JP5569300B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、後処理装置及び画像形成システムに関する。
画像が形成された用紙を複数枚束ねて用紙束とし、その用紙束と表紙を糊により接着させて冊子を作製(製本)する後処理装置が各種提案されている。例えば、複写機やプリンタ等の画像形成装置に後処理装置を接続し、画像形成装置により画像が形成された用紙を後処理装置において自動的に複数枚束ねて用紙束とし、その用紙束と表紙を糊により接着して冊子を作製するものである。
後処理装置において冊子を作製する一般的な手順を説明すると、まず画像が形成された複数枚の用紙を集積・整合して用紙束とする。次に集積・整合した用紙束の背部に糊を塗布する。そして表紙を搬送させて所定位置に停止させ、表紙を用紙束の背部に接着する。このような手順で複数枚の用紙と表紙が一体となり冊子が作製される。
図9に用紙束と表紙により構成される冊子の一例を示す。
図9(a)は表紙Kが折られていない状態を示し、図9(b)は表紙Kが折られた状態を示す。図9(a)に示すように、背部Sbに糊を塗布した用紙束Saに対して表紙Kを矢印方向に移動させて接着し、用紙束Saを表紙Kでコの字状に覆う。冊子の最終形態では、図9(b)に示すように用紙束Saの側端部Seと表紙Kの側端部Keが揃っている。
図9に示すような冊子を作製する後処理装置としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載された後処理装置(特許文献1では製本装置として記載)は、糊収容部(特許文献1では接着剤容器と記載)に一定量の糊を収容し、収容された糊を加熱部により加熱して溶融し、溶融した糊を塗布ローラで用紙束の背部に塗布するようにしている。
特開2010−12619号公報
特許文献1に記載の技術では、糊収容部に収容された糊を加熱部により加熱しているが、糊収容部に収容されている糊が長時間消費されず、加熱部により長時間加熱されてしまうと、糊が熱により劣化して変色してしまう可能性がある。
変色した糊により用紙束と表紙を接着すると、冊子が出来た状態で変色した糊の色が表紙から透けてしまい、完成した冊子の見栄えがよくない。
また、糊が熱により劣化してしまうと、糊の接着力が低下し、完成した冊子から用紙が抜け落ちたり、表紙が剥がれてしまったりする可能性もある。
そこで、本発明の目的は、見栄えの悪い冊子の作製を抑制するとともに、用紙束と表紙との接着力が低い冊子の作製を抑制する後処理装置及び画像形成システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る後処理装置は、
複数の用紙から構成される用紙束の背部に表紙を糊により接着させて冊子を作製する後処理装置であって、
用紙束の背部に糊を塗布する塗布部と、
前記塗布部に供給される糊を収容する糊収容部と、
前記糊収容部に収容されている糊を加熱して糊を溶融させる加熱部と、
用紙束を構成する用紙の枚数情報、用紙束を構成する用紙の種別情報、又は表紙の種別情報のうち少なくとも一つの情報に基づき、前記糊収容部に収容されている糊が劣化しているか否かの判断基準を変更し、当該変更した判断基準に基づいて、前記糊収容部に収容されている糊が劣化しているか否かを判断する劣化判断部と、
を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成システムは、
用紙の画像を形成する画像形成装置と、
当該画像形成装置によって画像が形成された用紙を受け取り、当該用紙を利用して冊子を形成する前記後処理装置と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る後処理装置及び画像形成システムによれば、見栄えの悪い冊子の作製を抑制するとともに、用紙束と表紙との接着力が低い冊子の作製を抑制することが出来る。
画像形成システムの中央断面図である。 後処理装置の正面断面図である。 用紙の束に糊を塗布する工程を示す説明図である。 糊塗布部による糊の塗布動作を示す説明図である。 糊塗布部の拡大図である。 表紙の接合工程を示す説明図である。 画像形成システムにおける制御系のブロック図である。 糊収容部内の糊が劣化しているか否かを判断する動作を示すフローチャート図である。 用紙の束に塗布された糊の量を示す説明図である。
[画像形成システムの概要]
図1は、画像形成システムの中央断面図である。
本発明に係る画像形成システムは、画像形成装置Aと後処理装置Bを有する。
画像形成装置Aは電子写真方式により用紙S1に画像を形成するものであり、画像形成部A1、原稿搬送部A2、画像読取部A3及び通信部A4を有する。画像形成部A1において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電部2、露光部3、現像部4、転写部5A、分離部5B及びクリーニング部6が配置されており、帯電、露光、現像及び転写の各プロセスが実行され、用紙S1にトナー像が形成される。
用紙S1は3つの給紙トレイ7Aに収納されており、異なるサイズや特性を有する用紙S1が各々の給紙トレイ7Aに収納されている。給紙トレイ7Aから用紙S1が1枚ずつ排出され、画像形成部A1へ搬送される。
トナー像が転写された用紙S1は定着部8を通過して定着処理される。定着処理された用紙S1は、排紙ローラ7Bから画像形成装置Aの外へ排出されるか又は再給紙路7Cに搬送される。
[後処理装置の概要]
後処理装置Bは画像形成装置Aから送り込まれた用紙S1を複数枚束ねて用紙束とし、その用紙束の背部に表紙S2を接合して表紙S2により用紙束をコの字状に覆い、冊子S3を作製する装置である(以下、冊子S3を作製する処理を「製本処理」といい、冊子S3を作製するジョブを「製本ジョブ」という)。後処理装置Bは用紙反転部40、集積部50、糊塗布部60、用紙束に表紙を接合する接合部70を有し、更に搬送部10、排紙皿20、表紙収納部80、冊子排出部90を有する。
画像形成装置Aから後処理装置Bへ搬送されてきた用紙S1は、搬送部10に設けられた切り替えゲート11により、排出路12を経て排紙皿20に排出されるか又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には、後処理装置Bにおいて製本処理を実行しない場合に用紙S1が排出される。後処理装置Bにおいて製本処理を実行する場合、用紙S1は搬送路13を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後に、集積部50に搬送される。集積部50において設定枚数の用紙S1が集積されると集積部50が回転し、用紙S1の束がほぼ垂直状態で保持される。そして用紙S1の束の背部である下面に糊塗布部60によって糊が塗布され、接合部70において用紙S1の束に表紙S2が接合される。用紙S1の束に表紙S2が整合されて作製された冊子S3は冊子排出部90に排出される。
なお、図1には示していないが、製本処理を行いたい用紙をセットするトレイを後処理装置Bに設け、後処理装置B単体で動作させて冊子S3を作製する態様も考えられる。
図2は、後処理装置Bの正面断面図である。
搬送路13において搬送される用紙S1は、排紙ローラ14、搬送ローラ401を経て一旦反転ガイド402に排出される。反転ガイド402上に排出された用紙S1は整合部材403によって搬送方向とは直交する方向に整合され、ストッパ404の作動によって一時的に集積される。ストッパ404は実線の位置と点線の位置との間で動作可能である。
先行の用紙S1の束が集積部50にある間、ストッパ404が点線の位置に移動して、後続の用紙S1を一時的に反転ガイド402上に集積する。集積部50から先行の用紙S1の束が搬出された後、ストッパ404が実線の位置に移動して一時的に集積した用紙S1を集積部50に落下する。
集積部50は第1の挟持部材502及び受け板506を有し、用紙S1は第1の挟持部材502及び受け板506によって傾斜状態で支持される。傾斜状態で支持される用紙S1は、押し当て部材504によって浮き上がりが抑えられ、整合板505によって整合される。そして、第2の挟持部材503が作動して用紙S1の束を保持し、用紙S1の束を保持した状態で集積部50が軸501を軸として回転して、用紙S1の束が傾斜状態から垂直状態になる。
図3は、用紙S1の束に糊を塗布する工程を示す説明図である。
モータM4によって第2の挟持部材503が用紙S1に向けて移動し、第2の挟持部材503が用紙S1を一定の圧で押圧すると、モータM4の駆動トルクの増大を駆動トルク検知センサ(不図示)で検知して第2の挟持部材503の移動が停止する。このような構成により用紙S1の束が第1の挟持部材502と第2の挟持部材503により強固に挟持される。
図3(b)に示すXは第1の挟持部材502と第2の挟持部材503との間隔を示し、間隔Xは製本ジョブの情報に基づき調整される。第2の挟持部材503の移動量はエンコーダ509により測定され、記憶される。
用紙S1の束が第1の挟持部材502と第2の挟持部材503により挟持された段階で、受け板506が駆動機構(不図示)により90°回転して、図3(b)に示すように退避する。受け板506が退避した段階では、用紙S1の束の背部となる下面SAと塗布ローラ62は接触していない(図3(c)参照)。
次に図3(d)に示すように、糊塗布部60が塗布ローラ62とともに上昇して塗布ローラ62が用紙S1の束の背部となる下面SAに糊63を介して接触し、塗布ローラ62が用紙S1の束の下面SAに沿って移動することによって、糊63が用紙S1の束の下面SAに塗布される。
尚、糊を塗布する手段としてローラを用いて説明するが、本発明の趣旨を阻害しないものであれば、例えばベルトやブラシなどでも代用が可能である。塗布する部材としては、糊の塗布性や塗布直前の糊を十分に溶融した状態となるように熱伝達しやすい点などから、ムラ無く溶融した糊を用紙端に供給する点で有利なため、ローラが好ましい。
糊塗布部60による糊63の塗布動作を図4を用いて説明する。
糊塗布部60は、糊63を用紙束の背部に塗布する塗布ローラ(塗布部)62と、糊63と、糊63を収容する糊収容部64と、固形状の糊を溶融させる不図示のヒータを有している。
固形状の糊は糊容器66に収容されており、糊塗布部60の糊収容部64に収容されている糊63の残量が少ないと検知されると可動部材65が動き、糊容器66内の固形状の糊が糊収容部64に補給される(本実施形態において1回の補給動作で補給される固形状の糊の量は19gである)。そして糊塗布部60内のヒータに温められ、固形状の糊が糊収容部64において溶融する。
製本処理の開始段階では、糊塗布部60は図4(a)のように初期位置である右端位置にある。図4(a)における右端位置は後処理装置Bにおける奥側、つまり図1の紙面奥側である。右端位置には発光素子68Aと受光素子68Bよりなる位置検知センサ68が設けられている。位置検知センサ68により糊塗布部60の一部が発光素子68Aと受光素子68Bの間に介在することが検知されると、糊塗布部60が初期位置に存在すると判断される。
製本処理が開始されると、糊塗布部60は右端位置から左端位置(後処理装置Bの前面方向)へ移動する。この移動は、モータM3で駆動されるベルト67の駆動で行われる。糊塗布部60が左端位置に移動する間は、塗布ローラ62は用紙S1の束の下面SAから離れている。
そして、糊塗布部60が左端位置から右端位置に向けて移動する図4(b)の段階で、塗布ローラ62がモータM2の駆動で上昇し、用紙S1の束の下面SAに対して糊63が塗布される。塗布ローラ62は図4(a)及び図4(b)の破線に示すような軌跡に沿って移動し、また、塗布ローラ62はモータM1により回転しながら用紙S1の束の下面SAに糊を塗布する。
図5は、糊塗布部60の拡大図である。
糊収容部64に収容されている糊63は下部に設置されたヒータ(加熱部)61により加熱されて溶融状態となっている。つまり糊63はホットメルト糊である。塗布ローラ62の内部にはローラヒータ621が設置されており、糊63が塗布ローラ62の外周で固まることを防止している。
糊63の温度は糊収容部64に設置された温度センサ631により検知される。温度センサ631の検知結果に基づき、ヒータ61がON−OFF制御されることにより糊63の温度が適正な温度に維持される。
また、温度センサ631を利用して糊収容部64の残量も検知している。糊収容部64内に糊63が適量あって溶融した糊63が温度センサ631に接触していると、糊63は高温であるため温度センサ631により検知される温度は高い。一方、糊63の残量が減って溶融した糊63が温度センサ631に接触しなくなると、温度センサ631により検知される温度は低くなる。この変化を検出することにより糊収容部64内の糊63の残量を検知している。なお、本実施形態において糊収容部64の収容される糊63の量は150gである。
糊塗布部60は、糊塗布時にモータM2(図4参照)によりY方向に上昇し、破線で示す用紙S1の束の下面SA(背部)と塗布ローラ62との間隔Zは狭くなる。この間隔Zは製本ジョブの情報に基づき調整され、塗布ローラ62により多くの糊を用紙S1の束の下面SAに塗布する場合は、塗布ローラ62が大きく上昇して間隔Zが狭くなる。また、塗布ローラ62により少ない量の糊を用紙S1の束の下面SAに塗布する場合は、塗布ローラ62があまり上昇せず間隔Zは広めとなる。
図6は、表紙S2の接合工程を示す。
表紙S2は図2に示すように、後処理装置Bの下部に設けられた表紙収納部80の給紙トレイ801に収納されており、送り出しローラ802により排出される。排出された表紙S2は、カッター81により表紙としての適切な長さに裁断され、表紙支持手段701上に水平状態で載置される。図6の鎖線で示す表紙支持手段701は押圧部材71、72、押圧部材71、72を駆動するカム73、74等の複数の部材で構成される。なお、カッター81は、用紙S1のサイズ情報及び用紙S1の束の厚さの情報に基づいた所定長さで表紙S2を裁断する。
図6(a)は糊63の塗布が完了した状態を示す。図6(a)の状態では、表紙支持手段701は図3に示すように、用紙S1の束の下面から離れた下方の位置で表紙S2を支持している。
次に表紙支持手段701はベルト79A、79B(図3参照)により駆動されて上昇し、図6(b)に示す状態となり、表紙S2が用紙S1の束の下面SA、即ち、糊塗布面に接触する。なお、表紙押さえ部材75、76、77は表紙支持手段701と一緒に上昇し、下降する。従って、図6(b)に示すように、表紙支持手段701が上昇した時に表紙押さえ部材75、76、77は表紙S2を上から押さえており、表紙S2を平面状態に保持する。
表紙支持手段701は図6(b)の位置から更に数mm上昇する。この数mm上昇した位置が図6(c)に示す位置である。押圧部材71、72は表紙S2を左右から押圧し、背表紙と表表紙の境界及び背表紙と裏表紙との境界に角を付与して、表紙S2を用紙S1に密着させ、冊子S3が作製される。
[画像形成システムのブロック図]
図7は画像形成システムにおける制御系のブロック図であり、ここでは本発明に係る代表的な構成のみ示す。
画像形成装置Aにはパソコン等の端末であるPCと後処理装置Bが接続されている。
制御部101は画像形成装置A全体の動作を制御する。具体的には、制御部101は記憶部102に記憶されている各種のプログラムを読み出し、画像形成部A1や画像読取部A3等を制御して、画像形成動作を実行する。
操作表示部103では、ユーザーによるジョブ設定が行われるとともに、トナーや糊等の残量が少ない情報等、各種の情報が表示される。操作表示部103に表示される情報をユーザーが見てユーザーが対応することにより、適切なジョブの実行が図られる。
制御部201は後処理装置B全体の動作を制御する。具体的には、制御部201は、記憶部202に記憶されている各種のプログラムを読み出し、製本ジョブを実行する等、各種の動作を実行する。なお、本実施形態において、制御部201が本発明の劣化判断部、警告部として機能する。
タイマー203は、後処理装置Bの電源がONされて糊63の温度が所定温度に達してからの時間を計測するものであり、後述するようにタイマー203が計測した時間(ヒータ61が糊63を加熱する時間)に基づいて制御部201が糊劣化の判断を行う。
以上、図1〜図7を用いて詳しく説明したように、画像形成装置Aにおいて画像が形成された用紙S1が後処理装置Bに搬送され、その後、後処理装置Bにおいて用紙S1の束と表紙S2が接着され、冊子S3が自動的に作製される。
[糊劣化の判断動作]
次に、後処理装置Bにおいて、製本処理に利用する糊の劣化を判断する動作ついて説明する。
前述したように、糊塗布部60における糊収容部64に収容された糊63はヒータ61により加熱されて溶融しているが、糊収容部64内の糊63が長時間消費されず、ヒータ61により長時間加熱されてしまうと、糊63が熱により劣化して変色してしまう。
変色した糊63により製本処理を行うと、冊子S3が出来た状態で変色した糊63の色が表紙S2から透けてしまい、完成した冊子S3の見栄えがよくない。また、糊63が熱により劣化してしまうと、糊63の接着力が低下し、完成した冊子S3から用紙S1が抜け落ちたり、表紙S2が剥がれてしまったりする可能性もある。
そこで、後処理装置Bでは、糊収容部64内の糊63が劣化しているか否かを判断し、ユーザーの選択により、劣化している糊63により製本処理を実行しないようにしている。この点について図8を用いて説明する。
図8は、糊収容部64内の糊63が劣化しているか否かを判断する動作を示すフローチャート図である。図8におけるフローチャート図において、判断ステップであるステップS103、S105、S108、S110の動作は、後処理装置Bにおける制御部201が所定のプログラム基づいて実行している。
まず、画像作成装置Aと後処理装置Bを含む画像形成システムの電源がONすると(ステップS101)、糊塗布部60のヒータ61がONして糊収容部64内の糊63を加熱するウォームアップ動作を実行する(ステップS102)。糊収容部64内の糊63が溶融して糊63の温度が所定温度に達するとウォームアップ動作が完了して製本ジョブ等のジョブが実行可能になり、その後は温度センサ631(図5参照)の検知結果に基づき、糊63は溶融状態となる所定温度に維持される。なお、図8では示していないが、ウォームアップ動作が完了すると、タイマー203(図7参照)の計測が開始され、ヒータ61による糊63の加熱時間を計測する。
次に、後処理装置Bにおける制御部201が所定のプログラムに基づいて動作し、糊収容部64内の糊63が劣化しているか否か判断する(ステップS103)。糊収容部64内の糊63が劣化しているか否かを判断する手法は色々考えられるが、本実施形態ではヒータ61による糊63の加熱時間と、糊収容部64内の糊63の消費量に基づいて判断している。
糊63が劣化しているか否かを判断する手法を具体的に説明すると、まず、タイマー203が計測しているヒータ61による糊63の加熱時間を参照し、加熱時間が判断基準である48時間経過しているか否か判断する(実験により48時間以内の加熱時間であれば糊63の劣化度合いが低いことを確認している)。加熱時間が48時間経過していない場合は、ステップS103において糊収容部64内の糊63が劣化していないと判断する。
一方、加熱時間が48時間を超えている場合は、次に糊収容部64内の糊63の消費量に基づいて糊63の劣化を判断する。糊収容部64内の糊63が消費され、糊劣化の判断動作を実行する時点から前の48時間内に4回以上の糊補給動作(糊収容部64の容量のおおよそ半分の量を補給することに匹敵する動作)があった場合は、糊収容部64に収容されている糊63の半分以上が48時間以上加熱されておらず、糊収容部64の糊全体を考えると変色や接着力低下が抑制されていると判断出来るため、糊収容部64内の糊が劣化していないと判断する(糊補給動作があった時期は記憶部202に記憶されている)。
糊劣化の判断動作を実行する時点から前の48時間内に4回未満の補給動作があった場合は、糊収容部64に収容されている糊63の半分以上が48時間以上加熱されていることになり、糊収容部64内の糊全体を考えると変色や接着力低下が発生していると判断出来るため、糊収容部64内の糊が劣化していると判断する。
このようにステップS103では糊収容部64内の糊63が劣化しているか否か判断する。
ステップS103において、糊収容部64内の糊63が劣化していないと判断した場合は(ステップS103;No)、ステップS108に進み、実行すべきジョブ(例えば製本ジョブ)があれば、ジョブを実行する(ステップS109)。
一方、ステップS103において、糊収容部64内の糊63が劣化しているものと判断した場合は(ステップS103;Yes)、糊が劣化している旨の警告情報を後処理装置Bの制御部201が画像形成装置Aの制御部101に向けて発信し、画像形成装置Aの操作表示部103(図7参照)に糊が劣化している旨の警告表示を行う(ステップS104)。
操作表示部103に表示される警告は、例えば「劣化のため、製本用の糊を交換して下さい」という表示である。なお、糊が劣化している旨の警告は操作表示部103に表示する場合に限らず、例えば音声により糊が劣化している旨の警告を発するようにしてもよい。
ステップS104において糊劣化の警告表示を行った後は、糊収容部64内の糊63を交換するか否かをユーザーに決定してもらい、操作表示部103を通じてユーザーにより劣化した糊を交換する糊交換モードが選択されたか否か判断する(ステップS105)。
ステップS105において糊交換モードが選択されない場合(ステップS105;No)、つまり糊収容部64内の糊63が劣化していても構わないとユーザーに判断された場合は、糊63を交換する動作を行わずにステップS108に進む。
一方、ステップS105において糊交換モードが選択された場合(ステップS105;Yes)は、糊交換モードを実行し、糊収容部64内の糊63を交換する動作を実行する(ステップS106)。ステップS106において実行する糊交換モードは、劣化した糊を強制的に消費させるために、所定回数、ダミーの製本処理を実行する動作である。
ダミーの製本処理を実行して劣化した糊を強制的に消費し、新しい糊を糊容器66から糊収容部64へ供給することにより、糊収容部64には新しい糊63が収容される状態となる。そして、ステップS106における糊交換モードを実行した後は、タイマー203の計測時間等をリセットし(ステップS107)、再度、タイマー203の計測時間を開始する。
そして、ステップS108において実行するジョブがあるか否か判断し、実行すべきジョブがある場合は、そのジョブを実行する(ステップS109)。そして、画像形成システムの電源がOFFでなければステップS103に戻って、糊収容部64内の糊63が劣化しているか否か判断する。
以上、図8のフローチャート図で説明したように、糊収容部64内の糊63が劣化しているか否か判断し、糊63が劣化している場合はユーザーの選択により糊63を交換するようにする。このようにすれば、劣化した糊63により製本ジョブを行うことを防止でき、見栄えの悪い冊子の作製を抑制するとともに、用紙束と表紙との接着力が低い冊子の作製を抑制することが出来る。
以上、図1〜図8を用いて本発明を説明したが、本発明は当該実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
図8のステップS103で説明した糊劣化の判断動作では、ヒータ61による糊63の加熱時間に関する判断基準を「48時間」、糊収容部64内の糊63の消費量に関する判断基準を「4回の補給動作」としているが、この判断基準を製本処理される用紙束を構成する用紙S1の枚数情報、用紙S1や表紙S2の種別情報に基づいて変更してもよい。
用紙S1の枚数情報に関しては、冊子1部内の用紙S1の枚数が多いと、ユーザーが冊子S3を持った場合に重さにより冊子S3から用紙S1が抜け落ちやすくなる。従って、用紙S1の枚数が所定値(例えば200枚)未満であれば、図8で説明した判断基準(「48時間」「4回の補給動作」という判断基準)に基づいて糊収容部64内の糊63が劣化しているか否かを判断し、用紙S1の枚数が所定値以上であえば、ヒータ61による糊63の加熱時間に関する判断基準を「48時間」から「36時間」に変更したり、糊収容部64内の糊63の消費量に関する判断基準を「4回の補給動作」から「6回の補給動作」に変更したりする。その結果、用紙S1の枚数が多い場合に、より劣化していない糊63により製本処理を実行させ、接着力が低い冊子S3が作製されることを抑制出来る。
また、用紙S1や表紙S2の種別情報であるが、用紙S1や表紙S2が普通紙ではなく塗工紙であれば、冊子S3から用紙S1が抜け落ちたり、表紙S2が剥がれたりしやすくなる。そこで、用紙S1や表紙S2の種別が普通紙であれば、図8で説明した判断基準(「48時間」「4回の補給動作」という判断基準)に基づいてより糊が劣化しているか否かを判断し、用紙S1や表紙S2の種別が塗工紙であれば、ヒータ61による糊63の加熱時間に関する判断基準を「48時間」から「36時間」に変更したり、糊収容部64内の糊63の消費量に関する判断基準を「4回の補給動作」から「6回の補給動作」に変更したりする。その結果、用紙S1や表紙S2が塗工紙である場合に、より劣化していない糊63により製本処理を実行させ、接着力が低い冊子S3が作製されることを抑制出来る。
図8のステップ105で説明した糊交換モードであるが、ダミーの製本処理を実行して糊63を消費する動作に限らず、例えば、糊収容部64に通じる糊廃棄用の容器を後処理装置B内に設け、糊交換モード実行時に糊収容部64から糊廃棄用の容器に糊63を移動させるようにしても良い。また、糊劣化の警告表示(図8のステップS104)があった場合に、糊交換モードの代わりにサービスマンをよび、サービスマンが糊収容部64内の糊63を専用具で交換するようにしても良い。
A 画像形成装置
B 後処理装置
60 糊塗布部
61 ヒータ
62 塗布ローラ
63 糊
64 糊収容部
65 可動部材
66 糊容器
101、201 制御部
102、202 記憶部
103 操作表示部
203 タイマー
631 温度センサ

Claims (10)

  1. 複数の用紙から構成される用紙束の背部に表紙を糊により接着させて冊子を作製する後処理装置であって、
    用紙束の背部に糊を塗布する塗布部と、
    前記塗布部に供給される糊を収容する糊収容部と、
    前記糊収容部に収容されている糊を加熱して糊を溶融させる加熱部と、
    用紙束を構成する用紙の枚数情報、用紙束を構成する用紙の種別情報、又は表紙の種別情報のうち少なくとも一つの情報に基づき、前記糊収容部に収容されている糊が劣化しているか否かの判断基準を変更し、当該変更した判断基準に基づいて、前記糊収容部に収容されている糊が劣化しているか否かを判断する劣化判断部と、
    を有することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記劣化判断部は、用紙束を構成する前記用紙の枚数が所定値以上であるとき、用紙束を構成する前記用紙の種別が塗工紙であるとき、又は前記表紙の種別が塗工紙であるときに、糊が劣化したと判断されやすくなるように前記判断基準を変更することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記劣化判断部は、前記糊収容部に収容されている糊が所定温度に達してからの加熱時間が所定時間以上であるときに、前記糊収容部に収容されている糊が劣化している判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 前記劣化判断部は、用紙束を構成する前記用紙の枚数が所定値以上であるとき、用紙束を構成する前記用紙の種別が塗工紙であるとき、又は前記表紙の種別が塗工紙であるときに、前記判断基準である前記所定時間を下げるように変更することを特徴とする請求項3に記載の後処理装置。
  5. 前記劣化判断部は、前記糊収容部に収容されている糊が所定温度に達してからの加熱時間が所定時間以上であり、かつ、前記糊収容部に収容されている糊の消費量が所定量未満であるときに、前記糊収容部に収容されている糊が劣化している判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。
  6. 前記劣化判断部は、用紙束を構成する用紙束を構成する前記用紙の枚数が所定値以上であるとき、用紙束を構成する前記用紙の種別が塗工紙であるとき、又は前記表紙の種別が塗工紙であるときに、前記判断基準である前記所定時間を下げるように変更する、又は前記所定量を上げるように変更することを特徴とする請求項5に記載の後処理装置。
  7. 前記劣化判断部により前記糊収容部に収容されている糊が劣化していると判断された場合、糊劣化の警告を発する警告部を有することを特徴とする請求項1からまでの何れか1項に記載の後処理装置。
  8. 前記劣化判断部により前記糊収容部に収容されている糊が劣化していると判断された場合、前記糊収容部に収容されている糊を交換する動作を実行することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の後処理装置。
  9. 前記糊を交換する動作は、糊を強制的に消費する又は糊廃棄用の容器に糊を移動させ、新しい糊を前記糊収容部に供給することで実行することを特徴とする請求項8に記載の後処理装置。
  10. 用紙の画像を形成する画像形成装置と、
    当該画像形成装置によって画像が形成された用紙を受け取り、当該用紙を利用して冊子を形成する請求項1からまでの何れか1項に記載の後処理装置と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
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