JP5570066B2 - 車両の操向操作装置 - Google Patents

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本発明は、車体側に支持されるパイプ形状のハウジングの内周面と、このハウジングに嵌入されるラックギア軸の外周面との間に介設される樹脂製ブッシュを備えた車両の操向操作装置に関するものである。
上記車両の操向操作装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、操向操作装置は、軸心が車体の幅方向に延び、支持具により車体側に支持されるパイプ形状のハウジングと、このハウジングの内孔に軸方向に移動可能となるよう嵌入されてステアリングハンドルに連動連結され、その軸方向の各端部が操向用車輪にそれぞれ連結されるラックギア軸と、上記軸心上で、上記ハウジングの内孔の内周面と上記ラックギア軸の内周面との間に介設される樹脂製ブッシュとを備えている。このブッシュは、上記ハウジングの軸心上に上記ラックギア軸を精度よく位置させると共に、このラックギア軸の軸方向での移動を円滑にさせるためのものである。
そして、車両の走行時に、上記ハンドルを操向操作すれば、このハンドルに上記ラックギア軸が連動して軸方向に移動する。すると、このラックギア軸の移動に上記各操向用車輪が連動して操向回動し、車両が所望方向に操向されるようになっている。
特開2008−126715号公報
ところで、上記操向操作装置は、通常、車体の前部に搭載される車両走行駆動用のエンジンに近い箇所に設置されることが多い。このため、駆動するエンジンからの輻射熱により、上記ハウジングが加熱されると共にこのハウジングを介し上記ブッシュが加熱されがちとなる。
ここで、上記ブッシュは樹脂製であるため、上記加熱により高温になると、このブッシュは変形しがちとなる。そして、この場合には、上記ハウジングとラックギア軸との間にがたつき音など異音が生じるおそれがある。また、上記したラックギア軸の軸方向への上記ブッシュによる円滑な移動が阻害されて、上記ラックギア軸を軸方向に移動させるための上記ハンドルへの操向操作につき、そのフィーリングが悪化するおそれもある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車体側に支持されるパイプ形状のハウジングの内周面と、このハウジングに嵌入されるラックギア軸の外周面との間に介設される樹脂製ブッシュを備えた車両の操向操作装置において、この操向操作装置の近傍に輻射熱を発するエンジンが存在するとしても、上記ハウジングとラックギア軸との間でがたつき音など異音が生じないようにすると共に、このラックギア軸を軸方向に移動させるためのステアリングハンドルへの操向操作につき、そのフィーリングが良好に維持されるようにすることである。
請求項1の発明は、軸心20が車体2の幅方向に延び、支持具21により車体2側に支持されるパイプ形状のハウジング22と、このハウジング22の内孔23に軸方向に移動A可能となるよう嵌入されてステアリングハンドル16に連動連結され、その軸方向の各端部が操向用車輪13にそれぞれ連結されるラックギア軸24と、上記軸心20上で、上記ハウジング22の内孔23の内周面と上記ラックギア軸24の周面との間に介設される樹脂製ブッシュ36とを備えた車両の操向操作装置において、
上記ハウジング22の軸方向で、上記ブッシュ36とほぼ同位置の上記ハウジング22の外面にリブ44を突設し
記支持具21が、上記ハウジング22の外面から車体2の前、後方向のうちのいずれか一方向に向かって一体的に突出する取付座29と、この取付座29を車体2側に締結する締結具30とを備え、上記一方向とは逆の他方向に向かって上記ハウジング22の外面から上記リブ44を突出させ、このリブ44の突出端側を上記車体2側に当接させたことを特徴とする車両の操向操作装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、軸心が車体の幅方向に延び、支持具により車体側に支持されるパイプ形状のハウジングと、このハウジングの内孔に軸方向に移動可能となるよう嵌入されてステアリングハンドルに連動連結され、その軸方向の各端部が操向用車輪にそれぞれ連結されるラックギア軸と、上記軸心上で、上記ハウジングの内孔の内周面と上記ラックギア軸の周面との間に介設される樹脂製ブッシュとを備えた車両の操向操作装置において、
上記ハウジングの軸方向で、上記ブッシュとほぼ同位置の上記ハウジングの外面にリブを突設している。
このため、上記操向操作装置のハウジングの近傍に輻射熱を発するエンジンが存在するとしても、このエンジンの輻射熱により上記ハウジングを介してブッシュが加熱されることは、走行風など上記ハウジング周りの空気によって上記リブを介しハウジングが冷却されることにより防止される。
また、例えば、車両がアイドルストップ車である場合、車両の停車時には、上記エンジンの輻射熱により上記ハウジング周りの雰囲気温度が上昇し、このハウジングを介してブッシュが加熱されがちとなる。しかし、車両が走行を始めれば、そのときの走行風により、上記リブを介しハウジングが直ちに冷却される。このため、車両がアイドルストップ車である場合でも、上記ハウジング周りの雰囲気温度により、このハウジングを介してブッシュが加熱されることは防止される。
よって、上記ブッシュが上記輻射熱などにより加熱されて変形する、ということは防止される。この結果、上記ブッシュの変形に基づき上記ハウジングとラックギア軸との間にがたつき音など異音が生じることが防止される。また、上記ラックギア軸の軸方向への上記ブッシュによる円滑な移動が確保されて、このラックギア軸を軸方向に移動させるための上記ハンドルへの操向操作につき、そのフィーリングが良好に維持される。
また、上記したブッシュの熱変形の防止は、上記ハウジングにリブを突設したことにより達成される。このため、熱変形が生じ難い材質のブッシュを選定したり、上記ハウジングを冷却させるための走行風導入部材など別途の部材を設けたりしなくて足りることから、上記したブッシュの熱変形の防止は、簡単な構成で、かつ、安価に達成される。
更に、ブッシュが内有された上記ハウジングの部分は上記リブにより補強させることができる。このため、上記ハウジングの部分が加熱されて多少高温になるとしても、このハウジングの部分が変形することは抑制できる。よって、このハウジングの部分に嵌入されたブッシュの変形も抑制できる。
また、上記支持具が、上記ハウジングの外面から車体の前、後方向のうちのいずれか一方向に向かって一体的に突出する取付座と、この取付座を車体側に締結する締結具とを備え、上記一方向とは逆の他方向に向かって上記ハウジングの外面から上記リブを突出させ、このリブの突出端側を上記車体側に当接させている。
このため、上記車体側に上記操向操作装置のハウジングを組み付けようとして、このハウジングを車体側の上面に載置した場合、上記ハウジングは、上記取付座にリブを加えたことによって、車体側の上面に、より安定して載置させることができる。よって、その後、車体側に上記取付座を締結具により締結する際の作業が円滑にできることから、車体側への上記ハウジングの組み付け作業の容易化が達成される。
また、上記した車体側へのハウジングの組み付け作業の容易化は、前記したブッシュの熱変形の防止のために設けたリブを利用したことにより達成される。よって、このようにリブを利用した分、上記した車体側への上記ハウジングの組み付け作業の容易化は、簡単な構成で、かつ、安価に達成される。
しかも、上記ハウジングは、車体の前、後方向のうちの一方向で上記取付座および締結具によって車体側に支持される一方、上記ハウジングが上記一方向とは逆の他方向に傾動しようとすることは上記車体側に当接したリブによって防止される。よって、上記ハウジングは上記車体側に安定して支持され、かつ、このハウジングに上記ラックギア軸が安定して支持される。この結果、このラックギア軸を軸方向に移動させるための上記ハンドルへの操向操作につき、そのフィーリングが良好に維持される。
また、上記ハンドルへの操向操作についてのフィーリングの良好な維持は、前記したブッシュの熱変形の防止のために設けたリブを利用したことにより達成される。よって、このようにリブを利用した分、上記したフィーリングの良好な維持は、簡単な構成で、かつ、安価に達成される。
図2の部分拡大部分断面図である。 車両の操向操作装置の平面図である。 図1のIII−III線矢視断面図である。 車両の操向操作装置の斜視部分破断図である。
本発明の車両の操向操作装置に関し、車体側に支持されるパイプ形状のハウジングの内周面と、このハウジングに嵌入されるラックギア軸の外周面との間に介設される樹脂製ブッシュを備えた車両の操向操作装置において、この操向操作装置の近傍に輻射熱を発するエンジンが存在するとしても、上記ハウジングとラックギア軸との間でがたつき音など異音が生じないようにすると共に、このラックギア軸を軸方向に移動させるためステアリングハンドルへの操向操作につき、そのフィーリングが良好に維持されるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、車両の操向操作装置は、軸心が車体の幅方向に延び、支持具により車体側に支持されるパイプ形状のハウジングと、このハウジングの内孔に軸方向に移動可能となるよう嵌入されてステアリングハンドルに連動連結され、その軸方向の各端部が操向用車輪にそれぞれ連結されるラックギア軸と、上記軸心上で、上記ハウジングの内孔の内周面と上記ラックギア軸の周面との間に介設される樹脂製ブッシュとを備える。上記ハウジングの軸方向で、上記ブッシュとほぼ同位置の上記ハウジングの外面にリブが突設される。
また、上記支持具は、上記ハウジングの外面から車体の前、後方向のうちのいずれか一方向に向かって一体的に突出する取付座と、この取付座を車体側に締結する締結具とを備える。上記一方向とは逆の他方向に向かって上記ハウジングの外面から上記リブが突出し、このリブの突出端側が上記車体側に当接させられる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は、自動車で例示される車両であり、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、上記前方に向かっての車両1の車体2の幅方向をいうものとする。
上記車体2の下部を構成する車体フレーム3は、それぞれ車体2の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ4,4と、これら左右サイドメンバ4,4の前部に架設されて支持されるサスペンションメンバ5とを備えている。このサスペンションメンバ5は、上、下パネル6,7を互いに接合して形成される中空閉断面構造とされ、十分の強度と剛性とを有している。
上記サスペンションメンバ5の左右各側部には、それぞれ上下に揺動可能となるよう枢支具10によりロアアーム11が枢支されている。これら各ロアアーム11と不図示の緩衝器とにより操向可能となるようステアリングナックル12が支持され、これら各ステアリングナックル12に操向用車輪13がそれぞれ支持されている。
上記車体2内部の車室前部に設けられるステアリングハンドル16と上記各車輪13とを互いに連動連結させる操向操作装置17が設けられている。以下、この操向操作装置17につき説明する。
上記操向操作装置17は、軸心20が車体2の幅方向に延び、複数(左右一対)の支持具21,21により車体2側に支持される円形パイプ形状の金属製ハウジング22と、このハウジング22の内孔23に対し軸方向に往復移動A可能となるよう嵌入されるラックギア軸24と、このラックギア軸24の軸方向の各端部を上記各ステアリングナックル12に連結させ、この連結を介し上記ラックギア軸24の各端部を上記車輪13に連結させるタイロッド25と、上記ハウジング22の軸方向の一端部側(右端部側)に支持されて上記ラックギア軸24のラックギアと噛合するラックピニオン26と、このラックピニオン26と上記ハンドル16とを互いに連動連結させる自在継手軸27およびステアリングシャフト28とを備えている。
上記各支持具21は、それぞれ上記ハウジング22の外面(後面側)から車体2の前、後方向のうちの一方向である後方に向かって一体的に突出する取付座29と、この取付座29を車体2側である上記サスペンションメンバ5の上パネル6に締結する締結具30とを備えている。この締結具30は、上記上パネル6の下面に固着されたナット31と、上記取付座29の上方からこの取付座29に形成されたボルト孔32を貫通して上記ナット31に螺合されるボルト33とを備えている。
また、上記操向操作装置17は、上記軸心20上で、上記ハウジング22の内孔23の内周面と上記ラックギア軸24の外周面との間に介設される樹脂(塩化ビニール)製ブッシュ36を備え、このブッシュ36は、上記ハウジング22の軸方向の他端部側(左端部側)に配置されている。このブッシュ36は、上記ハウジング22の軸心20上に上記ラックギア軸24を精度よく位置させ、つまり、このラックギア軸24の軸心37を上記軸心20上に位置させると共に、上記ラックギア軸24の軸方向での移動Aを円滑にさせるためのものである。
具体的には、上記ブッシュ36は、上記ハウジング22の内孔23の内周面とラックギア軸24の外周面との間に介設される円筒部39と、この円筒部39の軸方向の一端部に一体的に形成され、上記ハウジング22の内孔23に形成された周溝40に嵌入されて上記ハウジング22の軸方向への上記円筒部39の自由な移動を阻止する鍔部41とを備えている。上記円筒部39の外、内周面は、上記ハウジング22の内孔23の内周面とラックギア軸24の外周面とにそれぞれ面接触(圧接含む)している。
上記ハウジング22の軸方向で、上記ブッシュ36とほぼ同位置に、上記ハウジング22の外面(前面側)に複数枚(3枚)の板形状リブ44が一体的に突設されている。
上記各リブ44は、前記各取付座29が突出した一方向(後方)とは逆の他方向である前方に向かって突出している。また、上記各リブ44は、それぞれ縦方向に延び、上記ハウジング22の軸方向で所定間隔をあけて配置されている。上記各リブ44のうちの少なくとも1枚のリブ44は、上記ハウジング22の軸方向で上記周溝40と同位置に突設されている。
上記各リブ44の突出端側である下端縁部は、上記サスペンションメンバ5の上パネル6の外面である上面に当接(圧接含む)させられている。
上記サスペンションメンバ5と操向操作装置17のハウジング22との前方がエンジンルーム45とされている。このエンジンルーム45に車両1の走行駆動用のエンジン46が配置され、このエンジン46は上記左右サイドメンバ4,4に支持されている。また、上記エンジン46は上記サスペンションメンバ5とハウジング22との前方近傍に配置されている。そして、上記エンジン46の各出力軸にそれぞれ推進軸47を介し上記各車輪13が連動連結されている。
そして、車両1の走行時に、上記ハンドル16を操向操作すれば、このハンドル16に上記ラックギア軸24が連動して軸方向に移動Aする。すると、このラックギア軸24の移動Aに上記各操向用車輪13が連動して操向回動し、車両1が所望方向に操向されるようになっている。
なお、図示しないが、上記各取付座29をそれぞれ上記ハウジング22の外面(前面側)から前方に向かって一体的に突出させる一方、上記各リブ44をそれぞれ上記ハウジング22の外面(後面側)から後方に向かって一体的に突出させてもよい。また、上記リブ44は、上記ハウジング22の長手方向に延びる板形状であってもよく、単数であってもよい。
上記構成によれば、ハウジング22の軸方向で、ブッシュ36とほぼ同位置の上記ハウジング22の外面にリブ44を突設している。
このため、上記操向操作装置17のハウジング22の近傍に輻射熱を発するエンジン46が存在するとしても、このエンジン46の輻射熱により上記ハウジング22を介してブッシュ36が加熱されることは、走行風など上記ハウジング22周りの空気によって上記リブ44を介しエンジン46が冷却されることにより防止される。
また、例えば、車両1がアイドルストップ車である場合、車両1の停車時には、上記エンジン46の輻射熱により上記エンジンルーム45に連続する上記ハウジング22周りの雰囲気温度が上昇し、このハウジング22を介してブッシュ36が加熱されがちとなる。しかし、車両1が走行を始めれば、そのときの走行風により、上記リブ44を介しハウジング22が直ちに冷却される。このため、車両1がアイドルストップ車である場合でも、上記ハウジング22周りの雰囲気温度により、このハウジング22を介してブッシュ36が加熱されることは防止される。
よって、上記ブッシュ36が上記輻射熱などにより加熱されて変形する、ということは防止される。この結果、上記ブッシュ36の変形に基づき上記ハウジング22とラックギア軸24との間にがたつき音など異音が生じることが防止される。また、上記ラックギア軸24の軸方向への上記ブッシュ36による円滑な移動Aが確保されて、このラックギア軸24を軸方向に移動させるための上記ハンドル16への操向操作につき、そのフィーリングが良好に維持される。
また、上記したブッシュ36の熱変形の防止は、上記ハウジング22にリブ44を突設したことにより達成される。このため、熱変形が生じ難い材質のブッシュ36を選定したり、上記ハウジング22を冷却させるための走行風導入部材など別途の部材を設けたりしなくて足りることから、上記したブッシュ36の熱変形の防止は、簡単な構成で、かつ、安価に達成される。
更に、ブッシュ36が内有された上記ハウジング22の部分は上記リブ44により補強させることができる。このため、上記ハウジング22の部分が加熱されて多少高温になるとしても、このハウジング22の部分が変形することは抑制できる。よって、このハウジング22の部分に嵌入されたブッシュ36の変形も抑制できる。
また、前記したように、支持具21が、ハウジング22の外面から車体2の前、後方向のうちのいずれか一方向に向かって一体的に突出する取付座29と、この取付座29を車体2側に締結する締結具30とを備え、上記一方向とは逆の他方向に向かって上記ハウジング22の外面から上記リブ44を突出させ、このリブ44の突出端側を上記車体2側に当接させている。
このため、上記車体2側に上記操向操作装置17のハウジング22を組み付けようとして、このハウジング22を車体2側の上面に載置した場合、上記ハウジング22は、上記取付座29にリブ44を加えたことによって、車体2側の上面に、より安定して載置させることができる。よって、その後、車体2側に上記取付座29を締結具30により締結する際の作業が円滑にできることから、車体2側への上記ハウジング22の組み付け作業の容易化が達成される。
また、上記した車体2側へのハウジング22の組み付け作業の容易化は、前記したブッシュ36の熱変形の防止のために設けたリブ44を利用したことにより達成される。よって、このようにリブ44を利用した分、上記した車体2側への上記ハウジング22の組み付け作業の容易化は、簡単な構成で、かつ、安価に達成される。
しかも、上記ハウジング22は、車体2の前、後方向のうちの一方向で上記取付座29および締結具30によって車体2側に支持される一方、上記ハウジング22が上記一方向とは逆の他方向に傾動しようとすることは上記車体2側に当接したリブ44によって防止される。よって、上記ハウジング22は上記車体2側に安定して支持され、かつ、このハウジング22に上記ラックギア軸24が安定して支持される。この結果、このラックギア軸24を軸方向に移動Aさせるための上記ハンドル16への操向操作につき、そのフィーリングが良好に維持される。
また、上記ハンドル16への操向操作についてのフィーリングの良好な維持は、前記したブッシュ36の熱変形の防止のために設けたリブ44を利用したことにより達成される。よって、このようにリブ44を利用した分、上記したフィーリングの良好な維持は、簡単な構成で、かつ、安価に達成される。
また、前記したように、ハウジング22の軸方向で、上記周溝40と同位置にリブ44が突設されている。
このため、走行風で冷却された上記リブ44により、上記周溝40に嵌入されている上記ブッシュ36の鍔部41がより迅速に冷却される。よって、上記リブ44によるブッシュ36の冷却効果が向上する。
なお、図2,4中一点鎖線で示すように、車体2の幅方向の中央線を基準として上記リブ44とほぼ左右対称となる位置のハウジング22の外面に、上記リブ44と同構成のリブを突設してもよい。
1 車両
2 車体
3 車体フレーム
4 サイドメンバ
5 サスペンションメンバ
6 上パネル
7 下パネル
13 車輪
16 ハンドル
17 操向操作装置
20 軸心
21 支持具
22 ハウジング
23 内孔
24 ラックギア軸
29 取付座
30 締結具
36 ブッシュ
37 軸心
39 円筒部
40 周溝
41 鍔部
44 リブ
45 エンジンルーム
46 エンジン
A 移動

Claims (1)

  1. 軸心が車体の幅方向に延び、支持具により車体側に支持されるパイプ形状のハウジングと、このハウジングの内孔に軸方向に移動可能となるよう嵌入されてステアリングハンドルに連動連結され、その軸方向の各端部が操向用車輪にそれぞれ連結されるラックギア軸と、上記軸心上で、上記ハウジングの内孔の内周面と上記ラックギア軸の周面との間に介設される樹脂製ブッシュとを備えた車両の操向操作装置において、
    上記ハウジングの軸方向で、上記ブッシュとほぼ同位置の上記ハウジングの外面にリブを突設し
    記支持具が、上記ハウジングの外面から車体の前、後方向のうちのいずれか一方向に向かって一体的に突出する取付座と、この取付座を車体側に締結する締結具とを備え、上記一方向とは逆の他方向に向かって上記ハウジングの外面から上記リブを突出させ、このリブの突出端側を上記車体側に当接させたことを特徴とする車両の操向操作装置。
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