JP5581170B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
実施形態に係るタイヤは、タイヤ踏み面を構成する踏み面を有するブロックを備える。ブロックは、少なくとも1以上の深溝によって区分けされる。ブロックは、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾きを有する浅溝を有する。踏み面から浅溝の底までの深さは、踏み面から深溝の底までの深さの30%以下である。
(タイヤの構成)
以下において、第1実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係るタイヤ100の一部分を示す拡大平面図である。具体的には、図1は、タイヤ100のタイヤ踏み面の一部が図示されている。
以下において、タイヤ接地面と踏み面との摩擦によって生じるタイヤ周方向の剪断力に起因するブロックの変形について、図面を参照しながら説明する。図3は、浅溝が形成されていないブロックの変形を示す図である。図4は、浅溝12が形成されたブロック10の変形を示す図である。
第1実施形態では、ブロック10は、タイヤ周方向に対して傾きを有する浅溝12を有する。従って、タイヤ接地面と踏み面との摩擦によって生じるタイヤ周方向の剪断力によって、浅溝12によって剛性が低下するブロック10の一部分のみが変形しやすく、浅溝12によって剛性が低下しないブロック10の他部分の変形が抑制される。言い換えると、踏み面に近いブロック10の一部分のみが変形しやすく、タイヤ接地面に近いブロック10の他部分の変形が抑制される。
以下において、評価結果について説明する。評価では、以下の条件に従って、マイクによって集音された騒音のレベルを測定した。
評価タイヤの内圧:630kPa
評価タイヤに対する荷重:21.3kN
車輌速度:70km/h
評価条件:ギヤはニュートラル、エンジンはオフ
マイク位置:車輌中心から7.5m、かつ、高さ1.2m
[評価1]
評価1では、浅溝の有無によって、騒音レベルがどのように変化するのかについて評価を行った。
比較例1に係るタイヤとしては、図5に示すように、浅溝が形成されていないブロックを備えたタイヤを用いた。なお、図5は、比較例1に係るブロック(踏み面)を示す平面図である。
実施例1に係るタイヤ100としては、図6に示すように、浅溝12A〜浅溝12Dが形成されたブロック10を備えたタイヤ100を用いた。なお、図6は、実施例1に係るブロック10(踏み面)を示す平面図である。
実施例2に係るタイヤ100としては、図7に示すように、浅溝12B及び浅溝12Dが形成されたブロック10を備えたタイヤ100を用いた。なお、図7は、実施例2に係るブロック10(踏み面)を示す平面図である。
実施例3に係るタイヤ100としては、図8に示すように、浅溝12B及び浅溝12Cが形成されたブロック10を備えたタイヤ100を用いた。なお、図8は、実施例3に係るブロック10(踏み面)を示す平面図である。
図9に示すように、実施例1〜実施例3では、比較例1と比べて、騒音レベルが下がったことが確認された。すなわち、浅溝12を形成した方が、騒音レベルが下がったことが確認された。
評価2では、図10に示すように、タイヤ幅方向におけるブロック10の中心と第1端13との距離(a1)とタイヤ幅方向におけるブロック10の中心とブロック10の端部との距離(b1)との関係の変更によって、騒音レベルがどのように変化するのかについて評価を行った。
比較例1に係るタイヤとしては、評価1と同様に、図5に示すブロックを備えたタイヤを用いた。
実施例1に係るタイヤ100としては、評価1と同様に、図6に示すブロック10を備えたタイヤ100を用いた。具体的には、a1=0である浅溝12(浅溝12A〜浅溝12D)を有するタイヤ100を用いた。
実施例4〜実施例8に係るタイヤ100としては、a1/b1×100[%]の値が10%〜50%である浅溝12(浅溝12A〜浅溝12D)を有するタイヤ100を用いた。
図11に示すように、実施例1、実施例4〜実施例8では、比較例1と比べて、騒音レベルが下がったことが確認された。
評価3では、図12及び図13に示すように、踏み面から浅溝12の底までの深さ(a2)と踏み面から深溝20の底までの深さ(b2)との関係の変更によって、騒音レベルがどのように変化するのかについて評価を行った。
比較例1に係るタイヤとしては、評価1と同様に、図5に示すブロックを備えたタイヤを用いた。
実施例1に係るタイヤ100としては、評価1と同様に、図6に示すブロック10を備えたタイヤ100を用いた。具体的には、a2/b2×100[%]の値が10%である浅溝12(浅溝12A〜浅溝12D)を有するタイヤ100を用いた。
実施例9〜実施例12に係るタイヤ100としては、a2/b2×100[%]の値が20%〜50%である浅溝12(浅溝12A〜浅溝12D)を有するタイヤ100を用いた。
図14に示すように、実施例1、実施例9〜実施例12では、比較例1と比べて、騒音レベルが下がったことが確認された。特に、a2/b2×100[%]の値が30%以下である場合に、騒音レベルが下がったことが確認された。
評価4では、図15に示すように、タイヤ周方向における第1端13と第2端14との距離(a3)とタイヤ周方向におけるブロック10の長さ(b3)との関係の変更によって、騒音レベルがどのように変化するのかについて評価を行った。
比較例1に係るタイヤとしては、評価結果1と同様に、図5に示すブロックを備えたタイヤを用いた。
実施例1に係るタイヤ100としては、評価1と同様に、図6に示すブロック10を備えたタイヤ100を用いた。具体的には、a3/b3×100[%]の値が10%である浅溝12(浅溝12A〜浅溝12D)を有するタイヤ100を用いた。
実施例13〜実施例16に係るタイヤ100としては、a3/b3×100[%]の値が20%〜50%である浅溝12(浅溝12A〜浅溝12D)を有するタイヤ100を用いた。
図16に示すように、実施例1、実施例13〜実施例16では、比較例1と比べて、騒音レベルが下がったことが確認された。特に、a3/b3×100[%]の値が30%以下である場合に、騒音レベルが下がったことが確認された。
評価5では、図17及び図18に示すように、タイヤ周方向におけるブロックの端とタイヤ幅方向と平行な直線とによって形成される角度θの変更によって、騒音レベルがどのように変化するのかについて評価を行った。
比較例1、比較例17〜比較例19に係るタイヤとしては、評価結果1と同様に、図5に示すブロックを備えたタイヤを用いた。具体的には、角度θが0°〜45°のブロックを有するタイヤを用いた。
実施例1、実施例17〜実施例19に係るタイヤ100としては、評価結果1と同様に、図6に示すブロック10を備えたタイヤ100を用いた。具体的には、角度θが0°〜45°のブロック10を有するタイヤ100を用いた。
図19に示すように、実施例1、実施例17〜実施例19では、比較例1、比較例17〜比較例19と比べて、騒音レベルが下がったことが確認された。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
Claims (3)
- タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に形成された深溝によって区画されたブロックと、
前記ブロックの隅部分を三角形状に区画する、1つのブロックあたり一対または二対の浅溝と、を備え、
前記ブロックの踏み面から前記浅溝の底までの深さは、前記踏み面から前記深溝の底までの深さの30%以下であり、
各浅溝は、第1端と第2端とを有し、対となる浅溝の前記第1端は、前記ブロックの踏み込み側の端部あるいは蹴り上げ側の端部の中央で交叉してタイヤ幅方向の前記深溝に連通し、前記第2端は、前記ブロックを挟んで対向するタイヤ周方向の前記深溝にそれぞれ連通することを特徴とするタイヤ。 - 前記各浅溝において、
前記第1端が連通する側のブロック端部から前記第2端までの距離は、前記タイヤ周方向における前記ブロックの長さの30%以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。 - 前記踏み面から前記浅溝の底までの深さは、前記踏み面から前記深溝の底までの深さの10%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
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