JP5573096B2 - ヒートシール包装装置 - Google Patents
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Description
前記下地材は、平板状で、包装に使用するフィルムが接する面には該フィルムとの熱溶着を可能とするシール層が形成されていればよい。
前記ヒータ部は、下地材の上方、或いは下地材の下方の何れに配置されていてもよい。また、前記ヒータ部は、下地材の周縁に沿ってフィルムを熱溶着し得るよう平面視略矩形状、或いは対向する二辺のみを熱溶着し得るよう配置する等、その形態は任意である。
又、前記ヒータ部の位置変更自在とは、ヒータ部を構成するヒータ部材の移動調整、ヒータ部材の伸縮調整等の両方を意味する。
前記下地材載せ部の移動調整としては、例えば、棒状で伸縮自在とし、下地材又は被包装物の大きさによって可変する、或いは棒状部材を追加して設置する、枠内に架設した棒状部材間のピッチを変更する等、何れでもよい。
前記熱伝導性部材としては、例えば、銅板、或いはアルミニウム、金、銀等、ヒータの熱が伝わる部材であればなんでもよい。
又、請求項2記載の構成により、フィルムの引き出し方向と交差する辺のヒータ部材は位置を移動することができるため、同一フィルムを利用して、フィルムの引き出し方向に沿った長さの異なる下地材のシール包装を簡単に行うことができる。
又、請求項3記載の構成により、例えば、大きな被包装物をヒートシールする場合でも、その被包装物を載せる下地材を支持する下地材載せ部も変更できるので、被包装物を載せた下地材を確実に支持できる。それにより、下地材とフィルムの熱溶着も確実に行うことができる。
又、請求項5記載の構成により、熱溶着に必要な範囲にのみ通電できる為、電力の消費を抑えることができる。
その包装装置Aは、基台1上に下地材載せ部2が一対の支持脚3で所定高さ位置に水平に支持され、更にその下地材載せ部2の側方(図面では右側方)には一対の取付板4が所定間隔をおいて平行に起立固定され、その取付板4,4間の上部にフィルムロール配置部5が、下方に、前記フィルムロール配置部5に支持したフィルムロールからフィルムを引き出すフィルムフィード装置B、前記フィルムフィード装置Bが引き出したフィルムを展張保持する保持部28、及びヒータ部31の発熱体(ヒータ)31aを備えた枠体6が前記下地材載せ部2に対して上下回動可能に取り付けられて構成されている。
前記ヒータ受け部31bは耐熱性を有した弾性体、例えばゴム材等で構成され、発熱体を介して圧接されるフィルム及び下地材を弾性的に支持し得るようになっている。
又、前記下地材載せ部2は、サイズの異なる二種類の下地材aを載承し得るように、奥行き方向内部に仕切枠39を設け、その仕切枠39の上部に上記と同様、周縁枠2aを弾発上下可能に支持し、その周縁枠にヒータ受け部が取り付けられている。
そして、フィルムロール12の後側を載承支持する回転ローラ11c,11dが取り付けられている支杆10b,10cは支杆10aとの間隔を広げる方向に向けて傾斜取り付けられている。それにより、フィルムロール12から引き出されるフィルム12aをフィルムロール12の外周面から引き離すように作用し、且つ該フィルムロール12が軸方向に横移動するのを防止し、常に所定位置で転動するように構成されている。尚、フィルムロール配置部5におけるフィルムロールの支持構造は、回転ローラ11a〜11dによる4点支持構造に限らず、フィルムロール12の中心孔に軸を通して支持する一般的な支持構造でもよい。
前記バランスウエート14及びガススプリング15は、枠体6の前部(軸13より前方部分)を下地材載せ部2に対して開いた状態(下地材載せ部に下地材及び被包装物を載せる状態)に付勢し、且つ枠体6を、軸13を中心として下方に回動する時、前記バランスウエート14とガススプリング15の弾発力が抵抗となり、枠体6の閉じ(下降)動作に衝撃が生じないようにしてある。
又、図4に示すように、前記軸13の軸端と該枠体6の後部(手前側)に回転可能に横架した軸17の軸端にはそれぞれ歯付プーリ18,19が固着され、その歯付プーリ18,19に亘って歯付ベルト20が巻回され、歯付ベルト20の移動により前記軸13が回転するようになっている。
更に、前記歯付ベルト20には、後述するフィルムフィード装置Bのフィルム挟持部8が連結され、該フィルム挟持部8が前記枠体6に沿って復動することで前記案内ローラ16が駆動回転するようになっている。
フィルムフィード装置Bは、図4に示すように、前記フィルムロール12から引き出したフィルム12aの先端を所定位置に水平に支持するフィルム待機部7と、そのフィルム待機部7に待機するフィルム12aの先端をフィルム待機部7毎挟み、フィルム12aをフィードするフィルム挟持部8と、前記フィルム挟持部8を所定区間、往復移動可能とする移動部9とで構成されている。
このように、フィルム挟持部8がフィルム待機部7ごとフィルム12aの先端を挟むようになっているので、確実にフィルム12aの先端をフィードすることができる。
又、前記フィルム待機部7の横幅は、フィルム12aの幅方向の全幅(フィルム幅)を下方から支えて略水平に支持し得る長さを有している。
それにより、ハンドル9cを持って押動又は引き寄せることで摺動体9bは案内軸9aに沿って摺動し、その摺動体9bに連結したフィルム挟持部8は枠体6に沿って摺動する。そして、往動(前進)時はフィルム挟持部8の開閉動作でフィルム12aの先端を挟持し、復動(後退)時はフィルム挟持部8がフィルム12aの先端を挟持したまま後退するため、包装に必要な量のフィルムを引き出すことができる。
ハンドル9cの操作で引き出したフィルム12aの挟持解除は、フィルム挟持部8のフィルムを挟持する側とは反対側(後側)をスプリング23の弾発力に抗して閉動することで可動下板8bの先端側は固定上板8aから離れ、挾着されていたフィルム12aの先端は解放される。尚、フィルム挟持部8の往復動を、上記の手動方式に替えて例えばステッピングモータ等による電動駆動方式とした場合は、所定位置で前記フィルム挟持部8が自動的に解除されるよう電気で作動する電磁ソレノイド等を装備してもよい。
前記保持部28は、図8に示すように、フィルム12aの上面側を支える枠体6の下面に対して、フィルム12aを圧接挟持するもので、前記枠体6の幅方向外側に位置して軸13で上下揺動可能に取り付けた取付腕28aと、その取付腕28aの下面に水平に取り付けた台板28bと、該台板28bの上面における枠体6の側部下面と対応する位置に固着した弾性体28cとで構成されている。
これにより、フィルムフィード装置Bによって枠体6の下面に沿って引き出したフィルム12aは、枠体6が軸13を中心として回動下降し、枠体6の下面が初期位置に待機する保持部28の弾性体28cにフィルム12aを介して当接することでフィルム12aの幅方向側部は枠体6と保持部28とで挾着される。そして、枠体6の下降動作が更に進行すると、フィルム12aの下側を支える弾性体28cは取付腕28aを介してスプリング29で枠体6下面側に付勢されているため、枠体6の下降と相俟ってフィルム12aの幅方向の側縁を強固に挾着保持し、フィルム12aは枠体6の下面に展張保持される。
又、前記枠体6の下降動作の終点は、前記保持部28の取付腕28aが略水平となる位置で、その水平なフィルム挾着位置は下地材載せ部2の下地材aを載せる表面より下方の位置とする(図8(b)参照)。
前記ヒータ部31のヒータ部材(発熱体)31aは、直線棒状のニクロム線などの抵抗線を用い、図8に示すように、前記保持部28によるフィルム挾着位置より水平方向内側で、且つ鉛直方向上方に配置され、前記下地材載せ部2に設けたヒータ受け部31bと対応するように配置構成されている。ヒータ部材(発熱体)31aの上面側(フィルムに対して接触する面と反対側の面)は断熱材32で被覆され、誤って手指が接触しても火傷等しないように安全対策が施されている。
又、前記ヒータ部31のヒータ部材(発熱体)31aは、平面視略矩形状の下地材aの四辺を熱溶着し得るように平面視略矩形状に形成されている。
即ち、図3に示すように、枠体6におけるフィルム12aの引き出し方向に沿う前後の枠部材6a,6bに亘ってボールネジ機構33のネジ軸33aを回転可能に架設し、そのネジ軸33aに螺合するナット部材33bを前記可動枠部材6cに固定する。そして、左右両側のボールネジ機構33のネジ軸33aを同期回転させるために前記ネジ軸33aの端部に歯付プーリ33cを固定し、両方の歯付プーリ33cに亘って歯付ベルト34を巻装する。更に、何れか一方の歯付プーリ33cには該歯付プーリを回転して前記歯付ベルトを駆動回転させるためのハンドル33dが取り付けられている。そして、前記ハンドル33dを回動して可動枠部材6cを移動調整する位置は、図示例の場合、下地材載せ部2の内部に設けた仕切枠39と対応する位置(小サイズの下地材用、図1の(イ)と対応する位置)と、下地材載せ部2のフルサイズと対応する位置(大サイズの下地材用、図1の(ロ)と対応する位置)の何れかである。
前記可動枠部材6cの移動は、前記ハンドル33dによる手動による移動の他、前記歯付ベルト34をモータ(例えば、ステッピングモータ)で回動することで電動による移動調整が可能になるようにしてもよい。尚、電動によって移動調整する場合、前記可動枠部材6cの移動停止は、可動枠部材6cの位置を検知する位置センサを設け、該センサで検出されるまで前記モータを駆動制御する方法、或いは予め設定した初期位置から所定位置までのパルス数によって制御する方法等、何れでもよい。そして、前記位置センサを設ける場合、複数のセンサを設けることで可動枠部材6cの停止位置を複数設けることができ、複数種の大きさの下地材に対応できる。
又、電動の場合、前記可動枠部材の移動は、包装に使用する大きさの異なる下地材を規定する包装ファイル(不図示)から使用する下地材を選択することで、該包装ファイルに設定されている下地材のサイズに応じて、自動的に決定されるようにすることができる。
尚、前記選択は不図示の表示部に前記包装ファイルに設定されている各下地材の情報を選択可能なように表示させ、該表示された下地材情報の中から包装に使用する下地材を選択することで、可動枠部材の移動を制御できる。
そして、前記移動調整可能なヒータ部材(発熱体)31’aの長手方向の端部には、フィルム12aの引き出し方向と平行に配置固定したヒータ部材(発熱体)31aとの間に生じる隙間をカバーする熱伝導性部材40が取り付けられている。これにより、ヒータ部材(発熱体)31aを移動調整した場合でも、固定側のヒータ部材(発熱体)31aとの間に否溶着部分が発生するのを防止できる。尚、前記移動可能なヒータ部材(発熱体)31aを除く平面視略コ字型の残り三辺は、一本のヒータ部材(発熱体)で構成する、或いは各辺をそれぞれ独立したヒータ部材(発熱体)で構成する等、何れでもよい。
前記カッター35は、被包装物Wに被せ下地材aの周縁に熱溶着したフィルム12aを、奥行き方向のシール位置より外側位置で切断するもので、該カッター35に操作部36が連結され、且つカッター35はスプリング37でフィルム12aから離反する上方に弾発付勢されている。
尚、下地材aの上面に多少凹凸があっても良い。例えば、ヒータ部31の発熱体(ヒータ)31aと対応する下地材aの上面の位置に突部を設け、該突部と発熱体(ヒータ)31aとがフィルム12aを挟んで接することで、フィルム12aのシール性(熱溶着)を高めるようにしてもよい。
つまり、フィルム12aのフィード量の選択と、可動枠部材6cの移動位置とは合っている必要があるので、フィルム12aのフィード、可動枠部材6cの移動の両方を例えばステッピングモータ等で行う場合は、例えば各下地材のサイズを規定する包装ファイル中の各下地材にフィルムのフィード量(例えば、パルス数)を記憶させておき、何れかの下地材が選択されると、そのフィルムフィード量に合った位置(図1の(イ)或いは(ロ)に対応する位置)に可動枠部材6cが移動すると共に、所定量だけフィードするようにしてもよい。つまり、フィルムフィード量と、可動枠部材6cとは対応しているので、何れか一方の位置データを選択し記憶させることで、フィルムフィード量と可動枠部材との位置との両方を制御するようにしてもよい。
尚、フィルムフィード量の選択は包装ファイルで下地材毎に選択するのではなく、例えば、使用する下地材の大きさをダイヤルスイッチで、「大」或いは「小」を選択できるようにし、「大」が選択されれば可動枠部材6cが図1の(ロ)と対応する位置に移動し、更にフィルム12aは可動枠部材6cが配置される位置で包装可能な位置までフィードされ、「小」が選択されれば可動枠部材6cが図1の(イ)と対応する位置に移動し、更にフィルム12aは可動枠部材6cが配置される位置で包装可能な位置までフィードされるように制御してもよい。
また、上記ダイヤルスイッチによる選択でなく、不図示の表示部に前記「大」、「小」を選択させる表示をし、該表示を選択することで、フィルムフィード量と、可動枠部材の移動を制御し得るようにしてもよい。或いは、他のファイルであってもよい。要は、下地材を包装する際に、何らかの手段により選択することでフィルムのフィード量と、可動枠部材の移動量とが制御されるようになっていればよい。
前記RAMは、複数の記憶領域を有し、包装に利用される大きさの異なる下地材情報(例えば、「大」、「小」二種類)が設定された包装ファイルが記憶されている。その包装ファイルには、下地材毎に、フィルムフィード量、可動枠部材6cの移動量が設定記憶され、何れかの下地材が選択されることで、それに合わせてフィルムフィード量、可動枠部材の移動が制御されるようになっている。又、前記包装ファイルは、タッチパネルで構成された表示部に表示され、表示された下地材の何れかにタッチすることで選択できるようになっている。
フィルムフィード用モータ(例えば、ステッピングモータ)は、フィルム挟持部8が連結された摺動体9bを移動させるモータで、摺動体9bが連結された歯付ベルト20を回動可能に支持するプーリを駆動回転する。
可動枠部材駆動モータ(例えば、ステッピングモータ)は、可動枠部材6cを移動させる二組のボールネジ機構のネジ軸を駆動回転させるもので、両ネジ軸を同期回転させる歯付ベルト34を駆動回転する。
フィルム開放ソレノイドは、フィルムの先端を挟持して引き出すフィルム挟持部8の挟持を解放する解放機構を作動させるソレノイドで、該ソレノイドをON/OFFするスイッチ等を設け、下地材aに載せた被包装物Wに被せたフィルム12aの周縁を下地材aの表面の外周縁に沿って熱溶着し、包装した後に、前記スイッチを押してソレノイドを作動させ、フィルム先端の挟持を解放させる。
具体的には、所定長さのヒータ部材(発熱体)41aに移動案内枠42を該ヒータ部材(発熱体)41aと平行に取り付け、この移動案内枠42を備えた4個のヒータ部材(発熱体)41aを、移動案内枠42に他のヒータ部材(発熱体)41aを直角に交差させて摺動可能に連結する。そして、4個のヒータ部材(発熱体)41aを上記構造で順次連結して平面視略卍型に組み付ける。それにより、各ヒータ部材(発熱体)41aは、それぞれ平面視T字型に連結されたヒータ部材(発熱体)41a相互間で移動でき、中央に区画形成される矩形部分が拡大、縮小変形される。尚、中央に区画形成される矩形部分の拡大縮小は、ヒータ部材(発熱体)41aに平行に取り付けられる移動案内枠42の長さによって決定され、各ヒータ部材(発熱体)41aを移動案内枠42の一方端(中心寄り)に移動させた場合に最小の矩形となり(図9の実線の状態)、各ヒータ部材(発熱体)41aを移動案内枠42の他方端(外側寄り)に移動させた場合に最大の矩形となる(図9の仮想線の状態)。
前記構成により、フィルム12aの長手方向及び幅方向の両方向についてヒータ部の位置を可変することができる。尚、フィルムの幅方向におけるヒータ部の位置を移動した時、それに合わせてフィルム幅が適合するフィルムロールに交換してもよい。それにより、フィルムの幅方向に不要な縁(耳)部分が残るのを解消することができる。
例えば、前示実施例1に示す下地材載せ部2の内側面に伸縮自在な下地材載せ部43を取り付ける。
前記伸縮自在な下地材載せ部43は、伸縮自在な棒(又は管)、或いは枠体等、何れでもよく、要はヒータ部41を構成するヒータ部材(発熱体)41aを移動調整して熱溶着の外形(矩形形状)を変更した時、それに対応して下地材を支持する下地材載せ部2の内部に配置した前記下地材載せ部43を伸縮し、下地材を安定よく支持して該下地材とフィルムの熱溶着を確実に行えるようにしてある。
この場合、前示実施例1のように熱溶着後フィルムを切断するのではなく、先ず、フィルムを引き出して所定長さに切断し、その切断したフィルムをヒータ部41に合わせて移動(センタリング)し、その後、ヒータ部41を下降させて熱溶着する。それにより、熱溶着部分より外側に突出する不要な縁を少なくすることができる。尚、フィルムを引き出して所定長さに切断後、その切断したフィルムをセンタリングする為、フィルムフィード装置としてはフィルムの幅方向両側を、無端回動する上下のベルトで挟持して搬送する装置が好適である。
(1)実施の形態では、ヒータ部の移動を平面視略矩形状の一辺(実施例1)、及び平面視略卍状に組んだヒータ部の四部材(四辺)を移動する形態について説明したが、この形態に限定されず、二辺或いは三辺を移動するようにしてもよい。
(2)ヒータ部を構成するヒータ部材の移動は、手動又はモータ駆動の何れでもよい。
(3)実施の形態では、ヒータ受け部を下地材載せ部の枠上に設けた構成を示したが、これに限定されず、例えば、枠構造の下地材載せ部の上面全面を平板で覆い、その上面全面をヒータ受け部としてもよい。
(4)実施の形態では、ヒータ部を下地材の上方に配置した構成を示したが、これに限定されず、ヒータ部を下地材の下方に配置し、下地材の下面を加熱してフィルムを熱溶着するようにしてもよい。その場合、フィルムは間接的に加熱して下地材に熱溶着するため、下地材の厚さ、ヒータ部材の温度等は十分に考慮する必要がある。
(5)実施の形態では、フィルムフィード装置のフィルム挟持部を手動操作で摺動し、フィルムのクランプ及びフィルムの引き出しを行う構成を示したが、前記フィルム挟持部の移動はモータや油圧・空気圧アクチュエータ等を用いて自動化してもよい。
(6)実施の形態では、フィルムロール配置部におけるフィルムロールの支持構造を4点支持について説明したが、フィルムロールの中心孔に軸を通して支持する一般的な支持構造でもよい。
(7)実施の形態では、フィルムフィード装置を備えた包装装置としてシール包装装置を示したが、本発明のフィルムフィード装置を備える包装装置としてはヒートシール方式の包装装置に限らず、フィルムフィード装置で引き出したフィルムを包装部に張架保持し、そのフィルムに対して被包装物を下方から突き上げて該被包装物の周面をフィルムで覆い、そのフィルムの周縁を包装部に配置した折り込み板で被包装物の底面側に折り込む突き上げ方式の包装装置でもよい。
(8)実施の形態では、フィルム挟持部が引き出したフィルムを、下地材載せ部に載せた下地材及び被包装物に被せる為に固定の下地材載せ部に対して下方向に移動させたが、逆にフィルム挟持部が引き出し展張保持したフィルムを固定し、フィルムの下方より下地材及び被包装物を載せた下地材載せ部を移動させて包装する、或いは両者を相対移動させて包装する等、何れでもよい。又、フィルム挟持部、下地材載せ部の相対的移動は、手動タイプに限らず、モータや油圧・空気圧アクチュエータ等を用いた自動タイプとしてもよい。
(9)実施の形態では、フィルムフィード装置(フィルム挟持部)で引き出したフィルムの幅方向両側縁のクランプを、枠体の下降動作の途中で行われる構成を示したが、フィルムを引き出した直後にクランプしてもよく、要はフィルムを被包装物Wに被せる時点でフィルムの幅方向の両側縁(引き出されたフィルムの引き出し方向と平行な左右側縁)もクランプされ、展張保持されていればよい。
(10)実施の形態では、シール包装済みの商品をフィルムロールに繋がるフィルムから分離するためにカッターを設けてフィルムを切断しているが、フィルムの切断はフィルムを下地材周縁に熱溶着すると同時に切断する、所謂、溶断切断方式、或いは下地材にフィルムを熱溶着すると同時に前記カッターを降下させて切断する方式等、何れでもよい。
(11)実施の形態では、ヒータ位置の変更を、ヒータ部を構成するヒータ部材の移動による方式について説明したが、これに限定されず、例えば、ヒータ部を構成するヒータ部材自体を伸縮可能な構成とし、ヒータ部材の伸縮調整によって熱溶着する位置の変更を行なってもよい。
(12)実施の形態では、ヒータ位置を図1の(イ)、(ロ)の2箇所のそれぞれに対応する位置に移動する例を示したが、2箇所に限らずそれ以上の位置に移動変更できるようにしてもよい。又、その場合は、ヒータ位置に応じてフィルムフィード量も合わせて変更できるようにする。
(13)上記実施の形態では、フィルムフィード、可動枠部材を自動で駆動させる場合、例えば、包装ファイル中に設定してある下地材種別の大きさである「大」或いは「小」を選択することで、可動枠部材6cが移動、或いはフィルムフィード量が自動で選択されフィードされる例を示したが、これに限らず、図1の下地材載せ部2に載せられた下地材aの大きさを検知するセンサを複数、下地材載せ部2の下部に設け(例えば、装置の手前から奥に向かって複数のセンサを配置する)、どのセンサにより検知されたかにより、可動枠部材6cの移動、フィルムフィードの量を制御するようにしてもよい。また、更に、下地材aの大きさを検知するのではなく、下地材に載る被包装物の大きさを検知することで可動枠部材6c、フィルムフィード量を制御するようにしてもよい。
つまり、例えば、下地材載せ部2の左右両側端に上方に延びる支持枠を設け、該支持枠の内側に、オペレータが包装のために立つ位置から見て前後方向になる一対のセンサを複数列設け、どのセンサにより検知されたかにより、可動枠部材6cの移動、フィルムフィードの量を制御するようにしてもよい。通常、大きい被包装物の場合は大きい下地材aを用いる、小さい被包装物の場合は小さい下地材aを用いる場合が多いと考えられるので、被包装物の大きさにより下地材の大きさを判断するようにしてもよい。
これにより、オペレータは単に下地材を下地材載せ部2に載せるだけで正しい量のフィルムフィードが行われ、正しくヒートシールすることができる。
また、下地材、被包装物の大きさを検知するセンサを下地材載せ部2やその近傍に配置する例を示したが、検知手段はセンサに限らず、カメラ等の撮像手段でもよい。
(14)上記実施の形態では、可動枠部材6cを移動させる駆動モータとしてステッピングモータの例を示したが、これに限らずDCモータであってもよく、可動枠部材の移動位置を検知するセンサで検知されるまで、所定距離だけ該モータを駆動するようにしてもよい。
W…被包装物 5…フィルムロール配置部
7…フィルム待機部 8…フィルム挟持部
8a…固定上板(上側部材) 8b…可動下板(下側部材)
9…移動部 12…フィルムロール
12a…フィルム 40,40’…熱伝導性部材
31,41…ヒータ部 31a,41a…ヒータ部材(発熱体)
Claims (5)
- 下地材の上に被包装物を載せ、その被包装物の上にフィルムを覆い被せ、被包装物より外側に延在する前記フィルムの周縁を前記下地材にヒータ部により熱溶着するヒートシール包装装置において、
前記ヒータ部は、前記下地材のサイズ又は被包装物のサイズに応じて位置が変更自在とされ、前記変更されたヒータ部の位置に応じてフィードされるフィルムのフィード量が制御されることを特徴とするヒートシール包装装置。 - 前記ヒータ部は、平面視略矩形枠状に形成され、且つ、少なくともフィルムの引き出し方向と交差する辺に対応位置するヒータ部材は、フィルムの引き出し方向に移動可能であることを特徴とする請求項1記載のヒートシール包装装置。
- 前記下地材載せ部は、前記下地材のサイズに伴うヒータ部の位置に応じて移動調整自在であることを特徴とする請求項1又は2記載のヒートシール包装装置。
- 前記ヒータ部における移動可能なヒータ部材の長手方向の端部には、交差するヒータ部材との間に生じる隙間をカバーする大きさの熱伝導性部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のヒートシール包装装置。
- 前記ヒータ部材の移動に対応して、通電範囲を調整自在としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載のヒートシール包装装置。
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