JP5576998B1 - 閉孔器 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る閉孔器は、長軸部材の先端部に着脱自在に設けられた突出部材と、突出部材に対して回動可能な一対の把持部材と、一対の把持部材に接続された第一及び第二の線状部材と、突出部材に対して一対の把持部材が近づく方向に力を作用する作用部を有し、長軸部材の先端部に着脱自在に設けられた保持部と、を具備している。

Description

本発明は、生体組織に形成された穿孔を塞ぐための閉孔器に関する。 本願は、2012年8月30日に米国に出願された61/694,935に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、生体組織を把持して各種の処置を行う処置具が検討されている。
例えば、特開2010−125200号公報(特許文献1参照)に記載された把持装置では、外筒パイプ内に内筒パイプが挿通自在に挿入されていて、さらに、この内筒パイプの内部に操作シャフトを挿通している。
操作シャフトの先端部には支持部材の一端が固着されている。この支持部材には、固定クリップの下方に構成された円柱体が嵌入している。支持部材と円柱体との結合状態は、両者を少し強く引張ると分離するように構成されている。外筒パイプの内部であって、内筒パイプの先端部に当接して、リング状のクリップ制御体が設けられている。
固定クリップは、全体としては板状体であり、下端部に前述の円柱体が一体に形成されている。固定クリップを挟んだ両側に、一対の可動クリップが設けられている。各可動クリップの根本部分は、固定クリップの根本部分に溶接によって固着されている。各可動クリップは、弾性を有する材料で構成され、固定クリップに対して開く方向に付勢されている。各可動クリップの根本部分には、外方に張り出た突出部が設けられている。各突出部は、固定クリップの長手方向に少しずらせて設けられている。
このように構成された把持装置では、内筒パイプに対して外筒パイプを引き下げることで、固定クリップおよび各可動クリップが外筒パイプの先端から露出し、各可動クリップが開く。内筒パイプに対して操作シャフトを引き下げると、操作シャフトに取り付けられている支持部材も下方へ移動する。支持部材にしたがって、固定クリップおよび各可動クリップも下方に移動する。操作シャフトを引き下げるにしたがって、クリップ制御体の中央孔内を固定クリップおよび各可動クリップが下方へ移動するが、下方に設けられた突出部が中央孔の縁に当接することで、この突出部が設けられた一方の可動クリップが固定クリップ側に移動し、組織の大きな裂け目の一側部を掴む。
操作シャフトをさらに引き下げると、同様の機構により他方の可動クリップが固定クリップ側に移動し、裂け目の他側部を掴む。操作シャフトをさらに引くと、支持部材から固定クリップの円柱体が抜け出る。これにより、裂け目の側部を掴んだ各可動クリップをクリップ制御体が閉じる方向に付勢した状態で、固定クリップおよび各可動クリップが体内に残る。
また、特開2008−110210号公報(特許文献2参照)には、胃などの組織を把持する把持器具が開示されている。把持器具には、シャフトおよび一対の把持顎部材が含まれる。各把持顎部材は複数の歯を有する。歯は、組織を把持するように構成される。各把持顎部材は、ケーブルを介して開閉するように作動可能である。
日本国特開2010−125200号公報 日本国特開2008−110210号公報
しかし、上記の特許文献1に記載された把持装置では、各可動クリップを突出部の形状に応じた予め定められた一定のパターンでしか動かすことができない。従って、この把持装置には、組織に形成された穿孔が比較的大きい場合には、組織を把持する順序によっては把持装置をその軸線周りに回転させて向きを変える必要があるなど、穿孔を塞ぐ手技を円滑に行うことができないという問題がある。特許文献2に記載された把持器具についても、ケーブルを操作したときに各把持顎部材が同時に開閉するため、組織に形成された穿孔が比較的大きい場合には、穿孔を塞ぐ手技を円滑に行うことができないという問題がある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の閉孔器は、長手軸に沿って延設された第一の長軸部材と、前記第一の長軸部材に対して前記長手軸に沿って相対的に移動自在に延設された第二の長軸部材と、前記第一の長軸部材の先端部に着脱自在に設けられた突出部材と、前記突出部材に交差して設けられ、前記突出部材との間で組織を把持できる先端部、及び前記突出部材に対して回動可能に支持された中間部を有する一対の把持部材と、前記一対の把持部材を構成する第一の把持部材に接続され、前記長手軸に沿って延設された第一の線状部材と、前記一対の把持部材を構成する第二の把持部材に接続され、前記第一の線状部材に対して前記長手軸に沿って相対的に移動自在に延設された第二の線状部材と、前記第一の長軸部材の基端部に設けられ、前記第一の線状部材と前記第二の線状部材を相対的に移動操作可能な操作部と、前記第一の把持部材の基端部と前記第二の把持部材の基端部とが前記突出部材に近づく方向に力を作用する作用部を有し、前記第二の長軸部材の先端部に対して前記一対の把持部材とともに着脱自在に設けられた保持部と、を具備したことを特徴としている。
また、上記の閉孔器において、前記保持部は筒状に形成され、前記作用部は、前記保持部の内周面であり、前記一対の把持部材における前記内周面に接触した部分に対して前記保持部の中心軸線側に力を作用させることで、前記一対の把持部材が閉じ、前記保持部の中心軸線を含む断面上において、前記保持部の内周面には凹凸部が形成されていることがより好ましい。
また、上記の閉孔器において、前記保持部の前記内周面は、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されていることがより好ましい。
また、上記の閉孔器において、前記保持部は、筒状に形成されるとともに前記第二の長軸部材の先端部に対して着脱自在に設けられた外部部材と、筒状に形成されて内周面には前記凹凸部が形成され、前記外部部材の内側に配置された内部部材と、を有し、前記外部部材の内周面は、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成され、前記内部部材の外周面は、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されていることがより好ましい。
また、上記の閉孔器において、前記外部部材と前記内部部材とは、前記外部部材に対して前記内部部材が相対的に基端側に移動することを許容するとともに、前記外部部材に対して前記内部部材が相対的に先端側に移動することを規制するラチェット機構により接続されていることがより好ましい。
また、上記の閉孔器において、前記内部部材の内周面は、先端側が基端側よりも大径に形成されることで先端側と基端側との接続部分に段部が形成され、前記凹凸部は、前記内部部材の内周面における前記段部よりも先端側に形成されていることがより好ましい。
また、上記の閉孔器において、前記一対の把持部材は、前記突出部材に設けられた回動軸周りに回動可能に支持され、前記回動軸からそれぞれの前記把持部材の先端までの長さは、前記回動軸から前記突出部材の先端までの長さよりも長く設定され、前記一対の把持部材の一方の先端には、前記一対の把持部材の他方の先端に向けて延びる突出部が設けられていることがより好ましい。
また、上記の閉孔器において、前記保持部は弾性材料で形成されていることがより好ましい。
上記各態様の閉孔器によれば、組織に形成された穿孔が比較的大きい場合であっても、穿孔を塞ぐ手技を円滑に行うことができる。
本発明の一実施形態の閉孔器の側面の断面図である。 図1中の要部拡大図である。 同閉孔器の接続部を分離した状態を示す側面図である。 同閉孔器の第一回動部における接続部の平面図である。 同閉孔器の第一回動部における接続部を分離した状態を示す平面図である。 同閉孔器を用いた手技を説明する図である。 同閉孔器を用いた手技を説明する図である。 同閉孔器を用いた手技を説明する図である。 同閉孔器を用いた手技を説明する図である。 同閉孔器を用いた手技を説明する図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の先端部の側面図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の先端部の一部を破断した斜視図である。 同閉孔器の先端部の正面図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の先端部の一部を破断した側面図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の先端部の一部を破断した側面図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の先端部の一部を破断した側面図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の先端部の一部を破断した側面図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の第一回動部の接続部の側面図である。 同接続部を分離した状態を示す図である。 本発明の変形例の実施形態における閉孔器の支持部の側面図である。
(実施形態)
以下、本発明に係る閉孔器の一実施形態を、図1から図20を参照しながら説明する。この閉孔器は、内視鏡のチャンネルに挿入させて用いられ、消化器官などの組織に形成された穿孔を封止する。
図1および図2に示すように、本実施形態の閉孔器1は、先端部が開閉操作可能な第一把持部11および第二把持部12と、第一把持部11の先端部が閉じた状態であって、かつ、第二把持部12の先端部が閉じた状態を保持するための保持機構13とを備えている。
なお、本願明細書において、「先端側」及び「先端部」とは、処置すべき生態組織に近い側及び近い側の部分を意味し、「基端側」及び「基端部」とは、生態組織から遠い側及び遠い側の部分を意味するものとする。
第一把持部11は、棒状に形成された支持部20と、支持部20の先端側に設けられた回動軸21周りに回動可能に支持された第一回動部40Aとを有している。
支持部20における回動軸21よりも基端側には、支持部20における他の部分よりも支持部20の軸線(中心軸線)C1方向(長手軸)の引張り剛性の低い接続部22が設けられている。すなわち、支持部20の両端部を軸線C1方向に引張ることで、支持部20を、接続部22よりも先端側の非可動把持部(突出部材)23と、接続部22よりも基端側の第一の長軸部材24とに分離することができる。第一の長軸部材24は、軸線C1に沿って延設された形状に形成されている。
また、後述するように、分離した非可動把持部23と第一の長軸部材24とを接続することで、再び支持部20を構成することができる。このように、非可動把持部23は、第一の長軸部材24の先端部に着脱自在に設けられている。
非可動把持部23には、前述の回動軸21が設けられている。非可動把持部23および第一の長軸部材24は、生体適合性および弾性を有するステンレス鋼やチタン合金などの線材で形成することができる。
接続部22は、図3に示すように、非可動把持部23の基端部に設けられた係合部27と、第一の長軸部材24の先端部に設けられた被係合部28とで構成されている。
係合部27は、軸線C1上で延びる棒状に形成された棒状部材27aの基端部に、棒状部材27aよりも大径とされた球状部材27bが固定された構成である。
被係合部28は、第一の長軸部材24の先端面から基端側に延びるように溝部28aが設けられ、この溝部28aの内部における対向する側面に一対の凹部28bが形成された構成である。溝部28a内に棒状部材27aが配置されるとともに、一対の凹部28bに球状部材27bが係合することで、非可動把持部23と第一の長軸部材24とが接続される。また、非可動把持部23と第一の長軸部材24とが互いに離間するように支持部20を引張ると、一対の凹部28bが互いに離間するように溝部28aが変形して一対の凹部28bから球状部材27bが外れる。これにより、非可動把持部23と第一の長軸部材24とが分離するように構成されている。このように、部材同士を係合させることで構成される接続部を、以下では「係合による接続部」と称する。
非可動把持部23の先端部には、図1に示すように、軸線C1に直交する方向に延びる平板状の大径部29が取り付けられている。第一の長軸部材24の基端部には、円柱状の第一スライダ30が固定されている。第一スライダ30には、軸線C1に平行に延びる一対の貫通孔30aが形成されている。一対の貫通孔30aは、軸線C1を挟むように形成されている。貫通孔30aの内周面における軸線C1から離間した側には、先端側の面が軸線C1に直交し、かつ、基端側の面が基端側に向かうにしたがって軸線C1から離間するように形成されたスライダ爪31が形成されている。第一スライダ30の外周面には、全周にわたり凹んだ指掛け部30bが形成されている。
本実施形態では、第一回動部40A、および後述する第二回動部40Bの構成は同一であるため、第一回動部40Aの構成については数字に英字「A」を付加し、第二回動部40Bの構成については同一の数字に英字「B」を付加することで示す。これにより、重複する説明を省略する。
図1および図2に示すように、第一回動部40Aにおける回動軸21よりも基端側には、第一回動部40Aにおける他の部分より軸線C1方向の引張り剛性の低い接続部42Aが設けられている。すなわち、第一回動部40Aの両端部を軸線C1方向に引張ることで、第一回動部40Aを、接続部42Aよりも先端側の第一可動把持部(第一の把持部材)43Aと、接続部42Aよりも基端側の第一操作ワイヤ(第一の線状部材)44Aと、第一操作ワイヤ44Aに固定された第一操作部45Aとに分離することができる。
第一可動把持部43Aは、棒状(直線状)に形成されている。第一可動把持部43Aの先端には、非可動把持部23の先端に向けて延びる凸部48Aが設けられている。第一可動把持部43Aおよび凸部48Aは、非可動把持部23と同一の弾性を有する材料で一体に形成されている。第一可動把持部43Aは、その長手方向の中間部で、回動軸21により非可動把持部23に対して回動可能に支持されている。後述するように、第一可動把持部43Aは非可動把持部23との間で組織を把持するが、このときに組織を把持する把持力が強くなり過ぎないように、第一可動把持部43Aはある程度湾曲しやすく構成されていることが好ましい。
接続部42Aは、図2および図4に示すように、第一可動把持部43Aの基端部に対して回動軸21に平行な軸線49A周りに回動可能とされた管状部材50Aと、管状部材50Aにカシメ付けられた前述の第一操作ワイヤ44Aの先端部とで構成されている。
第一可動把持部43Aの基端部には、軸線49A上に透孔52Aが形成されている。管状部材50Aは、管材の中間部を直角に折り曲げて形成されている。管状部材50Aにおける折り曲げ部よりも先端側は、透孔52Aに挿通されている。管状部材50Aにおける折り曲げ部よりも先端側には、透孔52Aよりも大径に形成された抜け止め53Aが設けられている。管状部材50Aにおける折り曲げ部よりも基端側には、第一操作ワイヤ44Aの先端部がカシメ付けられている。第一操作ワイヤ44Aは、管状部材50Aの管路に挿通された状態で管状部材50Aを径方向に押圧して縮径させることで、管状部材50Aにカシメ付けられている。管状部材50Aに第一操作ワイヤ44Aをカシメる力が一定となるように、カシメ付けには治具を用いることが好ましい。
このように構成された接続部42Aは、管状部材50Aが第一可動把持部43Aに対して軸線49A周りに回動可能に支持されている。さらに、管状部材50Aと第一操作ワイヤ44Aとが互いに離間するように引張ると、管状部材50Aにおける縮径された部分の内径が大きくなるように変形する。引張り力が一定の力量を超えると、図5に示すように、管状部材50Aから第一操作ワイヤ44Aが外れ、管状部材50と第一操作ワイヤ44Aとが分離するように構成されている。このように、部材同士をカシメることで構成される接続部を、以下では「カシメによる接続部」と称する。
第一操作ワイヤ44Aは、軸線C1に沿って延びる線状に形成されている。
第一操作部45Aは、図1に示すように、第一操作ワイヤ44Aの基端部に固定されている。第一操作部45Aには、軸線C1に平行に延びる貫通孔54A、および、術者が指を通すための指掛け孔55Aが形成されている。
貫通孔54Aの内周面における軸線C1から離間した側には、スライダ爪31と同形状の操作爪56Aが形成されている。
第二把持部12は、回動軸21周りに回動可能に支持された第二回動部40Bを有している。換言すれば、第二把持部12は、この第二回動部40Bと支持部20とを有していて、第一把持部11と第二把持部12とで支持部20を兼用している。
第二回動部40Bについての詳細な説明は省略するが、第二回動部40Bは、第一回動部40Aの接続部42A、第一可動把持部43A、第一操作ワイヤ44A、第一操作部45Aに対応する構成として、接続部42B、第二可動把持部(第二の把持部材)43B、第二操作ワイヤ(第二の線状部材)44B、第二操作部45Bを備えている。
第一可動把持部43Aにおける回動軸21よりも先端側と、第二可動把持部43Bにおける回動軸21よりも先端側とは、非可動把持部23を挟んで反対側に配置されている。可動把持部43A、43B、および非可動把持部23は直線的な棒状に形成されているため、第一可動把持部43Aにおける回動軸21よりも基端側と、第二可動把持部43Bにおける回動軸21よりも基端側とは、非可動把持部23を挟んで反対側に配置されている。
操作部45A、45Bを操作することで、第二操作ワイヤ44Bと前述の第一操作ワイヤ44Aとを、軸線C1に沿って相対的に移動させることができる。
本実施形態では、図1に示すように、操作ワイヤ44A、44Bは、第一の長軸部材24とともに本体60内に配置されている。具体的には、本体60は、先端部に配置されたコイルシース61と、コイルシース61の基端部に取り付けられた板状の支持部材62とを有している。コイルシース61は、例えば、ステンレス鋼で形成された素線を、軸線C1周りに密巻きに巻回することで構成することができる。
支持部材62には、軸線C1方向の先端から中央部にかけて、軸線C1上にスリット63が形成されている。スリット63が支持部材62を厚さ方向に貫通することで、支持部材62には、スリット63を挟んで軸線C1方向に延びる第一棒状部64、および第二棒状部65が形成されている。支持部材62の基端部には、リング状に形成され術者が指を通す指掛け孔68が形成されている。
第一棒状部64の外周面における軸線C1から離間した側には、基端側の面が軸線C1に直交し、かつ、先端側の面が基端側に向かうにしたがって軸線C1から離間するように形成された本体爪66が形成されている。同様に、第二棒状部65の外周面における軸線C1から離間した側には、基端側の面が軸線C1に直交し、かつ、先端側の面が基端側に向かうにしたがって軸線C1から離間するように形成された本体爪67が形成されている。
第一棒状部64は、第一スライダ30の一方の貫通孔30aを挿通するとともに、第一棒状部64の本体爪66がこの一方の貫通孔30a内に形成されたスライダ爪31に係合している。同様に、第二棒状部65は、第一スライダ30の他方の貫通孔30aを挿通するとともに、第二棒状部65の本体爪67がこの他方の貫通孔30a内に形成されたスライダ爪31に係合している。
第一棒状部64は、第一スライダ30よりも先端側において、第一操作部45Aの貫通孔54Aを挿通するとともに、第一棒状部64の本体爪66がこの貫通孔54A内に形成された操作爪56Aに係合している。同様に、第二棒状部65は、第一スライダ30よりも先端側において、第二操作部45Bの貫通孔54Bを挿通するとともに、第二棒状部65の本体爪67がこの貫通孔54B内に形成された操作爪56Bに係合している。
支持部材62、第一スライダ30、第一操作部45A、および第二操作部45Bがこのように構成されていることで、本体爪66、67と、スライダ爪31、操作爪56A、56Bとの係合により、第一スライダ30、第一操作部45A、および、第二操作部45Bは、支持部材62に対して基端側にそれぞれ移動可能であるが、支持部材62に対して先端側への移動がそれぞれ規制される。
保持機構13は、シリコンなどの弾性材料により全体として筒状に形成されている。保持機構13の先端側には、図1および図2に示すように、保持機構13における他の部分よりも軸線C1方向の引張り剛性の低い接続部71が設けられている。この例では、接続部71は、保持機構13の外周面に全周にわたり溝を形成することで構成されている。保持機構13の基端部には、ステンレス鋼などの金属でリング状に形成された第二スライダ72が取り付けられている。第二スライダ72の外径は、保持機構13の基端側よりも大径に形成されている。
保持機構13を、その先端部と第二スライダ72とが互いに離間するように引張ると、接続部71が軸線C1方向に直交する方向へ裂けて、接続部71よりも先端側の保持部73と、接続部71よりも基端側の第二の長軸部材74とに分離するように構成されている。このように、溝により構成される接続部を、以下では「溝状接続部」と称する。
この第二の長軸部材74および前述の第一の長軸部材24で、長軸部材を構成する。そして、第一スライダ30、第一操作部45A、第二操作部45B、指掛け孔68、および第二スライダ72で操作部76を構成する。
保持部73は、先端側に向かうにしたがって内周面(作用部)73aおよび外周面がそれぞれ拡径するように形成されている。本実施形態では、内周面73aは滑らかな曲面状に形成されている。
操作部45A、45Bを操作することで、第二操作ワイヤ44Bと前述の第一操作ワイヤ44Aとを、軸線C1に沿って相対的に移動させることができる。第一の長軸部材24および第二の長軸部材74は、互いに独立して軸線C1に沿って相対的に移動することができる。
以上のように構成された閉孔器1は、図1に示す非可動把持部23の先端部と第一可動把持部43Aの先端部とが離間した状態から、支持部材62に対して第一操作部45Aを基端側に移動させる(引き戻す)ことで、第一操作ワイヤ44Aが軸線C1に沿って基端側に移動する。これに伴って、管状部材50Aが軸線49A周りに回動し、さらに第一可動把持部43Aが、非可動把持部23の先端部に第一可動把持部43Aの先端部が近づくように(第一把持部11の先端部が閉じるように)、回動軸21周りに回動する。第一把持部11の先端部とは、具体的には、回動軸21周りに相対的に回動する非可動把持部23および第一可動把持部43Aの先端部のことを意味する。前述のように、第一操作部45Aは支持部材62に対して先端側への移動が規制されるため、一度非可動把持部23の先端部に近づいた第一可動把持部43Aの先端部が、非可動把持部23の先端部から離れるように回動することはない。
同様に、図1に示す非可動把持部23の先端部と第二可動把持部43Bの先端部とが離間した状態から、支持部材62に対して第二操作部45Bを引き戻すことで、第二操作ワイヤ44Bが基端側に移動する。これに伴って、管状部材50Bが軸線49B周りに回動し、さらに第二可動把持部43Bが回動軸21周りに非可動把持部23の先端部に第二可動把持部43Bの先端部が近づくように(第二把持部12の先端部が閉じるように)回動する。第二把持部12の先端部とは、具体的には、回動軸21周りに相対的に回動する非可動把持部23および第二可動把持部43Bの先端部のことを意味する。第二可動把持部43Bについても、一度非可動把持部23の先端部に近づいたら非可動把持部23の先端部から離れるように回動することはない。
以上のように、本実施形態の閉孔器1では、第一把持部11の先端部、第二把持部12の先端部は、閉じる操作を互いに独立して行うことが可能である。
次に、この閉孔器1を用いた手技について説明する。なお、以下においては、胃壁(組織)に形成された穿孔(開口)を封止する場合を説明するが、ターゲット部位は、これに限定されず、たとえば、食道、十二指腸、小腸、大腸、子宮、膀胱などの管腔器官でも良い。また、閉孔器1が挿通されるチャンネルを有する内視鏡は患者の自然開口から挿入されるが、この自然開口は口に限定されずに鼻や肛門でもよい。
まず、図6に示すように、内視鏡E1の挿入部E2の先端部に設けられた観察ユニットE3で取得した画像を不図示のモニタで観察しながら、この挿入部E2を、患者の口を通して胃まで導入する。この際に、挿入部E2に設けられた不図示の湾曲部を適宜湾曲操作しながら導入していく。湾曲部を湾曲させて、挿入部E2の先端部を胃壁P1に形成された穿孔P2に対向させた状態で保持する。
挿入部E2に形成されたチャンネルE4を通して、閉孔器1の先端部を挿入部E2の前方に突出させる。具体的には、チャンネルE4から前方に、非可動把持部23、可動把持部43A、43B、保持機構13の保持部73を突出させる。
図7に示すように、挿入部E2に対して閉孔器1を先端側に移動させ(押し込み)、穿孔P2に対する一方側の組織P3の先端部を手前側に湾曲させるようにして、非可動把持部23における第二可動把持部43Bの先端部側の側面を組織P3に当接させる。術者は、指掛け孔68に親指、指掛け孔55A、55Bに人差し指、中指をそれぞれ通し、閉孔器1を把持する。
第二操作部45Bを引き戻すと、第二可動把持部43Bの先端部が非可動把持部23の先端部に近づくように回動軸21周りに回動し、非可動把持部23と第二可動把持部43Bとで組織P3を把持する。このとき、非可動把持部23に設けられた大径部29、および第二可動把持部43Bに設けられた凸部48Bが組織P3に食い込むことで、組織P3を確実に把持することができる。
続いて、図8に示すように、穿孔P2に対する他方側の組織P4の先端部を手前側に湾曲させるようにして、非可動把持部23における第一可動把持部43Aの先端部側の側面を組織P4に当接させる。このとき、必要に応じて組織P3を把持した閉孔器1を組織P4側に移動させる。これにより、比較的大きな穿孔P2であっても、組織P3、P4同士を手繰り寄せて封止することができる。
第一操作部45Aを引き戻すと、第一可動把持部43Aの先端部が非可動把持部23の先端部に近づくように回動軸21周りに回動し、非可動把持部23と第一可動把持部43Aとで組織P4を把持する。このとき、非可動把持部23に設けられた大径部29、および第一可動把持部43Aに設けられた凸部48Aが組織P4に食い込むことで、組織P4を確実に把持することができる。
次に、術者は第二スライダ72を把持して支持部材62に対して第二スライダ72を押し込むことで、図9に示すように、可動把持部43A、43Bおける回動軸21よりも基端側を保持機構13の保持部73の内周面73aで外側から挟むように保持させる。このとき、保持部73の内周面73aは、可動把持部43A、43Bの基端側における内周面73aに接触した部分に、可動把持部43A、43Bを回動軸21周りに回動させる力を作用させる。これにより、把持部11、12が閉じる方向、すなわち、非可動把持部23の先端部に対して可動把持部43A、43Bの先端部が近づく方向に移動する。
保持部73の内周面73aは先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されているため、第二スライダ72を押し込むにしたがって、保持部73の筒孔内に配置された可動把持部43A、43Bの基端部の間隔が狭まり、保持部73の内周面73aに可動把持部43A、43Bの基端部がより強く接触するようになる。可動把持部43A、43Bの基端部と保持部73の内周面73aとの間に作用する摩擦力により、可動把持部43A、43Bの基端部に保持部73が確実に取り付けられる。一方で、非可動把持部23の先端部と、可動把持部43A、43Bの先端部との間隔が狭まり、把持部11、12に組織P3、P4がより強く把持される。
ここで、第二スライダ72を引き戻すことで、保持機構13は、保持部73と第二スライダ72とが互いに離間するように引張られ、図10に示すように接続部71が裂けて保持部73と第二の長軸部材74とが分離する。
第一操作部45Aを引き戻すと、第一把持部11の先端部が組織P4を把持する把持力が増加する。第一操作ワイヤ44Aを引張る引張り力が前述の一定の力量を超えると、管状部材50Aから第一操作ワイヤ44Aが外れ管状部材50Aと第一操作ワイヤ44Aとが分離する。同様に、第二操作部45Bを引き戻すと、第二把持部12の先端部が組織P3を把持する把持力が増加する。第二操作ワイヤ44Bを引張る引張り力が前述の一定の力量を超えると、管状部材50Bから第二操作ワイヤ44Bが外れ管状部材50Bと第二操作ワイヤ44Bとが分離する。
第二スライダ72を押し込んで保持部73の基端部に第二の長軸部材74の先端部を当接させた状態で第一スライダ30を引き戻す。すると、非可動把持部23と第一の長軸部材24とが互いに離間するように引張られ、非可動把持部23と第一の長軸部材24とが分離する。このように、接続部22で分離された非可動把持部23、接続部42Aで分離された第一可動把持部43A、接続部42Bで分離された第二可動把持部43B、および、接続部71で分離された保持部73で構成されるクリップ(把持要素)80が、組織P3、P4を把持した状態で留置される。
内視鏡E1のチャンネルE4を通して閉孔器1を引き抜き、患者の口から内視鏡E1の挿入部E2を取り出す。クリップ80を留置した状態で一定期間が経過すると、組織P3、P4が自己修復により癒着して穿孔P2が塞がる。胃壁P1からクリップ80が自然に脱落し、患者の体外に排泄される。
上記の特開2010−125200号公報に記載された把持装置では、各可動クリップを突出部の形状に応じた予め定められた一定のパターンでしか動かすことができない。従って、この把持装置には、組織に形成された穿孔が比較的大きい場合には、組織を把持する順序によっては把持装置をその軸線周りに回転させて向きを変える必要があるなど、穿孔を塞ぐ手技を円滑に行うことができないという問題がある。特開2008−110210号公報に記載された把持器具についても、ケーブルを操作したときに各把持顎部材が同時に開閉するため、組織に形成された穿孔が比較的大きい場合には、穿孔を塞ぐ手技を円滑に行うことができないという問題がある。
これに対し、本実施形態の閉孔器1によれば、穿孔P2が比較的大きくて、穿孔P2を挟んで位置する組織P3から組織P4までの距離が離れている場合には、まず、操作部76の第二操作部45Bを引き戻して非可動把持部23の先端部に第二可動把持部43Bの先端部を近づけることで組織P3を把持する。組織P3を把持した閉孔器1を組織P4側に移動させ、組織P4に第二把持部12の先端部を近づける。第一操作部45Aを引き戻して非可動把持部23の先端部に第一可動把持部43Aの先端部を近づけることで組織P4を把持する。そして、保持機構13を押し込むことで、先端部が閉じた把持部11、12の状態を保持する。このように、第一把持部11の先端部は第一操作部45Aを引き戻すことで、第二把持部12の先端部は第二操作部45Bを引き戻すことで、閉じる操作を互いに独立して行うことができる。したがって、穿孔P2が比較的大きい場合であっても、穿孔P2を容易に封止することができる。
支持部20には接続部22が、第一回動部40Aには接続部42Aが、第二回動部40Bには接続部42Bが、保持機構13には接続部71がそれぞれ設けられている。このため、支持部20、第一回動部40A、第二回動部40B、および保持機構13を軸線C1方向に引張ることで、閉孔器1を接続部22、42A、42B、71で分離して、閉孔器1からクリップ80を分離することができる。そして、組織P3、P4を把持したクリップ80を患者の体内に留置することができる。
長軸部材が、第一の長軸部材24および第二の長軸部材74で構成されている。このため、第一の長軸部材24、第二の長軸部材74を軸線C1に沿って移動させることで、第一の長軸部材24から非可動把持部23を分離することと、第二の長軸部材74から保持部73を分離することを、別々に行うことができる。
保持部73の内周面73aは先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されているため、保持部73を押し込むのにしたがって保持部73の内周面73aに可動把持部43A、43Bの基端部がより強く接触するようになる。したがって、可動把持部43A、43Bの基端部に保持部73を確実に取り付けることができる。
保持機構13から分離して形成される保持部73は弾性材料で形成されている。このため、可動把持部43A、43Bの基端部を外側から挟む保持部73が可動把持部43A、43Bの基端部を包むように弾性的に変形し、先端部が閉じた把持部11、12の状態をより確実に保持することができる。
接続部42A、42Bが分離する力量が一定になるように調節されているため、様々な厚さの組織を一定の把持力で保持することができる。
なお、本実施形態の閉孔器1は、以下に説明するようにその構成を様々に変形させることができる。
例えば、図11に示す閉孔器2のように、回動軸21から第一可動把持部91Aの先端までの長さL1、および、回動軸21から第二可動把持部91Bの先端までの長さL2が、回動軸21から非可動把持部23の先端までの長さL3よりもそれぞれ長く設定されていてもよい。この変形例では、第一可動把持部91Aは湾曲した形状に形成されている。
第一可動把持部91Aの先端には、第二可動把持部91Bの先端に向けて延びる突出部92Aが設けられている。第一可動把持部91Aの長手方向における中間部には、突出部92Aと同じ向きに延びる、第二突出部93Aが設けられている。第二可動把持部91Bにも、第一可動把持部91Aの突出部92A、第二突出部93Aと同様の突出部92B、第二突出部93Bが設けられている。
このように構成された閉孔器2は、操作部45A、45Bを引き戻すと可動把持部91A、91Bの先端部が非可動把持部23の先端部に近づくように回動し、組織P3、P4を把持する。このとき、長さL1、L2、L3が上述のように設定されているとともに、突出部92A、92Bが設けられているため、組織P3、P4の一部は、間に非可動把持部23を挟むことなく互いに密着する。このため組織P3、P4が癒着するのに要する時間を短縮させることができる。
また、第二突出部93A、93Bが設けられているため、組織P3、P4に第二突出部93A、93Bが食い込むことで、組織P3、P4を確実に把持することができる。
図12および図13に示す閉孔器3のように、可動把持部96A、96Bが互いに当接したときに、非可動把持部23および大径部29と可動把持部96A、96Bとの間に全周にわたり隙間Sを形成するように構成してもよい。この変形例では、可動把持部96A、96Bの先端部は、軸線C1から離間する方向に向かって凸となるように湾曲した円弧状に形成されている。また、円弧状に形成された可動把持部96A、96Bの半径は、基端側に向かうにしたがって小さくなるように形成されている。可動把持部96A、96Bは、全体として略円錐状に形成されている。
このように構成された閉孔器3は、可動把持部96A、96Bが組織P3、P4を把持した状態を軸線C1方向に見た図13において、可動把持部96A、96Bにおける周方向の端部近傍に位置する組織P3、P4が互いに密着する。このため組織P3、P4が癒着するのに要する時間を短縮させることができる。
図14に示す閉孔器4のように、保持部73の軸線C1を含む断面T上において、保持部73の内周面に先端側から基端側にかけて細かな凹凸が設けられた凹凸部101を形成してもよい。凹凸部101における凹凸の段差としては、例えば、算術平均粗さRaで示したときに、0.1mm以上1.0mm以下であることが好ましい。凹凸部101の段差が小さいものとしては、例えば、紙やすりの表面のような細かい凹凸を有するものを用いることができる。可動把持部43A、43Bの基端部には、先端の内角が120°程度以下に形成された角部や、凹凸部101に設けられた細かな凹凸と同程度の凹凸が設けられていることが好ましい。
このように構成された閉孔器4は、保持部73を押し込んで保持部73の内周面73aに可動把持部43A、43Bの基端部を係合させたときに、凹凸部101に可動把持部43A、43Bの基端部が係合する。これにより、保持部73の内周面73aと可動把持部43A、43Bの基端部との摩擦力が高められる。したがって、可動把持部43A、43Bの基端部に保持部73をより確実に取り付けることができる。
図15に示す閉孔器5では、保持部106は、筒状に形成された外部部材107と、筒状に形成されて外部部材107の内側に配置された内部部材108とを有している。
外部部材107の内周面107aは、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されている。外部部材107の基端部は、前述の接続部71を介して第二の長軸部材74に接続されている。内部部材108の外周面108aは、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されている。内部部材108の内径は、軸線C1方向の位置によらず等しく設定されている。この変形例では、外部部材107の内周面107a、内部部材108の外周面108aおよび内周面108bは、滑らかな曲面状に形成されている。
外部部材107および内部部材108は、それぞれシリコンなどの弾性材料により形成されている。外部部材107は、内部部材108よりも剛性が高くなるように、すなわち変形しにくいように構成されている。具体的には、内部部材108を形成する材料の弾性率よりも外部部材107を形成する材料の弾性率を大きくしたり、内部部材108よりも外部部材107を厚く構成したりしている。
保持部106および第二の長軸部材74を有して構成される保持機構109は、可動把持部43A、43Bが組織P3、P4を把持する前には、内部部材108の基端部のみが外部部材107に係合している。
このように構成された閉孔器5は、非可動把持部23と可動把持部43A、43Bとで組織P3、P4を把持した後で保持機構109を押し込む。すると、内部部材108の内周面108bと可動把持部43A、43Bの基端部との間に作用する摩擦力により、内部部材108に可動把持部43A、43Bの基端部が係合する。保持機構109をさらに押し込むと、可動把持部43A、43Bの基端部に内部部材108が係合した状態で、内部部材108が外部部材107の内部へ押し込まれる。内部部材108よりも外部部材107の剛性の方が高いため、内部部材108は、外部部材107の内部に入り込むにしたがって外部部材107の内周面107aに沿って縮径するように変形し、可動把持部43A、43Bの基端部の間隔を狭める。これにより、組織P3、P4がより強く把持される。
この後で、保持機構109を引き戻すと、内部部材108と可動把持部43A、43Bとの間に作用する摩擦力、および、内部部材108と外部部材107との間に作用する摩擦力が充分大きいために、接続部71が裂けて外部部材107と第二の長軸部材74とが分離する。
本変形例の閉孔器5によれば、前記実施形態および変形例と同様の効果を奏することができる。さらに、外部部材107の内部に内部部材108が入り込むことで、内部部材108がいわゆる楔のように作用して内部部材108が外部部材107の内部に入り込む力を内部部材108を縮径させる力に分解し、可動把持部43A、43Bの基端部の間隔を効果的に狭めることができる。
図16に示す閉孔器6のように、前記変形例の閉孔器5において内部部材108に代えて内部部材111を備えるように構成してもよい。この内部部材111の内周面は、先端側が基端側よりも大径に形成されることで先端側と基端側との接続部分に全周にわたり段部111aが形成されている。
なお、外部部材107および内部部材111で保持部112が構成され、保持部112および第二の長軸部材74を有して保持機構113が構成される。
このように構成された閉孔器6は、保持機構113を押し込むと可動把持部43A、43Bの基端部が段部111aに係止される。このため、可動把持部43A、43Bの基端部が段部111aより基端側に移動するのを防止するとともに、可動把持部43A、43Bが軸線C1に対して非対称に傾くのを防止する。したがって、可動把持部43A、43Bの基端部に保持部112をより確実に取り付けることができる。
図17に示す閉孔器7のように、前記変形例の閉孔器5において、外部部材107の内部部材108との接続部分にラチェット機構116を備えてもよい。ラチェット機構116は、この変形例では、外部部材107の内周面107aに設けられた外部爪117と、内部部材108の外周面108aに設けられた内部爪118とで構成されている。
外部爪117は、基端側の面が軸線C1に直交し、かつ、先端側の面が先端側に向かうにしたがって軸線C1から離間するように形成されている。内部爪118は、先端側の面が軸線C1に直交し、かつ、基端側の面が先端側に向かうにしたがって軸線C1から離間するように形成されている。
このように構成された閉孔器7は、爪117、118の係合により、外部部材107に対して内部部材108が相対的に基端側に移動することはできるが、外部部材107に対して内部部材108が相対的に先端側に移動することは規制される。このため、外部部材107に対して基端側に移動して外部部材107の内部に入り込んだ内部部材108が先端側に移動して、組織P3、P4を把持した可動把持部43A、43Bが開いてしまうのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更なども含まれる。
たとえば、前記実施形態および変形例では、図15に示す内部部材108の内周面108b、図16に示す内部部材111の内周面における段部111aよりも先端側は、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されていてもよい。このように構成することで、内部部材108、111の内周面に可動把持部43A、43Bの基端部を係合しやすくすることができる。
図14に示す前述の凹凸部101は、内部部材108の内周面108b、内部部材111の内周面における段部111aよりも先端側などに形成されてもよい。このように構成することで、これらの内周面と可動把持部43A、43Bの基端部との摩擦力を高めることができる。
図1及び図2に示す第一回動部40Aに設けられた接続部42Aに代えて、図18に示すような接続部121Aを備えてもよい。この変形例では、第一可動把持部43Aの基端部に設定された前述の軸線49A周りに、棒状部材122Aが不図示のピン部材などにより回動可能に支持されている。接続部121Aは、棒状部材122Aの外周面に全周にわたり形成された溝により構成されている。
棒状部材122Aの両端部が互いに離間するように引張ることで、図19に示すように、接続部121Aが軸線C1方向に直交する方向へ裂けて、棒状部材122Aが2つに分離する。図1及び図2に示す接続部42Aがカシメによる接続部であるのに対し、図18に示す接続部121Aは溝状接続部である。このように、回動部40A、40Bの接続部として、カシメによる接続部に代えて、溝状接続部や係合による接続部を用いてもよい。支持部20および保持機構13の接続部についても、所望の構成の接続部を用いることができる。
図20に示す支持部126のように、図1及び図2に示す前記実施形態の支持部20の接続部22に代えて、伸長機構127を設けてもよい。伸長機構127は、非可動把持部23の基端部に設けられた雄ネジである第一ネジ部127aと、第一の長軸部材24の先端部に設けられてこの第一ネジ部127aに螺合する雌ネジである第二ネジ部127bとを有している。閉孔器は、当初は第一ネジ部127aがその全長にわたり第二ネジ部127bに螺合した状態である。なお、この変形例では、公知の機構により、図1に示す第一スライダ30は支持部材62に対して軸線C1周りに回動可能に支持されている。
図20に示す第一ネジ部127aと第二ネジ部127bとが螺合した状態から、支持部材62の軸線C1方向の位置を固定した状態で、図1に示す支持部材62に対して第一スライダ30を回転させ、第一ネジ部127aと第二ネジ部127bとが螺合する範囲を小さくする。すなわち、非可動把持部23に対して第一の長軸部材24を基端側に移動させる。すると、各爪の係合により、第一の長軸部材24、第一スライダ30、支持部材62、操作部45A、45Bが一体となって基端側に移動する。これにより、図2に示す操作ワイヤ44A、44Bが基端側に引かれ、接続部42A、42Bを分離することができる。さらに、第一スライダ30を回転させると、第一ネジ部127aと第二ネジ部127bとの螺合が解除され、非可動把持部23と第一の長軸部材24とが分離される。 なお、第一ネジ部127aを雌ネジとするとともに、第二ネジ部127bをこの雌ネジに螺合する雄ネジとしてもよい。
図1に示す前記実施形態では、支持部材62の本体爪66、67、第一操作部45Aの操作爪56A、第二操作部45Bの操作爪56Bは形成されなくてもよい。このように構成することで、支持部材62に対して第一操作部45A、および、第二操作部45Bは先端側にも移動可能となる。
支持部材62に対して第一操作部45Aを先端側に移動させる(押し込む)と、非可動把持部23の先端部から第一可動把持部43Aの先端部が離間するように(第一把持部11の先端部が開くように)回動する。同様に、支持部材62に対して第二操作部45Bを先端側に押し込むと、非可動把持部23の先端部から第二可動把持部43Bの先端部が離間するように(第二把持部12の先端部が開くように)回動する。これにより、非可動把持部23に対して可動把持部43A、43Bが互いに独立して開閉操作可能となる。
前記実施形態では、第一把持部11と第二把持部12とで支持部20を兼用したが、第一把持部11、および第二把持部12が、それぞれ別の支持部を備えてもよい。
第一の長軸部材24および第二の長軸部材74を別の部材で構成したが、第一の長軸部材24および第二の長軸部材74を一体に構成してもよい。この場合、操作部45A、45Bを引き戻したときに保持部73の内周面73aに可動把持部43A、43Bの基端部が接触するように構成されることになる。一体に構成された第一の長軸部材24および第二の長軸部材74を引き戻すことで、支持部20の接続部22、および保持機構13の接続部71がほぼ同時に分離される。
この他、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
本発明に係る閉孔器によれば、組織に形成された穿孔が比較的大きい場合であっても、穿孔を塞ぐ手技を円滑に行うことができる。
1、2、3、4、5、6、7 閉孔器
21 回動軸
23 非可動把持部(突出部材)
24 第一の長軸部材
43A 第一可動把持部(第一の把持部材)
43B 第二可動把持部(第二の把持部材)
44A 第一操作ワイヤ(第一の線状部材)
44B 第二操作ワイヤ(第二の線状部材)
73 保持部
73a 内周面(作用部)
74 第二の長軸部材
76 操作部
92A 突出部
92B 突出部
101 凹凸部
107 外部部材
107a 内周面
108 内部部材
108a 外周面
111a 段部
116 ラチェット機構
P3、P4 組織

Claims (8)

  1. 長手軸に沿って延設された第一の長軸部材と、
    前記第一の長軸部材に対して前記長手軸に沿って相対的に移動自在に延設された第二の長軸部材と、
    前記第一の長軸部材の先端部に着脱自在に設けられた突出部材と、
    前記突出部材に交差して設けられ、前記突出部材との間で組織を把持できる先端部、及び前記突出部材に対して回動可能に支持された中間部を有する一対の把持部材と、
    前記一対の把持部材を構成する第一の把持部材に接続され、前記長手軸に沿って延設された第一の線状部材と、
    前記一対の把持部材を構成する第二の把持部材に接続され、前記第一の線状部材に対して前記長手軸に沿って相対的に移動自在に延設された第二の線状部材と、
    前記第一の長軸部材の基端部に設けられ、前記第一の線状部材と前記第二の線状部材を相対的に移動操作可能な操作部と、
    前記第一の把持部材の基端部と前記第二の把持部材の基端部とが前記突出部材に近づく方向に力を作用する作用部を有し、前記第二の長軸部材の先端部に対して前記一対の把持部材とともに着脱自在に設けられた保持部と、
    を具備した閉孔器。
  2. 前記保持部は筒状に形成され、
    前記作用部は、前記保持部の内周面であり、
    前記一対の把持部材における前記内周面に接触した部分に対して前記保持部の中心軸線側に力を作用させることで、前記一対の把持部材が閉じ、
    前記保持部の中心軸線を含む断面上において、前記保持部の内周面には凹凸部が形成されている請求項1に記載の閉孔器。
  3. 前記保持部の前記内周面は、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されている請求項2に記載の閉孔器。
  4. 前記保持部は、
    筒状に形成されるとともに前記第二の長軸部材の先端部に対して着脱自在に設けられた外部部材と、
    筒状に形成されて内周面には前記凹凸部が形成され、前記外部部材の内側に配置された内部部材と、を有し、
    前記外部部材の内周面は、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成され、
    前記内部部材の外周面は、先端側に向かうにしたがって拡径するように形成されている請求項2に記載の閉孔器。
  5. 前記外部部材と前記内部部材とは、前記外部部材に対して前記内部部材が相対的に基端側に移動することを許容するとともに、前記外部部材に対して前記内部部材が相対的に先端側に移動することを規制するラチェット機構により接続されている請求項4に記載の閉孔器。
  6. 前記内部部材の内周面は、先端側が基端側よりも大径に形成されることで先端側と基端側との接続部分に段部が形成され、
    前記凹凸部は、前記内部部材の内周面における前記段部よりも先端側に形成されている請求項4に記載の閉孔器。
  7. 前記一対の把持部材は、前記突出部材に設けられた回動軸周りに回動可能に支持され、
    前記回動軸からそれぞれの前記把持部材の先端までの長さは、前記回動軸から前記突出部材の先端までの長さよりも長く設定され、
    前記一対の把持部材の一方の先端には、前記一対の把持部材の他方の先端に向けて延びる突出部が設けられている請求項1に記載の閉孔器。
  8. 前記保持部は弾性材料で形成されている請求項1に記載の閉孔器。
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