JP5584026B2 - 抵抗溶接制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、溶接中に定電力制御を行うことによってチリの発生を抑制しながら適正ナゲット径を形成することができる抵抗溶接制御方法に関するものである。
複数枚重ねた被溶接材を一対の電極によって加圧・通電して溶接する抵抗溶接において、溶接部の良好な品質を得るためには、チリの発生を抑制しながらナゲット径が適正範囲内で形成されることが重要である。一般的に、抵抗溶接には定電流の交流又は直流の溶接電流が使用される。すなわち、少なくとも1回の溶接中の溶接電流値は一定値である。溶接電流が交流であるときは実効値が一定であることを意味している。ナゲット径は、溶接電流値、溶接時間、電極形状、加圧力等の溶接条件によって定まる。したがって、適正なナゲット径を形成するためには、被溶接材の材質、板厚、重ね枚数等の被溶接材条件に応じて上記の溶接条件を適正値に設定する必要がある。
[従来技術1(例えば、特許文献1参照)]
抵抗溶接では、自動車ボディのように1つのワークに数多くの溶接個所があり、そして次々と流れてくるワークを溶接するケースが多い。このときに、各溶接個所の被溶接材の材質、板厚、重ね枚数等の被溶接材条件が同一であれば、溶接電流値、溶接時間、電極形状、加圧力等の溶接条件も同一になる。そして、この状態で数百〜数千個所の溶接を行うことが多い。連続した溶接中において、電極の被溶接材接触面が次第に磨耗して接触面積が初期状態よりも広くなる。接触面積が広くなった状態で同一値の溶接電流を通電すると、被溶接材を通電する電流密度が低くなり溶接部の温度上昇が低くなるために、ナゲット径が小さくなる。このために、電極の磨耗が著しく進行した場合には、電極の研磨又は交換を行う必要がある。この研磨又は交換を行う間隔は、溶接条件等によって異なるが数百〜数千回の溶接ごとである。この研磨又は交換後の溶接の繰り返しに伴って電極の磨耗は徐々に進行する。このために、予め定めた回数の溶接を行うと溶接電流値を増加させて、電極磨耗による電流密度の低下を補償する機能(ステッパー機能)を装備した抵抗溶接装置が従来から使用されている。このステッパー機能は、溶接回数が増加するのに伴い、溶接電流値を階段状又は直線状に増加させるものである。この溶接電流値の増加パターンは、被溶接材条件に応じて予め試験によって設定しておく。
[従来技術2(例えば、特許文献2参照)]
上述した電極磨耗の進行に伴うナゲット径の減少を保証する方法として、溶接中を定電力制御する方法が使用されている。この定電力制御は、溶接中の溶接電流及び溶接電圧(電極間電圧)を検出し、両値を乗算して瞬時電力値を算出し、この瞬時電力値が予め定めた電力設定値と等しくなるように抵抗溶接装置の出力を制御するものである。定電流制御では、電極磨耗が進行して接触面積が広くなると、電極間抵抗値が小さくなり発熱量が減少してナゲット径が小さくなる。これに対して、定電力制御では、電極磨耗が進行して接触面積が広くなり電極間抵抗値が小さくなっても、被溶接材への入熱量は瞬時電力値が一定であるので一定となり、ナゲット径が小さくなることを抑制することができる。
[従来技術3(例えば、特許文献3参照)]
被溶接材が3枚重ねである場合には、上述した従来技術1及び2の方法では、チリの発生を抑制しながら適正なナゲット径を形成することが難しい場合がある。以下の説明においては、3枚以上重ねたワークについて、最も上側の被溶接材を上板と呼び、間に挟まれた1枚又は複数枚の被溶接材を中板と呼び、最も下側の被溶接材を下板と呼ぶことにする。従来技術1及び2によって良好な溶接品質を得ることが難しい場合とは、上板及び/又は下板が中板よりも薄い鋼板である場合である。このような3枚重ねの被溶接材を抵抗溶接すると、形成されるナゲットは、重ねの中心部(上板の板厚+中板の板厚+下板の板厚/2)で最もそのナゲット径が大きくなり、上板及びした板の表面に近づくほどそのナゲット径は小さくなる。特に、上板又は下板が中板よりも薄い鋼板であるときはこの傾向が顕著になる。これは、上板及び下板は薄い鋼板であり、かつ、外側に配置されているために熱が外部に逃げやすいが、重ね中心部では、中板は厚い鋼板であり、かつ、上板と下板に挟まれて熱が周辺に逃げにくいためである。このために、上板、重ね中心部及び下板のナゲット径を全て適正範囲に形成するためには、定電流制御では溶接電流値を定電力制御では瞬時電力値を増大させる必要がある。しかし、このようにすると、ナゲット径は適正範囲内に形成されるが、重ね中心部への入熱が過剰となるために重ね中心部からチリが発生することになる。
図7は、上述した問題を解決するための方法を示す電流通電パターン図である。同図の横軸は1回の溶接における経過時間t(cyc)を示し、縦軸は溶接電流値Iw(kA)を示す。溶接経過時間tは、慣習により商用電源の1周期(1/50又は1/60)を1サイクル(cyc)として表している。同図に示すように、溶接開始時点から予め定めた初期期間Tsまでは、定常値Icよりも大きな値の初期電流Isを通電し、それ以降は定常溶接電流Icを通電する。このような階段状の溶接電流Iwを通電することによって、3枚重ねの被溶接材に対しても、チリの発生を抑制しながら全てのナゲット径を適正範囲内に形成することができる。この理由は、以下のとおりである。すなわち、定常値よりも大きな値の初期電流Isを通電することによって、上板及び下板のナゲット径が小さくなるのを防止し、かつ、初期電流Isよりも小さな定常電流Icを通電することによって重ね中心部への過剰な入熱を抑制してチリの発生を抑制しているためである。同図において、初期期間Ts及び初期電流値Isの設定は、被溶接材条件に応じて適正化することになる。
特開昭54−150338号公報 特開平11−104847号公報 特開2006−181621号公報
上板及び/又は下板が中板よりも薄い鋼板である3枚の被溶接材を重ねて抵抗溶接を行う場合には、上述した従来技術3の方法によって、チリの発生を抑制しながら全ての被溶接材のナゲット径を適正範囲内に形成することができる。しかし、図7の電流通電パターンで溶接を繰り返した場合、電極磨耗の進行に伴い接触面積が広くなりナゲット径が次第に小さくなってくる。これを解決するためには、上述した従来技術1のように、初期電流Is及び定常電流Icの両値を、溶接回数に応じて増大させる必要が生じる。しかしながら、電極磨耗の進行状態は一様ではなくバラツキを伴うために、予め定めた電流増加パターンが常に適正であるとは限らない。このために、電極磨耗の進行状態のバラツキに影響されずに適正範囲のナゲット径を形成するために、上記の電流増加パターンを電流値が大きくなる方向に裕度を持たせることになる。この結果、重ね中心部への入熱が過剰になり、チリの発生を招くことになる。さらには、被溶接材条件に応じて、初期期間Ts、初期電流値Is及び定常電流値Icを試験によって設定する必要があるのに加えて、溶接回数に対して初期電流値Is及び定常電流値Icの電流増加パターンを試験によって設定する必要もあり、試験に多くの工数が必要になる。
そこで、本発明では、上板及び/又は下板が中板よりも薄い鋼板である3枚重ねの被溶接材を抵抗溶接する場合において、電極磨耗の進行状態に影響されずに、チリの発生を抑制しながら適正範囲のナゲット径を形成することができる抵抗溶接制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
上板、中板及び下板の3枚重ねの被溶接材を一対の電極によって加圧し、前記上板及び/又は前記下板が前記中板よりも薄い鋼板から成り、溶接部へ入力される瞬時電力値が予め定めた電力設定値と等しくなるように定電力制御しながら溶接する抵抗溶接制御方法において、
前記電力設定値は、予め定めた電力目標パターンに従って溶接経過時間に伴って変化する値であり、
前記電力目標パターンが、溶接開始時点で予め定めた初期値となり、その後は次第に大きくなり予め定めた第1溶接経過時間T1で予め定めた第1ピーク値となり、その後は次第に小さくなり予め定めた第2溶接経過時間T2で予め定めたベース値となり、その後は次第に大きくなり予め定めた溶接終了時間Teで予め定めた第2ピーク値となるパターンであり、
前記第1ピーク値及び/又は前記第2ピーク値を増加させることによって、形成されるナゲット径を大きくする、
ことを特徴とする抵抗溶接制御方法である。

請求項2の発明は、溶接開始から予め定めた溶接初期期間が経過した後の溶接部の抵抗値の変化率を検出し、この抵抗値の変化率が基準変化率以下になったときはその時点の溶接経過時間Ttを記憶し、
この記憶された溶接経過時間Ttが、0≦Tt<T2である場合は前記第1ピーク値及び/又は前記ベース値を、T2≦Tt≦Teである場合は前記第2ピーク値を、減少させて前記電力目標パターンを修正する、
ことを特徴とする請求項1記載の抵抗溶接制御方法である。
請求項3の発明は、溶接開始から予め定めた溶接初期期間が経過した後の溶接部の抵抗値の変化率を検出し、この抵抗値の変化率が基準変化率以下になったときはその時点の溶接経過時間Ttを記憶し、
この記憶された溶接経過時間Ttが、0≦Tt<T2である場合は前記第1溶接経過時間T1及び/又は前記第2溶接経過時間T2を、T2≦Tt≦Teである場合は前記溶接終了時間Teを、短くして前記電力目標パターンを修正する、
ことを特徴とする請求項1記載の抵抗溶接制御方法である。

本発明によれば、上板及び/又は下板が中板よりも薄い鋼板である3枚重ねの被溶接材を抵抗溶接する場合において以下のような効果を奏する。第1ピーク値によって初期的に大きな電力(入熱)を供給して、重ね中心部に比べて小さくなる傾向のある上板及び下板のナゲット径を大きくすることができる。これによって、被溶接材全てのナゲット径を適正範囲内で形成することができる。また、その後は電力設定値を一旦小さくした上で、再び大きくすることによって重ね中心部への過剰な入熱を抑制して、チリの発生を抑制し、ナゲットの厚み方向への成長を促している。さらに、本発明は電力目標パターンに従った定電力制御であるために、電極の磨耗が進行しても被溶接材へ供給される電力値が一定であるので、入熱量が一定となり、各ナゲット径は適正なままでほとんど変化しない。この結果、高い溶接品質を維持することができる。また、電極の磨耗によって電力目標パターンを変化させる必要がないので、生産準備の工数を低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る抵抗溶接制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。 図1の電力設定回路PRに内蔵されている電力目標パターンの基本的なパターンを示す、本発明の参考のための図である。 本発明の実施の形態1に係る電力目標パターンを示す図である。 本発明の実施の形態2において、溶接中にチリが発生しなかった場合の溶接部の抵抗値の変化を示す図である。 本発明の実施の形態2において、溶接中にチリが発生した場合の溶接部の抵抗値の変化を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る抵抗溶接制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。 従来技術において、被溶接材を3枚重ねにしたときのナゲット形成状態を改善するための電流通電パターン図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る抵抗溶接制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。同図は、インバータ制御方式の抵抗溶接装置の場合であり、溶接電流Iwは直流となる。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
インバータ回路INVは、商用交流電源ACを入力として、後述する駆動信号Dvに従ってインバータ制御を行い、高周波交流を出力する。このインバータ回路INVは、図示は省略するが、商用交流電源ACを整流する1次整流回路、整流された直流を平滑する平滑コンデンサ、平滑された直流を高周波交流に変換する複数のスイッチング素子から成るブリッジ回路から構成される。高周波変圧器TRは、高周波交流を抵抗溶接に適した電圧値に降圧する。2次整流回路DRは、降圧された高周波交流を直流に整流する。1対の電極1a、1bは、複数枚の被溶接材2を加圧し、電極を介して溶接電流Iwが通電し溶接電圧Vwが印加する。
電流検出回路IDは、上記の溶接電流Iwを検出して電流検出信号Idを出力する。電圧検出回路VDは、上記の溶接電圧Vwを検出して電圧検出信号Vdを出力する。瞬時電力値算出回路PDは、上記の電流検出信号Id及び上記の電圧検出信号Vdを入力として、両値を乗算し、瞬時電力値信号Pdを出力する。電力設定回路PRは、後述する起動信号Onを入力として、この起動信号OnがHighレベルに変化した時点からの経過時間(溶接経過時間)を計数し、予め定めた電力目標パターンから上記の溶接経過時間に対応した電力設定信号Prを出力する。予め記憶されている電力目標パターンについては、図2〜図3で詳述する。電力誤差増幅回路EPは、上記の電力設定信号Prと上記の瞬時電力値信号Pdとの誤差を増幅して、電力誤差増幅信号Epを出力する。電流設定回路IRは、上記の電力誤差増幅信号Epを入力として溶接中は積分を行い、電流設定信号Irとして出力する。電流誤差増幅回路EIは、上記の電流設定信号Irと上記の電流検出信号Idとの誤差を増幅して、電流誤差増幅信号Eiを出力する。
溶接時間設定回路TWRは、1回当たりの溶接時間を設定するための溶接時間設定信号Twrを出力する。溶接開始回路STは、溶接を開始するときにHighレベルになる溶接開始信号Stを出力する。起動回路ONは、上記の溶接時間設定信号Twr及び上記の溶接開始信号Stを入力として、溶接開始信号StがHighレベルに変化した時点から溶接時間設定信号Twrによって定まる時間だけHighレベルになる起動信号Onを出力する。駆動回路DVは、上記の電流誤差増幅信号Ei及び上記の起動信号Onを入力として、起動信号OnがHighレベルの間は、電流誤差増幅信号Eiに基づいてパルス幅変調制御を行い、上記のインバータ回路INVを駆動するための駆動信号Dvを出力する。上述した回路構成によって、瞬時電力値信号Pdと溶接経過時間に伴い変化する電力設定信号Prとが等しくなるように定電力制御が行われる。
図2は、後述する本発明の説明のために参考となる、上述した電力目標パターンの基本となるパターンを示す図である。同図の横軸は溶接経過時間t(cyc)を示し、縦軸は電力設定信号Pr(kW)の値を示す。1cycは、商用周波数(50HZ又は60hz)の逆数である。ここでは、1cyc=1/50の場合とする。同図の被溶接材条件は、被溶接材が軟鋼1.6mmと軟鋼1.6mmとの2枚重ねの場合である。同図に示す電力目標パターンは、溶接開始時点t=0のとき予め定めた初期値Psとなり、その後は次第に大きくなり予め定めた溶接終了時間t=Teのとき予め定めたピーク値Ppとなる。同図では、初期値Ps=6kW、ピーク値Pp=17kW、溶接終了時間Te=16cycとなっている。この溶接終了時間Teと図1の溶接時間設定信号Twrの値とは等しい値である。
同図に示す電力目標パターンは基本パターンであり、2枚の被溶接材を重ねて抵抗溶接する場合に使用される。同図に示すように、電力設定信号Prの値を次第に大きくしてピーク値Ppに到達させることによって、過剰な入熱を抑制することができるので、チリの発生を抑制しながらナゲット径を適正範囲内に形成することができる。さらに、本実施の形態は電力目標パターンに従った定電力制御であるために、電極の磨耗が進行しても被溶接材へ供給される電力値が一定であるので、入熱量が一定となり、各ナゲット径は適正なままでほとんど変化しない。この結果、高い溶接品質を維持することができる。また、電極の磨耗によって電力目標パターンを変化させる必要がないので、生産準備の工数を低減することができる。初期値Ps、溶接終了時間Te及びピーク値Ppは、チリの発生しない状態で適正ナゲット径が形成されるように、予め試験によって設定される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る電力目標パターンの一例を示す図である。同図の横軸は溶接経過時間t(cyc)を示し、縦軸は電力設定信号Pr(kW)の値を示す。1cycは、図2と同様に1/50=20msの場合である。同図の被溶接材条件は、被溶接材が軟鋼0.7mm、軟鋼1.6mm、軟鋼1.6mmの3枚重ねの場合である。したがって、上板が中板よりも薄い鋼板である場合である。同図に示す電力目標パターンは、溶接開始時点t=0のとき予め定めた初期値Psとなり、その後は次第に大きくなり予め定めた第1溶接経過時間t=T1のとき予め定めた第1ピーク値Pp1となり、その後は次第に小さくなり予め定めた第2溶接経過時間t=T2のとき予め定めたベース値Pbとなり、その後は次第に大きくなり溶接終了時点t=Teのとき予め定めた第2ピーク値Pp2となる。同図の電力目標パターンは、上述した図2の基本パターンに、第1ピーク値Pp1となる山を重畳したものである。同図においては、初期値Ps=6kW、第1溶接経過時間T1=5cyc、第1ピーク値Pp=20kW、第2溶接経過時間T2=8cyc、ベース値Pb=10kW、溶接終了時間Te=20cyc及び第2ピーク値Pp2=16kWの場合である。
同図に示す電力目標パターンは、上板及び/又は下板が中板よりも薄い鋼板である3枚重ねの被溶接材を抵抗溶接する場合に使用される。この理由は、以下のとおりである。上記の第1ピーク値Pp1からなる山を重畳して上板及び下板へ初期的に大きな電力(入熱)を供給することによって、重ね中心部に比べて小さくなる傾向のある上板及び下板のナゲット径を大きくすることができる。これによって、被溶接材全てのナゲット径を適正範囲内で形成することができる。また、その後は電力設定値Prを一旦小さくした上で、再び大きくすることによって重ね中心部への過剰な入熱を抑制して、チリの発生を抑制し、ナゲットの厚み方向への成長を促している。さらに、本実施の形態は電力目標パターンに従った定電力制御であるために、電極の磨耗が進行しても被溶接材へ供給される電力値が一定であるので、入熱量が一定となり、各ナゲット径は適正なままでほとんど変化しない。この結果、高い溶接品質を維持することができる。また、電極の磨耗によって電力目標パターンを変化させる必要がないので、生産準備の工数を低減することができる。
上述した電力目標パターンの各パラメータ(Ps、T1〜T2、Te、Pp1〜Pp2、Pb)は、被溶接材条件に応じて実験によって適正値に設定される。以下に、各パラメータが実験によってどのように設定されるかを説明する。
(1)上板、中板及び下板の3枚重ねから成り、かつ、上板及び/又は下板が中板よりも薄い鋼板である被溶接材に対して、定電流制御(一定電流)によって抵抗溶接を行い、チリが発生しない条件下で最大の溶接電流値を算出する。このときの溶接時間については、被溶接材の板厚を考慮して、蓄積されたデータ又は周知の溶接条件データからその値を設定する。
(2)上記(1)項によって設定された溶接電流値及び溶接時間の条件で、定電流制御によって抵抗溶接を行い、溶接中の瞬時電力値及び溶接部抵抗値の推移を波形データとして記憶する。
(3)溶接経過時間t=0cycのときの初期値Ps=6kW程度に設定する。また、上記(1)項で設定した溶接時間を溶接終了時間Teに設定する。
(4)第1溶接経過時間T1を上記の溶接終了時間Teの25%程度に設定する。また、記憶された瞬時電力値の推移波形において、t=T1であるときの瞬時電力値の130%程度の値を第1ピーク値Pp1として設定する。
(5)第2溶接経過時間T2=T1+3cyc程度に設定する。また、記憶された瞬時電力値の推移波形において、t=T2であるときの瞬時電力値の70%程度の値をベース値Pbとして設定する。
(6)記憶された瞬時電力値の推移波形において、t=Teであるときの瞬時電力値を第2ピーク値Pp2として設定する。
(7)上記(3)〜(6)項によって設定されたパラメータを使用して電力目標パターンを作成する。
(8)上記の電力目標パターンを使用して定電力制御によって抵抗溶接を行い、ナゲット径を測定する。ナゲット径が適正値よりも小さい場合には、Pp1〜Pp2の少なくとも1つ以上を大きくして、ナゲット径が適正値以上になるようにする。
(9)修正された電力目標パターンを使用して定電力制御によって抵抗溶接を行い、チリの発生を観察する。チリが発生するときは溶接部抵抗値が急減するので、この急減時の溶接経過時間Ttを特定する。この特定された溶接経過時間Ttが、0≦Tt<T2である場合はPp1及び/又はPbを、T2≦Tt≦Teである場合はPp2を、小さくする。また、0≦Tt<T2である場合はT1及び/又はT2を、T2≦Tt≦Teである場合はTeを小さくする。
(10)上記(8)〜(9)項を、ナゲット径が適正範囲に形成され、かつ、チリが発生しないようになるまで繰り返し、電力目標パターンのチューニングが完了する。
[実施の形態2]
上記の電力目標パターンは、被溶接材条件に応じて適正値に設定される。形成されるナゲット径が適正値よりも小さい場合には、第1ピーク値Pp1及び/又は第2ピーク値Pp2を増加させることによって、ナゲット径を大きくすることができる。このために、被溶接材に応じて電力目標パターンを実験によって設定する際に、ナゲット径が適正値よりも小さい場合には第1ピーク値及び/又は第2ピーク値を増加させることによって、短時間で適正化を図ることができる。
次に、溶接中にチリが発生する場合において、電力目標パターンを適正化する手法について、図面を参照して説明する。
図4は、溶接中にチリが発生しなかった場合の溶接部の抵抗値の変化を示す図である。同図の横軸は溶接経過時間t(cyc)を示し、同図(A)は電力設定信号Prの変化を示し、同図(B)は溶接部の抵抗値Rの変化を示し、同図(C)は抵抗値の変化率dR/dtを示す。同図(A)は電力目標パターンを示すことになる。溶接部の抵抗値Rは、溶接電圧Vw及び溶接電流Iwを検出して、R=Vw/Iwによって算出することができる。抵抗値の変化率は、抵抗値の微分値dR/dtを算出することになる。以下、同図を参照して説明する。
同図(A)に示すように、電力設定信号Prは、溶接経過時間t=0のときは初期値Psとなり、その後は次第に大きくなり第1溶接経過時間T1において第1ピーク値Pp1となり、その後は次第に小さくなり第2溶接経過時間T2においてベース値Pbとなり、その後は次第に大きくなり溶接終了時間Teにおいて第2ピーク値Pp2となる。同図(B)に示すように、抵抗値Rは、溶接経過時間t=0のときは電極・被溶接材間及び各被溶接材間に接触抵抗が存在するので大きな初期抵抗値Rsとなり、その後は接触抵抗の消滅によって急速に小さくなり、その後は被溶接材の温度上昇によって一旦大きくなり、その後は電流経路が被溶接材の半径方向に広がって行くことによって再び小さくなる。これ以降も抵抗値Rは、溶接終了時点まで小さくなり続ける。但し、第1溶接経過時間T1後は、電力設定信号Prの値が小さくなるのに伴い抵抗値Rの減少率は小さくなり、第2溶接経過時間T2後は、電力設定信号Prの値が大きくなるのに伴い抵抗値Rの減少率は少し大きくなる。同図(C)に示すように、抵抗値の変化率dR/dtは、抵抗値Rが増加するときには正の値となり、減少するときには負の値となる。同図(C)に示す一点鎖線は、負の値に予め定めた基準変化率Dtを示している。同図では、抵抗値の変化率dR/dtが溶接初期以外で基準変化率Dt以下になることはない。これは、溶接中にチリが発生すると、その時点において抵抗値Rが急減する。このために、チリが発生すると、抵抗値の変化率dR/dtが基準変化率Dt以下になる。チリが発生すると抵抗値Rが急減する理由は、以下のとおりである。すなわち、被溶接材の温度上昇により、溶融された金属がチリとなって外部に飛び出すと、溶接部の金属が減少し、被溶接材の厚みが減少するためである。
同図の場合には、抵抗値の変化率dR/dtが溶接初期以外で基準変化率Dt以下になることがなく、チリが発生しないので、電力目標パターンは適正値であると言える。
図5は、溶接中にチリが発生した場合の溶接部の抵抗値の変化を示す図である。同図の横軸は溶接経過時間t(cyc)を示し、同図(A)は電力設定信号Prの変化を示し、同図(B)は溶接部の抵抗値Rの変化を示し、同図(C)は抵抗値の変化率dR/dtを示す。同図は、上述した図4と対応しているので、同一事項についての説明は省略する。以下、同図を参照して説明する。
同図(A)に示すように、電力設定信号Prは、第1溶接経過時間T1で第1ピーク値Pp1となり、第2溶接経過時間T2でベース値Pbとなり、溶接終了時間Teで第2ピーク値Pp2となる。同図(B)に示すように、抵抗値Rは、溶接初期以外では溶接経過時間Ttにおいて急減している。同図では、T1<Tt<T2の場合である。そして、同図(C)に示すように、抵抗値の変化率dR/dtは、溶接初期時を除き溶接経過時間Ttにおいて基準変化率Dt以下になっている。すなわち、この時点において、チリが発生したことになる。したがって、抵抗値の変化率dR/dtが、予め定めた溶接初期期間を除き基準変化率Dt以下になったことを検出すれば、チリの発生した時点を特定することができることになる。溶接初期期間は、溶接開始から1cyc程度の期間である。
抵抗値の変化率dR/dtが溶接経過時間Ttにおいて基準変化率Dt以下となったことを検出した場合には、電力目標パターンを以下のようにして適正値に修正する。
(A)第1適正化手法
1)0≦Tt<T2のときには第1ピーク値Pp1及び/又はベース値Pbを減少させる。
2)T2≦Tt≦Teのときには第2ピーク値Pp2を減少させる。
1回当たりの減少値は例えば10%とし、溶接実験を繰り返すことによって、上述した図4の場合のように、抵抗値の変化率dR/dtが基準変化率Dt以下になることがないようにする。このような状態になった時点で、電力目標パターンはチリの発生しない適正値に設定されたことになる。
(B)第2適性化手法
1)0≦Tt<T2のときには第1溶接経過時間T1及び/又は第2溶接経過時間T2を短くする。
2)T2≦Tt≦Teのときには溶接終了時間Teを短くする。
1回当たりの短縮値は例えば10%とし、溶接実験を繰り返すことによって、上述した図4の場合のように、抵抗値の変化率dR/dtが基準変化率Dt以下になることがないようにする。このような状態になった時点で、電力目標パターンはチリの発生しない適正値に設定されたことになる。
上記の基準変化率Dtは、実験によってこれまでに蓄積された、チリが発生しなかったときの抵抗値の変化率の推移波形データ及びチリが発生したときの抵抗値の変化率の推移波形データに基づいて設定される。
図6は、本発明の実施の形態2に係る抵抗溶接制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。同図において、上述した図1と同一のブロックには同一符号を付してそれらの説明は省略する。同図は、破線で示す抵抗値算出回路RD、抵抗値変化率算出回路DC及びチリ発生時点判別回路TTを追加し、さらに、図1の電力設定回路PRを破線で示す適正化機能付加電力設定回路PCRに置換したものである。以下、これらブロックについて同図を参照して説明する。
抵抗値算出回路RDは、電圧検出信号Vd及び電流検出信号Idを入力として、電圧検出信号Vdの値を電流検出信号Idの値で除算して、抵抗値算出信号Rdを出力する。抵抗値変化率算出回路DCは、この抵抗値算出信号Rdを微分して、抵抗値変化率信号dR/dtを出力する。チリ発生時点判別回路TTは、この抵抗値変化率信号dR/dt及び起動信号Onを入力として、この起動信号OnがHighレベルに変化した時点からの経過時間(溶接経過時間)を計数すると共に、溶接経過時間が予め定めた溶接初期期間以上となり、かつ、抵抗値変化率信号dR/dtの値が予め定めた基準変化率Dt以下になったときにはその時点を記憶して、チリ発生時点溶接経過時間信号Ttとして出力する。適正化機能付加電力設定回路PCRは、上記のチリ発生時点溶接経過時間信号Tt及び上記の起動信号Onを入力として、起動信号OnがLowレベルのときにチリ発生時点溶接経過時間信号Ttの値に基づいて上述した第1適正化手法又は第2適正化手法によって予め定めた電力目標パターンを修正し、起動信号OnがHighレベルになるとその時点からの経過時間(溶接経過時間)を計数し、修正された電力目標パターンから上記の溶接経過時間に対応した電力設定信号Prを出力する。
上述した実施の形態2によれば、溶接中に溶接部の抵抗値が急減したことを判別することによって、チリの発生時点を特定し、このチリの発生タイミングに応じて電力目標パターンを適正化することができる。このために、被溶接材条件ごとの最適な電力目標パターンの設定を効率的に行うことができる。
上述した実施の形態では、抵抗溶接装置がインバータ制御方式の直流抵抗溶接装置である場合を説明したが、サイリスタを使用した位相制御方式の交流抵抗溶接装置の場合も同様である。
1a、1b 電極
2 被溶接材
AC 商用交流電源
DC 抵抗値変化率算出回路
DR 2次整流回路
dR/dt 抵抗値変化率(信号)
Dt 基準変化率
DV 駆動回路
Dv 駆動信号
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
EP 電力誤差増幅回路
Ep 電力誤差増幅信号
Ic 定常溶接電流
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
INV インバータ回路
IR 電流設定回路
Ir 電流設定信号
Is 初期電流
Iw 溶接電流
ON 起動回路
On 起動信号
Pb ベース値
PCR 適正化機能付加電力設定回路
PD 瞬時電力値算出回路
Pd 瞬時電力値信号
Pp ピーク値
Pp1 第1ピーク値
Pp2 第2ピーク値
PR 電力設定回路
Pr 電力設定(値/信号)
Ps 初期値
R 抵抗値
RD 抵抗値算出回路
Rd 抵抗値算出信号
Rs 初期抵抗値
ST 溶接開始回路
St 溶接開始信号
t 溶接経過時間
T1 第1溶接経過時間
T2 第2溶接経過時間
Te 溶接終了時間
TR 高周波変圧器
Ts 初期期間
TT チリ発生時点判別回路
Tt チリ発生時点溶接経過時間(信号)
TWR 溶接時間設定回路
Twr 溶接時間設定信号
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
Vw 溶接電圧

Claims (3)

  1. 上板、中板及び下板の3枚重ねの被溶接材を一対の電極によって加圧し、前記上板及び/又は前記下板が前記中板よりも薄い鋼板から成り、溶接部へ入力される瞬時電力値が予め定めた電力設定値と等しくなるように定電力制御しながら溶接する抵抗溶接制御方法において、
    前記電力設定値は、予め定めた電力目標パターンに従って溶接経過時間に伴って変化する値であり、
    前記電力目標パターンが、溶接開始時点で予め定めた初期値となり、その後は次第に大きくなり予め定めた第1溶接経過時間T1で予め定めた第1ピーク値となり、その後は次第に小さくなり予め定めた第2溶接経過時間T2で予め定めたベース値となり、その後は次第に大きくなり予め定めた溶接終了時間Teで予め定めた第2ピーク値となるパターンであり、
    前記第1ピーク値及び/又は前記第2ピーク値を増加させることによって、形成されるナゲット径を大きくする、
    ことを特徴とする抵抗溶接制御方法。
  2. 溶接開始から予め定めた溶接初期期間が経過した後の溶接部の抵抗値の変化率を検出し、この抵抗値の変化率が基準変化率以下になったときはその時点の溶接経過時間Ttを記憶し、
    この記憶された溶接経過時間Ttが、0≦Tt<T2である場合は前記第1ピーク値及び/又は前記ベース値を、T2≦Tt≦Teである場合は前記第2ピーク値を、減少させて前記電力目標パターンを修正する、
    ことを特徴とする請求項1記載の抵抗溶接制御方法。
  3. 溶接開始から予め定めた溶接初期期間が経過した後の溶接部の抵抗値の変化率を検出し、この抵抗値の変化率が基準変化率以下になったときはその時点の溶接経過時間Ttを記憶し、
    この記憶された溶接経過時間Ttが、0≦Tt<T2である場合は前記第1溶接経過時間T1及び/又は前記第2溶接経過時間T2を、T2≦Tt≦Teである場合は前記溶接終了時間Teを、短くして前記電力目標パターンを修正する、
    ことを特徴とする請求項1記載の抵抗溶接制御方法。
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