JP5562467B2 - X線撮影装置及びx線撮影方法 - Google Patents

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Description

本発明は、X線撮影を行うX線撮影装置及びX線撮影方法に関するものである。
従来から、病院などではX線撮影部として、増感紙とX線写真フイルムを組み合わせたフイルムスクリーンシステムがよく使われている。この方法によれば、被写体を通過したX線は増感紙によってX線の強度に比例した可視光に変換され、X線写真フイルムを感光させ、X線画像をフイルム上に形成する。そのフイルムをシャーカステンと呼ばれる観察装置を用いることで読影作業を行っている。また、イメージインテンシファイア(I.I)を用いて、X線透視像をCRTに表示する透視撮影を行うX線TV装置も医用現場では広く利用されている(特許文献1)。
最近では、FPD(Flat Panel Detector)を用いた高分解能の固体X線検出器が提案されている。これにより、X線源とX線センサの間に被写体を置き、被写体を透過したX線量を電気信号に変換することで、被写体のX線像をデジタルデータとして得る方法が実現されている(特許文献2)。
また、X線撮影部の画像を一時的に記憶する一次記憶部と、画像を恒久的に記憶する二次記憶部との間における画像の転送要求を処理する技術に関して、処理の優先順位を状況に応じて切換える。これにより、専用のハードウェアを設けることなく、操作者の指示の応答性を向上させる技術に関する開示もなされている(特許文献3)。
なお、医用画像撮影の基本的な処理フローは、撮影オーダにより撮影条件を特定して撮影が行われ、撮影した画像を出力するという処理ステップとなる。即ち、撮影の前処理と撮影処理と撮影後処理に分類することができる。撮影処理は撮影後瞬時に画像を表示する必要があるため、リアルタイム性が要求されるが、撮影後処理にリアルタイム性は要求されない。
ここでいう撮影後処理は、フイルム出力をするための処理や、画像サーバや画像ビューワに画像を転送する処理や、画像をローカルハードディスクに保存する処理などを指している。撮影後処理は操作者とのインタラクティブな処理を必要としないため、撮影後処理をバックグラウンドで処理することで、操作者は撮影を次々と進行させる方法が考えられる。このバックグラウンドで処理する方法については、一般的な公知の技術により達成することができる。
特開平5−064081号公報 特許第3066944号公報 特開2007−222312号公報
しかしながら、撮影処理と撮影後処理を平行して処理すると、撮影後処理は処理装置の処理リソースを大量に消費する。その結果、リアルタイム性を要求される撮影処理の処理効率が低下し、撮影処理の遅延や撮影データの受信漏れが発生する。そのため、撮影後処理中に撮影処理ができないようにすることが考えられるが、これでは操作者は撮影後処理が終了するまで撮影ができず作業効率が悪い。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、リアルタイムによる撮影処理を保障し、更には撮影後処理を行うことで作業効率を向上するX線撮影装置及びX線撮影方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るX線撮影装置は、X線を発生するX線発生部とX線撮影を行うX線撮影部とX線撮影を制御するX線撮影制御部とが通信回線を介して相互に情報を通信することにより医用X線画像を撮影するX線撮影装置であって、前記X線発生部は前記X線撮影制御部からX線撮影許可を受信するX線撮影許可受信部を有し、前記X線撮影部は前記X線撮影制御部から前記X線撮影許可を受信するX線撮影許可受信部を有し、前記X線撮影制御部は、前記X線発生部及び前記X線撮影部に前記X線撮影許可を送信するX線撮影許可送信部と、撮影オーダから撮影条件を決定する撮影条件決定部と、該撮影条件決定部で決定された前記撮影条件から撮影許可条件を決定する撮影許可条件決定部と、該撮影許可条件決定部で決定された前記撮影許可条件に応じて処理を行う処理制御部とを有することを特徴とする。
また、本発明に係るX線撮影方法は、X線を発生するX線発生部とX線撮影を行うX線撮影部とX線撮影制御部とが通信回線を介して相互に情報を通信することにより医用X線画像を撮影するX線撮影装置において、前記X線発生部は前記X線撮影制御部からX線撮影許可を受信するX線撮影許可受信部を有し、前記X線撮影部はX線を撮像装置からX線撮影許可を受信するX線撮影許可受信部を有し、前記X線撮影制御部は、前記X線発生部及び前記X線撮影部にX線撮影許可を送信するX線撮影許可送信工程と、撮影オーダから撮影条件を決定する撮影条件決定工程と、該撮影条件決定部で決定された前記撮影条件から撮影許可条件を決定する撮影許可条件決定工程と、該撮影許可条件決定工程で決定された前記撮影許可条件に応じて処理制御する処理制御工程とを有することを特徴とする。
本発明に係るX線撮影装置及びX線撮影方法によれば、リアルタイム性が要求される撮影処理を、リアルタイム性が要求されない撮影後処理よりも優先的に処理するようにすることで、リアルタイム処理を保障し、作業効率が向上する。
実施例1のシステム構成図である。 本発明に配設されるコンピュータシステムのブロック回路構成図である。 X線撮影装置のブロック回路構成図である。 X線撮影装置の機能ブロック構成図である。 動作フローチャート図である。 動作フローチャート図である。 撮影オーダからの撮影処理負荷を予測するテーブルである。 撮影条件からの撮影処理負荷、撮影後処理負荷を予測するテーブルである。 撮影条件からの撮影処理負荷予測図である。 撮影データからの撮影後処理予測図である。 処理負荷判定のグラフ図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1のシステム構成図であり、ネットワーク1による通信回路を介して、X線撮影部2、画像保存部3、画像表示部4、プリンタ部5、X線オーダ部6が相互に接続されている。X線撮影部2はX線撮影を行うX線CTや、MRI装置などに代表される装置で、モダリティなどとも呼ばれる。また、画像保存部3はX線撮影部2で撮影された医用X線画像を保存するためのものであり、PACS(Picture Archiving and Communications Systems)などとも呼ばれている。画像表示部4は画像診断のために画像を表示し、プリンタ部5はX線画像をフイルムや紙などに印刷するが、フイルムレス運用の場合はプリンタ部5は設けられていない場合もある。X線オーダ部6は撮影オーダを指令する装置であり、RIS(Radiology Information Systems)などと呼ばれることもある。
図2はプログラムを実行するコンピュータシステムであり、例えばLSI、ASICを有するX線撮影装置のブロック回路構成図である。X線撮影部2内のシステムバス11を介して互いに通信可能に、CPU12、メモリ13、ネットワークインタフェイス14、制御部15、X線画像の画像受信処理を行う画像受信処理部16、記憶装置17が接続されている。ネットワークインタフェイス14はネットワーク1に接続され、記憶装置17の記憶制御部18には患者情報や画像情報を格納しているデータベース19、画像データが保存されている画像記憶部20が接続されている。更に、制御部15には入力装置21、出力装置22が接続されている。
このようなコンピュータシステムにおいては、処理リソースとしてデータ通信帯域リソース、CPUリソース、GPU処理リソース、ハードディスク書き込みリソース、ネットワークリソースなどがある。
図3はX線撮影装置の主としてX線撮影部2のブロック回路構成図である。テーブル31上の被写体Sの上下に、X線管32とX線センサ33が配置されている。曝射指示器34の出力は曝射タイミング制御部35に接続され、曝射タイミング制御部35の出力は、X線センサ33に、またX線高電圧発生器36を介してX線管32に接続されている。更に、X線センサ33の出力は画像受信処理部37に接続され、画像受信処理部37は画像データ保存部38、モニタ39に接続されている。
図4はX線撮影装置機能のブロック構成図である。ネットワーク1と接続されているX線撮影制御部41の出力は、X線撮影許可送信部42、撮影許可条件決定部43に接続されている。X線撮影許可送信部42の出力は、X線撮影許可受信部44を介してX線発生部45に、またX線撮影許可受信部46、X線撮像部47を介してX線発生部45に接続され、X線撮像部47の出力はX線撮影制御部41に接続されている。更に、撮影許可条件決定部43の出力はX線撮影許可送信部42に接続され、処理制御部48を介して撮影後処理部49に接続されており、撮影許可条件決定部43はテーブル50と接続されている。撮影オーダOによる指令は撮影条件決定部51を介して、X線撮影制御部41に接続されている。
図5は本実施例における動作フローチャート図である。先ず、ステップS11で、外部からネットワーク1を介して受け取った撮影オーダOをチェックする。或いは、撮影オーダOはX線撮影制御部41で手入力又設定することも可能である。ここで、撮影オーダOがあればステップS14の処理を行い、撮影オーダOがなければステップS12の処理を行う。
ステップS12では撮影が許可されていた場合は撮影許可を禁止とし、X線撮影許可送信部42から2つのX線撮影許可受信部44、46に通知する。
ステップS13では、X線撮影制御部41で撮影後処理を開始するか、又はX線撮影制御部41で処理の開始が停止されている撮影後処理があれば処理を再開する。撮影後処理はキュー構造となっており、キューに存在する処理は次々と処理される。従って、撮影後処理が停止されたキューはそのまま後処理キューとして保存されており、処理スレッド又は処理プロセスが次の処理キューを取得し処理を行う。
なお本実施例では、撮影オーダOのチェック後に撮影後処理の再開をすることにしているが、撮影後処理の開始指示はこれに限定するものではない。即ち、撮影許可が出ている状態で撮影後処理が行われないように制御されていればよい。例えば、検査の終了で撮影後処理を開始しても支障はなく、患者情報の入力など撮影と関係のない操作を行っているときに撮影後処理を行ってもよい。
また、撮影オーダOは一度に1つ以上の撮影条件が要求される場合がある。この場合は、全ての撮影が終った時点で撮影後処理の再開に関する処理ステップを行う場合と、撮影の合間に撮影後処理の再開に関する処理ステップを行う場合がある。撮影の合間に撮影後処理の再開を行う場合には、ステップS19の撮影終了後に、鎖線で示すフローのステップS12の撮影禁止処理とステップS13の撮影後処理の開始を行うこととなる。
ステップS11で撮影オーダOがあれば、ステップS14において、撮影オーダOに従って撮影条件決定部51で撮影条件を決定する。撮影条件とは撮影オーダ情報により決定される情報であり、撮影手技、撮影部位、姿勢体位、撮影方向、撮影モード、X線の曝射条件、出力先などの撮影に関する情報を特定することができる。撮影条件の撮影モードとは、透視、シネ撮影、静止画撮影、DSA撮影、ロードマップ撮影、プログラム撮影、断層撮影、トモシンセシス撮影など、X線撮影部で一般的に撮影される撮影モードである。各撮影モードでは、撮影フレームレート、X線管電圧、X線管電流、センサ読出しエリア、センサ駆動ビニング設定、コリメータ絞り設定、自動電圧制御設定(ADC:Auto Dose Contorol)、自動曝射制御設定(AEC:Auto Exposure Contorol)、X線ウインドウ幅など撮影に関する情報が特定される。
次に、ステップS15で撮影後処理の状態をチェックする。処理制御部48で撮影後処理の内容を管理しており、撮影後処理部49において撮影後処理を行う。ここで、撮影後処理とは撮影画像をフイルムや紙などに印刷するための印刷処理、画像サーバや画像ビューワに画像を転送する処理や、画像をローカルハードディスクへ保存する処理などを指す。撮影後処理の種別には、DICOMストレージ転送、DICOMプリント転送、ストレージコミット処理、MPPS処理、GSPSオブジェクト生成処理、DICOMディスク保存、画像処理、保存処理がある。
これらの撮影後処理をチェックした結果、撮影後処理があればステップS16の処理を行い、撮影後処理がなければステップS17の処理を行う。一般に、これらのX線医用画像の通信には、通信回線の標準規格であるDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)プロトコルに準拠した通信を行う。
ステップS16では撮影後処理を停止する。撮影許可条件決定部43で決定された内容が撮影後処理を停止するものであれば、処理制御部48を通じて撮影後処理部49で処理している撮影後処理を停止する。ここで、撮影後処理の停止には少なくとも2通りの停止方法がある。第1は現在処理中の撮影後処理及び今後処理予定の撮影後処理を全て停止する方法であり、第2は現在処理中の撮影後処理は処理を継続し、今後処理予定の撮影後処理の開始させないように処理の開始を停止させる方法である。従って、ステップS13の撮影後処理の開始も強制終了された処理中の処理を再開する処理と、処理予定の撮影後処理を開始させる処理が必要となる。
ステップS17では撮影許可を出力する。X線撮影制御部41は撮影許可条件決定部43の撮影許可条件が撮影許可するものであれば、X線撮影制御部41からX線撮影許可送信部42を介してX線撮影許可受信部44、46に撮影許可を通知する。撮影許可の条件は、撮影許可条件決定部43で決定された撮影条件を満足するものである。撮影許可条件決定部43が全ての撮影後処理を停止することを条件としている場合には、全ての撮影後処理が停止したことが確認されれば撮影許可を出すことができる。
また、撮影許可条件が現在処理中の撮影後処理を正常に終了させ、今後処理予定の撮影後処理の開始をさせないようにする条件である場合には、今後処理予定の撮影後処理を開始させないように停止し、現在処理中の処理の終了をもって撮影許可とする。また、現在処理中の処理の終了を待たずに撮影許可としてよい場合は、今後処理予定の撮影後処理の開始させないように、停止した時点で撮影許可としてよい。以上の撮影許可条件を満足する状態となると、撮影許可をX線撮影制御部41からX線発生部45及びX線撮像部47に通知する。
次のステップS18で撮影が行われ、X線発生部45から曝射したX線をX線撮像部47で撮像することによりX線像が収集され、収集されたX線像はX線撮影制御部41を介してX線撮影制御部41に転送される。X線撮影制御部41の画像受信処理部37では、画像の受信処理、画像処理、画像表示、画像保存が行われる。画像処理では公知のリカーシブフィルタ処理や公知のノイズ低減処理や公知の幾何変換処理(回転、拡大、縮小、左右反転、上限反転、移動)や階調変換処理(コントラスト比、白黒反転)などが行われる。画像保存は画像データ保存部38においてメモリ13や画像記憶部20になされる。
次に、ステップS19で撮影が終了する。X線撮像部47からX線撮影制御部41への画像転送終了を待ってX線撮影の終了とする。或いは、X線撮像部47側から終了通知をすることでX線撮影の終了とする。撮影の合間に撮影後処理再開を行う場合には、ステップS12の撮影許可を禁止する処理とステップS13の撮影後処理開始の処理を行う。全ての撮影が終了した時点で、撮影後処理の再開をする場合はステップS11の処理を行う。
この実施例においては、撮影オーダ情報を用いて撮影後処理などが制御され、撮影処理に備えるため、撮影に先立って予めリアルタイム処理を保障した撮影待ち状態とすることができる。これにより、撮影が始まってから様々な処理制御をするよりも、撮影開始時からリアルタイム処理リソースが確保できる。
図6は実施例2の動作フローチャート図である。図5のステップ番号と同一のステップは同一の内容を示している。ステップS15で撮影後処理の状態をチェックし、撮影後処理があればステップS21の処理を行い、撮影後処理がなければステップS17の処理を行う。ステップS21では撮影処理負荷を予測し、この撮影処理負荷は設定テーブルにより管理される。
図7はステップS14で決定された撮影オーダOによる撮影処理負荷の予測テーブルを示している。図7(a)〜(c)は何れも撮影オーダOの例であり、撮影オーダO内の撮影モードのみを記載したものである。図7(a)は静止画撮影のみの撮影オーダO、図7(b)は透視と静止画撮影を行う撮影オーダO、図7(c)はシネと透視と静止画撮影を行う撮影オーダOである。
これらの撮影オーダOに対して、図7(d)の設定テーブルでは、撮影オーダO内の撮影モードの有無により撮影処理負荷を管理する。この例では、撮影オーダO内に透視があれば、その時点で処理負荷を10とする。ここで処理負荷は10が最大値と想定し処理負荷を10としたが、この数値は設定可能なものであり、これに限定するものではない。かくすることにより、撮影オーダOを受け付けた時点で、直ちに撮影のための準備をすることができる。
一方、図8はステップS14で決定された撮影条件から得られた撮影処理負荷の予測テーブルである。この例では、様々な撮影条件に応じて予測値が設定されている。撮影条件である透視モードやフレームレート、読出しサイズ、画素加算条件などに応じた撮影処理負荷を管理するが、これ以外にも図示しない画像処理条件などを考慮してもよい。この例では、透視、30fps、9”×9”の読出しサイズ、画素加算条件が2×2の場合の撮影処理負荷は10である。ここで、撮影処理負荷は10が最大値と想定し撮影処理負荷を10としているが、この数値は変更可能であり、これに限定するものではない。
図9はステップS14で決定された撮影条件による撮影処理負荷の予測テーブルである。この例では、撮影条件の各項目に対して指数テーブルを用意し、それらの積算により撮影処理負荷を予測する。図9(a)はフレームレートによって処理負荷指数を管理するテーブルであって、例えば30fpsであれば処理負荷指数が10になる。ここで、各項目の指数テーブルの積算を用いて撮影処理負荷を予測しているが、積算ではなく加算でもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
また、図9で例示している数値はこれに限定されるものではない。また、撮影処理負荷の計算結果が閾値を超えた場合は切り捨て処理をして支障はない。即ち、最大処理負荷を10とした場合に、撮影処理負荷の計算結果が10を超えた場合には10として扱う。
このように、ステップS21で撮影処理負荷を予測する。なお、撮影処理負荷を予測した時点で、撮影処理負荷が充分高いと判断された場合には、ステップS22、S23の処理をスキップすることもできる。例えば、撮影処理負荷の上限閾値を9とすれば、予測結果が9以上又は越えた時点で、直ちにステップS16の撮影後処理停止処理をすることも可能である。
同様に、撮影処理負荷を予測した結果が充分に低いと判断された場合には、ステップS17の処理に移行してもよい。例えば、撮影処理負荷の下限閾値を2とすれば、予測結果が2以下又は下回った時点で、直ちにステップS17の撮影許可を出すことも可能である。次に、ステップS22で撮影後処理負荷を予測し、この撮影後処理負荷は設定テーブルにより管理される。
また、図10は図5のステップS18、S19で撮影した撮影データを画像受信処理部37で受信した結果を基に作成した、撮影後処理負荷の予測テーブルの例である。図10(a)は撮影結果の撮影データにおける後処理の対象となる画像の数である。図10(b)は撮影後処理種別ごとに処理負荷指数を管理し、許容閾値を記載したテーブルであって、例えばDICOMプリント処理であれば、処理負荷指数が0.6となる。
この例では、画像サイズと処理対象フレーム数と撮影後処理の種別を積算することにより撮影後処理負荷を予測する。ただし、ここでは積算をしているが、積算ではなく加算でもよいし、それらの組み合わせであってもよい。また、図10で例示している数値はこれに限定されるものではない。
このようにして、ステップS22で予測処理負荷を求める。ただし、撮影後処理する処理数は複数存在している場合がある。そのため、撮影後処理の予測には現在処理中の撮影後処理、及び/又は次に処理予定の撮影後処理、及び/又は或る一定期間内に処理予定の撮影後処理、及び/又は全ての撮影後処理についてこれらの撮影後処理負荷を予測する。なお、撮影後処理負荷を予測した時点で、撮影後処理負荷が許容範囲よりも充分高いと判断された場合には、ステップS23の処理をスキップしてもよい。例えば、撮影後処理負荷の上限閾値を20とすれば、予測結果が20以上又は越えた時点で、直ちにステップS
16の撮影後処理停止処理をすることも可能である。
同様に、撮影後処理負荷を予測した結果が充分低いと判断された場合は、ステップS17の処理に移行してもよい。例えば、撮影後処理負荷の下限閾値を2とすれば、予測結果が2以下又は下回った時点で、直ちにステップS17の撮影許可を出すことも可能である。
次にステップS23で、ステップS21で予測した撮影処理負荷とステップS22で予測した撮影後処理負荷を判定する。図11はその判定例を示している。ステップS21で予測した撮影処理負荷Aを図11の横軸とし、ステップS22で予測した撮影後処理負荷Bを縦軸としている。
図11において、処理負荷閾値をCと仮定すると、この閾値Cよりも下の領域にある場合は撮影可能と判断し、ステップS17の処理を行う。一方、閾値Cよりも上の領域にある場合は撮影不可能と判断し、ステップS16の処理を行う。更に、ステップS16の処理では、現在処理中の撮影後処理を直ちに停止させる方法と、今後処理予定の撮影後処理を全て停止する方法がある。
図11の処理停止判定閾値Dよりも撮影処理負荷Aが高い場合には、現在処理中の撮影後処理を直ちに停止させることも可能である。なお、閾値Dの値は図中では6.8前後の値としているが、これに限定するものではない。
次のステップS16、S17以降の処理は、実施例1と同様である。
実施例2においては、ステップS23の処理負荷判定において処理負荷を判定し、ステップS21、S22で撮影処理負荷A及び撮影後処理負荷Bを予測した。
本実施例3で予測結果が、図11の処理負荷閾値Cよりも上の領域に僅差で入っている場合に、撮影条件のフレームレート、読出しサイズ、画素加算の条件を若干変更することで、処理負荷予測値が撮影可能領域に入る場合に、撮影条件を変更して撮影許可を行う。
更には、処理負荷閾値Cには許容負荷閾値までは撮影許可を出力することができるようにし、閾値Cよりも上の領域に僅差で入っている場合に、僅差Cが許容負荷閾値であれば撮影許可を出力する。この許容負荷閾値は或る任意の値であってもよいし、テーブルとして保持してもよい。テーブルとして保持する場合には、撮影処理負荷Aや撮影後処理負荷Bに応じて閾値が設定される。
例えば、撮影処理と撮影後処理において撮影処理を優先し過ぎたテーブル設定を行い、このような状況下で長時間撮影を行い続けた場合に撮影後処理が行われず、逆にコンピュータリソースを消費するような場合が考えられる。例えば、メモリ上に撮影後処理画像を保存しておくようなシステム構成を採用した場合には、メモリリソースを消費し続けることになる。このような場合であっても、撮影そのものが妨げられるようでは、ユーザが必要なときに撮影ができないということにもなりかねない。そのため、撮影できない状態となることを防ぐために、撮影条件を変更することで、許容負荷閾値以下とできる場合は撮影条件を変更することも可能である。
撮影後処理を停止し続けることによりメモリなどのコンピュータリソースを消費する場合がある。このような場合であっても撮影条件を変更することにより撮影を妨げることはなく、ユーザが必要なときに最低限の撮影をすることができる。
本発明のX線撮影方法はプログラムにより、CD等の記録媒体に記録して提供することもできる。
1 ネットワーク
2 X線撮影部
3 画像保存部
4 画像表示部
5 プリンタ部
6 X線オーダ部
11 システムバス
12 CPU
13 メモリ
14 ネットワークインタフェイス
15 制御部
16 画像受信処理部
17 記憶装置
18 記憶制御部
19 データベース
20 画像記憶部
21 入力装置
22 出力装置
31 テーブル
32 X線管
33 X線センサ
34 曝射指示器
35 曝射タイミング制御部
36 X線高電圧発生器
37 画像受信処理部
38 画像データ保存部
41 X線撮影制御部
42 X線撮影許可送信部
43 撮影許可条件決定部
44、46 X線撮影許可受信部
45 X線発生部
47 X線撮像部
48 処理制御部
49 撮影後処理部
50 テーブル
A 撮影処理負荷
B 撮影後処理負荷
C 処理負荷閾値
D 処理停止判定閾値
O 撮影オーダ

Claims (8)

  1. X線を発生するX線発生部からのX線を撮影することによりX線画像を取得するX線撮影部を有したX線撮影装置であって、
    前記X線画像の撮影後処理を行う撮影後処理手段と、
    撮影オーダに基づく撮影条件の予測処理負荷に基づいて、前記X線撮影部の撮影許可を決定する撮影許可決定手段と、
    前記撮影許可決定手段が前記撮影許可を決定しない、且つ前記撮影後処理部による撮影後処理が処理中である場合、前記撮影後処理手段が前記撮影後処理を停止させた後に、前記X線撮影部は前記撮影オーダに基づく撮影条件による撮影が可能になることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記撮影許可決定手段は、前記予測処理負荷及び許可範囲が記載されたテーブルを基に撮影許可条件を決定することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記テーブルは、前記撮影オーダと撮影処理負荷のテーブルであることを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  4. 前記テーブルは、前記撮影条件と撮影処理負荷及び/又は撮影後処理負荷であることを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  5. 前記テーブルは、フレームレート、読出しサイズ、画素加算のテーブルであることを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  6. 前記テーブルは、撮影後処理の種別のテーブルであり、前記撮影後処理の種別は、DICOMストレージ転送、DICOMプリント転送、ストレージコミット処理、MPPS処理、GSPSオブジェクト生成処理、DICOMディスク保存、画像処理、保存処理の何れか1つであることを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  7. X線を発生するX線発生部からのX線を撮影することによりX線画像を取得するX線撮影部を有するX線撮影装置であって、
    前記X線撮影部で取得されたX線画像の撮影後処理を行う撮影後処理部と、X線画像の撮影オーダが受信されたか否かをリアルタイムで判定する判定部と、前記判定部によりX線画像の撮影オーダが受信されたと判定されていない場合、前記撮影後処理部に撮影後処理を行わせ、前記判定部によりX線画像の撮影オーダが受信されたと判定され、前記撮影後処理部による撮影後処理が処理中である場合、前記撮影後処理部による撮影後処理を停止させた後、前記撮影オーダによるX線撮影を前記X線撮影部に許可する制御部とを有することを特徴とするX線撮影装置。
  8. X線発生部で発生したX線に基づくX線画像を得るX線撮影部を用いたX線撮影方法であって、
    前記X線画像の撮影後処理を行う撮影後処理工程と、
    撮影オーダに基づく撮影条件の予測処理負荷に基づいて、前記X線撮影部の撮影許可を決定する撮影許可決定工程と、
    前記撮影許可を決定しない、且つ前記撮影後処理が処理中である場合、前記撮影後処理を停止させた後に、前記X線撮影部は前記撮影オーダに基づく撮影条件による撮影が可能になる制御工程を有することを特徴とするX線撮影方法。
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