JPH11104847A - 抵抗溶接機用制御装置 - Google Patents

抵抗溶接機用制御装置

Info

Publication number
JPH11104847A
JPH11104847A JP28468397A JP28468397A JPH11104847A JP H11104847 A JPH11104847 A JP H11104847A JP 28468397 A JP28468397 A JP 28468397A JP 28468397 A JP28468397 A JP 28468397A JP H11104847 A JPH11104847 A JP H11104847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
current
welding machine
resistance
transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28468397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nagano
嘉弘 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dengensha Toa Co Ltd
Original Assignee
Dengensha Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dengensha Manufacturing Co Ltd filed Critical Dengensha Manufacturing Co Ltd
Priority to JP28468397A priority Critical patent/JPH11104847A/ja
Publication of JPH11104847A publication Critical patent/JPH11104847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポット溶接機,プロジエクション溶接機,
シーム溶接機等の抵抗溶接機の溶接トランスと制御装置
とを一体化し,同一筐体内において溶接トランスの二次
側電圧,電流,抵抗等を検出し定電力制御の精度向上を
図ることを目的とする。 【構成】 溶接トランスと制御装置を一体化して,溶接
電流を溶接トランスの2次側出力で検出することによ
り,電流および/または電圧等の検出器と当該制御装置
との間を外部で接続するケーブルが不要となるため,リ
ード線のダメージや断線の心配がなくなり,さらにノイ
ズに強い定電力制御が可能になる。また取り扱いの容易
さやコストダウンも同時に実現する事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は,スポット溶接機,
プロジエクション溶接機,シーム溶接機等の抵抗溶接機
用制御装置に関するもので,さらに詳しくは,抵抗溶接
機用制御装置の定電力制御を実現するために必要な電流
測定および/または電圧測定をする場合の検出器との接
続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から抵抗溶接機の定電力制御方式は
知られており,またその検出手段もいろいろ考えられて
いるが,定電力を実現するための電流値測定,電圧値測
定とも検出器と制御装置間を外部ケーブルで接続する必
要があった。
【0003】本発明はこの接続ケーブルを不要にするも
ので,作業工数の削減だけでなく測定精度の向上を実現
するものである。
【0004】抵抗溶接機の定電力制御方式は従来から知
られており,実用に供されている(特許昭58-38678参
照)。
【0005】図2は従来方式の例である。図中1は溶接
電源,2は溶接トランス部を示す。3は溶接機本体を示
す。4は溶接装置全体の制御装置部,この制御装置部の
指示で電子スイッチ部5により溶接電流を制御する。6
は溶接電流を発生させるための溶接トランス,7は電極
チップ,8はサイリスタ等の電子スイッチである。9は
溶接トランスの2次側電圧を測定する場合に用いる検出
器,10は溶接電流を測定する場合に用いる検出器,1
1は1次側電流を測定する場合に用いる検出器である。
12は検出した溶接電流や電圧から半サイクル毎に溶接
電流実効値と電極チップ間抵抗値を求める演算部,13
は演算部からの点弧指令を受けて与えられた位相角の点
弧信号を電子スイッチに送出する点弧回路,14は半サ
イクル毎の溶接電流値と電極チップ間抵抗の推移を記憶
する装置,15は溶接作業に先立ち、演算部に基準とな
る溶接電流値や通電時間などの溶接パラメータを格納さ
せるための設定器である。16は溶接電流や電圧を測定
する場合に検出器と制御装置間を接続するためのリード
線である。
【0006】通常,定電力制御の場合,溶接電流および
電極チップ間電圧の変化を監視しながら,溶接電流およ
び/または通電時間をコントロールしている。
【0007】この場合,溶接チップ間電圧を検出,測定
するためには検出器9を設け,検出器と制御装置間をリ
ード線16で接続している。
【0008】また,2次側の電流検出,測定をする場合
は,10のようなトロイダルコイル等を用い,1次側の
場合は11のようにCT等を用いて測定し,やはり検出
器と制御装置間をリード線16で接続している。
【0009】検出したデータは制御装置4に送られ,演
算部12,点弧回路13,記憶装置14,設定器15に
より定電力制御が行われる。
【0010】定電力制御の詳細に関しては特公昭58−
38678に述べられているため省略する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来方式
では電流および/または電圧の検出個所と制御装置間が
離れているため,相互間をリード線で接続する必要があ
リ,これが従来方式の最大の欠点であった。
【0012】すなわち,検出個所と制御装置の間を接続
するリード線には,溶接ガンのハンドリングや外部機器
との機械的干渉による損傷,溶接部からの散りによる損
傷等の他に,強大な溶接電流の影響による電磁誘導ノイ
ズが大きく,電流および/または電圧を精密に検出測定
する事が難しく,厳密な低電力制御が出来ないという欠
点があった。
【0013】定電力方式には溶接トランスの二次側の電
流及び電圧または抵抗を測定する必要があり,その方
式,手段もいろいろ考えられている。
【0014】しかし何れの方式,手段もデータ取得のた
めに検出器と制御装置間をリード線で外部接続する事が
必要であった。このためコストアップの要因になるだけ
でなく,リード線の破損や断線,溶接電流によるノイズ
等により測定に狂いを発生させる要因にもなっている。
【0015】
【発明の目的】本発明はこれらを解決するため,溶接ト
ランスと制御装置を一体化し,溶接トランスの二次側電
圧および/または電流を測定するためのリード線を外部
に引き出さずに,直接制御装置に取り込めるようにする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の問題を
解決するために開発したもので,次のような技術的手段
を講じてある。
【0017】すなわち,請求項1の発明は,抵抗溶接機
の溶接機能,溶接パターン,溶接条件等の溶接パラメー
タを設定し,その設定した溶接パラメータにより抵抗溶
接機の機械的,電気的な諸動作を制御する定電力制御装
置において,当該制御装置と溶接トランスとを一体化と
することにより,当該制御装置と定電力制御を実現する
ために必要な電流測定,電圧測定をする場合の検出器と
の間を接続するためのリード線を外部に引き出すことな
く,溶接トランス二次側の電流測定,電圧測定を可能に
し,溶接電源変動,電極チップの摩耗による抵抗変化を
的確に把握して最適な定電力溶接制御を行うことを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1に示す。図
2との違いは溶接トランス部2の中に図2に示す制御装
置部および電子スイッチ部が吸収されている事,またそ
のために本発明でもっとも重要な電流および/または電
圧検出のための検出器と制御装置間を外部で接続するリ
ード線16が無い事である。
【0019】抵抗溶接は溶接部に通電される溶接電流に
よるジュール熱を利用して行なわれる。この時溶接部に
発生する熱量は溶接電流の2乗に溶接部抵抗値を乗じた
値,すなわち有効電力量である。
【0020】均一な溶接結果を得るためには,この有効
電力量が常に安定して溶接部に供給される事が必要であ
るが,実際には,溶接電源は外乱によって不測の変動を
来すし,溶接部抵抗は加圧力変動等の外乱によって変動
したり,電極チップの摩耗等によっても影響を受ける。
【0021】更に溶接部抵抗の変動は溶接電流に影響を
与え,そのため溶接部における発熱状態が変化し,これ
がまた溶接部抵抗値を変化させる。
【0022】このように,それぞれの変動が互いに影響
を及ぼしあい,溶接部における発生熱量を変化させるた
め結果的にはそれが溶接結果のバラツキとなって現れ
る。
【0023】これらの問題点を解決するため,特公昭5
8−38678号のような定電力制御方式が考案されて
いるが,これを実現した場合でも従来の技術で記述した
ような問題点が残っていた。
【0024】本発明はこれらをいっきに解決するもので
ある。従来の欠点であった電流および/または電圧等の
測定をするために必要であった検出器と制御装置との間
を接続するリード線をなくすため,従来個別の装置であ
った溶接トランスと制御装置を一体化した。
【0025】また溶接電流を溶接トランスの2次側出力
で検出するようにした。これにより検出器と制御装置と
の間を外部で接続するリード線を不要とする事ができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上で説明したように,請求項1の発明
によれば,溶接トランスと制御装置を一体化して,溶接
電流を溶接トランスの2次側出力で検出することによ
り,電流および/または電圧の検出器と制御装置との間
を外部で接続するケーブルが不要となるため,リード線
のダメージや断線の心配がなくなり,さらにノイズに強
い定電力制御が可能になり,従来方式に比べて精度の向
上および安定性の向上を実現する。また取り扱いの容易
さやコストダウンも同時に実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抵抗溶接機用制御装置全体の構成例を
示す電気ブロック回路図である。
【図2】従来の抵抗溶接機制御装置の構成を示し電気ブ
ロック回路図である。
【符号の説明】
1・・・・溶接電源 2・・・・溶接トランス部 11・・・・検
出器 3・・・・溶接機本体 12・・・・演
算部 4・・・・制御装置部 13・・・・点
弧回路 5・・・・通信制御部 14・・・・記
憶装置 6・・・・データ表示制御部 15・・・・設
定器 7・・・・電極チップ 16・・・・リ
ード線 8・・・・電子スイッチ 9・・・・検出器 10・・・・検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗溶接機の溶接機能,溶接パターン,
    溶接条件等の溶接パラメータを設定し,その設定した溶
    接パラメータにより抵抗溶接機の機械的,電気的な諸動
    作を制御する定電力制御装置において,当該制御装置と
    溶接に必要な溶接電流を供給する溶接トランスとを一体
    化することにより,当該制御装置と定電力制御を実現す
    るために必要な電流測定および/または電圧測定をする
    検出器との間を接続するためのリード線をなくし,実質
    的に溶接トランス二次側の電流および/または電圧の測
    定精度を高めたことを特徴とする抵抗溶接機用制御装
    置。
JP28468397A 1997-09-30 1997-09-30 抵抗溶接機用制御装置 Pending JPH11104847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28468397A JPH11104847A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 抵抗溶接機用制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28468397A JPH11104847A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 抵抗溶接機用制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11104847A true JPH11104847A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17681637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28468397A Pending JPH11104847A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 抵抗溶接機用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11104847A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012011434A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Daihen Corp 抵抗溶接制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012011434A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Daihen Corp 抵抗溶接制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9108264B2 (en) Systems and methods for diagnosing secondary weld errors
JPS6325891B2 (ja)
JPH01237076A (ja) アーク長検出装置,アーク長検出方法,トーチ高さ制御装置,トーチ高さ制御方法,自動溶接装置並びに自動溶接方法
JPH0543447B2 (ja)
JPH11104847A (ja) 抵抗溶接機用制御装置
KR100650611B1 (ko) 저항용접제어방법 및 장치
CN102615384B (zh) 焊接用电源装置以及焊接机
JP4164754B2 (ja) 抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置
JP3172847B2 (ja) 抵抗溶接機のチップ間電圧検出方法およびその装置
WO2016038756A1 (ja) 溶接電流測定装置、抵抗溶接監視装置及び抵抗溶接制御装置
JPH0589995A (ja) X線装置
CA3081600C (en) Welding torch and wire feeder that use electrode wire for voltage sensing
KR100355594B1 (ko) 전기 아크 용접기의 부하 시뮬레이션 장치
JPH0214129A (ja) 電気溶着装置
JPH06297159A (ja) サイリスタ式単相溶接機の溶接中における電極状態判定方法
JPH02220785A (ja) 抵抗溶接用制御装置
SU1648678A1 (ru) Устройство дл контрол сопротивлени участка электрод - электрод машины точечной сварки
JP2931871B1 (ja) 溶接機のアークタイム計測装置
JP2653178B2 (ja) アークスタッド溶接方法
JPS603977A (ja) 溶接制御用フイルタ群
KR20240026540A (ko) 접지 진단 용접장치
JPH02263580A (ja) 抵抗溶接機における抵抗測定装置
JPS6015434B2 (ja) 溶接電極間電圧検出装置
JPH03193279A (ja) 電縫鋼管の溶接入力制御方法および装置
JPS61150784A (ja) 抵抗溶接機の通電余裕の表示方法及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040812

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060822

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070105