JPH0638923A - 内視鏡用導入補助具 - Google Patents

内視鏡用導入補助具

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JPH0638923A
JPH0638923A JP4194003A JP19400392A JPH0638923A JP H0638923 A JPH0638923 A JP H0638923A JP 4194003 A JP4194003 A JP 4194003A JP 19400392 A JP19400392 A JP 19400392A JP H0638923 A JPH0638923 A JP H0638923A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内視鏡の挿通性、管腔内への挿入性に優れ、把
持鉗子で確実に把持できる内視鏡用導入補助具の提供を
目的としている。 【構成】滑り性の良好な材質から成る可撓性の案内管2
を有し、この案内管2の内孔を通じて内視鏡30の挿入
部32を生体の管腔内に導入する内視鏡用導入補助具1
において、前記案内管2の少なくとも先端側部分の外周
面に、滑り性を抑制して把持具による把持性を高める被
把持部8を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡を管腔内に挿入す
る際の案内として用いる内視鏡用導入補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡を用いて開腹せずに病んだ
胆嚢を摘出する腹腔鏡下胆嚢摘出術が行なわれるように
なっている。この術式は、患者の腹部の数箇所に筒状の
トラカールを刺入し、そのトラカールを通じて腹腔鏡や
処置具等を腹腔内に導入して、腹腔鏡観察下において病
んだ胆嚢を処置具により切除するというものである。こ
の術式は開腹しない低侵襲のものであるため、患者の負
担が少なく、入院期間が短くて済むという利点がある。
【0003】また、最近では、この腹腔鏡下胆嚢摘出術
の施行の際に軟性内視鏡を総胆管に挿入し、経内視鏡的
に総胆管結石を除去する試みも行なわれている。以下、
これについて図8を参照しつつ説明する。
【0004】経内視鏡的に総胆管結石115を除去する
場合は、まず、前述したように患者の腹部の数箇所に筒
状のトラカール125を刺入し、そのトラカール125
を通じて腹腔鏡や処置具100等を腹腔内に導入して、
腹腔鏡観察下において胆嚢110と総胆管114とを結
ぶ胆嚢管112にはさみ鉗子等の処置具によって切開を
加える。
【0005】次に、トラカール125を通じて腹腔内に
導入された内視鏡用導入補助具128内に軟性内視鏡1
20の挿入部120aを挿通した状態で、内視鏡用導入
補助具128内の軟性内視鏡120の挿入部120aを
内視鏡用導入補助具128の外側から把持鉗子100で
把持しながら胆嚢管112の切開口113へと誘導す
る。つまり、内視鏡用導入補助具128を介して軟性内
視鏡120の挿入部120aを把持鉗子100で把持し
ながら胆嚢管112の切開口113へと誘導する。
【0006】把持鉗子100によって軟性内視鏡120
の挿入部120aを胆嚢管112の切開口113へ誘導
したら、今度は、胆嚢管112の切開口113をダイレ
ータで拡張し、拡張した切開口113から胆嚢管112
内に軟性内視鏡120の挿入部120aを差し入れる。
【0007】次に、軟性内視鏡120の挿入部120a
を胆嚢管112から総胆管114へと押し進め、軟性内
視鏡120の挿入部120aの先端を結石115に対向
させた状態で挿入部120aに形成されたチャンネルか
らバスケット状の把持鉗子116を突出させ、この把持
鉗子116によって結石115の砕石、把持、回収等を
行なうものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、把持鉗子1
00を用いて軟性内視鏡120の挿入部20aを胆嚢管
112の切開口113に誘導する際、内視鏡用導入補助
具128を介して軟性内視鏡120の挿入部120aを
把持し、軟性内視鏡120の挿入部120aを把持鉗子
100で直接に把持しないのは、把持鉗子100によっ
て軟性内視鏡120の挿入部120aが破損することを
防止するためである。すなわち、把持鉗子100で軟性
内視鏡120の挿入部120aを直接に把持すると、把
持鉗子100の把持部100aに設けられた歯101に
よって軟性内視鏡120の挿入部120aの外皮層に穴
があき、その穴から軟性内視鏡120の挿入部120a
内に水が侵入してしまい、軟性内視鏡120の水密性が
損なわれるからである。そこで、従来から軟性内視鏡1
20の挿入部120aを把持鉗子100で把持する場合
は、内視鏡用導入補助具128を介して把持するように
しているものである。一方、内視鏡用導入補助具128
は、トラカール125の基端部に設けられた気腹圧の逃
げを防止するバルブ部を介してトラカール125内に挿
通されて腹腔内に導入されることから、このバルブ部を
内視鏡用導入補助具128がスムーズに通過できるよう
に、内視鏡用導入補助具128をPTFE(ポリテトラ
フルオルエチレン)等の滑り性の良い材質で形成してい
る。
【0009】つまり、内視鏡用導入補助具128は前記
バルブ部を介してトラカール125に対する挿脱が行な
われるため、内視鏡用導入補助具128を滑り性の良い
材質で形成することによってトラカール125に対する
内視鏡用導入補助具128の挿脱動作をスムーズに行な
えるようにしている。また、内視鏡用導入補助具128
を滑り性の良い材質で形成することによって、内視鏡用
導入補助具128の内孔に挿通される軟性内視鏡120
の良好な挿通性を確保することができる。
【0010】しかしながら、内視鏡用導入補助具128
を介して軟性内視鏡120の挿入部120aを把持し、
内視鏡用導入補助具128を滑り性の良い材質で形成す
るという必要性は、一方で、内視鏡用導入補助具128
の誘導操作性の悪化を招くに至った。すなわち、滑り性
の良い内視鏡用導入補助具128を介して軟性内視鏡1
20の挿入部を把持鉗子100で把持しようとすると、
把持鉗子100の把持部100aと内視鏡用導入補助具
128の外表面とが滑ってしまってうまく密着せず、内
視鏡用導入補助具128を確実に把持することができな
い場合があった。したがって、この場合には、軟性内視
鏡120の挿入部120aの胆嚢管切開口113への誘
導操作が思うようにいかなかった。また、内視鏡用導入
補助具128の滑り性に抗して内視鏡用導入補助具12
8を強く把持すると、内視鏡用導入補助具128内の軟
性内視鏡120の挿入部120aを押し潰してしまう虞
があった。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、内視鏡の挿通性、管
腔内への挿入性に優れ、把持鉗子で確実に把持できる内
視鏡用導入補助具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、滑り性の良好な材質から成る可撓性の案
内管を有し、この案内管の内孔を通じて内視鏡の挿入部
を生体の管腔内に導入する内視鏡用導入補助具におい
て、前記案内管の少なくとも先端側部分の外周面に、滑
り性を抑制して把持具による把持性を高める被把持部を
設けたものである。
【0013】
【作用】上記構成により、被把持部は、案内管の滑りを
抑制して把持鉗子による把持をし易くする。また、被把
持部を介して案内管を容易に把持することができるた
め、強く把持して内視鏡の挿入部を潰してしまうことが
ない。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。本実施例の内視鏡用導入補助具1は、腹壁40を通
じて腹腔内に刺入される筒状のトラカール20内に挿入
されるとともに内視鏡30の挿入部32を挿通できる筒
状の案内管2を有している。この案内管2は、PTF
E、FEP等の低摩擦係数を有する樹脂材によって形成
されており、内視鏡30の挿入部32の湾曲に伴って湾
曲できる充分な可撓性を有する。
【0015】案内管2の先端は外周面がテーパ状に削ら
れた先細りテーパ部2aとなっている。また、案内管2
の先端側部分の外周面は凹凸状に形成された被把持部8
となっている。凹凸状に形成された被把持部8の表面粗
さは、例えばJISB0601に示された25S以上の
摩擦係数の高い状態に設定されている。
【0016】案内管2の基端部には筒状の口金部材4が
嵌着されている。口金部材4の基端部には弾性部材によ
って形成された蓋状の栓体6が係止されている。栓体6
は、その先端縁に付設された径方向内側に突出する被係
止部6aを口金部材4の基端に突設されたフランジ部4
aに係合させることによって口金部材4に取着され、口
金部材4の基端側開口部5を閉塞している。
【0017】また、栓体6は、内視鏡30の挿入部32
の外径よりも僅かに径の小さい開口6bを有しており、
開口6bを径方向外側に押し拡げながら内視鏡30の挿
入部32を開口6bから案内管2内に圧入することによ
って、開口6bの内周面と挿入部32の外周面とを密着
して、挿入部32と内視鏡用導入補助具1との間の隙間
をシールする。
【0018】また、内視鏡用導入補助具1の案内管2を
挿通するトラカール20は、腹壁40を通じて腹腔内に
刺入される筒状の刺入部21と、この刺入部21の基端
に接続された基端部27とからなる。刺入部21は、内
視鏡用導入補助具1の案内管2を挿通できる内径を有し
ており、その先端は刺入部21の刺入性を向上させるた
めに外周面がテーパ状に削られた先細りテーパ部21a
となっている。
【0019】トラカール20の基端部27は、刺入部2
1の基端に接続される第2のシール部としての基端部本
体22と、この基端部本体22の基端に係止され、弾性
部材によって形成された第1のシール部としての蓋状の
栓体23とからなる。栓体23は、その先端縁に付設さ
れた径方向内側に突出する被係止部23aを基端部本体
22の基端に突設された係止部22aの係止孔29に係
合させることによって基端部本体22に取着され、基端
部本体22の基端側開口部28を閉塞している。
【0020】また、栓体23は、内視鏡用導入補助具1
の案内管2の外径よりも僅かに径の小さい開口23bを
有しており、開口23bを径方向外側に押し拡げながら
案内管2を開口23bからトラカール20内に圧入する
ことによって、開口23bの内面と案内管2の外面とを
密着して、トラカール20と案内管2との間の隙間をシ
ールする第1のシール部を構成している。
【0021】また、基端部本体22内には内視鏡用導入
補助具1の挿通路31を開閉するフラップ24が設けら
れている。このフラップ24はヒンジ26を中心に回動
できるようになっており、図示しないばね部材によって
挿通路31を閉じる方向に付勢されている。また、フラ
ップ24は、前記ばね部材によって挿通路31を閉じる
方向に付勢された状態で、挿通路31を横切って設けら
れたリング状の弾性部材25とシール状態で密着するよ
うになっている。この弾性部材25は、内視鏡用導入補
助具1の案内管2の外径と略同一かもしくはそれより僅
かに小さい径の内孔を有しており、この内孔に案内内管
2を挿入した状態で、前記内孔の周面と案内管2の外周
面とが密着するようになっている。
【0022】このように、トラカール20内に内視鏡用
導入補助具1を挿通しない状態では、フラップ24と弾
性部材25からなる第2のシール部が挿通路31を通じ
て腹腔内の気腹圧が漏れることを防止し、トラカール2
0内に内視鏡用導入補助具1が挿通されてフラップ24
が開かれた状態では第1のシール部としての栓体23が
開口23bを通じて腹腔内の気腹圧が漏れることを防止
するものである。
【0023】上記構成の内視鏡用導入補助具1の案内管
2を、従来と同様、腹壁40に刺入されたトラカール2
0の内部を通じて腹腔内に導入し、案内管2内に内視鏡
30の挿入部32を挿通した状態で、案内管2内の内視
鏡挿入部32を案内管2の外側から(案内管2を介し
て)把持鉗子で把持しながら例えば胆嚢管の切開口へと
誘導する場合は、案内管2の先端側に形成された摩擦係
数の大きい凹凸状の被把持部8を把持鉗子によって軽く
把持すれば、把持鉗子の把持部と案内管2の外表面とが
滑ることなく密着して、案内管2を確実に把持すること
ができる。したがって、内視鏡挿入部32の誘導操作を
確実かつ容易に行なうことができ、案内管2を強く把持
して案内管2内の内視鏡挿入部32を押し潰してしまう
ことを防止することができる。
【0024】なお、被把持部8以外の案内管2の外周面
部位は摩擦抵抗が低いので、トラカール20に対する案
内管2の挿脱がスムーズに行なわれる。無論、案内管2
の内面も摩擦抵抗が低いので案内管2内への内視鏡挿入
部32の挿脱もスムーズである。
【0025】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。本実施例の内視鏡用導入補助具70の案内管2は
例えばPTFEで形成された低摩擦部材72からなり、
案内管2の先端側部分のみ低摩擦部材72の外周面上に
例えばポリウレタンからなる高摩擦部材71を積層して
形成したものである。この場合、先端側に積層された高
摩擦部材71の外周面はその基端側の低摩擦部材72の
外周面と略面一となっている。なお、その他の構成は第
1の実施例と同一である。
【0026】この構成では、高摩擦部材71が外面を形
成する案内管2の先端側部分を、滑り性を抑制して把持
性を高める被把持部75として構成しており、この被把
持部75を把持鉗子によって軽く把持することにより、
把持鉗子の把持部と案内管2の外表面とが滑ることなく
密着して、案内管2を確実に把持することができるもの
である。その他の作用効果は第1の実施例と同様であ
る。
【0027】図3は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。本実施例の内視鏡用導入補助具80の案内管2
は、PTFE、FEP等の低摩擦係数を有する樹脂材8
2によって形成されており、案内管2の先端側部分の外
周面に凹部86を形成し、この凹部86内に例えばシリ
コンゴムからなる弾性管体81を嵌め込み固定したもの
である。その他の構成は第1の実施例と同一である。
【0028】この構成では、樹脂材82よりも耐潰れ性
の低い弾性管体81を案内管2の先端側外周面部位に配
設し、この外周面部位を、滑り性を抑制して把持性を高
める被把持部85として構成している。したがって、把
持鉗子によってこの被把持部85を把持すれば、把持鉗
子の把持部によって弾性管体81が容易に押し潰される
ため、あるいは、把持鉗子の把持部の歯が弾性管体81
に食い込むため、案内管2の確実な把持がなされる。
【0029】図4は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。本実施例の内視鏡用導入補助具90の案内管2
は、PTFE、FEP等の低摩擦係数を有する樹脂材9
1によって形成されており、案内管2の先端側部分の内
周面に凹部96を形成し、この凹部96内に内周面が平
滑なステンレスパイプ92を嵌め込み固定したものであ
る。その他の構成は第1の実施例と同一である。
【0030】この構成も第3の実施例と略同様、耐潰れ
性の差を利用して把持性を高めようとするものである。
つまり、本実施例の案内管2の先端側部分は、硬質なス
テンレスパイプ92の外周に耐潰れ性の低い樹脂材91
が積層された構造の被把持部95となっている。内側の
ステンレスパイプ92が芯体となり、樹脂材91に把持
鉗子の歯が食い込むことによって把持鉗子の確実な把持
がなされる。
【0031】ところで、内視鏡30の挿入部は長尺な可
撓管36と、この可撓管の先端に接続された湾曲管35
と、湾曲管35の先端に設けられた先端構成部34とか
らなる。湾曲管35と先端構成部34は図5に示すよう
になっている。すなわち、湾曲管35は、例えばゴム状
の外皮チューブ41の内部に湾曲駒49…が湾曲管35
の長手軸方向に並べられて構成されている。また、湾曲
駒49…は、その隣接する端部の耳部49a同志がリベ
ット50により回動自在に連結されることによって湾曲
自在となっている。また、少なくとも1つの湾曲駒44
のリベット50間には密巻き弾性コイル体60が介装さ
れている。
【0032】また、挿入部32内には例えば上下に偏っ
て配置された一対の湾曲操作ワイヤ44,44が挿通し
て配設されている。この湾曲操作ワイヤ44,44はそ
れぞれ、その先端が最先端の湾曲駒49の上端および下
端に設けられたワイヤガイド45に半田やろう付け等に
よって別々に取着されている。そして、湾曲操作ワイヤ
44,44は、例えば湾曲駒49…の周壁部で支持され
つつ湾曲駒49…と接続して湾曲管35内を挿通される
とともに、可撓管36に配設された例えば図示しないガ
イドパイプによって可撓管36内を案内され、その基端
側は図示しいない湾曲操作ワイヤ牽引機構に接続されて
いる。したがって、湾曲操作ワイヤ牽引機構を操作して
湾曲操作ワイヤ44,44の一方を引けば、その向きに
湾曲管35を湾曲させることができる。このとき、他方
の湾曲操作ワイヤ44は繰り出される。なお、図6に示
すように、前記密巻きコイル体60は周上の一部が半径
方向内側に絞り込まれており、湾曲操作ワイヤ44はこ
の絞り込まれた絞り部60aの外周部とコイル体60の
内周部との間を挿通されることによってこの部位で挟持
されている。
【0033】先端構成部34は対物光学系が配設される
第1の孔34aとチャンネルチューブ51が接続される
第2の孔34bとを有している。先端構成部には湾曲管
35内に配設された前記湾曲駒44…のうち最先端の湾
曲駒44が固定されている。また、先端構成部34の第
1の孔34aにはイメージガイドファイバー束48の先
端部および内部に対物レンズ47…を有する筒状のレン
ズ枠46が組込まれている。また、第2の孔34bには
チャンネルチューブ51の先端部分が嵌入して接着固定
されている。
【0034】通常、内視鏡を管腔内、例えば胆嚢管内に
挿入する場合、内視鏡挿入部はその外径の制約上、せい
ぜい2方向に湾曲(1平面で湾曲)するのが限界であっ
た。また、従来の技術において説明したように、内視鏡
用導入補助具を把持鉗子で胆嚢管切開口に挿入する際、
内視鏡用導入補助具の内部に挿通された内視鏡挿入部の
湾曲管は様々な方向に曲げられるため、設定された湾曲
方向以外の方向に無理に湾曲されると湾曲管が破損する
虞がある。
【0035】しかしながら、図5に示す構造の湾曲管3
5は、湾曲駒44に設けられた密巻き弾性コイル体60
があらゆる方向へ湾曲できる可撓性を有しているため、
湾曲管35が設定された湾曲方向以外の方向に曲げられ
ても湾曲管35を破損してしまうことはない。なお、把
持鉗子による外力を取り去れば、密巻き弾性コイル体6
0の弾発力によって湾曲管35は元の状態に復帰する。
【0036】また、この構成では、図6に示すように、
密巻きコイル体60の周上の一部を半径方向内側に絞り
込んで、この絞り込まれた絞り部60aの外周部とコイ
ル体60の内周部との間に湾曲操作ワイヤ44を挿通し
て挟持しているため、湾曲時、湾曲管35内で湾曲ワイ
ヤ44が暴れて湾曲管35内の内臓物を圧迫することが
なく、内視鏡の耐久性を向上させることができる。
【0037】また、密巻き弾性コイル体60を配設した
ことにより、湾曲操作ワイヤ44の牽引力によって湾曲
管35が長手方向に縮むことがなく、確実に湾曲操作ワ
イヤ44の牽引力を先端構成部34に伝えることができ
る。
【0038】なお、図7に示すような構成の密巻き弾性
コイル体60を湾曲駒44間に介装してもよい。すなわ
ち、この密巻き弾性コイル体60はその両側にリベット
50が枢着される耳部49aをレーザ溶接等で固定して
なる。耳部49aをプレス等の打ち抜きで簡単に製作で
きるので、コスト上有利である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡用
導入補助具は、案内管の先端側に形成された被把持部を
把持鉗子によって軽く把持すれば、把持鉗子の把持部と
案内管の被把持部とが滑ることなく密着して、案内管を
確実に把持することができる。したがって、内視鏡挿入
部の誘導操作を確実かつ容易に行なうことができ、案内
管を強く把持して案内管内の内視鏡挿入部を押し潰して
しまうことを防止することができる。
【0040】なお、被把持部以外の案内管の表面部位は
滑り性の良好な材質から形成されているため、トラカー
ルに対する案内管の挿脱がスムーズに行なわれるととも
に、案内管内への内視鏡挿入部の挿脱もスムーズであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す内視鏡用導入補助
具と、内視鏡用導入補助具が挿通されるトラカールと、
内視鏡用導入補助具内に挿通された内視鏡の断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示す内視鏡用導入補助
具の要部断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す内視鏡用導入補助
具の要部断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す内視鏡用導入補助
具の要部断面図である。
【図5】内視鏡の挿入部の湾曲管付近を示す断面図であ
る。
【図6】内視鏡挿入部の湾曲管における湾曲駒の接続部
を拡大して示す斜視図である。
【図7】図6に示す湾曲駒の接続部の変形例を示す概略
側面図である。
【図8】従来の内視鏡用導入補助具の使用態様を示す概
略説明図である。
【符号の説明】
1,70,80,90…内視鏡用導入補助具、2…案内
管、8,75,85,95…被把持部、30…内視鏡、
32…挿入部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】滑り性の良好な材質から成る可撓性の案内
    管を有し、この案内管の内孔を通じて内視鏡の挿入部を
    生体の管腔内に導入する内視鏡用導入補助具において、
    前記案内管の少なくとも先端側部分の外周面に、滑り性
    を抑制して把持具による把持性を高める被把持部を設け
    たことを特徴とする内視鏡用導入補助具。
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