えたときに溶解する可溶部を持ったヒューズが形成されたバスバーと、該バスバーを、必要部を露出させた状態で覆うと共に、前記ヒューズの状態を外部から視認できるようにする樹脂ハウジングと、から構成されている。
通常、バスバーは、1枚の金属板材からプレス抜きで成形されており、基端部にバッテリターミナルと接続するための端子接続板部を有している。また、樹脂ハウジングは、バッテリターミナルのスタッドボルトの保持板部とバスバーの端子接続板部とをナットで締め付けて接続するときに、バッテリターミナルが回らないようにするための回り止め用の規制リブを有している。
図12及び図13は、従来のバッテリ直付けヒュージブルリンクとバッテリターミナルとを組み合わせた状態を示す外観図、図14はバッテリターミナルを外した状態でバッテリ直付けヒュージブルリンクを裏側から見た図、図15はヒュージブルリンクの主要素であるバスバーの構成を示す平面図及びその中のヒューズ部分の拡大図、図16は同じバスバーの構成を示す斜視図、図17は従来のバッテリターミナルの構成を示す斜視図である。
このバッテリ直付けヒュージブルリンク101は、板金でプレス加工されたバスバー112と、バスバー112を覆う樹脂ハウジング150とから構成されている。図15及び図16にバスバー112の構成を示すように、バスバー112は、バッテリターミナル111と接続される基端エリア部112A〔図15(a)中でT5で示す領域〕と、電源供給用の接続端子113(図16中のT8で示す領域)がL字状に折り曲げ形成された先端エリア部112B、112Cとを有しており、それら基端エリア部112Aと先端エリア部112Bとの間に、基端エリア部112A側から先端エリア部112B、112C側に流れる電流が許容値を超えたときに溶解する可溶部115Aを持ったヒューズ115〔図15(a)中のT6で示す領域〕が形成されている。基端エリア部112Aには、バッテリターミナル111と接続するための平板状の端子接続板部112D〔図15(a)でT4で示す領域〕が突設されている。
また、ヒューズ115には、線状化部分の長さを長くして抵抗値を稼ぐためにクランク形状部115C〔図15(b)中でT7で示す領域〕が設けられている。また、ヒューズ115の加工の関係等から、バスバー112の板厚が小さく制限される場合は、接続端子13にふかし構造113Aを加工する等して板厚拡大を図っている。
また、バスバー112のプレス成形段階では、基端エリア部112Aと第2の先端エリア部112Cはブリッジ状の連結部114Aで暫定的に連結され、第2の先端エリア部112Cと第1の先端エリア部112Bはブリッジ状の連結部114Bで暫定的に連結されている。これらの連結部114A、114Bは、不要になった時点でカットされ、それにより、第1の先端エリア部112Aと第2の先端エリア部112Bは、互いに独立した状態で、ヒューズ115を介して、それぞれに基端エリア部112Aと接続状態とされる。
樹脂ハウジング150は、不透明樹脂製のハウジング本体部151により、バスバー112を、必要部を露出させた状態で覆うものであり、その他にヒューズ115の状態を外部から視認できるようにする窓部152を有している。窓部152には、使用時に透明樹脂製のカバー154が装着される。この樹脂ハウジング150は、バスバー112とインサート成形されており、バスバー112と一体化されている。そして、一体化した状態で、バスバー112の先端エリア部112B、112Cに設けた接続端子113が、オスタブ端子としてコネクタハウジング部に内装され、それにより、その部分でメスコネクタ部153が形成されている。
また、図14に示すように、樹脂ハウジング150の端子接続板部112Dを露出させた部分の裏面側には、端子接続板部112Dをバッテリターミナル111のスタッドボルト保持板部11Cに重ねた上で、スタッドボルト161にナット162を締め付けるときに、バッテリターミナル111が勝手に回らないようにするための回り止め用の規制リブ158(図14中のT3で示す領域)が一対設けられている。また、その端子接続板部112Dを露出させた表側の部分の周囲には、バッテリターミナル111のスタッドボルト161にナット162を締め付けるための工具作業スペース(図13中T2で示す領域)が確保されている。また、樹脂ハウジング150を成形する段階で、図12、図13に示すように、第1の先端エリア部112Bの一部が露出させられており、その露出した部分に設けたボルト通し孔118に、スタータモータなどに繋がる電線接続端子の締結用のスタッドボルト121がインサート成形の段階で固定的に立設されている。
一方、図17に示すように、バッテリターミナル111は、一端側の中央にバッテリポストに嵌合する嵌合穴部111Aを有すると共に、そのスリット付きの周壁を縮径させてバッテリポストに締結するためのボルト締結部111Bを有している。また、他端側にはスタッドボルト161を立設させるためのスタッドボルト保持板部111Cが設けられている。このスタッドボルト保持板部111Cには、スタッドボルト161を立設状態に保持するための保持構造部111Dが設けられている(図17中のT9で示す領域)。
このように構成されたバッテリ直付けヒュージブルリンク101をバッテリポストに取り付ける場合は、まず、バッテリターミナル111側に設けたスタッドボルト保持板部111Cの上に、バッテリ直付けヒュージブルリンク101側のバスバー112の基端エリア部112Aに突設した端子接続板部112Dを重ねて、バッテリターミナル111側のスタッドボルト161をバスバー112の端子接続板部112Dのボルト挿通孔に通し、スタッドボルト161の先端側にナット162を締め込むことにより、バッテリ直付けヒュージブルリンク101をバッテリターミナル111に機械的に且つ電気的に強固に接続する(図12中のT1で示す部分)。その際、回り止め用の規制リブ158がバッテリターミナル111の回り止めを行う。
次に、バッテリターミナル111の嵌合穴部111Aをバッテリポストに嵌め、ボルト締結部111Bをボルト・ナット120で締め付けることにより、バッテリ直付けヒュージブルリンク101をバッテリに直付けすることができる。
特開2005−135791号公報
上述したように、従来のバッテリ直付けヒュージブルリンク101はバッテリターミナル111と別体に構成されているため、2つの部品を結合する作業が必要であった。即ち、バッテリターミナル111側のスタッドボルト161にバッテリ直付けヒュージブルリンク101側の端子接続板部112Dをナット162を用いて接続する必要があった。そのため、ナット162の締結作業やトルク管理等の工数が余分にかかるという作業上の面倒があった。また、バッテリターミナル111側にスタッドボルト161やその保持構造部111D等を設ける必要があること、バッテリ直付けヒュージブルリンク101側にスタッドボルト161に締結する端子接続板部112Dを設ける必要があること、ナット162の締結用の工具作業スペースを周囲に確保する必要があること、バッテリ直付けヒュージブルリンク101側にバッテリターミナル111の回転防止のための規制リブ158を設ける必要があること等のために、バッテリ直付けヒュージブルリンク101やバッテリターミナル111が大型化してしまい、車両搭載時に余計なスペースがバッテリ周辺に必要になるといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボルト・ナットの締結作業やトルク管理等の作業工数の削減を図ることができると共に、車両搭載部品の小型化ができて、車両搭載時の省スペース化を図ることのできるバッテリ直付けヒュージブルリンクを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) バッテリポストに接続されるバッテリターミナルと、
該バッテリターミナルと接続される基端部と電源供給用の接続端子が形成された先端部とを有し、それら基端部と先端部の間に、基端部側から先端部側に流れる電流が許容値を超えたときに溶解する可溶部を持ったヒューズが形成されたバスバーと、
該バスバーを、必要部を露出させた状態で覆うと共に、前記ヒューズの状態を外部から視認できるようにする樹脂ハウジングと、
を具備したバッテリ直付けヒュージブルリンクにおいて、
前記バッテリターミナルは、中央に前記バッテリポストに嵌合する嵌合穴部を有すると共に、スリット付きの周壁を縮径させて前記バッテリポストに締結するためのボルト締結部を有し、前記バッテリターミナルの前記ボルト締結部と反対側の側縁が前記バスバーと一体に繋がった折り返し形状であり、
前記バッテリターミナルと前記バスバーとを一体に連続した板金で加工したことを特徴とするバッテリ直付けヒュージブルリンク。
(2) 前記バッテリターミナルとバスバーを共通の厚い板金で構成し、ヒューズは減肉化することで電流経路断面を小さくしたことを特徴とする上記(1)に記載のバッテリ直付けヒュージブルリンク。
上記(1)の構成のバッテリ直付けヒュージブルリンクによれば、バッテリターミナルとバスバーとを一体に連続した板金で加工しているので、バッテリターミナルとバスバーをスタッドボルトとナットを用いて接続する必要を無くせる。従って、ナットの締結作業やトルク管理等の工数が削減できる。また、バッテリターミナル側にスタッドボルトやその保持構造部等を設ける必要がないこと、バスバーにスタッドボルトに締結する端子接続板部を設ける必要がないこと、ナットの締結用の工具作業スペースを周囲に確保する必要がないこと、樹脂ハウジングにバッテリターミナルの回転規制リブを設ける必要がないこと等の理由により、バスバーや樹脂ハウジングやバッテリターミナルの小型化が可能となり、車両搭載スペースの削減が図れる。
上記(2)の構成のバッテリ直付けヒュージブルリンクによれば、バッテリターミナルとバスバーを共通の厚みの板金で構成し、ヒューズは減肉化することで電流経路断面を小さくしたので、バスバーの全体の厚みの増大を図ることができ、放熱性能を上げることができる。また、ヒューズは減肉化することで、所定の溶断性能を得ることができる。また、バスバーの厚みの増大により、接続端子のふかし構造(板厚の部分増加)が不要であり、コネクタ接続部の接続信頼性が増す。また、ふかし構造がなくなるので、同部分のプレス金型構造の簡素化が図れる。
本発明によれば、ボルト・ナットの締結作業やトルク管理等の作業工数の削減を図ることができると共に、車両搭載部品の小型化ができて、車両搭載時の省スペース化を図ることができる。
本発明の第1実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの主要素であるバッテリターミナル付きのバスバーの構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のIb−Ib矢視断面図、(c)は(b)のIc部の拡大図である。 同じバスバーの構成を示す斜視図である。 前記バッテリターミナル付きのバスバーを組み込んで構成した第1実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの外観斜視図である。 同バッテリ直付けヒュージブルリンクの平面図である。 同バッテリ直付けヒュージブルリンクの裏面側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの主要素であるバッテリターミナル付きのバスバーの本体部分の構成を示す平面図である。 同バスバーの本体部分の構成を示す斜視図である。 同バスバーの本体部分に接合するヒューズの単体の平面図である。 同ヒューズをバスバーの本体部分に接合して、本発明の第2実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの主要素であるバッテリターミナル付きのバスバーを構成した状態を示す平面図である。 (a)は図9のXa−Xa矢視断面図、(b)は(a)のXb部の拡大図である。 図9に示したバッテリターミナル付きのバスバーを組み込んで構成した第2実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの外観平面図である。 従来のバッテリ直付けヒュージブルリンクとバッテリターミナルとを組み合わせた状態を示す外観斜視図である。 従来のバッテリ直付けヒュージブルリンクとバッテリターミナルとを組み合わせた状態を示す外観平面図である。 図12に示したバッテリ直付けヒュージブルリンクのバッテリターミナルを外した状態で裏側から見た斜視図である。 図12のヒュージブルリンクの主要素であるバスバーの構成を示す平面図及びその中のヒューズ部分の拡大図である。 同じバスバーの構成を示す斜視図である。 従来のバッテリターミナルの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの主要素であるバッテリターミナル付きのバスバーの構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のIb−Ib矢視断面図、(c)は(b)のIc部の拡大図、図2は同じバスバーの構成を示す斜視図、図3はバッテリターミナル付きのバスバーを組み込んで構成した第1実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの外観斜視図、図4は同バッテリ直付けヒュージブルリンクの平面図、図5は同バッテリ直付けヒュージブルリンクの裏面側から見た斜視図である。
図3〜図5に示す第1実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンク1は、一定板厚の1枚の連続した板金でバッテリターミナル11とバスバー部12とを一体にプレス加工したバッテリターミナル付きバスバー10と、このバスバー10を覆う樹脂ハウジング50とから構成されている。
図1及び図2に示すように、バッテリターミナル付きバスバー10のバスバー部12は、バッテリターミナル11と連続する基端エリア部(基端部)12A〔図1(a)中でS2で示す領域〕と、電源供給用の接続端子13(図2中のS4で示す領域)がL字状に折り曲げ形成された先端エリア部(先端部)12B、12Cとを有しており、それら基端エリア部12Aと先端エリア部12B、12Cとの間に、基端エリア部12A側から先端エリア部12B、12C側に流れる電流が許容値を超えたときに溶解する可溶部15Aを持ったヒューズ15〔図1(a)中のS3で示す領域〕が形成されている。基端エリア部12Aには、バッテリターミナル11〔図1(a)でS1で示す領域〕が一体に連設されている。
バッテリターミナル11は、中央にバッテリポストに嵌合する嵌合穴部11Aを有すると共に、そのスリット付きの周壁を縮径させてバッテリポストに締結するためのボルト締結部11Bを有している。バッテリターミナル11のボルト締結部11Bと反対側の側縁はバスバー部12の基端エリア部12Aに一体に繋がっており、従って、スタッドボルトやその保持構造部を敢えて省略することができている。
また、ヒューズ15には、減肉化により厚さを減らして線状化部分の電流経路断面を小さくし抵抗値を稼いでいる。具体例としては、バスバー10のベース材厚1.20mmの板材の厚みを、ヒューズ15の部分ではt1=0.64mmに減らしている。減厚の方法は、切削法やプレス法が利用可能である。
また、バスバー12のプレス成形段階では、基端エリア部12Aと第2の先端エリア部12Cはブリッジ状の連結部14Aで暫定的に連結され、第2の先端エリア部12Cと第1の先端エリア部12Bはブリッジ状の連結部14Bで暫定的に連結されている。これらの連結部14A、14Bは、不要になった時点でカットされ、それにより、第1の先端エリア部12Aと第2の先端エリア部12Bは、互いに独立した状態で、ヒューズ15を介して、それぞれに基端エリア部12Aと接続状態とされるようになっている。
図3〜図5に示すように、樹脂ハウジング50は、不透明樹脂製のハウジング本体部51により、バスバー部12を、必要部を露出させた状態で覆うものであり、その他にヒューズ15の状態を外部から視認できるようにする窓部52を有している。窓部52には、使用時に透明樹脂製のカバー54が装着される。この樹脂ハウジング50は、バスバー部12とインサート成形されており、バスバー部12と一体化されている。そして、一体化した状態で、バスバー部12の先端エリア部12B、12Cに設けた接続端子13が、オスタブ端子としてコネクタハウジング部に内装され、それにより、その部分でメスコネクタ部53が形成されている。
また、樹脂ハウジング50を成形する段階で、第1の先端エリア部12Bの一部が露出させられており、その露出した部分に設けたボルト通し孔18に、スタータモータなどに繋がる電線接続端子の締結用のスタッドボルト21がインサート成形の段階で固定的に立設されている。
このように構成されたバッテリ直付けヒュージブルリンク1をバッテリポストに取り付ける場合は、バッテリターミナル11の嵌合穴部11Aをバッテリポストに嵌め、ボルト締結部11Bをボルト・ナット120で締め付けることにより、バッテリ直付けヒュージブルリンク1をバッテリに直付けすることができる。
このバッテリ直付けヒュージブルリンク10によれば、バスバー10の一部に一体にバッテリターミナル11を形成しているので、従来のように、バッテリターミナルとバスバーをスタッドボルトとナットを用いて接続する必要がない。従って、ナットの締結作業やトルク管理等の工数が削減できる。また、バッテリターミナル11側にスタッドボルトやその保持構造部等を設ける必要がないこと、バスバー10にスタッドボルトに締結する端子接続板部を設ける必要がないこと、ナットの締結用の工具作業スペースを周囲に確保する必要がないこと、樹脂ハウジング50にバッテリターミナルの回転規制リブを設ける必要がないこと等の理由により、バスバー部12や樹脂ハウジング50やバッテリターミナル11の大幅な小型化が可能となり、車両搭載スペースの削減が図れる。
また、バッテリターミナル11とバスバー部12を共通の厚みの板金で構成し、ヒューズ15は減肉化することで電流経路断面を小さくしているので、バッテリターミナル11を含めたバスバー10全体の厚みの増大を図ることができ、放熱性能を上げることができる。また、ヒューズ15は減肉化することで、所定の溶断性能を得ることができる。また、バスバー部12の厚みの増大により、接続端子13のふかし構造(板厚の部分増加)が不要であり、コネクタ接続部の接続信頼性が増す。また、ふかし構造がなくなるので、同部分のプレス金型構造の簡素化が図れる。
[第2実施形態]
図6は本発明の第2実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの主要素であるバッテリターミナル付きのバスバーの本体部分の構成を示す平面図、図7は同バスバーの本体部分の構成を示す斜視図、図8は同バスバーの本体部分に接合するヒューズの単体の平面図、図9は同ヒューズをバスバーの本体部分に接合して、本発明の第2実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの主要素であるバッテリターミナル付きのバスバーを構成した状態を示す平面図、図10の(a)は図9のXa−Xa矢視断面図、(b)は(a)のXb部の拡大図、図11は図9に示したバッテリターミナル付きのバスバーを組み込んで構成した第2実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンクの外観平面図である。
図11に示す第2実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンク71は、第1実施形態のバッテリターミナル付きのバスバーを、図6及び図7に示すバスバーの本体部分60Aと、図8に示すヒューズ15を有するピース65とに分離してそれぞれ加工し、後からヒューズ15を有するピース65を、バスバーの本体部分60Aに接合して、図9に示すバッテリターミナル付きバスバー60を作製し、そのバッテリターミナル付きバスバー60を使用して樹脂ハウジング50をインサート成形することにより構成したものである。
図6及び図7に示すように、バッテリターミナル付きバスバー10の本体部分60Aのバスバー部12は、バッテリターミナル11と連続する基端エリア部12A〔図6中でS2で示す領域〕と、電源供給用の接続端子13(図7中のS4で示す領域)がL字状に折り曲げ形成された先端エリア部12B、12Cとを有しており、それら基端エリア部12Aと先端エリア部12Bとの間に、第1実施形態と異なる点として、基端エリア部12A側から先端エリア部12B、12C側に流れる電流が許容値を超えたときに溶解する可溶部15Aを持ったヒューズ15のピース65(図8参照)をブリッジ状に架け渡して接合するための空所17を確保している。なお、基端エリア部12Aには、第1実施形態と同様にバッテリターミナル11〔図6中でS1で示す領域〕が一体に連設されている。このバッテリターミナル付きバスバー10の本体部分60Aは、全体が肉厚の一体に連続した板金でプレス加工されている。
バッテリターミナル11は、中央にバッテリポストに嵌合する嵌合穴部11Aを有すると共に、そのスリット付きの周壁を縮径させてバッテリポストに締結するためのボルト締結部11Bを有している。バッテリターミナル11のボルト締結部11Bと反対側の側縁はバスバー部12の基端エリア部12Aに一体に繋がっており、従って、スタッドボルトやその保持構造部を敢えて省略することができている。
また、バスバー12のプレス成形段階では、基端エリア部12Aと第2の先端エリア部12Cはブリッジ状の連結部14Aで暫定的に連結され、第2の先端エリア部12Cと第1の先端エリア部12Bはブリッジ状の連結部14Bで暫定的に連結されている。これらの連結部14A、14Bは、不要になった時点でカットされ、それにより、第1の先端エリア部12Aと第2の先端エリア部12Bは、互いに独立した状態で、後付けしたヒューズ15を介して、それぞれに基端エリア部12Aと接続状態とされるようになっている。
一方、後付けされるヒューズ15を持つピース65には、図8に示すように、ヒューズ15の両端に、孔67の付いた取付フランジ66が設けられている。また、ヒューズ15の一部には可溶部15Aが設けられている。このヒューズ15を持ったピース65は、バスバーの本体部分60Aとは別体のより肉厚の薄い金属材から加工してあり、加工したピース65の両端の取付フランジ66を、バスバーの本体部分60Aの基端エリア部12Aと先端エリア部12B、12Cの間の空所17にブリッジ状に架け渡して接合することにより、バスバーの本体部分60Aと一体化されており、それにより、図9に示すバッテリターミナル付きのバスバー60が構成されている。接合の方法としては、抵抗溶接、凝着カシメ、超音波接合、レーザー接合などを利用することができる。レーザー接合の場合は、特に可溶部15Aのスズ溶着設備の共用が可能となる利点が得られる。
このように、ヒューズ15をバスバーの本体部分60Aと別のピース65として形成した場合、異種定格設定や急な設計変更の時などに、材料やスペースの二面から形状検討ができるので、設計のバリエーションが多彩化し、容易な設計が可能となる。また、板厚の選定の自由度が増すので、従来のようにヒューズ15をクランク形状ではなく、ストレート形状に形成することができ、プレス抜き金型構造の簡素化を図ることも可能となる。例えば、図10(b)に示すように、ヒューズ15の厚みt2=0.4mmに設定することが簡単にできる。
そして、このように構成した図7〜図10のバッテリターミナル付きのバスバー60を金型にセットした状態で樹脂ハウジング50をインサート成形することにより、実施形態のバッテリ直付けヒュージブルリンク71を得ることができる。
この場合、第1実施形態と同様、図11に示すように、樹脂ハウジング50は、不透明樹脂製のハウジング本体部51により、バスバー部12を、必要部を露出させた状態で覆うものであり、その他にヒューズ15の状態を外部から視認できるようにする窓部52を有している。窓部52には、使用時に透明樹脂製のカバー54が装着される。このように樹脂ハウジング50とバッテリターミナル付きバスバー60とが一体化された状態において、バスバー部12の先端エリア部12B、12Cに設けた接続端子13が、オスタブ端子としてコネクタハウジング部に内装され、それにより、その部分でメスコネクタ部53が形成されている。
また、樹脂ハウジング50を成形する段階で、第1の先端エリア部12Bの一部が露出させられており、その露出した部分に設けたボルト通し孔18に、スタータモータなどに繋がる電線接続端子の締結用のスタッドボルト21がインサート成形の段階で固定的に立設されている。
このように構成されたバッテリ直付けヒュージブルリンク71をバッテリポストに取り付ける場合は、バッテリターミナル11の嵌合穴部11Aをバッテリポストに嵌め、ボルト締結部11Bをボルト・ナット120で締め付けることにより、バッテリ直付けヒュージブルリンク1をバッテリに直付けすることができる。
このバッテリ直付けヒュージブルリンク71によれば、バッテリターミナル11とバスバーのヒューズを除く本体部分60Aとを一体に連続した板金で加工する一方、ヒューズ15のピース65を、バスバーの本体部分60Aとは別体の金属材から加工し、加工したヒューズ15のピース65をバスバーの本体部分60Aの基端エリア部12Aと先端エリア部12B、12Cの間にブリッジ状に架け渡して後付け接合しているので、ヒューズ15の容量をバスバーの本体部分60Aの材質や厚さから完全に独立して設定し後付けすることができる。従って、ヒューズの容量の設計の自由度が増す。
また、バッテリターミナル11とバスバーの本体部分60Aを一体に連続した板金で加工しているので、バッテリターミナル11とバスバーをスタッドボルトとナットを用いて接続する必要を無くせる。従って、ナットの締結作業やトルク管理等の工数が削減できる。また、バッテリターミナル側にスタッドボルトやその保持構造部等を設ける必要がないこと、バスバーにスタッドボルトに締結する端子接続板部を設ける必要がないこと、ナットの締結用の工具作業スペースを周囲に確保する必要がないこと、樹脂ハウジングにバッテリターミナルの回転規制リブを設ける必要がないこと等の理由により、バスバーや樹脂ハウジングやバッテリターミナルの小型化が可能となり、車両搭載スペースの削減が図れる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1,71 バッテリ直付けヒュージブルリンク
11 バッテリターミナル
12 バスバー
12A 基端エリア部(基端部)
12B,12C 先端エリア部(先端部)
13 接続端子
15A 可溶部
15 ヒューズ
50 樹脂ハウジング
60A バッテリターミナル付きのバスバーの本体部分
65 ヒューズのピース

Claims (2)

  1. バッテリポストに接続されるバッテリターミナルと、
    該バッテリターミナルと接続される基端部と電源供給用の接続端子が形成された先端部とを有し、それら基端部と先端部の間に、基端部側から先端部側に流れる電流が許容値を超えたときに溶解する可溶部を持ったヒューズが形成されたバスバーと、
    該バスバーを、必要部を露出させた状態で覆うと共に、前記ヒューズの状態を外部から視認できるようにする樹脂ハウジングと、
    を具備したバッテリ直付けヒュージブルリンクにおいて、
    前記バッテリターミナルは、中央に前記バッテリポストに嵌合する嵌合穴部を有すると共に、スリット付きの周壁を縮径させて前記バッテリポストに締結するためのボルト締結部を有し、前記バッテリターミナルの前記ボルト締結部と反対側の側縁が前記バスバーと一体に繋がった折り返し形状であり、
    前記バッテリターミナルと前記バスバーとを一体に連続した板金で加工したことを特徴とするバッテリ直付けヒュージブルリンク。
  2. 前記バッテリターミナルとバスバーを共通の厚みの板金で構成し、ヒューズは減肉化することで電流経路断面を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ直付けヒュージブルリンク。
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