JP5582837B2 - 電線送給装置及びその使用方法、電線送給方法、並びに、電線処理システム及びその使用方法 - Google Patents
電線送給装置及びその使用方法、電線送給方法、並びに、電線処理システム及びその使用方法 Download PDFInfo
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Description
T+L/V1=L/V2 ここで、L=前記電線処理装置が処理する1本の製品となる電線の長さ、を満たすように設定されることを特徴とする。
また、上記式は常に厳密に成立しなければならないというものではなく、基本的な電線送り速度コントロールの考え方が、上記式の考え方に基づいていれば、多少の差(アキュムレータのループの調整のためなど)があっても構わない。
T+L/V1=L/V2 ここで、L=前記電線処理装置が処理する1本の電線の長さ、を満たすように設定することを特徴とする。
図1に示すように、本発明の電線送給装置40は、アキュムレータ50を経て電線処理装置1(本体部)に対して電線束Bから電線Wを送給するものである。
この例では、所定の長さに切断された電線の両端の被覆を剥ぎ、露出した両端部に端子が圧着された端子圧着電線を製造する装置について説明する。
電線処理装置1は、図1、図2に示すように、電線を所定の長さ送り込む電線送り込み部10と、送り込まれた電線に加工を施す加工部20とを有する。図2に示すように、加工部20は、電線を把持及び搬送する2個のクランプ装置21A、21B、電線切断装置23、基側電線(電線送り込み部側の電線)の先端部の皮むき装置25A、先側電線(切断された電線)の後端部の皮むき装置25B、基側電線の先端部への端子圧着装置27A、先側電線の後端部への端子圧着装置27B、両端に端子が圧着された電線の排出装置29、とを主に備える。
両クランプ装置21A、21B間には、電線を切断する切断装置23が設けられている。
下流側クランプ装置21Bが電線送り位置から所定の距離移動した先には、端子圧着装置27Bが設けられている。この移動軌道の途中には皮むき装置25Bが設けられている。
初期状態として、電線の先端が上流側クランプ装置21Aで把持されているとともに、同電線の先端が加工済み(前の工程において端子が圧着されている)の状態とする。
図1に示すように、電線送給装置40とアキュムレータ50とは、電線処理装置1の電線送り込み部10の上流側に配置されている。これらは、架台31上に配置された枠状のフレーム32に取り付けられている。
T+L/V1=L/V2、
ここで、
T=電線処理装置1で1本の電線を処理する時間(sec)、
L=電線処理装置1の電線送り部10で送り出される電線(製品となる端子圧着電線)の長さ(m)、
V1=電線処理装置1の電線送り込み部10が電線を送り込む速度(m/sec)、
を満たすように設定されている。
0.8+0.2/2=0.2/V2
となる。
この式により、電線送給装置40の電線送り出し速度(V2)は、約0.22(m/sec)となる。つまり、電線処理装置1の電線送り込み部10の繰り込み速度(2m/sec)よりも遅い速度で電線をアキュムレータ50に送り出すことができるので、電線束からの電線引き出し時の不具合が起こりにくくなる。
10 電線送り出し部
11、12 ストレーナ 13 エンコーダローラ
14 フィードローラ 15 モータ
20 加工部 21 クランプ装置
23 切断装置 25 皮むき装置
27 端子圧着装置 29 排出装置
31 架台 32 フレーム
34 ガイド板 35 ガイドパイプ
36 プーリ 37 ガイドパイプ
38 プーリ
40 電線送給装置 41 固定ローラ
42 駆動ローラ 43 モータ
50 アキュムレータ 51 リニアガイド
52 固定プーリ 53 可動プーリ
54 リニアスライダ 61、62、63 センサ
Claims (5)
- 電線束から電線アキュムレータを経て電線処理装置に電線を送給する電線送給装置であって、
前記電線処理装置に電線を送り込む速度V1と、
1本の受け入れた電線を、前記電線処理装置で処理する時間Tと、
前記電線送給装置が電線束から電線を前記アキュムレータに送り出す速度V2とが、
T+L/V1=L/V2
ここで、L=前記電線処理装置が処理する1本の製品となる電線の長さ、
を満たすように、製品ロットの前記L、V1及びTに対応して前記V2が設定され、
前記アキュムレータには、電線送り速度切替センサとしての、該アキュムレータにおける電線貯留量が所定量1であることを検知するセンサ1、及び、電線貯留量が前記所定量1よりも少ない所定量2であることを検知するセンサ2、が設けられており、
前記センサ1の後に前記センサ2の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り出し速度V2にある一定速度を加えた速度で電線送給装置が装置電線を送り出し、一方、前記センサ2の後に前記センサ1の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り速度V2に戻して電線送給装置が電線を送り出す制御手段が設けられていることを特徴とする電線送給装置。 - 電線束から電線アキュムレータを経て電線処理装置に電線を送給する方法であって、
前記電線処理装置に電線を送り込む速度V1と、
受け入れた1本の電線を、前記電線処理装置で処理する時間Tと、
前記電線送給装置が電線束から電線を前記アキュムレータに繰り出す速度V2とが、
T+L/V1=L/V2
ここで、L=前記電線処理装置が処理する1本の電線の長さ、
を満たすように、製品ロットの前記L、V1及びTに対応して前記V2を設定し、
前記アキュムレータに、電線送り速度切替センサとしての、該アキュムレータにおける電線貯留量が所定量1であることを検知するセンサ1、及び、電線貯留量が前記所定量1よりも少ない所定量2であることを検知するセンサ2、を設けておき、
前記センサ1の後に前記センサ2の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り出し速度V2にある一定速度を加えた速度で電線送給装置が装置電線を送り出し、一方、前記センサ2の後に前記センサ1の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り速度V2に戻して電線送給装置が電線を送り出すことを特徴とする電線送給方法。 - 1本の製品となる電線の端末処理などを行う電線処理装置と、電線束から電線アキュムレータを経て前記電線処理装置に電線を送給する電線送給装置と、を備える電線処理システムであって、
前記電線処理装置に電線を送り込む速度V1と、
1本の受け入れた電線を、前記電線処理装置で処理する時間Tと、
前記電線送給装置が電線束から電線を前記アキュムレータに送り出す速度V2とが、
T+L/V1=L/V2
ここで、L=前記電線処理装置が処理する1本の製品となる電線の長さ、
を満たすように、製品ロットの前記L、V1及びTに対応して前記V2が設定され、
前記アキュムレータには、電線送り速度切替センサとしての、該アキュムレータにおける電線貯留量が所定量1であることを検知するセンサ1、及び、電線貯留量が前記所定量1よりも少ない所定量2であることを検知するセンサ2、が設けられており、
前記センサ1の後に前記センサ2の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り出し速度V2にある一定速度を加えた速度で電線送給装置が装置電線を送り出し、一方、前記センサ2の後に前記センサ1の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り速度V2に戻して電線送給装置が電線を送り出す制御手段が設けられていることを特徴とする電線処理システム。 - 電線束から電線アキュムレータを経て電線処理装置に電線を送給する電線送給装置の使用方法であって、
前記電線処理装置に電線を送り込む速度V1と、
1本の受け入れた電線を、前記電線処理装置で処理する時間Tと、
前記電線送給装置が電線束から電線を前記アキュムレータに送り出す速度V2とが、
T+L/V1=L/V2
ここで、L=前記電線処理装置が処理する1本の製品となる電線の長さ、
を満たすように、製品ロットの前記L、V1及びTに対応して前記V2が設定され、
前記アキュムレータには、電線送り速度切替センサとしての、該アキュムレータにおける電線貯留量が所定量1であることを検知するセンサ1、及び、電線貯留量が前記所定量1よりも少ない所定量2であることを検知するセンサ2、が設けられており、
前記センサ1の後に前記センサ2の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り出し速度V2にある一定速度を加えた速度で電線送給装置が装置電線を送り出し、一方、前記センサ2の後に前記センサ1の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り速度V2に戻して電線送給装置が電線を送り出すことを特徴とする電線送給装置の使用方法。 - 1本の製品となる電線の端末処理などを行う電線処理装置と、電線束から電線アキュムレータを経て前記電線処理装置に電線を送給する電線送給装置と、を備える電線処理システムの使用方法であって、
前記電線処理装置に電線を送り込む速度V1と、
1本の受け入れた電線を、前記電線処理装置で処理する時間Tと、
前記電線送給装置が電線束から電線を前記アキュムレータに送り出す速度V2とが、
T+L/V1=L/V2
ここで、L=前記電線処理装置が処理する1本の製品となる電線の長さ、
を満たすように、製品ロットの前記L、V1及びTに対応して前記V2が設定され、
前記アキュムレータには、電線送り速度切替センサとしての、該アキュムレータにおける電線貯留量が所定量1であることを検知するセンサ1、及び、電線貯留量が前記所定量1よりも少ない所定量2であることを検知するセンサ2、が設けられており、
前記センサ1の後に前記センサ2の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り出し速度V2にある一定速度を加えた速度で電線送給装置が装置電線を送り出し、一方、前記センサ2の後に前記センサ1の順でセンサが作動した場合は、前記電線送り速度V2に戻して電線送給装置が電線を送り出すことを特徴とする電線処理システムの使用方法。
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JP2010071877A JP5582837B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 電線送給装置及びその使用方法、電線送給方法、並びに、電線処理システム及びその使用方法 |
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DE19710507A1 (de) * | 1996-03-15 | 1997-11-06 | Whitaker Corp | Drahtverarbeitungsmaschine mit Drahtabspuleinheit und Markiereinheit |
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