JP3409250B2 - 電気回路材および該電気回路材を備えた電気接続箱 - Google Patents
電気回路材および該電気回路材を備えた電気接続箱Info
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Description
該電気回路材を備えた電気接続箱に関し、詳しくは、自
動車に搭載されるジャンクションボックス等において、
電気接続箱を構成する上下ケースおよび内部回路を構成
する電気回路材に汎用性をもたせ、搭載する車種等が異
なっても適用でき、また、回路変更等にも容易に対応で
きるようにするものである。
回路を収容する電気接続箱においては、電線とバスバー
を圧接等により接続させて、高密度に回路を構成してい
る場合がある。上記バスバーは、大電流が流れる箇所で
ある電源回路等に使用されることが多い。
アケース1とアッパーケース2の内部において、電線
(単芯線)w−1を布線して最下層に配置し、その上に
第一絶縁板6A、バスバー7、第二絶縁板6Bを積層配
置すると共に、最上位層に電線w−2を配置している。
上記バスバー7から突設されている先端に圧接刃を有す
るスロット7Aを電線w−1、w−2に圧接接続し、ま
た、ロアケース1やアッパーケース2と一体に設けられ
たコネクタ3やリレーソケット4等に圧接端子5やメス
端子等を挿入して、これらの圧接端子5等も電線w−
1、w−2に接続して、高密度な内部回路を構成してい
る。
されるバスバーは、内部回路の形状に適応させるため、
導電金属板を所要形状に打抜加工し、折り曲げ加工及び
たたき加工により形成されており、また、内部回路は車
種や仕様により夫々異なるために、バスバーも種々の複
雑な形状ものが多種類必要となる。上記打抜加工は、打
抜用の金型を用いて打抜プレス機等により行っており、
この金型も打ち抜く所要形状ごとに必要となるので、多
種類の金型を製作せねばならず非常にコストがかかる問
題ある。さらに、同一の車種や仕様であっても、改良に
伴い内部回路が変更される場合には、バスバーの形状が
一定であるため、回路変更に容易に対応できない問題が
あり、既存のバスバーで対応できない場合は、新たにバ
スバーを製作する必要があり、設計等にも手間と時間を
要する問題がある。
ースおよびアッパケースも、内部回路の形状に対応させ
ているため、特定の車種や仕様の専用品となり、多種類
のロアケースおよびアッパーケースを製作する必要があ
り、この点においてもコストを上昇させる問題がある。
であり、車種や仕様ごとに専用のバスバーを製作するの
ではなく、基本となる部品を組み合わせて構成する電気
回路材をバスバーとして使用することで、異なる車種等
や回路変更にも容易に低コストで対応できるようにする
ことを第一の課題としている。また、電気接続箱を構成
するロアケースおよびアッパーケース等も標準化を図り
汎用性をもたせることを第二の課題としている。
に、本発明は、電気接続箱の内部回路として収容するバ
スバーを、予め形成されている一定幅の直線状の連続材
を所要長さで切断して形成した複数の短冊状の連結用単
品材と、垂直部の先端に端子を形成した略L形状、略U
形状を含む垂直部と水平部を備えた端子用単品材とを組
み合わせて形成しており、上記複数の連結用単品材を水
平方向に配置し、その先端同士を重ね、あるいは一方の
連結用単品材の中間位置に他の連結用単品材の一端を重
ねて溶接あるいはリベットで接続して所要の回路として
形成し、かつ、上記端子用単品材の垂直部に設ける端子
はタブ状端子、圧接刃を備えた端子あるいは/およびメ
ス端子とし、これら端子用単品材の上記水平部を上記連
結用単品材の水平部の中間位置あるいは先端位置に重ね
て溶接あるいはリベットで接続して上記回路より端子を
突出させた構成としていることを特徴とする電気回路材
を提供している。
連結用単品材を組み合わせて形成し、これらを溶接等に
より構成する電気回路材をバスバーの使用箇所である、
内部回路において大電流の流れる箇所等に使用すること
で、従来の打ち抜きにより形成したバスバーを使用せず
に内部回路を構成することができる。よって、多種類の
打抜用の金型も不要となり、金型の製作等に要していた
費用を大幅に削減することができる。
に基づいて、夫々単品材を組み合わせて構成するため、
これらの単品材を共用できるように回路を構成すれば、
柔軟な回路構成として、あらゆる回路に対応できるよう
になり、異なる車種や仕様に対しても汎用性をもたせる
ことができる。さらに、回路変更に対しても、夫々単品
材を適宜組み合わせることで、容易に対応することがで
きる。この組み合わせに用いる接続は、抵抗溶接やレー
ザー溶接等の溶接あるいはリベットで行うことで、容易
かつ確実に接続することができる。上記以外の接続方法
としては、半田付けを使用してもよい。
れるものであり、垂直部先端をタブとしたもの、垂直部
先端に圧接刃を備えたスロットを切り欠いたもの、垂直
部先端にメス端子部を備えたものを備えていることが好
ましい。このように、垂直部の先端にタブを設けて、直
接にロアケース等コネクタに挿入することで、外部回路
との接続回路部分を容易に形成することができる。ま
た、他の垂直部先端に圧接刃を備えたスロットを設ける
ことで、電気接続箱内部の電線と圧接接続できるため、
異なる階層との内部回路も容易に接続できる。さらに、
別の他の垂直部先端にメス端子を設けることにより、異
なる層の電気回路材等のタブを挿入でき、異なる層同士
の電気回路材の接続も容易に行える。また、上記複数の
連結用単品材を直線方向、直交方向あるいは斜め方向に
重ねて溶接あるいはリベットで接続し、該連結用単品材
の連結形態により上記端子用単品材を所要位置に連結し
ている。このように、短冊状の連結用単品材を重ねて接
続することで、電気回路材のベースとなる部分を所要形
状に形成でき、さらに、上記のベースとなる部分に端子
用単品材を所要位置に連結して、所要の回路を構成でき
るため、設計される種々の回路形状に対しても容易に対
応できる。また、上記の連結単品材同士の接続も、溶接
あるいはリベットにより行うので、接続の確実性等を確
保することができる。上記の接続方法以外には半田付け
で行ってもよい。
複数の垂直部を備えた形状で予め形成し、1または複数
の端子を備えた所要長さで切断して、上記連結用単品材
と接続しても好適である。よって、例えば、上記連結用
単品材に接続される水平部の両端に垂直部を備えたもの
で両垂直部の先端にタブ、スロット、メス端子のいずれ
かを形成すれば、1つの端子用単品材を連結用単品材に
接続するだけで、複数の端子を設定することが可能とな
り、作業工数も削減することができる。
収容している電気接続箱を提供している。上記のように
して形成した電気回路材を電源回路として用いること
で、従来の電源回路用のバスバーを使用せずに、内部回
路を構成することができ、金型等の製作に要していたコ
ストを削減することができる。
内面およびアッパーケース内面に沿って電線を配線し、
上記ロアケースおよびアッパーケースに取り付けた圧接
端子と上記電線とを接続し、これら上下の電線をケース
側面に沿って配置した接続用バスバーで連結している。
上記のように、電気接続箱の内部に収容する電線を分離
して積層配置することで、電気接続箱の製作を容易に行
うことができ、これらの電線の間に配置する電気回路材
の積層も容易に行える。また、内部回路を構成するため
に必要な上下層の夫々電線の接続は、ケース側面に沿っ
て接続用バスバーを配置し、この接続用バスバーに夫々
電線を連結することで容易に行える。
パーケースに電子制御ユニット収容部を備えていると共
に、ロアケースおよびアッパーケースには、コネクタ、
リレーソケットあるいは/およびヒューズソケットを着
脱自在に装着固定できる開口を備えていることが好まし
い。上記のように、電子制御ユニットを収容できるよう
にすることで、電気接続箱を更に有効に使用することが
できると共に、電気関係の接続を一箇所に、ある程度ま
とめることができるので、外部回路のワイヤハーネスの
配策も集約できる。
よびアッパーケースに、コネクタ等を着脱自在に装着で
きる開口を備えることで、回路形状等に合わせてコネク
タ等を装着できるので、ロアケースおよびアッパケース
にも汎用性が生じ、種々の形状の回路にも対応が容易に
できる。また、汎用性を持たせることで必要な種類を削
減でき、コストも低減することができる。
参照して説明する。図1は、本発明の電気回路材10を
示し、電気回路材10は、短冊状の連結用単品材11−
1〜11−8および垂直部12d−1〜12d−7と水
平部12e−1〜12e−7を夫々有する端子用単品材
12−1〜12−7を組み合わせて接続することで構成
されている。
−8は、図2に示すように、一定厚さt及び一定幅wを
有する長尺な黄銅板や銅合金等の導電板である連続材D
−1を所要長さに切断して形成されている。この連続材
D−1の一定厚さt及び一定幅wは、導電板D−1を流
れる電流値に十分対応できる断面積を有し、かつ、他の
連結用単品材や端子用単品材と接続するときに、十分な
接触面積を有する寸法に設定されている。また、切断す
る所要長さは、設計された回路形状に対応させて長さで
切断している。なお、この切断長さは、種々の標準寸法
を設定して汎用性を持たせるようにしてもよい。
は、図1に示すように、垂直部12d−1、12d−5
等の先端をタブ12a−1、12a−5等としている端
子用単品材12−1、12−5等、垂直部12d−2等
の先端に圧接刃を備えたスロット12b−2等を切り欠
いた端子用単品材12−2等、さらに、垂直部先端にメ
ス端子部12c−6等を備えた12−6等の型がある。
また、全体の形状としては垂直部と水平部からなる略L
形状の端子用単品材12−1等や、略U形状の端子用単
品材12−4等のものがあり、この略U形状の端子用単
品材12−4等は、水平部12e−4の両端に垂直部1
2d−4、12d−4を備えており、略U形状の端子用
単品材は、両垂直部の先端にタブ12a、スロット12
b、メス端子12cのいずれかを備えている。
は、図3に示すように、黄銅板や銅合金等である一枚の
導電板D−2を打抜プレス機等を用いて所要形状に打ち
抜き、折り曲げ加工を行って垂直部12dおよび水平部
12eを備えた略L形状に形成している。なお、上記打
抜の際、垂直部12dとなる側の先端にタブ12aを備
えるものは、タブ12aを形成するように打ち抜き、圧
接刃を備えるものは、スロット12bを切り欠くように
打ち抜いている。また、メス端子を備えるものは、メス
端子を形成できる形状に打ち抜いている。
の斜線部)を切断して、略L形状の端子用単品材12−
1等を形成している。また、上記切断後、垂直部の先端
にメス端子を形成するものは、夫々折り曲げ加工等によ
りメス端子を形成している。なお、上記製作手順は作業
性等を考慮して、適宜順番を入れ換えてもよい。
5等も、図4(A)に示すように、上記と同様に、導電
板D−2’を打抜加工および折り曲げ加工により略U形
状に形成し、不要箇所(図中の斜線部)を切断し、水平
部12eの両端に二つの垂直部12dを備えた略U形状
に形成している。なお、上記垂直部12dの位置関係
は、上記のように相互に対向する位置関係に限定され
ず、例えば、図4(B)(C)のように、夫々垂直部1
2d’、12d”が相互に対向しない位置関係にしても
よい。
2−1等は一つの車種や仕様に限定されるものではな
く、他車種に共用されるものであり、垂直部12dや水
平部12eの寸法の標準化を図ることで、さらに標準部
品として汎用化を図るようにしてもよい。また、これら
の端子用単品材の形状は上記のように略L形状、略U形
状に限定されることはなく、垂直部と水平部を備えるよ
うにすれば、形状は限定されない。
単品材11−1等および端子用単品材12−1等を組み
合わせて、連結用単品材11−1等を水平方向に配置し
て、端子用単品材12−1等の水平部と重ね合わせて溶
接で接続し、連結用単品材11−1等を介して端子用単
品材12−1等を順次連結して構成している。詳しく
は、連結用単品材11−1等を、設計された回路形状に
合わせて直線方向、直交方向に重ねて溶接接続すること
で、ベースとなる連結形態を形成し、上記ベースとなる
連結形態により端子用単品材12−1等を、設計された
回路に対応する所要位置に溶接により連結している。な
お、連結用単品材11−1等を重ねていく方向は、斜め
方向にしてもよい。
ば、図5(A)に示すように、連結用単品材11−4に
端子用単品材12−5及び連結用単品材11−7を当接
させて配置し、当接部を抵抗溶接の電極(図示せず)で
挟み込んで溶接している。上記抵抗溶接には、スポット
溶接等が用いられており、他の溶接方法として、レーザ
ー溶接、超音波溶接等を用いてもよい。
リベット13で接続するようにしてもよい。リベット1
3を用いる場合には、連結用単品材11、端子用単品材
12の製作時の打抜工程において、挿通穴11f−4、
12f−5等を打ち抜いており、上記挿通穴11f−
4、12f−5が連通するように連結用単品材11と端
子用単品材12を重ね合わせ、リベット13を挿通穴1
1f−4、12f−5に挿通すると共にリベットハンマ
(図示せず)で締付け頭を形成して接続を行っている。
他の挿通穴も上記と同様にリベットにより接続してい
る。また、上記以外の接続方法としては、半田付けで接
続を行ってもよい。
形状に限定されることはなく、設計される種々の回路形
状に適応させて、夫々連結用単品材11と端子用単品材
12を組み合わせて、種々の形状の電気回路材を形成す
ることができる。
路材10を電源回路として収容している電気接続箱20
を示している。電気接続箱20はロアケース21とアッ
パケース22より構成されており、下層の電線w−1と
上層の電線w−2との間に電気回路材10を配置してい
る。
びアッパケース22は、樹脂成形されており、ロアケー
ス21の下面21aおよびアッパケース22の上面22
aには、コネクタ23、リレーソケット24、ヒューズ
ソケット25を着脱自在に装着固定できる開口21b、
22b−1、22b−2、22b−3を備えている。な
お、これらの開口21b、22b−1等は、図7(A)
(B)に示す状態に限定されることはなく、電気接続箱
に収容する内部回路と外部回路との接続点数や、必要と
されるリレーやヒューズ数に応じて、所要形状の開口を
所要個数、設けるようにしてもよい。さらに、アッパー
ケース22の上面22aの一部には、矩形状で周囲に壁
を設けた電子制御ユニット収容部22cも設けている。
なお、電子制御ユニット収容部22cの形状は上記形状
に限定されることはなく、収容する電子制御ユニット3
0の形状に適宜合うようにしている。
b、22b−1等に装着するコネクタ23、リレーソケ
ット24、ヒューズソケット25を示している。図8
(A)のコネクタ23は圧接端子26を挿入して、コネ
クタ嵌合部23bへ外部回路用のコネクタ(図示せず)
を嵌合することで、内部回路と接続するようにしてい
る。また、コネクタ23の外周部には、装着時の安定の
ために鍔部23aを設けている。なお、コネクタ23の
大きさは接続する端子数に応じた寸法を種々設定しても
よく、これらの寸法はコネクタ23の共用化を図るた
め、標準寸法を設定してもよい。
ー(図示せず)挿入用のソケットで、上面にリレー挿入
部24b、外周部に鍔部24aを設けている。また、図
8(C)のヒューズソケット25は、ヒューズ(図示せ
ず)挿入用のソケットで、上部にヒューズ挿入部25
b、外周部に上記と同様に鍔部25aを設けている。上
記リレーソケット24およびヒューズソケット25の外
径寸法等も共用化を図るため、標準寸法を設定してもよ
い。
ケース21、アッパーケース22の開口21b、22b
−1等に、コネクタ23、リレーソケット24、ヒュー
ズソケット25を装着固定している。また、回路構成
上、コネクタ23等を装着する必要のない開口21b等
には、図8(D)に示す閉じ蓋26を装着して開口21
b等を塞いでいる。なお、上記コネクタ23等を、より
強固に固定する必要がある場合は、溶着あるいは接着剤
等を用いて固定してもよい。
とアッパーケース22とを内面が上方を向いた状態で、
隙間Cを開けて並べ、これらロアケース21とアッパー
ケース22の内面に沿って、隙間Cを跨いで一筆書きで
電線(単芯線)wを配線し、ロアケース21とアッパー
ケース22に取り付けた圧接端子26と圧接接続してい
る。このように電線wを配線してから、隙間Cで図中の
二点鎖線で示すように切断して、ロアケース21側の電
線w−1とアッパーケース22側の電線w−2とに分離
している。
示すように、電線w−1と電線w−2の間に電気回路材
10を配置すると共に、電気回路材10のタブ12aを
コネクタ23等へ挿入し、スロット12bは電線w−
1、w−2と圧接接続させ、メス端子12cはリレーソ
ケット24等の下部に位置づけて、ロアケース21とア
ッパーケース22とを組み合わせて電気接続箱20を構
成している。電気接続箱20の内部回路を構成するため
の電線w−1と電線w−2の接続は、接続用バスバー2
7を用いて行っている。
に、導電板より所要形状に形成しており、垂直部27a
の上下端を90度で屈曲させて上下水平部27b、27
cを設けると共に、上下水平部27b、27cの夫々先
端に圧接刃27d、27eを設けている。この接続用バ
スバー27をロアケース21及びアッパーケース22の
側面に沿って配置してケース側面の接続係止部21d、
22dに係止し、圧接刃27d、27eにより電線w−
1、w−2と圧接接続している。その後、保護カバー2
8を装着している。
ユニット収容部22cには、各種の電子部品を備えたプ
リント基板からなる電子制御ユニット30を装着しコネ
クタ29aを有するカバー29を装着して、電子および
電気部品の集中化を図っている。
されることはなく、作業性等を考慮して適宜順番を入れ
換えてもよい。また、電気接続箱の形態も上記形態に限
定されることはなく、例えば、コネクタ等をロアケース
やアッパケースと一体化して簡略な構造にしてもよく、
電気制御ユニットも必ずしも搭載する必要はない。さら
に、複数の電線および電気回路材を、絶縁板等も介在さ
せて配置して、多層の積層構造にしてもよい。また、電
気回路材は、電源回路だけでなく、内部回路における他
の用途の回路に使用してもよい。
の電気回路材を用いれば、従来のバスバーの形成に必要
であった電気回路形状に対応させた複雑な金型が不要と
なり、大幅にコストを削減することができる。また、本
発明の電気回路材は、連結用単品材と端子用単品材を組
み合わせて形成されるため、種々の回路形状にもこれら
の組み合わせで対応でき、異なる車種や仕様においても
上記単品材の共用化を図ることができる。さらに、改良
に伴う回路変更等にも、上記単品材の組み合わせを変更
することで容易に対応することができる。
においても、上下の電線を接続用バスバーで連結するこ
とで、電気接続箱の製作が容易になり、また、電気接続
箱を構成するロアケースおよびアッパケースにコネクタ
等を着脱自在に行えるようにすることで、上記ケースに
も汎用性および回路に対する柔軟性を持たせることがで
き、電気回路材の柔軟性をも併せて、電気接続箱自体の
汎用性も向上させることができる。さらに、アッパーケ
ースに電子制御ユニットを収容できるようにすること
で、外部回路と接続が必要な電子および電気部品を電気
接続箱に集約することができ、夫々回路の接続を担うワ
イヤハーネスの配策性も向上させることができる。
斜視図である。
面図および斜視図である。
程を示す平面図および斜視図であり、(B)(C)は、
他の略U形状の端子用単品材を示す斜視図である。
あり、(A)は溶接による接続状況を示す斜視図、
(B)はリベットによる接続状況を示す斜視図である。
る。
パーケースの斜視図である。
ソケットの斜視図、(C)はヒューズソケットの斜視
図、(D)は閉じ蓋の斜視図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気接続箱の内部回路として収容するバ
スバーを、予め形成されている一定幅の直線状の連続材
を所要長さで切断して形成した複数の短冊状の連結用単
品材と、垂直部の先端に端子を形成した略L形状、略U
形状を含む垂直部と水平部を備えた端子用単品材とを組
み合わせて形成しており、 上記複数の連結用単品材を水平方向に配置し、その先端
同士を重ね、あるいは一方の連結用単品材の中間位置に
他の連結用単品材の一端を重ねて溶接あるいはリベット
で接続して所要の回路として形成し、かつ、 上記端子用単品材の垂直部に設ける端子はタブ状端子、
圧接刃を備えた端子あるいは/およびメス端子とし、こ
れら端子用単品材の上記水平部を上記連結用単品材の水
平部の中間位置あるいは先端位置に重ねて溶接あるいは
リベットで接続して上記回路より端子を突出させた構成
と していることを特徴とする電気回路材。 - 【請求項2】 上記端子用単品材は水平部の側縁に沿っ
て複数の垂直部を備えた形状で予め形成し、1または複
数の端子を備えた所要長さで切断して、上記連結用単品
材と接続している請求項1に記載の電気回路材。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電気回
路材を電源回路として収容している電気接続箱。 - 【請求項4】 ロアケース内面およびアッパーケース内
面に沿って電線を配線し、上記ロアケースおよびアッパ
ーケースに取り付けた圧接端子と上記電線とを接続し、
これら上下の電線をケース側面に沿って配置した接続用
バスバーで連結していると共に、上記上下電線の間に上
記電気回路材を配置している請求項3に記載の電気接続
箱。 - 【請求項5】 上記アッパーケースに電子制御ユニット
収容部を備えていると共に、ロアケースおよびアッパー
ケースには、コネクタ、リレーソケットあるいは/およ
びヒューズソケットを着脱自在に装着固定できる開口を
備えている請求項3または請求項4に記載の電気接続
箱。
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JP2000201419A (ja) | 2000-07-18 |
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