JP4641328B1 - 免震装置の取付方法と取付構造 - Google Patents

免震装置の取付方法と取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4641328B1
JP4641328B1 JP2010093867A JP2010093867A JP4641328B1 JP 4641328 B1 JP4641328 B1 JP 4641328B1 JP 2010093867 A JP2010093867 A JP 2010093867A JP 2010093867 A JP2010093867 A JP 2010093867A JP 4641328 B1 JP4641328 B1 JP 4641328B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seismic isolation
concrete
isolation device
anchor member
foundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010093867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011226066A (ja
Inventor
亮平 黒沢
恵三 田邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurosawa Construction Co Ltd
Original Assignee
Kurosawa Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurosawa Construction Co Ltd filed Critical Kurosawa Construction Co Ltd
Priority to JP2010093867A priority Critical patent/JP4641328B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4641328B1 publication Critical patent/JP4641328B1/ja
Publication of JP2011226066A publication Critical patent/JP2011226066A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

【課題】免震装置を設計上の正規位置に正確且つ強固に取り付ける。
【解決手段】アンカー部材8を取り付けた仮設プレートを基礎上面の正規位置に位置決め設置し、該仮設プレートの中央部のコンクリート注入孔から基礎内に、該仮設プレートのレベルまで、コンクリートを注入してアンカー部材8を固定する。その後、該仮設プレートを取り外して、注入コンクリート上面に上面修正材20を塗布してコンクリート上面のレベルの調整を行った後に下部ベースプレート21と免震装置22を設置して固定用ボルト23でアンカー部材8に連結・固定し、免震装置22を設計上の正規位置に正確で、水平且つ強固に取り付けることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、建造物における基礎構造物に免震装置を取り付けるための取付方法および取付構造に関するものである。
この種の基礎構造物に対する免震装置の取付方法については、複数の従来例が公知になっている。例えば、第1の従来例としては、基礎構造物を構成する鋼管杭の杭頭部に固定部材を介して免震装置が取り付けられるものであって、前記固定部材は、前記免震装置が固定されるベースプレートと、このベースプレート下面に固定されたアンカー部材とを有して構成され、前記鋼管杭の杭頭部に前記アンカー部材を挿入し、かつ前記ベースプレートを位置決めした状態で、前記杭頭部にコンクリートを注入して前記ベースプレート下面まで充填することで、硬化したコンクリートにより前記鋼管杭と前記固定部材とが一体化される構成である(特許文献1)。
そして、免震装置を鋼管杭の杭頭部上に固定し、この免震装置上に建物本体を設けたことで、従来の基礎梁や基礎フーチングに要する施工手間や地盤の掘削量を削減することができ、基礎施工の短工期化およびコスト低減を実現することができる。また、杭頭部にアンカー部材を挿入した状態でコンクリートを注入するとともに、このコンクリートをベースプレート下面まで充填することによって、アンカー部材およびコンクリートを介してベースプレートが鋼管杭に一体化され、免震装置からベースプレートに作用する建物本体の鉛直荷重および水平荷重を適切に鋼管杭まで伝達することができるというものである。
また、第2の従来例としては、免震装置本体の下面を下部ベースプレートに受止させて取り付ける場合において、基礎コンクリート床面の前記免震装置本体取付部に凹所を設け、この凹所の上部に支持材を差し渡して仮固定し、この支持材の下に前記下部ベースプレートを仮固定すると共に、この下部ベースプレートの下面に複数本のアンカーボルトを吊り下げ、下部ベースプレートに形成されたコンクリート充填用孔からコンクリートを流し込んで前記凹所および下部ベースプレートの下面までコンクリートを打設することで下部ベースプレートを固定し、この後前記支持部材を除去して下部ベースプレートの上面に前記免震装置本体の下面を取り付ける構成である(特許文献2)。
そして、吊り下げ方式により下部ベースプレートを容易に取り付けることができるため、従来のベースプレート受け架台が不要になり、且つ吊り下げ用の支持部材は打設コンクリート内に埋設されず、取り外して転用、盛り替えが可能であることから、施工の効率化と取付精度の向上及びコストダウンを図ることができるというものである。
特許第3899354号の特許公報 特開平10−292668号公報
前記従来例1においては、鋼管杭の杭頭部に固定部材を介して免震装置が取り付けられるものであるが、その固定部材を鋼管杭の杭頭部に取り付ける手段について、固定部材は免震装置が固定されるベースプレートとその下面に固定されたアンカー部材とを有しており、鋼管杭の杭頭部にアンカー部材を挿入し、ベースプレートを位置決めした状態で杭頭部にコンクリートを注入してベースプレート下面まで充填するとし、具体的には、ベースプレートと杭頭上面との間には30〜100mmの隙間を設け、ベースプレートの中央部に設けられた注入孔からコンクリートを注入してベースプレートの下面まで充填することで隙間がコンクリートで埋められるとしている。
また、前記従来例2においては、基礎コンクリート床面に凹所を設け、その凹所の上面にアンカーボルトを吊り下げた下部ベースプレートを支持部材で仮固定し、下部ベースプレートの中心部に設けたコンクリート充填用の孔からコンクリートを流し込んで凹所および下部ベースプレートの下面までコンクリートを打設することで下部ベースプレートを固定するとしている。
ところで、前記いずれの従来例においても、ベースプレートの中央部に設けられた注入孔又は充填孔からコンクリートを注入又は流し込んでベースプレートの下面まで充填するとしているが、工事現場の作業員によりベースプレートの中央部の孔から、単にコンクリートを注入しても、ベースプレートの下面に万遍なく充填されるとは限らないし、無理に強い注入圧で注入したり振動方式で締め固めたりするとベースプレートの一部が浮き上がったりするのである。ましてや、ベースプレートと杭頭上面との間に30〜100mmの隙間があると、その隙間からコンクリートが流出してベースプレート下面の隙間が大きくなってコンクリートの実質的な締め固めができないのである。
そのために、注入又は充填したコンクリートとベースプレートの下面との間に空隙部が生じたり一部が浮き上がって傾いたり、また、コンクリートのブリージング(コンクリートの沈み)現象による気泡や巣(隙間)が生じたりしてベースプレートの下面が痘痕状態になる場合がある。しかしながら、いずれの場合でも、従来例ではベースプレートの傾きや下面に生じた痘痕状態を確認したり修復したりすることはできないため、ベースプレートに取り付けられた免震装置の傾斜や沈下が避けられず、ベースプレート直下の均等な面圧を期待できないこと、打ち込んだアンカー部材の一部に軸力負担が大きくなってしまうことにより、大地震時に杭頭部に損傷を与えて、急激な水平力によるせん断力の伝達機能の低下を招き免震装置の機能が発揮できなくなるという問題点を有している。
また、前記いずれの従来例においても、コンクリートを注入・打設又は硬化によって、下部ベースプレートは歪んだり変形したりすることもあるが、免震装置を取り付ける際に下部ベースプレートを補修したり、高さと水平のレベルにおける取付精度について再確認しながら微調整することができないばかりでなく、下部ベースプレートが歪んだり変形した状態のまま免震装置を載置した場合に、双方共に接触する部位が金属やコンクリートなどの硬質材料で形成されているため、接触面に部分的な隙間が生じて全面的に馴染まず、免震装置の着座が不安定になり、それによって下部ベースプレートや基礎部材に対して均一な面圧荷重が掛からなくなり。一部の軸力負担が大きくなり免震の機能が半減するという問題点も有している。
従って、従来例に係る免震装置の取り付けにおいて、複数箇所にアンカー材を介して固定して取り付けられた下部ベースプレートの高さと水平のレベルにおける取付精度を再確認しながら調整できるようにすること、及び下部ベースプレートと基礎部材、若しくは免震装置と下部ベースプレートとの馴染みを良くし水平状態に維持して安定させることに解決すべき課題がある。
本発明は、前述の従来例の課題を解決する具体的手段として、第1の発明は、取り外し可能な仮設プレートにアンカー部材が取り付けられ、該アンカー部材を杭頭部または基礎の上面に挿入し設計上の正規位置に位置決めして前記仮設プレートを設置し、該仮設プレートの設置を維持した状態で杭頭部内または基礎内にコンクリートを注入し仮設プレートの上面レベルまで打設して前記アンカー部材を固定し、その後仮設プレートを取り外して打設したコンクリート上面に液状の上面修正材を塗布してコンクリート上面の凹部及び痘痕部分を埋めると共に水平レベルの調整を行い、前記塗布して水平レベルの調整を行った上面修正材が硬化した後に下部ベースプレートと免震装置とを設置し固定用のボルトを挿通して前記アンカー部材と連結して固定することを特徴とする免震装置の取付方法を提供するものである。
本発明に係る第2の発明は、所要幅の板材からなるテンプレートにアンカー部材が取り付けられ、該アンカー部材を杭頭部または基礎の上面に挿入し設計上の正規位置に位置決めして前記テンプレートを設置し、該テンプレートの中央部から杭頭部内または基礎内にコンクリートを注入してテンプレートの上面レベルまで打設して前記アンカー部材を固定し、前記テンプレート及び打設したコンクリート上面に液状の上面修正材を塗布してコンクリート上面の荒れを埋めると共に水平レベルの調整を行い、前記塗布して水平レベルの調整を行った上面修正材が硬化した後に下部ベースプレートと免震装置とを設置し固定用のボルトを挿通して前記アンカー部材と連結して固定することを特徴とする免震装置の取付方法を提供するものである。
これらの第1及び第2の発明において、いずれも前記上面修正材が樹脂剤であること、を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る第3の発明は、建造物の上部構造物と基礎構造物との間に設置される免震装置の取付構造において、前記基礎構造物である杭頭部または基礎のコンクリートに固定されたアンカー部材と免震装置を固定する下部ベースプレートとの間に、液状の上面修正材を塗布して水平レベルの調整を行って硬化した前記上面修正材を介在させたことを特徴とする免震装置の取付構造を提供するものである。
この第3の発明において、前記アンカー部材の頭部に所要幅の板材からなるテンプレートが設けてあること;及び前記上面修正材が樹脂剤であること、を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る第1の発明の免震構造の取付方法は、杭頭部等の基礎構造物内に注入したコンクリートが硬化してアンカー部材を固定した後に、仮設プレートを取り外して打設したコンクリート上面の状態、即ち、仮設プレートの下面に生じた痘痕状態を確認できると共に仮設プレートに歪みや変形が生じていても、その仮設プレートを取り外した後に液状の上面修正材を塗布して打設したコンクリート上面の凹部及び痘痕部分を埋めると共に水平レベルの調整が必然的に行われるから、その上に下部ベースプレートが設置されるので、上面修正材の存在によって下部ベースプレートと基礎構造物内に打設したコンクリートとの馴染みが良好で水平状態に設置されて安定すること、及び水平に設置された下部ベースプレートに取り付けられる免震装置は、設計上の正規位置に正確で水平に且つ均等な面圧が受けられるように強固に取り付けることができるという優れた効果を奏する。
また、本発明に係る第2の発明においても、アンカー部材が取り付けられた所要幅の板材からなるテンプレートが使用されるので、該テンプレートは打設コンクリートの表面積に比べて非常に小さいので、打設後のコンクリート表面に気泡や巣(隙間)が生ずることによる痘痕状態にはならないが、コンクリート打設硬化後において、コンクリート表面が水平でなかったり凹凸があったり、また、テンプレートに歪みがあったりしても、液状の上面修正材を塗布することによって、凹凸や歪みを埋めて水平レベルの調整が必然的に行われるから、下部ベースプレートを設置することにより、上面修正材が存在することで打設したコンクリートと下部ベースプレートとの馴染みが良好で水平状態に設置されて安定すること、及び水平に設置された下部ベースプレートに取り付けられる免震装置は、設計上の正規位置に正確で水平に且つ均等な面圧が受けられるように強固に取り付けることができるという優れた効果を奏する。
さらに、本発明に係る第3の発明においては、基礎構造物である杭頭部または基礎のコンクリートに固定されたアンカー部材と免震装置を固定する下部ベースプレートとの間に、液状の上面修正材を塗布して水平レベルの調整を行って硬化した前記上面修正材を介在させたことによって、前記第1及び第2の発明と同様に、上面修正材が存在することでコンクリートと下部ベースプレートとの馴染みが良好で水平状態に設置されて安定すると共に、免震装置は設計上の正規位置に正確で水平に且つ均等な面圧が受けられるように取り付けることができるという優れた効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係る免震装置の取付方法を略示的に示した断面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法を略示的に示した平面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、図(A)はコンクリートの注入と、図(B)は仮設プレートの取り外した状況と、図(C)は一部を拡大して示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、図(A)は上面修正材を塗布する状況と、図(B)は塗布した状況の一部を拡大して示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、ベースプレートを配設した状況を略示的に示した断面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、ベースプレートと免震装置とを配設して取り付けた状況を略示的に示した断面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、免震装置の上部に免震構造の建造物を構築する状況を略示的に示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、他の第1の使用例に関する免震装置の上部に免震構造の建造物を構築する例を略示的に示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、他の第2の使用例に関する免震装置の上部に免震構造の建造物を構築する例を略示的に示した説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る免震装置の取付方法を略示的に示した断面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法を略示的に示した平面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、図(A)はコンクリートの注入と上面修正材の塗布状況、図(B)は上面修正材が低粘度の場合と、図(C)は上面修正材層の形成状況を示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、ベースプレートを配設した状況を略示的に示した断面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法において、ベースプレートと免震装置とを配設して取り付けた取付構造を略示的に示した断面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付構造を使用して、免震装置の上部に免震構造の建造物を構築する状況を略示的に示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付構造において、他の第1の使用例に関する免震装置の上部に免震構造の建造物を構築する例を略示的に示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付構造において、他の第2の使用例に関する免震装置の上部に免震構造の建造物を構築する例を略示的に示した説明図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法及び取付構造において、使用されるテンプレートの他の第1例を示す平面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法及び取付構造において、使用されるテンプレートの他の第2例を示す平面図である。 同実施の形態に係る免震装置の取付方法及び取付構造において、使用されるテンプレートの他の第3例を示す平面図である。
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳しく説明する。図1〜図7は第1の実施の形態に係る免震装置の取付方法を示すものであり、図1において、免震建造物が構築される地盤1に基礎となる複数本の鋼管杭2を打ち込んで設けると共に、該鋼管杭2の頭部2aが一部露出する程度に鉄筋コンクリート造りの基礎スラブ3が現場打ちで形成される。この鋼管杭2は、概ね建造物の柱が構築される位置に設けられる。
このように設けられた各鋼管杭2の頭部2aに免震装置を取り付けるために、各鋼管杭2の頭部2aの内側には、所定高さのコンクリートが打設できるようにそれぞれ仕切板4が設けられると共に、打設したコンクリートと鋼管杭2との一体化を高めるために複数条のリング状の突起5が、例えば、溶接手段などにより設けられている。
そして、免震装置を取り付けるために、各鋼管杭2の頭部2a上面に同一レベルと水平度を出すための仮設プレート6を配設する。この仮設プレート6には、アンカーボルト8aと長ナット8bとから構成されている複数のアンカー部材8がボルト10を介して取り付けられており、前記アンカー部材8が、鋼管杭2の頭部2aから内部に位置するように仮設プレート6を適宜の支持手段11により支持させる。
この支持手段11は、例えば、図2に示したように、バー状の2本の支持体12、13と、該支持体12、13の各両端部側にそれぞれ設けた支持台14、15と、該各支持台14、15と支持体12、13との間の間隔を調整できる調整ネジ16、17とからなっており、支持台14、15は基礎スラブ3上に固定され、仮設プレート6は少し長めのボルト10によって支持体12、13に支持されている。
このように各鋼管杭2の頭部2a上面に仮設プレート6を配設し、各調整ネジ16,17をそれぞれ操作して、各鋼管杭2上の仮設プレート6の高さ位置(レベル)と、水平度(レベル)とを全て設計上の正規位置にセット又は設置させる。なお、この支持手段11は、あくまでも一例であって、その他に、例えば、仕切板4との間で複数本の棒状材を介在させて支持させても良いのである。要するに、仮設プレート6を支持し、その高さレベルと水平レベルとが調整できる支持手段であれば良いのである。
仮設プレート6の高さレベルと水平レベルとが正規位置にセットされた後において、図3(A)に示したように、仮設プレート6の中央部の注入孔6aから鋼管杭2の頭部内にコンクリート18を仮設プレート6のほぼ上面レベルまで注入するのである。そして、内部に注入されたコンクリート18については、例えば、内部振動方式や型枠振動方式又は表面振動方式のいずれかの振動方式を用いて振動を与えることにより締め固めを行えば良い。
注入したコンクリート18が硬化した後に、支持手段11の支持体12、13を取り外すと共に全てのボルト10を外し、図3(B)に示したように、仮設プレート6だけを剥がして取り外し、仮設プレート6の下面側に注入され硬化したコンクリート18の状態を調べると、図3(C)に示したように、コンクリート18の上面で仮設プレート6を剥がした凹部18a内に気泡又は空隙やブリージング等によって生じた巣(隙間)及び不規則な凹みや痘痕状態19が確認できる。なお、取り外した仮設プレート6は基本的には繰り返し使用するのである。また、仮設プレート6は鋼板製としても良いし、木製ベニヤ板等としても良い。
そこで、図4(A)に示したように、前記取り外したボルト10を各長ナット8bに再度螺着させてボルト10の頂部を塞いでから、凹部18a内に、例えば、粘性のある液状の例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂またはポリエステル樹脂等の樹脂剤からなる上面修正材20を注意深く塗布又は注入して凹部18aから溢出しないように全面的に埋めるようにする。この上面修正材20は粘性のある液状であるから、図4(B)に示したように、凹部18a内の巣(隙間)及び不規則な凹みや痘痕状態19を完全に埋めると共に、その上面修正材20の上面は必然的に水平になって水平レベルの調整が行われるのであり、その水平になった状態で硬化する。なお、注入又は塗布する上面修正材20の厚みは概ね2〜5mm程度である。
このように液状の上面修正材20で水平レベルの調整が行われて硬化した後に、ボルト10を取り外し、図5で示したように、免震装置用の新たな下部ベースプレート21を載置したときに前記上面修正材20との接触面が全面的に馴染んで安定し、さらに、図6で示したように、その上部に免震装置22を載置し、固定用のボルト23により下部ベースプレート21と上面修正材20とを挿通し、アンカー部材8の長ナット8bに螺着させてアンカーボルト8aと連結固定して、免震装置22を水平状態に且つ設計上の正確な位置に強固に安定した状態で取り付けることができるのである。
そして、基礎構造物A2に正確な位置で且つ水平状態に取り付けられた免震装置22の上部には、図7に示したように、上部ベースプレート24を介して上部構造コンクリート25が載置され、該上部構造コンクリート25内に設置されるアンカー部材26のナット27に固定ボルト28を螺着させて適正な状態で取り付けられるのである。なお、上部構造コンクリート25には大梁29や柱30が取り付けられて建造物Aの上部構造物A1が構築されるのである。
また、第1の実施の形態に係る免震装置の取付方法について他の2つの使用例を図8と図9に示してある。第1の使用例を示す図8において、基礎構造物A2となる現場打ちコンクリート杭31の上部に所要長さの頭部鋼管32が取り付けられた場合であって、この頭部鋼管32に対しても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の方法で、仮設プレート6の設置と取り外し、コンクリート18の注入、例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂またはポリエステル樹脂等の樹脂剤からなる上面修正材20の塗布等の工程を行って水平レベルの調整を行い、その後に下部ベースプレート21を載置することで馴染みが良好で安定し、その下部ペースプレート21上に免震装置22をセットして固定用のボルト23で固定する点、及び、その後に建造物Aの上部構造物A1を構築する点では同じであるので、同一部分には同一符合を付してその説明は省略する。特に、現場打ちコンクリート杭31であるから、その上部に注入されるコンクリート18はコンクリート杭31と一体化するので、仕切板4とリング状の突起5は不要なのである。
さらに、第2の使用例を示す図9について説明する。この使用例は基礎杭に適用するのではなく、基礎9である現場打ちの基礎コンクリート33において、構築される建造物Aの柱が取り付けられる設計上の位置に、前記第1の実施の形態とほぼ同様の方法で、仮設プレート6の設置、基礎コンクリート33の形成(打設)、基礎コンクリート33の硬化後に、仮設プレート6を取り外し、例えば樹脂剤からなる上面修正材20の塗布等の工程を行って水平レベルの調整を行い、その後に下部ベースプレート21と免震装置22とをセットして固定用のボルト23で固定する点、及び、その後に建造物Aの上部構造物A1を構築する点では同じであるので、前記第1の使用例と同様に、同一部分には同一符合を付してその説明は省略する。
いずれにしてもこれら使用例においては、アンカー部材を取り付けた仮設プレートを免震装置が取り付けられる設計上の正しい位置に、高さレベルと水平レベルとを調整して設置し、コンクリートを注入または打設して硬化させた後に、仮設プレートを除去又は剥がして仮設プレートの下面で硬化したコンクリート面に気泡又は空隙やブリージング等によって生じた巣(隙間)及び不規則な凹みや痘痕状態があっても、それらは上面修正材の塗布又は注入によって埋められると共に水平レベルの調整がなされるのであり、上面修正材の硬化後に、その上部に下部ベースプレートを載置することで馴染みが良好で安定し、その下部ペースプレート上に免震装置をセットして固定することによって、免震装置を水平状態に且つ設計上の正確な位置に強固に取り付けることができる点で共通するのである。
次ぎに、本発明の第2の実施の形態について図10〜19に示してある。なお、前記第1の実施の形態と同一部分には同一符合を付して説明する。まず、図10において、免震建造物が構築される地盤1に基礎となる複数本の鋼管杭2を打ち込んで設けると共に、該鋼管杭2の頭部2aが一部露出する程度に鉄筋コンクリート造りの基礎スラブ3が現場打ちで形成される。なお、鋼管杭2は、概ね建造物の柱が構築される位置に設けられる。
このように設けられた各鋼管杭2の頭部2aに免震装置を取り付けるために、各鋼管杭2の頭部2aの内側には、所定高さのコンクリートが打設できるようにそれぞれ仕切板4が設けられると共に、打設したコンクリートと鋼管杭2との一体化を高めるために複数条のリング状の突起5が溶接手段などにより一体的に取り付けられている。
そして、免震装置を取り付けるために、各鋼管杭2の頭部2a上面に同一レベルと水平度を出すためのリング状で所要幅の板材からなるテンプレート36を配設する。このテンプレート36には、アンカーボルト8aと長ナット8bとから構成されるいる複数のアンカー部材8がボルト10を介して取り付けられており、前記アンカー部材8が、鋼管杭2の頭部2aから内部に位置するようにテンプレート36を適宜の支持手段11により支持させる。この場合のテンプレート36は、複数のアンカー部材8を適正な状態で支持して鋼管杭2の頭部2a内の適正位置に配設するために用いられるものである。
前記支持手段11は、例えば、図11に示したように、バー状の2本の支持体12、13と、該支持体12、13の各両端部側にそれぞれ設けた支持台14、15と、該各支持台14、15と支持体12、13との間の間隔を調整できる調整ネジ16、17とからなっており、支持台14、15は基礎スラブ3上に固定され、テンプレート36は少し長めのボルト10によって支持体12、13に支持されている。
このように各鋼管杭2の頭部2a上面にテンプレート36を配設し、各調整ネジ16,17をそれぞれ操作して、各鋼管杭2上のテンプレート36の高さ位置(レベル)と、水平度(レベル)とを全て設計上の正規位置にセット又は設置させる。なお、この支持手段11は、あくまでも一例であって、その他に、例えば、仕切板4との間で複数本の棒状材を介在させて支持させても良いのである。要するに、テンプレート36を支持し、その高さレベルと水平レベルとが調整できる支持手段であれば良いのである。
テンプレート36の高さレベルと水平レベルとが正規位置にセットされた後において、リング状のテンプレート36は、その中央部に大きな空間部があるので、その空間部から鋼管杭2の頭部2a内にコンクリート18を注入する。この場合の注入量は、テンプレート36のほぼ上面レベルまで達する程度であって、内部に注入されたコンクリート18については、例えば、内部振動方式や型枠振動方式又は表面振動方式のいずれかの振動方式を用いて振動を与えることにより締め固めを行えば、テンプレート36の幅が狭いので、その下面側には気泡や巣(隙間)がほとんど生じないし、また、目視によってその量を判断し、多ければ掬い取るし少なければ少しずつ注ぎ足せば良いのであり、最終的には鏝を用いてテンプレート36の上面と面一になるように全体を略平面に均せば良いが、それでもコンクリート18の上面が平面または水平になるとは限らないのである。
全体を略平面に均したコンクリート18が硬化した後に、支持手段11の支持体12、13を取り外すと共に全てのボルト10を緩めて、図12(A)に示したように、長ナット8bから離脱させない程度に上方に突出させて長ナット8bの上端開口部を塞がないようにして、粘性のある液状の樹脂剤からなる上面修正材20を所要厚さ(2〜5mm程度)塗布する。
もし仮に、塗布する液状の上面修正材20の粘性が低くて流動性がある場合には、図12(B)に示したように、テンプレート36の周面を囲うように円形状の囲い壁37を載置して配設し、その内側に粘性の低い液状の上面修正材20を所要量注入する。この場合に、テンプレート36を含むコンクリート18の上面は鏝によって全体が略平面に均されているので、囲い壁37を載置して設けるだけでも樹脂が漏れてしまうような隙間は生じないのである。
塗布または注入した上面修正材20が硬化することによって、図12(C)に示したように、テンプレート36及びコンクリート18を含む鋼管杭2の頂部に、上面が水平な上面修正材20の層が形成されるのである。ところで、テンプレート36を含むコンクリート18の上面全体が見た目で平面であっても、実際には振動によるコンクリートの打設や締め固め等の作業の際に、僅かに歪んだり傾斜したりする場合もあるのであるから、その歪みや傾斜を塗布した上面修正材20によって水平レベルに調整できるのである。
このように上面修正材20で水平レベルの調整が行われて硬化した後に、ボルト10を取り外し、図13で示したように、免震装置用の下部ベースプレート21を載置すれば上面修正材20との馴染みが良好で水平状態に安定し、更に、図14で示したように、免震装置22を載置し、固定用のボルト23により下部ベースプレート21と上面修正材20とを挿通し、アンカー部材8の長ナット8bに螺着させてアンカーボルト8aと連結固定して、免震装置22を水平状態に且つ設計上の正確な位置に強固に取り付けることができるのである。
そして、基礎構造物A2に正確な位置で且つ水平状態に取り付けられた免震装置22の上部には、図15に示したように、上部ベースプレート24を介して上部構造コンクリート25が載置され、該上部構造コンクリート25内に配置されるアンカー部材26のナット27に固定ボルト28を螺着させて適正な状態で取り付けられるのである。なお、上部構造コンクリート25には大梁29や柱30が取り付けられて建造物Aの上部構造物A1が構築されるのであり、前記第1の実施の形態と同様である。
また、この第2の実施の形態に係る免震装置の取付方法についても、前記第1の実施の形態と同様に他の2つの使用例がある。第1の使用例を示す図16において、基礎構造物A2となる現場打ちコンクリート杭31の上部に所要長さの頭部鋼管32が取り付けられた場合であって、この頭部鋼管32に対しても、前記第2の実施の形態とほぼ同様の方法で、テンプレート36の設置、コンクリート18の注入、上面修正材20の塗布等の工程を行って水平レベルの調整を行い、その後に下部ベースプレート21を載置することで馴染みが良好で安定し、その下部ペースプレート21上に免震装置22をセットして固定用のボルト23で固定する点、及び、その後に建造物Aの上部構造物A1を構築する点では同じであるので、同一部分には同一符合を付してその説明は省略する。特に、現場打ちコンクリート杭31であるから、その上部に注入されるコンクリート18はコンクリート杭31と一体化するので、仕切板4とリング状の突起5は不要なのである。
さらに、第2の使用例を示す図17について説明する。この使用例は基礎杭に適用するのではなく、基礎9である現場打ちの基礎コンクリート33において、構築される建造物の柱が取り付けられる設計上の位置に、前記第2の実施の形態とほぼ同様の方法で、テンプレート36の設定、基礎コンクリート33の形成(打設)、基礎コンクリート33の硬化後に、上面修正材20の塗布等の工程を行って水平レベルの調整を行い、その後に下部ベースプレート21を載置することで馴染みが良好で安定し、その下部ペースプレート21上に免震装置22をセットして固定用のボルト23で固定する点、及び、その後に建造物Aの上部構造物A1を構築する点では同じであるので、前記第2の使用例と同様に、同一部分には同一符合を付してその説明は省略する。
いずれにしてもこれら使用例においては、アンカー部材を取り付けたテンプレートを免震装置が取り付けられる設計上の正しい位置に、高さレベルと水平レベルとを調整して設置し、コンクリートを注入または打設して硬化させた後に、テンプレートを埋め込んだままの状態で、そのテンプレートを含む上面に上面修正材を塗布して、上面の荒れや傾斜を補正して水平レベルの調整がなされるのであり、上面修正材の硬化後に、その上部に載置した下部ベースプレートとの馴染みが良好で水平状態に安定し、該安定した下部ベースプレート上に免震装置とをセットして固定することによって、免震装置を水平状態に且つ設計上の正確な位置に強固に安定して取り付けることができる点で共通するのである。
さらに、第2の実施の形態で使用されるリング状で所要幅の板材からなるテンプレート36については、図18〜図20に示した構成のものも使用できる。即ち、他の第1例はリング状のテンプレート36の全体が歪まないように、内側に十字状の補強プレート38を一体的に取り付けた構成のもの、又は、他の第2例はテンプレート36と補強プレート38を一体的に取り付けたものを二分割した構成のもの、さらに、他の第3例はテンプレート36の外周面の複数箇所に舌状の補助アンカー取付部39を設けた構成のもの(非リング状)等が使用可能である。要するに、テンプレート36は基本的には所要幅の板材からなるリング状であるが、そのテンプレートにさらに補強部材等が取り付けられたものや、複数に分割したものも使用可能なのである。そして、いずれもアンカー部材8がボルト10を介して取り付けられている点では同じなのである。
以下に他の実施の形態を説明する。
前記アンカー部材8は、先の実施の形態で説明したようにアンカーボルト8aと長ナット8bとから構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、いずれか一方または両方が実施し得るように構成してあっても良い。その一例として、例えば、アンカーボルトの変わりに鉄筋またはスタットボルトとしても良い。
また、前記上面修正材20は、エポキシ樹脂やアクリル樹脂またはポリエステル樹脂等の樹脂剤とすることが好ましいが、例えば、高強度無収縮モルタル材(商品名:セラマックス)とすることもできる。
通常、免震装置から大きな軸力が免震装置を設置する直下面のコンクリートに作用するから、コンクリートの横方向に割裂応力が発生してコンクリートに損傷を与える恐れがある。そのため、図7〜図9及び図15〜図17に示すように、杭頭部または基礎の上面に設置されたアンカー部材周囲に所定深さまでスパイラル補強7を配設することが望ましい。そうすることによって横拘束補強効果が得られ、杭頭部や基礎上面のコンクリートが損傷することはなく免震装置から作用してくる軸力がスムーズに杭や基礎に伝達されることになる。
なお、本発明は以上に示している実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が自在に行えるのである。
本発明に係る免震装置の取付方法については、基本的に下部ベースプレートを取り付ける前に上面修正材を所要厚さに塗布することによって、免震装置が取り付けられる位置の傾きや打設したコンクリートの痘痕状態を修復した後に下部ベースプレートをアンカー部材と連結させて強固に固定することができるため、該下部ベースプレートに取り付けられた免震装置は設計上の正しい位置に適正な状態で取り付けることができるのであり、鋼管杭頭部或いは現場打ちのコンクリート杭頭部や基礎コンクリート上にも広く利用することができるのである。
1 地盤
2 鋼管杭
2a 頭部
3 基礎スラブ
4 仕切板
5 突起
6 仮設プレート
7 スパイラル補強筋
8 アンカー部材
8a アンカーボルト
8b 長ナット
9 基礎
10 ボルト
11 支持手段
12、13 支持体
14、15 支持台
16、17 調整ネジ
18 コンクリート
18a 凹部
19 凹みや痘痕状態
20 上面修正材
21 下部ベースプレート
22 免震装置
23 固定用のボルト
24 上部ベースプレート
25 上部構造コンクリート
26 アンカー部材
27 ナット
28 固定ボルト
29 大梁
30 柱
31 コンクリート杭
32 頭部鋼管
33 基礎コンクリート
36 テンプレート
37 囲い壁
38 補強プレート
39 補助アンカー取付部
A 建造物
A1 上部構造物
A2 基礎構造物

Claims (6)

  1. 取り外し可能な仮設プレートにアンカー部材が取り付けられ、該アンカー部材を杭頭部または基礎の上面に挿入し設計上の正規位置に位置決めして前記仮設プレートを設置し、
    該仮設プレートの設置を維持した状態で杭頭部内または基礎内にコンクリートを注入し仮設プレートの上面レベルまで打設して前記アンカー部材を固定し、
    その後仮設プレートを取り外して打設したコンクリート上面に液状の上面修正材を塗布してコンクリート上面の凹部及び痘痕部分を埋めると共に水平レベルの調整を行い、
    前記塗布して水平レベルの調整を行った上面修正材が硬化した後に下部ベースプレートと免震装置とを設置し固定用のボルトを挿通して前記アンカー部材と連結して固定すること
    を特徴とする免震装置の取付方法。
  2. 所要幅の板材からなるテンプレートにアンカー部材が取り付けられ、該アンカー部材を杭頭部または基礎の上面に挿入し設計上の正規位置に位置決めして前記テンプレートを設置し、
    該テンプレートの中央部から杭頭部内または基礎内にコンクリートを注入してテンプレートの上面レベルまで打設して前記アンカー部材を固定し、
    前記テンプレート及び打設したコンクリート上面に液状の上面修正材を塗布してコンクリート上面の荒れを埋めると共に水平レベルの調整を行い、
    前記塗布して水平レベルの調整を行った上面修正材が硬化した後に下部ベースプレートと免震装置とを設置し固定用のボルトを挿通して前記アンカー部材と連結して固定すること
    を特徴とする免震装置の取付方法。
  3. 前記上面修正材が液状の樹脂剤であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の免震装置の取付方法。
  4. 建造物の上部構造物と基礎構造物との間に設置される免震装置の取付構造において、
    前記基礎構造物である杭頭部または基礎のコンクリートに固定されたアンカー部材と免震装置を固定する下部ベースプレートとの間に、液状の上面修正材を塗布して水平レベルの調整を行って硬化した前記上面修正材を介在させたこと
    を特徴とする免震装置の取付構造。
  5. 前記アンカー部材の頭部に所要幅の板材からなるテンプレートが設けてあること
    を特徴とする請求項4に記載の免震装置の取付構造。
  6. 前記上面修正材が液状の樹脂剤であること
    を特徴とする請求項4に記載の免震装置の取付構造。
JP2010093867A 2010-04-15 2010-04-15 免震装置の取付方法と取付構造 Active JP4641328B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010093867A JP4641328B1 (ja) 2010-04-15 2010-04-15 免震装置の取付方法と取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010093867A JP4641328B1 (ja) 2010-04-15 2010-04-15 免震装置の取付方法と取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4641328B1 true JP4641328B1 (ja) 2011-03-02
JP2011226066A JP2011226066A (ja) 2011-11-10

Family

ID=43836003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010093867A Active JP4641328B1 (ja) 2010-04-15 2010-04-15 免震装置の取付方法と取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4641328B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5165139B1 (ja) * 2012-08-21 2013-03-21 黒沢建設株式会社 免震装置の取付方法と取付構造

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5889044B2 (ja) * 2012-03-01 2016-03-22 大成建設株式会社 基礎構造の構築方法
JP6924682B2 (ja) * 2017-12-04 2021-08-25 東亜建設工業株式会社 杭頭免震構造およびその構築方法
JP6924683B2 (ja) * 2017-12-04 2021-08-25 東亜建設工業株式会社 杭頭免震構造およびその構築方法
RU193791U1 (ru) * 2019-07-15 2019-11-15 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Крымский федеральный университет имени В.И. Вернадского" Трубобетонная сейсмоизолирующая опора на монолитном железобетонном фундаменте
RU200348U1 (ru) * 2020-06-08 2020-10-20 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Крымский федеральный университет имени В.И. Вернадского" Нижний шарнирный узел сейсмоизолирующей опоры в трубобетонном варианте на монолитном фундаменте
JP7422054B2 (ja) 2020-11-10 2024-01-25 鹿島建設株式会社 コンクリート構造物の構築方法およびコンクリート構造物
JP7378861B1 (ja) 2023-02-28 2023-11-14 小川工業株式会社 コンクリート製テンプレート、及びコンクリート製テンプレートの製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147962B2 (ja) * 1973-04-05 1976-12-17
JPH0384165A (ja) * 1989-08-29 1991-04-09 Itsusei:Kk アンカーボルトの施工方法及びアンカーボルトのセット器具
JPH09177366A (ja) * 1995-12-25 1997-07-08 Hazama Gumi Ltd 鉄骨鉄筋コンクリート柱と免震装置との接合構造及びその接合方法
JPH11323979A (ja) * 1998-05-13 1999-11-26 Daiwa Juko Kk マンホール蓋の高さ調整装置および調整方法
JP4392816B2 (ja) * 1999-02-09 2010-01-06 東海コンクリート工業株式会社 セメント製品の成形方法
JP4483087B2 (ja) * 2000-12-27 2010-06-16 大成建設株式会社 アンカーボルトの施工方法
JP3671155B2 (ja) * 2001-01-18 2005-07-13 日本ピラー工業株式会社 杭基礎構造
JP2007247167A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nippon Pillar Packing Co Ltd 免震支承装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5165139B1 (ja) * 2012-08-21 2013-03-21 黒沢建設株式会社 免震装置の取付方法と取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011226066A (ja) 2011-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4641328B1 (ja) 免震装置の取付方法と取付構造
US20130008108A1 (en) Foundation system for bridges and other structures
JP4738886B2 (ja) 設備用基礎
JP2011047201A (ja) 免震構造の構築方法
JP6632290B2 (ja) 鋼製柱の脚部構造及び鋼製柱脚部の施工方法
KR101753744B1 (ko) 기초부 보강 하부지지프레임 및 매립 거푸집을 이용한 기둥-기초부 일체 결합 시공방법 및 이에 의해 시공된 기둥-기초부 일체 결합 구조물
JP5165139B1 (ja) 免震装置の取付方法と取付構造
JP2008255724A (ja) アンカーボルト付基礎構造の施工用治具
JP3671344B2 (ja) 基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法
KR101282333B1 (ko) 십자형 지지대를 이용한 교량 상부구조물의 인상 지지구조 및 인상 지지구조의 시공방법
JP4928142B2 (ja) 免震下部構造施工方法
JP4844926B2 (ja) 柱脚部の接合構造およびその施工方法
CN106592623B (zh) 底坑结构安装方法
KR101728161B1 (ko) 트러스거더형 데크패널 가설용 평탄패드 및 이를 이용한 천장거푸집 시공구조
JP5912194B1 (ja) 木造建築物の施工方法及び該施工方法に用いる基礎部材
JP2018100488A (ja) 免震構造、ベースプレートおよび下部基礎部材の構築方法
JP5562779B2 (ja) 太陽電池パネル基礎架台の施工方法
JP2009293198A (ja) 柱脚構造およびその施工方法
JP7270816B2 (ja) 免震上部基礎構造の作製方法及び基礎構造の作製方法
JP2019056282A (ja) 脚状部支持構造およびその作製方法
JP5470195B2 (ja) 構造体の設置方法
JP2019190097A (ja) 建築物の接合構造
JP5470196B2 (ja) 構造体の設置方法
JP7149744B2 (ja) 免震上部基礎構造及びその作製方法、並びに免震基礎の施工方法
JP2017218848A (ja) 門型構造物及びその構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4641328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250