JP5565067B2 - 車両シート用着座センサの取付け方法およびその方法に用いる取付け治具 - Google Patents

車両シート用着座センサの取付け方法およびその方法に用いる取付け治具 Download PDF

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Description

本発明は、車両シートのクッション部に車両シート用着座センサを取付ける方法およびその方法に用いる取付け治具に関するものである。
車両シートにおいては、例えば、特許文献1に記載されているように、シートクッションに着座センサを配置し、シートクッションに乗員が着座したことを着座センサにより検出し、警告ランプを点灯してシートベルトの着用を促すようにしたものが知られている。
特許文献1に記載のものは、シートクッションのパッド部の表面を覆う表皮を固定するための凹部を利用して、着座センサをパッド部の表面と表皮との間に配置するように構成されている。
特開2002−65396号公報
この種の着座センサは、可撓性を有するフィルム状をなし、ひらひらして形状が固定されないため、シートクッションのような軟らかいところに着座センサを取付けることは非常に難しく、そのために、取付け作業の工数が増大するとともに、安定した作業ができない問題があった。また、シートクッションへの取付け作業中に、着座センサを鋭角に曲げてしまい、着座センサを断線させてしまう恐れもあった。
本発明は、上述した従来の問題を解消するためになされたもので、着座センサを断線させることなく、クッション部に容易に取付けることができる車両シート用着座センサの取付け方法およびその方法に用いる取付け治具を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、一部に陥没形成された凹部を有する車両シートのクッション部のパッド部材の着座側表面と、該着座側表面を覆うように前記パッド部材に装着される表皮部材との間において、前記凹部を横切るように敷設されるよう適合され、前記パッド部材の前記着座側表面に当接して前記パッド部材への着座を検出する複数の検出部、該検出部により検出された信号を出力する出力部、および前記検出部によって検出された信号を前記出力部に伝達する導通部を備えた可撓性を有する着座センサの前記導通部を曲成する導通部曲成部位を、前記クッション部に取付ける取付け方法であって、前記着座センサの前記導通部曲成部位を曲成させて前記凹部内に挿入する際に、前記導通部曲成部位を所定の曲率に曲成させる曲成部と、曲成された前記導通部曲成部位の両側を把持する把持部と、前記着座センサに形成した係合穴に係合する位置決め突起と、前記着座センサの前記導通部曲成部位を曲成させて前記凹部内に挿入する際に前記パッド部材の前記着座側表面に当接する当接部を有する取付け治具を用いて、前記導通部曲成部位を前記凹部内に挿入し、前記当接部は、前記導通部曲成部位における幅方向の移動を規制するように前記導通部曲成部位を幅方向に挟むように設けられることである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記当接部を前記凹部の両側の前記パッド部材の前記着座側表面に当接させて、前記導通部曲成部位を前記凹部内の所定深さに挿入することである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1において、前記取付け治具の前記曲成部に沿って曲成された前記導通部曲成部位を、前記パッド部材に形成された前記凹部の底部に当接させて、前記導通部曲成部位を前記凹部内の所定深さに挿入することである。
請求項4に係る発明の特徴は、前記取付け治具は、長方形を成す板状部材の、前記長方形の長手方向の中央部を屈曲させて前記曲成部を形成し、前記長方形の長手方向の両端部を接触した状態に保持させて前記把持部を形成し、前記長方形の長手方向と直交する幅方向の両端部を折り曲げて前記当接部を形成することである。
請求項5に係る発明の特徴は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両シート用着座センサを、車両シートの前記クッション部に取付ける車両シート用着座センサの取付け方法に用いる取付け治具であって、該取付け治具は、前記導通部曲成部位を所定の曲率に曲成させる曲成部と、曲成された前記導通部曲成部位の両側を接触させ、作業者によって把持される把持部と、前記着座センサに形成した係合穴に係合する位置決め突起と、前記着座センサの前記導通部曲成部位を曲成させて前記凹部内に挿入する際に前記パッド部材の前記着座側表面に当接する当接部とを有し、該当接部は、前記導通部曲成部位における幅方向の移動を規制するように前記導通部曲成部位を幅方向に挟むように設けられることである。
請求項6に係る発明の特徴は、請求項5において、前記当接部を前記凹部の両側の前記パッド部材の前記着座側表面に当接して、前記導通部曲成部位の前記凹部への深さ位置を規制する当接部を有することである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、着座センサの導通部曲成部位を曲成させて凹部内に挿入する際に、導通部曲成部位を所定の曲率に曲成させる曲成部と、曲成された導通部曲成部位を把持する把持部と、着座センサに形成した係合穴に係合する位置決め突起と、着座センサの導通部曲成部位を曲成させて凹部内に挿入する際にパッド部材の着座側表面に当接する当接部とを有する取付け治具を用いて、導通部曲成部位を凹部内に挿入するので、パッド部材の凹部内に挿入される着座センサの導通部曲成部位を曲げすぎて断線させたり、逆に導通部曲成部位の曲率半径が大きすぎて凹部内に導通部曲成部位が挿入しずらくなる等の弊害を確実に予防することができる。
しかも、位置決め突起と当接部とによって、取付け治具に対する着座センサの長手方向位置を一定の関係に保つことができるとともに、導通部曲成部位を凹部内の所定深さに簡単かつ確実に挿入することができる。
請求項2に係る発明によれば、当接部を凹部の両側のパッド部材の着座側表面に当接させて、導通部曲成部位を前記凹部内の所定深さに挿入するので、取付け治具に当接部を設けるだけの簡単な構成によって、着座センサの検出部間のピッチを規定値に収めることができる。
請求項3に係る発明によれば、取付け治具の曲成部に沿って曲成された導通部曲成部位を、パッド部材に形成された凹部の底部に当接させて、導通部曲成部位を凹部内の所定深さに挿入するので、パッド部材の凹部に底部を形成するだけの簡単な構成によって、着座センサの複数の検出部間のピッチを規定値に収めることができる。
請求項4に係る発明によれば、取付け治具は、長方形を成す板状部材の、長方形の長手方向の中央部を屈曲させて曲成部を形成し、長方形の長手方向の両端部を接触した状態に保持させて把持部を形成し、長方形の長手方向と直交する幅方向の両端部を折り曲げて当接部を形成するので、導通部曲成部位を凹部内に容易に挿入することができる。
請求項5に係る発明によれば、取付け治具は、着座センサの導通部曲成部位を所定の曲率に曲成させる曲成部と、曲成された導通部曲成部位の両端部を接触させ、作業者によって把持される把持部と、着座センサに形成した係合穴に係合する位置決め突起と、パッド部材の着座側表面に当接する当接部とを有し、当接部は、導通部曲成部位における幅方向の移動を規制するように導通部曲成部位を幅方向に挟むように設けられるので、導通部曲成部位をパッド部材の凹部内に挿入する際に、導通部曲成部位を曲げすぎて断線させたりすることなく、凹部内へ的確に挿入することができる。
請求項6に係る発明によれば、当接部を凹部の両側のパッド部材の着座側表面に当接して、導通部曲成部位の凹部への深さ位置を規制する当接部を有するので、取付け治具の当接部をパッド部材の着座側表面に当接することによって、導通部曲成部位を凹部内の所定深さに簡単かつ確実に挿入することができる。
本発明の参考例を示すもので、車両シート用着座センサを取付けた車両シートの全体構成を示す斜視図である。 車両シートのクッション部を示す上面図である。 車両シートのクッション部の一部を破断して拡大した上面図である。 図3の4−4線に沿って切断した拡大断面図である。 着座センサを示す平面図である。 図2の6−6線に沿って切断した拡大断面図である。 車両シート用着座センサの取付け方法に用いる取付け治具の一例を示す斜視図である。 取付け治具に着座センサを取付けた状態を示す図である。 取付け治具を用いて車両シート用着座センサをパッド部材の凹部に取付ける方法を示す図である。 取付け治具をブロック状物で構成した例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る車両シート用着座センサの取付け方法を示す図である。 実施の形態において用いる取付け治具を示す斜視図である。 取付け治具の変形例を示す斜視図である。
以下本発明の参考例を図面に基づいて説明する。図1は着座センサ20を取付けた車両シート10の全体構成を示す斜視図であり、車両シート10は、クッション部11、シートバック部12およびクッション部11に取付けられたメンブレンスイッチからなる着座センサ20を備えている。クッション部11は、図6に示すように、ウレタン等から構成されるパッド部材13と、パッド部材13の着座側表面(上面)を覆うように装着された布製またはビニールレザー製や皮革製等の表皮部材14とを備えている。
クッション部11のパッド部材13の着座側表面には、図2ないし図4に示すように、車両シート10の左右方向(図2および図3の上下方向)に延在する凹状の溝部、すなわち、凹部15が陥没形成され、凹部15は、パッド部材13の着座側表面に略垂直な内側面15a、15bを有している。凹部15の下方には、凹部15の略全幅に亘って金属製のワイヤからなる係合部材16が凹部15と平行にパッド部材13内に埋設固定されている。
着座センサ20は、図5に示すように、可撓性を有するフィルム状(シート状)の本体21を備えている。着座センサ20(フィルム状本体21)は、図2および図3に示すように、パッド部材13と表皮部材14と間に凹部15を横切るように敷設されるようになっている。着座センサ20は帯状をなし、複数(参考例においては4つ)の検出部31〜34と、これら検出部31〜34で検出された信号を出力する長手方向の他端側に配設された出力部35と、各検出部31〜34と出力部35を電気的に導通する導通部36を有している。参考例においては、第1および第2検出部31、32は、着座センサ20の長手方向の一端部に幅方向(長手方向と直交する方向)に間隔を有して配置され、第3および第4検出部33、34は、第1および第2検出部31、32に対し着座センサ20の長手方向に所定の間隔を有し、かつ幅方向に間隔を有して配置されている。
そして、第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34との間の導通部36が曲成される部分(以下、これを導通部曲成部位36aという)を曲成させた状態で、凹部15内に収容することにより、凹部15の一端側(車両シート10の前方側)のパッド部材13の着座側表面に第1および第2検出部31、32が敷設され、凹部15の他端側(車両シート10の後方側)のパッド部材13の着座側表面に第3および第4検出部33、34が敷設されるようになっている。着座センサ20をパッド部材13の着座側表面に固定するために、図5の斜線で示すように、両面テープ37(あるいは接着剤)が着座センサ20のフィルム状本体21の裏面に貼り付けられている。この両面テープ37によってフィルム状本体21がパット部材13の着座側表面に貼付される。両面テープ37は導通部曲成部位36aには貼り付けられておらず、後述するように、導通部曲成部位36aが凹部15内に挿入された際、導通部曲成部位36aが凹部15の両側面15a、15bに対して摺動可能となる。
検出部31〜34は、上面が表皮部材14の下面に当接し内面中央に接点が設けられている上部フィルムと、下面がパッド部材13の着座側表面に当接し内面中央に接点が設けられている下部フィルムを備え、クッション部11に乗員が着座することによって接点がオン、オフされるものである。出力部35には、コネクタ38が接続され、コネクタ38は乗員の着座状態を判定する図略のECUに連結される。
着座センサ20の第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34との間の導通部36の長さは、凹部15内に導通部曲成部位36aを所定深さに挿入した状態で、凹部15を挟む第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34のピッチが、図3に示すように、規定値Lとなるように設定されている。すなわち、着座センサ20の導通部曲成部位36aが曲成される前の図5に示す平板状態においては、第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34のピッチは、規定値Lより長く設定されている。規定値Lは、クッション部11に加わる着座圧を適切に検知できる間隔となるように定められた値である。
表皮部材14は、図6に示すように、凹部15に対応する位置でクッション部11の前部を覆う部分と後部を覆う部分が縫い合わされ、その縫い合わせ部にひも状の連結部材41が車両シート10の左右方向に間隔を有して複数連結されている。これら連結部材41は、係合部材16と平行に表皮部材14に設けられた係止部材42に係止されている。凹部15には、クッション部11のパッド部材13の左右方向中央部から離間した左右両側に、係合部材16が露出する露出凹部43が設けられている。露出凹部43には、円周上の1か所に切れ目が設けられたリング状の固定環44が係合部材16と係止部材42とを取り巻いて互いに連結している。これにより、固定環44によって係止部材42が係合部材16側に引張られ、表皮部材14をパッド部材13に対してその着座側表面に沿うように固定している。
なお、上述したように表皮部材14を固定するための凹部15をそのまま利用して、着座センサ20の導通部曲成部位36aを挿入するようにしてもよいが、凹部15に追加加工してより幅広の凹部を形成し、これに導通部曲成部位36aを挿入するようにしてもよい。
図7は、着座センサ20(フィルム状本体21)をクッション部材13に取付ける際に用いる取付け治具50を示すもので、当該取付け治具50は、図8に示すように、着座センサ20の導通部曲成部位36aをU字状に曲成させる曲成部51と、U字状に曲成させた導通部曲成部位36aの両側を接触させ、作業者によって把持される一対の把持部52a、52bと、凹部15の両側のパッド部材13の着座側表面に当接する当接部53a〜53dとを有している。
取付け治具50は、一例として、略長方形をなす薄板状のプラスチックを成形して構成されている。すなわち、略長方形の長手方向の中央部を所定の曲率に屈曲させてU字状の曲成部51を形成し、略長方形の長手方向の両端部を接触した状態に保持させて把持部52a、52bを形成している。また、略長方形の長手方向と直交する幅方向の両端部の両側を、互いに外向きにほぼ直角に折り曲げ、曲成部51と把持部52a、52bとの中間位置に水平方向に延在する4つの当接部53a〜53dを形成している。なお、取付け治具50の幅方向における当接部53aと53c、53bと53dの間隔を、着座センサ20の導通部曲成部位36aの幅より僅かに大きくすることにより、導通部曲成部位36aを取付け治具50の曲成部41に巻き付ける際に、取付け治具50に対する導通部曲成部位36aの幅方向の位置を規制することができる。
この場合、取付け治具50の曲成部51は、図8に示すように、曲成部51に沿って着座センサ20の導通部曲成部位36aを曲成させた際に、着座センサ20の導通部曲成部位36aの幅Wが、パッド部材13に形成された凹部15の幅にほぼ一致ないしは凹部15の幅より僅かに小さくなるような曲率に設定されており、また、曲成部51の底面から当接部53a〜53dまでの距離Dは、凹部15内に挿入する導通部曲成部位36aの深さ位置に応じた値に定められている。
これにより、図9に示すように、着座センサ20の導通部曲成部位36aを、取付け治具50の曲成部51の曲率に合わせて曲成させた状態で、凹部15内に挿入することができるので、導通部曲成部位36aをパッド部材13の凹部15内に挿入する際に、導通部曲成部位36aを曲げすぎて断線させたり、逆に導通部曲成部位36aの曲率半径が大きすぎて凹部15内に導通部曲成部位36aを挿入しずらくなる等の弊害を確実に予防できるようになる。
また、凹部15内への着座センサ20の導通部曲成部位36aの挿入深さを、取付け治具50の当接部53a〜53dがパッド部材13の着座側表面に当接することにより規制できるので、着座センサ20の第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34の間のピッチを容易に規定値Lに保つことができるようになる。
なお、取付け治具50は、着座センサ20の導通部曲成部位36aを曲成させるU字状の曲成部51を有していればよいため、上記したように略長方形をなす薄板状のプラスチックを成形して構成する他に、例えば、図10に示すようなブロック状物によって構成してもよい。なお、図10において、51、52、53は、それぞれ曲成部、把持部、当接部を示す。
次に、着座センサ20をクッション部11に取付ける取付け方法について説明する。図8に示すように、取付け治具50の曲成部51の曲率に沿って、着座センサ20の導通部曲成部位36a、すなわち、第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34との間の導通部21c部分の中央部を曲成させ、かつ導通部曲成部位36aの両側を把持部52に接触させた状態で矢印方向に挟み持つ。その状態で、着座センサ20の導通部曲成部位36aを取付け治具50とともに、パッド部材13の凹部15内に挿入し、取付け治具50の当接部53a〜53dがパッド部材13の着座側表面に当接する所定深さまで導通部曲成部位36aを挿入する(図9参照)。これにより、着座センサ20の導通部曲成部位36aの一端側に配置された第1および第2検出部31、32は、凹部15より前方のパッド部材13上に位置され、導通部曲成部位36aの他端側に配置された第3および第4検出部33、34は、凹部15より後方のパッド部材13上に位置される。しかる後、着座センサ20のフィルム状本体21を弛みがない状態で、導通部曲成部位36aの前後を両面テープ37によってパッド部材13上に貼り付ける。
この際、着座センサ20の導通部曲成部位36aが、取付け治具50の当接部53a〜53dによって凹部15内の所定深さ位置に挿入されているので、パッド部材13に貼り付けられた着座センサ20の第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34の間のピッチは、規定値Lに収められる。
その後、取付け治具50を着座センサ20より離脱させる。取付け治具50の離脱によって、凹部15内に挿入された曲成状態の導通部曲成部位36aが弾性復帰され、凹部15の両側面に軽く摩擦接触される。これにより、パッド部材13に着座圧が加わってパッド部材13が弾性変形した場合に、導通部曲成部位36aが凹部15の両側面15a、15bに対して摺動し、導通部曲成部位36aの過度の折り曲げを抑制する。
上記した参考例によれば、着座センサ20の導通部曲成部位36aを曲成させてパッド部材13の凹部15内に挿入する際に、導通部曲成部位36aを所定の曲率に曲成させる曲成部51と、曲成された導通部曲成部位36aを把持する把持部52a、52bと、パッド部材13の着座側表面に当接する当接部53a〜53dとを有する取付け治具50を用いて、導通部曲成部位36aを凹部15内に挿入するので、パッド部材13の凹部15内に挿入される着座センサ20の導通部曲成部位36aを曲げすぎて断線させたり、逆に導通部曲成部位36aの曲率半径が大きすぎて凹部15内に導通部曲成部位36aを挿入しずらくなる等の弊害を確実に予防することができる。
しかも、取付け治具50の当接部53a〜53dをパッド部材13の着座側表面に当接するまで、着座センサ20の導通部曲成部位36aを凹部15内に挿入することにより、導通部曲成部位36aを凹部15内の所定深さに挿入することができるので、着座センサ20の検出部31、32と検出部33、34の間のピッチを規定値Lに収めることができる。
次に本発明の実施の形態を図11および図12に基づいて説明する。参考例と異なる点は、実施の形態においては、着座センサ20の導通部曲成部位36aが挿入される凹部15の部位に、図11に示すように、導通部曲成部位36aの挿入深さを規制する底部60を形成し、この底部60に着座センサ20の導通部曲成部位36aの底面が当接するまで、取付け治具50によって導通部曲成部位36aを凹部15内に挿入するようにしたことである。なお、参考例で述べたと同一の構成部品については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
かかる実施の形態によれば、導通部曲成部位36aの挿入深さが凹部15に形成した底部60によって規制されるので、取付け治具50に当接部53a〜53dを形成する必要がなく、取付け治具50の形状を図12に示すように単純化することができる。このことから取付け治具50は、少なくとも曲成部51と把持部52a、52bを有するものであればよい。
この場合、凹部15に形成した底部60に導通部曲成部位36aを当接するのではなく、凹部15に、導通部曲成部位36aが挿入される深溝部と、その前後に、取付け治具50の曲成部51の両側に当接する浅溝部を形成してもよい。これによれば、導通部曲成部位36aを凹部15内の所定深さに挿入することができるとともに、パッド部材13に着座圧が加わった場合に、深溝部に挿入された導通部曲成部位36aを、凹部15の両側面15a、15bに対して摺動させることもできるようになる。
図13は、取付け治具50の変形例を示すものである。図13(a)に示す第1変形例としての取付け治具50は、把持部52a、52bの一方の外面に位置決め突起61を突設したものである。かかる第1変形例の取付け治具50を用いる場合には、着座センサ20の導通部36の所定位置に、位置決め突起61に係合する係合穴が形成され、着座センサ20の導通部曲成部位36aが取付け治具50に装着される際に、その係合穴を位置決め突起61に係合される。
これによって、着座センサ20を取付け治具50に対して長手方向およびそれに直交する方向に位置決めした状態で、パッド部材13の凹部15に挿入できるので、取付け治具50に対する着座センサ20の長手方向位置を一定の関係に保つことができ、図3に示したように、第1および第2検出部31、32と第3および第4検出部33、34のピッチを規定値Lに保持できることは勿論、凹部15に対する第1および第2検出部31、32のピッチならびに第3および第4検出部33、34のピッチをそれぞれ所定の値に保つことができる。
一方、図13(b)に示す第2変形例としての取付け治具50は、着座センサ20の導通部曲成部位36aに形成した図略の係合穴に係合する2つの位置決め突起62を、曲成部41の底面に幅方向に並設したものである。かかる第2変形例においても第1変形例で述べたと同様に、着座センサ20を取付け治具50に対して長手方向およびそれに直交する方向に位置決めした状態で、凹部15内に挿入することができ、着座センサ20の取付け精度を向上できる。
上記した実施の形態においては、着座センサ20の導通部曲成部位36aをパッド部材13の凹部15内に装着する例について述べたが、導通部曲成部位36aを装着する凹部15の少なくとも一部をパッド部材13の下方まで貫通させ、この貫通凹部に導通部曲成部位36aを所定の深さ位置まで挿入するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明に係る車両シート用着座センサの取付け方法およびその方法に用いる取付け治具は、クッション部に乗員が着座したことを検出する車両シートに用いるのに適している。
10…車両シート、11…クッション部、13…パッド部材、14…表皮部材、15…凹部、20…着座センサ、31〜34…検出部、35…出力部、36…導通部、36a…導通部曲成部位、50…取付け治具、51…曲成部、52a、52b…把持部、53a〜53d…当接部、60…底面、61、62…位置決め突起。

Claims (6)

  1. 一部に陥没形成された凹部を有する車両シートのクッション部のパッド部材の着座側表面と、該着座側表面を覆うように前記パッド部材に装着される表皮部材との間において、前記凹部を横切るように敷設されるよう適合され、前記パッド部材の前記着座側表面に当接して前記パッド部材への着座を検出する複数の検出部、該検出部により検出された信号を出力する出力部、および前記検出部によって検出された信号を前記出力部に伝達する導通部を備えた可撓性を有する着座センサの前記導通部を曲成する導通部曲成部位を、前記クッション部に取付ける取付け方法であって、
    前記着座センサの前記導通部曲成部位を曲成させて前記凹部内に挿入する際に、前記導通部曲成部位を所定の曲率に曲成させる曲成部と、曲成された前記導通部曲成部位の両側を把持する把持部と、前記着座センサに形成した係合穴に係合する位置決め突起と、前記着座センサの前記導通部曲成部位を曲成させて前記凹部内に挿入する際に前記パッド部材の前記着座側表面に当接する当接部とを有する取付け治具を用いて、前記導通部曲成部位を前記凹部内に挿入し、
    前記当接部は、前記導通部曲成部位における幅方向の移動を規制するように前記導通部曲成部位を幅方向に挟むように設けられることを特徴とする車両シート用着座センサの取付け方法。
  2. 請求項1において、前記当接部を前記凹部の両側の前記パッド部材の前記着座側表面に当接させて、前記導通部曲成部位を前記凹部内の所定深さに挿入することを特徴とする車両シート用着座センサの取付け方法。
  3. 請求項1において、前記取付け治具の前記曲成部に沿って曲成された前記導通部曲成部位を、前記パッド部材に形成された前記凹部の底部に当接させて、前記導通部曲成部位を前記凹部内の所定深さに挿入することを特徴とする車両シート用着座センサの取付け方法。
  4. 前記取付け治具は、長方形を成す板状部材の、前記長方形の長手方向の中央部を屈曲させて前記曲成部を形成し、前記長方形の長手方向の両端部を接触した状態に保持させて前記把持部を形成し、前記長方形の長手方向と直交する幅方向の両端部を折り曲げて前記当接部を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両シート用着座センサの取付け方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両シート用着座センサを、車両シートの前記クッション部に取付ける車両シート用着座センサの取付け方法に用いる取付け治具であって、該取付け治具は、
    前記導通部曲成部位を所定の曲率に曲成させる曲成部と、曲成された前記導通部曲成部位の両側を接触させ、作業者によって把持される把持部と、前記着座センサに形成した係合穴に係合する位置決め突起と、前記着座センサの前記導通部曲成部位を曲成させて前記凹部内に挿入する際に前記パッド部材の前記着座側表面に当接する当接部とを有し、
    該当接部は、前記導通部曲成部位における幅方向の移動を規制するように前記導通部曲成部位を幅方向に挟むように設けられることを特徴とする取付け治具。
  6. 請求項5において、前記当接部を前記凹部の両側の前記パッド部材の前記着座側表面に当接して、前記導通部曲成部位の前記凹部への深さ位置を規制する当接部を有することを特徴とする取付け治具。
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