JP5585804B2 - 表面形状測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、白色光による二光束干渉を使用して被測定物の表面形状を測定する方法に関し、詳しくは、外乱等の影響を抑制して高精度な測定を可能とした表面形状測定方法に係るものである。
従来のこの種の表面形状測定方法は、白色光源からの白色光を被測定物表面と参照面とに照射しながら、上記両面の相対的距離を変動させることにより干渉縞の変化を生じさせ、このときの干渉光の強度値の変化を上記被測定物表面上の複数の特定箇所について測定して得られた上記各特定箇所の干渉光強度値群に基づいて上記複数個の特定箇所の高さをそれぞれ求めて、上記被測定物表面の凹凸形状を測定する表面形状測定方法において、上記白色光源からの白色光の周波数帯域を特定周波数帯域に制限する第1の工程と、上記特定周波数帯域の白色光が照射された被測定物表面と参照面との相対的距離を変動させる第2の工程と、被測定物表面と参照面との相対的距離の変動によって生じる干渉縞の変化に応じた、被測定物表面の特定箇所における干渉光の強度値を、上記特定周波数帯域の帯域幅に応じたサンプリング間隔で順次取り込んだ干渉光強度値群を取得する第3の工程と、この干渉光強度値群から求まる干渉光の強度値変化の理論的な波形の振幅成分に基づく特性関数を推定する第4の工程と、上記推定された特性関数のピーク位置に基づいて、上記特定箇所の高さを求める第5の工程と、を実行するものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−066122号公報
しかし、このような従来の表面形状測定方法においては、光の波長によって決まる理論的な干渉光の強度変化の波形を基に計算上フィットするように特定箇所の高さを求めていたため、外乱等により上記波形が乱れた場合には、特定箇所の高さの算出誤差が大きくなってしまい、上記特定箇所における高さを正確に測定することができないという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、外乱等の影響を抑制して高精度な測定を可能とした表面形状測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による表面形状測定方法は、白色光源から白色光を二光束に分離して一方を被測定物表面に照射すると共に他方を参照面に照射し、前記両面からの反射光を干渉させながら前記両面間の相対距離を変化させて前記被測定物上の複数の測定点における干渉光の輝度変動を撮像手段で検出し、該輝度変動に基づく干渉輝度信号により前記各測定点の高さを求めて前記被測定物の表面形状を測定する表面形状測定方法であって、前記干渉輝度信号から平均輝度値を求める第1ステップと、前記平均輝度値と、前記干渉輝度信号の最大振幅に対応する最大輝度値及び最小輝度値との間に夫々設定された所定の輝度値を基準にして前記干渉輝度信号の複数の変曲点を探索する第2ステップと、前記探索により抽出された複数の変曲点を結んで上に凸の第1の補間曲線と下に凸の第2の補間曲線とを求める第3ステップと、前記第1の補間曲線の最大値及び前記第2の補間曲線の最小値を求め、さらに前記最大値及び最小値に夫々対応する前記両面間の相対距離の中点を算出して、この中点における前記両面間の相対距離を前記被測定物表面の相対高さとして求める第4ステップと、を実行するものである。
このような構成により、白色光源から白色光を二光束に分離して一方を被測定物表面に照射すると共に他方を参照面に照射し、この両面からの反射光を干渉させながら両面間の相対距離を変化させて被測定物上の複数の測定点における干渉光の輝度変動を撮像手段で検出し、該輝度変動に基づく干渉輝度信号を求め、この干渉輝度信号から平均輝度値を求め、平均輝度値と、上記干渉輝度信号の最大振幅に対応する最大輝度値及び最小輝度値のとの間に夫々設定された所定の輝度値を基準にして上記干渉輝度信号の複数の変曲点を上記所定の輝度値を基準にして探索し、この探索により抽出された複数の変曲点を結んで上に凸の第1の補間曲線と下に凸の第2の補間曲線を求め、第1の補間曲線の最大値及び第2の補間曲線の最小値を求め、さらにこの最大値及び最小値に夫々対応する上記両面間の相対距離の中点を算出して、この中点における上記両面間の相対距離を被測定物表面の相対高さとして求め、被測定物の表面形状を測定する。
また、前記第2ステップにおいては、前記複数の変曲点を探索開始時から順番に所定数だけ抽出するものである。これにより、複数の変曲点を探索開始時から順番に所定数だけ抽出する。
そして、撮像手段は、複数の受光素子をマトリクス状に配置したものであり、該各受光素子で検出された干渉輝度信号に基づいて受光素子毎に前記第1〜第4ステップを実行する。これにより、マトリクス状に配置した複数の受光素子で干渉輝度信号を検出し、この干渉輝度信号に基づいて受光素子毎に上記第1〜第4ステップを実行する。
請求項1に係る発明によれば、外乱等の影響を受け難い干渉輝度信号の振幅の大きい変曲点だけを抽出することができる。したがって、被測定物の表面形状を外乱等の影響を抑制して高精度に測定することができる。また、上に凸の第1の補間曲線の最大値及び下に凸の第2の補間曲線の最小値に夫々対応する被測定物表面と参照面との間の相対距離の中点を算出してこの中点における上記両面間の相対距離を被測定物表面の相対高さとして求めているので、被測定物の表面形状の測定をより高精度に行なうことができる。
また、請求項2に係る発明によれば、補間曲線を求めるための複数の変曲点を容易に探索することができる。
そして、請求項3に係る発明によれば、被測定物の表面形状の測定をより緻密に行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による表面形状測定方法に使用する表面形状測定装置の概略構成を示す正面図である。この表面形状測定装置は、白色光による二光束干渉を利用して被測定物7の表面形状を測定するもので、ステージ1と、白色光源2と、二光束干渉対物レンズ3と、撮像手段4と、結像レンズ5と、変位手段6と、を備えて成る。
上記ステージ1は、上面に被測定物7を載置して水平面内をX軸、Y軸方向に移動させるものであり、図示省略のモータ及びギア等を組み合わせて構成された駆動手段によって移動するようになっている。なお、Y軸方向は、図1においてX軸に直交して手前から奥に向かう奥行き方向である。
上記ステージ1の上方には、白色光源2が設けられている。この白色光源2は、被測定物7に白色光Lを照射してその表面形状を測定するための計測用光源となるもので、ハロゲンランプ、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、白色レーザ光源、白色LED等である。
上記ステージ1と白色光源2とを結ぶ光路上には、被測定物7に対向して二光束干渉対物レンズ3が設けられている。この二光束干渉対物レンズ3は、白色光Lを二光束に分離して一方を被測定物7表面に照射すると共に他方を参照面8に照射し、これら両面からの反射光を干渉させるものであり、集光レンズ9と、ビームスプリッタ10と、平面ミラー11とを備えて構成されている。
ここで、上記集光レンズ9は、白色光源2から入射する白色光Lを被測定物7上に集光するものである。また、上記集光レンズ9の集光点(二光束干渉対物レンズ3の焦点)と参照面8との中間位置には、ビームスプリッタ10が設けられている。このビームスプリッタ10は、白色光Lを透過光と反射光の二光束に分離し、透過光を測定光Lとして被測定物7表面に照射させ、反射光を参照光Lとして参照面8に照射させるようになっている。上記参照面8には、平面ミラー11が設けられている。この平面ミラー11は、参照光Lをビームスプリッタ10側に反射させ、被測定物7表面で反射されて戻る測定光Lと干渉させるためのものである。
上記二光束干渉対物レンズ3から白色光源2に向かう光路がハーフミラー12で分岐された光路上には、撮像手段4が設けられている。この撮像手段4は、複数の受光素子をマトリクス状に備えて被測定物7上の二次元画像を撮像すると共に、測定光Lと参照光Lとが干渉した干渉光Lを検出するものであり、例えばCCDカメラやCMOSカメラ等である。
上記二光束干渉対物レンズ3と撮像手段4とを結ぶ光路上にてハーフミラー12の上方には、結像レンズ5が設けられている。この結像レンズ5は、上記干渉光Lを撮像手段4の受光面上に結像するものである。
上記二光束干渉対物レンズ3には、変位手段6が設けられている。この変位手段6は、二光束干渉対物レンズ3をその光軸方向(Z軸方向)に移動するもので、図示省略の例えばパーソナルコンピュータ(以下「制御用PC」という)によって制御されて二光束干渉対物レンズ3を移動範囲の例えば最下点から最上点まで所定速度で移動させる、例えばアクチュエータやピエゾ素子等である。
なお、図1において、符号13は白色光源2から放射された白色光Lを平行光にするコリメートレンズであり、一対のレンズで構成されている。また、符号14は、光路を折曲する反射ミラーである。
次に、このように構成された表面形状測定装置の動作について説明する。
先ず、ステージ1がX軸及びY軸方向に移動されて、ステージ1上に載置された被測定物7上の被測定領域が二光束干渉対物レンズ3の下側に位置付けられる。続いて、白色光源2が点灯され、この白色光源2から白色光Lが放射される。さらに、この白色光Lは、コリメートレンズ13で平行光にされた後、ハーフミラー12で被測定物7側に反射されて二光束干渉対物レンズ3に入射する。
二光束干渉対物レンズ3に入射した白色光Lは、ビームスプリッタ10によりこれを透過する測定光Lと、反射する参照光Lの二光束に分離される。ここで、測定光Lは、集光レンズ9の集光点に集光するようにして被測定物7表面に照射し、そこで反射されて二光束干渉対物レンズ3側に戻り、ビームスプリッタ10を再透過する。一方、参照光Lは、参照面8の平面ミラー11に集光し、そこで反射されて被測定物7側に戻り、ビームスプリッタ10で再反射される。そして、ビームスプリッタ10を再透過した測定光Lとビームスプリッタ10で再反射した参照光Lとは互いに干渉し、図2に示すような干渉縞が発生する。なお、図2は、A−A線を境界として左右で段差を有する被測定物7表面からの測定光Lと参照光Lとの干渉縞を示している。
測定光Lと参照光Lとが干渉した状態の干渉光Lは、二光束干渉対物レンズ3を射出した後、ハーフミラー12を透過して結像レンズ5により撮像手段4の受光面に結像される。このとき、撮像手段4の各受光素子においては、干渉光Lの輝度が検出される。
次に、制御用PCによって制御された変位手段6により、二光束干渉対物レンズ3がその光軸方向(Z軸方向)に所定の移動範囲の例えば最下点の位置から最上点の位置まで所定速度で移動される。同時に、撮像手段4によって撮像された上記干渉光Lは、変位手段6としての例えばピエゾ位置と同期して制御用PC又は画像処理ボードに取込まれ、そこで輝度データに変換される。そして、受光素子毎に、ピエゾ位置と同期して取得される各輝度データと二光束干渉対物レンズ3の位置データとが画像処理ボードにて処理される。又は、制御用PCの記憶部に保存される。なお、上記位置データは、変位手段6に備えた位置センサーの出力や変位手段6に供給される電圧値等によっても得ることができる。
二光束干渉対物レンズ3が変位されることにより、ビームスプリッタ10から被測定物7表面までの距離と、ビームスプリッタ10から参照面8までの距離とに距離の違いが生じ、測定光Lと参照光Lとの間に光路差が生じる。したがって、測定光Lと参照光Lとは干渉して、この光路差に応じた干渉縞が発生することになる。この場合、上記二光束干渉対物レンズ3の変位により、上記光路差が変化して干渉縞の発生状況が変化する。その結果、撮像手段4の任意の一つの受光素子で検出される輝度は、図3に示すように、二光束干渉対物レンズ3の高さ位置に応じて変動し、複数の変曲点Pを有する干渉輝度信号Fが得られる。なお、白色光Lによる干渉においては、二光束干渉対物レンズ3の焦点が被測定物7表面に一致したとき、白色光Lを構成する略全ての波長の光の干渉輝度信号が同位相で干渉するため干渉輝度信号Fの振幅が最大となる。一方、二光束干渉対物レンズ3の焦点が被測定物7表面位置から上下方向に離れるにしたがって上記各波長の光の干渉輝度信号に位相差が生じ、互いに打ち消しあって干渉輝度信号Fの振幅が小さくなる。
次に、上記表面形状測定装置を使用して行う表面形状測定方法について説明する。
図4は本発明による表面形状測定方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1(第1ステップ)においては、撮像手段4の受光素子毎に上記記憶部から読み出された輝度データ及び二光束干渉対物レンズ3の位置データに基づいて、干渉輝度信号Fの平均輝度値Bavが制御用PCの演算部で演算して求められる。
ステップS2においては、図5に示すように、上記平均輝度値Bavよりも高いレベルに、上記干渉輝度信号Fにおける複数の変曲点Pの探索を開始するための探索開始輝度値Bthが制御用PCの操作部を操作して設定され、上記記憶部に記憶される。さらに、変曲点Pの探索数(例えば“4”)が上記操作部を操作して設定され上記記憶部に記憶される。なお、探索開始輝度値Bthは、上記干渉輝度信号Fの例えば最大振幅値と平均輝度値Bavとに基づいて自動設定されてもよい。
ステップS3(第2ステップ)においては、上記探索開始輝度値Bth以上の輝度値を示す変曲点Pが二光束干渉対物レンズ3の高さ位置の例えば低い方から高い方に向かって順次探索される。その結果、図5に示すように、探索開始時から順番に変曲点P,P,P,Pの例えば4点が抽出される。
ステップS4(第3ステップ)においては、上記抽出された4点の変曲点P〜Pにおける輝度データ及び二光束干渉対物レンズ3の位置データに基づいて各変曲点P〜Pを結ぶ補間曲線fを所定の演算プログラムに基づいて制御用PCの演算部で求める。
ステップS5(第4ステップ)においては、上記補間曲線fの最大値Pmaxを上記演算部で求める。そして、ステップS6においては、上記最大値Pmaxに対応した二光束干渉対物レンズ3の位置hを算出し、この位置hを被測定物7表面の相対高さとして求める。
ステップS7においては、測定領域の全ての測定点に対する相対高さの測定が終了したか否かを制御用PCの判定部で判定する。ここで、“NO”判定となった場合には、ステップS3に戻って次の測定点における干渉輝度信号Fの変曲点P〜Pの4点が抽出される。そして、ステップS7において、“YES”判定となるまでステップS3〜S7が繰り返し実行され、測定領域全体の表面形状の測定が終了する。そして、測定結果は、図示省略のモニター上に例えば等高線表示される。又は、プリントアウトされてもよい。なお、ステップS1〜S3までは、撮像手段4に直結された画像処理ボードにてリアルタイムで処理され、変曲点P〜Pのみのデータが制御用PCに送られて、補間曲線fと最大値Pmaxを求める方式も可能である。
図6は本発明による表面形状測定方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。
先ず、ステップS11(第1ステップ)においては、撮像手段4の受光素子毎に上記記憶部から読み出された輝度データ及び二光束干渉対物レンズ3の位置データに基づいて、干渉輝度信号Fの平均輝度Bavが制御用PCの演算部で演算して求められる。
ステップS12においては、図7に示すように、上記平均輝度値Bavよりも低いレベルに、上記干渉輝度信号Fにおける複数の変曲点Pの探索を開始するための探索開始輝度値B′thが設定されて上記記憶部に記憶される。さらに、変曲点Pの探索数(例えば“4”)が設定され上記記憶部に記憶される。
ステップS13(第2ステップ)においては、上記探索開始輝度値B′th以下の輝度値を示す変曲点Pが二光束干渉対物レンズ3の高さ位置の例えば低い方から高い方に向かって順次探索される。その結果、図7に示すように、探索開始時から順番に変曲点P′,P′,P′,P′の例えば4点が抽出される。
ステップS14(第3ステップ)においては、上記抽出された4点の変曲点P′〜P′における輝度データ及び二光束干渉対物レンズ3の位置データに基づいて各変曲点P′〜P′を結ぶ補間曲線fを所定の演算プログラムに基づいて制御用PCの演算部で求める。
ステップS15(第4ステップ)においては、上記補間曲線fの最小値Pminを上記演算部で求める。そして、ステップS16においては、上記最小値Pminに対応した二光束干渉対物レンズ3の位置hを算出し、この位置hを被測定物7表面の相対高さとして求める。
ステップS17においては、測定領域の全ての測定点に対する相対高さの測定が終了したか否かを制御用PCの判定部で判定する。ここで、“NO”判定となった場合には、ステップS13に戻って次の測定点における干渉輝度信号Fの変曲点P′〜P′の4点が抽出される。そして、ステップS17において、“YES”判定となるまでステップS13〜ステップS17が繰り返し実行され、測定領域全体の表面形状の測定が終了する。
図8は本発明による表面形状測定方法の第3の実施形態を示すフローチャートである。
先ず、ステップS21(第1ステップ)においては、撮像手段4の受光素子毎に上記記憶部から読み出された輝度データ及び二光束干渉対物レンズ3の位置データに基づいて、干渉輝度信号Fの平均輝度Bavが制御用PCの演算部で演算されて求められる。
ステップS22においては、図9に示すように、上記干渉輝度信号Fにおける複数の変曲点Pの探索を開始するための第1の探索開始輝度値Bthが上記平均輝度値Bavよりも高いレベルに設定され、第2の探索開始輝度値B′thが上記平均輝度値Bavよりも低いレベルに設定されて上記記憶部に記憶される。さらに、変曲点Pの探索数(例えば“8”)が設定され上記記憶部に記憶される。
ステップS23(第2ステップ)においては、上記第1の探索開始輝度値Bth以上及び第2の探索開始輝度値B′th以下の輝度値を示す変曲点Pが二光束干渉対物レンズ3の高さ位置の例えば低い方から高い方に向かって順次探索される。その結果、図9に示すように、探索開始時から順番に変曲点P′,P,P′,P,P′,P,P′,Pの例えば8点が抽出される。
ステップS24(第3ステップ)においては、上記抽出された8点の変曲点P′〜P′及びP〜Pにおける輝度データ及び二光束干渉対物レンズ3の位置データに基づいて変曲点P〜Pを結ぶ第1の補間曲線f、及び変曲点P′〜P′を結ぶ第2の補間曲線fを所定の演算プログラムに基づいて制御用PCの演算部で求める。
ステップS25(第4ステップ)においては、上記第1の補間曲線fの最大値Pmax及び第2の補間曲線fの最小値Pminを上記演算部で求める。さらに、ステップS26(第4ステップ)においては、上記最大値Pmax及び最小値Pminにそれぞれ対応した二光束干渉対物レンズ3の位置を算出する。そして、ステップS27(第4ステップ)においては、上記二つの位置の中点Qを算出してこの中点Qにおける位置hを被測定物7表面の相対高さとして求める。
ステップS28においては、測定領域の全ての測定点に対する相対高さの測定が終了したか否かを制御用PCの判定部で判定する。ここで、“NO”判定となった場合には、ステップS23に戻って次の測定点における干渉輝度信号Fの変曲点P′〜P′及びP〜Pの8点が抽出される。そして、ステップS28において、“YES”判定となるまでステップS23〜ステップS28が繰り返し実行され、測定領域全体の表面形状の測定が終了する。
以上の説明においては、二光束干渉対物レンズ3をその光軸方向(Z軸方向)に変位させる場合について述べたが、本発明はこれに限られず、上記各光学要素を含む光学系本体部をZ軸方向に変位させてもよく、又はステージ1をZ軸方向に変位させてもよい。
本発明による表面形状測定方法に使用する表面形状測定装置の概略構成を示す正面図である。 上記表面形状測定装置により撮像された被測定物表面における干渉縞の一例を示す説明図である。 上記表面形状測定装置の撮像手段により検出される干渉輝度信号の一例を示す説明図である。 本発明による表面形状測定方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。 上記第1の実施形態による表面形状測定方法を示す説明図である。 本発明による表面形状測定方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。 上記第2の実施形態による表面形状測定方法を示す説明図である。 本発明による表面形状測定方法の第3の実施形態を示すフローチャートである。 上記第3の実施形態による表面形状測定方法を示す説明図である。
符号の説明
2…白色光源
3…二光束干渉対物レンズ
4…撮像手段
6…変位手段
7…被測定物
8…参照面
F…干渉輝度信号
av…平均輝度値
th,B′th…探索開始輝度値(所定の輝度値)
P,P〜P,P′〜P′…変曲点
f,f,f…補間曲線

Claims (3)

  1. 白色光源から白色光を二光束に分離して一方を被測定物表面に照射すると共に他方を参照面に照射し、前記両面からの反射光を干渉させながら前記両面間の相対距離を変化させて前記被測定物上の複数の測定点における干渉光の輝度変動を撮像手段で検出し、該輝度変動に基づく干渉輝度信号により前記各測定点の高さを求めて前記被測定物の表面形状を測定する表面形状測定方法であって、
    前記干渉輝度信号から平均輝度値を求める第1ステップと、
    前記平均輝度値と、前記干渉輝度信号の最大振幅に対応する最大輝度値及び最小輝度値との間に夫々設定された所定の輝度値を基準にして前記干渉輝度信号の複数の変曲点を探索する第2ステップと、
    前記探索により抽出された複数の変曲点を結んで上に凸の第1の補間曲線と下に凸の第2の補間曲線とを求める第3ステップと、
    前記第1の補間曲線の最大値及び前記第2の補間曲線の最小値を求め、さらに前記最大値及び最小値に夫々対応する前記両面間の相対距離の中点を算出して、この中点における前記両面間の相対距離を前記被測定物表面の相対高さとして求める第4ステップと、
    を実行することを特徴とする表面形状測定方法。
  2. 前記第2ステップにおいては、前記複数の変曲点を探索開始時から順番に所定数だけ抽出することを特徴とする請求項1記載の表面形状測定方法。
  3. 前記撮像手段は、複数の受光素子をマトリクス状に配置したものであり、該各受光素子で検出された干渉輝度信号に基づいて受光素子毎に前記第1〜第4ステップを実行することを特徴とする請求項1又は2記載の表面形状測定方法。
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