JP6324165B2 - 太陽光発電装置及びその基礎 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電装置及びその基礎の外周部を構成する基礎枠に関し、特に遊休地等の地面上に構築されるのに適した太陽光発電装置及びその基礎枠に関する。
近年、休耕農地や空き地等の遊休地に太陽光発電装置を野立てして電力を得ることで、土地を有効活用する太陽光発電事業が注目されている。この種の太陽光発電装置は、太陽電池パネルと、架台と、基礎を備えている。地面上に基礎を設置し、この基礎の上に架台を構築し、この架台によって太陽電池パネルを支持する。
例えば、特許文献1には、前記基礎用の型枠が開示されている。この型枠は、一対の半割管からなる。各半割管の周方向の両縁部にはL字断面の山形鋼からなる鍔が設けられている。一対の半割管を対向させるとともに、これら半割管の鍔どうしを重ね合わせてU字形連結部材にて連結する。これによって、一対の半割管から円筒形状の型枠が組み立てられる。この型枠の内部に基礎コンクリートを打設する。そして、基礎コンクリートが硬化した後、前記U字形連結部材を外し、一対の半割管を互いに分離することで、型枠を解体して撤去する。
特許第5284533号公報
従来のこの種の太陽光発電装置においては、前掲特許文献1等のように、基礎用の型枠が解体及び撤去可能である必要があり、構造が複雑であった。また、前記解体及び撤去作業に手間がかかって施工期間が長くなり、それだけ施工コストの増大を招いていた。
前記問題点を解決するために、本発明は、太陽光発電装置の基礎枠であって、太陽電池パネルの架台を載せる基礎コンクリートの外周を囲み、かつ前記外周に定着される環状の捨て枠からなることを特徴とする。
また、本発明は、太陽光発電装置であって、太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルを支持する架台と、前記架台を載せる基礎とを備え、前記基礎が、基礎コンクリートと、基礎枠とを有し、前記基礎枠が、前記基礎コンクリートの外周を囲み、かつ前記外周に定着された環状の捨て枠からなることを他の特徴とする。
前記基礎枠は、捨て枠であるため、基礎コンクリートの打設、硬化後の解体及び撤去を考慮する必要が無く、構造を簡素化できる。また、前記解体及び撤去の作業を省略でき、施工期間を短縮でき、ひいては施工コストを低減できる。解体及び撤去作業による基礎コンクリートの破損のおそれも無い。加えて、基礎枠によって基礎コンクリートを補強したり保護したりすることができる。すなわち、基礎枠が基礎コンクリートの外周を拘束することによって、基礎に加わる引っ張り力を基礎枠に分担させることで基礎の強度の高め、基礎コンクリートのひび割れ等の疲労損傷を防止することができる。また、基礎枠が基礎コンクリートの外周を覆うことによって、基礎コンクリートの外周部が雨水等に直接的に晒されないようにでき、基礎コンクリートの経年劣化を抑えることができる。
前記基礎枠には外方向又は内方向へ突出するリブが螺旋状に形成され、前記リブの裏側の周面部は凹んでいることが好ましい。これによって、基礎枠の強度を高めることができる。また、基礎コンクリートと基礎枠との付着度合いを高めることができ、基礎枠によって基礎コンクリートを確実に補強できる。
前記基礎の中央部には滑動抑制杭が設けられ、前記滑動抑制杭の上側部が前記基礎コンクリートに埋設され、前記滑動抑制杭の下側部が地中に埋設されていることが好ましい。
これによって、基礎が強風圧や地震等によって位置ずれを起こすのを防止できる。複数基の太陽光発電装置を狭い間隔で配置した場合、隣り合う太陽光発電装置どうしが前記位置ずれによってぶつかるのを防止できる。
基礎枠は地面上に単に載置すればよく、或いは地面に浅い凹部を形成して基礎枠の下側部分だけを前記凹部に収容できればよく、施工を簡素化できる。
前記滑動抑制杭における地中に埋設される部分の長さは、前記基礎枠の高さ以下でよい。
本発明によれば、基礎コンクリートの硬化後における基礎枠の解体及び撤去を考慮する必要が無く、基礎枠の構造を簡素化できる。また、前記解体及び撤去作業が不要で施工期間を短縮でき、ひいては施工コストを低減できる。加えて、基礎枠によって基礎コンクリートを補強したり保護したりできる。
図1は、本発明の第1実施形態を示し、太陽光発電装置を解説的に示す側面図である。 図2は、前記太陽光発電装置の基礎を示す側面断面図である。 図3(a)は、前記基礎の基礎枠の平面図である。図3(b)は、前記基礎枠の側面図である。 図4は、図3の円部IVにおける前記基礎枠の断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態を示し、同図(a)は、同図(b)のVa−Va線に沿う太陽光発電装置の基礎の平面断面図である。同図(b)は、同図(a)のVb−Vb線に沿う太陽光発電装置の基礎の側面断面図である。 図6は、本発明の第3実施形態を示し、太陽光発電装置の基礎の側面断面図である。 図7は、本発明の第4実施形態を示し、同図(a)は、同図(b)のVIIa−VIIa線に沿う太陽光発電装置の基礎の平面断面図である。同図(b)は、同図(a)のVIIb−VIIb線に沿う太陽光発電装置の基礎の側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1に示すように、太陽光発電装置1は、太陽電池パネル2と、架台3と、基礎10とを備えている。地面4上に複数の基礎10が設置されている。これら基礎10上に架台3が載設されている。この架台3によって太陽電池パネル2が支持されている。太陽電池パネル2は、好ましくは南を向き、かつ水平に対して傾斜されている。
図2に示すように、基礎10は、基礎コンクリート11と、基礎枠20とを含む。基礎コンクリート11は、直径が高さより大きな円柱形状になっている。基礎コンクリート11の上面に架台3の下端のベースプレート3bが搭載されている。このベースプレート3bがアンカーボルト5によって基礎コンクリート11に定着されている。架台3の基端部材は、ベースプレート3bに代えてアングル材等であってもよい。
図3(a)及び同図(b)に示すように、基礎枠20は、直径が高さより大きく、かつ両端が開口された筒状(環状)になっている。基礎枠20の内部に収容室20sが形成されている。この収容室20sに基礎コンクリート11が打設されて収容されている。したがって、基礎枠20は、基礎コンクリート11の外周を囲んでいる。太陽光発電装置1の施工時において、基礎枠20は、基礎コンクリート11の打設用の型枠を構成する。しかも、基礎枠20は、捨て枠となっている。すなわち、基礎枠20は、基礎コンクリート11の外周に定着されて基礎10の外周部となることで、太陽光発電装置1の構成要素となっている。
基礎枠20の材質は、好ましくはガルバリウム鋼(アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼)にて構成されている。ガルバリウム鋼は、耐蝕性、耐候性に優れている。
なお、基礎枠20の材質は、必ずしもガルバリウム鋼に限定されるものではなく、ステンレス鋼、鉄、アルミニウム等の、ガルバリウム鋼以外の金属にて構成されていてもよく、合成樹脂にて構成されていてもよい。
基礎枠20の高さ(軸長)は、例えば300mm〜650mm程度である。基礎枠20の直径は、例えば500mm〜1300mm程度である。基礎枠20の厚さは、例えば0.5mm〜1.2mm程度である。もちろん、基礎枠20のサイズは、前記数値範囲に限定されるものではない。基礎枠20のサイズを変えることで、太陽光発電装置1の基礎としての所要強度に対応することができる。
なお、図1、図2等において、基礎枠20の厚さは高さ及び直径に対して誇張されている。
図3(b)に示すように、基礎枠20は、枠周壁本体21と、複数条(ここでは3条)のリブ23と、1条の嵌合凸部24とを有している。これら枠周壁本体21、リブ23及び嵌合凸部24は、互いに同一ピッチPの螺旋状になっている。このピッチPは、基礎枠20の高さ(軸長)より小さい。したがって、枠周壁本体21、リブ23及び嵌合凸部24は、それぞれ基礎枠20のまわりを一周以上周回している。隣り合うリブ23又は嵌合凸部24どうしの間が枠周壁本体21となっている。図3(b)及び図4に示すように、枠周壁本体21は、基礎枠20の軸線に沿って真っ直ぐな断面を有している。
図4に示すように、リブ23は、枠周壁本体21から外方向(図4において左)へ半円状に突出されている。基礎枠20の内周におけるリブ23と対応する部位(リブ23の裏側の周面部)は半円状に凹んでおり、リブ内室23sを構成している。リブ内室23sは、リブ23に対応する螺旋状の凹溝になっている。このリブ内室23sが、収容室20sに連なっている。図2に示すように、基礎コンクリート11がリブ内室23s内にも入り込んでいる。
なお、リブ23の条数は、3つに限られず、1つ又は2つでもよく、4つ以上であってもよい。
図4に示すように、嵌合凸部24は、外ハゼ部25と、内ハゼ部26を有している。外ハゼ部25は、外ハゼ部分25aと、立上り部25dとを含む。立上り部25dが、枠周壁本体21から外方向へ突出されている。この立上り部25dの外端部に外ハゼ部分25aが連なっている。外ハゼ部分25aは、断面U字状に形成されている。また、内ハゼ部26は、断面U字状に形成されている。外ハゼ部分25aと内ハゼ部26とが、互いに嵌め合わされ、カシメられている。
基礎枠20の原材は、長尺かつ幅方向に平らな帯板である。前述したように、帯板は、好ましくはガルバリウム鋼板にて構成されている。この帯板を連続的に成形することによって、帯板の幅方向の内側部分に複数(3つ)のリブ23が形成されるとともに、帯板の幅方向の一端部に外ハゼ部25が形成され、かつ帯板の幅方向の他端部に内ハゼ部26が形成される。同時に、帯板が螺旋状に巻かれるとともに、互いに1ピッチだけずれて対向する外ハゼ部25及び内ハゼ部26どうしが嵌め合わされることで、連続筒状になる。この連続筒が適宜な軸長ごとに切断されることによって、複数の基礎枠20が得られる。したがって、基礎枠20は、1つの部材(ガルバリウム鋼板製の帯板)だけで構成されている。基礎枠20には、溶接部が存在しない。しかも、前記帯板の連続成形及び切断によって複数の基礎枠20を効率的に製造できる。これによって、基礎枠20の製造コストを削減できる。
太陽光発電装置1は、次のようにして構築される。
例えば休耕農地や空き地等の遊休地の地面4を整地する。この地面4上の複数の所定位置にそれぞれ基礎枠20を設置する。各基礎枠20は、1つの部材によって構成され、しかも設置前から使用状態の形状になっているため、組み立て作業は不要であり、地面4に単に配置するだけでよい。
なお、地面4上に防草シート(図示省略)を敷設し、この防草シート上に基礎枠20ひいては基礎10を設置してもよい。
次に、基礎枠20の収容室20s内に基礎コンクリート11を打設する。このとき、基礎枠20が基礎コンクリート11の周面を画成する型枠となる。基礎枠20は、太陽光発電装置1の打設圧に十分耐えることができる。基礎コンクリート11は、リブ内室23sにも入り込む。また、基礎コンクリート11の底面は地面4によって画成される。言い換えると、地面4が、基礎コンクリート11の底面用の型枠となる。
基礎コンクリート11が硬化しても基礎枠20を捨て枠として残置する。これによって、基礎枠20が、基礎コンクリート11の外周に定着される。したがって、基礎枠20は、解体及び撤去を考慮した構造にする必要が無い。よって、基礎枠20の構造を簡素化でき、部品点数を削減ないしは最小化できる。また、基礎枠20を解体及び撤去する手間を省くことで、施工期間を短縮できる。ひいては、施工コストを低減できる。さらには、解体及び撤去時に、硬化した基礎コンクリート11を破損するおそれもない。
基礎コンクリート11の硬化後、基礎コンクリート11の上方に架台3を設置する。すなわち、基礎コンクリート11の上面に架台3のベースプレート3bを載置するとともに、アンカーボルト5を、ベースプレート3bを通して基礎コンクリート11に打ち込む。これによって、架台3を基礎コンクリート11に固定する。
そして、架台3上に太陽電池パネル2を設置する。
太陽光発電装置1によれば、基礎枠20によって基礎コンクリート11を補強できる。すなわち、基礎枠20が基礎コンクリート11の外周を拘束することで、基礎コンクリート11のひび割れ等の疲労損傷を防止できる。また、基礎10に引っ張り力が加わったときは、この引っ張り力を基礎枠20が担うようにできる。したがって、基礎コンクリート11の内部に鉄筋を配筋しなくても済む。よって、施工を一層簡素化できる。
また、基礎枠20にリブ23を設けることによって、基礎枠20自体の強度を高めることができる。さらに、リブ内室23sに基礎コンクリート11が入り込むことで、基礎枠20と基礎コンクリート11との付着度を高めることができる。したがって、基礎枠20による補強作用を確実に発現させることができる。
また、基礎枠20は、帯板を螺旋に巻くことによって構成されているため、強度を周方向に均一化することができる。ちなみに、前掲特許文献1の型枠は、周方向の特定箇所に山形鋼及びU字形連結部材を含む連結部があるために、当該特定箇所の強度が他の箇所の強度とは異なる。
加えて、基礎コンクリート11を基礎枠20によって被覆して保護することができる。したがって、基礎コンクリート11が雨水等によって劣化するのを抑えることができる。
基礎枠20の材質として、耐候性及び耐蝕性に優れたガルバリウム鋼を用いることによって、基礎枠20が腐食するのを長期間にわたって防止できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図5は、本発明の第2実施形態を示したものである。第2実施形態では、基礎10の内部に複数の鉄筋31が配筋されている。したがって、基礎コンクリート11及び鉄筋31によって、鉄筋コンクリートが構成されている。図5(a)に示すように、鉄筋31は、それぞれ水平に向けられるとともに、平面視で例えば四角形になるように組まれている。直交する鉄筋31,31どうしは番線(図示省略)にて結束されている。
なお、鉄筋31が四角形以外の形状に組まれていてもよい。
第2実施形態の基礎10を施工する際は、地面4に基礎枠20を配置するとともに、基礎枠20の内部に鉄筋31を配筋する。図5(b)において二点鎖線にて示すように、鉄筋31を配筋する際は、地面4上にスペーサ32を設け、このスペーサ32上に鉄筋31を載せる。これによって、鉄筋31を地面4よりも上方へ離して所望の高さに配置できる。
なお、予め複数の鉄筋31をユニットにしておくことで、現場では、ユニット化した鉄筋を単に配置するだけにしてもよい。また、四角形等に組まれた鉄筋31の組を上下に複数段配置してもよい。
次に、基礎枠20内に基礎コンクリート11を打設することで、鉄筋31及びスペーサ32を基礎コンクリート11中に埋設する。
第2実施形態によれば、基礎10を鉄筋コンクリート構造とすることによって、基礎10の強度を一層向上できる。或いは、基礎10を鉄筋コンクリート構造とする場合であっても、基礎枠20が基礎10の強度を担うため、鉄筋31の配筋数を減らすことができる。
図6は、本発明の第3実施形態を示したものである。第3実施形態では、地面4に浅い凹部4bが形成されている。凹部4bの深さは、基礎枠20の高さ(軸長)より十分に小さく、例えば5cm程度である。この凹部4bに基礎枠20の下端部ひいては基礎10の下端部が収容されている。凹部4bの内底面によって、基礎コンクリート11の底面が画成されている。
なお、凹部4bの底部に小石を敷き詰め、その上に基礎コンクリート11を打設してもよい。
第3実施形態によれば、基礎10の下端部を凹部4b内に埋めることによって、太陽光発電装置1が強風圧を受けた際や地震が起きた際に、基礎10ひいては太陽光発電装置1の位置がずれるのを防止できる。
基礎コンクリート11の打設、硬化後に基礎枠20を撤去する必要が無いから、基礎枠20の下端部が凹部4b内に埋まっていても、何ら支障が無い。
図7は、本発明の第4実施形態を示したものである。第4実施形態では、基礎10の中央部に滑動抑制杭40が設けられている。滑動抑制杭40の上側部41が基礎コンクリート11に埋設されている。滑動抑制杭40の下側部42は、地中に埋設されている。滑動抑制杭40における上側部41(基礎コンクリート11に埋設された部分)の長さは、基礎枠20の高さより短く、例えば100mm〜200mm程度である。滑動抑制杭40における下側部42(地中に埋設された部分)の長さは、基礎枠20の高さと同程度又はそれ以下であり、例えば300mm〜500mm程度である。
第4実施形態の基礎10を施工する際は、地面4に滑動抑制杭40の下側部42を埋め込み、かつ滑動抑制杭40の上側部41を地上に突出させる。この滑動抑制杭40の上側部41のまわりに基礎枠20を配置する。次いで、基礎枠20内に基礎コンクリート11を打設する。これによって、滑動抑制杭40の上側部41が基礎コンクリート11中に埋まる。
第4実施形態によれば、滑動抑制杭40によって基礎10を地面4に拘束できる。したがって、太陽光発電装置1が強風圧を受けた際や地震が起きた際に、基礎10ひいては太陽光発電装置1の位置がずれるのを防止することができる。したがって、複数基の太陽光発電装置1を狭い間隔で配置した場合、隣り合う太陽光発電装置1どうしが前記位置ずれによってぶつかるのを防止できる。逆に言うと、複数基の太陽光発電装置1をできるだけ狭い間隔で配置でき、太陽光発電施設における単位面積当たりの発電量を増やすことができる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、リブ23は、螺旋状に限られず、閉じた環状であってもよい。
リブ23が、基礎枠20の枠周壁本体21から内方向へ突出されており、基礎枠20の外周におけるリブ23と対応する部位(リブ23の裏側の周面部)が凹んでいてもよい。
複数の実施形態の独自要素を互いに組み合わせてもよい。例えば、第3実施形態(図6)や第4実施形態(図7)においても、第2実施形態(図5)と同様に、基礎コンクリート11中に鉄筋31を埋設してもよい。
本発明は、例えば遊休地等に太陽光パネルを野立てして発電する太陽光発電事業に適用できる。
1 太陽光発電装置
2 太陽電池パネル
3 架台
10 基礎
11 基礎コンクリート
20 基礎枠(捨て枠)
23 リブ
40 滑動抑制杭
41 上側部
42 下側部

Claims (4)

  1. 太陽光発電装置における太陽電池パネルの架台を載せる基礎であって、
    地上に設けられた基礎コンクリートと、前記基礎コンクリートの外周を囲み、かつ前記外周に定着された環状の捨て枠からなる基礎枠と、前記基礎コンクリートの中央部に設けられた滑動抑制杭とを含み、前記滑動抑制杭の下側部が地中に埋設され、前記滑動抑制杭の上側部が地上へ突出して前記基礎コンクリートに埋設されていることを特徴とする太陽光発電装置の基礎。
  2. 前記基礎枠には外方向又は内方向へ突出するリブが螺旋状に形成され、前記リブの裏側の周面部は凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の基礎。
  3. 前記滑動抑制杭の前記地中に埋設された下側部の長さが、前記基礎枠の高さと同程度又はそれ以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の基礎。
  4. 太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルを支持する架台と、
    前記架台を載せる基礎とを備え、
    前記基礎が、地上に設けられた基礎コンクリートと、前記基礎コンクリートの外周を囲み、かつ前記外周に定着された環状の捨て枠からなる基礎枠と、前記基礎コンクリートの中央部に設けられた滑動抑制杭とを含み、前記滑動抑制杭の下側部が地中に埋設され、前記滑動抑制杭の上側部が地上へ突出して前記基礎コンクリートに埋設されていることを特徴とする太陽光発電装置。
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