JP5562779B2 - 太陽電池パネル基礎架台の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池パネル基礎架台の施工方法に関する。
近年、地球温暖化防止を目的として、太陽光発電所の建設が推進されている。このような太陽光発電所においては、地盤上に架台を多数施工し、その架台上に太陽電池パネルを設置するのが一般的である。
架台には、例えば、小型のコンクリート基礎が採用されている。コンクリート基礎は、現場打ちコンクリートや、プレキャストコンクリートによって構成されている。
コンクリート基礎を現場にて打設する場合には、コンクリート基礎の型枠を組み立て、ポンプ車もしくはクレーンに接続されたコンクリートホッパから型枠内にコンクリートを打設している。このとき、多数のコンクリート基礎を構築するため、コンクリート基礎の型枠を複数回転用している。
また、コンクリート基礎をプレキャストコンクリート基礎とする場合には、工場製作されたプレキャストコンクリート基礎を、クレーンなどを使用して所定の位置に設置している。
また、特許文献1には、外形となる中空状の外殻部(外皮)と、外殻部内に充填されたコンクリート(充填物)と、を備える架台が開示されている。
特開2007−35849号公報
しかしながら、従来の太陽電池パネルを支持する架台は、以下のような問題があった。
太陽光発電所では太陽電池パネルを大量に設置するため、架台を現場打設のコンクリート基礎とする場合、型枠を複数回転用することにより、転用回数分のコンクリートの養生期間が必要であると共に、型枠の組み立て工程やばらし工程が必要となる。これにより、架台設置に労力がかかると共に、工期短縮が困難である。
また、架台をプレキャストコンクリート基礎とする場合、プレキャストコンクリート基礎の揚重作業の安全対策を十分に行う必要がある。また、現場におけるプレキャストコンクリート基礎の保管場所を確保する必要があると共に、現場内での小運搬が必要となるため、コストがかかるという問題がある。
また、特許文献1に開示された架台は、地盤などの施工面に設けられるため、地盤の凹凸によって、複数の架台の配列がずれたり、高さが不ぞろいとなったりして、太陽電池パネルの設置に影響が出る虞がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、工期を短縮できると共に、施工精度を安定させることができる太陽電池パネル基礎架台の施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る太陽電池パネル基礎架台の施工方法では、太陽電池パネルの施工地に形成された均しコンクリートと、該均しコンクリート上に設けられた中空の外殻部と、該外殻部内に充填された架台コンクリートと、該架台コンクリートに設置されて前記太陽電池パネルが取り付けられるアンカーボルトと、を備える太陽電池パネル基礎架台の施工方法であって、 前記均しコンクリートを複数形成する均しコンクリート形成工程と、前記均しコンクリート形成工程で形成された複数の均しコンクリート上にそれぞれ前記外殻部を仮置きする外殻部仮置き工程と、前記外殻部に対して前記アンカーボルトの位置を決定し、該アンカーボルトを保持する第1保持部材を前記外殻部に固定するアンカーボルト位置決定工程と、隣り合う前記外殻部に保持された前記アンカーボルトを所定の間隔に保持する第2保持部材を設置すると共に、前記外殻部仮置き工程で仮置きされた前記外殻部の位置調整を行う外殻部位置調整工程と、前記外殻部位置調整工程で位置調整された前記外殻部を前記均しコンクリートに固定する外殻部固定工程と、前記外殻部内にコンクリートを充填する架台コンクリート充填工程と、前記第1保持部材および前記第2保持部材を撤去する保持部材撤去工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明では、外殻部を均しコンクリートの上に仮置きし、外殻部に対するアンカーボルトの位置を決定し、アンカーボルトを第1保持部材で保持した後に、隣り合う外殻部のアンカーボルトを所定の間隔に第2保持部材で保持して、外殻部の位置を調整している。このため、隣り合う架台コンクリートに設置されたアンカーボルトの間隔を一定とすることができ、アンカーボルトの施工精度を安定させることができる。
第1保持部材および第2保持部材を使用することによって、アンカーボルトの位置決めおよび外殻部の位置調整を容易に行うことができるため、アンカーボルトの位置決めや外殻部の位置調整にかかる手間を省くことができ、工期を短縮することができる。
また、本発明に係る太陽電池パネル基礎架台の施工方法では、前記均しコンクリート形成工程では、前記複数の均しコンクリートの型枠が一体化された均しコンクリート型枠ユニットを複数連結し、前記複数の均しコンクリートの型枠にコンクリートを打設してもよい。
このように、複数の均しコンクリートの型枠が一体化された均しコンクリート型枠ユニットを連結して使用することにより、複数の均しコンクリートを均等に配列することができると共に、上面の高さを略均一にすることができる。
本発明に係る太陽電池パネルの基礎架台の施工方法によれば、太陽電池パネル基礎架台にかかる工期の短縮できると共に、太陽電池パネル基礎架台の施工精度を安定させることができるため、太陽電池パネルを所望の向きに容易に取り付けることができる。
(a)は本発明の実施形態による太陽電池パネルの基礎架台の一例を示す斜視図、(b)は複数配列された太陽電池パネルの基礎架台を示す上面図、(c)は(b)のA−A線断面図である。 (a)は均しコンクリート型枠の一例を示す上面図、(b)は均しコンクリート型枠を連結する連結部材の詳細を示す図、(c)は、均しコンクリート形成工程を説明する図である。 (a)はアンカーボルト位置決め工程を説明する上面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。 (a)は図3に続くアンカーボルト位置決め工程を説明する上面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。 架台コンクリート充填工程を説明する図である。
以下、本発明の実施形態による太陽電池パネル基礎架台について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1(a)〜(c)に示すように、本実施形態による太陽電池パネル基礎架台1は、太陽電池パネルを設置する地盤(施工地)Gに配設された均しコンクリート2と、均しコンクリート2の上部に設けられた高さの異なる2つの第1架台3および第2架台4とを備えている。ここで高さの高い方の架台を第1架台3とし、高さの低い方の架台を第2架台4とする。また、太陽電池パネル基礎架台1は、第1架台3と第2架台4の平面視中央部を結ぶ線分が略南北方向を向いており、第1架台3が北側に、第2架台4が南側に位置するように配されている。
本実施形態では、多数の太陽電池パネルを備える大規模な太陽光発電システムが想定されていて、複数の太陽電池パネル基礎架台1が地盤G上に互いに間隔をあけて縦横に配列されている。
均しコンクリート2は、例えば、平面視略長方形状に形成されている。配列された複数の均しコンクリート2は、上面2aの高さが略均一となるように形成されている。
第1架台3および第2架台4は、均しコンクリート2の上面2aに、均しコンクリート2の平面視における長手方向に間隔をあけて配設されている
第1架台3および第2架台4は、それぞれ略直方体状に形成されていて、外周部に位置する略角筒状の外殻部11と、外殻部11内に充填された架台コンクリート12と、下端部側が架台コンクリート12に埋設され上端部側が架台コンクリート12の上面12aから上方に突出するアンカーボルト13と、を備えている。
アンカーボルト13には、図示しない太陽電池パネルが固定されるように構成されている。
外殻部11は、例えば、鋼板が角筒状に加工された部材で、その軸方向が鉛直方向となるように均しコンクリート2の上部に配設されている。外殻部11の下端部には、外方に突出するつば14が設けられている。このつば14は、下面が均しコンクリート2の上面2aに沿うように配設され、均しコンクリート2に釘止めされている。
架台コンクリート12は、上面12aの高さが、外殻部11の上端部11aの高さと略同じ高さとなるように外殻部11内に充填されている。
次に、上述した太陽電池パネル基礎架台1の施工方法について説明する。
(均しコンクリート形成工程)
まず、均しコンクリート2を形成する。
均しコンクリート2の形成は、図2(a)に示す均しコンクリート型枠ユニット21を使用して行う。
均しコンクリート型枠ユニット21は、形成される均しコンクリート2の平面視における短手方向に所定の間隔をあけて一方向に配列された3つの型枠部22と、隣り合う型枠部22を所定の間隔をあけた状態で連結する連結部23と、を備えている。型枠部22は、均しコンクリート2に相当する形状に形成されていると共に、抜きテーパが形成されている。
3つの型枠部22は、コンクリートが打設された際に、3つの均しコンクリート2の上面が略面一となるように構成されている。
なお、均しコンクリート型枠ユニット21は、例えば、2つや4つなど3つ以外の均しコンクリート2の型枠部22を備えている構成としてもよい。
そして、図2(a)、(b)に示すように、地均しした地盤G上に、均しコンクリート型枠ユニット21を複数配列し、隣り合う均しコンクリート型枠ユニット21同士を所定の間隔をあけて連結部材24で固定する。連結部材24は連結部23と略同一の長さで形成されている。このとき、複数の均しコンクリート型枠ユニット21のレベルが一定となるように、例えば、キャンバー25(図2(b)参照)を地盤Gと均しコンクリート型枠ユニット21との間に配して調節する。
続いて、均しコンクリート型枠ユニット21の型枠部22にコンクリートを打設する。
このとき、図2(c)に示すように、コンクリートミキサー車26にシュート27を連結し、シュート27の略中間部を台車28で保持した状態でシュート27の先端部から均しコンクリート型枠ユニット21の型枠部22(図2(a)参照)にコンクリートを打設することが好ましい。台車28でシュート27の略中間部を保持することで、人力でシュート27を保持する必要がなく、コンクリート打設の作業性および安全性の向上を図ることができる。
また、この台車28には、ゴムタイヤ28aが使用されていることが好ましい。このように、台車28にゴムタイヤ28aを使用することで、シュート27を保持する台車28の移動が容易となり、コンクリートの打設速度を速めることができる。
そして、一定の養生期間をおいてコンクリートが硬化したら、図2(a)、(b)に示す連結部材24および均しコンクリート型枠ユニット21を撤去する。均しコンクリート型枠ユニット21には、抜きテーパが形成されているため、脱枠を容易に行うことができる。
(外殻部仮置き工程)
次に、図3(a)〜(c)に示すように、第1架台3および第2架台4の外殻部11を均しコンクリート2の上面2aに仮置きする。
均しコンクリート2に、第1架台3(図3(a)、(b)参照)および第2架台4の墨出しを行い、下墨に合わせて外殻部11を仮置きする。このとき、キャンバー(不図示)などを入れて位置および高さの調整を行う。
外殻部仮置き工程では、外殻部11を均しコンクリート2に固定しない状態とする。
(アンカーボルト位置決定工程)
次に、外殻部11に対するアンカーボルト13の位置決めを行う。
外殻部11に対するアンカーボルト13の位置決めは、アンカーボルト13を保持すると共に外殻部11に着脱可能な第1保持部材31を使用して行う。
第1保持部材31は、外殻部11の上方に位置し外殻部11と略同じ幅で均しコンクリート2の上面2aと平行に配される板状のアンカーボルト保持部32と、アンカーボルト保持部32の幅方向の両端部から下方に延びて外殻部11の側方と着脱可能な着脱部33(図3(b)、(c)参照)と、を備えている。
アンカーボルト保持部32には、アンカーボルト13が挿入可能な孔部35(図3(b)、(c)参照)が複数箇所(本実施形態では、4箇所)形成されている。なお、孔部35は、アンカーボルト保持部32に1箇所だけ形成されていてもよい。この孔部35に挿入されたアンカーボルト13は、アンカーボルト保持部32の両面側から図示しないナットが螺合されることによって、アンカーボルト保持部32に保持されている。
そして、アンカーボルト保持部32でアンカーボルト13を保持すると共に、着脱部33を外殻部11に固定することで、外殻部11に介するアンカーボルト13の位置が決定する。このとき、アンカーボルト13の下端部側は、外殻部11の内部に挿入された状態とする。
(外殻部位置調整工程)
次に、均しコンクリート2の上面2aに仮置きされた外殻部11の位置を決定する。
図4に示すように、外殻部11の位置は、隣り合う外殻部11のアンカーボルト13が所定の間隔となるように外殻部11の位置を調整することで決定される。
隣り合う外殻部11のアンカーボルト13の間隔は、第2保持部材41を使用して所定間隔となるように調整する。
第2保持部材41は、均しコンクリート2の平面視における短手方向に延在し、複数の第1架台3用の第1保持部材31に架設される第1横架部材42と、第1横架部材42と同方向に延在し、複数の第2架台4用の第1保持部材31に架設される第2横架部材43と、同一の均しコンクリート2に配設された第1架台3用の第1保持部材31および第2架台4用の第1保持部材31に架設される縦部材44とを備えている。
第1横架部材42には、アンカーボルト13が挿通可能な複数の孔部42aが形成されている。
第1横架部材42は、第1架台3の外殻部11に固定された第1保持部材31のアンカーボルト保持部32と重なるように架設されている。そして、第1横架部材42の孔部42aには、第1架台3の外殻部11の第1保持部材31に保持されたアンカーボルト13が挿通される。
孔部42aは、アンカーボルト13の設置位置にあわせて第1横架部材42に形成されている。
第1横架部材42と同様に、第2横架部材43には、アンカーボルト13が挿通可能な複数の孔部43aが形成されている。
第2横架部材43は、第2架台4の外殻部11に固定された第1保持部材31のアンカーボルト保持部32と重なるように架設されている。そして、第2横架部材43の孔部43aには、第2架台4の外殻部11の第1保持部材31に保持されたアンカーボルト13が挿通される。
孔部43aは、アンカーボルト13の設置位置にあわせて第2横架部材43に形成されている。
縦部材44は、高さの異なる第1架台3および第2架台4の外殻部11に固定されたそれぞれの第1保持部材31,31間に架設されるため、略中間部で屈曲している。縦部材44は、平面視において、均しコンクリート2の平面視における長手方向に延在している。
縦部材44には、アンカーボルト13の設置位置にあわせて、両端部にそれぞれアンカーボルト13が挿通可能な孔部44a,44bが形成されている。
縦部材44の一方の端部の孔部44aには、第1架台3の外殻部11に固定された第1保持部材31に保持されたアンカーボルト13が挿通され、他方の端部の孔部44bには、第2架台4の外殻部11に固定された第1保持部材31に保持されたアンカーボルト13が挿通される。
また、第2保持部材41には、第1横架部材42と縦部材44とを固定する第1固定部材45と、第2横架部材43と縦部材44とを固定する第2固定部材46と、を備えている。第1固定部材45は、第1横架部材42および縦部材44に対して斜め方向に延在し、第2固定部材46は、第2横架部材43および縦部材44に対して斜め方向に延在している。
第2保持部材41は、第1固定部材45および第2固定部材46を備えることにより、第1横架部材42、第2横架部材43および縦部材44の位置がずれることが防止されている。
上述した第2保持部材41は、第2保持部材41を構成する各部材に容易に解体できるように構成されている。
そして、上述した第2保持部材41を設置し、第1保持部材31および第2保持部材41に挿通されたアンカーボルト13は、第1保持部材31および第2保持部材41の上下側からナット(不図示)を締結させて、第1保持部材31および第2保持部材41に保持された状態とする。
第2保持部材41を設置することで、アンカーボルト13の位置が整合される。これに伴い外殻部11の位置が調整される。
(外殻部固定工程)
次に、位置が調整された外殻部11を均しコンクリート2に固定する。
外殻部11の均しコンクリート2への固定は、例えば、外殻部11の下端部に形成されたつば14を、均しコンクリート2に釘止めして行う。
(架台コンクリート充填工程)
次に、図4に示す外殻部11内に架台コンクリート12のコンクリートを打設する。
本実施形態では、図5に示すようなバックホウ51の本体アームに取り付けられてコンクリートが供給されるとともにこのコンクリートを下方へ吐出する定量ホッパ52と、複数の外殻部11の上方に設置されるとともに定量ホッパ52の下方に設置され定量ホッパ52から吐出されたコンクリートを複数の外殻部11の内部にガイドする移動受皿53と、を使用してコンクリートの打設を行う。
定量ホッパ52は、上側に位置する一次ホッパ54と下側に位置する二次ホッパ55とを備え、所定量のコンクリートを下方へ吐出している。
移動受皿53は、近接する2つの第1架台3の外殻部11および2つの第2架台4の外殻部11の上部に設置されている。移動受皿53は、これら4つの外殻部11に対向する4つの吐出口56と、定量ホッパ52から吐出されたコンクリートを各外殻部11の内容量に応じて分散させ各吐出口56にガイドする山型壁57を備えている。
また、移動受皿53は、地盤Gを走行する車輪58を備えており、容易かつ安全に移動可能である。そして、この車輪53にはゴムタイヤが使用されていることが好ましく、これにより、移動受皿53の移動が更に容易となり、コンクリートの打設速度を速めることができる。
外殻部11内へのコンクリートの打設方法は、まず、移動受皿53を対象となる4つの外殻部11上に設置し、移動受皿53上に定量ホッパ52を位置させる。
続いて、定量ホッパ52からコンクリートを吐出させ、コンクリートを移動受皿53を通過させて各外殻部11内へ充填する。
このとき、移動受皿53が山型壁57を備えていることにより、移動受皿53を通過するコンクリートは、各外殻部11の内容量に応じた量に分散されるため、内容量の異なる4つの外殻部に同時にコンクリートを充填することができる。
そして、定量ホッパ52と移動受皿53を使用することで、短時間に所定数量の架台コンクリート12のコンクリートを打設することができると共に、安全性の向上を図ることができる。
(保持部材撤去工程)
次に、図4に示す第1保持部材31および第2保持部材41を撤去する。
架台コンクリート12のコンクリート打設後、コンクリートの硬化を確認したら、第1保持部材31および第2保持部材41を撤去する。第1保持部材31および第2保持部材41を撤去したら、アンカーボルト13近傍の架台コンクリート12の天端を金鏝押さえで仕上げる。
このようにして、図1に示す太陽電池パネル基礎架台1が完成する。
続いて、アンカーボルト13に太陽電池パネル(不図示)を設置する。太陽電池パネルの設置以降の工程は、従来の施工方法と同様に行い、太陽光システムが完成する。
次に、上述した実施形態による太陽電池パネル基礎架台および太陽電池パネル基礎架台の施工方法の効果について説明する。
本実施形態による太陽電池パネル基礎架台1によれば、外殻部11内に架台コンクリート12が充填されていることにより、外殻部11が架台コンクリート12の型枠を兼ねている。このため、架台コンクリート12の型枠の組み立てや、ばらしの工程を省くことができるため、工期を短縮することができる効果を奏する。
また、外殻部11および架台コンクリート12は、均しコンクリート2の上面2aに設けられていることにより、複数の外殻部11および架台コンクリート12の設置に地盤(施工地)の凹凸などが影響しない。このため、複数の外殻部11および架台コンクリート12の施工精度を安定させることができると共に複数のアンカーボルト13の施工精度も均一にすることができ、太陽電池パネルの設置を容易に行うことができる。
また、本実施形態による太陽電池パネル基礎架台の施工方法によれば、外殻部11を均しコンクリート2の上面2aに仮置きし、外殻部11に対するアンカーボルト13の位置を決定してアンカーボルト13を第1保持部材31で保持した後に、隣り合う外殻部11のアンカーボルト13を所定の間隔に第2保持部材41で保持することで、アンカーボルト13を基準として外殻部11の位置を調整している。このため、アンカーボルト13の位置が正確となり、アンカーボルト13の施工精度を安定させることができる。
また、第1保持部材31および第2保持部材41を使用することによって、アンカーボルト13の位置決めおよび外殻部11の位置調整を容易に行うことができるため、アンカーボルト13の位置決めや外殻部11の位置調整にかかる手間を省くことができ、工期を短縮することができる。
また、複数の均しコンクリート2の型枠を備える均しコンクリート型枠ユニット21を使用することで、型枠の組み立てやバラシを効率的に行うことができるため、工期を短縮することができる。
また、複数の均しコンクリート2のレベルの調整が容易であるため、施工精度を高めることができる。
以上、本発明による太陽電池パネル基礎架台1および太陽電池パネル基礎架台の施工方法の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、1つの均しコンクリート2に第1架台3および第2架台4が設置されているが、1つの均しコンクリート2に1つの架台が配設されてもよく、3つ以上の架台が配設されてもよい。
また、上述した実施形態では、第1架台3および第2架台4は、略直方体であるが、円柱状など他の形状としてもよい。
1 太陽電池パネル基礎架台
2 均しコンクリート
3 第1架台(架台)
4 第2架台(架台)
11 外殻部
12 架台コンクリート
13 アンカーボルト
21 均しコンクリート型枠ユニット
22 型枠部
23 連結部
24 連結部材
31 第1保持部材
41 第2保持部材
G 地盤(施工地)

Claims (2)

  1. 太陽電池パネルの施工地に形成された均しコンクリートと、
    該均しコンクリート上に設けられた中空の外殻部と、
    該外殻部内に充填された架台コンクリートと、
    該架台コンクリートに設置されて前記太陽電池パネルが取り付けられるアンカーボルトと、を備える太陽電池パネル基礎架台の施工方法であって、
    前記均しコンクリートを複数形成する均しコンクリート形成工程と、
    前記均しコンクリート形成工程で形成された複数の均しコンクリート上にそれぞれ前記外殻部を仮置きする外殻部仮置き工程と、
    前記外殻部に対して前記アンカーボルトの位置を決定し、該アンカーボルトを保持する第1保持部材を前記外殻部に固定するアンカーボルト位置決定工程と、
    隣り合う前記外殻部に保持された前記アンカーボルトを所定の間隔に保持する第2保持部材を設置すると共に、前記外殻部仮置き工程で仮置きされた前記外殻部の位置調整を行う外殻部位置調整工程と、
    前記外殻部位置調整工程で位置調整された前記外殻部を前記均しコンクリートに固定する外殻部固定工程と、
    前記外殻部内にコンクリートを充填する架台コンクリート充填工程と、
    前記第1保持部材および前記第2保持部材を撤去する保持部材撤去工程と、を備えていることを特徴とする太陽電池パネル基礎架台の施工方法。
  2. 前記均しコンクリート形成工程では、前記複数の均しコンクリートの型枠が一体化された均しコンクリート型枠ユニットを複数連結し、前記複数の均しコンクリートの型枠にコンクリートを打設することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネル基礎架台の施工方法。
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