JP2000280078A - 電気溶接制御装置 - Google Patents

電気溶接制御装置

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JP2000280078A
JP2000280078A JP11087649A JP8764999A JP2000280078A JP 2000280078 A JP2000280078 A JP 2000280078A JP 11087649 A JP11087649 A JP 11087649A JP 8764999 A JP8764999 A JP 8764999A JP 2000280078 A JP2000280078 A JP 2000280078A
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temperature
nugget
welding
resistivity
nugget temperature
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Akira Ichikawa
晃 市川
Masahide Kimura
正秀 木村
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナゲットの抵抗率に基づいてナゲットの温度
を推定し、溶接開始時点から溶接終了時点までのナゲッ
ト温度の変化が予め設定した温度変化範囲内になるよう
溶接電力を制御することで、散りの発生を防止するとと
もに高品質の溶接を行なう。 【解決手段】 抵抗値算出手段11は、電圧検出部8で
検出した溶接電極7a,7b間電圧を溶接電流を電流検
出部9で検出した溶接電流で除算してナゲット31の抵
抗値Rを算出する。抵抗率算出手段12は、抵抗値Rに
基づいて抵抗率ρを算出する。ナゲット温度算出手段1
3は、ナゲット温度と抵抗率との関係の近似式をナゲッ
ト温度範囲に対応して3種類備え、3種類の近似式を選
択利用することで抵抗率ρからナゲット温度Tを算出す
る。溶接電力制御手段14は、算出されたナゲット温度
Tに基づいて溶接開始時点から溶接終了時点までのナゲ
ット温度Tの変化が予め設定した温度変化範囲内になる
よう溶接電力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スポット溶接等
に用いられる電気溶接制御装置に係り、詳しくは、溶接
電流と溶接電極(チップ)間電圧とに基づいてナゲット
温度を推定し、溶接開始時点から溶接終了時点までのナ
ゲット温度の変化が予め設定した温度変化範囲内になる
よう溶接電力を制御できるようにした電気溶接制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気溶接(主にスポット溶接)で
は、被溶接物の沸騰による散りの発生が品質および安全
面で問題になっていた。これまで、溶接時の散り発生防
止のために、電流や電圧を制御する方法が取られていた
が、散り発生を完全に防止するのは困難であった。ナゲ
ット(溶融部分)の抵抗率は、温度上昇とともに上昇
し、最大では常温時の約7倍にもなる。このため、電流
のみまたは電圧のみでは、ナゲットの温度を正確に制御
することが難しく、散り発生を完全に防止するのは困難
であった。また、散り発生を検知して電流制御を行なう
溶接装置も存在するが、その場合、散りが発生した後で
制御をかけるので遅れを生じ、散り発生を完全に防ぐこ
とはできなかった。
【0003】そこで、ナゲットの温度を推定して溶接条
件を制御することで、溶接品質の向上を図る技術が以下
に示すように種々提案されている。
【0004】特開平4−178275号公報には、溶接
開始後に検出した電極移動量から把握される母材平均温
度に基づいて、当該時点での算出された母材温度分布を
修正することにより、溶接部の破壊検査なしにリアルタ
イムにナゲット径を推測できるようにした抵抗スポット
溶接方法が記載されている。この抵抗スポット溶接方法
の構成は次のとおりである。溶接電流検出部、チップ間
電圧検出ケーブルで検出した両検出値と熱伝導モデルと
に基づいて、信号処理部で母材の温度分布を算出する。
母材の温度分布から推算部でナゲット寸法特性値を推算
する。これから溶接電流,電極加圧力を制御して抵抗ス
ポット溶接を行う。溶接開始後の電極移動量を検出器で
検出し、移動量から信号処理部で把握する母材平均温度
に基づいて、当該時点での算出された母材温度分布を修
正する。これにより、適正な溶接条件を自動的に選んで
目的の溶接部を確保することができる。
【0005】特開平9−94673号公報には、ナゲッ
ト形成状況を推定する第1演算部での状態量と基準状態
量を比較し、第2演算部で算出する修正量を基に溶接中
に溶接条件を変更することにより、所定のナゲット径を
形成できるようにした抵抗溶接の制御装置および制御方
法が記載されている。この抵抗溶接の制御装置および制
御方法は次のように構成されている。被溶接材を挟む電
極間の電圧及び溶接電流を電圧検出部と電流検出部で測
定し、第1演算部ではこれ等の値と、予め入力した被溶
接材の板厚、重ね枚数、材質から熱伝導計算を利用して
ナゲット形成状況を観測する状態量を第2演算部に出力
する。第2演算部では第1演算部3から出力したナゲッ
ト形成状況を観測する状態量と所定のナゲット形成に必
要な状態量を比較し、溶接条件の変更量を制御部に出力
し溶接機を制御する。このように、熱伝導計算を利用し
たシミュレータにより溶接条件を修正し所定のナゲット
を形成して確実に高品質な溶接ができる。
【0006】特開平9−216071号公報には、推算
した溶接部の温度分布と目標ナゲットを比較して溶接機
の出力を制御することで、設定されたナゲットを得るこ
とができるようにした抵抗溶接機の制御装置が記載され
ている。この制御装置は、溶接電流検出手段、電極間電
圧検出手段、温度分布を推算する温度分布推算手段、イ
ンダクタンス特性値演算手段、温度分布推算手段により
推算した温度分布とインダクタンス特性値を用いて推算
した温度分布を比較して温度分布推算手段を調整する調
整手段と前記の温度分布により溶接条件を制御する制御
手段を備える。そして、調整した温度分布推算手段によ
つて推算した温度分布と目標ナゲットを比較して溶接条
件を制御する。
【0007】特開平10−94883号公報には、溶接
電流とチップ間電圧を検出し、熱伝導計算により溶接部
のシミュレーシヨンを行ない、ナゲットの生成状態を推
定することにより、良好な溶接を行なうようにした抵抗
溶接機の溶接条件制御方法が記載されている。この抵抗
溶接機の溶接条件制御方法の構成は次のとおりである。
一対の溶接電極が被溶接材を抵抗溶接する。信号処理部
が溶接電流、溶接電圧のデータを取り込む。透磁率変化
検出部がインピーダンス(電圧と電流の比)の変化を監
視し、被溶接材が磁気変態温度以上に上昇していること
を確認する。固有抵抗値や電流の流れ方を考慮するフリ
ンジング係数などの材料定数を熱伝導シミュレータが決
定する。シミュレータは材料定数を用いて差分方程式を
作成し、電流、電圧のデータを入力し、電流密度と通電
径を算出する。温度方程式を解き、温度分布を算出し、
溶融温度を超えている領域をナゲットとする。比較部が
ナゲットの状況を基に溶接条件を制御する。
【0008】特開平10−314956号公報には、溶
接中のナゲットの生成状況を物理現象に基づいた観測可
能な数値で評価し、溶接材料に対する適用範囲が広く、
溶接部のナゲツト生成状況を正確に知ることができる抵
抗溶接部の品質評価方法および装置が記載されている。
交流、または電流脈動のある溶接電流を通電時、被溶接
金属材料の固有抵抗値が温度依存性を持つことから、電
流変化期間におけるチップ間の動抵抗瞬時値の変化率を
求め、更に動抵抗瞬時値の変化状況を演算処理し、溶接
部の発熱状態、すなわち、ナゲットの形成状態を推算す
ることにより正確に溶接品質の評価を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の技術は、熱伝導モデル(熱伝導シミュレーショ
ン)等に基づいてナゲットの温度を推定するため、複雑
な計算処理が必要であり、溶接制御装置の構成が複雑に
なるとともに、溶接制御装置が高価になるという問題が
ある。このため、簡易な構成でナゲットの温度を推定
し、良好な溶接を行なうことのできる溶接制御装置が望
まれていた。
【0010】
【発明の目的】この発明はこのような課題を解決するた
めなされたもので、ナゲットの抵抗率に基づいてナゲッ
トの温度を推定し、溶接開始時点から溶接終了時点まで
のナゲット温度の変化が予め設定した温度変化範囲内に
なるよう溶接電力を制御することで、散りの発生を防止
するとともに高品質の溶接を行なえるようにした電気溶
接制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る電気溶接制御装置は、溶接電流を検出す
る電流検出部と、溶接電極間電圧を検出する電圧検出部
と、溶接電流と溶接電極間電圧とに基づいて溶接部の抵
抗値を算出する抵抗値算出手段と、抵抗値に基づいて溶
接部の抵抗率を算出する抵抗率算出手段と、ナゲット温
度と抵抗率との関係式またはナゲット温度と抵抗率との
関係データを備え算出した抵抗率に基づいてナゲット温
度を算出するナゲット温度算出手段と、算出したナゲッ
ト温度に基づいて溶接開始時点から溶接終了時点までの
ナゲット温度の変化が予め設定した温度変化範囲内にな
るよう溶接電力を制御する溶接電力制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0012】この発明に係る電気溶接制御装置は、金属
材料の固有抵抗率が温度によって大きく変化することに
着目し、ナゲット温度と抵抗率との関係式またはナゲッ
ト温度と抵抗率との関係データを備えたので、抵抗率か
らナゲット温度を推定することができる。そして、ナゲ
ット温度の変化が予め設定した温度変化範囲になるよう
溶接電力を制御することで、高品質な溶接を行なうこと
ができ、散りの発生を防止できる。
【0013】なお、ナゲット温度算出手段は、ナゲット
温度と抵抗率との関係式またはナゲット温度と抵抗率と
の関係データをナゲット温度範囲毎に区分して複数備え
ており、算出されたナゲット温度に応じて前記関係式ま
たは関係データを選択的に切り替える構成とするのが望
ましい。例えば、ナゲット温度算出手段は、ナゲット温
度が摂氏600度以下の状態におけるナゲット温度と抵
抗率との関係を示す低温状態近似式と、ナゲット温度が
摂氏600度以上で摂氏800度以下の状態におけるナ
ゲット温度と抵抗率との関係を示す中温状態近似式と、
ナゲット温度が摂氏800度以上の状態におけるナゲッ
ト温度と抵抗率との関係を示す高温状態近似式とを備
え、ナゲット温度に応じて使用する近似式を選択的に切
り替える構成とするのが望ましい。
【0014】抵抗率の温度特性は単純な線形ではなく、
温度によって抵抗率の変化率が異なるので、ナゲット温
度と抵抗率との関係式またはナゲット温度と抵抗率との
関係データをナゲット温度範囲毎に区分して複数備える
ことで、抵抗率に基づくナゲット温度の推定精度を向上
させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0016】図1はこの発明に係る電気溶接制御装置の
ブロック構成図である。このこの発明に係る電気溶接制
御装置1は、3相交流電源2と、3相全波整流部3と、
インバータ部(スイッチング回路)4と、降圧トランス
5と、整流部6と、一対の溶接電極7a,7bと、電圧
検出部8と、電流検出部9と、制御部10と、溶接条件
設定部20とからなる。制御部10は、抵抗値算出手段
11と、抵抗率算出手段12と、ナゲット温度算出手段
13と、溶接電力制御手段14とを備える。符号30は
被溶接物、符号31はナゲット(溶解部)である。
【0017】3相全波整流部3は、3相交流電源2から
供給される3相交流を全波整流して直流電源を生成す
る。生成された直流電源はインバータ部4へ供給され
る。インバータ部4は、直流電源を高周波交流へ変換し
て降圧トランス5の一次巻線を駆動する。このインバー
タ部4は、制御部10から供給される電力密度制御指令
等のインバータ運転指令10aに基づいて、高周波交流
の周期(周波数)ならびにデューティを可変する。これ
により、降圧トランス5,整流部6,各溶接電極7a,
7bを介して溶接部に供給する電力を制御する。降圧ト
ランス5の2次巻線には、低電圧化された高周波交流が
誘起される。この低電圧化された高周波交流は整流部6
で直流に変換される。整流部6は、整流用ダイオード6
aと平滑用コンデンサ6bとから構成される。整流部6
で生成された直流は、各溶接電極7a,7bを介して被
溶接部30に供給される。
【0018】電圧検出部8は、一対の溶接電極7a,7
b間の電圧を検出し、検出した電圧に対応した電気信号
(電圧検出信号)8aを出力する。この電圧検出信号8
aは制御部10へ供給される。
【0019】電流検出部9は、溶接電流を検出し、検出
した溶接電流に対応した電気信号(電流検出信号)9a
を出力する。この電流検出信号9aは制御部10へ供給
される。
【0020】抵抗値算出手段11は、電圧検出信号8a
と電流検出信号9aとに基づいて溶接部(一対の電極7
a,7b間)の抵抗値R(t)を予め設定した時間間隔
で順次算出する。抵抗値R(t)は、式1に示すよう
に、電極間電圧V(t)を溶接電流I(t)で除算する
ことで算出する。算出された抵抗値R(t)は抵抗率算
出手段12へ供給される。
【0021】 R(t)=V(t)/I(t) …… (式1)
【0022】抵抗率算出手段12は、算出された抵抗値
R(t)に基づいて抵抗率ρを算出する。算出した抵抗
率ρは、ナゲット温度算出手段13へ供給される。抵抗
率ρは、抵抗値R(t)を抵抗率算出係数L/Sで除算
することで求めることができる。Lは電極7a,7b間
の距離(被溶接物30の板厚)、Sは溶接部分の断面積
である。ここで、室温での抵抗値をR0とし室温での抵
抗率をρ0とすると、抵抗率算出係数L/SはR0/ρ
0で与えられる。よって、抵抗率ρは式2に示す演算に
よって求めることができる。
【0023】 ρ=R(t)×ρ0/R0 …… (式2)
【0024】なお、抵抗率ρは抵抗値Rの一次式で与え
られる。常温での抵抗率ρ0は材料により分かっている
ので、常温での抵抗値R0を実測すれば、抵抗率算出係
数L/S(L/S=R0/ρ0)が求められる。なお、
被溶接物の材質、被溶接物の厚さ、室温での抵抗値R
0、室温での抵抗率ρ0、抵抗率算出係数L/S等は、
溶接条件設定部20から入力される。
【0025】ナゲット温度算出手段13は、算出された
抵抗率ρに基づいてナゲット温度Tを算出する。図2は
ナゲット温度と抵抗率との関係(抵抗率曲線)ならびに
その近似式を示す説明図である。図2は被溶接物30の
材質が鉄である場合のナゲット温度Tと抵抗率ρとの関
係(抵抗率曲線)を示している。図2において縦軸の抵
抗率の単位はμΩ・cmである。抵抗率曲線は、ナゲッ
ト温度が600℃以下の領域と600℃〜800℃の領
域と800℃以上の領域とで、傾きが大きく異なってい
る。そこで、前記3つの領域に区分し、各領域毎にナゲ
ット温度と抵抗率との関係(抵抗率曲線)を近似する近
似式を設定する。
【0026】具体的には、ナゲット温度Tが600℃以
下の場合、抵抗率ραは次に示す近似式3で近似する。
ここで、α,Cαは近似のための定数、Tはナゲット温
度である。
【0027】 ρα=αT+Cα (〜600℃) …… (式3)
【0028】ナゲット温度Tが600℃〜800℃の場
合、抵抗率ρβは次に示す近似式4で近似する。ここ
で、β,Cβは近似のための定数、Tはナゲット温度で
ある。
【0029】 ρβ=βT+Cβ (600℃〜800℃) …… (式4) ナゲット温度Tが800℃以上の場合、抵抗率ργは次
に示す近似式5で近似する。ここで、γ,Cγは近似の
ための定数、Tはナゲット温度である。
【0030】 ργ=γT+Cγ (800℃〜) …… (式5)
【0031】ナゲット温度算出手段13には、前記3つ
の近似式(式3〜式5)が予め登録されている。ナゲッ
ト温度算出手段13は、加熱時のナゲット温度算出に際
しては、先ず式3を使って抵抗率ρをナゲット温度Tへ
換算する。そして、ナゲット温度算出手段13は、算出
したナゲット温度Tが600℃に達したときは、式4を
使って抵抗率ρをナゲット温度Tへ換算する。さらに、
ナゲット温度算出手段13は、算出したナゲット温度T
が800℃に達したときは、式5を使って抵抗率ρをナ
ゲット温度Tへ換算する。
【0032】一方、ナゲット温度算出手段13は、冷却
時のナゲット温度算出に際しては、抵抗率ρをナゲット
温度Tへ換算するために使用する換算式を、ナゲット温
度Tに対応して式5,式4,式3の順で切り替える。
【0033】すなわち、ナゲット温度算出手段13は、
加熱開始時には式6に基づいてナゲット温度Tを算出
し、ナゲット温度Tが600℃を越えると式7に基づい
てナゲット温度Tを算出し、ナゲット温度Tが800℃
を越えると式8に基づいてナゲット温度Tを算出する。
【0034】 T=(ρ0/R0×R(t)−Cα)/α (〜600℃) ……(式6) T=(ρ0/R0×R(t)−Cβ)/β (600℃〜800℃)…(式7 ) T=(ρ0/R0×R(t)−Cγ)/γ (800℃〜)…(式8)
【0035】そして、ナゲット温度算出手段13は、冷
却時には式8に基づいてナゲット温度Tを算出し、ナゲ
ット温度が800℃以下に低下すると式7に基づいてナ
ゲット温度Tを算出し、さらにナゲット温度が800℃
以下に低下すると式6に基づいてナゲット温度Tを算出
する。
【0036】なお、ナゲット温度算出手段13は、ナゲ
ット温度と抵抗率との関係式を備えるのではなく、ナゲ
ット温度と抵抗率との対応データを例えばテーブル形式
で備える構成としてもよい。この場合、ナゲット温度範
囲に対応して複数の抵抗率−ナゲット温度変換テーブル
等を備える。抵抗率−ナゲット温度変換テーブルを用い
た場合には、抵抗率からナゲット温度を計算する処理が
不要となるため、ナゲット温度を求めるための時間を短
縮できる。
【0037】溶接条件設定部20は、溶接時の温度変化
範囲(温度制御範囲)を設定するための入力操作部を備
える。溶接条件設定部20によって設定された温度変化
範囲は、溶接電力制御手段14へ供給される。
【0038】図3は温度変化範囲(温度制御範囲)の設
定内容を示す説明図である。図3において、横軸は溶接
開始時点からの時間経過を示している。t1は加熱期間
(急加熱期間)、t2は融解熱入力期間(セットリング
タイム)、t3は冷却期間(急冷期間)である。縦軸は
ナゲット温度Tを示している。標準はナゲット温度変化
の標準特性を示している。上限はナゲット温度変化の上
限特性を、下限はナゲット温度変化の下限特性を示して
いる。
【0039】溶接においては、割れ防止、サイクルタイ
ム短縮、低熱歪、拡散時間確保、硬度確保、超塑性防止
等の条件で、加熱温度勾配、セットリング温度範囲、急
冷温度勾配等の最適条件範囲が設定される。
【0040】加熱期間t1の時間は、割れ発生防止や溶
接用電源の出力能力等の時間延長要素と、低熱歪、サイ
クルタイム短縮、省エネルギ等の時間短縮要素との諸条
件によって制約を受ける。これらの制約条件を考慮し
て、加熱期間t1の時間の上限ならびに下限が設定され
る。
【0041】融解熱入力期間(セットリングタイム)t
2の時間は、拡散時間確保、融解熱入力等の時間延長要
素と、サイクルタイム短縮、低歪、省エネルギ、格子欠
陥発生抑制等の時間短縮要素との諸条件によって制約を
受ける。これらの制約条件を考慮して、融解熱入力期間
(セットリングタイム)t2の時間の上限ならびに下限
が設定される。
【0042】冷却期間(急冷期間)t3の時間は、割れ
発生防止、硬度確保等の時間延長要素と、サイクルタイ
ム短縮、低歪、省エネルギ、超塑性防止等の時間短縮要
素との諸条件によって制約を受ける。これらの制約条件
を考慮して、冷却期間(急冷期間)t3の時間の上限な
らびに下限が設定される。
【0043】図1に示した溶接電力制御手段14は、溶
接時のナゲット温度Tが図3に示した温度変化範囲(温
度制御範囲)におさまる様に溶接電力の制御を行なう。
【0044】図4は溶接電力の供給特性例を示すグラフ
である。図4において、横軸は溶接開始時点からの時間
経過t(s)を、縦軸は溶接部に供給される溶接電力P
(W)を示している。インバータ運転指令10aに基づ
いてインバータ部4から出力する高周波交流の電力を可
変し、溶接部に供給する溶接電力を制御することで、図
4に示すように、任意の溶接電力の供給特性P1〜P3
を実現できる。
【0045】そして、ナゲット温度算出手段13によっ
て算出されたナゲット温度Tに基づいて溶接条件設定部
20によって設定された温度変化範囲におさまる様に溶
接電力をフィードバック制御することで、高品質の溶接
を行なうことが可能となる。
【0046】図5は抵抗値の算出結果例とナゲット温度
の算出結果例を示すグラフである。図5において、横軸
は溶接開始時点からの時間経過t(s)を、縦軸は抵抗
値R(Ω)ならびにナゲット温度T(℃)を示してい
る。溶接電流と溶接電極間電圧とに基づいて溶接部の抵
抗値Rが抵抗値算出手段11によって算出され、算出さ
れた抵抗値Rに基づいて抵抗率ρが算出され、抵抗率ρ
に基づいてナゲット温度Tが算出される。
【0047】図6はナゲット温度の制御結果例を示すグ
ラフである。図5において、横軸は溶接開始時点からの
時間経過t(s)を、縦軸はナゲット温度T(℃)およ
び抵抗値R(Ω)を示している。図6において点線で示
した抵抗値算出結果に基づいてナゲット温度Tを算出
し、算出されたナゲット温度(推定温度)Tに基づいて
インバータ運転指令10aをフィードバック制御するこ
とで、溶接条件設定部20によって設定された温度変化
範囲におさまる様に溶接電力をフィードバック制御で
き、上限ならびに下限が設定された温度変化範囲内にナ
ゲット温度Tをおさめることができる。
【0048】次に、この発明に係る電気溶接制御装置の
動作を説明する。図7はこの発明に係る電気溶接制御装
置の動作を示すフローチャート、図8はナゲット温度の
上限条件ならびに下限条件の設定例を示すグラフであ
る。
【0049】まず、溶接条件設定部20を介して溶接条
件の設定がなされる(ステップS1)。この溶接条件の
設定では、加熱期間t1,溶解熱入力期間t2および冷
却期間t3のそれぞれの時間が設定されるとともに、イ
ンバータ部4,降圧トランス5,整流部6からなる溶接
電流供給部から溶接電極7a,7bを介して溶接部へ供
給できる溶接電流の最大値(供給電流制限値)が設定さ
れ、さらに、各期間t1〜t3におけるナゲット温度T
の上限値,下限値が設定される。
【0050】図8に示すように、加熱期間t1における
ナゲット温度Tの上限条件は、Tmax=amax1・
tなる演算式で設定される。ここで、amax1は加熱
期間t1におけるナゲット温度Tの上限値Tmaxを求
めるための係数(単位時間当りのナゲット温度の上昇量
を規定する係数)、tは加熱期間t1の経過時間であ
る。加熱期間t1におけるナゲット温度Tの下限条件
は、Tmin=amin1・tなる演算式で設定され
る。ここで、amin1は加熱期間t1におけるナゲッ
ト温度Tの下限値Tminを求めるための係数(単位時
間当りのナゲット温度の上昇量を規定する係数)、tは
加熱期間t1の経過時間である。
【0051】同様に、冷却期間t3におけるナゲット温
度Tの上限条件は、Tmax=−amax3・t+bm
ax3なる演算式で設定される。ここで、−amax3
は冷却期間t3におけるナゲット温度Tの上限値Tma
xを求めるための係数(単位時間当りの溶接電流の低下
量を規定する係数)、bmax3は溶ナゲット温度Tの
上限値を求めるための定数(期間t3開始時のナゲット
温度Tの上限値)、tは冷却期間t3の経過時間であ
る。冷却期間t3におけるナゲット温度Tの下限条件
は、Tmin=−amin3・t+bmin3なる演算
式で設定される。ここで、−amin3は冷却期間t3
におけるナゲット温度Tの下限値を求めるための係数
(単位時間当りのナゲット温度の低下量を規定する係
数)、bmin3は冷却期間t3におけるナゲット温度
Tの下限値を求めるための定数(期間t3開始時のナゲ
ット温度Tの下限値)、tは冷却期間t3の経過時間で
ある。
【0052】溶解熱入力期間t2におけるナゲット温度
Tの上限値Tmaxは、Tmax=Tmax0として設
定される。ここで、Tmax0は溶解熱入力期間t2に
おけるナゲット温度Tの上限値Tmaxを規定する定数
である。溶解熱入力期間t2におけるナゲット温度Tの
下限値Tminは、Tmin=Tmin0として設定さ
れる。ここで、Tmin0は溶解熱入力期間t2におけ
るナゲット温度Tの下限値Tminを規定する定数であ
る。
【0053】図7に示したステップS1での設定によっ
て、図3に示した温度変化範囲(温度制御範囲)が決定
される。温度変化範囲(温度制御範囲)が設定され、被
溶接物30が装着されていることが確認され、溶接開始
要求が与えられると溶接が開始される(ステップS
2)。
【0054】溶接電力制御手段14は、溶接開始時点か
らの経過時間を計時しており、ステップS3で冷却期間
t3の終了時刻t3’に達したと判断されるまで、ステ
ップS4以降の処理を繰り返す。
【0055】ステップS4では、溶接開始時点からの経
過時間tとステップS1で設定された各期間t1〜t3
の時間とに基づいて、現在の期間を判断する。現在の期
間が加熱期間t1である場合、ステップS5で、加熱期
間t1におけるナゲット温度Tの上限条件Tmax=a
max1・tが設定されるとともに、加熱期間t1にお
けるナゲット温度Tの下限条件Tmin=amin1・
tが設定される。現在の期間が溶融熱入力期間t2であ
る場合、ステップS6で、溶融熱入力期間t2における
ナゲット温度Tの上限条件Tmax=Tmax0が設定
されるとともに、溶融熱入力期間t2におけるナゲット
温度Tの下限条件Tmin=Tmin0が設定される。
現在の期間が冷却期間t3である場合、ステップS7
で、冷却期間t3におけるナゲット温度Tの上限条件T
max=−amax3・t+bmax3が設定されると
ともに、冷却期間t3におけるナゲット温度Tの下限条
件Tmin=−amin3・t+bmin3が設定され
る。
【0056】これにより、現在の期間t1〜t3におけ
るナゲット温度Tの上限ならびに下限条件が設定され
る。そして、ステップS8で電極間電圧Vならびに溶接
電流Iが取り込まれる。次に、ステップS9で、電極間
電圧Vならびに溶接電流Iに基づいて抵抗値Rが算出さ
れ、この算出された抵抗値Rに基づいて抵抗率ρが算出
され、この算出された抵抗率ρに基づいてナゲット温度
Tが算出される。これにより、電極間電圧Vならびに溶
接電流Iに基づくナゲット温度Tの推定演算結果が得ら
れる。
【0057】次にステップS10で、溶接電力制御手段
14は、推定された現在のナゲット温度Tが現在の期間
におけるナゲット温度Tの下限条件Tmin以下である
か否かを判断する。現在のナゲット温度Tが下限条件T
min以下である場合、溶接電力制御手段14はステッ
プS11で、電力供給を増大させるためのインバータ運
転指令10aをインバータ部4へ供給して、溶接部へ供
給する溶接電力を増加させる。そして、ステップS3に
戻って上述した一連の処理が繰り返される。
【0058】ナゲット温度Tが下限条件Tminを満足
している場合、溶接電力制御手段14はステップS12
で、推定された現在のナゲット温度Tが現在の期間にお
けるナゲット温度Tの上限条件Tmaxを越えていない
か判断する。現在のナゲット温度Tが上限条件Tmax
を越えている場合、溶接電力制御手段14はステップS
13で、電力供給を減少させるためのインバータ運転指
令10aをインバータ部4へ供給して、溶接部へ供給す
る溶接電力を減少させる。そして、ステップS3に戻っ
て上述した一連の処理が繰り返される。
【0059】ステップS10でナゲット温度Tが下限条
件Tminを満足していると判断され、ステップS12
でナゲット温度Tが上限条件Tmaxを満足していると
判断された場合、すなわち、ナゲット温度Tが温度変化
範囲(温度制御範囲)内にある場合、ステップS3に戻
って上述した一連の処理が繰り返される。
【0060】これにより、ナゲット温度Tが各期間t1
〜t3毎に対応して設定された温度制御範囲におさまる
ように、溶接電流のフィードバック制御がなされる。
【0061】そして、ステップS3において、冷却期間
T3の終了タイミングになったことが判断されると、ス
テップS14で溶接電力の供給停止ならびに各溶接電極
7a7bの被溶接物30への圧接を解除する処理等の終
了処理がなされ、溶接終了となる(ステップS15)。
【0062】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る電気
溶接制御装置は、金属材料の固有抵抗率が温度によって
大きく変化することに着目し、ナゲット温度と抵抗率と
の関係式またはナゲット温度と抵抗率との関係データを
備え、抵抗率からナゲット温度を算出し、算出したナゲ
ット温度の変化が予め設定した温度変化範囲になるよう
溶接電力を制御する構成としたので、高品質な溶接を行
なうことができ、散りの発生を防止できる。
【0063】この発明に係る電気溶接制御装置は、抵抗
率からナゲット温度を算出するので、熱伝導・放射・対
流等の熱伝導に関する条件設定を行なわなくてよく、簡
易な構成でナゲット温度を推定することができる。
【0064】抵抗率の温度特性は単純な線形ではなく、
温度によって抵抗率の変化率が異なる。そこで、この発
明に係る電気溶接制御装置は、ナゲット温度と抵抗率と
の関係式またはナゲット温度と抵抗率との関係データを
ナゲット温度範囲毎に区分して複数備え、ナゲット温度
と抵抗率との関係式等を選択的に利用して抵抗率からナ
ゲット温度を算出する構成としたので、抵抗率に基づく
ナゲット温度の推定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電気溶接制御装置のブロック構
成図である。
【図2】ナゲット温度と抵抗率との関係(抵抗率曲線)
ならびにその近似式を示す説明図である。
【図3】温度変化範囲(温度制御範囲)の設定内容を示
す説明図である。
【図4】溶接電力の供給特性例を示すグラフである。
【図5】抵抗値の算出結果例とナゲット温度の算出結果
例を示すグラフである。
【図6】ナゲット温度の制御結果例を示すグラフであ
る。
【図7】この発明に係る電気溶接制御装置の動作を示す
フローチャートである。
【図8】ナゲット温度の上限条件ならびに下限条件の設
定例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電気溶接制御装置 4 インバータ部 5 降圧トランス 6 整流部 7a,7b 溶接電極 8 電圧検出部 9 電流検出部 10 制御部 11 抵抗値算出手段 12 抵抗率算出手段 13 ナゲット温度算出手段 14 溶接電力制御手段 20 溶接条件設定部 30 被溶接物 31 ナゲット(溶解部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接電流を検出する電流検出部と、 溶接電極間電圧を検出する電圧検出部と、 前記溶接電流と前記溶接電極間電圧とに基づいて溶接部
    の抵抗値を算出する抵抗値算出手段と、 前記抵抗値に基づいて溶接部の抵抗率を算出する抵抗率
    算出手段と、 ナゲット温度と抵抗率との関係式またはナゲット温度と
    抵抗率との関係データを備え前記算出した抵抗率に基づ
    いてナゲット温度を算出するナゲット温度算出手段と、 算出されたナゲット温度に基づいて溶接開始時点から溶
    接終了時点までのナゲット温度の変化が予め設定した温
    度変化範囲内になるよう溶接電力を制御する溶接電力制
    御手段とを備えたことを特徴とする電気溶接制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ナゲット温度算出手段は、ナゲット
    温度と抵抗率との関係式またはナゲット温度と抵抗率と
    の関係データをナゲット温度範囲毎に区分して複数備え
    ており、算出されたナゲット温度に応じて前記関係式ま
    たは関係データを選択的に切り替えることを特徴とする
    請求項1記載の電気溶接制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ナゲット温度算出手段は、ナゲット
    温度が摂氏600度以下の状態におけるナゲット温度と
    抵抗率との関係を示す低温状態近似式と、ナゲット温度
    が摂氏600度以上で摂氏800度以下の状態における
    ナゲット温度と抵抗率との関係を示す中温状態近似式
    と、ナゲット温度が摂氏800度以上の状態におけるナ
    ゲット温度と抵抗率との関係を示す高温状態近似式とを
    備え、ナゲット温度に応じて使用する近似式を選択的に
    切り替えることを特徴とする請求項1記載の電気溶接制
    御装置。
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