JP5576415B2 - フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法 - Google Patents

フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5576415B2
JP5576415B2 JP2012029372A JP2012029372A JP5576415B2 JP 5576415 B2 JP5576415 B2 JP 5576415B2 JP 2012029372 A JP2012029372 A JP 2012029372A JP 2012029372 A JP2012029372 A JP 2012029372A JP 5576415 B2 JP5576415 B2 JP 5576415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
mold
decorative
movable
movable protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012029372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013166257A (ja
Inventor
太士 丸一
太郎 辻井
英生 峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012029372A priority Critical patent/JP5576415B2/ja
Priority to US13/741,451 priority patent/US9205581B2/en
Priority to MYPI2013000178A priority patent/MY156712A/en
Priority to CN201310017783.XA priority patent/CN103240844B/zh
Publication of JP2013166257A publication Critical patent/JP2013166257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5576415B2 publication Critical patent/JP5576415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/1418Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
    • B29C45/14262Clamping or tensioning means for the insert

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、フィルムインモールド樹脂射出成形において高伸び率が要求される成形品を成形する射出成形金型装置、及びそれを用いた成形方法に関するものである。
従来のフィルムインモールド樹脂射出成形において、高伸び率を要求される成形品を成形する射出成形金型装置としては、射出成形の金型型締めまでの段階で加飾フィルム6を金型内に設置し、吸引を行い加飾フィルム6を金型加飾面側入れ子2の形状に添わせてから成形を実施するものがある。図8、図9、図10は、一般的なフィルムインモールド射出成型金型装置の構造断面図である。図8は金型型開き状態、図9は金型型開き時の加飾フィルム6セット状態、図10は金型型開き時の加飾フィルム6吸引状態を示している。
図8おいて、型開き状態時に非加飾面側入れ子1と加飾面側入れ子2の間に加飾フィルム6がセットされる。図9において、図8でセットされた加飾フィルム6を金型箔押さえ板4にてクランプする。図10において、図9でクランプされた加飾フィルム6を加飾面側入れ子2方向から吸引し、製品形状部3に加飾フィルム6を伸ばしながら添わせていく。これにより、金型型締め時に加飾フィルム6が破れることなく成形を実施するものがあった(特許文献1参照)。
特開2008−94038公報
しかしながら、前記従来の構成では、図11に示すように加飾フィルム6吸引時に加飾面側入れ子2の金型エッジAが加飾フィルム6の伸びの基点となる。尚、図11は、図10の領域100の拡大図である。金型エッジA基点で加飾フィルム6が高伸び率を要求された場合、吸引された加飾フィルム6は加飾面側入れ子2の製品形状部3の金型エッジAと接触し引掛かり、エッジ基点で伸び始め加飾フィルム6の表面に傷が付きやすく破れやすいという課題を有している。フィルム吸引時に加飾フィルム6に傷が発生すると、金型型締め時にフィルムが破れ成形不良となる。フィルム吸引時に加飾フィルム6が破れると、加飾フィルム6の着色層が加飾面側入れ子2表面に飛散し付着する。付着した着色層が、次ショットの成形品に転写し外観不良となり、連続成形が困難となるばかりか、都度金型メンテナンスが必要となる。無事に成形ができてもフィルムの傷が成形品に転写し外観品質を損ねる。なお、金型箔押さえ板4は成形中に加飾フィルム6が位置ずれを起こさないように製品形状部3周囲で加飾フィルム6をクランプしている。
また、傷や破れが発生しない場合でも、金型エッジA基点で加飾フィルム6が局部的に伸ばされるため、金型エッジA近傍のフィルム加飾層が引き伸ばされ加飾面の色が薄くなったり、マイクロクラックを発生したりし、成形品の外観を著しく損ねるという課題も有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、フィルム吸引時の加飾フィルム6の伸びの基点が加飾面側入れ子2の金型エッジAになることを防止することでフィルム表面の傷発生をなくし、加飾フィルム6の局部的な伸びを従来に比べて緩和することができるフィルムインモールド射出成形金型装置、及び、それを用いた成形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
成形材料を射出する射出口を有する第1金型と、
前記第1金型に対向し、成形時に供給されるフィルムを吸引する吸引機構を有する第2金型と、を備えたフィルムインモールド射出成形金型装置であって、
前記第2金型は、前記フィルムが前記吸引される際、成形品の形状に応じて前記第2金型に形成された凹部の外周エッジ部に前記フィルムが接触するより前に、前記フィルムに接触して前記外周エッジ部と前記フィルムとの間に一時的隙間を確保する可動式突起部を有し、
前記可動式突起部は、前記第2金型の突き合わせ面から突出した状態と、突出してない状態とをとり得る構成であって、
前記可動式突起部が最も突出した状態で、前記一時的な隙間が確保され、
前記可動式突起部の前記フィルムと接触するフィルム接触部が、曲面で構成され、
前記可動式突起部の前記フィルム接触部は、前記第1金型又は前記第2金型の型締め方向を基準として前記第2金型の前記凹部の中央側に傾斜しており、
前記可動式突起部が前記第2金型の突き合わせ面から最も突出した際に、前記フィルム接触部が前記外周エッジ部よりも前記第2金型の前記凹部の中央側に位置するように構成され、
前記可動式突起部が可動するための可動用孔の内壁に吸引用溝が形成されている、フィルムインモールド射出成形金型装置である。
また、第2の本発明は、
前記フィルムを前記第2金型の突き合わせ面に押さえつけるフィルムクランプを有し、
前記可動式突起部の前記フィルムに接触する部位の位置が、前記フィルムクランプにより前記フィルムが押さえつけられる位置より、前記金型の前記凹部側に配置される、上記第1の本発明のフィルムインモールド射出成型金型装置である。
また、第3の本発明は、
前記可動式突起部の材質の熱伝導率が、前記第1金型又は前記第2金型の熱伝導率より大きく、
前記可動式突起部の内部に、前記可動式突起部の温度を調節する温調回路部を有する、上記第1又は第2の本発明のフィルムインモールド射出成形金型装置である。
また、第4の本発明は、
上記第1〜第3の何れか一つの本発明のフィルムインモールド射出成形金型装置を利用して前記成形品を成形する成形方法であって、
前記吸引機構によって前記フィルムを吸引している間に、前記可動式突起部を前記第2金型の突き合わせ面側に後退させる、成形方法である。
また、本発明に関連する第1発明は、
成形材料を射出する射出口を有する第1金型と、
前記第1金型に対向し、成形時に供給されるフィルムを吸引する吸引機構を有する第2金型と、を備えたフィルムインモールド射出成形金型装置であって、
前記第2金型は、前記フィルムが前記吸引される際、成形品の形状に応じて前記第2金型に形成された凹部の外周エッジ部に前記フィルムが接触するより前に、前記フィルムに接触して前記外周エッジ部と前記フィルムとの間に一時的に隙間を確保する可動式突起部を有する、フィルムインモールド射出成形金型装置である。
また、本発明に関連する2発明は、
前記可動式突起部は、前記第2金型の突き合わせ面から突出した状態と、突出してない状態とをとり得る構成であって、
前記可動式突起部が最も突出した状態で、前記一時的に隙間が確保される、上記本発明に関連する1発明のフィルムインモールド射出成形金型装置である。
また、本発明に関連する3発明は、
前記可動式突起部の前記フィルムと接触するフィルム接触部が、曲面で構成されている、上記本発明に関連する第1又は第2発明のフィルムインモールド射出成形金型装置である。
また、本発明に関連する4発明は、
前記フィルムを前記第2金型の突き合わせ面に押さえつけるフィルムクランプを有し、
前記可動式突起部の前記フィルムに接触する部位の位置が、前記フィルムクランプにより前記フィルムが押さえつけられる位置より、前記金型の前記凹部側に配置される、上記本発明に関連する第1〜3の何れかの発明のフィルムインモールド射出成型金型装置である。
また、本発明に関連する5発明は、
前記可動式突起部の前記フィルム接触部は、前記第1金型又は前記第2金型の型締め方向を基準として前記第2金型の前記凹部の中央側に傾斜しており、
前記可動式突起部が前記第2金型の突き合わせ面から最も突出した際に、前記フィルム接触部が前記外周エッジ部よりも前記第2金型の前記凹部の中央側に位置するように構成されている、上記本発明に関連する第3又は第4発明のフィルムインモールド射出成形金型装置である。
また、本発明に関連する6発明は、
前記可動式突起部の材質の熱伝導率が、前記第1金型又は前記第2金型の熱伝導率より大きく、
前記可動式突起部の内部に、前記可動式突起部の温度を調節する温調回路部を有する、上記本発明に関連する第1〜5の何れかの発明のフィルムインモールド射出成形金型装置である。
また、本発明に関連する7発明は、
上記本発明に関連する1発明のフィルムインモールド射出成形金型装置を利用して前記成形品を成形する成形方法であって、
前記吸引機構によって前記フィルムを吸引している間に、前記可動式突起部を前記第2金型の突き合わせ面側に後退させる、成形方法である。
以上のように、本発明のフィルムインモールド射出成形金型装置、及び、それを用いた成形方法によれば、成形時に供給されるフィルムの局部的な伸びを従来に比べて緩和することができるという効果を発揮する。
本発明の一実施の形態のフィルムインモールド射出成形金型装置の型開き時の構成を示す概略図 本実施の形態の傾斜可動ユニットの先端形状Bの拡大図 本実施の形態の箔押え板が加飾フィルムをクランプした状態を示す概略図 本実施の形態の加飾フィルムを吸引した状態を示す概略図 (A)〜(E):本実施の形態のフィルム吸引状態から傾斜可動ユニットが後退するときの各状態を示す概略図 本実施の形態のフィルムインモールド射出成形金型装置の構成例を示す概略平面図 (A)〜(E):実施の形態2のフィルム吸引状態から傾斜可動ユニットが後退するときの各状態を示す概略図 従来の一般的なフィルムインモールド射出成型金型装置の構造断面図 従来の一般的なフィルムインモールド射出成型金型装置のフィルムクランプ状態図 従来の一般的なフィルムインモールド射出成型金型装置のフィルム吸引状態図 従来のフィルムインモールド射出成形金型装置のフィルム吸引状態拡大図
以下本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるフィルムインモールド射出成形金型装置の型開き時の構成を示した図である。
図1において、1は非加飾面側入れ子、2は加飾面側入れ子、3は加飾面入れ子に彫り込まれた製品形状部、4はフィルムクランプ用のOリング付き箔押さえ板、5は傾斜可動ユニット、6は加飾フィルム、7は加飾フィルム6が吸引時に引き込まれる引込み方向を示している。14は、成形材料の溶融樹脂を射出する射出口であり、15は加飾フィルム6を加飾面側入れ子2側に吸引するための第1吸引機構である。加飾面側入れ子2は、フィルムクランプ面20が加飾面側入れ子2の中で最も高い位置にあり、製品形状部3はフィルムクランプ面から彫り込む形で構成されている。傾斜可動ユニット5は、フィルムクランプ面から突出し前進位置で加飾面入れ子2のフィルムクランプ面20より飛び出した位置で保持されている。また、傾斜可動ユニット5の先端形状Bの位置は、加飾面側入れ子2の製品形状部3の最外周形状よりも製品形状の中心側に位置している。
なお、金型エッジAは製品形状部3の最外周形状にある金型エッジである。
また、図1では、本発明の原理を容易に理解できるようにするために、傾斜可動ユニット5を一箇所に設けた単純な構成の場合を示した。後述する図3〜図4も同様、単純な構成を示している。金型エッジAは製品形状部3の最外周に存在するから、傾斜可動ユニット5は、製品形状部3の最外周をほぼ取り囲む様に配置するのが望ましいが、この構成については、更に後述する(図6参照)。
ここで、本発明の第1金型の一例が、本実施の形態の非加飾面側入れ子1に該当し、本発明の第2金型の一例が、本実施の形態の加飾面側入れ子2に該当する。また、本発明の第2金型の突き合わせ面の一例が、本実施の形態のフィルムクランプ面20に該当し、本発明の可動式突起部の一例が、本実施の形態の傾斜可動ユニット5又は、後述する傾斜行動ユニット5a1〜5b4(図6参照)に該当する。また、本発明の吸引機構の一例が、本実施の形態の第1吸引機構及び後述する第2吸引機構を包含する構成に該当する。
図2は、図1の傾斜可動ユニット5の先端形状Bの拡大図を示したものである。
8は加飾フィルム6の引込み方向7に対して鈍角な傾斜面、9は鈍角な傾斜面8の角度起点のエッジ部を示している。
傾斜可動ユニット5の先端形状Bの形状は、エッジ形状やC面取形状、曲率半径が小径R形状よりも、加飾フィルム6の引込み方向7に対して加飾フィルム6が引掛ることのないなめらかな形状(例えば、傾斜可動ユニット5の先端形状Bの金型中心側および外側の両側の角部が曲率半径R0.5以上のR形状や加飾フィルム6の引込み方向7に対して鈍角に傾斜する傾斜面8で且つ角度起点のエッジ部9にはR形状が付与されているような形状)であることが望ましい。尚、このエッジ部9の一例は、最小曲率半径R0.5以上の半径Rで構成された滑らかな曲面で加飾フィルム6に傷等が発生しない形状であればよい。
しかし、たとえ前記したように傾斜可動ユニット5の先端形状Bが、加飾フィルム6の引込み方向7に対してなめらかで引掛りのない形状で構成されていても、その表面状態が加飾フィルム6の滑り性を損なうようなものであっては、傾斜可動ユニット5の先端形状Bで加飾フィルム6が固定されてしまい、フィルム吸引時に加飾フィルム表面にシワが発生し、成形不良となってしまう。そのため、傾斜可動ユニット5の先端形状Bの表面状態は加飾フィルム6が吸引される際に、円滑に引込まれるような滑り性を有したものである必要がある。例えば、可動傾斜ユニット5の先端形状Bの表面状態は鏡面状態、もしくは表面滑り性を向上させる表面コーティングが望ましい。或いは、可動傾斜ユニット5の先端に回転可能なローラを備えた構成としても良い。
図3は図1に示す箔押え板4が加飾フィルム6をクランプした状態を示す。箔押え板4が加飾面入れ子2側に移動することで、加飾フィルム6が加飾面側入れ子2のフィルムクランプ面20に押し付けられクランプされる。
このとき、傾斜可動ユニット5はフィルムクランプ面20より非加飾面側入れ子1方向に飛び出した位置で保持されているため、クランプされた加飾フィルム6は傾斜可動ユニット5の先端形状Bと接触し、その接触した部分がフィルムクランプ面20より持ち上げられた状態となる。
この点に関して、従来装置との違いを更に説明する。
従来装置の構成では、図9に示した通り、加飾フィルム6をクランプした場合、箔押さえ板4の内側にある加飾フィルム6は、平面状態のまま固定されているため、箔押さえ板4外の範囲からフィルム吸引時に加飾フィルム6を引き込んでくることができない。そのため、加飾フィルム6に高伸び率が要求される場合には加飾フィルム6が加飾面側入れ子2に添いきらず、金型型締め時に加飾フィルム6が破れる場合があった。
しかし、本実施の形態の構成によれば、図3に示されている様に、フィルムのクランプ時に従来に比べてフィルム表面が盛り上がっている分だけ、平面状態の場合に比べて箔押さえ板4の内側に取り込めるフィルムの面積が多くなり、フィルム吸引時の伸び代となる余剰フィルムを予め確保できるので、フィルムが入れ子2に添い易くできるという効果が発揮される。
即ち、本実施の形態の構成によれば、傾斜可動ユニット5の初期設定高さ(フィルムクランプ面20からの高さ)は、加飾面側入れ子2の製品形状部3の彫り込み深さに追従させ変更することができる。具体的には、加飾面側入れ子2の製品形状部3の彫り込み深さが浅くなった場合は、傾斜可動ユニット5の高さを加飾面側入れ子2のフィルムクランプ面20に近づけた位置に設定し、深くなった場合は、遠ざけた位置に設定する。
尚、傾斜可動ユニット5の初期設定高さが調整可能に構成されているので、加飾面側入れ子2の彫り込み深さが同じであっても、加飾フィルム6の厚みや材質の違いに応じて、適宜調整可能である。
また、本実施の形態の傾斜可動ユニット5の初期設定高さが調整可能に構成されているので、最終的に初期設定高さを決定する際には、初期設定高さを少しずつ変えながら、それぞれの高さで製品を実際に成形してみて、その結果から、最適な初期設定高さを決定することが出来る。
また、本実施の形態の傾斜可動ユニット5を、加飾面側入れ子2から分離可能で、且つ、別の加飾面側入れ子2と組み合わせ可能な構成にすれば、異なる加飾面側入れ子2に対して、一つの傾斜可動ユニット5を共通部品として使用出来る。
図4は、第1吸引機構15を作動させて、図3の状態から加飾フィルム6を吸引した状態を示す。傾斜可動ユニット5により持ち上げられた加飾フィルム6は、この時点では加飾面側入れ子2の製品形状部3の金型エッジAとは接触しない。
図5(A)〜図5(E)において示した、工程(A)〜(E)は加飾フィルム6が吸引され、加飾面側入れ子2に引付けられた状態から、傾斜可動ユニット5が金型突き合わせ面まで後退するときの加飾フィルム6の状態を時系列で表している。図5(A)〜図5(E)において、図1〜3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図5(A)の工程(A)は、加飾フィルム6が吸引され、加飾面側入れ子2に引付けられた状態を示す。加飾フィルム6は、傾斜可動ユニット5の先端形状Bにより保持されており、加飾面側入れ子2の金型エッジAとは接触していない。また、傾斜可動ユニット5の先端形状Bは、加飾面側入れ子2の金型エッジAの位置より製品形状部3の中心側に位置している。
図5(B)の工程(B)は、傾斜可動ユニット5が金型突き合わせ面側に後退を始めた状態を示す。傾斜可動ユニット5は、加飾面側入れ子2の金型エッジAの位置に高さ方向で下がりながら近づいていく。加飾フィルム6は、加飾面側入れ子2の金型エッジAに接触することなく傾斜可動ユニット5の高さ方向で下がったことで発生する余剰フィルムが傾斜可動ユニット5の先端形状Bに接したまま表面を滑りながら、加飾フィルム6がたわむことなく張力を保った状態で製品形状部3に添っていく。
図5(C)の工程(C)は、傾斜可動ユニット5が後退を更に進めた状態を示す。傾斜可動ユニット5は、加飾面側入れ子2の金型エッジAとほぼ同一の位置となる。加飾フィルム6は、依然として加飾面側入れ子2の金型エッジAに接触することなく製品形状部3にほぼ添いきった状態になる。
図5(D)の工程(D)は、傾斜可動ユニット5がほぼ後退を終えた状態を示す。傾斜可動ユニット5は、加飾面側入れ子2の金型エッジAよりも外側まで後退する。加飾フィルム6は、この時点でようやく加飾面側入れ子2の金型エッジAと接触する。この時点では、加飾フィルム6は製品形状部3壁面に大部分沿った状態となり、加飾フィルム6には高伸び率を要求されることはない。
図5(E)の工程(E)は、傾斜可動ユニット5が後退しきった状態を示す。傾斜可動ユニット5は、加飾面側入れ子2のフィルムクランプ面20と同一高さまで後退する。傾斜可動ユニット5は、金型突合せ面まで後退するため最終的に凸形状となることはなく、その後の成形に悪影響を及ぼすことはない。
尚、加飾面側入れ子2には、傾斜可動ユニット5が可動するための可動用孔17が設けられており(図5(E)参照)、図5(D)に示した隙間16に残留している空気は、可動用孔17の内壁に形成された吸引用溝(図示省略)を介して、工程(D)から工程(E)の間において第2吸引機構(図示省略)により吸引され外部に排出される。これにより、残留空気によるシワの発生を防止できる。
加飾フィルム6は、加飾面側入れ子2の製品形状部3保有の金型エッジAとの引掛りにより、加飾フィルム6表面に傷や破れを発生することなく、また加飾面側入れ子2の製品形状部3保有の金型エッジAとの引掛りにより部分的な高伸び率を要求され、フィルム加飾層が引き伸ばされ加飾面の色が薄くなったり、マイクロクラックを発生したりすることなく加飾面側入れ子2の製品形状部3に添った状態で吸引される。この状態で、フィルムインモールド樹脂射出成形は、次過程の金型型締め工程へと進んでいく。
図6は、本発明の実施の形態1におけるフィルムインモールド射出成形金型装置の具体的な構成例を示した図である。
図6において、11は加飾面側入れ子2に彫り込まれた深絞り形状の箱形成形品を示す。
本実施例では、深絞り形状の箱形成形品11の製品形状に加飾フィルム6を傷や破れなく、また局部的な伸びによる着色層の薄化やマイクロクラックを発生させることなく吸引し添わせるため、製品形状外周の全周に、傾斜可動ユニット5を配置している。傾斜可動ユニット5を、製品形状長手・短手の4辺にそれぞれ1ユニット、長手・短手の4辺で構成される各角部にそれぞれ1ユニットの合計8ユニットを配置している。
それぞれの傾斜可動ユニット5a1〜5b4では、図5(A)〜図5(E)の工程(A)〜(E)に時系列で示した通りの動きをする。
本実施例において、製品形状長手・短手の4辺にそれぞれ1ユニットの合計4ユニットを配置し吸引を実施した場合、長手・短手の4辺で構成される各角部において、長手・短手に配置された傾斜可動ユニット5a1〜5a4では本構成における機能を実現できない。そのため、図6に示す通り、長手・短手の4辺で構成される各角部に金型中心側に向かう角度方向に傾斜可動ユニット5b1〜5b4を配置することで、製品形状全周において本構成における機能を実現することができる。
このような、加飾フィルム6の吸引状態を傾斜可動ユニット5により創出することで、加飾フィルム6表面の傷や破れの発生を防ぐ。また同時に、局部的な加飾フィルム6の伸びによる着色層の薄化やマイクロクラックの発生を防止することが可能となる。
以上説明した様に、本実施の形態のフィルムインモールド射出成型金型装置によれば、箔押さえ板4の内側の加飾フィルム設置面に、傾斜可動ユニット5を有し、加飾フィルム6の伸びの基点、および引込みの制御を行う構成である。
上記構成によって、フィルム吸引時の伸びの基点を金型エッジAとは別に設けることが可能となり、加飾フィルム6の伸び、および引込みを助力し制御を行うことができる。
以上のように、本実施の形態のフィルムインモールド射出成形金型装置によれば、高伸び率を要求されるフィルムインモールド樹脂射出成形において、フィルム吸引時に加飾フィルム6に傷や破れを発生させることなく、また局部的なフィルム伸びによる着色層の薄化やマイクロクラックを発生させることなく、金型加飾面形状に加飾フィルム6を添わせることができる。
(実施の形態2)
次に本実施の形態では、上記実施の形態で説明した傾斜可動ユニット5の材質の熱伝導率を、加飾面側入れ子2の材質の熱伝導率と異ならせた場合について説明する。
図7(A)〜図7(E)において、工程(A)〜(E)は本発明の実施の形態2における加飾フィルム6が吸引され、加飾面側入れ子2に引付けられた状態から傾斜可動ユニット5が後退するときの加飾フィルム6の状態を時系列で表している。図7(A)〜図7(E)に示した工程(A)〜(E)の状態については本発明の実施の形態1の図5(A)〜図5(E)と同様となるため、同じ内容については、その説明を省略する。
本実施の形態では、傾斜可動ユニット5と、加飾面側入れ子2とは別部品で構成されているため、傾斜可動ユニット5の材質の熱伝導率をαとし、加飾面側入れ子2を形成する金型材質の熱伝導率をβとした時、α>βとなる材質を用いた。
例として、前記傾斜可動ユニット5の材質を銅(20℃における熱伝導率は372w/mk)、加飾面側入れ子2の金型材質を炭素鋼(20℃における熱伝導率は53w/mk)とすると、前記傾斜可動ユニット5を炭素鋼で製作した場合と比較すると約7倍の伝熱効果が得られる。これにより、フィルムへの高効率な熱交換が可能となる。
フィルムインモールド樹脂射出成形で一般的に用いられる加飾フィルム6の材質はPETフィルムである。PETフィルムは、フィルム温度が高温であればある程フィルムが伸びやすくなるという特徴を有する。
例として、10mm幅の試験片PETフィルム(以後、試験片とする)を60℃で引張った場合、試験片の元の長さを100%とした時、200%の長さにまで伸びるのに必要な引張り力は38Nである。一方、100℃で同様に引張った場合に必要な引張り力は28Nである。フィルムインモールド樹脂射出成形で、成形金型温度を60℃、傾斜可動ユニット5を60℃の設定としてフィルム吸引を行った場合と、傾斜可動ユニット5を100℃の設定としてフィルム吸引を行った場合と比較すると、約1.35倍のフィルム伸び率が得られる。
図7(A)〜図7(E)において、10は傾斜可動ユニット5内に設置したシーズヒータなどの温調回路を示した図である。
図7(A)〜図7(E)における、傾斜可動ユニット5内に設置した温調回路10を成形金型温調回路とは別回路として温度制御することで、前記温度設定が可能となる。
係る構成によれば、高効率の熱交換と部分的な加飾フィルム6の温度制御により加飾フィルム6のフィルム吸引制御をより確実に行うことができる。
以上、本発明を上記の形態の例を用いて説明したが、本発明の主旨を実現する具体的な構造は他に多く考えられ、当該業種に属する者にとって変形は容易であるが、それらは本発明から逸脱するものではない。
本発明のフィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法は、成形時に供給されるフィルムの局部的な伸びを従来に比べて緩和することができるという効果を有し、フィルムインモールドの樹脂射出成形金型装置や、それを用いた成形方法において有用である。
1 非加飾面側入れ子
2 加飾面側入れ子
3 加飾面入れ子に彫り込まれた製品形状部
4 フィルムクランプ用のOリング付き箔押さえ板
5 傾斜可動ユニット
6 加飾フィルム
7 フィルム引込み方向
8 加飾フィルム6引込み方向7に対して鈍角な傾斜面
9 鈍角な傾斜面8の角度起点のエッジ部
10 可動ユニット温調回路
11 深絞り形状の箱形成形品
14 射出口
15 第1吸引機構
16 隙間
17 可動用孔
A 加飾面入れ子に彫り込まれた製品形状部の金型エッジ
B 傾斜可動ユニットの先端形状

Claims (4)

  1. 成形材料を射出する射出口を有する第1金型と、
    前記第1金型に対向し、成形時に供給されるフィルムを吸引する吸引機構を有する第2金型と、を備えたフィルムインモールド射出成形金型装置であって、
    前記第2金型は、前記フィルムが前記吸引される際、成形品の形状に応じて前記第2金型に形成された凹部の外周エッジ部に前記フィルムが接触するより前に、前記フィルムに接触して前記外周エッジ部と前記フィルムとの間に一時的隙間を確保する可動式突起部を有し、
    前記可動式突起部は、前記第2金型の突き合わせ面から突出した状態と、突出してない状態とをとり得る構成であって、
    前記可動式突起部が最も突出した状態で、前記一時的な隙間が確保され、
    前記可動式突起部の前記フィルムと接触するフィルム接触部が、曲面で構成され、
    前記可動式突起部の前記フィルム接触部は、前記第1金型又は前記第2金型の型締め方向を基準として前記第2金型の前記凹部の中央側に傾斜しており、
    前記可動式突起部が前記第2金型の突き合わせ面から最も突出した際に、前記フィルム接触部が前記外周エッジ部よりも前記第2金型の前記凹部の中央側に位置するように構成され、
    前記可動式突起部が可動するための可動用孔の内壁に吸引用溝が形成されている、
    フィルムインモールド射出成形金型装置。
  2. 前記フィルムを前記第2金型の突き合わせ面に押さえつけるフィルムクランプを有し、
    前記可動式突起部の前記フィルムに接触する部位の位置が、前記フィルムクランプにより前記フィルムが押さえつけられる位置より、前記金型の前記凹部側に配置される、請求項1に記載のフィルムインモールド射出成型金型装置。
  3. 前記可動式突起部の材質の熱伝導率が、前記第1金型又は前記第2金型の熱伝導率より大きく、
    前記可動式突起部の内部に、前記可動式突起部の温度を調節する温調回路部を有する、請求項1又は2に記載のフィルムインモールド射出成形金型装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一つに記載のフィルムインモールド射出成形金型装置を利用して前記成形品を成形する成形方法であって、
    前記吸引機構によって前記フィルムを吸引している間に、前記可動式突起部を前記第2金型の突き合わせ面側に後退させる、成形方法。
JP2012029372A 2012-02-14 2012-02-14 フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法 Active JP5576415B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029372A JP5576415B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法
US13/741,451 US9205581B2 (en) 2012-02-14 2013-01-15 Film in-mold injection mold device and molding method using the same
MYPI2013000178A MY156712A (en) 2012-02-14 2013-01-17 Film in-mold injection mold device and molding method using the same
CN201310017783.XA CN103240844B (zh) 2012-02-14 2013-01-17 模内膜注塑成型模具装置及使用该装置的成型方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029372A JP5576415B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013166257A JP2013166257A (ja) 2013-08-29
JP5576415B2 true JP5576415B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=48920877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012029372A Active JP5576415B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9205581B2 (ja)
JP (1) JP5576415B2 (ja)
CN (1) CN103240844B (ja)
MY (1) MY156712A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11220078B2 (en) * 2017-04-26 2022-01-11 Cooper Tire & Rubber Company Ball hitch tip out plug, triangle leg tip out plug, combination, and tip out plug tool

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01241416A (ja) 1988-03-24 1989-09-26 Nissha Printing Co Ltd インモールド成型用金型
JPH0741637B2 (ja) * 1989-10-06 1995-05-10 日本写真印刷株式会社 射出成形同時絵付用金型
JP3023007B2 (ja) 1991-03-19 2000-03-21 日本プラスト株式会社 合成樹脂シ−トの成形方法
JPH05212754A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Nissha Printing Co Ltd 成形同時絵付用金型
JPH10230530A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Sekisui Chem Co Ltd 加飾成形品の製造装置
JP2000061979A (ja) * 1998-08-18 2000-02-29 Nippon Plast Co Ltd 表皮一体樹脂製品の成形装置及び成形方法
TW200720055A (en) * 2005-07-12 2007-06-01 Sumitomo Heavy Industries Molding device, manufacturing method of the same, and molding method
JP2008094038A (ja) 2006-10-13 2008-04-24 Nissha Printing Co Ltd 成形同時加飾用金型、成形同時加飾装置および成形同時加飾成形品の製造方法
CN101279487B (zh) 2007-04-05 2010-11-10 康准电子科技(昆山)有限公司 模具
CN101623914B (zh) * 2008-07-11 2012-07-04 康准电子科技(昆山)有限公司 模内装饰的成型装置及成型方法
JP5528780B2 (ja) * 2009-11-20 2014-06-25 日本写真印刷株式会社 成形同時転写用金型及び成形同時転写品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20130207320A1 (en) 2013-08-15
US9205581B2 (en) 2015-12-08
JP2013166257A (ja) 2013-08-29
MY156712A (en) 2016-03-15
CN103240844B (zh) 2015-06-24
CN103240844A (zh) 2013-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200606114A (en) Method and apparatus for forming an optical element and substrate and moulding tool
JP2011104962A (ja) 射出成形用金型及び複合品の製造方法
EP1854616B1 (en) Apparatus and method for forming a sheet of polymeric material by vacuum molding
JP5576415B2 (ja) フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法
JP5790513B2 (ja) 加飾成形品の製造方法
JP2011194739A (ja) インサート金属板の加飾装置
EP2253444B1 (en) Concavo-convex part forming method
CN101209575B (zh) 模内薄膜结合成型制程
US20160318221A1 (en) Method for manufacturing decorative molded article
JP2008093970A (ja) 微細形状転写用金型および微細形状転写シートの製造装置
JP5667526B2 (ja) 複雑な形状のインモールド成形を行う方法、そのインモールド成形に使用する転写シート、および当該方法で形成された樹脂成形品
JP2005081600A (ja) 積層体用の成形金型及び積層体の成形方法、並びに真空成形型の製造方法
JP2006192648A (ja) 樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法
JP4943876B2 (ja) 熱ナノインプリント方法
JPH10291217A (ja) 加飾成形品の製造装置
JP2013248766A (ja) インモールド成形用フィルムおよびインモールド成形方法
RU2393089C2 (ru) Способ литьевого формования изделия с пленкой на поверхности
JP2003326576A (ja) シート貼り射出圧縮成形方法及びその成形装置
JP2011073344A (ja) 樹脂成形品取出装置及び樹脂成形品取出方法
JP7067493B2 (ja) 内装部品の真空成形型
KR102578361B1 (ko) 차량 디스플레이용 유리 성형금형 구조
JP2006281708A (ja) 樹脂シートの成形方法
JPH10156870A (ja) 射出成形同時絵付装置及び方法
JP2009226441A (ja) 金型及びこの金型を用いた成形方法
JP2007160827A (ja) シボ模様付きプラスチック成形体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140703

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5576415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151