JP5562562B2 - 放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数チャンネルの放送サービスによる放送を受信する放送受信装置に関するものである。
現在、種々の放送サービスが提供されている。また、このような各種放送を、放送受信機能を搭載した携帯端末などの小型の端末を用いて受信し再生することは、広く日常的に行われている。携帯端末などの小型の放送受信装置は、ユーザが携帯して移動したり、または自動車に搭載されるなどして、移動しながら利用されることが非常に多い。このように移動を伴う場合、放送を受信している場所の電波の状況により、その放送の受信状況が悪化して、放送の視聴が妨げられることが多分に想定される。例えば、放送受信装置を携帯しているユーザが電波の届きにくい建物の中に一時的に入ってしまったり、放送受信装置を搭載した自動車がトンネルに入ってしまった場合などが典型的な例である。
このような場合に、放送の受信が一時的に妨げられてしまうと、その期間は映像や音声が乱れたり、あるいは欠損してしまったりすることがある。このようなことが比較的長い時間発生したり、または頻繁に発生したりすると、ユーザにとってストレスになるだけでなく、放送された重要な情報を逃してしまう恐れもある。このような問題は、音声放送、映像放送、映像および音声の放送、データ放送などに共通する問題である。
このような問題を解決し得るものとして、従来、電波を受信できる場所にリピータなどを設置し、このリピータなどが受信した電波を、電波の届きにくい場所に再放出する技術が知られている。このようにすれば、建物の内部やトンネル内でも電波を受信することが期待できる。
しかしながら、上記したリピータを設置する技術においては、電波の届きにくい場所ごとにリピータが必要になる。したがって、リピータの数に応じて、設備コストが高額になるという問題が依然残る。
そこで、このようなリピータを設置する必要なく、一時的に電波の届きにくい場所に入るなど何らかの要因で電波の受信が中断した場合でも、途切れることなく連続して情報を再生できる情報受信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術においては、情報の送信側である放送局は、視聴チャンネルと、これと同じ内容の情報を所定時間先行して送信する先行チャンネルと、の2つのチャンネルで送信を行っている。情報の受信側である情報受信装置は、先行チャンネルによる最新の情報を受信して常に所定時間ぶん蓄積している。視聴チャンネルによる情報の再生中に、(電波の受信状況の悪化などにより)視聴チャンネルによる情報の受信ができなくなった場合、この情報受信装置は、視聴チャンネルによる情報の再生を、記録済みの先行チャンネルの情報の再生に切り替える。
この特許文献1に記載の情報受信装置によれば、(視聴中の)視聴チャンネルの電波の受信が一時的に途絶えたとしても、受信できなかった情報と同じ情報が既に先行チャンネルにより受信され蓄積されているため、この情報を読み出すことにより再生を継続することができる。したがって、放送を受信している最中に視聴チャンネルの受信が中断した場合でも、再生出力の中断を極力抑えることができる。
特許第3730847号公報
しかしながら、このような受信を可能にするために、特許文献1に記載の情報受信装置は、視聴チャンネルの情報を受信する視聴チャンネルチューナと、先行チャンネルの情報を受信する先行チャンネルチューナとの、2つのチューナを備える必要がある。このため、1つ(1種類)の放送を視聴するために2つずつのチューナを要することになり、機器の構成の複雑化、および、それに伴う高コスト化の問題が残る。
また、この情報受信装置は、視聴チャンネルの情報を出力しながら、先行チャンネルのデータを記憶部に蓄積している。このため、視聴チャンネルおよび先行チャンネルの2つのチューナを、常時受信状態にしておく必要がある。したがって、消費電力が増大するという課題がある。
なお、この情報受信装置に放送波を送信する基地局は、1つ(1種類)の放送を行うにあたり2つの異なるチャンネルを用いて送信を行うため、使用する電波の帯域幅は、通常の放送の2倍必要になる。したがって、周波数の利用効率の観点からも課題が残る。
さらに、特許文献1に記載の情報受信装置は、視聴チャンネルによる情報の受信が正常に行われているか否かを判定するために、視聴チャンネルチューナの出力をリアルタイムで監視している。このように、視聴チャンネルの放送をリアルタイムで監視しながら再生している際に、視聴チャンネルチューナの出力に誤りがあると判定された場合、既に蓄積されている先行チャンネルの情報に瞬時に切り替えなければ、放送の再生は途切れてしまう。このような処理を行うためには、情報受信装置は高速な処理を要求される。したがって、このような要求を満たす受信装置のコストが高騰する恐れもある。
また、上述のように視聴チャンネルによる情報の再生中に出力に誤りがあると判定され、先行チャンネルの情報に切り替えた場合、この先行チャンネルの情報による放送が、切り替える前の視聴チャンネルの情報よりもさらに劣悪であることもあり得る。しかしながら、特許文献1に記載の情報受信装置は、視聴チャンネルによる情報の再生中に出力に誤りがあると判定された場合、たとえ視聴チャンネルの情報よりもさらに劣悪であっても、即座に先行チャンネルの情報に切り替えざるを得ない。したがって、切り替えた後に再生される先行チャンネルの情報が非常に劣悪であった場合、やはり放送の再生が途切れてしまうことは避けられない。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、受信に伴う消費電力を低減すると共に、電波状態の悪化による放送の再生品質の劣化を低減することができる放送受信装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る放送受信装置の発明は、
第1のチャンネル(現在チャンネル)のデータを受信すると共に、当該第1のチャンネルのデータと同一のデータであり所定時間先行している第2のチャンネル(先行チャンネル)のデータを受信することができる受信部と、
前記受信部が受信した前記第2のチャンネルのデータを蓄積するデータ蓄積部(バッファ)と、
前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質を評価するデータ評価部と、
前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータを受信するように前記受信部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の放送受信装置において、
前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータを補正するデータ補正部をさらに備え、
前記制御部は、前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該第2のチャンネルのデータを補正するように前記データ補正部を制御して、当該補正後の前記第2のチャンネルのデータの品質も所定の品質以下であると前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータを受信するように前記受信部を制御するものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の放送受信装置において、
前記第1のチャンネルのデータと、前記第2のチャンネルのデータとを合成するデータ合成部をさらに備え、
前記制御部は、前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータと、該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータとを合成するように前記データ合成部を制御するものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の放送受信装置において、
前記データ蓄積部に蓄積された前記第2チャンネルのデータを補正するデータ補正部をさらに備え、
前記制御部は、前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該第2のチャンネルのデータを補正するように前記データ補正部を制御して、当該補正後の前記第2のチャンネルのデータの品質も所定の品質以下であると前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータと、該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータとを合成するように前記データ合成部を制御するものである。
また、請求項5に係る発明は、請求項1に記載の放送受信装置において、
前記制御部は、放送の受信を開始してから前記所定時間の間、前記第1のチャンネルのデータと、前記第2のチャンネルのデータとを同時に受信し、前記放送の受信を開始してから前記所定時間経過後は、前記第2のチャンネルのデータのみを受信するように前記受信部を制御するものである。
本発明の放送受信装置によれば、第1のチャンネルのデータと同一のデータが所定時間先行して送信される第2のチャンネルのデータは常時受信するが、第1のチャンネルのデータは一時的にのみ受信する。したがって、2つのチャンネルで同時に受信動作を行う場合に比べて、受信に必要な消費電力を著しく低減させることができる。
また、本発明の放送受信装置によれば、通常時に再生している第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になった場合、その第2のチャンネルのデータに対応する第1のチャンネルのデータを受信する。したがって、先行して受信する第2のチャンネルのデータの品質に問題が見つかった場合、それを実際に再生するまでには時間的な余裕があるため、その間に種々の処理を行うことにより、再生するデータの品質を向上させることもできる。
本発明の放送受信装置を、例えばMediaFLO(登録商標)のような、単一周波数帯域で多チャンネルの放送を実現する放送システムに適用すれば、放送の受信に必要なチューナは1つでよい。したがって、複数のチューナを搭載する場合に比べてコストを低減させることができる。さらに、単一周波数帯域で多チャンネルの放送を行うため、電波の利用効率の観点からも無駄が生じない。
OFDMのサブキャリアを説明する図である。 インタレースに対するサービスの割り当て例を示す図である。 MediaFLOに用いられるフレームの概略構成を示す図である。 第1実施の形態に係る放送局の概略構成を示すブロック図である。 第1実施の形態に係る放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施の形態による放送再生開始処理を説明するフローチャートである。 第1実施の形態による放送再生開始処理を説明する概念図である。 第1実施の形態による再生における放送補正処理を説明するフローチャートである。 第1実施の形態による再生における放送補正処理を説明する概念図である。 第2実施の形態に係る放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。 第3実施の形態に係る放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。 第4実施の形態に係る放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施の形態においては、本発明を適用する放送システムの例として、MediaFLOを想定して説明する。しかしながら、本発明を適用することができる放送システムはMediaFLOに限定されるものではない。本発明は、複数チャンネルの放送を選択的に同時に受信するように制御を行うことができる形態の放送システムであれば、任意の放送システムに適用することができる。
(第1実施の形態)
まず、本発明の第1実施の形態に係る放送局および放送受信装置を説明するにあたり、その基礎となる放送形態の例であるMediaFLOの基幹技術について説明する。
MediaFLO(登録商標)は、単一周波数帯域で多チャンネルの放送を同時に実現するサービスである。移動体環境に適した技術であるため、携帯端末をはじめとする受信端末に映像や音楽などを配信する多チャンネル放送サービスとして、近年注目されている。
MediaFLOのエアインターフェースはFLO(Forward Link Only)と呼ばれ、FLOの物理層にはOFDMが採用されている。以下、例として、2008年現在商用サービスを行っている米国のMediaFLOの仕様を説明する。図1に示すように、FLOは6MHzの帯域幅を使用し、サブキャリアの本数は4096本である。この4096本のサブキャリアのうち、実際に使用するサブキャリアは、ガードサブキャリア96本を除いた4000本である。MediaFLOは、4000本のサブキャリアを、8つのインタレースと呼ばれるグループに分割する。各インタレースは、4000本のサブキャリアから8本おき選択した500本のサブキャリアから構成される。1つのインタレースはパイロットシンボルとして使用されるため、残りの7つのインタレースがデータ送信に使用される。MediaFLOでは、1つのインタレースを最小の単位として、周波数帯域に対するサービス(映像、音声、字幕など)の割り当てが行われる。
図2は、インタレースに対するサービスの割り当て例を示す図である。縦軸のインタレースは周波数軸における分割を表し、横軸は時間軸の分割を表している。MediaFLOの各サービスは、MLC(Multicast Logical Channel)と呼ばれる論理チャンネル上で運ばれる。MLCは、1つ以上のインタレースと、1つ以上のOFDMシンボルとから構成される。図2の太線で囲まれた範囲はそれぞれ異なるMLCを表すものであり、各MLCには、映像、音声、および字幕などのデータが格納されている。また、例えば図2の斜線で示すMLCのみで構成されるサービスを視聴するには、当該MLCを構成するインタレースおよびOFDMシンボルのみをデコード(間欠受信)すれば良い。
このように、MediaFLOでは時間領域、周波数領域を細かく分割したサービスの割り当てが行われており、必要なMLCのみを選択的にデコードする(間欠受信する)ことによって、放送受信端末の受信部の省電力化を図ることができる。なお、MediaFLOでは、1つのチューナで全てのインタレースを受信することができるため、さらに数多くのMLCを同時にデコードし、多チャンネルのコンテンツなど複数のサービスを同時に視聴することも可能である。すなわち、複数のチャンネルのデータを同時に受信する場合でも、1つのチューナで受信することができる。
また、MediaFLOは、ワイドエリア送信およびローカルエリア送信などの、異なるエリアタイプの番組をブロードキャストすることができる。このため、MediaFLOは、単一周波数帯域で、広域放送に相当する「ワイド(Wide)エリア」向けコンテンツと、地域放送に相当する「ローカル(Local)エリア」向けコンテンツとを放送するための、時間軸上で区切られた信号領域を持つ。番組内でコンテンツ全ての情報が、複数の地域において同一である広域放送は、Wideエリアで放送信号を送信する。一方、ある番組内でコンテンツの情報が、複数の地域において同一でない地域放送は、Localエリアの領域で放送信号を送信する。
図3は、MediaFLOに用いられるフレームの構成を単純化して示した図である。MediaFLOで用いられるフレームは、周期(Duration)が1秒間のスーパーフレーム(Superframe)と呼ばれるフレームから構成される。1つのスーパーフレームには、4つのフレームが含まれる。各フレームはさらに、時間的に、ワイドエリア向けのコンテンツのデータ(Wide-area Data)とローカルエリア向けのコンテンツのデータ(Local-area Data)とに分割される。なお、これらワイドエリア向けデータとローカルエリア向けデータとの境界は、自由に設定することができる。
各Wide-area DataおよびLocal-area Dataのそれぞれにどのような情報が入っているかを表すために、OIS(Overhead Information Symbol)という領域が用意されている。このOISも、時間的にWide-areaとLocal-areaに分割されている。放送受信装置を用いてコンテンツを再生する際は、受信したスーパーフレームのOISを参照することによって、後続の4つのフレームに含まれるMLCのうち、再生に必要なものを選択的に受信することができる。
このように、MediaFLOでは、放送受信装置を用いて、ワイドエリア向けコンテンツおよびローカルエリア向けコンテンツのうち、任意の複数のコンテンツを受信して再生することができる。また、このようなコンテンツを放送するMediaFLOの放送局は、単一の周波数帯域で、広域放送および地域放送を、それぞれ多チャンネルで行うことができる。
次に、本実施の形態に係る放送局を説明する。図4は、本実施の形態に係る放送局9の概略構成を示す機能ブロック図である。なお、本実施の形態に係る放送局9は、上述したMediaFLOに対応した放送局として説明する。
本実施の形態の放送局9は、エンコーダ10と、データ蓄積部20と、OFDM変調部30と、RF(Radio Frequency)部40と、送信アンテナ50と、を備えている。エンコーダ10は、コンテンツプロバイダから供給されるMediaFLOの放送コンテンツをエンコードする。エンコーダ10によりエンコードされた放送コンテンツのデータは、所定のチャンネル(以下「現在チャンネル」という)と先行チャンネルとの2つのチャンネルに分岐させて、現在チャンネルのデータはデータ蓄積部20に送出し、また先行チャンネルのデータはOFDM変調部30に送出する。したがって、現在チャンネル(第1のチャンネル)のデータと先行チャンネル(第2のチャンネル)のデータとは、同一内容(同一コンテンツ)のデータとなる。なお、現在チャンネルの「現在」とは、リアルタイムで再生可能に制御されたコンテンツが含まれているチャンネルを示している。
データ蓄積部20は、現在チャンネルのデータを所定時間蓄積することにより遅延させてから、OFDM変調部30に送出する。したがって、先行チャンネルのデータは、現在チャンネルのデータと同一内容(同一コンテンツ)であるが、現在チャンネルのデータよりも所定時間ぶん先行している。
OFDM変調部30は、データ蓄積部20から送出された現在チャンネルのデータと、エンコーダ10から送出された先行チャンネルのデータとを、合わせてOFDM変調する。RF部40は、OFDM変調部30によりOFDM変調されたデータをRF帯域に変換する。送信アンテナ50は、RF部40によりRF帯域に変換されたRF信号を送出する。
以上のような構成により、放送局9は、周囲の放送受信装置に対して、1つの放送(1つのコンテンツ)を、2つのチャンネルを用いて放送を行う。MediaFLOの放送においては、単一の周波数帯域で複数チャンネルの放送を行うことができるため、このような同一コンテンツを2つのチャンネルを用いて放送しても、使用する放送波の帯域幅は単一である。さらに、このような同一コンテンツの2つのチャンネルを1つの単位として、このような放送を複数設定したとしても、使用する放送波の帯域幅は単一にすることができる。
次に、本実施の形態に係る放送受信装置を説明する。図5は、本実施の形態に係る放送受信装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態に係る放送受信装置1は、上述した放送局9からのMediaFLOの放送を受信して再生を行うことができる装置である。
本実施の形態の放送受信装置1は、受信アンテナ100と、RF(Radio Frequency)部110と、OFDM復調部120と、データ蓄積部130と、データ評価部140と、制御部150と、切替スイッチ160と、デコーダ170と、データ再生部180と、を備えている。
受信アンテナ100は、放送局9から送出されるMediaFLO放送の放送波を受信する。RF部110は、受信アンテナ100が受信したRF信号を、デジタル処理可能な帯域のベースバンド信号に変換する。したがって、本実施の形態では、受信アンテナ100およびRF部110を含めて、受信部を構成する。放送局9からは、第1のチャンネルである所定のチャンネル(ユーザにより選局されたチャンネル、以下「現在チャンネル」という)のデータとともに、現在チャンネルのデータと同一内容(同一コンテンツ)で所定時間ぶん先行している第2のチャンネルである先行チャンネルのデータが送信されてくる。したがって、本実施の形態の受信部は、MediaFLOの放送波を受信するため、現在チャンネルのデータと同一のデータが所定時間先行して送信される先行チャンネルのデータを受信しながら、同時に現在チャンネルのデータも選択的に受信することができる。
OFDM復調部120は、RF部110により変換されたベースバンド信号に対してOFDM復調を行う。OFDM復調された信号は、複数の放送データが混在した信号になる。OFDM復調部120によりOFDM復調された放送コンテンツのデータは、現在チャンネルと先行チャンネルとの2つのチャンネルに分割して、現在チャンネルのデータは切替スイッチ160に送出し、また先行チャンネルのデータはデータ蓄積部130に送出する。
データ蓄積部130は、受信部により受信されてOFDM復調部120から分割された先行チャンネルのデータを蓄積する。データ評価部140は、データ蓄積部130に蓄積された先行チャンネルのデータ(音声データ、映像データ、データ放送のデータなど)が正常であるか否かなど、所定の品質を満たすか否かを評価する。この評価の結果、先行チャンネルのデータの品質が所定の品質以下になった場合、データ評価部140は、データ品質が所定の品質以下になるタイミングを制御部150に通知する。
切替スイッチ160は、データ蓄積部130から送出される先行チャンネルのデータの出力と、OFDM復調部120から送出される現在チャンネルのデータの出力とを、制御部150の制御によって切り替える。制御部150は、データ評価部140の評価の結果に応じて、受信アンテナ100を含むRF部110(すなわち受信部)の受信、OFDM復調部120の復調範囲、および切替スイッチ160の切り替えタイミングを制御する。
デコーダ170は、切替スイッチ160から出力される先行チャンネルまたは現在チャンネルのデータをデコードする。データ再生部180は、デコーダ170によりデコードされた放送コンテンツのデータを再生する。
次に、図6のフローチャートおよび図7の概念図を参照して、本実施の形態による放送再生開始処理を説明する。本実施の形態による放送再生開始処理とは、放送受信装置1を用いて、放送局9からの放送波を受信して再生する際の初期動作に係る処理のことである。本処理は、具体的には、放送受信装置1の電源をオンにしてMediaFLOの放送の再生を開始したり、または放送受信装置1においてMediaFLOの放送を再生するアプリケーションプログラムを起動するなどして、最初に放送波を受信して再生する際の処理に相当する。
本実施の形態による放送再生開始処理が開始すると、まず、制御部150は、ラストチャンネルやユーザ操作に基づくチャンネル(以下「現在チャンネル」とする)、およびそのチャンネルと同一のコンテンツを先行して放送している先行チャンネルの、双方のチャンネルのデータを同時に受信するようにRF部110およびOFDM復調部120を制御する。これと同時に、データ蓄積部130は、OFDM復調部120によりOFDM復調が完了した先行チャンネルのデータの蓄積を開始する。また、同時に、制御部150は、切替スイッチ160を切り替えて、現在チャンネルのデータを出力する。以上の処理により、先行チャンネルのデータをデータ蓄積部130に蓄積しつつ、現在チャンネルのデータを用いた放送の再生を開始することができる(ステップS10)。
上述した処理を、図7の概念図を用いてさらに説明する。図7は、本実施の形態による放送再生開始処理を説明する概念図である。図7において、時間の経過に従って放送のデータ(コンテンツ)が左から右に流れる様子を概念的に表している。なお、それぞれの段の四角い部位(ブロック)に付されている番号は、データ(コンテンツ)の流れを便宜的に所定の時間で概念的に区切ったことを表すものである。同じ番号のデータのブロックは、データ(コンテンツ)の中で同一の時間に対応することを表す。
図7において、最上段に示す現在チャンネル(C1)は、放送受信装置1が放送の受信(および再生)を開始した時点から、現在チャンネルのデータのブロックが、「1」「2」「3」「4」の順番で(左から右へと)放送されることを表す。また、最下段に示す先行チャンネル(C2)は、現在チャンネルのデータよりも所定時間だけ先行して放送されるため、放送受信装置1が放送の受信(および再生)を開始した時点で、データのブロックは「2」から開始する。
中下段に示すデータ蓄積部(B)は、データ蓄積部130に蓄積されるデータを表す。ステップS10の処理においては、放送再生開始処理の開始と同時に、先行チャンネル(C2)のデータを受信するとともに当該データの蓄積を開始する。図7に示す先行チャンネル(C2)からデータ蓄積部(B)に向かう矢印は、受信した先行チャンネル(C2)のデータ(ブロック「2」)を、(左から右へと)順次、データ蓄積部130に蓄積している様子を表す。
中上段に示す再生出力(P)は、放送受信装置1のデータ再生部180において実際に再生するデータを表す。ステップS10の処理においては、放送再生開始処理の開始と同時に、現在チャンネル(C1)のデータも受信するとともに、切替スイッチ160を切り替えて、現在チャンネルのデータをデコードして出力する。図7に示す現在チャンネル(C1)から再生出力(P)に向かう矢印は、現在チャンネル(C1)のデータ(ブロック「1」)を、(左から右へと)順次、データ再生部180が再生する様子を表す。
このように、ステップS10の処理により、受信した先行チャンネル(C2)のデータ(ブロック「2」)をデータ蓄積部130に蓄積するとともに、受信した現在チャンネル(C1)のデータ(ブロック「1」)の再生を開始することができる。したがって、放送再生開始処理を開始すると、現在チャンネルのデータから再生が開始されるため、処理の開始時点からデータの遅延なく再生を開始することができる。
ステップS10の処理が開始した後、制御部150は、データ蓄積部130に蓄積されるデータが規定量、すなわち所定の時間ぶんに達したか否かを判定する(ステップS20)。この判定は、蓄積されるデータの量が規定量に達した際に、制御部150がデータ蓄積部130からの通知を受けることで行うこともできるし、蓄積されるデータの量が規定量に達する時間(所定時間)を、制御部150のカウンタで計測して行うこともできる。
データ蓄積部130に蓄積されるデータが規定量に達しないうちは、ステップS10の処理を継続して行う。すなわち、先行チャンネル(C2)のデータ(ブロック「2」)をデータ蓄積部130に蓄積するとともに、受信した現在チャンネル(C1)のデータ(ブロック「1」)の再生を継続する。
ステップS20にて、データ蓄積部130に蓄積されるデータが規定量に達した場合、すなわち所定時間が経過した時点で、制御部150は、切替スイッチ160を切り替えて、データ蓄積部130に蓄積された先行チャンネルのデータを出力する(ステップS30)。さらに、ステップS30の完了と同時に、制御部150は、現在チャンネルのデータの受信を停止するようにRF部110およびOFDM復調部120を制御する(ステップS40)。なお、先行チャンネルのデータの受信は継続して行う。
上述したステップS20〜ステップS40の処理を、図7の概念図を用いてさらに説明する。ステップS10の処理を開始した後に所定時間が経過して、ステップS20の処理を開始する時点で、現在チャンネル(C1)のデータは、ブロック「1」の終端(右端)まで受信している。また、この受信に基づいて、再生出力(P)においても、データのブロック「1」の終端(右端)まで再生が完了している。
ステップS20の判定に基づいてステップS30の処理が開始する時点では、再生出力(P)において、データのブロック「2」の始端(左端)から再生を行うことが必要である。このデータのブロック「2」は、この時点で既に先行チャンネル(C2)により受信が完了し、データ蓄積部130(B)に蓄積されている。
したがって、ステップS30にて、切替スイッチ160を切り替えることにより、以降、既にデータ蓄積部130(B)に蓄積されているデータを再生することができる。これにより、再生出力(P)においては、現在チャンネルによるデータのブロック「1」に続けて、先行チャンネルによるデータのブロック「2」「3」「4」を利用することで、途切れることなく連続して再生を行うことができる。
所定時間経過後は、原則として、データ蓄積部130(B)に蓄積されている先行チャンネル(C2)のデータを読み出して用いるため、現在チャンネル(C1)のデータを受信しないようにできる。したがって、ステップS40にて、現在チャンネルのデータの受信を停止する。図7の現在チャンネル(C1)においては、データのブロック「2」以降は受信しない様子を、斜線を施すことにより示している。
このように、本実施の形態による放送再生開始処理によれば、所定時間経過までは、現在チャンネルのデータおよび先行チャンネルのデータを同時に受信するが、所定時間経過後は、先行チャンネルのデータのみを受信する。したがって、僅かな時間を除いてほぼ1つのチャンネルの放送波のみを受信してデコードするため、常時2つのチャンネルの放送波を受信してデコードする場合に比して、消費電力を著しく低減できる。
次に、図8のフローチャートおよび図9の概念図を参照して、本実施の形態による、再生における放送補正処理を説明する。本実施の形態による再生における放送補正処理とは、放送受信装置1を用いて放送局9からの放送波を受信して再生している最中に、放送波の受信状態が悪化して、受信したデータの品質が所定の品質以上に低下した場合に行う処理である。具体的には、この処理は、放送受信装置1が電波の届きにくい建物やトンネルの中などに入るなどして、電波の受信が一時的に中断した場合などに行う。
図8のフローチャートに示す、本実施の形態による再生における放送補正処理の開始時には、図6および図7にて説明した放送再生開始処理により放送のコンテンツの再生を開始した後に、当該再生を継続しているものとして説明する。
したがって、この場合、図9に示すように、現在チャンネル(C1)のデータは受信せずに、既に先行チャンネル(C2)から受信してデータ蓄積部130(B)に蓄積したデータを読み出して、現在チャンネル(C1)のタイミングで再生する(ステップS100)。
図9に示す概念図の例では、再生出力(P)は、データのブロック「6」の内容を、現在チャンネル(C1)のデータのブロック「6」のタイミングに合わせて再生している。しかしながら、このデータのブロック「6」の再生出力(P)は、現在チャンネル(C1)から受信したデータではなく、既に先行チャンネル(C2)から(データのブロック「7」の前に)受信してデータ蓄積部130(B)に蓄積したデータである。図9において、現在チャンネル(C1)のデータのブロック「6」を受信していない様子を、斜線を施すことにより示している。
このように、ステップS100の処理により、放送のコンテンツを受信して再生している最中、データ評価部140は、データ蓄積部130(メモリ)に蓄積される先行チャンネルのデータに異常がないか否かを監視する(ステップS110)。先行チャンネルのデータが異常になる場合とは、先行チャンネルのデータの品質が所定の品質以下になる場合のことであり、具体的には、例えば電波状態の悪化などにより、放送波の受信状態が悪化して、データの一部が欠損する場合などがある。
例えば、図9に示すように、先行チャンネル(C2)から受信しているデータの品質が、データのブロック「8」の一部で低下する場合を想定する。先行チャンネル(C2)から受信するデータは、データ蓄積部130(B)に蓄積される。したがって、データ評価部140は、データ蓄積部130(B)に蓄積された先行チャンネル(C2)のデータの品質が所定の品質以下になったと判定する。この際に行うデータ品質の判定は、既存の種々のデータ品質評価法を用いて行うことができる。また、データの「所定の品質」とは、データを再生する際に視聴者の視聴に堪えうるレベルを予め規定しておき、視聴者の好みに応じて、放送受信装置1の設定により、後から設定変更できるようにしてもよい。
ステップS110において、蓄積された先行チャンネル(C2)のデータが所定の品質以下になったと判定された場合、データ評価部140は、データが所定の品質以下になるタイミング(箇所)、および所定の品質に復旧するタイミング(箇所)を、制御部150に通知する。先行チャンネル(C2)のデータをデータ蓄積部130に蓄積してから、読み出して実際に(現在チャンネルのデータのタイミングで)再生するまでには、先行チャンネルのデータが現在チャンネルのデータに先行するぶんの時間的な猶予が存在する。このため、制御部150は、データ評価部140から通知された、データが所定の品質以下になるタイミングまで、蓄積された先行チャンネル(C2)のデータを再生する(ステップS120)。
図9に示す例において、先行チャンネル(C2)においてデータのブロック「8」の一部のデータ品質が低下する際、再生しているデータの再生出力(P)は、ブロック「7」のデータである。このデータのブロック「7」は、既に受信が完了してデータ蓄積部130(B)に蓄積したデータを読み出して再生するため、データ品質が低下するタイミングにおいても、再生出力(P)のデータは品質的に問題なく再生できる。なお、この際、現在チャンネル(C1)のデータは受信していない。このようにして、再生出力(P)は、ブロック「8」においてデータが所定の品質以下になるタイミングまで、データ蓄積部130(B)に蓄積した先行チャンネル(C2)のデータを読み出して再生を継続することができる。
ステップS120において、再生出力(P)のデータが所定の品質以下になるタイミングに達するにあたり、制御部150は、現在チャンネル(C1)のデータも同時に受信するように、RF部110およびOFDM復調部120を制御する。また、これと同時に、制御部150は、切替スイッチ160を切り替えて、現在チャンネル(C1)のデータを出力する(ステップS130)。再生出力(P)においては、もともと先行チャンネル(C2)のデータを読み出して現在チャンネル(C1)のタイミングで再生していたため、切替スイッチ160を現在チャンネル(C1)切り替えても、途切れることなくスムーズに再生を継続できる。なお、現在チャンネルの受信や復調処理にかかる時間などを考慮して、上述のタイミングの少し前から上記動作を行うのが好ましい。
図9に示す例においては、再生出力(P)は、ブロック「8」においてデータが所定の品質以下になるタイミングまで、データ蓄積部130(B)に蓄積した先行チャンネル(C2)のデータを読み出して再生を継続している。しかしながら、ブロック「8」のデータが所定の品質以下になるタイミングで、再生出力(P)を、現在チャンネル(C1)から受信したデータの再生に切り替える。これにより、先行チャンネル(C2)のデータが所定の品質以下になっても、再生出力(P)においては再生を継続することができる。
ステップS130の後、制御部150は、データが所定の品質に復旧するタイミング(データ評価部140から通知されている)まで、現在チャンネル(C1)から受信したデータを再生する(ステップS140)。ステップS140にて、データが所定の品質に復旧するタイミングに達したら、制御部150は、切替スイッチ160を切り替えて、データ蓄積部130(B)に蓄積した先行チャンネル(C2)のデータを出力する。また、これと同時に、現在チャンネル(C1)のデータの受信を停止するように、RF部110およびOFDM復調部120を制御する(ステップS150)。
図9に示す例においては、再生出力(P)は、ブロック「8」においてデータが所定の品質以下になったタイミングからは、現在チャンネル(C1)のデータを受信して再生を継続している。しかしながら、ブロック「8」のデータが所定の品質に復旧するタイミングで、再生出力(P)を、先行チャンネル(C2)から受信してデータ蓄積部130(B)に蓄積したデータの再生に切り替える。これにより、データが所定の品質に復旧した後は、現在チャンネル(C1)のデータを受信しないようにできる。
このように、本実施の形態の再生における放送補正処理によれば、通常の再生時は先行チャンネル(C2)のデータのみを蓄積して再生する。しかしながら、先行チャンネル(C2)のデータの品質が所定の品質以下になったとデータ評価部140により評価される場合、この評価がなされた先行チャンネル(C2)のデータに対応する現在チャンネル(C1)のデータをさらに受信して再生する。したがって、電波状態の悪化に対して、再生品質の劣化を低減することができる。また、先行チャンネルのデータに問題が生じた時間以外は、1つのチャンネルの放送波のみを受信してデコードするため、常時2つのチャンネルの放送波を受信してデコードする場合に比して、消費電力を著しく低減できる。
本実施の形態によれば、データ蓄積部130に蓄積した先行チャンネルのデータの品質に問題が発見されてから、そのデータを再生するタイミングまでには、先行チャンネルのデータが現在チャンネルのデータに先行するぶんの時間的な余裕がある。したがって、先行チャンネルのデータの品質に問題が発見されてから現在チャンネルのデータに切り替えるまでの処理には、さほどの高速性は必要とされない。このため、本実施の形態による放送受信装置1は、処理を高速にするためのコストをある程度抑えることができる。
また、本実施の形態による放送受信装置1は、MediaFLOの放送を受信するため、放送の受信に必要なチューナは1つでよい。したがって、複数のチューナを搭載する場合に比べてコストを低減させることができる。さらに、単一周波数帯域で多チャンネルの放送を行うため、電波の利用効率の観点からも効率的である。
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態に係る放送受信装置を説明する。
図10は、第2実施の形態に係る放送受信装置2の概略構成を示す機能ブロック図である。第2実施の形態に係る放送受信装置2は、第1実施の形態で説明した放送受信装置1において、データ補正部200をさらに備えるものである。このデータ補正部200は、既存の種々の手法を用いることにより、データ蓄積部130に蓄積された先行チャンネルのデータを補正することができる。例えば、データ補正部200は、異常が検出された動画のフレームを構成するデータの前後のデータを用いることにより、フレームの補完を行うなど、様々な技術を用いて先行チャンネルのデータを補正することができる。
次に、第2実施の形態に係る放送受信装置2による処理を、第1実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
上述した第1実施の形態では、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になったとデータ評価部140が評価した場合、制御部150は、その評価がなされた先行チャンネルのデータに対応する現在チャンネルのデータを受信して再生するように制御を行った。第2実施の形態では、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になったとデータ評価部140が評価した場合、制御部150は、まず、その所定の品質以下になった先行チャンネルのデータを補正するようにデータ補正部200を制御する。なお、データ補正部200により補正されたデータは、その後の再生出力に備えて、データ蓄積部130に書き戻される。
データ補正部200により先行チャンネルのデータを補正した結果、このデータが所定の品質を超える程度に回復したとデータ評価部140により評価された場合、制御部150は、この補正したデータを用いて再生を行うように制御する。一方、データ補正部200により先行チャンネルのデータを補正しても、このデータが所定の品質以下であるとデータ評価部140により評価された場合に初めて、現在チャンネルのデータを用いる。すなわち、この場合、制御部150は、所定の品質以下であると評価された先行チャンネルのデータに対応する現在チャンネルのデータを受信して(切り替えて)再生するように制御を行う。
データ補正部200によりデータを補正しても所定の品質以下である場合とは、例えば、異常が検出された動画のフレームを構成するデータの前後のデータを用いてもフレームが補完できずに、フレームロスが改善できない場合などが想定できる。このような、ユーザの視聴に耐え難いデータの品質を予め規定しておくことができる。
なお、データ補正部200によりデータを補正しても所定の品質以下である場合、データ評価部140は、データが所定の品質以下になるタイミング(箇所)、および所定の品質に復旧するタイミング(箇所)を、制御部150に通知する。制御部150は、通知されたタイミングに基づいて、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になるタイミングで切替スイッチ160を切り替えて、再生出力を、現在チャンネルから受信したデータの再生に切り替える。その後、データが所定の品質に復旧するタイミングに達したら、制御部150は、切替スイッチ160を切り替えて、データ蓄積部130に蓄積した先行チャンネルのデータを出力する。
このように、本実施の形態によれば、先行チャンネルのデータに問題が発生しても、まずはそのデータに補正を試みて、その補正によってもデータ品質が改善されない場合にのみ、現在チャンネルによるデータを受信して再生を行う。したがって、本実施の形態による放送受信装置2は、補正処理の程度により、第1実施の形態による放送受信装置1よりも更に消費電力を低減する効果が期待できる。
(第3実施の形態)
次に、本発明の第3実施の形態に係る放送受信装置を説明する。
図11は、第3実施の形態に係る放送受信装置3の概略構成を示す機能ブロック図である。第3実施の形態に係る放送受信装置3は、第1実施の形態で説明した放送受信装置1において、切替スイッチ160を、データ合成部300に変更したものである。このデータ合成部300は、OFDM復調部により復調された現在チャンネルのデータと、データ蓄積部130から読み出した先行チャンネルのデータとを、既存の種々の手法を用いることにより合成することができる。
例えば、データ合成部300は、2つのチャンネルのうち一方のデータが一時的に欠損している場合、もう一方のチャンネルのデータを重ね合わせることにより、欠損のないデータを生成することができる。また、データ合成部300は、異常が検出された動画のフレームを、異常が検出されない動画のフレームと交換することにより、フレームの異常がない動画のデータを生成することもできる。このように、データ合成部300は、様々な技術を用いて、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとを、合成することができる。
次に、第3実施の形態に係る放送受信装置3による処理を、第1実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
上述した第1実施の形態では、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になったとデータ評価部140が評価した場合、制御部150は、その評価がなされた先行チャンネルのデータに対応する現在チャンネルのデータを受信して再生するように制御を行った。第3実施の形態では、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になったとデータ評価部140が評価した場合、制御部150は、データ合成部300を制御して、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとを、合成する。この際、データ合成部300は、所定の品質以下になったと評価された先行チャンネルのデータと、その評価がなされた先行チャンネルのデータに対応する現在チャンネルのデータとを合成する。
なお、データ評価部140は、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になったと評価した場合、データが所定の品質以下になるタイミング(箇所)、および所定の品質に復旧するタイミング(箇所)を、制御部150に通知する。制御部150は、通知されたタイミングに基づいて、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になるタイミングでデータ合成部300を制御して、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとを、合成する。したがって、放送受信装置3の再生出力は、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとが合成されたデータに基づく出力になる。その後、データが所定の品質に復旧するタイミングに達したら、制御部150は、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとの合成動作を停止するように、データ合成部300を制御する。
この処理により、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になった場合、当該データが所定の品質以下になった期間だけ、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとが合成されたデータに基づく再生出力が供給される。
このように、本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様に消費電力の低減を実現することができ、さらに、2つのチャンネルから供給し得る最高品質のデータを提供することができる。したがって、先行チャンネルのデータ品質が低下したため現在チャンネルのデータに切り替えた際、現在チャンネルのデータが先行チャンネルのデータよりもさらに劣悪な品質であるため、切り替えた後のデータ品質も結局劣悪であるという事態は回避される。
(第4実施の形態)
次に、本発明の第4実施の形態に係る放送受信装置を説明する。
図12は、第4実施の形態に係る放送受信装置4の概略構成を示す機能ブロック図である。第4実施の形態に係る放送受信装置4は、第1実施の形態で説明した放送受信装置1において、第2実施の形態で説明した放送受信装置2と、第3実施の形態で説明した放送受信装置3と、の特徴部を併せて備えるものである。すなわち、第4実施の形態に係る放送受信装置4は、第1実施の形態で説明した放送受信装置1において、データ補正部200をさらに備え、かつ、切替スイッチ160を、データ合成部300に変更したものである。
第4実施の形態に係る放送受信装置4による処理は、基本的に、第1実施の形態で説明した放送受信装置1において、第2実施の形態で説明した放送受信装置2の処理と、第3実施の形態で説明した放送受信装置3の処理とを併せたものである。すなわち、放送受信装置4においては、先行チャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったとデータ評価部140が評価した場合、まず、制御部150は、その所定の品質以下になった先行チャンネルのデータを補正するようにデータ補正部200を制御する。データ補正部200により補正されたデータは、その後の再生出力に備えて、データ蓄積部130に書き戻される。
先行チャンネルのデータを補正した結果、このデータが所定の品質を超える程度に回復したと評価された場合、制御部150は、データの合成は行わずに、この補正した先行チャンネルのデータを用いて再生を行うようにデータ合成部300を制御する。一方、先行チャンネルのデータを補正しても、このデータが所定の品質以下であるとデータ評価部140により評価された場合に初めて、制御部150は、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとを合成するようにデータ合成部300を制御する。この場合、制御部150は、所定の品質以下であると評価がなされた先行チャンネルのデータと、その評価がなされた先行チャンネルのデータに対応する現在チャンネルのデータとを合成するようにデータ合成部300を制御する。
なお、データ補正部200によりデータを補正しても所定の品質以下である場合、データ評価部140は、データが所定の品質以下になるタイミング(箇所)、および所定の品質に復旧するタイミング(箇所)を、制御部150に通知する。制御部150は、通知されたタイミングに基づいて、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になるタイミングでデータ合成部300を制御して、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとを、合成する。その後、データが所定の品質に復旧するタイミングに達したら、制御部150は、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとの合成動作を停止するように、データ合成部300を制御する。
このように、本実施の形態によれば、先行チャンネルのデータが所定の品質以下になった場合、まずはそのデータに補正を試みて、その補正によってもデータ品質が改善されない場合にのみ、現在チャンネルのデータと、先行チャンネルのデータとの合成を行う。したがって、本実施の形態による放送受信装置4は、第2実施の形態による放送受信装置2と同様に、第1実施の形態による放送受信装置1よりも、更に消費電力を低減する効果が期待できる。さらに、本実施の形態による放送受信装置4は、第3実施の形態による放送受信装置4と同様に、2つのチャンネルから供給し得る最高品質のデータを提供することができる。したがって、先行チャンネルのデータ品質が低下したため現在チャンネルのデータに切り替えた際、現在チャンネルのデータが先行チャンネルのデータよりもさらに劣悪な品質であるため、切り替えた後のデータ品質も結局劣悪であるという事態も回避される。
なお、本発明は、上述した各実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、上述した各実施の形態では、先行チャンネルと現在チャンネルの2つのチャンネルを用いて、同一データを時間的にずらして配信することにより放送を行うようにした。しかしながら、3つ以上のチャンネルを用いて、1つの現在チャンネルに対して複数の先行チャンネルを設け、現在チャンネルと同一データを時間的に異なる分だけずらして配信することにより放送を行うことも考えられる。このようにすれば、第1の先行チャンネルのデータが所定の品質以下になった場合、第1の先行チャンネルよりも若干遅れてデータが配信される第2の先行チャンネルのデータを利用するなどして、データの品質を高めるためのチャンネルを複数にすることができる。
また、上述した各実施の形態では、先行チャンネルのデータのみをデータ評価部140で評価したが、さらに現在チャンネルのデータもデータ評価部140で評価するようにできる。このようにすれば、データ蓄積部130からのデータ、またはデータ補正部200により補正した後のデータに基づく先行チャンネルのデータの品質と、現在チャンネルのデータの品質とを比較して、より良い方のデータを利用するようにできる。
9 放送局
10 エンコーダ
20 データ蓄積部
30 OFDM変調部
40 RF部
50 送信アンテナ
1〜4 放送受信装置
100 受信アンテナ
110 RF部
120 OFDM復調部
130 データ蓄積部
140 データ評価部
150 制御部
160 切替スイッチ
170 デコーダ
180 データ再生部

Claims (5)

  1. 第1のチャンネルのデータを受信すると共に、当該第1のチャンネルのデータと同一のデータであり所定時間先行している第2のチャンネルのデータを受信することができる受信部と、
    前記受信部が受信した前記第2のチャンネルのデータを蓄積するデータ蓄積部と、
    前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質を評価するデータ評価部と、
    前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータを受信するように前記受信部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータを補正するデータ補正部をさらに備え、
    前記制御部は、前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該第2のチャンネルのデータを補正するように前記データ補正部を制御して、当該補正後の前記第2のチャンネルのデータの品質も所定の品質以下であると前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータを受信するように前記受信部を制御する、請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記第1のチャンネルのデータと、前記第2のチャンネルのデータとを合成するデータ合成部をさらに備え、
    前記制御部は、前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータと、該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータとを合成するように前記データ合成部を制御する、請求項1に記載の放送受信装置。
  4. 前記データ蓄積部に蓄積された前記第2チャンネルのデータを補正するデータ補正部をさらに備え、
    前記制御部は、前記データ蓄積部に蓄積された前記第2のチャンネルのデータの品質が所定の品質以下になったと前記データ評価部により評価される場合、当該第2のチャンネルのデータを補正するように前記データ補正部を制御して、当該補正後の前記第2のチャンネルのデータの品質も所定の品質以下であると前記データ評価部により評価される場合、当該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータと、該評価がなされた前記第2のチャンネルのデータに対応する前記第1のチャンネルのデータとを合成するように前記データ合成部を制御する、請求項3に記載の放送受信装置。
  5. 前記制御部は、放送の受信を開始してから前記所定時間の間、前記第1のチャンネルのデータと、前記第2のチャンネルのデータとを同時に受信し、前記放送の受信を開始してから前記所定時間経過後は、前記第2のチャンネルのデータのみを受信するように前記受信部を制御する、請求項1に記載の放送受信装置。
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