WO2023190799A1 - 送信装置、受信装置及び伝送システム - Google Patents

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Abstract

互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムにおいて、前記1エリアに対応する送信装置は、前記第1エリアにおいて送信信号を送信する送信部と、前記送信信号の送信電力を単位区間毎に調整する調整部と、を備え、前記調整部は、第1単位区間において前記送信信号の送信電力を第1送信電力に調整し、第2単位区間において前記送信信号の送信電力を前記第1送信電力よりも小さい第2送信電力に調整する。

Description

送信装置、受信装置及び伝送システム
 本開示は、送信装置、受信装置及び伝送システムに関する。
 日本における地上デジタル放送方式であるISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)方式では、送信装置は、データフレーム及び制御信号(TMCC情報やAC信号)によって構成される伝送フレーム(OFDMフレーム)毎に、映像・音声等のデータを送信する。制御信号は、伝送フレーム毎に伝送フレームに挿入される。また、受信装置は、伝送フレームの同期をとることによって、映像・音声等のデータを抽出して受信処理を実行する(例えば、特許文献1、非特許文献1)。
 さらに、地上デジタル放送の高品質化及び高機能化を目的として、ISDB-T方式の特長を継承した次世代方式(以下、地上放送高度化方式又は高度化方式)の検討が進められている(例えば、非特許文献2)。
特許第6240449号
「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格」,ARIB STD-B31 土田ほか、「地上テレビジョン放送高度化方式の検討」,映像情報メディア学会誌, Vol. 74, No. 3, pp. 569 - 578 (2020)
 開示の一態様は、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムにおいて、前記1エリアに対応する送信装置であって、前記第1エリアにおいて送信信号を送信する送信部と、前記送信信号の送信電力を単位区間毎に調整する調整部と、を備え、前記調整部は、第1単位区間において前記送信信号の送信電力を第1送信電力に調整し、第2単位区間において前記送信信号の送信電力を前記第1送信電力よりも小さい第2送信電力に調整する、送信装置である。
 開示の一態様は、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムで用いる受信装置であって、前記第1エリアに対応する第1送信装置及び前記第2エリアに対応する第2送信装置から受信信号を受信し得る受信部と、前記受信信号に関する受信処理を単位区間毎に制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1送信装置が選択された場合に、前記第2送信装置に対応する第2単位区間において前記受信信号に関する受信処理を実行せずに、前記第1送信装置に対応する第1単位区間において前記受信信号に関する受信処理を実行する、受信装置である。
 開示の一態様は、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムであって、前記第1エリアに対応する第1送信装置と、前記第2エリアに対応する第2送信装置と、受信装置と、を備え、前記第1送信装置は、第1単位区間において第1送信電力を適用し、第2単位区間において前記第1送信電力よりも小さい第2送信電力を適用し、前記第2送信装置は、前記第1単位区間において前記第2送信電力を適用し、前記第2単位区間において前記第1送信電力を適用し、前記受信装置は、前記第1送信装置が選択された場合に、前記第2単位区間において受信処理を実行せずに、前記第1単位区間において受信処理を実行する、伝送システムである。
図1は、実施形態に係る伝送システム1を示す図である。 図2は、実施形態に係る送信装置10を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る受信装置20を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る制御信号の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る制御信号の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る動作例を示す図である。 図7は、変更例1に係る動作例を示す図である。 図8は、変更例2に係る動作例を示す図である。
 次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
 したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
 [開示の概要]
 開示の概要に係る送信装置は、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムにおいて、前記1エリアに対応する送信装置である。前記送信装置は、前記第1エリアにおいて送信信号を送信する送信部と、前記送信信号の送信電力を単位区間毎に調整する調整部と、を備え、前記調整部は、第1単位区間において前記送信信号の送信電力を第1送信電力に調整し、第2単位区間において前記送信信号の送信電力を前記第1送信電力よりも小さい第2送信電力に調整する。
 開示の概要に係る送信装置は、第1単位区間において送信信号の送信電力を第1送信電力に調整し、第2単位区間において送信信号の送信電力を第1送信電力よりも小さい第2送信電力に調整する。すなわち、第1エリア及び第2エリアにおいてき送信信号を受信すべき単位区間を第1単位区間及び第2単位区間で区別するとともに、第1単位区間における送信信号の送信電力を第2単位区間における送信信号の送信電力よりも大きくなるように調整する。このような構成によれば、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用されるケース(Frequency Reuse 1)を想定した場合であっても、第1エリアに対応する送信装置から送信される送信信号が所望の信号である場合に、所望の信号を適切に受信することができる。
 開示の概要に係る受信装置は、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムで用いる受信装置である。前記受信装置は、前記第1エリアに対応する第1送信装置及び前記第2エリアに対応する第2送信装置から受信信号を受信し得る受信部と、前記受信信号に関する受信処理を単位区間毎に制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1送信装置が選択された場合に、前記第2送信装置に対応する第2単位区間において前記受信信号に関する受信処理を実行せずに、前記第1送信装置に対応する第1単位区間において前記受信信号に関する受信処理を実行する。
 開示の概要に係る受信装置は、第1送信装置が選択された場合に、第2送信装置に対応する第2単位区間において受信信号に関する受信処理を実行せずに、第1送信装置に対応する第1単位区間において受信信号に関する受信処理を実行する。すなわち、第1送信装置から送信される送信信号(所望の信号)を受信すべき単位区間を第1単位区間及び第2単位区間で区別する。このような構成によれば、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用されるケース(Frequency Reuse 1)を想定した場合であっても、第1送信装置から送信される送信信号(所望の信号)を適切に受信することができる。
 開示の概要に係る伝送システムは、上述した送信装置及び受信装置を含む伝送システムであってもよい。
 [実施形態]
 (伝送システム)
 以下において、実施形態に係る伝送システムについて説明する。図1は、実施形態に係る伝送システム1を示す図である。図1に示すように、伝送システム1は、送信装置10(ここでは、送信装置10A及び送信装置10B)と、受信装置20と、を有する。
 実施形態において、伝送システム1では、送信装置10A及び送信装置10Bが少なくとも一部が重複する周波数(チャネル)を利用しており、送信装置10A及び送信装置10Bが互いに異なる映像・音声等のデータ(番組)を送信する仕組み(Frequency Reuse 1)が採用される。特に限定されるものではないが、少なくとも一部が重複する周波数(チャネル)は、同一の周波数(チャネル)であってもよい。
 伝送システム1では、SISO(Single-Input Single-Output)が用いられてもよく、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)が用いられてもよい。伝送システム1では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が用いられてもよい。伝送システム1では、ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)方式の特長を継承した次世代方式(以下、地上放送高度化方式又は高度化方式)が採用されてもよい。伝送システム1では、ATSC(Advanced Television Systems Committee)3.0、DTMB(Digital Terrestrial Multimedia Broadcast)-A(Advanced)、5G-broadcastなどの方式が採用されてもよい。
 送信装置10は、複数の階層に属する階層化データを送信してもよい。階層化データは、A階層データ、B階層データ、C階層データを含んでもよい。A階層データは、A0階層データ及びA1階層データを含んでもよい。送信装置10は、送信局又は放送局と称されてもよい。送信装置10Aは、エリア#Aに対応しており、送信装置10Bは、エリア#Bに対応している。エリア#A及びエリア#Bは、互いに隣接する隣接エリアの一例である。エリア#Aは、送信装置10Aから送信される電波の到達範囲であると考えてもよく、エリア#Bは、送信装置10Bから送信される電波の到達範囲であると考えてもよい。エリア#A及びエリア#Bは、放送エリアと称されてもよい。
 受信装置20は、送信装置10から送信される送信信号を受信する装置である。受信装置20は、テレビ受像機であってもよく、スマートフォンやタブレット端末などの装置であってもよい。受信装置20は、受信局と称されてもよい。
 実施形態において、受信装置20は、エリア#A及びエリア#Bの境界(例えば、エリア#A及びエリア#Bの重複エリア)に位置してもよい。受信装置20は、送信装置10Aから送信される送信信号を受信してもよく、送信装置10Bから送信される送信信号を受信してもよい。
 以下においては、説明の明確化の観点から、受信装置20によって選択(希望)された送信装置が送信装置10Aであるケースについて説明する。すなわち、送信装置10Aがユーザによって選局されるケースについて説明する。従って、送信装置10Aが第1送信装置の一例であり、送信装置10Bが第2送信装置の一例である。エリア#Aが第1エリアの一例であり、エリア#Bが第2エリアの一例である。送信装置10Aから送信される送信信号は、希望信号と称されてもよく、送信装置10Bから送信される送信信号は、干渉信号と称されてもよい。希望信号の受信レベル(C; Carrier)と干渉信号の受信レベル(I; Interference)との強度比はC/Iで表されてもよい。C/Iの単位はdBで表されてもよい。
 (送信装置)
 以下において、実施形態に係る送信装置について説明する。図2は、実施形態に係る送信装置10を示す図である。ここで、送信装置10A及び送信装置10Bは、後述するように、第1送信電力が適用される第1単位区間と第2送信電力が適用される第2単位区間とが入れ替わる点を除いて同様の構成を有していてもよい(図6を参照)。以下においては、送信装置10が送信装置10A(第1送信装置)であるケースについて主として説明する。
 図2に示すように、送信装置10は、入力I/F(Interface)110と、BICM(Bit-Interleaved Coded Modulation)部111と、BICM部112と、BICM部113と、BICM部114と、合成部115と、シンボル処理部120と、設定部130と、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)生成部140と、パイロット生成部150と、フレーム処理部160と、を有する。
 入力I/F110は、様々な情報を取得する。例えば、入力I/F110は、映像・音声等のデータを取得する。入力I/F110は、データの送信時刻を取得する。入力I/F110は、データの送信間隔を取得する。送信間隔は、データを送信すべき単位区間の時間長及び周期によって特定される。
 入力I/F110は、A0階層データをBICM部111に出力し、A1階層データをBICM部112に出力し、B階層データをBICM部113に出力し、C階層データをBICM部113に出力する。入力I/F110は、送信時刻及び送信間隔を設定部130に出力する。入力I/F110は、TMCC情報をTMCC生成部140及びパイロット生成部150に出力する。TMCC情報は、複数の階層の各々の伝送パラメータ(変調方式、セグメント数、符号化率等)、伝送フレーム(以下、OFDMフレーム)の同期をとるための同期情報を含む。
 BICM111~BICM114は、入力I/F110から入力されるデータビットに対して、BCH符号化処理、LDPC(Low Density Parity Check)符号化処理を実行する。BICM111~BICM114は、データビットのインタリーブを実行する。データビットのインタリーブは、時間インタリーブ及び周波数インタリーブを含んでもよい。BICM111~BICM114は、データビットを書くキャリアにマッピングする。BICM111~BICM114は、データキャリアシンボルを出力する。BICM111は、A0階層データを処理し、BICM112は、A1階層データを処理し、BICM113は、B階層データを処理し、BICM114は、C階層データを処理する。
 合成部115は、A0階層データのデータキャリアシンボル及びA1階層データのデータキャリアシンボルを合成する。合成部115は、合成されたデータキャリアシンボルをシンボル処理部120に出力する。
 シンボル処理部120は、各各層のデータキャリアシンボルを処理する。シンボル処理部120は、合成部121と、処理部122と、を有する。合成部121は、各各層のデータキャリアシンボルを合成する。処理部122は、帯域分割、データキャリアシンボルの時間インタリーブ、データキャリアシンボルの周波数インタリーブ、帯域合成などの処理を実行する。
 なお、SISOが採用されるケースでは、シンボル処理部120Aが設けられ、MIMOが採用されるケースでは、シンボル処理部120A及びシンボル処理部120Bが設けられてもよい。
 設定部130は、入力I/F110から入力される送信時刻及び送信間隔に基づいて単位区間を特定し、単位区間に適用する送信電力を設定する。送信電力は、送信レベルと称されてもよい。単位区間は、送信電力を切り替え可能な最小区間であると考えてもよい。設定部130は、単位区間毎に設定された送信電力を示す情報(以下、レベル情報)をTMCC生成部140に出力する。設定部130は、単位区間毎に設定されたレベル情報をフレーム処理部160(後述する調整部164)に出力する。
 TMCC生成部140は、入力I/F110から入力されるTMCC情報及び設定部130から入力されるレベル情報に基づいて、TMCC信号を生成する。TMCC信号は、制御信号の一例である。TMCC信号は、単位区間毎に切り替え可能である。TMCC生成部140は、TMCC信号をフレーム処理部160(後述するフレーム構成部161)に出力する。
 パイロット生成部150は、入力I/F110から入力されるTMCC情報に基づいて、パイロット信号を生成する。パイロット生成部150は、パイロット信号をフレーム処理部160(後述するフレーム構成部161)に出力する。パイロット信号は、受信装置20にとって既知の信号である。
 フレーム処理部160は、シンボル処理部120から入力されるデータキャリアシンボル、TMCC生成部140から入力されるTMCC信号、パイロット生成部150から入力されるパイロット信号に基づいて、OFDMフレームを生成する。
 具体的には、フレーム処理部160は、フレーム構成部161と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部162と、GI(Guard Interval)付加部163と、調整部164と、送信部165と、を有する。
 フレーム構成部161は、データキャリアシンボル、TMCC信号及びパイロット信号に基づいて、OFDMフレームを構成する。
 IFFT部162は、フレーム構成部161から入力されたOFDMフレームにIFFTを適用する。
 GI付加部163は、IFFT部162から入力されたOFDMフレームにGIを付加する。
 調整部164は、GI付加部163から入力されたOFDMフレームの送信電力を調整する。
 送信部165は、OFDMフレームを送信する。
 ここで、調整部164は、設定部130から入力されるレベル情報に基づいて、送信電力を調整する。調整部164は、エキサイターと称されてもよい。
 実施形態では、調整部164は、送信信号の送信電力を単位区間毎に調整する調整部を構成する。調整部164は、第1単位区間において送信信号の送信電力を第1送信電力に調整し、第2単位区間において送信信号の送信電力を第1送信電力よりも小さい第2送信電力に調整する。第1単位区間及び第1送信電力は、レベル情報によって特定することができる。
 実施形態では、送信部165は、エリア#A(第1エリア)においてOFDMフレーム(送信信号)を送信する送信部を構成する。ここで、送信部165は、OFDMフレームを構成するTMCC信号を送信する。後述するように、TMCC信号は、単位区間が第1単位区間であるか否かを特定する情報要素(送信レベル)を含む制御信号の一例である(図4を参照)。TMCC信号は、第1単位区間の時間長及び周期を特定する情報要素(変動周期)を含む制御信号の一例である(図5を参照)。送信レベル及び変動周期はレベル情報と総称されてもよい。
 なお、SISOが採用されるケースでは、フレーム処理部160Aが設けられ、MIMOが採用されるケースでは、フレーム処理部160A及びフレーム処理部160Bが設けられてもよい。
 (受信装置)
 以下において、実施形態に係る受信装置について説明する。図3は、実施形態に係る受信装置20を示す図である。受信装置20によって選択(希望)された送信装置が送信装置10Aであるケースについて主として説明する。
 図3に示すように、受信装置20は、受信処理部210と、レベル情報抽出部230と、誤り訂正復号部240と、希望信号特定部250と、出力部260と、を有する。
 受信処理部210は、受信部211と、GI除去部212と、帯域同期部213と、フレーム同期部214と、TMCC復調部215と、チャネル推定部217と、等化部218と、DeI/L(Deinterleave)部219と、を有する。
 受信部211は、送信装置10から送信されるOFDMフレーム(送信信号)を受信する。例えば、受信部211は、希望信号を受信するためのチューナ、受信信号のA/D(Analog/Digital)変換部、FFT(Fast Fourier Transform)部などを含む。実施形態では、受信部211は、送信装置10A及び送信装置10Bから受信信号を受信し得る受信部を構成する。
 GI除去部212は、受信部211から入力されるOFDMフレームからGIを除去する。
 帯域同期部213は、GI除去部212から入力されるOFDMフレームの同期補正処理を実行する。
 フレーム同期部214は、MIMOが採用されるケースにおいて、各系統のOFDMフレームの同期を取る。フレーム同期部214は、SISOが採用されるケースにおいて省略されてもよい。
 TMCC復調部215は、フレーム同期部214から入力されるOFDMフレームからTMCC信号を抽出し、抽出されたTMCC信号を復調する。TMCC信号は、複数の階層の各々の伝送パラメータを含む。TMCC信号は、上述したレベル情報を含んでもよい。TMCC復調部215は、復号されたTMCC信号をレベル情報抽出部230に出力する。
 パイロット抽出部216は、フレーム同期部214から入力されるOFDMフレームからパイロット信号を抽出する。パイロット抽出部216は、抽出されたパイロット信号をチャネル推定部217に出力する。パイロット抽出部216は、データキャリアシンボルを等化部218に出力する。
 チャネル推定部217は、パイロット抽出部216から入力されるパイロット信号に基づいて、各階層に含まれる少なくともいずれか1つの階層に属するデータキャリアシンボルの伝搬路特性を推定する。チャネル推定部217は、推定された伝搬路特性を等化部218に出力する。
 等化部218は、チャネル推定部217から入力される伝搬路特性に基づいて、パイロット抽出部216から入力されるデータキャリアシンボルの等化処理を実行する。等化部218は、データキャリアシンボルをDeI/L部219に出力する。
 DeI/L部219は、等化部218から入力されるデータキャリアシンボルのデインタリーブを実行する。データキャリアシンボルのデインタリーブは、時間デインタリーブを含んでもよく、周波数デインタリーブを含んでもよい。DeI/L部219は、データキャリアシンボルを誤り訂正復号部240に出力する。
 なお、SISOが採用されるケースでは、受信処理部210Aが設けられ、MIMOが採用されるケースでは、受信処理部210A及び受信処理部210Bが設けられてもよい。
 レベル情報抽出部230は、TMCC復調部215から入力されるTMCC信号からレベル情報を抽出する。レベル情報抽出部230は、抽出されたレベル情報を帯域同期部213に出力する。レベル情報は、単位区間が第1単位区間であるか否かを特定する情報要素(送信レベル)及び第1単位区間の時間長及び周期を特定する情報要素(変動周期)を含んでもよい。
 ここで、帯域同期部213は、レベル情報に基づいて、送信装置10Aに対応する第1単位区間を少なくとも特定し、第1単位区間においてFDMフレームの同期補正処理を実行する。一方で、帯域同期部213は、第1単位区間以外の区間(例えば、第2単位区間)においてFDMフレームの同期補正処理を実行しない。
 誤り訂正復号部240は、DeI/L部219から入力されるデータキャリアシンボルをデータビットに変換し、変換されたデータビットのデインタリーブを実行した上で、データビットの誤り訂正復号を実行する。データビットのデインタリーブは、時間デインタリーブ及び周波数デインタリーブを含んでもよい。誤り訂正復号部240は、MIMOが採用されるケースにおいて、各系統のデータキャリアシンボルを合成した上で、データビットへの変換、デインタリーブ及び誤り訂正復号を実行する。誤り訂正復号部240は、データビットを希望信号特定部250及び出力部260に出力する。
 希望信号特定部250は、誤り訂正復号部240から入力されるデータビットに基づいて、受信装置20が受信を希望する送信装置10を特定する。希望信号特定部250は、特定された送信装置10に関する情報を受信部211に出力する。
 ここで、受信部211は、特定された送信装置10に対応する周波数にチューナを合わせた状態で維持する。例えば、送信装置10Aが選択されている場合に、受信部211は、チューナによってチューニングされた周波数について、送信装置10Bに対応する周波数に切り替えずに、送信装置10Aに対応する周波数のまま維持する。
 なお、送信装置10A及び送信装置10Bが同一の周波数を利用する場合には、このような処理は省略されてもよい。
 出力部260は、誤り訂正復号部240から入力されるデータビットに基づいて、映像・音声等のデータを出力する。
 上述したように、帯域同期部213は、第1単位区間以外の区間(例えば、第2単位区間)においてFDMフレームの同期補正処理を実行せずに、第1単位区間においてFDMフレームの同期補正処理を実行する。すなわち、実施形態では、帯域同期部213は、受信信号に関する受信処理を単位区間毎に制御する制御部を構成する。帯域同期部213は、第1送信装置が選択された場合に、第2送信装置に対応する第2単位区間において受信信号に関する受信処理を実行せずに、第1送信装置に対応する第1単位区間において受信信号に関する受信処理を実行する。同期補正処理は、受信信号に関する受信処理の一例である。
 (制御信号)
 以下において、実施形態に係る制御信号の一例について説明する。図4及び図5は、実施形態に係る制御信号の一例を示す図である。実施形態では、制御信号は、TMCC信号である。ここでは、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10(送信装置10A及び送信装置10B)が2つであるケースについて例示し、送信装置10Aから送信されるTMCC信号について例示する。
 第1に、図4に示すように、TMCC信号は、単位区間が第1単位区間であるか否かを特定する情報要素(以下、送信レベル)を含む。送信レベルは、”00”, ”01”, ”10”, ”11”などの2bitで表されてもよい。”00”は、送信電力の調整が行われていないことを意味するビット列であってもよい。”01”は、リザーブを意味するビット列であってもよい。”10”は、単位区間において第1送信電力(強)が適用されていることを意味するビット列であってもよい。”11”は、単位区間において第2送信電力(弱)が適用されていることを意味するビット列であってもよい。
 ここで、第1単位区間は、第1送信電力が適用される単位区間であるため、送信レベルは、単位区間が第1単位区間であるか否かを特定する情報要素であると考えることができる。
 第2に、図5に示すように、TMCC信号は、第1単位区間の時間長及び周期を特定する情報要素(以下、変動周期)を含む。変動周期は、”00”, ”01”, ”10”, ”11”などの2bitで表されてもよい。”00”は、送信電力の調整が行われず、送信電力の変動がないことを意味するビット列であってもよい。”01”は、送信電力の変動周期がTIL/2であることを意味するビット列であってもよい。”10”は、送信電力の変動周期がTIL/4であることを意味するビット列であってもよい。”11”は、送信電力の変動周期がTIL/8であることを意味するビット列であってもよい。
 ここで、TILは、データキャリアシンボルの時間インタリーブ長/時間デインタリーブ長である。すなわち、単位区間は、データキャリアシンボルの時間インタリーブ長/時間デインタリーブ長よりも短い。このような構成によれば、第2単位区間において送信装置10Aから受信信号を受信することができなくても、データキャリアシンボルを連続して受信できない事態を抑制することができる。ひいては、第2単位区間において受信できないデータキャリアシンボルに対応するビットの誤りを誤り訂正復号によって訂正できる可能性を高めることができる。
 図5では、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10が2つであるため、変動周期は、第1単位区間の時間長を示すとともに、第1単位区間の周期(第2単位区間の時間長)を表している。従って、変動周期は、第1単位区間の時間長及び周期を特定する情報要素であると考えることができる。
 なお、データキャリアシンボルの時間インタリーブ長/時間デインタリーブ長(TIL)を除算する値(分母)は、2の階乗によって表されることが好ましい。
 (動作例)
 以下において、実施形態に係る動作例について説明する。図6は、実施形態に係る動作例を示す図である。ここでは、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10(送信装置10A及び送信装置10B)が2つであるケースについて例示する。
 図6に示すように、送信装置10Aは、単位区間(Δt1、Δt3、Δt5)において第1送信電力(強)を適用し、単位区間(Δt2、Δt4、Δt6)において第2送信電力(弱)を適用する。なお、単位区間(Δt1、Δt3、Δt5)は、送信装置10Aに関する第1単位区間の一例であり、単位区間(Δt2、Δt4、Δt6)は、送信装置10Aに関する第2単位区間の一例である。
 一方で、送信装置10Bは、単位区間(Δt2、Δt4、Δt6)において第1送信電力(強)を適用し、単位区間(Δt1、Δt3、Δt5)において第2送信電力(弱)を適用する。なお、単位区間(Δt2、Δt4、Δt6)は、送信装置10Bに関する第1単位区間の一例であり、単位区間(Δt1、Δt3、Δt5)は、送信装置10Bに関する第2単位区間の一例であると考えてもよい。
 このような前提下において、受信装置20によって選択された送信装置10が送信装置10Aであるケースについて説明する。受信装置20は、送信装置10Aに関する第1単位区間に相当する単位区間(Δt1’、Δt3’、Δt5’)において受信処理(例えば、広帯域同期)を実行し、送信装置10Aに関する第2単位区間に相当する単位区間(Δt2’、Δt4’、Δt6’)において受信処理(例えば、広帯域同期)を実行しない。
 従って、送信装置10A及び送信装置10Bから受信する受信信号の双方に同期し得る状況であっても、受信装置20によって選択された送信装置10Aを適切に受信することができる。なお、第2単位区間において送信装置10Aから受信信号を受信することができないが、データキャリアシンボルの時間デインタリーブ及び誤り訂正復号によって第2単位区間において受信できないデータキャリアシンボルに相当するデータシンボルが訂正され得ることに留意すべきである。
 (作用及び効果)
 実施形態では、送信装置10は、第1単位区間において送信信号の送信電力を第1送信電力に調整し、第2単位区間において送信信号の送信電力を第1送信電力よりも小さい第2送信電力に調整する。すなわち、第1エリア及び第2エリアにおいてき送信信号を受信すべき単位区間を第1単位区間及び第2単位区間で区別するとともに、第1単位区間における送信信号の送信電力を第2単位区間における送信信号の送信電力よりも大きくなるように調整する。このような構成によれば、互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用されるケース(Frequency Reuse 1)を想定した場合であっても、第1エリアに対応する送信装置から送信される送信信号が所望の信号である場合に、所望の信号を適切に受信することができる。
 実施形態では、受信装置20は、送信装置10Aが選択された場合に、送信装置10Bに対応する第2単位区間において受信信号に関する受信処理を実行せずに、送信装置10Aに対応する第1単位区間において受信信号に関する受信処理を実行する。すなわち、送信装置10Aから送信される送信信号(所望の信号)を受信すべき単位区間を第1単位区間及び第2単位区間で区別する。このような構成によれば、互いに隣接するエリア#A及びエリア#Bにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用されるケース(Frequency Reuse 1)を想定した場合であっても、送信装置10Aから送信される送信信号(所望の信号)を適切に受信することができる。
 [変更例1]
 以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
 上述した実施形態では、送信装置10A及び送信装置10Bの時刻同期が取れた伝送システム1について例示した。これに対して、変更例1では、送信装置10A及び送信装置10Bの時刻同期が取れていない伝送システム1について例示する。
 図7に示すように、上述した実施形態は、送信装置10A及び送信装置10Bの時刻同期が取れていない伝送システム1にも適用可能である。具体的には、図7に示すケースでは、図6に示すケースと比べて、送信装置10Aに対応する第1単位区間において、送信装置10Aから受信信号を適切に受信可能な区間が短くなるものの、送信装置10Aから受信信号を適切に受信可能な区間が存在する。従って、第1単位区間の時間長の設定及び誤り訂正符号/復号の方式によって、送信装置10Aから送信される送信信号(所望の信号)を適切に受信し得る。
 [変更例2]
 以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
 上述した実施形態では、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10が2つであるケースについて例示した。これに対して、変更例3では、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10が3つであるケースについて例示する。
 図8に示すように、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10が3つであるケースにおいて、送信装置#Aは、単位区間(Δt1、Δt4)において第1送信電力(強)を適用し、単位区間(Δt2、Δt3、Δt5)において第2送信電力(弱)を適用する。なお、単位区間(Δt1、Δt4)は、送信装置#Aに関する第1単位区間の一例であり、単位区間(Δt2、Δt3、Δt5)は、送信装置#Aに関する第2単位区間の一例である。
 一方で、送信装置#Bは、単位区間(Δt2、Δt5)において第1送信電力(強)を適用し、単位区間(Δt1、Δt3、Δt4)において第2送信電力(弱)を適用する。なお、単位区間(Δt2、Δt5)は、送信装置#Bに関する第1単位区間の一例であり、単位区間(Δt1、Δt3、Δt4)は、送信装置#Cに関する第2単位区間の一例である。同様に、送信装置#Cは、単位区間(Δt3)において第1送信電力(強)を適用し、単位区間(Δt1、Δt3、Δt4、Δt5)において第2送信電力(弱)を適用する。なお、単位区間(Δt3)は、送信装置#Cに関する第1単位区間の一例であり、単位区間(Δt1、Δt3、Δt4、Δt5)は、送信装置#Cに関する第2単位区間の一例である。
 このように、送信装置#A~送信装置#Cのうち、1つの送信装置に対応する第1単位区間が、他の送信装置に対応する第1単位区間と重複しなければよい。
 このようなケースにおいて、第1単位区間の周期(第2単位区間の時間長)は、第1単位区間の時間長の2倍であると考えてもよい。第1単位区間の時間長は、実施形態(図5を参照)と同様の考え方で設定されてもよい。データキャリアシンボルの時間インタリーブ長/時間デインタリーブ長(TIL)を除算する値(分母)は、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10の数の階乗で表されることが好ましい。
 変更例2では、第1単位区間の周期は、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10の数によって特定されてもよい。TMCC信号は、第1単位区間の周期(第2単位区間の時間長)を特定する情報要素を含んでもよく、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10の数を特定する情報要素を含んでもよい。
 なお、少なくとも一部が重複する周波数を利用する送信装置10が4つ以上であるケースについても、同様の考え方を適用することが可能であることに留意すべきである。
 [変更例3]
 以下において、実施形態の変更例3について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
 変更例3では、第1送信電力及び第2送信電力の設定方法について説明する。第1送信電力及び第2送信電力は、所望C/I比に基づいて定められてもよい。例えば、送信電力の平均値と第1送信電力(第2送信電力)との差異をΔpで表した場合に、以下に示す式によって表現されてもよい。
 Δp=(Pth/2)+α
 Pthは、所望C/I比を表しており、αは、変調方式、誤り訂正符号化率などによって定められるパラメータである。αは、受信装置20の性能、伝搬路特性(受信環境)などによって定められてもよい。
 [その他の実施形態]
 本発明は上述した開示によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
 上述した開示では、第1単位区間が第1送信電力の適用される単位区間であり、第2単位区間が第2送信電力の適用される単位区間であるケースについて例示した。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。受信装置20によって選択された送信装置10が送信装置10Aであるケースにおいて、第1単位区間は、送信装置10Aに対応する単位区間を意味し、第2単位区間は、送信装置10Bに対応する単位区間を意味してもよい。このようなケースにおいて、第1単位区間の時間長の設定及び誤り訂正符号/復号の方式によって送信装置10Aから送信される送信信号(所望の信号)を受信可能であれば、送信電力の調整が実行されなくてもよい。このようなケースにおいて、TMCC信号は、送信レベルに関する情報要素ではなく、単に、単位区間が第1単位区間であるか否かを特定する情報要素を含んでもよい。
 上述した開示では、受信装置20は、TMCC信号(レベル情報)に基づいて、第1単位区間を特定する。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。受信装置20は、TMCC信号を用いずに、受信信号の強弱を観測することによって、第1単位区間を特定してもよい。
 上述した開示では、レベル情報は、送信レベル及び変動周期を含む。しかしながら、上述した開示は、これに限定されるものではない。例えば、レベル情報は、変動周期を含まずに送信レベルを含んでもよい。このようなケースにおいて受信装置20は、送信レベルの切り替わりを観測することによって変動周期を特定してもよい。
 上述した開示では特に触れていないが、第1単位区間の特定は、第1単位区間以外の区間(第2単位区間)の特定を併せて意味してもよい。
 上述した開示では特に触れていないが、送信装置10Aが用いる第1送信電力は、送信装置10Bが用いる第1送信電力と異なってもよい。同様に、送信装置10Aが用いる第2送信電力は、送信装置10Bが用いる第2送信電力と異なってもよい。
 上述した開示では特に触れていないが、受信装置20によって送信装置10が選択される動作は、受信装置20のユーザによる操作(選局)であってもよい。
 上述した開示では特に触れていないが、送信装置10及び受信装置20が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
 或いは、送信装置10及び受信装置20が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
 上述した開示は、以下に示す課題及び効果を有してもよい。
 具体的には、互いに隣接する隣接エリアの各々に対応する2以上の送信装置(例えば、放送局)において少なくとも一部が重複する周波数(チャネル)を利用するとともに、2以上の送信装置の各々が異なる映像・音声等のデータを送信する技術(以下、Frequency Reuse 1)が検討されている。
 このようなFrequency Reuse 1を想定した場合に、隣接エリアの境界に位置する受信装置が2以上の送信装置から受信する信号のレベルが同等レベルであるため、受信装置は、いずれの送信装置から送信される信号の受信処理を実行すべきか特定することが困難である。
 上述した開示によれば、Frequency Reuse 1を想定した場合であっても、所望の信号を適切に受信することを可能とする送信装置、受信装置及び伝送システムを提供することができる。
本願は、日本国特許出願第2022-060876号(2022年3月31日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。
 1…伝送システム、10…送信装置、10A…送信装置、10B…送信装置、20…受信装置、110…入力I/F、111~114…BICM部、115…合成部、120…シンボル処理部、120A…シンボル処理部、120B…シンボル処理部、121…合成部、122…処理部、130…設定部、140…TMCC生成部、150…パイロット生成部、160…フレーム処理部、610A…フレーム処理部、160B…フレーム処理部、161…フレーム構成部、162…IFFT部、163…GI付加部、164…調整部、165…送信部、210…受信処理部、210A…受信処理部、210B…受信処理部、211…受信部、212…GI除去部、213…帯域同期部、214…フレーム同期部、215…TMCC復調部、216…パイロット抽出部、217…チャネル推定部、218…等化部、219…De-IL部、230…レベル情報抽出部、240…誤り訂正復号部、250…希望信号特定部、260…出力部

Claims (8)

  1.  互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムにおいて、前記1エリアに対応する送信装置であって、
     前記第1エリアにおいて送信信号を送信する送信部と、
     前記送信信号の送信電力を単位区間毎に調整する調整部と、を備え、
     前記調整部は、第1単位区間において前記送信信号の送信電力を第1送信電力に調整し、第2単位区間において前記送信信号の送信電力を前記第1送信電力よりも小さい第2送信電力に調整する、送信装置。
  2.  前記送信部は、前記単位区間が前記第1単位区間であるか否かを特定する情報要素を含む制御信号を送信する、請求項1に記載の送信装置。
  3.  前記送信部は、前記第1単位区間の時間長及び周期を特定する情報要素を含む制御信号を送信する、請求項1又は請求項2に記載の送信装置。
  4.  互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムで用いる受信装置であって、
     前記第1エリアに対応する第1送信装置及び前記第2エリアに対応する第2送信装置から受信信号を受信し得る受信部と、
     前記受信信号に関する受信処理を単位区間毎に制御する制御部と、を備え、
     前記制御部は、前記第1送信装置が選択された場合に、前記第2送信装置に対応する第2単位区間において前記受信信号に関する受信処理を実行せずに、前記第1送信装置に対応する第1単位区間において前記受信信号に関する受信処理を実行する、受信装置。
  5.  前記制御部は、前記第1送信装置から送信される送信信号が第1送信電力で送信される前記単位区間を前記第1単位区間として特定し、前記第1送信装置から送信される送信信号が第1送信電力よりも小さい電力で送信される前記単位区間を前記第2単位区間として特定する、請求項4に記載の受信装置。
  6.  前記受信部は、前記単位区間が前記第1単位区間であるか否かを特定する情報要素を含む制御信号を受信し、
     前記制御部は、前記制御信号に基づいて、前記第1単位区間を少なくとも特定する、請求項4又は請求項5に記載の受信装置。
  7.  前記受信部は、前記第1単位区間の時間長及び周期を特定する情報要素を含む制御信号を受信し、
     前記制御部は、前記制御信号に基づいて、前記第1単位区間を少なくとも特定する、請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の受信装置。
  8.  互いに隣接する第1エリア及び第2エリアにおいて少なくとも一部が重複する周波数が利用される伝送システムであって、
     前記第1エリアに対応する第1送信装置と、
     前記第2エリアに対応する第2送信装置と、
     受信装置と、を備え、
     前記第1送信装置は、第1単位区間において第1送信電力を適用し、第2単位区間において前記第1送信電力よりも小さい第2送信電力を適用し、
     前記第2送信装置は、前記第1単位区間において前記第2送信電力を適用し、前記第2単位区間において前記第1送信電力を適用し、
     前記受信装置は、前記第1送信装置が選択された場合に、前記第2単位区間において受信処理を実行せずに、前記第1単位区間において受信処理を実行する、伝送システム。
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