JP5581715B2 - フォーク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フォーク装置に関するものである。
従来から、自動倉庫に設置されるクレーン装置等にはフォーク装置が搭載されており、このフォーク装置を用いて荷物の搬送が行われている。
このようなフォーク装置は、基台となる1段目のフォークと、この1段目のフォークに対して積層配置されるスライドフォーク(摺動台)を備えている。そして、フォーク装置では、スライドフォークが摺動して1段目のフォークに対して移動することによって、遠方の荷物の載置箇所との間で荷物の受渡しを行う。
また、各スライドフォークを押出方向と引戻方向とに移動させる必要があることから、フォーク装置は、各スライドフォーク間に押出機構と引戻機構とを備えている。
そして、全てのフォークが垂直に積層された状態である基準状態からスライドフォークを押し出す場合には押出機構によってスライドフォークが押し出され、スライドフォークが押し出された状態からスライドフォークを基準状態に近づけるように引き戻す場合には引戻機構によってスライドフォークが引き戻される。
なお、1段目のフォークに対してスライドフォークが前後いずれにも移動可能に構成されているフォーク装置では、スライドフォークが1段目のフォークに対して前方でスライドする場合とスライドフォークが1段目のフォークに対して後方でスライドする場合とで、押出機構と引戻機構との機能が入れ替わる。つまり、スライドフォークが1段目のフォークに対して前方でスライドする場合の押出機構はスライドフォークが1段目のフォークに対して後方でスライドする場合には引戻機構として機能する。また、スライドフォークが1段目のフォークに対して前方でスライドする場合の引戻機構はスライドフォークが1段目のフォークに対して後方でスライドする場合には押出機構として機能する。
特開平11−139511号公報
ところで、スライド装置では、平面視において、スライドフォークの中心線(スライドフォークの移動方向と直交する水平方向に2分する線)を挟んで一方の片側に押出機構が纏めて配置され、他方の片側に引戻機構が配置されている。このため、スライドフォークを押し出す場合にはスライドフォークの一方の片側に集中して駆動力が伝達され、スライドフォークを引き戻す場合にはスライドフォークの他方の片側に集中して駆動力が伝達されることとなる。
ところが、フォーク装置では、各スライドフォークを移動可能とするために、フォーク同士の間に僅かながらクリアランスが設けられている。このため、スライドフォークの片側に集中して駆動力が伝達された場合には、駆動力が伝達される側と反対側の上記クリアランスが偏って狭まることとなり、スライドフォークは本来移動すべき移動位置から、移動方向の直角方向に変位してしまう。
近年は、より遠方との間で荷物の受渡しを行うために、スライドフォークが複数(例えば4つ)設けられた多段フォーク装置が用いられている。特にこのような多段フォーク装置においては、各スライドフォークが上記理由により僅かに変位することにより、この変位量が累積して先端フォークにおける変位量が大きくなり、荷物の移動精度が低下することとなる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、フォーク装置において、移動方向の直角方向に摺動台が変位することを抑止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、基台と、該基台に対して積層配置される複数の摺動台と、該摺動台の各々に対して設けられると共に上記基台に対して上記摺動台を押し出す複数の押出機構と、上記摺動台の各々に対して設けられると共に上記基台に対して上記摺動を引き戻す複数の引戻機構とを備えるフォーク装置であって、複数の上記押出機構が上記摺動台の移動方向に向かう当該摺動台の中心線に対して両側に分散して配置され、複数の上記引戻機構が上記摺動台の上記中心線に対して両側に分散して配置されているという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、複数の上記押出機構が、設けられる上記摺動台の積層順に上記中心線に対して一方側と他方側とに交互に配置され、複数の上記引戻機構が、設けられる上記摺動台の積層順に上記中心線に対して他方側と一方側とに交互に配置されているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、各上記摺動台において、上記押出機構と上記引戻機構とが当該摺動台の移動方向に向かう当該摺動台の中心線から同じ距離に配置されているという構成を採用する。
本発明においては、各摺動台に設けられることによって複数設けられた押出機構が、摺動台の移動方向に向かう当該摺動台の中心線に対して両側に分散して配置されている。このため、本発明によれば、摺動台を押し出す場合に摺動台に作用する駆動力が上記中心線の両側に分散して作用する。
また、本発明においては、各摺動台に設けられることによって複数設けられた引戻機構が、摺動台の上記中心線に対して両側に分散して配置されている。このため、本発明によれば、摺動台を引き戻す場合に摺動台に作用する駆動力が上記中心線の移動方向の両側に分散して作用する。
このように本発明によれば、摺動台を移動させる場合に摺動台の片側のみに集中して駆動力が作用することを避けることができる。このため、基台と摺動台との間に設けられたクリアランス及び摺動台同士の間に設けられたクリアランスが片側に偏って狭まることを抑止し、全体として摺動台が片側に変位することを抑制することができる。
したがって、本発明によれば、フォーク装置において、移動方向と直角方向に摺動台が変位することを抑止することが可能となる。これにより、フォーク移動時におけるフォーク装置と荷物の載置箇所のすきまを少なくし、載置箇所における荷物の支持部を拡大することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるフォーク装置の概略構成を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態におけるフォーク装置の概略構成を模式的に示す側面図である。 本発明の一実施形態におけるフォーク装置が備える駆動機構を抽出した模式図である。 本発明の一実施形態におけるフォーク装置が備えるチェーン部材の一部を示す平面図である。 本発明の一実施形態におけるフォーク装置を下方から見上げた斜視図であり、第1フォーク、第2フォーク、駆動機構を抜き出して示した図である。 本発明の一実施形態におけるフォーク装置を下方から見上げた斜視図であり、第1フォーク、第2フォーク、第3フォーク、第3フォーク用押出機構及び第3フォーク用引戻機構を抜き出して示した図である。 本発明の一実施形態におけるフォーク装置を下方から見上げた斜視図であり、第2フォーク、第3フォーク、第4フォーク、第4フォーク用押出機構及び第4フォーク用引戻機構を抜き出して示した図である。 本発明の一実施形態におけるフォーク装置を下方から見上げた斜視図であり、第3フォーク、第4フォーク、先端フォーク、先端フォーク用押出機構及び先端フォーク用引戻機構を抜き出して示した図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るフォーク装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のフォーク装置Sの概略構成を示す平面図である。また、図2は、本実施形態のフォーク装置Sの概略構成を示す側面図である。
これらの図に示すように、本実施形態のフォーク装置Sは、第1フォーク1(基台)と、第2フォーク2(摺動台)と、第3フォーク3(摺動台)と、第4フォーク4(摺動台)と、先端フォーク5(摺動台)と、駆動機構6と、第3フォーク用押出機構A2と、第3フォーク用引戻機構B2と、第4フォーク用押出機構A3と、第4フォーク用引戻機構B3と、先端フォーク用押出機構A4と、先端フォーク用引戻機構B4とを備えている。
第1フォーク1は、積層して配置される第1フォーク1、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5のうち、最下段に配置され、第2フォーク2を前後方向(図1に示す紙面左右方向)に摺動可能に支持するものである。
この第1フォークは、図1に示す中心線Lを中心とする線対称の矩形状に形状設定さており、フォーク装置Sの設置台等に直接固定されている。
第2フォーク2は、第1フォーク1と第3フォーク3との間に配置されて、自らの摺動可能方向と同じ方向に第3フォーク3を摺動可能に支持するものである。そして、第2フォーク2も、第1フォーク1と同様に、中心線Lを中心とする線対称の矩形状に形状設定さている。
第3フォーク3は、第2フォーク2と第4フォーク4との間に配置されて、自らの摺動可能方向と同じ方向に第4フォーク4を摺動可能に支持するものである。そして、第3フォーク3も、第1フォーク1及び第2フォーク2と同様に、中心線Lを中心とする線対称の矩形状に形状設定されている。
第4フォーク4は、第3フォーク3と先端フォーク5との間に配置されて、自らの摺動可能方向と同じ方向に先端フォーク5を摺動可能に支持するものである。そして、第4フォーク4も、第1フォーク1、第2フォーク2及び第3フォーク3と同様に、中心線Lを中心とする線対称の矩形状に形状設定されている。
先端フォーク5は、積層して配置される第1フォーク1、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5のうち、最上段に配置され、搬送対象である荷物を載置可能に構成されている。そして、先端フォーク5も、第1フォーク1、第2フォーク2、第3フォーク3及び第4フォーク4と同様に、中心線Lを中心とする線対称の矩形状に形状設定されている。
つまり、本実施形態のフォーク装置Sは、下方から順に第1フォーク1、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5が積層配置された、いわゆる5段(多段)フォーク装置である。
駆動機構6は、第2フォーク2を第1フォーク1に対して摺動させるためのものである。
図3は、駆動機構6のみを抽出した模式図である。そして、この図に示すように、駆動機構6は、駆動スプロケット61と、第1〜第4従動スプロケット62〜65と、チェーン部材66と、第1チェーン端部固定部67と、第2チェーン端部固定部68と、モータ69を備えている。
駆動スプロケット61は、第1フォーク1に回転可能に固定されており、モータ69から回転動力が伝達されるスプロケットである。
そして、駆動スプロケット61は、図3に示すように、第1フォーク1の前方側に配置されており、第1〜第4従動スプロケット62〜65よりも下方に配置されている。
第1〜第4従動スプロケット62〜65は、第1フォーク1に回転可能に固定されており、チェーン部材66を支持してチェーン部材66の移動に伴って回転されるスプロケットである。
そして、図3に示すように、第1従動スプロケット62は、チェーン部材66に沿う方向において第1チェーン端部固定部67と駆動スプロケット61との間に配置されており、駆動スプロケット61の上方に配置されている。
また、第2従動スプロケット63は、チェーン部材66に沿う方向において第1従動スプロケット62と伴に駆動スプロケット61を挟んで配置されている。そして、第2従動スプロケット63は、第1フォーク1の前方側であって、水平方向において駆動スプロケット61及び第1従動スプロケット62よりも僅かに後方側、かつ、高さ方向において駆動スプロケット61と第1従動スプロケット62との間に配置されている。
また、第3従動スプロケット64は、チェーン部材66に沿う方向において第2従動スプロケット63と第4従動スプロケット65との間に配置されている。そして、第3従動スプロケット64は、第1フォーク1の後方側であって、第2従動スプロケット63と同じ高さに配置されている。
また、第4従動スプロケット65は、チェーン部材66に沿う方向において第3従動スプロケット64と第2チェーン端部固定部68との間に配置されている。そして、第4従動スプロケット65は、水平方向において第3従動スプロケット64よりも僅かに後方側、かつ、高さ方向において第3従動スプロケット64よりも僅かに上方に配置されている。
チェーン部材66は、図1及び図3に示すように、両端が第1チェーン端部固定部67と、第2チェーン端部固定部68を介して第2フォーク2に固定され、駆動スプロケット61及び第1〜第4従動スプロケット62〜65を介して第2フォーク2に対してたすき掛けされている。
より詳細には、チェーン部材66は、図3に示すように、一端66aが第2フォーク2の後方側に固定された第1チェーン端部固定部67に接続され、第1従動スプロケット62の上側に廻し掛けられ、駆動スプロケット61の下側に廻し掛けられ、第2従動スプロケット63の上側に廻し掛けられ、第3従動スプロケット64の上側に廻し掛けられ、第4従動スプロケット65の下側から上側に廻し掛けられ、他端66bが第2フォーク2の前方側に固定された第2チェーン端部固定部68に接続されている。
第1チェーン端部固定部67は、チェーン部材66の一端66aが接続されるものであり、上述のように第2フォーク2の後方側に固定されている。
また、第2チェーン端部固定部68は、チェーン部材66の他端66bが接続されるものであり、上述のように中間フォーク2の前方側に配置されている。
そして、これらの第1チェーン端部固定部67及び第2チェーン端部固定部68は、チェーン部材66に掛ける張力を調節可能に構成されており、第1フォーク1に対する第2フォーク2の摺動に最適な張力をチェーン部材66に対して掛ける。
そして、本実施形態のフォーク装置Sにおいてチェーン部材66は、図4に示すように、第1チェーン10と、第2チェーン20と、連結チェーン30とを有している。
第1チェーン10は、その長さをチェーン部材66の全長よりも短くかつチェーン部材66の半分の長さよりも長く設定されており、チェーン部材66の一端66a側を構成している。つまり、第1チェーン10の一端は、チェーン部材66の一端66aとして第1チェーン端部固定部67に接続されている。
第2チェーン20は、第1チェーン10に対して水平方向に平行に変位して配置されており、チェーン部材66の他端66b側を構成している。つまり、第2チェーン20の一端は、チェーン部材66の他端66bとして第2チェーン端部固定部68に接続されている。なお、第2チェーン20も、上記第1チェーン10と同様に、その長さをその長さをチェーン部材66の全長よりも短くかつチェーン部材66の半分の長さよりも長く設定されている。
連結チェーン30は、図4に示すように、第1チェーン10と第2チェーン20との間に配置されており、チェーン部材66の長手方向で第1チェーン10と第2チェーン20とが重なる領域において第1チェーン10と第2チェーン20とを連結している。
なお、連結チェーン30は、チェーン部材66の長手方向において、第2フォーク2が摺動して第1フォーク1に対して最大限に変位した場合であっても、図3に示す交差領域Rに到達しない部位に設けられている。つまり、連結チェーン30は、第1チェーン10と第2チェーン20とが交差する領域(交差領域R)を外して第1チェーン10と第2チェーン20とを連結している。
また、第1従動スプロケット62及び第4従動スプロケット65は、第1チェーン10もしくは第2チェーン20が掛かっていればよく、共に2連スプロケットである必要は無い。
図5は、本実施形態のフォーク装置Sを下方から見上げた斜視図であり、第1フォーク1、第2フォーク2、駆動機構6を抜き出して示している。
ここで、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5は、中心線Lが向かう方向を摺動方向としている。そして、図1において、中心線Lの上側は、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5が前方に向けて摺動する場合において、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5から見て左側となる。また、中心線Lの下側は、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5が前方に向けて摺動する場合において、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5から見て右側となる。
したがって、以下の説明においては、中心線Lの上側(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5の前方へ向かう摺動方向の一方側)を摺動方向の左側と称し、中心線Lの下側(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5の前方へ向かう摺動方向の他方側)を摺動方向の右側と称する。
図6は、本実施形態のフォーク装置Sを下方から見上げた斜視図であり、第1フォーク1、第2フォーク2、第3フォーク3、第3フォーク用押出機構A2及び第3フォーク用引戻機構B2を抜き出して示している。
第3フォーク用押出機構A2は、第3フォーク3を前方側に押し出すための機構であり、図6及び図1に示すように、第1フォーク1の後方側に固定されるチェーン端部固定部A21と、第3フォーク3の後方側に固定されるチェーン端部固定部A22と、第2フォーク2の前方側であってチェーン端部固定部A22よりも前方側に回転可能に固定されるスプロケットA23と、一端側がチェーン端部固定部A21に固定されると共に他端側がスプロケットA23の前方側に廻し掛けられてからチェーン端部固定部A22に固定されるチェーンA24とを備えている。
そして、第3フォーク用押出機構A2は、図1に示すように、摺動方向の左側に配置されている。
このような第3フォーク用押出機構A2においては、第2フォーク2が第1フォーク1に対して前方側に移動することによってスプロケットA23が前方側に移動し、この結果、チェーンA24の他端側がチェーン端部固定部A22を前方に引っ張る。これによって第3フォーク3が第2フォーク2に対して前方に押し出される。
第3フォーク用引戻機構B2は、第3フォーク3を後方側に引き戻すための機構であり、図6及び図1に示すように、第1フォーク1の後方側に固定されるチェーン端部固定部B21と、第3フォーク3の前方側に固定されるチェーン端部固定部B22と、第2フォーク2の後方側であってチェーン端部固定部B21よりも後方側に回転可能に固定されるスプロケットB23と、一端側がスプロケットB23の後方側に廻し掛けられてからチェーン端部固定部B21に固定されると共に他端側がチェーン端部固定部B22に固定されるチェーンB24とを備えている。
そして、第3フォーク用引戻機構B2は、図1に示すように、摺動方向の右側に配置されている。
このような第3フォーク用引戻機構B2においては、第2フォーク2が第1フォーク1側に移動することによってスプロケットB23が後方側に移動し、この結果、チェーンA24の他端側がチェーン端部固定部B22を引っ張る。これによって第3フォーク3が第2フォーク2側に引き戻される。
図7は、本実施形態のフォーク装置Sを下方から見上げた斜視図であり、第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4、第4フォーク用押出機構A3及び第4フォーク用引戻機構B3を抜き出して示している。
第4フォーク用押出機構A3は、第4フォーク4を前方側に押し出すための機構であり、図7及び図1に示すように、第2フォーク2の後方側に固定されるチェーン端部固定部A31と、第4フォーク4の後方側に固定されるチェーン端部固定部A32と、第3フォーク3の前方側であってチェーン端部固定部A32よりも前方側に回転可能に固定されるスプロケットA33と、一端側がチェーン端部固定部A31に固定されると共に他端側がスプロケットA33の前方側に廻し掛けられてからチェーン端部固定部A32に固定されるチェーンA34とを備えている。
そして、第4フォーク用押出機構A3は、図1に示すように、摺動方向の右側に配置されている。
このような第4フォーク用押出機構A3においては、第3フォーク3が第2フォーク2に対して前方側に移動することによってスプロケットA33が前方側に移動し、この結果、チェーンA34の他端側がチェーン端部固定部A32を前方に引っ張る。これによって第4フォーク4が第3フォーク3に対して前方に押し出される。
第4フォーク用引戻機構B3は、第4フォーク4を後方側に引き戻すための機構であり、図7及び図1に示すように、第2フォーク2の後方側に固定されるチェーン端部固定部B31と、第4フォーク4の前方側に固定されるチェーン端部固定部B42と、第3フォーク3の後方側であってチェーン端部固定部B31よりも後方側に回転可能に固定されるスプロケットB33と、一端側がスプロケットB33の後方側に廻し掛けられてからチェーン端部固定部B31に固定されると共に他端側がチェーン端部固定部B32に固定されるチェーンB34とを備えている。
そして、第4フォーク用引戻機構B3は、図1に示すように、摺動方向の左側に配置されている。
このような第4フォーク用引戻機構B3においては、第3フォーク3が第2フォーク2側に移動することによってスプロケットB33が後方側に移動し、この結果、チェーンA34の他端側がチェーン端部固定部B32を引っ張る。これによって第4フォーク4が第3フォーク3側に引き戻される。
図8は、本実施形態のフォーク装置Sを下方から見上げた斜視図であり、第3フォーク3、第4フォーク4、先端フォーク5、先端フォーク用押出機構A4及び先端フォーク用引戻機構B4を抜き出して示している。
先端フォーク用押出機構A4は、先端フォーク5を前方側に押し出すための機構であり、図8及び図1に示すように、第3フォーク3の後方側に固定されるチェーン端部固定部A41と、先端フォーク5の後方側に固定されるチェーン端部固定部A42と、第4フォーク4の前方側であってチェーン端部固定部A42よりも前方側に回転可能に固定されるスプロケットA43と、一端側がチェーン端部固定部A41に固定されると共に他端側がスプロケットA43の前方側に廻し掛けられてからチェーン端部固定部A42に固定されるチェーンA44とを備えている。
そして、先端フォーク用押出機構A4は、図1に示すように、摺動方向の左側に配置されている。
このような先端フォーク用押出機構A4においては、第4フォーク4が第3フォーク3に対して前方側に移動することによってスプロケットA43が前方側に移動し、この結果、チェーンA44の他端側がチェーン端部固定部A42を前方に引っ張る。これによって先端フォーク5が第4フォーク4に対して前方に押し出される。
先端フォーク用引戻機構B4は、先端フォーク5を後方側に引き戻すための機構であり、図8及び図1に示すように、第3フォーク3の後方側に固定されるチェーン端部固定部B41と、先端フォーク5の前方側に固定されるチェーン端部固定部B42と、第4フォーク4の後方側であってチェーン端部固定部B41よりも後方側に回転可能に固定されるスプロケットB43と、一端側がスプロケットB43の後方側に廻し掛けられてからチェーン端部固定部B41に固定されると共に他端側がチェーン端部固定部B42に固定されるチェーンB44とを備えている。
そして、先端フォーク用引戻機構B4は、図1に示すように、摺動方向の右側に配置されている。
このような先端フォーク用引戻機構B4においては、第4フォーク4が第3フォーク3側に移動することによってスプロケットB43が後方側に移動し、この結果、チェーンA44の他端側がチェーン端部固定部B42を引っ張る。これによって先端フォーク5が第4フォーク4側に引き戻される。
このような構成を有する本実施形態のフォーク装置Sによれば、駆動機構6の駆動に伴って、第2フォーク2が押し出されると、第2フォーク2の移動により第3フォーク用押出機構A2を介して第3フォーク3が押し出され、第3フォーク3の移動により第4フォーク用押出機構A3を介して第4フォーク4が押し出され、第4フォーク4の移動により先端フォーク用押出機構A4を介して先端フォーク5が押し出される。つまり、駆動機構6によって第2フォーク2が押し出されると、全ての摺動台(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5)が前方側に移動する。
また、本実施形態のフォーク装置Sによれば、駆動機構6の駆動に伴って、第2フォーク2が引き戻されると、第2フォーク2の移動により第3フォーク用引戻機構B2を介して第3フォーク3が引き戻され、第3フォーク3の移動により第4フォーク用引戻機構B3を介して第4フォーク4が引き戻され、第4フォーク4の移動により先端フォーク用引戻機構B4を介して先端フォーク5が引き戻される。つまり、駆動機構6によって第2フォーク2が引き戻されると、全ての摺動台(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5)が後方側に移動する。
以上のような本実施形態のフォーク装置Sにおいては、第3フォーク用押出機構A2は、図1に示すように、摺動方向の左側に配置されている。また、第4フォーク用押出機構A3は、図1に示すように、摺動方向の右側に配置されている。また、先端フォーク用押出機構A4は、図1に示すように、摺動方向の左側に配置されている。
つまり、本実施形態のフォーク装置Sにおいては、複数の押出機構(第3フォーク用押出機構A2、第4フォーク用押出機構A3及び先端フォーク用押出機構A4)が摺動方向の左右に分散して配置されている。
このため、本実施形態のフォーク装置Sによれば、摺動台(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5)を押し出す場合に摺動台に作用する駆動力が摺動台の中心線Lの両側に分散して作用する。
また、本実施形態のフォーク装置Sにおいては、第3フォーク用引戻機構B2は、図1に示すように、摺動方向の右側に配置されている。また、第4フォーク用引戻機構B3は、図1に示すように、摺動方向の左側に配置されている。また、先端フォーク用引戻機構B4は、図1に示すように、摺動方向の右側に配置されている。
つまり、本実施形態のフォーク装置Sにおいては、複数の引戻機構(第3フォーク用引戻機構B2、第4フォーク用引戻機構B3及び先端フォーク用引戻機構B4)が摺動方向の左右に分散して配置されている。
このため、本実施形態のフォーク装置Sによれば、摺動台を引き戻す場合に摺動台に作用する駆動力が摺動台の中心線Lの両側に分散して作用する。
このように本実施形態のフォーク装置Sによれば、摺動台を移動させる場合に摺動台の片側のみに集中して駆動力が作用することを避けることができる。このため、基台(第1フォーク1)と摺動台(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5)との間に設けられたクリアランス及び摺動台(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5)同士の間に設けられたクリアランスが摺動台の移動方向と直角方向に偏って狭まることを抑止し、全体として摺動台(第2フォーク2、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5)が移動方向に対する直交方向に変位することを抑制することができる。
したがって、本実施形態のフォーク装置Sによれば、移動方向の直角方向に摺動台が変位することを抑止することが可能となる。
また、本実施形態のフォーク装置Sにおいては、第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5において複数の押出機構(第3フォーク用押出機構A2、第4フォーク用押出機構A3及び先端フォーク用押出機構A4)は、設けられる摺動台の積層順に摺動台の移動方向の左右に交互に配置され、複数の引戻機構(第3フォーク用引戻機構B2、第4フォーク用引戻機構B3及び先端フォーク用引戻機構B4)も、設けられる摺動台の積層順に摺動台の移動方向の左右に交互に配置されている。
このため、摺動台(第3フォーク3、第4フォーク4及び先端フォーク5)を押し出す場合及び引き戻す場合に摺動台に作用する駆動力が摺動台の中心線Lの両側に均等して分散して作用する。
よって、本実施形態のフォーク装置Sによれば、移動方向と直角方向に摺動台が変位することをより確実に抑止することが可能となる。
また、本実施形態のフォーク装置Sにおいては、各摺動台において、押出機構と引戻機構とが中心線Lから同じ距離に配置されている。このため、フォーク装置Sにおいて押出機構と引戻機構とがチェーン張力によりモーメントのバランスを保ち、前後方向移動時の動作を同一とすることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、いわゆる五段式のフォーク装置について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、四段式等の多段式のフォーク装置全般に適用することができる。
S……フォーク装置、1……第1フォーク(基台)、2……第2フォーク(摺動台)、3……第3フォーク(摺動台)、4……第4フォーク(摺動台)、5……先端フォーク(摺動台)、6……駆動機構、A2……第3フォーク用押出機構(押出機構)、A3……第4フォーク用押出機構(押出機構)、A4……先端フォーク用押出機構(押出機構)、B2……第3フォーク用引戻機構(引戻機構)、B3……第4フォーク用引戻機構(引戻機構)、B4……先端フォーク用引戻機構(引戻機構)、L……中心線

Claims (2)

  1. 基台と、該基台に対して積層配置される複数の摺動台と、該摺動台の各々に対して設けられると共に前記基台に対して前記摺動台を押し出す複数の押出機構と、前記摺動台の各々に対して設けられると共に前記基台に対して前記摺動を引き戻す複数の引戻機構とを備えるフォーク装置であって、
    複数の前記押出機構は、設けられる前記摺動台の積層順に、前記摺動台の移動方向に向かう当該摺動台の中心線に対して一方側と他方側とに交互に配置され、
    複数の前記引戻機構は、設けられる前記摺動台の積層順に前記中心線に対して他方側と一方側とに交互に配置されている
    ことを特徴とするフォーク装置。
  2. 各前記摺動台において、前記押出機構と前記引戻機構とが当該摺動台の移動方向に向かう当該摺動台の中心線から同じ距離に配置されていることを特徴とする請求項記載のフォーク装置。
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