JP5575541B2 - 手持式作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、手持式作業機に関し、特に、そのハンドルの構造に関する。
特許文献1、2に、手持式作業機が開示されている。手持式作業機は、本体に固定されているとともに、ユーザによって把持されるハンドルを備えている。ハンドルは、パイプ材によって形成されており、パイプ材を所定形状に曲げ加工して製造されている。
特開平11−138333号公報 特開2006−7774号公報
手持式作業機のハンドルには、手持式作業機の重量やワークからの反力によって、比較的に大きな負荷が加えられる。このような負荷に対して、ハンドルの剛性が不足していると、ハンドルが大きく撓んでしまう。ハンドルが大きく撓むと、手持式作業機の姿勢が安定せず、ユーザは手持式作業機を使いづらいと感じてしまう。そのことから、手持式作業機のハンドルには、比較的に高い剛性が必要とされる。
ハンドルの剛性を高めるためには、ハンドルを形成するパイプ材の直径や肉厚を、大きくすることが考えられる。しかしながら、パイプ材の直径や肉厚を大きくすれば、ハンドルの重量、即ち、手持式作業機の重量も増大することになる。手持式作業機の重量が増大すれば、手持式作業機を保持するユーザの負担も大きくなり、ユーザは手持式作業機を使いづらいと感じてしまう。加えて、パイプ材の直径を大きくすると、太くなったハンドルを、ユーザが握りづらいと感じることもある。
上記の問題を鑑み、本発明は、ハンドルを形成するパイプ材を変更することなく、手持式作業機のハンドルに生じる撓みを抑制する技術を提供する。
本発明に係る手持式作業機は、原動機を有する本体と、本体に回転可能に支持されているとともに原動機によって駆動される回転刃と、本体に固定されているとともに、ユーザによって把持されるハンドルを備えている。ハンドルは、パイプ材で形成されており、その一部の長さ範囲は、前記回転刃の回転軸に垂直な面に沿って伸びており、当該垂直な面に沿って伸びる長さ範囲には、補強部材が設けられている。この補強部材は、大きな応力が生じ得る範囲に対して、選択的に設けることができる。そのことから、ハンドルを形成するパイプ材を変更することなく、ハンドルの撓みを効果的に抑制することができる。
前記した補強部材は、パイプ材によって形成されていることが好ましい。補強部材が中空のパイプ材であると、ハンドルに必要とされる剛性に応じて、補強部材の肉厚を適宜設計することができる。それにより、ハンドルの撓みを抑制しつつ、手持式作業機の重量も抑制することができる。ただし、補強部材は、必ずしもパイプ材である必要はなく、例えば中実の棒材であってもよい。
前記した補強部材は、ハンドルの内部に配置されていることが好ましい。この構成によると、補強部材が外部に露出せず、ハンドルの外観の美観を損なうことがない。また、通常のパイプ材の取付手段に加えて、特別な考慮をする必要がない。
前記した補強部材は、ハンドルの本体への固定部分を含む長さ範囲に、設けられていることが好ましい。ハンドルの固定部分とその周辺部分では、比較的に大きな応力が生じ得る。従って、当該固定部分を含む長さ範囲に補強部材が設けられていると、ハンドルの撓みを効果的に抑制することができる。
特に、ハンドルがボルトを用いて本体に固定される場合、ハンドルは、ボルトが通過する貫通孔と、貫通孔の周囲に形成されているとともにボルトの頭部を収容する凹部とを有することが好ましい。そして、ハンドルの貫通孔を含む長さ範囲には、パイプ材で形成された補強部材が、ハンドルの内部に配置され、前記した凹部に内側から当接していることが好ましい。
本発明によると、ハンドルの撓みを効果的に抑制することができ、ユーザにとって使いやすい手持式作業機を実現することができる。
実施例のエンジンカッターの右方から見た側面図。 実施例のエンジンカッターの上方から見た平面図。 ケーシングのトップカバーを外した状態を示す側面図。 ケーシングのトップカバーを外した状態を示す平面図。 図4中のV−V線断面図。 前方ハンドルの斜視図。 前方ハンドルの右方から見た側面図。 図7中のVIII−VIII線断面図。 図7中のIX−IX線断面図。
本発明の一実施形態では、ハンドルに、一つの補強部材を設けることができる。ただし、ハンドルには、一つの補強部材に限られず、複数の補強部材を設けることもできる。この場合、複数の補強部材は、ハンドルの互いに異なる長さ範囲に設けてもよいし、ハンドルの同じ長さ範囲に設けてもよい。例えば、二つの補強部材を同じ長さ範囲に設ける場合、一方の補強部材をハンドルの内部に配置し、他方の補強部材をハンドルの外部(外周)に配置することができる。あるいは、一方の補強部材をハンドルの内部に配置し、その補強部材のさらに内部に、他方の補強部材を配置することもできる。
本発明の一実施形態では、ハンドル及び補強部材が、同じ材料で形成されていることが好ましい。この場合、ハンドル及び補強部材は、例えばアルミニウムといった、金属材料で形成することが好ましい。ただし、ハンドル及び補強部材は、金属材料に限られず、例えば樹脂材料といった、他の材料で形成することもできる。加えて、ハンドル及び補強部材は、必ずしも同じ材料で形成される必要はなく、互いに異なる材料で形成されていてもよい。
本発明の一実施形態では、ハンドルが複数の湾曲部を有するとともに、少なくとも一つの湾曲部が、補強部材が配置された長さ範囲に位置していることが好ましい。この構成によると、補強部材の位置ずれ、即ち、補強部材がハンドルに対して移動することを防止することができる。
本発明の一実施形態では、ハンドルが、複数のボルトを用いて、本体に固定されていることが好ましい。この場合、少なくとも一つのボルトが、ハンドル及び補強部材を貫通して、本体に締め付けられていることが好ましい。この構造によると、補強部材の位置ずれ、即ち、補強部材がハンドルに対して移動することを防止することができる。
本発明の一実施形態では、手持式作業機が回転工具を備えることができる。ここで、回転工具を備える手持式作業機では、ワークからの反力が、回転工具の回転軸に対して垂直な方向に生じる。従って、手持式作業機のハンドルは、回転工具の回転軸に垂直な面に沿って伸びる長さ範囲で、特に撓みやすい。そのことから、手持式作業機が回転工具を備える場合、ハンドルの一部の長さ範囲であって、回転工具の回転軸に垂直な面に沿って伸びる長さ範囲に、補強部材を設けることが好ましい。
図面を参照し、本発明の実施例であるエンジンカッター10について説明する。エンジンカッター10は、手持式作業機(手持式動力工具)の一例である。図1は、エンジンカッター10の側面図を示しており、図2は、エンジンカッター10の平面図を示している。エンジンカッター10は、本体14と、本体14によって回転可能に支持された回転刃12を備えている。本体14は、回転刃12を駆動するエンジン20を備えている。エンジンカッター10は、例えば建築現場において、コンクリートや鉄骨材料といったワークの切断に用いられる。
図1、図2に示すように、エンジンカッター10を水平面Hに載置すると、回転刃12は、本体14に対して水平方向の一方側に位置する。以下の説明では、エンジンカッター10を水平面Hに載置した状態を基準とし、本体14に対して回転刃12が位置する水平方向の一方側を前方と称し、その反対方向を後方と称する。また、鉛直上方を単に上方と称し、鉛直下方を単に下方と称する。また、図2に示すように、前後方向に垂直な水平方向の一方側を左方と称し、前後方向に垂直な水平方向の他方側を右方と称する。従って、例えば、回転刃12は、本体14の前方に位置し、その回転軸は左右方向に伸びている、と表現することができる。回転刃12は、水平面Hの上方に位置し、水平面Hに対して垂直に保持されている。
本体14には、前方ハンドル18と後方グリップ28が設けられている。前方ハンドル18は、本体14の前方部分に位置しており、後方グリップ28は、本体14の後方部分に位置している。後方グリップ28には、スロットルレバー30が設けられている。通常、ユーザは、前方ハンドル18を左手で把持し、後方グリップ28を右手で把持して、エンジンカッター10を保持する。そして、ユーザがスロットルレバー30を引くと、エンジン20が回転刃12を駆動する。ユーザは、回転刃12をワークに当接させることで、ワークを切断することができる。
前方ハンドル18は、パイプ材によって形成されており、パイプ材が図示される形状に曲げ加工されたものである。前方ハンドル18の一方の端部は、本体14の右方に位置しており、複数のボルト22によって、本体14に固定されている。前方ハンドル18の他方の端部は、本体14の下方に位置しており、複数のボルト(図示されない)によって、本体14に固定されている。前方ハンドル18の中間部分は、ユーザによって把持される部分であり、本体14の上方及び左方に位置している。前方ハンドル18の中間部分には、エラストマによって形成されたグリップカバー16が設けられている。前方ハンドル18の構成については、後段においてより詳細に説明する。
本体14は、ケーシング26を備えている。ケーシング26は、主に、ケーシング本体26aと、フィルターカバー26bと、トップカバー26cによって構成されている。ケーシング本体26aの内部は、主に燃料タンクとなっている。なお、ケーシング本体26aには、前述した後方グリップ28が一体に形成されている。
トップカバー26cは、つまみねじ24によって、フィルターカバー26bに固定されている。ユーザは、つまみねじ24を緩めることによって、トップカバー26cを取り外すことができる。トップカバー26cの内部には、スポンジフィルタ(図示されない)が配置されている。ユーザは、定期的に、トップカバー26cを取り外し、スポンジフィルタの清掃を行うことができる。
図3、図4は、トップカバー26cを取り外した状態を示している。図5は、図3中のV−V線における断面図を示している。図3、図4、図5に示すように、フィルターカバー26bは、複数のボルト32によって、ケーシング本体26aに固定されている。ユーザは、複数のボルト32を緩めることによって、フィルターカバー26bを取り外すことができる。フィルターカバー26bの内部には、紙フィルタ(図示されない)が配置されている。ユーザは、定期的に、フィルターカバー26bを取り外し、紙フィルタの清掃や交換を行うことができる。
図3、図4、図5に示すように、フィルターカバー26bには、ボルト32の脱落を防止するリブ34が形成されている。リブ34は、ボルト32の延長線上に位置しており、緩められたボルト32に当接することができる。従って、ユーザがフィルターカバー26bを取り外した時に、フィルターカバー26bからボルト32が脱落することが防止される。この構造によると、ユーザがフィルターカバー26bを着脱しやすく、取り外したボルト32が紛失することも防止される。なお、このようなリブ34は、フィルターカバー26b用のボルト32に限られず、他のボルトにも同様に設けることができる。
次に、図6から図9を参照して、前方ハンドル18の構成について説明する。図6は、前方ハンドル18の斜視図であり、図7は、前方ハンドル18を右方から見た側面図である。図8は、図7中のVIII−VIII線断面図であり、図9は、図7中のIX−IX線断面図である。なお、図6から図9において、グリップカバー16は前方ハンドル18から取り外されている。
図6から図9に示すように、前方ハンドル18は、中空のパイプ材で形成されており、三次元的に曲げ加工されている。そのため、前方ハンドル18には、複数の湾曲部18aが形成されている。前方ハンドル18の形状は、本体14のサイズや重量、ユーザにとっての握りやすさ、ワークから受ける反力など、様々な要因を考慮して設計されている。なお、前方ハンドル18の形状は、適宜設計変更することができる。
前方ハンドル18の一方の端部18bは、本体14の右方側面に固定される範囲である。当該範囲18bには、前方ハンドル18を本体14へ固定するボルト22(図1参照)のために、複数のボルト孔18cが形成されている。また、図8、図9に示すように、各々のボルト孔18cの周囲18dは、ボルト22の頭部が収容されるよう、凹状に成形されている。複数のボルト22は、前方ハンドル18のボルト孔18cを通過して、本体14のエンジン20又はケーシング26に締め付けられる。前方ハンドル18のボルト孔18が形成された位置は、ボルト22によって本体14へ直接的に固定される部分であり、前方ハンドル18の本体14への固定部分となる。
図8、図9に示すように、前方ハンドル18には、補強部材40が設けられている。補強部材40は、前方ハンドル18の一部の長さ範囲18eに設けられている。補強部材40は、一例ではあるが、前方ハンドル18と同じく、アルミニウムのパイプ材で形成されている。補強部材40が設けられた長さ範囲18eでは、前方ハンドル18がパイプ材の二重構造となっており、その剛性が高められている。従って、補強部材40が配置された長さ範囲18eでは、前方ハンドル18の撓みが有意に抑制される。前方ハンドル18の撓みが抑制されることにより、ユーザがエンジンカッター10を使用する時に、エンジンカッター10の姿勢が安定する。そのため、ユーザは、エンジンカッター10を取り扱いやすい。
本実施例のエンジンカッター10では、補強部材40がパイプ材によって形成されている。補強部材40が中空のパイプ材であると、前方ハンドル18に必要とされる剛性に応じて、補強部材40の肉厚を適宜設計することができる。それにより、前方ハンドル18の撓みを抑制しつつ、エンジンカッター10の重量も抑制することができる。なお、補強部材40は、必ずしもパイプ材である必要はなく、例えば中実の棒材であってもよい。また、補強部材40は、アルミニウムに限られず、他の金属材料や非金属材料で形成することもできる。
本実施例のエンジンカッター10では、補強部材40が、前方ハンドル18の内部に配置されており、前方ハンドル18の内面に密着している。この構成によると、補強部材40が外部に露出せず、前方ハンドル18の外観の美観を損なうことがない。また、通常のパイプ材の取付手段に加えて、特別な考慮をする必要がない。加えて、補強部材40の劣化や損傷も防止することができる。ただし、補強部材40は、必ずしも前方ハンドル18の内部に配置される必要はなく、前方ハンドル18の外部に配置することもできる。いずれにしても、前方ハンドル18と補強部材40の二重構造によって、前方ハンドル18の撓みが有意に抑制される。また、前方ハンドル18は、複数の補強部材40を設けることにより、多重構造とすることもできる。
本実施例のエンジンカッター10では、補強部材40が、前方ハンドル18の本体14への固定部分(即ち、ボルト孔18cの位置)を含む長さ範囲18eに設けられている。前方ハンドル18の固定部分とその周辺部分では、エンジンカッター10の重量やワークからの反力によって、比較的に大きな応力が生じ得る。従って、補強部材40が固定部分を含む長さ範囲18eに設けられていると、前方ハンドル18の撓みを効果的に抑制することができる。ただし、補強部材40を設ける長さ範囲18eは、必ずしも固定部分を含む必要はなく、前方ハンドル18に生じ得る応力を考慮して、適宜設計することができる。また、前方ハンドル18には、一つの補強部材40に限られず、複数の補強部材40を設けてもよい。
本実施例のエンジンカッター10では、前方ハンドル18の一部の湾曲部18aが、補強部材40が配置された長さ範囲18e内に位置している。それらの湾曲部18aでは、前方ハンドル18の内部で、補強部材40も同じように湾曲している。この構成によると、補強部材40の位置ずれ、即ち、補強部材40が前方ハンドル18に対して移動することが防止される。
本実施例のエンジンカッター10では、前方ハンドル18が、複数のボルト22を用いて、本体14に固定されている。ここで、複数のボルト22は、前方ハンドル18及び補強部材40を貫通して、本体14に締め付けられている。即ち、図8、図9に示すように、補強部材40にも、前方ハンドル18の複数のボルト孔18cと同じ位置に、複数のボルト孔40cが形成されている。複数のボルト22が、前方ハンドル18及び補強部材40を貫通する構造であると、補強部材40の位置ずれ、即ち、補強部材40が前方ハンドル18に対して移動することを防止することができる。加えて、ボルト孔18c、40cの周囲がパイプ材の二重構造となっているので、ボルト孔18cの形成による前方ハンドル18の剛性低下も有意に抑制される。
本実施例のエンジンカッター10では、エンジンカッター10が回転刃12を備えている。回転刃12の回転軸は、左右方向(水平方向)に伸びている。エンジンカッター10では、ワークからの反力が、回転刃12の回転軸に対して垂直な方向に生じる。従って、前方ハンドル18は、回転刃12の回転軸に垂直な面に沿って伸びる長さ範囲、例えば、本体14の右方側面に沿って伸びる長さ範囲で、特に撓みやすくなる。この点に関して、本実施例のエンジンカッター10では、前方ハンドル18の補強部材40が設けられた長さ範囲18eが、本体14の右方側面に沿って伸びる長さ範囲に対応している。即ち、当該長さ範囲18eは、回転刃12の回転軸に垂直な面に沿って伸びる長さ範囲に対応している。従って、ワークからの反力に対して、前方ハンドル18の撓みが十分に抑制される。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:エンジンカッター
12:回転刃
14:本体
16:グリップカバー
18:前方ハンドル
18a:前方ハンドルの湾曲部
18c:前方ハンドルのボルト孔(前方ハンドルの固定部分)
18e:前方ハンドルの補強部材が設けられた長さ範囲
20:エンジン
22:ボルト
28:後方グリップ
30:スロットルレバー
40:補強部材

Claims (2)

  1. 原動機を有する本体と、
    前記本体に回転可能に支持されているとともに、前記原動機によって駆動される回転刃と、
    本体に固定されているとともに、ユーザによって把持されるハンドルを備え、
    前記ハンドルは、パイプ材で形成されているとともに、その一部の長さ範囲は、前記回転刃の回転軸に垂直な面に沿って伸びており、当該垂直な面に沿って伸びる長さ範囲には、パイプ材で形成された補強部材が設けられており、
    前記ハンドルは、ボルトを用いて前記本体に固定されており、前記ボルトが通過する貫通孔と、前記貫通孔の周囲に形成されているとともに前記ボルトの頭部を収容する凹部とを有し、
    前記ハンドルの前記貫通孔を含む長さ範囲には、パイプ材で形成された補強部材が、前記ハンドルの内部に配置され、前記凹部に内側から当接している、手持式作業機。
  2. 原動機を有する本体と、前記本体に回転可能に支持されているとともに、前記原動機によって駆動される回転刃とを備える手持式作業機のハンドルであって、
    パイプ材で形成されているとともに、その一部の長さ範囲は、前記回転刃の回転軸に垂直な面に沿って伸びており、当該垂直な面に沿って伸びる長さ範囲には、パイプ材で形成された補強部材が設けられており、
    ボルトを用いて前記本体に固定されるために、前記ボルトが通過する貫通孔と、前記貫通孔の周囲に形成されているとともに前記ボルトの頭部を収容する凹部とを有し、
    前記貫通孔を含む長さ範囲には、パイプ材で形成された補強部材が、前記ハンドルの内部に配置され、前記凹部に内側から当接している、手持式作業機のハンドル。
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