JP4164754B2 - 抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置 - Google Patents

抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4164754B2
JP4164754B2 JP2003356619A JP2003356619A JP4164754B2 JP 4164754 B2 JP4164754 B2 JP 4164754B2 JP 2003356619 A JP2003356619 A JP 2003356619A JP 2003356619 A JP2003356619 A JP 2003356619A JP 4164754 B2 JP4164754 B2 JP 4164754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welded
spatter
sputter
resistance welding
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003356619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005118823A (ja
Inventor
禎 川越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003356619A priority Critical patent/JP4164754B2/ja
Publication of JP2005118823A publication Critical patent/JP2005118823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4164754B2 publication Critical patent/JP4164754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Welding (AREA)

Description

本発明は、複数の被溶接部材を電極で加圧するともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接のスパッタ検出方法及びその装置に関する。
自動車用電装品に用いられるモータにおいて、そのモータ巻線をターミナルに接続する方法として、抵抗溶接が広く用いられている。例えば、略U字状のターミナルと、ターミナルに挟持されたモータ巻線とを、対をなす電極により加圧しながら溶接電流を流すと、ジュール熱により部分的に溶融した後凝固して、それらは接合される。ここで、ターミナルの表面には、耐環境性を向上させるため、一般にメッキが施されている。そのため、抵抗溶接中において、ターミナルの温度が充分上昇する前に、ターミナルの先端がターミナルの他部に接触すると、瞬間的に溶接電流の一部が分流し、メッキが溶けて塵状となったスパッタが発生する。このスパッタは微弱な光を発して周囲に飛散し、大きなスパッタは、モータ巻線間等に侵入してモータの誤動作を引き起こす原因となる。従って、抵抗溶接を用いた製品の品質向上をはかるのためには、スパッタの検出は必須である。
ところで、抵抗溶接のスパッタ検出装置として、例えば、特開平10−323766号公報に開示された溶接監視システムがある。この溶接監視システムは、溶接チップ(電極)間の抵抗変化からスパッタの大きさを検出するものであり、また、スパッタの発生する光の強さから、スパッタを検出する方法についても記載されている。
特開平10−323766号公報
スパッタの発する光の強さから、スパッタの発生を検出する場合、スパッタの発する光が非常に微弱であるため、高感度の光センサが用いられる。そのため、スパッタ以外のわずかな光、例えば、周りで作業するフォークリフトの照明や工程の異常を知らせる警報灯、あるいは、他工程における照明の光をスパッタの発した光として誤検出してしまうことがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生を確実に検出できるスパッタ検出方法及び装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、被溶接部材の温度変化に基づき、被溶接部材の発する光を判定することにより、スパッタの発生を確実に検出できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法は、重ねられた複数の被溶接部材を対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接中に、前記被溶接部材の発する光を計測することによりスパッタの発生を検出する抵抗溶接のスパッタ検出方法において、前記被溶接部材の発する光の強さを計測する光計測工程と、前記被溶接部材の温度を計測する温度計測工程と、前記温度計測工程の計測結果に基づいてスパッタの発生タイミングを判定するスパッタ発生タイミング判定工程と、スパッタの発生タイミングにおける前記光計測工程の計測結果に基づいてスパッタの発生を判定するスパッタ発生判定工程とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法は、請求項1に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法において、前記スパッタ発生タイミング判定工程は、前記被溶接部材の温度が低下したときスパッタの発生タイミングであると判定し、前記スパッタ発生判定工程は、スパッタの発生タイミングにおける前記被溶接部材の発する光の強さが所定の設定値以上であるときスパッタが発生したと判定する工程であることを特徴とする。
請求項3に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法は、請求項2に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法において、前記スパッタ発生タイミング判定工程は、前記被溶接部材の温度の時間に対する変化が負となったとき、前記被溶接部材の温度が低下したと判定する工程であることを特徴とする。
請求項4に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法は、請求項1乃至3に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法において、前記被溶接部材は、略U字状の第1被溶接部材と、前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とからなることを特徴とする。
請求項5に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法は、請求項4に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法において、前記光計測工程は、前記第1被溶接部材の一端部が前記第1被溶接部材の少なくともいずれかに接触したときに発する光の強さを計測する工程であることを特徴とする。
請求項6に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法は、請求項4又は5に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法において、前記温度計測工程は、前記第1被溶接部材の折り曲げ部の温度を計測する工程であることを特徴とする。
請求項7に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置は、重ねられた複数の被溶接部材を対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接中に、前記被溶接部材の発する光を計測することによりスパッタの発生を検出する抵抗溶接のスパッタ検出装置において、前記被溶接部材の発する光の強さを計測する光計測手段と、前記被溶接部材の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段の計測結果に基づいてスパッタの発生タイミングを判定するスパッタ発生タイミング判定手段と、スパッタの発生タイミングにおける前記光計測手段の計測結果に基づいてスパッタの発生を判定するスパッタ発生判定手段とを備えることを特徴とする。
請求項8に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置は、請求項7に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置において、前記スパッタ発生タイミング判定手段は、前記被溶接部材の温度が低下したときスパッタの発生タイミングであると判定し、前記スパッタ発生判定手段は、スパッタの発生タイミングにおける前記被溶接部材の発する光の強さが所定の設定値以上であるときスパッタが発生したと判定することを特徴とする。
請求項9に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置は、請求項8に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置において、前記スパッタ発生タイミング判定手段は、前記被溶接部材の温度の時間に対する変化が負となったとき、前記被溶接部材の温度が低下したと判定することを特徴とする。
請求項10に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置は、請求項7乃至9に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置において、記被溶接部材は、略U字状の第1被溶接部材と、前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とからなることを特徴とする。
請求項11に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置は、請求項10に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置において、前記光計測手段は、前記第1被溶接部材の一端部が前記第1被溶接部材の少なくともいずれかに接触したときに発する光の強さを計測することを特徴とする。
請求項12に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置は、請求項10又は11に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置において、前記温度計測手段は、前記第1被溶接部材の折り曲げ部の温度を計測することを特徴とする。
なお、本明細でいう、各工程は、記載されている順番に従って順次実施されるものに限らない。必要とされる工程を並行して実施してもよいものである。
請求項1に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法によれば、光計測工程で、被溶接部材の発する光を計測する。また、温度計測工程で、被溶接部材の温度を計測する。さらに、スパッタ発生タイミング判定工程で、温度計測工程の計測結果に基づいてスパッタの発生タイミングを判定し、スパッタ発生判定工程で、スパッタの発生タイミングにおける光計測工程の計測結果に基づいてスパッタの発生を判定する。
ところで、スパッタは、被溶接部材の温度が充分に上昇する前に、被溶接部材の一部が電位差のある被溶接部材の他部と接触し、瞬間的に、溶接電流の一部が分流することで発生する。そのため、それ以外の条件、例えば、被溶接部材の温度が充分に上昇した状態で、被溶接部材の一部が他部と接触しても、スパッタが発生することはない。また、スパッタが発生した場合でも、その大きさが小さく発生量が少なければ、不具合を引き起こすことはほとんどない。
スパッタが発生したとき、被溶接部材の熱の一部は接触部を通して他部へ伝導し、被溶接部材の温度が変化する。そのため、スパッタの発生したタイミングは、被溶接部材の温度を計測することによって知ることができる。さらに、スパッタが発生したとき、その大きさや発生量に応じた光を発するため、スパッタの発生は、被溶接部材の発する光を計測することによって知ることができる。
従って、スパッタ発生タイミング判定工程は、温度計測工程の計測結果から、スパッタの発生タイミングを判定できる。さらに、スパッタ発生判定工程は、スパッタの発生タイミングにおける光計測工程の計測結果から、スパッタの発生を判定できる。そのため、スパッタ検出方法は、任意に発生する周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生を検出することができる。
請求項2に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法によれば、スパッタ発生タイミング判定工程で、被溶接部材の温度が低下したとき、スパッタの発生タイミングであると判定する。さらに、スパッタ発生判定工程で、スパッタの発生タイミングにおける被溶接部材の発する光の強さが所定の設定値以上であるとき、スパッタが発生したと判定する。
ところで、スパッタ発生時の被溶接部材の温度計測結果である図5に示すように、スパッタが発生したとき、被溶接部材温度が低下する。そのため、スパッタの発生したタイミングは、より具体的には、被溶接部材の温度が低下したことによって知ることができる。さらに、スパッタの発生は、より具体的には、溶接部材の発する光の強さが所定の設定値以上であることによって知ることができる。
従って、スパッタ発生タイミング判定工程は、被溶接部材の温度が低下したとき、スパッタの発生タイミングであると判定できる。さらに、スパッタ発生判定工程は、スパッタの発生タイミングにおける光の強さが所定の設定値以上であるとき、スパッタが発生したと判定できる。そのため、スパッタ検出方法は、任意に発生する周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生をより確実に検出することができる。
請求項3に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法によれば、スパッタ発生タイミング判定工程で、被溶接部材の温度の低下するタイミングを確実に判定することができる。そのため、スパッタ検出方法は、スパッタの発生タイミングを精度よく判定でき、抵抗溶接のスパッタの検出精度を向上させることができる。
請求項4に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法によれば、被溶接部材は、加圧されることにより、略U字状の第1被溶接部材の一端部が第1被溶接部材のいずれかに接触する。従って、スパッタの発生箇所は、第1被溶接部材の一端部周辺に限定される。そのため、スパッタの発する光の計測場所を特定しやすくなり、スパッタ検出方法は、スパッタ以外の周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生を検出することができる。
請求項5に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法によれば、光計測工程で、略U字状の第1被溶接部材の一端部周辺で発生する光を計測する。ところで、スパッタは、略U字状の第1被溶接部材の一端部が第1被溶接部材のいずれかに接触したときに、第1被溶接部材の一端部周辺で発生する。そのため、光計測工程は、第1被溶接部材の一端部周辺で発生するスパッタの発する光を確実に計測でき、スパッタ検出方法は、スパッタ以外の周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接のスパッタの発生を検出することができる。
請求項6に記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法によれば、温度計測工程で、略U字状の第1被溶接部材の折り曲げ部の温度を計測する。ところで、スパッタは、略U字状の第1被溶接部材の一端部が第1被溶接部材のいずれかに接触したときに、第1被溶接部材の一端部周辺で発生する。そして、第1被溶接部材の熱の一部は第1被溶接部材の一端部を通して伝導するため、第1被溶接部材の折り曲げ部の温度が一時的に低下する。そのため、温度計測工程は、第1被溶接部材の温度の低下を確実に計測できる。これにより、スパッタ検出方法は、スパッタの発生タイミングを精度よく判定でき、抵抗溶接のスパッタの検出精度を向上させることができる。
請求項7に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置によれば、光計測手段で、被溶接部材の発する光を計測する。また、温度計測手段で、被溶接部材の温度を計測する。さらに、スパッタ発生タイミング判定手段で、温度計測手段の計測結果に基づいてスパッタの発生タイミングを判定でき、スパッタ発生判定手段で、スパッタの発生タイミングにおける光計測手段の計測結果に基づいてスパッタの発生を判定することができる。そのため、スパッタ検出装置は、任意に発生する周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生を検出することができる。
請求項8に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置によれば、スパッタ発生タイミング判定手段で、被溶接部材の温度が低下したとき、スパッタの発生タイミングであると判定することができる。さらに、スパッタ発生判定手段で、スパッタの発生タイミングにおける被溶接部材の発する光の強さが所定の設定値以上であるとき、スパッタが発生したと判定することができる。そのため、スパッタ検出装置は、任意に発生する周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生をより確実に検出することができる。
請求項9に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置によれば、スパッタ発生タイミング判定手段で、被溶接部材の温度の低下するタイミングを確実に判定することができる。そのため、スパッタ検出装置は、スパッタの発生タイミングを精度よく判定でき、抵抗溶接のスパッタの検出精度を向上させることができる。
請求項10に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置によれば、被溶接部材は、加圧されることにより、略U字状の第1被溶接部材の一端部が第1被溶接部材のいずれかに接触する。従って、スパッタの発生箇所は、第1被溶接部材の一端部周辺に限定される。そのため、スパッタの発する光の計測場所を特定しやすくなり、スパッタ検出装置は、スパッタ以外の周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生を検出することができる。
請求項11に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置によれば、光計測手段で、略U字状の第1被溶接部材の一端部周辺で発生する光を計測することができる。そのため、光計測手段は、第1被溶接部材の一端部周辺で発生するスパッタの発する光を確実に計測でき、スパッタ検出装置は、スパッタ以外の周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接のスパッタの発生を検出することができる。
請求項12に記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置によれば、温度計測手段で、略U字状の第1被溶接部材の折り曲げ部の温度を計測することができる。そのため、温度計測手段は、第1被溶接部材の温度の低下を確実に計測できる。これにより、スパッタ検出装置は、スパッタの発生タイミングを精度よく判定でき、抵抗溶接のスパッタの検出精度を向上させることができる。
本実施形態は、抵抗溶接のスパッタ検出方法及びその装置を、自動車用電装品に用いられるモータのモータ巻線とターミナルの接合に適用した例を示す。はじめにスパッタ検出装置について説明し、その後、その装置におけるスパッタ検出方法について説明する。
本実施形態における抵抗溶接のスパッタ検出装置の構成図を図1に、スパッタ検出方法に関するフローチャートを図2に、抵抗溶接時における被溶接部材の温度波形を図3に、溶接時における温度波形及び電極の変位量波形を図4に示す。
まず、図1を参照して抵抗溶接のスパッタ検出装置1の具体的構成について説明する。図1に示すように、抵抗溶接のスパッタ検出装置1は、溶接電源2と、電極3と、光センサ4(光計測手段)と、温度センサ5(温度計測手段)と、変位センサ6と、電流センサ7と、スパッタ判定装置8とを備えている。
溶接電源2は、溶接タイマ2aと、溶接トランス2bとから構成され、指定された大きさの溶接電流を指定された時間供給する。溶接トランス2bは、入力端が溶接タイマ2aを介して電源(図略)に接続され、出力端は、後述する電極3に接続されている。そして、溶接タイマ2aが溶接電流の大きさ及び通電時間を制御することにより、溶接トランス2bは、電極3を通して後述する被溶接部材9に溶接電流を供給する。
電極3は、固定電極3aと、可動電極3bとから構成されている。固定電極3aは、タングステンからなる円柱体であり、溶接トランス2bの一方の出力端と接続され、軸心を上下方向に向けた状態で抵抗溶接装置本体(図略)に固定されている。可動電極3bは、固定電極3aと同様に、タングステンからなる円柱体であり、溶接トランス2bの他方の出力端と接続され、先端面が固定電極3aの先端面と対向するとともに、加圧シリンダー(図略)を介して上下動可能に支持されている。そして、被溶接部材9が固定電極3aの先端面に接触した状態で配設され、可動電極3bが加圧シリンダーにより下降し、固定電極3aとの間で被溶接部材9を加圧するとともに、被溶接部材9に溶接電源2から供給される溶接電流を流す。ここで、被溶接部材9は、スズメッキの施された黄銅の薄板からなる略U字状のターミナル9a(第1被溶接部材)と、ターミナル9aに挟持された絶縁皮膜を有する銅線9d(第2被溶接部材)とから構成されている。
光センサ4は、フィルタ4aと、フォトダイオード4bと、変換部4cとから構成され、スパッタの発する光の強さに応じた電圧を出力する。フィルタ4aは、スパッタの発する光の周波数成分のみを透過させる光学素子である。フォトダイオード4bは、光の強さに応じた大きさの電流を発生する電子素子で、フィルタ4aを透過した光が入力されることにより、スパッタの発する光の強さに応じた大きさの電流を出力する。変換部4cは、電流をその大きさに応じた電圧に変換する電子回路で、フォトダイオード4bの電流出力を、スパッタの発する光の強さに応じた大きさの電圧に変換し出力する。そして、この光センサ4は、略U字状のターミナル9aの端部9cがターミナルの他部に接触したときに発生するスパッタの光を計測できる位置に固定されている。
温度センサ5は、高温を非接触で計測できる放射温度計であり、略U字状のターミナル9aの折り曲げ部9bの温度を計測できる位置に固定され、温度に応じた電圧を出力する。
変位センサ6は、微小な変位を計測できる光学式のリニアゲージであり、スケール6aと、検出部6bとから構成されている。スケール6aは、可動電極3bに配設された可動部材3cに固定され、可動電極3bと一体的に上下動する。検出部6bは、上下動するスケール6aと所定の間隔を確保した状態で抵抗溶接装置本体に固定され、スケール6aの上下動に伴って、固定電極3aに対する可動電極3bの変位量に応じたパルスを出力する。
電流センサ7は、大電流を計測できるクランプ電流計であり、溶接電源2と電極3とを接続するケーブルにクランプされた状態で配設され、被溶接部材9に流れる溶接電流の大きさに応じた電圧を出力する。
スパッタ判定装置8は、計測・記憶部8aと、スパッタ発生タイミング判定部8b(スパッタ発生タイミング判定手段)と、スパッタ発生判定部8c(スパッタ発生判定手段)とからなり、マイクロコンピュータを含む電子回路で構成される。計測・記憶部8aは、光センサ4、温度センサ5、変位センサ6及び電流センサ7の出力と接続され、溶接電流の通電開始から終了までの間、各センサからの出力を所定のサンプリング周期で読み込み、必要に応じてデータ変換した上で順次記憶する。スパッタ発生タイミング判定部8bは、計測・記憶部8aと接続され、計測・記憶部8aに記憶された温度データTと変位量データLから、スパッタの発生タイミングを判定する。スパッタ発生判定部8cは、計測・記憶部8a及びスパッタ発生タイミング判定部8bと接続され、計測・記憶部8aに記憶された、スパッタの発生タイミングにおける光強度データLIから、スパッタの発生を判定する。
次に、図2〜4を参照して抵抗溶接のスパッタ検出装置1におけるスパッタ検出方法について具体的に説明する。スパッタ検出方法は、図2に示すように、スパッタ判定装置8の計測・記憶部8aにおけるステップS1〜S3と、スパッタ発生タイミング判定部8bにおけるステップS4〜S7と、スパッタ発生判定部8cにおけるステップS8〜S10とからなる処理によって構成される。
まず、抵抗溶接を開始する指令が、プログラマブルコントローラ(図略)を介して溶接電源2に入力される。すると、溶接電源2は、電極3を通して被溶接部材9に予め指定された大きさの溶接電流を、指定された通電時間流す。このとき、電流センサ7が溶接電流を計測し、その出力がスパッタ判定装置8の計測・記憶部8aに入力される。
スパッタ判定装置8の計測・記憶部8aは、電流センサ7の出力から、溶接電流が流れ、通電が開始されたことを確認(S1)すると、光センサ4、温度センサ5、変位センサ6及び電流センサ7の出力を一定のサンプリング周期で読み込み、必要に応じてデータ変換した上で順次記憶(S2)する。この計測及び記憶処理は、計測・記憶部8aが、電流センサ7の出力から、溶接電流が流れなくなり、通電が終了したことを確認(S3)するまで繰り返される。
溶接電流の通電が終了すると、スパッタ発生タイミング判定部8bが、スパッタ判定装置8の計測・記憶部8aに記憶された温度データTにより、時間に対する温度変化量ΔTを演算(S4)する。この温度変化量ΔTは、略U字状のターミナル9aの折り曲げ部9bにおける温度変化の値である。スパッタ発生タイミング判定部8bは、温度変化量ΔTの演算結果から、温度変化が負であるかを確認(S5)する。温度変化量ΔTが負である場合、ターミナル9aの折り曲げ部9bの温度が低下しており、スパッタが発生したタイミングであると判定する。温度変化量ΔTが負でない場合、引き続き、被溶接部材9の加圧方向の厚さに基づくスパッタ発生タイミングの確認が行われる。スパッタ発生タイミング判定部8bは、固定電極3aに対する可動電極3bの変位量Lを、予め設定された所定の設定値Lrと比較(S6)する。ここで、設定値Lrは、略U字状のターミナル9aの端部9cが加圧によってターミナル9aの他部と接触するときの、固定電極3aに対する可動電極3bの変位量Lであり、被溶接部材9の加圧方向の厚さと対応している。この設定値Lrは、予め実施しておいたターミナル9aの加圧試験の結果に基づき、ターミナル9aの端部9cがターミナル9aの他部と確実に接触する、加圧方向の厚さに対応する可動電極3bの変位量Lに設定されている。そして、変位量Lが設定値Lr以上である場合、略U字状のターミナル9aの端部9cがターミナル9aの他部と接触しており、スパッタが発生するタイミングであると判定する。変位量Lが設定値Lr未満である場合、次のサンプリング周期後に読み込まれたデータを指定(S7)し、同様にステップS4〜S6の処理を繰り返す。
ところで、ステップS5で、スパッタが発生したタイミングであると判定された場合、
スパッタ発生判定部8cは、図3に示すように、例えば、スパッタが発生したタイミングt1における光強度データLI1を、予め設定された所定の設定値LIrと比較(S8)する。ここで、設定値LIrは、予め実施しておいたスパッタの光計測試験の結果に基づき、スパッタの大きさを判定できる最適な値に設定されている。また、ステップS6で、スパッタが発生するタイミングであると判定された場合、図4に示すように、例えば、スパッタの発生するタイミングt2における光強度データLI2を、所定の設定値LIrと比較(S8)する。そして、光強度LIが設定値LIr以上である場合、スパッタが発生したと判定し、NG表示等のNG判定処理(S9)をする。また、光強度LIが設定値LIr未満である場合、スパッタが発生しておらず、OK表示等のOK判定処理(S10)をする。
以上説明したように、抵抗溶接のスパッタ検出装置1において、被溶接部材9の温度が低下したとき、又は、被溶接部材9の加圧方向の厚さに対応する可動電極3bの変位量Lが、所定の設定値Lr以上のとき、スパッタ発生タイミング判定部8bが、スパッタの発生タイミングであると判定する。さらに、スパッタの発生タイミングにおける被溶接部材9の発する光の強さLIが、所定の設定値LIr以上であるとき、スパッタ発生判定部8cが、スパッタが発生したと判定する。そのため、抵抗溶接のスパッタ検出装置1及びスパッタ検出方法は、任意に発生する周囲の光に影響されることなく、抵抗溶接におけるスパッタの発生を確実に検出することができる。
また、スパッタ発生タイミング判定部8bは、被溶接部材9の時間に対する温度変化量ΔTが負であるとき、温度が低下しており、スパッタの発生タイミングであると判定する。そのため、抵抗溶接のスパッタ検出装置1及びスパッタ検出方法は、スパッタの発生タイミングを精度よく判定でき、スパッタの検出精度を向上させることができる。
また、被溶接部材9は、略U字状のターミナル9aと、ターミナル9aに挟持された銅線9dであり、光センサ4は、そのターミナル9aの端部9cが他部と接触したときに、端部9c周辺の限定された箇所に発生する光を計測できる位置に固定されている。そのため、抵抗溶接のスパッタ検出装置1及びスパッタ検出方法は、スパッタの発する光を確実に計測でき、スパッタ以外の周囲の光に影響されることなく、スパッタの発生を判定することができる。
さらに、温度センサ5は、ターミナル9aの折り曲げ部9bの温度を計測できる位置に固定されている。そのため、抵抗溶接のスパッタ検出装置1及びスパッタ検出方法は、ターミナル9aの温度の低下を確実に計測でき、スパッタの発生するタイミングを精度よく判定することができる。
本実施形態における抵抗溶接のスパッタ検出装置の構成図を示す。 本実施形態における抵抗溶接のスパッタ検出方法に関するフローチャートを示す。 本実施形態における抵抗溶接時の被溶接部材の温度を示す。 本実施形態における抵抗溶接時の被溶接部材の温度及び電極の変位量を示す。 抵抗溶接時のスパッタ発生時の被溶接部材の温度変化を示す。
符号の説明
1 ・・・ 抵抗溶接のスパッタ検出装置
2 ・・・ 溶接電源
3 ・・・ 電極
3a ・・・ 固定電極
3b ・・・ 可動電極
4 ・・・ 光センサ
5 ・・・ 温度センサ
6 ・・・ 変位センサ
7 ・・・ 電流センサ
8 ・・・ スパッタ判定装置
8a ・・・ 計測・記憶部
8b ・・・ スパッタ発生タイミング判定部
8c ・・・ スパッタ発生判定部
9 ・・・ 被溶接部材
9a ・・・ ターミナル
9b ・・・ 折り曲げ部
9c ・・・ 端部
9d ・・・ 銅線

Claims (12)

  1. 重ねられた複数の被溶接部材を対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接中に、前記被溶接部材の発する光を計測することによりスパッタの発生を検出する抵抗溶接のスパッタ検出方法において、
    前記被溶接部材の発する光の強さを計測する光計測工程と、前記被溶接部材の温度を計測する温度計測工程と、前記温度計測工程の計測結果に基づいてスパッタの発生タイミングを判定するスパッタ発生タイミング判定工程と、スパッタの発生タイミングにおける前記光計測工程の計測結果に基づいてスパッタの発生を判定するスパッタ発生判定工程と
    を備えることを特徴とする抵抗溶接のスパッタ検出方法。
  2. 前記スパッタ発生タイミング判定工程は、前記被溶接部材の温度が低下したときスパッタの発生タイミングであると判定し、
    前記スパッタ発生判定工程は、スパッタの発生タイミングにおける前記被溶接部材の発する光の強さが所定の設定値以上であるときスパッタが発生したと判定する工程であることを特徴とする請求項1記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法。
  3. 前記スパッタ発生タイミング判定工程は、前記被溶接部材の温度の時間に対する変化が負となったとき、前記被溶接部材の温度が低下したと判定する工程であることを特徴とする請求項2記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法。
  4. 前記被溶接部材は、略U字状の第1被溶接部材と、前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とからなることを特徴とする請求項1乃至3記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法。
  5. 前記光計測工程は、前記第1被溶接部材の一端部が前記第1被溶接部材の少なくともいずれかに接触したときに発する光の強さを計測する工程であることを特徴とする請求項4記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法。
  6. 前記温度計測工程は、前記第1被溶接部材の折り曲げ部の温度を計測する工程であることを特徴とする請求項4又は5記載の抵抗溶接のスパッタ検出方法。
  7. 重ねられた複数の被溶接部材を対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接中に、前記被溶接部材の発する光を計測することによりスパッタの発生を検出する抵抗溶接のスパッタ検出装置において、
    前記被溶接部材の発する光の強さを計測する光計測手段と、前記被溶接部材の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段の計測結果に基づいてスパッタの発生タイミングを判定するスパッタ発生タイミング判定手段と、スパッタの発生タイミングにおける前記光計測手段の計測結果に基づいてスパッタの発生を判定するスパッタ発生判定手段とを備えることを特徴とする抵抗溶接のスパッタ検出装置。
  8. 前記スパッタ発生タイミング判定手段は、前記被溶接部材の温度が低下したときスパッタの発生タイミングであると判定し、
    前記スパッタ発生判定手段は、スパッタの発生タイミングにおける前記被溶接部材の発する光の強さが所定の設定値以上であるときスパッタが発生したと判定することを特徴とする請求項7記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置。
  9. 前記スパッタ発生タイミング判定手段は、前記被溶接部材の温度の時間に対する変化が負となったとき、前記被溶接部材の温度が低下したと判定することを特徴とする請求項8記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置。
  10. 前記被溶接部材は、略U字状の第1被溶接部材と、前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とからなることを特徴とする請求項7乃至9記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置。
  11. 前記光計測手段は、前記第1被溶接部材の一端部が前記第1被溶接部材の少なくともいずれかに接触したときに発する光の強さを計測することを特徴とする請求項10記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置。
  12. 前記温度計測手段は、前記第1被溶接部材の折り曲げ部の温度を計測することを特徴とする請求項10又は11記載の抵抗溶接のスパッタ検出装置。
JP2003356619A 2003-10-16 2003-10-16 抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置 Expired - Fee Related JP4164754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003356619A JP4164754B2 (ja) 2003-10-16 2003-10-16 抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003356619A JP4164754B2 (ja) 2003-10-16 2003-10-16 抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005118823A JP2005118823A (ja) 2005-05-12
JP4164754B2 true JP4164754B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=34613809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003356619A Expired - Fee Related JP4164754B2 (ja) 2003-10-16 2003-10-16 抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4164754B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4933407B2 (ja) * 2007-11-21 2012-05-16 本田技研工業株式会社 スパッタ検出方法
CN101825580B (zh) * 2010-02-11 2012-09-05 上海交通大学 基于电极位移波动的电阻点焊质量实时检测方法
CA2978686A1 (en) * 2015-03-06 2016-09-15 Honda Motor Co., Ltd. Spatter analysis method and device
CN108857193A (zh) * 2018-07-09 2018-11-23 薛敏强 一种防火星飞溅的焊接机械臂及其工作方法
JP7064402B2 (ja) * 2018-07-26 2022-05-10 本田技研工業株式会社 接合部の品質評価方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005118823A (ja) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5397872A (en) Weld monitor system
US7655880B2 (en) Method for monitoring a resistance welding process and device therefor
US9266187B2 (en) Method of monitoring thermal response, force and current during resistance welding
KR20190074664A (ko) 용접 품질 측정장치 및 측정방법
CN101890565B (zh) 智能电子点焊方法
JP4164754B2 (ja) 抵抗溶接のスパッタ検出方法及び装置
JP2014151360A (ja) 溶接品質検査方法
JP2007050442A (ja) 抵抗溶接方法
CA2904933C (en) Welder with indirect sensing of weld fastener position
JP2009208128A (ja) ヒュージング品質管理方法と装置
JP2001353579A (ja) 溶接品質良否判定装置
KR100270098B1 (ko) 용접품질 판정장치 및 방법
JP2935883B2 (ja) スポット溶接部の検査方法及びこれを用いたスポット溶接制御システム
KR100911723B1 (ko) 아크 용접 전원장치를 이용한 용접 진단 방법
JP2006021226A (ja) ナットやボルトセット不良の検出機能付き下部電極ユニット
JPH09504741A (ja) 溶接機械の監視方法、溶接機械を調節するための本方法の応用ならびに本方法を実施するための装置
JP4164755B2 (ja) 抵抗溶接の溶接電流制御方法及び装置
US6218638B1 (en) Method for inspecting the quality in resistance welding
KR102330768B1 (ko) 무전원 용접 품질 측정 장치
JP5224384B2 (ja) 導体の溶接方法及びその溶接装置
JPH07323376A (ja) スタッドの抵抗溶接方法及び装置
US5495088A (en) Procedure for measuring the temperature of the area subjected to a rise in temperature at the time of an operation of welding or of crimping, and procedures of application to these operations
JPH02274385A (ja) 溶接条件時間変化監視装置
CN112743213A (zh) 点焊系统
JP3594132B2 (ja) 溶接ガンにおける溶着検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4164754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees