JP5587724B2 - 被膜劣化評価方法 - Google Patents

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本発明は、鋼材などの金属構造体の表面に形成されている被膜の劣化を評価する被膜劣化評価方法に関するものである。
電気通信設備においては、設備に用いられている金属構造体を、この表面に塗装をするなど被膜(塗膜)を形成することで腐食環境から保護している。例えば、撥水性を有する材料からなる被膜を、金属構造体の表面に形成している。しかしながら、このような被膜は、時間の経過とともに性能が劣化する(非特許文献1参照)。このため、一般には、塗り替えるなどにより、被膜の劣化に対処している。この塗り替えにおいては、むだを省くなどの観点からも、被膜の劣化を定量的に評価することが重要となる。
例えば、インピーダンスを測定することで、被膜の劣化を評価(判定)する技術がある(非特許文献2参照)。この技術では、微小な電圧印加に対する応答電流から、インピーダンスの応答を測定するものであり、非破壊で被膜の状態が評価(測定)できるという利点がある。
斎藤 博之 他、「はっ水性表面の機能性低下に関する検討」、材料と環境、46巻、443〜448頁、1997年。 「電力流通設備における塗膜劣化評価手法の検討」、電力中央研究所報告、報告書番号:Q 0 8 0 3 1、平成21年8月。
しかしながら、上述した評価技術では、被膜と金属構造体との界面での金属構造体の表面の腐食状態を測定しており、被膜の劣化の状態を直接測定するものではない。このため、金属構造体の表面が腐食されていない段階での被膜の劣化の状態は測定できないという問題がある。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、金属構造体表面の状態にかかわらず、被膜の劣化が評価できるようにすることを目的とする。
本発明に係る被膜劣化評価方法は、第1の時点で、ポリエステル樹脂からなる被膜が形成されている金属構造体の表面における酸素の拡散限界電流値を測定して第1測定値を得る第1ステップと、第1の時点より後の第2の時点で、被膜が形成されている金属構造体の表面における酸素の拡散限界電流値を測定して第2測定値を得る第2ステップと、第1測定値と第2測定値の比較により被膜の劣化を評価する第3ステップとを少なくとも備える。
上記被膜劣化判断方法において、拡散限界電流値は、既知の面積で被膜の外側表面に接触させた電解質水溶液中に配設した第1電極と金属構造体との間の電圧を可変させたときに、電解質水溶液中に配設した第2電極と金属構造体との間に流れる電流の変化を測定することで求めればよい。
なお、被膜劣化評価装置は、電解質水溶液を収容して金属構造体の表面に形成されているポリエステル樹脂からなる被膜の外側表面に電解質水溶液を接触させる面積既知の開口部および通気口を備えるセルと、セルに収容された電解質水溶液中に配設された第1電極および第2電極と、第1電極と金属構造体との間の電圧を制御する電圧制御手段と、第2電極と金属構造体との間に流れる電流の変化を測定する電流測定手段とを少なくとも備える。
上記被膜に接触してセルの周囲にセルを囲って配置された補助電極と、補助電極に電位を印加するための補助電源とを備えるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、被膜が形成されている金属構造体の表面における酸素の拡散限界電流値を測定するようにしたので、金属構造体表面の状態にかかわらず、被膜の劣化が評価できるようになるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1における被膜劣化評価方法を説明するフローチャートである。 図2は、本発明の実施の形態1における被膜劣化評価装置の構成を示す構成図である。 図3は、ポテンシオスタット301を用いた本実施の形態における被膜劣化評価装置の構成を示す構成図である。 図4は、ポテンシオスタット301の構成例を示す回路図である。 図5は、金属構造体211と第2電極204との間の電流変化を示す特性図である。 図6は、図5の(c)に示す電流変化に対する微分曲線を示す特性図である。 図7は、本発明の実施の形態2における被膜劣化評価装置の構成を示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における被膜劣化評価方法を説明するフローチャートである。この方法は、まず、ステップS101として、第1の時点で、被膜が形成されている金属構造体表面における酸素の拡散限界電流値を測定して第1測定値を得る。次に、ステップS102として、第1の時点より後の第2の時点で、被膜が形成されている金属構造体表面における酸素の拡散限界電流値を測定して第2測定値を得る。この後、ステップS103で、第1測定値と第2測定値の比較により被膜の劣化を評価する。例えば、第2測定値が第1測定値より、設定してある値以上に大きい場合、被膜が劣化しているものと判断する。なお、拡散限界電流値は、単位面積あたりの値とする。
例えば、酸素の拡散限界電流値は、既知の面積で被膜の外側表面に接触させた電解質水溶液中に配設した第1電極と金属構造体との間の電圧を可変させたときに、電解質水溶液中に配設した第2電極と金属構造体との間に流れる電流の変化を測定することで求めることができる。
後述するように、酸素の拡散限界電流値は、被膜を透過する酸素の量によるため、被膜を透過する酸素の量が多いほど、酸素の拡散限界電流値は大きくなる。ここで、被膜は、金属構造体の防食予防のために形成されるものであり、被膜を透過する酸素の量の増加は、被膜の劣化を示すものとなる。従って、金属構造体の表面における酸素の拡散限界電流値の変化により、被膜の劣化が評価できる。なお、酸素の拡散限界電流値の変化は、第1の時点で、測定される酸素の拡散限界電流値(第1測定値)と、第1の時点より後の第2の時点で測定される酸素の拡散限界電流値(第2測定値)とを比較することで得られる。
次に、上述した被膜劣化評価方法を実施するための被膜劣化評価装置について説明する。図2は、被膜劣化評価装置の構成を示す構成図である。この装置は、セル201と、セル201に収容された電解質水溶液202中に配設された第1電極203および第2電極204と、第1電極203と金属構造体211との間の電圧を制御する電圧制御部205と、第2電極204と金属構造体211との間に流れる電流の変化を測定する電流測定部206とを備える。
セル201は、金属構造体211の表面に形成されている被膜212の外側表面に電解質水溶液202を接触させる面積既知の開口部207を備える。例えば、開口部207は、セル201の平面視の面積(内側)に等しい広さに形成すればよい。また、セル201は、電解質水溶液202に、外気(大気)を接触させるための通気口208を備える。なお、被膜212は、例えば、金属の腐食防止のために一般に用いられている塗膜であり、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂などから構成されたものである。
例えば、電解質水溶液202は、1%程度の食塩水であればよい。また、電解質水溶液202は、水道水であってもよい。水道水には、微量であっても塩素イオンなどのイオンが溶解しており、この程度の量のイオンが溶解していれば、電解質水溶液202として用いることができる。また、開口部207の周縁部の被膜212と接触する箇所に、シール部材(不図示)を設け、電解質水溶液202の漏れが防止できるようにするとよい。シール部材としては、ゴムからなるいわゆるOリングおよびグリースなどを用いることができる。
この被膜劣化評価装置を用い、電圧制御部205により金属構造体211の電位を第1電極203に対して設定値に一定となるように制御している状態より、金属構造体211の電位を下げたときの、第2電極204と金属構造体211との間の電流の変化(減少)を測定する。測定された電流変化の中で、上記電位(金属構造体211と第1電極203との電位差)の変化に対応しない電流変化が発生したときの電流値を、被膜212が形成されている金属構造体211の表面における酸素の拡散限界電流値とする。開口部207の面積は既知であるので、上述したことにより、単位面積あたりの拡散限界電流値を求めることができる。
上述した電流変化の測定では、電解質水溶液202に溶存している酸素が、被膜212を通過して金属構造体211の表面に到達して還元する反応で発生する電流が測定されている。ここで、金属構造体211の表面に十分な酸素が常に供給されていれば、金属構造体211と第1電極203との電位差の変化に対し、金属構造体211の表面における酸素の還元反応が追従して電流の発生が継続される。この場合、電位差の変化に対して、電流変化が対応(追従)し続けるものとなる。
しかしながら、酸素は、被膜212を透過してくるため、この透過量が律速となり、測定される電流変化が電位差の変化に対応しない状態が発生する。このときの電流が、酸素の拡散限界電流となる。このように、本実施の形態における被膜劣化評価装置によれば、被膜212が形成されている金属構造体211の表面における酸素の拡散限界電流値を測定することができる。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、被膜が形成されている金属構造体表面における酸素の拡散限界電流値の変化により、被膜の劣化を評価するようにしたので、金属構造体表面の状態にかかわらず、被膜の劣化が評価できるようになる。
以下、より詳細に説明する。上述した被膜劣化評価装置は、よく知られたポテンシオスタット(potentiostat)を用いて構成することができる。図3は、ポテンシオスタット301を用いた本実施の形態における被膜劣化評価装置の構成を示す構成図である。ポテンシオスタット301を用いる場合、第1電極203は、ポテンシオスタット301の参照極接続部に接続し、第2電極204は、ポテンシオスタット301の対極接続部に接続し、金属構造体211は、ポテンシオスタット311の作用極接続部に接続する。
例えば、第1電極203は、電位測定の基準となる電極(参照極)であり、例えば、銀塩化銀電極などを用いることができる。第2電極204は、金属構造体211との間で電流を流すための電極(対極)である。このため、第2電極204は、電流の発生により電解質水溶液202に溶解するなど、自身が変化しない材料から構成することが望ましい。このため、第2電極204は、例えば、白金や金などの貴金属、あるいは炭素などから構成するとよい。
ところで、ポテンシオスタット301と金属構造体211とを接続するためには、ポテンシオスタット301に接続している接続端子を、金属構造体211に接続すればよい。この接続端子は、例えば、金属構造体211にはんだ付けなどにより電気的に接続すればよい。接続端子としては、はんだ付けがしやすいなどの加工性の観点より、銅や銅合金より構成すればよい。
ポテンシオスタット301は、例えば、図4に示すように構成されていればよい。演算増幅器302の入力に、電位を設定するための電源303が接続している。また、演算増幅器302の入力に、電流測定のための抵抗304が接続している。演算増幅器302の入力に、参照極としての第1電極203を接続し、作用極としての金属構造体211を、電源303および抵抗304に接続する。また、演算増幅器302の出力に、対極としての第2電極204を接続する。ポテンシオスタット301により、金属構造体211と第1電極203との間の電位は、あらかじめ定めた電圧になるように制御し、金属構造体211と第2電極204との間の電流を測定する。
金属構造体211と第1電極203との間の電位を、自然に放置したときの電位(腐食電位,自然電位)から変化させると、金属構造体211と第2電極204の間の電流、および第1電極203と第2電極204との間の電流が、図5に示すように変化する。金属構造体211と第1電極203との間の電位を上げると、第1電極203と第2電極204との間の電流が、図5の(a),(b),(c)に示すように変化する。また、金属構造体211と第1電極203との間の電位を下げると、金属構造体211と第2電極204との間の電流が、図5の(d),(e),(f)に示すように変化する。
ここで、図5は、実験の結果であり、(a)→(b)→(c)の順に、被膜を劣化させており、(c)が最も劣化している被膜の結果である。また、(d)→(e)→(f)の順に、被膜を劣化させており、(f)が最も劣化している被膜の結果である。
金属構造体211と第1電極203との間の電位変動が大きくなると、上述した金属構造体211と第2電極204との間の電流値の変化が、電位の変化に対応しなくなる。これは、電位印加による電荷の移動により維持されていた電流に対し、酸素の移動が追従せずに電流が電位差に対応しなくなったことが原因と考えることができる。従って、上述した構成で金属構造体211と第1電極203との間の電位の変化幅を大きくし、金属構造体211と第2電極204との間の電流値変化が縦軸(電位軸)と平行になったときの値(電流値)から、酸素の拡散限界電流値が決定(測定)できる。
ただし、酸素の拡散限界電流値を求めるためには、上述した電流値の変化が実際に縦軸(電位軸)と平行になるまで電位を変化させる必要はない。例えば、電流変化に対する微分曲線により電流変化を外挿することで、拡散限界電流値を決定してもよい。
例えば、図5の(c)に示す電流変化(分極曲線)より、酸素の拡散限界電流値を求める場合について考える。図5の(c)は、腐食電位から金属構造体211の側に電位差(過電圧)を加えたときの第1電極203と第2電極204との間の電流の挙動である。
これに対し、腐食電位より、例えば50mV下がる毎の電流値の変化を、対数軸の電流目盛÷50mVで、図5の(c)より計算する(単位:−decay/50mV)。例えば、腐食電位から50mV下がった電位における電流が0.01Aであり、腐食電位から100mV下がった電位における電流が0.03Aのとき、100mVでの微分値は、(0.03−0.01)A=0.02Aである。このような微分を求めていくと、図6に黒四角で示すような、微分値が得られる。これを図6に示す曲線で補完すると、分極曲線の傾きが0となる点が存在する。この点の電圧の過電圧で、電流値が電位差に依らなくなることがわかる。この例では、270mVで分極曲線の傾きが0となる。
このように求めた値を腐食電位より減じた電流値が、酸素の拡散限界の境界を示す電位である。上述した例では、腐食電位−270mVである。このときの電流値は、図6の250mVから270mVまでの電流積分値を、図5の250mVの電流値に加算することで求めることができ、0.08Aとなる。従って、図5の(c)に示すように分極曲線が得られた場合、酸素の拡散限界電流値は、0.08Aとなる。このように、測定により図5に示すような分極曲線が得られれば、酸素の拡散限界電流値を求めることができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図7は、本実施の形態2における被膜劣化評価装置の構成を示す構成図である。この装置は、セル201と、セル201に収容された電解質水溶液202中に配設された第1電極203および第2電極204と、第1電極203と金属構造体211との間の電圧を制御する電圧制御部205と、第2電極204と金属構造体211との間に流れる電流の変化を測定する電流測定部206とを備える。セル201は、開口部207および通気口208を備える。これらの構成は、図2を用いて説明した実施の形態1の被膜劣化評価装置と同様である。
この被膜劣化評価装置は、上述した構成に加え、補助電極701および補助電極701に電位を印加するための補助電源702を備える。補助電極701は、被膜212に接触してセル201の周囲にセル201を囲って配置されている。また、補助電源702は、金属構造体211と補助電極701との間に電位を印加する。
上述したように補助電極701を設け、補助電極701と金属構造体211との間に電位を印加することで、第2電極204から金属構造体211に流れる電流の範囲が、セル201の範囲より広がることを抑制できるようになる。
例えば、セル201を小型化すると、開口部207が小さくなり、この面積が被膜212および金属構造体211の表面積に比較して非常に小さくなる場合がある。このような場合、第2電極204から金属構造体211へ流れる電流が、開口部207(セル201)の領域より外に広がる可能性が発生する。このような状態では、正確な単位面積あたりの拡散限界電流値を求めることができなくなる。
これに対し、補助電極701を設けて電離流の範囲を、例えばセル201の範囲内に制限すれば、正確な単位面積あたりの拡散限界電流が得られるようになる。このように、本実施の形態によれば、より小さなセルを用いても、金属構造体の表面における酸素の拡散限界電流値の変化が正確に得られるので、被膜の劣化が正確に評価できる。
以上に説明したように、本発明では、被膜が形成されている金属構造体を電極として金属構造体の表面で酸素を消費させ、大気中から被膜を介して供給される酸素の供給速度(拡散限界電流値)を調べるようにした。これは、被膜下の金属(金属構造体)が酸素と化合する速度、言い換えると、金属構造体表面の腐食速度の情報を得ていることになる。これにより、被膜を透過している酸素の量が判断でき、これより、被膜の劣化を評価している。このため、本発明によれば、被膜の劣化を早期に発見することができるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形が実施可能であることは明白である。
201…セル、202…電解質水溶液、203…第1電極、204…第2電極、205…電圧制御部、206…電流測定部、207…開口部、208…通気口、211…金属構造体、212…被膜。

Claims (2)

  1. 第1の時点で、ポリエステル樹脂からなる被膜が形成されている金属構造体の表面における酸素の拡散限界電流値を測定して第1測定値を得る第1ステップと、
    前記第1の時点より後の第2の時点で、前記被膜が形成されている前記金属構造体の表面における酸素の拡散限界電流値を測定して第2測定値を得る第2ステップと、
    前記第1測定値と前記第2測定値の比較により前記被膜の劣化を評価する第3ステップと
    を少なくとも備えることを特徴とする被膜劣化評価方法。
  2. 請求項1記載の被膜劣化判断方法において、
    前記拡散限界電流値は、既知の面積で前記被膜の外側表面に接触させた電解質水溶液中に配設した第1電極と前記金属構造体との間の電圧を可変させたときに、前記電解質水溶液中に配設した第2電極と前記金属構造体との間に流れる電流の変化を測定することで求める
    ことを特徴とする被膜劣化評価方法。
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