JP5568086B2 - 風車用ヨー駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風車に設けられ、風車のナセルを旋回させる駆動装置として用いられる風車用ヨー駆動装置に関する。
風車においては、風車のタワーの上部に設けられるナセルを旋回させるヨー駆動用の駆動装置として用いられる風車用ヨー駆動装置が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1において開示された風車用ヨー駆動装置は、電動機(31)からの回転駆動力が伝達される減速機(50)として構成され、電動機(31)とともに旋回駆動装置(30A)に設けられている。そして、この風車用ヨー駆動装置は、上方に配置された電動機(31)から入力された回転駆動力を減速して伝達する減速機構と、この減速機構が内側に配置されるケースとを備えて構成されている。減速機構は、風車のタワー(2)の上部のリングギア(内歯ギア13a)と噛み合うピニオン(53)が取り付けられた出力軸(52)から回転駆動力を出力するように構成されている。
特許文献1に開示されたような風車用ヨー駆動装置においては、ヨー駆動動作の際における減速機構の作動時の潤滑性の確保のためにケース内に潤滑油が封入される。そして、電動機とケースとの間や、ケースと出力軸との間には、ケース内の潤滑油を封止する要素部材であるシール要素が配置される。しかし、減速機構の作動中に発生する摩擦熱の影響やケースの外部の気温の影響によって、ケース内に潤滑油とともに封入されている気体の圧力の過度の上昇が生じると、これらのシール要素の破損を招いてしまう虞がある。尚、ケース内における上昇した気体の圧力を低下させるために、開閉操作可能なニップルをケースに設け、定期的にニップルを緩めて開放することでケース内と外部とを連通させる手動操作を行うことが考えられる。しかし、手動操作が必要なために管理の手間が増大することになり、更に、手動操作が可能なタイミングは限られるため、ケース内の気体の圧力がシール要素の破損圧力に達してしまう前に上記操作ができなければ、シール要素の破損を招いてしまう可能性がある。
これに対し、ケース内の気体の圧力の上昇が生じたときに、手動操作を伴うことなく自動的にケース内の気体の圧力を低下させる機構が設けられた減速機として、特許文献2に開示されているように、上部旋回体を備えた運搬車両に用いられる遊星歯車減速機が知られている。この特許文献2に開示された減速機は、内部に減速機構が配置されたケース(ハウジング48)に対して大気開放型のブリーザ(65)が設けられている。尚、特許文献2に開示の減速機は、風車用ヨー駆動装置とは異なり、出力軸(56)に設けられたピニオン(ピニオンギア60)が上方に配置され、回転駆動力を入力する駆動モータ(油圧モータ8)が下方に配置されている。
特開2004−232500号公報(第6−7頁、第1図、第4図) 特開平8−324323号公報(第5−6頁、第4図)
特許文献1に開示されたような風車用ヨー駆動装置において、特許文献2に開示されたようなブリーザが設けられた減速機を適用することで、ケース内の気体の圧力の上昇が生じたときに手動操作を伴うことなく自動的にケース内の気体の圧力を低下させることができ、シール要素の破損を防止することができる。しかしながら、特許文献2に開示の減速機は、大気開放型のブリーザによってケース内の気体の圧力を低下させるものであるため、常時外部の空気の侵入を許容することになるため、外部の空気とともに、不要な水分やごみ等の異物をケース内に侵入させてしまう虞がある。異物がケース内に侵入すると、減速機構の作動不良や損傷を招いてしまう虞がある。また、大気開放された構成であるため、ケース内の潤滑油の外部への流出を招いてしまう虞もある。尚、ケース内の気体の圧力の上昇とケース内の潤滑油の流出とを抑制する観点から、外部に対して閉鎖されるとともに気体の容積を多く確保して圧力上昇を緩和するタンク等の容積体をケースに連通させた状態で取り付けることも考えられる。しかしながら、この場合、圧力上昇を十分に緩和するためには大型のタンクが必要となり、風車用ヨー駆動装置の機構の大型化を招いてしまうことになる。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、ケース内の気体の圧力の上昇が生じたときに手動操作を伴うことなく自動的にケース内の気体の圧力を低下させ、シール要素の破損を防止するとともに、ケース内の潤滑油の流出とケース内への異物の侵入とを抑制し、機構の大型化を招いてしまうことも抑制することができる、風車用ヨー駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための発明に係る風車用ヨー駆動装置は、風車に設けられ、風車のナセルを旋回させる駆動装置として用いられる風車用ヨー駆動装置であって、電動機から入力された回転駆動力を減速して伝達するとともに、風車のタワーに固定された歯車に噛み合うピニオンが設けられた出力軸から回転駆動力を出力する減速機構と、前記電動機が取り付けられるとともに、前記減速機構が内側に配置されるケースと、前記電動機と前記ケースとの間に配置され、前記ケース内の潤滑油を封止する第1シール部材と、前記ケースと前記出力軸との間に配置され、前記ケース内の潤滑油を封止するシールユニットと、前記ケース内に連通する連通路と当該連通路の上端側における外部への開口を前記ケース内の気体の圧力の上昇に応じて開放するとともに下降に応じて遮蔽する弁体とを有し、前記ケースにおいて当該ケースよりも上方に配置される前記電動機が取り付けられる上端側に設けられるリリーフバルブと、を備えている。そして、発明に係る風車用ヨー駆動装置は、前記ケースにおける上端側の部分には、内側に向かって段状に曲折して延びるように形成されるとともにケース内の潤滑油の油面よりも上方に配置された肩部と、前記肩部よりも内側に配置されて上下方向に延びる壁部と、が形成され、前記リリーフバルブは、前記ケースに対して上方に向かって突出して配置されるように取り付けられ、前記連通路の前記ケース内への開口が当該ケースにおいて前記肩部よりも内側であって前記壁部よりも外側で開口するように配置されていることを特徴とする。
この発明によると、減速機構の作動中に発生する摩擦熱の影響やケースの外部の気温の影響によってケース内の気体の圧力が上昇すると、弁体が連通路を開放するようにリリーフバルブが作動する。このため、ケース内の高圧の気体がリリーフバルブを介して外部へと逃がされることになる。これにより、ケース内の気体の圧力の上昇が生じたときに手動操作を伴うことなく自動的にケース内の気体の圧力を低下させることができる。そして、ケース内の潤滑油を封止する要素部材であるシール要素として設けられた第1シール部材の破損や、シールユニットに設けられたシール要素の破損を防止することができる。また、高圧の気体が一部逃がされてケース内の気体の圧力が下降すると、再び弁体が連通路を遮蔽するようにリリーフバルブが作動する。このため、ケース内の気体が高圧になったときだけ連通路が開放され、ケース内の気体の圧力がシール要素の破損の虞がない圧力のときには連通路は遮蔽された状態に維持される。これにより、ケース内への異物の侵入を抑制することができる。
また、本発明によると、リリーフバルブは、ケースの上端部において上方に向かって突出するように設けられ、ケース内の潤滑油の油面から上方に離れた位置に配置されている。そして、リリーフバルブの連通路におけるケース内への開口が、ケースにおいて段状に曲折した肩部よりも内側であって上下方向に延びる壁部よりも外側で開口するように配置されている。このため、ケース内での減速機構の回転に伴ってケースの中心部分で生じる潤滑油の撹拌によって飛散する潤滑油は、ケースの壁部と衝突してこの壁部に沿って下方に落下することになる。これにより、ケースの中心部分での撹拌で飛散した潤滑油について、リリーフバルブのケース内への開口まで達することが効率よく遮られ、連通路の開放中に潤滑油が外部へ流出することが抑制されることになる。また、ケース内での減速機構の回転に伴ってケースの内壁に沿ってせり上がる潤滑油は、ケース内の潤滑油の油面よりも上方に配置されたケースの肩部と衝突して下方に落下することになる。これにより、ケースの内壁に沿ってせり上がる潤滑油について、リリーフバルブのケース内への開口まで達することが効率よく遮られ、連通路の開放中に潤滑油が外部へ流出することが抑制されることになる。従って、ケース内の潤滑油の外部への流出を抑制することができる。また、リリーフバルブは、連通路と弁体とを有して構成される小型の構造体として設けられ、ケースにおいて電動機が取り付けられる上端側で上方に向かって突出するようコンパクトに配置される。このため、リリーフバルブが設けられた風車用ヨー駆動装置の機構が大型化することも抑制される。
従って、本発明によると、ケース内の気体の圧力の上昇が生じたときに手動操作を伴うことなく自動的にケース内の気体の圧力を低下させ、シール要素の破損を防止するとともに、ケース内の潤滑油の流出とケース内への異物の侵入とを抑制し、機構の大型化を招いてしまうことも抑制することができる、風車用ヨー駆動装置を提供することができる。
発明に係る風車用ヨー駆動装置は、前記ケースは、筒状に形成されるとともに前記減速機構が内側に配置されるケース本体と、前記第1シール部材を挟んで前記電動機が取り付けられるとともに、前記ケース本体において上方に向かって開口するよう配置される開口部を覆うように当該ケース本体に対して取り付けられるモータフランジと、を有し、前記ケース本体と前記モータフランジとの間には、前記ケース内の潤滑油を封止する第2シール部材が配置され、前記壁部は、前記モータフランジにおいて、前記電動機の出力軸が内側に配置される筒状の部分として形成されていることが好ましい
この発明によると、製造の容易化及び効率化の観点から、ケースが、筒状のケース本体とこのケース本体の開口部を第2シール部材を介して覆うとともに電動機が取り付けられるモータフランジとで構成される。尚、シール要素である第2シール部材は、前述した第1シール部材及びシールユニットと同様にリリーフバルブの作動によって破損が防止される。そして、モータフランジにおいて、電動機の出力軸が内側に配置される部分について、筒状の部分として形成することで、ケースの中心部分での撹拌で飛散した潤滑油のリリーフバルブの開口への到達を抑制する壁部としての機能を果たさせるように構成することができる。これにより、モータフランジを有効的に活用して効率よく壁部を構成することができる。
発明に係る風車用ヨー駆動装置は、前記リリーフバルブは、その上端部が、前記モータフランジよりも上方に位置するとともに前記電動機を前記モータフランジに取り付ける取り付けボルトの頭部よりも下方に位置するように、配置されていることが好ましい
この発明によると、リリーフバルブは、その上端部が電動機取り付け用の取り付けボルトの頭部よりも下方に位置するように配置される。このため、リリーフバルブが設けられた風車用ヨー駆動装置のモータフランジに電動機を取り付ける作業を行う際に、リリーフバルブが邪魔とならず、作業性が損なわれてしまうことが防止される。そして、リリーフバルブは、その上端部がモータフランジよりも上方に位置するように配置される。このため、上記のように電動機取り付け作業の作業性を損なうことのない範囲で、リリーフバルブ内を上下に延びる連通路の長さを十分に長く確保することができる。このため、壁部と肩部とによって遮られることを免れた僅かな潤滑油がリリーフバルブのケース内への開口まで達した場合であっても、十分な上下方向の長さが確保された連通路に沿って下方に落下することになる。これにより、リリーフバルブの外部への開口まで潤滑油が達することが効率よく遮られ、連通路の開放中に潤滑油が外部へ流出することが更に抑制されることになる。
発明に係る風車用ヨー駆動装置は、前記リリーフバルブに固定されて外部の空気を前記ケース内に吸込み可能な吸込みバルブを更に備え、前記吸込みバルブは、前記連通路及び外部に連通する吸込み用連通路と、前記吸込み用連通路における前記連通路に連通する側と反対側で下方に向かって開口する開口を前記ケース内の気体の圧力の下降に応じて開放するとともに上昇に応じて遮蔽する吸込み用弁体と、を有していることが好ましい
この発明によると、連通路に連通する吸込み用連通路を有する吸込みバルブが更に設けられる。そして、高圧になったケース内の気体がリリーフバルブの作動によって外部へ逃がされて連通路が遮蔽された状態に戻った後、ケース内の気体の圧力が所定の圧力以下の負圧になると、吸込み用弁体が吸込み用連通路を開放するように吸込みバルブが作動する。このため、外部の気体が吸込みバルブ及びリリーフバルブを介して吸い込まれることになる。これにより、ケース内の気体の圧力が負圧になったときにケース内の気体の圧力を自動的に所定の圧力まで戻すことができ、ケース内の状態を安定した圧力の状態に維持することができる。そして、ケース内の気体の圧力が負圧の状態から所定の圧力の状態まで戻ると、再び吸込み用弁体が吸込み用連通路を遮蔽するように吸込みバルブが作動する。このため、ケース内の気体の圧力が所定の圧力以下の負圧になったときだけ吸込み用連通路が開放され、それ以外の状態のときには吸込み用連通路は遮蔽された状態に維持される。これにより、ケース内への異物の侵入を抑制することができる。また、吸込みバルブはリリーフバルブに固定されて設けられるため、リリーフバルブと一体的にコンパクトに構成することができる。そして、ケースに対してリリーフバルブと吸込みバルブとを同時に取り付けることができるため、取り付け工数の低減を図ることもできる。
本発明によると、ケース内の気体の圧力の上昇が生じたときに手動操作を伴うことなく自動的にケース内の気体の圧力を低下させ、シール要素の破損を防止するとともに、ケース内の潤滑油の流出とケース内への異物の侵入とを抑制し、機構の大型化を招いてしまうことも抑制することができる、風車用ヨー駆動装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る風車用ヨー駆動装置が適用される風車を示す斜視図である。 図1に示す風車におけるタワーに対するナセルの取り付け部分を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る風車用ヨー駆動装置を示す正面図である。 図3に示す風車用ヨー駆動装置の平面図である。 図4のA−A線矢視断面図である。 図5の一部を拡大して示す拡大断面図である。 図3に示す風車用ヨー駆動装置におけるリリーフバルブの正面図であって、部分的に切欠き断面で示す図である。 変形例に係るリリーフバルブ及び吸込みバルブを示す正面図であって、部分的に切欠き断面で示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態は、風車に設けられ、風車のナセルを旋回させる駆動装置として用いられる風車用ヨー駆動装置に関して、広く適用することができるものである。
図1は、本発明の一実施の形態に係る風車用ヨー駆動装置1が適用される風車101を示す斜視図である。図1に示すように、風車101は、タワー102、ナセル103、ローターハブ104、ブレード105等を備えている。タワー102は、地上から鉛直上方に向かって延びるように設置され、ナセル103は、タワー102に対して回転自在に支持されている。また、ナセル103は、後述する風車用ヨー駆動装置1によって水平面内で旋回するように設置され、その内部には、図示しない動力伝達軸や発電機等が配置されている。ローターハブ104は、上記の動力伝達軸に連結され、ナセル103に対して回転可能に設けられている。そして、ブレード105は、複数枚(本実施形態では、3枚)設けられ、ローターハブ104に対して均等角度に放射状に延びるように取り付けられている。
また、図2は、タワー102に対するナセル103の取り付け部分を拡大して示す断面図を風車用ヨー駆動装置1及びその駆動用の電動機100とともに示す図である。ナセル103は、その底部103aにおいて、タワー102の上部に対して軸受106を介して回転自在に支持されている。そして、タワー102の上部には、内周に内歯が形成された歯車であるリングギア107が固定されている(尚、図2では、リングギア107の内歯の各歯の図示を省略している)。ナセル103内においては、回転駆動力を入力する電動機100に連結された風車用ヨー駆動装置1が、底部103aに対して取り付けられている。また、風車用ヨー駆動装置1は、その出力用のピニオン10がナセル103の底部103aに形成された孔から下方に突出してリングギア107に噛み合うように配置されている。そして、風車用ヨー駆動装置1は、リングギア107の内側の周方向に沿って複数個所(例えば、4箇所)に配置されている。尚、本実施形態では、タワー102の上部に固定された歯車として、内周に内歯が形成されたリングギア107を例示したが、この通りでなくてもよい。即ち、タワー102の上部に固定された歯車が、外周に外歯が形成されたリングギアとして設けられ、ピニオン10がこのリングギアの外歯に噛み合うように配置されてもよい。
次に、本発明の一実施の形態に係る風車用ヨー駆動装置1について詳しく説明する。図3は、本実施形態に係る風車用ヨー駆動装置1を示す正面図であり、図4は、風車用ヨー駆動装置1を示す平面図である。また、図5は、図4のA−A線矢視断面図である。図2乃至図5に示す風車用ヨー駆動装置1は、上述のようにナセル103の底部103aに配置され、ナセル103をタワー102に対して旋回させる駆動装置として用いられる。この風車用ヨー駆動装置1は、減速機構11、ケース12、リリーフバルブ13、第1シール部材14、第2シール部材15、シールユニット16等を備えて構成されている。
風車用ヨー駆動装置1は、ケース12から突出するように位置する後述の出力軸19に設けられたピニオン10が下方に配置され、ケース12における電動機100が取り付けられる側の端部が上方に配置された姿勢で、ナセル103に対して取り付けられる。尚、図2及び図3では、ピニオン10を模式的に示している。そして、風車用ヨー駆動装置1は、上側に配置された電動機100から入力された回転駆動力をピニオン10に出力し、リングギア107に噛み合うこのピニオン10を回転させることで、ナセル103を旋回させる。尚、以下の説明においては、風車用ヨー駆動装置1がナセル103において配置される際の姿勢を基準として上下方向を規定して説明する。即ち、風車用ヨー駆動装置1にて、ピニオン10が配置される側である出力側を下端側として、電動機100が取り付けられる側である入力側を上端側として説明する。
図5に示す減速機構11は、電動機100から入力された回転駆動力をその回転速度を減速して伝達するとともに、ピニオン10が設けられた出力軸19から回転駆動力を出力するように構成されている。尚、ピニオン10は、出力軸19にスプライン結合を介して取り付けられるとともに押さえ部材19aによって出力軸19に固定されている。減速機構11は、平歯車を備えて構成された平歯車減速機、太陽ギアと遊星ギアと遊星枠とを備えて構成された遊星歯車減速機、クランク軸と外歯歯車とキャリアとを備えて構成された偏心型減速機、又は、これらの任意の組み合わせによる減速機等を備えて構成される。図5では、出力軸19以外の部分については破線で示し、詳細な図示を省略している。
減速機構11としては、例えば、電動機100の出力軸100aに連結される入力軸20、入力軸20に連結される遊星歯車機構、遊星歯車機構に連結されるスパーギア、スパーギアに連結される偏心型減速機、偏心型減速機に連結される出力軸19、を備えた機構として構成することができる。また、上記の偏心型減速機としては、例えば、ケース12における後述のケース本体17の内周に配置された内歯に噛み合う外歯歯車、上記スパーギアが端部に固定されるとともに外歯歯車を偏心させて回転させるクランク軸、クランク軸を回転自在に保持するとともに出力軸19が固定されるキャリア、を備えた減速機として構成することができる。
図2乃至図5に示すケース12は、ケース本体17とモータフランジ18とを備えて構成されている。ケース12には、電動機100が取り付けられるとともに内側に減速機構11が配置される。また、このケース12の内部は外部に対して後述する第1シール部材14、第2シール部材15、シールユニット16等によって密封されており、この密封されたケース12の内部には潤滑油が充填されている。尚、図5では、ケース12内の潤滑油の油面25を二点鎖線で図示している。
ケース本体17は、上下方向における両端部が開口した筒状に形成されている。そして、ケース本体17において上方に向かって開口するよう配置される上端側の開口部17aはモータフランジ18により覆われている。一方、ケース本体17において下方に向かって開口する下端側の開口部からは出力軸19が突出している。また、ケース本体17の内側には減速機構11が配置されている。尚、ケース本体17は、上下方向に沿って配置されるケース12の軸方向(即ち、風車用ヨー駆動装置1の回転中心線方向と平行な方向)と垂直な断面の外形が円形となるように形成されている。また、ケース本体17の下端側の端部の内周には軸受21が嵌め込まれており、この軸受21を介して出力軸19がケース本体17に対して回転自在に保持されている。また、ケース本体17には、その下端側の外周における全周に亘って、ナセル103の底部103aへの取り付け用のハブ17bが形成されている。
モータフランジ18は、ケース本体17の上端側の開口部17aを覆うようにケース本体17に対して取り付けられる蓋状の部材として形成されており、上端側に向かって段状に縮径する部分を有する外形となるように形成された筒状体として設けられている。このモータフランジ18の内側にはモータ100の出力軸100a及び入力軸20が配置されている。また、モータフランジ18の下端側の端部は、ケース本体17の上端側の端部に対してボルトにより固定されている。一方、モータフランジ18の上端側には、ケース12よりも上方に配置される電動機100が後述する第1シール部材14を挟んで取り付けられている。尚、電動機100は、電動機100における下端部に設けられた取り付けプレート100bを介して複数の取り付けボルト108によってモータフランジ18に対して固定されている。
図6は、図5の一部を拡大して示す拡大断面図である。図3乃至図6に示すように、ケース12における上端側の部分であるモータフランジ18には、壁部22と肩部23とが形成されている。壁部22は、電動機100の出力軸100aが内側に配置される筒状の部分として形成され、風車用ヨー駆動装置1の回転中心線方向を中心とする周方向に沿って配置されている。
モータフランジ18には、壁部22の周方向における一部に対してケース12の径方向(風車用ヨー駆動装置1の回転中心線方向に対して垂直な方向)の外側に向かって側方に広がるように形成されるとともに上方に向かって箱状に盛り上がるように膨出するよう形成された側方膨出部24が設けられている。そして、肩部23が、この側方膨出部24に形成されている。肩部23は、壁部22の中途の高さまで上方に向かって突出した側方膨出部24の上端部分において、ケース12の径方向の内側に向かって段状に曲折して延びるように形成された部分として形成されている。この肩部23は、ケース12内の潤滑油の油面25よりも上方に配置されている。また、肩部23の内側の壁面は、上下方向に対して約90°折れ曲がるように湾曲する湾曲面23aとして形成されている。尚、前述の壁部22は、肩部23よりもケース12の径方向の内側に配置されて上下方向に延びる本実施形態の壁部を構成している。そして、壁部22の内側の周方向に亘って設けられた壁面は、上下方向に略真っ直ぐに延びる内周面22aとして形成されている。
図5及び図6に示す第1シール部材14は、ケース12の上端側の端部の周方向に沿って延びるリング状に形成された略円形断面又は略楕円形断面のOリングシール部材として設けられている。そして、この第1シール部材14は、電動機108の取り付けプレート100bとケース12のモータフランジ18との間で、それらに対して当接して固定された状態で配置されている。これにより、ケース12内の潤滑油を封止している。
図5に示す第2シール部材15は、ケース本体17の上端部の周方向に沿って延びるリング状に形成された略円形断面又は略楕円形断面のOリングシール部材として設けられている。そして、この第2シール部材15は、ケース本体17の上端部とモータフランジ18の下端部との間で、それらに対して当接して固定された状態で配置されている。これにより、ケース12内の潤滑油を封止している。尚、この第2シール部材15と前述の第1シール部材14とは、本実施形態において、ケース12内の潤滑油を封止する要素部材であるシール要素を構成している。
図5に示すシールユニット16は、ケース12と出力軸19との間に配置されている。そして、本実施形態では、シールユニット16は、シール要素である第3シール部材26、第4シール部材27及び第5シール部材28と、シールハウジング29と、軸受保持部材30とを備えて構成されている。このシールユニット16は、上記の各シール要素(26、27、28)を備えることで、ケース12内の潤滑油を封止するように構成されている。
軸受保持部材30は、リング状に形成されており、軸受21の下端側に配置されている。そして、この軸受保持部材30は、出力軸19の外周に取り付けられており、上端側をケース本体17に支持された軸受21の下端側を支持するとともに、下端側の内周において第5シール部材28を保持している。尚、軸受保持部材30は、例えば、螺合することで出力軸19に取り付けられている。また、第5シール部材28は、出力軸19の外周に沿って延びるリング状に形成された略円形断面又は略楕円形断面のOリングシール部材として設けられ、軸受保持部材30の内周に密着して保持されるとともに出力軸19の外周に当接して配置されている。これにより、第5シール部材28は、軸受保持部材30と出力軸19との間でケース12内の潤滑油を封止している。
第4シール部材27は、リング状に形成され、その内周に設けられたリップ部が軸受保持部材30の外周に対して摺接する状態で当接して配置されている。また、シールハウジング29は、リング状の部材として形成され、ケース12の下端部に対して図示しないボルトで取り付けられるとともに、第4シール部材27を保持するように構成されている。尚、第4シール部材27は、その外周がシールハウジング29の内周に密着した状態で、シールハウジング29に保持されている。これにより、第4シール部材27は、シールハウジング29と軸受保持部材30との間でケース12内の潤滑油を封止している。
第3シール部材26は、ケース本体17の下端部の周方向に沿って延びるリング状に形成された略円形断面又は略楕円形断面のOリングシール部材として設けられている。そして、この第3シール部材26は、ケース本体17の下端部とシールハウジング29の上端部との間で、それらに対して当接して固定された状態で配置されている。これにより、ケース12内の潤滑油を封止している。
図7は、リリーフバルブ13の正面図であって、部分的に切欠き断面で示す図である。図2乃至図7に示すリリーフバルブ13は、ケース12における上端側に設けられ、バルブ本体31、弁体32、バネ33、バルブ本体31に形成された連通路34、等を備えて構成されている。このリリーフバルブ13は、ケース12のモータフランジ18に対して上方に向かって突出して配置されるように取り付けられる。また、図6によく示すように、リリーフバルブ13は、その上端部13aが、モータフランジ18の上端部の高さ位置(図中破線Bで示す)よりも上方に位置するように、配置されている。そして、リリーフバルブ13は、更に、その上端部13aが、電動機100をモータフランジ18に取り付ける取り付けボルト108の頭部108aの下端部の高さ位置(図中破線Cで示す)よりも下方に位置するように、配置されている。
図6及び図7によく示すように、バルブ本体31は、管状部材や継手部材、締結部材が直列に並んで組み合わされるとともに一体に結合されることで構成され、その長手方向が上下方向に延びる姿勢でモータフランジ18に対して取り付けられる。このバルブ本体31の下端部の外周には雄ネジ部分が設けられ、モータフランジ18の側方膨出部24における上端部に貫通形成された貫通孔24aの内周に設けられた雌ネジ部分に螺合するように構成されている。また、バルブ本体31には、上下方向に貫通する孔が設けられており、この孔が、ケース12内に連通する連通路34を構成している。尚、リリーフバルブ13は、この連通路34の下端部におけるケース12内への開口34aがケース12において肩部23よりもケース12の径方向の内側の位置であって壁部22よりもケース12の径方向の外側の位置で開口するように、配置されている。
図6及び図7に示す弁体32は、連通路34の上端側における外部への開口34bをケース12内の気体(例えば、空気)の圧力の上昇に応じて開放するとともに、ケース12内の気体の圧力の下降に応じて開口34bを遮蔽する部材として設けられている。尚、開口34bは弁体32が着座及び離座する弁座を構成しており、弁体32における開口34bに当接する箇所にはOリングシール部材35が嵌め込まれている。また、弁体32には、その下面側の中央部分から連通路34内に向かって突出するように形成された弁棒36が設けられている。
バネ33は、コイルバネとして設けられており、連通路34の上端側において、弁棒36が内側を貫通した状態で配置されている。また、バネ33は、その上端部が連通路34において上方側に向かって縮径するよう形成された段部に対して係止した状態で配置されている。一方、バネ33の下端部は、弁棒36の下端側に螺合したナット部材37に当接するとともに、そのナット部材37の周囲に配置されて連通路34の内周の溝に嵌め込まれたスナップリング等として構成された抜け止め用のリング部材38にも係止するように配置されている。そして、バネ33は、圧縮された状態で連通路34内に配置されており、連通路34の段部とナット部材37との間で生じる弾性力によって、弁棒36を介して弁体32を開口34bに着座させる方向である下方に向かって付勢している。
次に、上述した風車用ヨー駆動装置1の作動について説明する。風車用ヨー駆動装置1は、電動機100の運転が行われることにより作動する。電動機100の運転が開始されると、電動機100の出力軸100aから回転駆動力が減速機構11に入力され、この回転駆動力が減速機構11において減速して伝達されて出力軸19から出力される。そして、出力軸19の回転とともに大きなトルクがリングギア107に噛み合うピニオン10から出力される。これにより、ピニオン10の回転に伴って、ナセル103の底部103aにケース12において固定された風車用ヨー駆動装置1とともに、ナセル103がタワー102に対して旋回することになる。
また、風車用ヨー駆動装置1には、前述のようにリリーフバルブ13が設けられているため、ケース12内の気体の圧力が上昇して所定の圧力を超えると、弁体32に作用する気体の圧力によって弁体32がバネ33の付勢力に抗して押し上げられる。これにより、弁体32が開口34bから離座してこの開口34bが開放され、ケース12内の高圧の気体が外部へ逃がされる(排出される)ことになる。一方、高圧の気体が一部逃がされてケース12内の気体の圧力が下降すると、バネ33の付勢力によって、ナット部材37及び弁棒36を介して弁体32が押し下げられる。これにより、弁体32が開口34bに着座してこの開口34bが遮蔽されることになる。
以上説明した風車用ヨー駆動装置1によると、減速機構11の作動中に発生する摩擦熱の影響やケース12の外部の気温の影響によってケース12内の気体の圧力が上昇すると、弁体32が連通路34を開放するようにリリーフバルブ13が作動する。このため、ケース12内の高圧の気体がリリーフバルブ13を介して外部へと逃がされることになる。これにより、ケース12内の気体の圧力の上昇が生じたときに手動操作を伴うことなく自動的にケース12内の気体の圧力を低下させることができる。そして、ケース12内の潤滑油を封止するシール要素である第1乃至第5シール部材(14、15、26、27、28)の破損を防止することができる。また、高圧の気体が一部逃がされてケース12内の気体の圧力が下降すると、再び弁体32が連通路34を遮蔽するようにリリーフバルブ13が作動する。このため、ケース12内の気体が高圧になったときだけ連通路34が開放され、ケー12内の気体の圧力がシール要素の破損の虞がない圧力のときには連通路34は遮蔽された状態に維持される。これにより、ケース12内への異物の侵入を抑制することができる。
また、風車用ヨー駆動装置1によると、リリーフバルブ13は、ケース12の上端部において上方に向かって突出するように設けられ、ケース12内の潤滑油の油面25から上方に離れた位置に配置されている。そして、リリーフバルブ13の連通路34におけるケース12内への開口34aが、ケース12において段状に曲折した肩部23よりも内側であって上下方向に延びる壁部22よりも外側で開口するように配置されている。このため、ケース12内での減速機構11の回転に伴ってケース12の中心部分で生じる潤滑油の撹拌によって飛散する潤滑油は、壁部22の内周面22aと衝突してこの内周面22に沿って下方に落下することになる。これにより、ケース12の中心部分での撹拌で飛散した潤滑油について、リリーフバルブ13のケース12内への開口34aまで達することが効率よく遮られ、連通路34の開放中に潤滑油が外部へ流出することが抑制されることになる。
また、ケース12内での減速機構11の回転に伴ってケース12の内壁に沿ってせり上がる潤滑油は、ケース12内の潤滑油の油面25よりも上方に配置された肩部23の湾曲面23aと衝突して下方に落下することになる。これにより、ケース12の内壁に沿ってせり上がる潤滑油について、リリーフバルブ13のケース12内への開口34aまで達することが効率よく遮られ、連通路34の開放中に潤滑油が外部へ流出することが抑制されることになる。従って、ケース12内の潤滑油の外部への流出を抑制することができる。また、リリーフバルブ13は、連通路34と弁体32とを有して構成される小型の構造体として設けられ、ケー12において電動機100が取り付けられる上端側で上方に向かって突出するようコンパクトに配置される。このため、リリーフバルブ13が設けられた風車用ヨー駆動装置1の機構が大型化することも抑制される。
従って、本実施形態によると、ケース12内の気体の圧力の上昇が生じたときに手動操作を伴うことなく自動的にケース12内の気体の圧力を低下させ、シール要素(14、15、26〜28)の破損を防止するとともに、ケース12内の潤滑油の外部への流出とケース12内への外部からの異物の侵入とを抑制し、機構の大型化を招いてしまうことも抑制することができる、風車用ヨー駆動装置1を提供することができる。
また、風車用ヨー駆動装置1によると、製造の容易化及び効率化の観点から、ケース12が、筒状のケース本体17とこのケース本体17の開口部17aを第2シール部材15を介して覆うとともに電動機100が取り付けられるモータフランジ18とで構成される。そして、モータフランジ18において、電動機100の出力軸100aが内側に配置される部分について、筒状の部分として形成することで、ケース12の中心部分での撹拌で飛散した潤滑油のリリーフバルブ13の開口34aへの到達を抑制する壁部22としての機能を果たさせるように構成することができる。これにより、モータフランジ18を有効的に活用して効率よく壁部22を構成することができる。
また、風車用ヨー駆動装置1によると、リリーフバルブ13は、その上端部13aが電動機100の取り付け用の取り付けボルト108の頭部108aよりも下方に位置するように配置される。このため、リリーフバルブ13が設けられた風車用ヨー駆動装置1のモータフランジ18に電動機100を取り付ける作業を行う際に、リリーフバルブ13が邪魔とならず、作業性が損なわれてしまうことが防止される。そして、リリーフバルブ13は、その上端部13aがモータフランジ18よりも上方に位置するように配置される。このため、上記のように電動機100の取り付け作業の作業性を損なうことのない範囲で、リリーフバルブ13内を上下に延びる連通路34の長さを十分に長く確保することができる。このため、壁部22と肩部23とによって遮られることを免れた僅かな潤滑油がリリーフバルブ13のケース12内への開口34aまで達した場合であっても、十分な上下方向の長さが確保された連通路34に沿って下方に落下することになる。これにより、リリーフバルブ13の外部への開口34bまで潤滑油が達することが効率よく遮られ、連通路34の開放中に潤滑油が外部へ流出することが更に抑制されることになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができる。例えば、次のように変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、モータフランジにおける側方膨出部に肩部が設けられている構成を例にとって説明したが、この例に限らず、モータフランジにおける側方膨出部以外の部分に肩部が形成されている構成であってもよい。また、ケース本体に肩部が形成されている構成であってもよい。
(2)本実施形態では、モータフランジにおいて内側に電動機の出力軸が配置された筒状の部分に壁部が設けられている構成を例にとって説明したが、この例に限らず、モータフランジにおける筒状の部分以外の部分に壁部が形成されている構成であってもよい。
(3)リリーフバルブのケースへの取り付け位置については、本実施形態で例示したものに限らず、連通路のケース内への開口が肩部よりも内側で壁部よりも外側で開口する位置において種々変更して実施することができる。
(4)リリーフバルブに加え、リリーフバルブに固定されて外部の空気をケース内に吸込み可能な吸込みバルブが更に備えられている風車用ヨー駆動装置を実施することもできる。図8は、リリーフバルブ13とこのリリーフバルブ13に固定された吸込みバルブ39とを示す正面図であって、部分的に切欠き断面で示す図である。風車用ヨー駆動装置1に対して、図7に示すような単独で取り付けられるリリーフバルブ13に替えて、図8に示すようなリリーフバルブ13と吸込みバルブ39とが一体に設けられたものを取り付けることもできる。尚、図8においては、本実施形態と同様に構成されるリリーフバルブ13に関する要素については本実施形態と同一の符号を付して説明を省略し、吸込みバルブ39の構成ついてのみ説明する。
図8に示す吸込みバルブ39は、リリーフバルブ13に固定され、吸込み用バルブ本体40、吸込み用弁体41、バネ42、吸込み用バルブ本体40に形成された吸込み用連通路43、等を備えて構成されている。この吸込みバルブ39は、リリーフバルブ13に対して側方に突出した後に約90°に曲折するエルボ部分を経て下方に延びるように構成されている。
吸込み用バルブ本体40は、管状部材や継手部材、締結部材が組み合わされるとともに一体に結合されることで構成されている。この吸込み用バルブ本体40には、屈曲して延びる長手方向に沿って内部を貫通する孔が設けられており、この孔が、リリーフバルブ13の連通路34と外部とに連通する吸込み用連通路43を構成している。吸込み用弁体41は、吸込み用連通路43における連通路34に連通する側と反対側で下方に向かって開口する開口43aをケース12内の気体の圧力の下降に応じて開放するとともに、ケース12内の気体の圧力の上昇に応じて開口43aを遮蔽する部材として設けられている。尚、開口43aは、吸込み用弁体41が着座及び離座する弁座を構成しており、連通路43の中途において内側に縮径した部分として形成されている。また、吸込み用弁体41における開口43aに当接する箇所にはOリングシール部材が嵌め込まれており、吸込み用弁体41にはその下面側の中央部分から下方に向かって突出するように形成された弁棒44が設けられている。また、連通路43は、開口43aの下方において更に下方に向かって延びるように形成されており、その下端部において外部に開放されている。
バネ42は、コイルバネとして設けられており、吸込み用連通路43における開口43aの下方において、弁棒44が内側を貫通した状態で配置されている。また、バネ42は、その上端部が開口43aの下方において段状に拡径するよう設けられた段部に対して係止した状態で配置されている。一方、バネ42の下端部は、弁棒44の下端側に螺合したナット部材45に当接するとともに、そのナット部材45の周囲に配置されて吸込み用連通路43の内周の溝に嵌め込まれたスナップリング等として構成された抜け止め用のリング部材46にも係止するように配置されている。そして、バネ42は、圧縮された状態で吸込み用連通路43内に配置されており、開口43aの下方の段部とナット部材45との間で生じる弾性力によって、弁棒44を介して吸込み用弁体41を開口43aに着座させる方向である下方に向かって付勢している。
上記のような構成の吸込み用バルブ39が更に設けられていることで、ケース12内の気体の圧力が下降して所定の圧力以下の負圧となると、吸込み用弁体41に作用する外部の空気の圧力(大気圧)によって吸込み用弁体41がバネ42の付勢力に抗して押し上げられる。これにより、吸込み用弁体41が開口43aから離座してこの開口43aが開放され、外部の空気が吸込み用連通路43及び連通路34を経てケース12内へと流入することになる。一方、外部の空気が流入してケース12内の気体の圧力が上昇すると、バネ42の付勢力によって、ナット部材45及び弁棒44を介して吸込み用弁体41が押し下げられる。これにより、吸込み用弁体41が開口43aに着座してこの開口43aが遮蔽されることになる。
この変形例によると、連通路34に連通する吸込み用連通路43を有する吸込みバルブ39が更に設けられる。そして、高圧になったケース12内の気体がリリーフバルブ13の作動によって外部へ逃がされて連通路34が遮蔽された状態に戻った後、ケース12内の気体の圧力が所定の圧力以下の負圧になると、吸込み用弁体41が吸込み用連通路43を開放するように吸込みバルブ39が作動する。このため、外部の気体が吸込みバルブ39及びリリーフバルブ13を介して吸い込まれることになる。これにより、ケース12内の気体の圧力が負圧になったときにケース12内の気体の圧力を自動的に所定の圧力まで戻すことができ、ケース12内の状態を安定した圧力の状態に維持することができる。そして、ケース12内の気体の圧力が負圧の状態から所定の圧力の状態まで戻ると、再び吸込み用弁体41が吸込み用連通路43を遮蔽するように吸込みバルブ39が作動する。このため、ケース12内の気体の圧力が所定の圧力以下の負圧になったときだけ吸込み用連通路43が開放され、それ以外の状態のときには吸込み用連通路43は遮蔽された状態に維持される。これにより、ケース12内への異物の侵入を抑制することができる。また、吸込みバルブ39はリリーフバルブ13に固定されて設けられるため、リリーフバルブ13と一体的にコンパクトに構成することができる。そして、ケース12に対してリリーフバルブ13と吸込みバルブ39とを同時に取り付けることができるため、取り付け工数の低減を図ることもできる。
本発明は、風車に設けられ、風車のナセルを旋回させる駆動装置として用いられる風車用ヨー駆動装置として、広く適用することができるものである。
1 風車用ヨー駆動装置
10 ピニオン
11 減速機構
12 ケース
13 リリーフバルブ
14 第1シール部材
16 シールユニット
19 出力軸
22 壁部
23 肩部
25 油面
32 弁体
34 連通路
100 電動機
101 風車
102 タワー
103 ナセル
107 リングギア(歯車)

Claims (2)

  1. 風車に設けられ、風車のナセルを旋回させる駆動装置として用いられる風車用ヨー駆動装置であって、
    電動機から入力された回転駆動力を減速して伝達するとともに、風車のタワーに固定された歯車に噛み合うピニオンが設けられた出力軸から回転駆動力を出力する減速機構と、
    前記電動機が取り付けられるとともに、前記減速機構が内側に配置されるケースと、
    前記電動機と前記ケースとの間に配置され、前記ケース内の潤滑油を封止する第1シール部材と、
    前記ケースと前記出力軸との間に配置され、前記ケース内の潤滑油を封止するシールユニットと、
    前記ケース内に連通する連通路と当該連通路の上端側における外部への開口を前記ケース内の気体の圧力の上昇に応じて開放するとともに下降に応じて遮蔽する弁体とを有し、前記ケースにおいて当該ケースよりも上方に配置される前記電動機が取り付けられる上端側に設けられるリリーフバルブと、
    を備え、
    前記ケースにおける上端側の部分には、内側に向かって段状に曲折して延びるように形成されるとともにケース内の潤滑油の油面よりも上方に配置された肩部と、前記肩部よりも内側に配置されて上下方向に延びる壁部と、が形成され、
    前記リリーフバルブは、前記ケースに対して上方に向かって突出して配置されるように取り付けられ、前記連通路の前記ケース内への開口が当該ケースにおいて前記肩部よりも内側であって前記壁部よりも外側で開口するように配置され
    前記ケースは、
    筒状に形成されるとともに前記減速機構が内側に配置されるケース本体と、
    前記第1シール部材を挟んで前記電動機が取り付けられるとともに、前記ケース本体において上方に向かって開口するよう配置される開口部を覆うように当該ケース本体に対して取り付けられるモータフランジと、
    を有し、
    前記ケース本体と前記モータフランジとの間には、前記ケース内の潤滑油を封止する第2シール部材が配置され、
    前記壁部は、前記モータフランジにおいて、前記電動機の出力軸が内側に配置される筒状の部分として形成され、
    前記リリーフバルブは、その上端部が、前記モータフランジよりも上方に位置するとともに前記電動機を前記モータフランジに取り付ける取り付けボルトの頭部よりも下方に位置するように、配置されていることを特徴とする、風車用ヨー駆動装置。
  2. 風車に設けられ、風車のナセルを旋回させる駆動装置として用いられる風車用ヨー駆動装置であって、
    電動機から入力された回転駆動力を減速して伝達するとともに、風車のタワーに固定された歯車に噛み合うピニオンが設けられた出力軸から回転駆動力を出力する減速機構と、
    前記電動機が取り付けられるとともに、前記減速機構が内側に配置されるケースと、
    前記電動機と前記ケースとの間に配置され、前記ケース内の潤滑油を封止する第1シール部材と、
    前記ケースと前記出力軸との間に配置され、前記ケース内の潤滑油を封止するシールユニットと、
    前記ケース内に連通する連通路と当該連通路の上端側における外部への開口を前記ケース内の気体の圧力の上昇に応じて開放するとともに下降に応じて遮蔽する弁体とを有し、前記ケースにおいて当該ケースよりも上方に配置される前記電動機が取り付けられる上端側に設けられるリリーフバルブと、
    を備え、
    前記ケースにおける上端側の部分には、内側に向かって段状に曲折して延びるように形成されるとともにケース内の潤滑油の油面よりも上方に配置された肩部と、前記肩部よりも内側に配置されて上下方向に延びる壁部と、が形成され、
    前記リリーフバルブは、前記ケースに対して上方に向かって突出して配置されるように取り付けられ、前記連通路の前記ケース内への開口が当該ケースにおいて前記肩部よりも内側であって前記壁部よりも外側で開口するように配置され、
    前記リリーフバルブに固定されて外部の空気を前記ケース内に吸込み可能な吸込みバルブを更に備え、
    前記吸込みバルブは、前記連通路及び外部に連通する吸込み用連通路と、前記吸込み用連通路における前記連通路に連通する側と反対側で下方に向かって開口する開口を前記ケース内の気体の圧力の下降に応じて開放するとともに上昇に応じて遮蔽する吸込み用弁体と、を有していることを特徴とする、風車用ヨー駆動装置。
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