JP5573994B2 - 転がり軸受 - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態である玉軸受の要部拡大縦断面図、図2は転動体が上下左右の4ヶ所に位置したときの保持器との位置関係を示す要部拡大縦断面図である。図1に示すように、玉軸受1は、一対の軌道輪を構成する外輪2と、内輪3と、外輪2と内輪3との間に転動自在に配設された転動体である複数個の玉4と、複数個の玉4を回動自在に保持する保持器5とを備えている。
次に、玉軸受の第2実施形態を図3を参照して説明する。図3は、玉軸受の要部拡大縦断面図である。第2実施形態の玉軸受10に用いられる保持器15は、円筒状の本体部に、複数のポケット16が円周方向に所定の間隔で切削加工されて形成された、所謂、もみ抜き型保持器であり、図3に示す実施形態は転動体案内型の保持器15となっている。
次に、本発明の玉軸受の第3実施形態を図4を参照して説明する。図4は、玉軸受の要部拡大縦断面図である。第3実施形態の玉軸受20に用いられる保持器25は、円筒状の本体部に、複数のポケット26が円周方向に所定の間隔で切削加工されて形成された、所謂、もみ抜き型保持器であり、図4に示す実施形態は転動体案内型の保持器25となっている。
次に、本発明の玉軸受の第4実施形態を図5を参照して説明する。図5(a)は、(c)のV´−V´線に沿った、玉軸受の保持器を玉とともに示す断面図であり、図5(b)は、部分拡大上面図であり、図5(c)は、(a)のV−V線に沿った断面図であり、図5(d)は、(a)の要部拡大断面図である。
このため、適正なポケット隙間としては、図6の実験結果や遠心力膨張による円周方向ポケット隙間の増加等を鑑み、以下の値とするのがより望ましい。
0 <(DP−DW) < 0.2 (mm)
次に、本発明の転がり軸受の第5実施形態として、複列ころ軸受を図7を参照して説明する。図7(a)は、ころ軸受の断面図であり、図7(b)は、複列ころ軸受の保持器の断面図であり、図7(c)は、(b)のVII方向から見た側面図である。
2,41 外輪(軌道輪)
3,42 内輪(軌道輪)
4,43 転動体
5,15,25,30,44 保持器
5a,15a,25a,44a 保持器の内周面
5b,15b,25b,44c 保持器の外周面
6,16,26,31,53 ポケット
6a,16a,26a,52a ポケットの内面
6b,16b,26b,44b 内稜線
6c,44d 外稜線
32 係止部
40 複列ころ軸受(転がり軸受)
DW 転動体の外径
DP 保持器の円周方向におけるポケットの内径
L1 内接触長さ(保持器の内周面とポケットの内面とのなす内稜線上の点からポケットの中心と保持器の中心とを結ぶ線と平行に引かれた線が、転動体表面と交差する交点までの線分の長さ)
L2 外接触長さ(保持器の外周面とポケットの内面とのなす外稜線上の点からポケットの中心と保持器の中心とを結ぶ線と平行に引かれた線が、転動体表面と交差する交点までの線分の長さ)
M1 遠心力による半径方向動き量(保持器の内径が遠心力によって増加する直径寸法の増加量)
α1 保持器の線膨張係数
α2 軌道輪の線膨張係数
SD 保持器の内径
T 転がり軸受内部の温度上昇値
O1 ポケットの中心
O2 保持器の中心
Claims (3)
- 外輪及び内輪からなる軌道輪と、
前記外輪及び前記内輪の間に回動自在に配設された複数の転動体と、
軸方向片側に設けられた円環部と、円周方向に所定の間隔で軸方向に延びる複数の柱部と、を有し、前記複数の転動体を部分的に開口した略円柱状のポケットに収納して回動自在に保持する転動体案内方式の冠型保持器と、を備え、高速モータ用で、且つ、前記保持器の半径方向動き量が、0.3〜1.0mmに設定される転がり軸受であって、
前記ポケットの内部には、該冠型保持器の内周面と前記ポケットの内面とのなす内稜線から前記ポケットの中心と前記冠型保持器の中心とを結ぶ線と略平行な面を持った一対の係止部が前記柱部にそれぞれ設けられ、
前記冠型保持器は、前記転動体の外径をDW、前記冠型保持器の円周方向における前記ポケットの内径をDP、前記内稜線上の点から前記ポケットの中心と前記冠型保持器の中心とを結ぶ線と平行に引かれた線が、前記転動体表面と交差する交点までの線分の長さをL1、前記冠型保持器の内径が遠心力によって増加する直径寸法の増加量をM1としたとき、L1−M1/2≧DP−DWであり、DP−DW<0.2(mm)であることを特徴とする転がり軸受。 - 外輪及び内輪からなる軌道輪と、
前記外輪及び前記内輪の間に回動自在に配設された複数の転動体と、
軸方向片側に設けられた円環部と、円周方向に所定の間隔で軸方向に延びる複数の柱部と、を有し、前記複数の転動体を部分的に開口した略円柱状のポケットに収納して回動自在に保持する転動体案内方式の冠型保持器と、を備えた、高速モータ用で、且つ、前記保持器の半径方向動き量が、0.3〜1.0mmに設定される転がり軸受であって、
前記ポケットの内部には、該冠型保持器の内周面と前記ポケットの内面とのなす内稜線から前記ポケットの中心と前記冠型保持器の中心とを結ぶ線と略平行な面を持った一対の係止部が前記柱部にそれぞれ設けられ、
前記冠型保持器は、前記転動体の外径をDW、前記冠型保持器の円周方向における前記ポケットの内径をDP、前記内稜線上の点から前記ポケットの中心と前記冠型保持器の中心とを結ぶ線と平行に引かれた線が、前記転動体表面と交差する交点までの線分の長さをL1、前記冠型保持器の線膨張係数をα1、前記軌道輪の線膨張係数をα2、前記冠型保持器の内径をSD、前記転がり軸受を回転させたとき前記転がり軸受内部の温度上昇値をT、前記冠型保持器の内径SDが遠心力によって増加する直径寸法の増加量をM1としたとき、L1−M1/2−SD×(α1−α2)×T/2≧DP−DWであり、DP−DW<0.2(mm)であることを特徴とする転がり軸受。 - 前記保持器の外周面と前記ポケットの内面とのなす外稜線上の点から前記ポケットの中心と前記保持器の中心とを結ぶ線と平行に引かれた線が、前記転動体表面と交差する交点までの線分の長さをL2としたとき、L2≧DP−DWであることを特徴とする請求項1または2に記載の転がり軸受。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013051828A JP5573994B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013051828A JP5573994B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 転がり軸受 |
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JP2008151624A Division JP5286954B2 (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | 転がり軸受 |
Publications (2)
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JP2013139881A JP2013139881A (ja) | 2013-07-18 |
JP5573994B2 true JP5573994B2 (ja) | 2014-08-20 |
Family
ID=49037497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013051828A Active JP5573994B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
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-
2013
- 2013-03-14 JP JP2013051828A patent/JP5573994B2/ja active Active
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