JP2007222312A - X線撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理の優先順位を状況に応じて切り替えることにより、専用ハードウェアを設けることなく、操作者の指示のレスポンスを向上させることができるX線撮影装置を提供する。
【解決手段】画像化された画像を、制御部19の制御の下で一次記憶部13を介して二次記憶部15に記憶し、二次記憶部15から読み出した画像を一次記憶部13に転送して表示部17に表示したりする。その際、優先順位制御部25は、一次記憶部13と二次記憶部15との間における画像の転送要求の優先順位を、操作卓21等からの指示及び処理状況に応じて切り替えるので、専用ハードウェアを設けることなく操作者の指示のレスポンスを向上できる。
【選択図】図1
【解決手段】画像化された画像を、制御部19の制御の下で一次記憶部13を介して二次記憶部15に記憶し、二次記憶部15から読み出した画像を一次記憶部13に転送して表示部17に表示したりする。その際、優先順位制御部25は、一次記憶部13と二次記憶部15との間における画像の転送要求の優先順位を、操作卓21等からの指示及び処理状況に応じて切り替えるので、専用ハードウェアを設けることなく操作者の指示のレスポンスを向上できる。
【選択図】図1
Description
この発明は、透過X線像に基づく画像化を行うX線撮影装置に係り、特に、画像を一時的に記憶する一次記憶部と、画像を恒久的に記憶する二次記憶部との間における画像の転送要求を処理する技術に関する。
従来、この種の装置として、X線撮影部からの透過X線像に基づく画像を一時的に記憶するバッファメモリと、このバッファメモリを介して画像を恒久的に記憶する画像記憶装置と、操作者が処理に係る指示を行う指示部と、バッファメモリに記憶されている画像を表示するモニタと、これらの各部を統括的に制御する制御部とを備えているX線撮影装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このような構成のX線撮影装置では、操作者が指示部で撮影の指示を行うと、制御部がX線の曝射を指示するとともにX線撮影部からの画像をバッファメモリに書き込みつつ、さらにバッファメモリを介して画像を画像記憶装置に書き込む。そして、指示部から画像の表示が指示されると、画像記憶装置から画像が読み出されてバッファメモリに画像が書き込まれ、モニタに画像が表示されるようになっている。
ところで、画像記憶装置のアクセス速度は一般的にバッファメモリよりも極端に遅いので、操作者が指示部から画像の表示を指示しても、撮影時にバッファメモリから画像記憶装置に画像の書き込みが完全に完了してからでなければ、画像記憶装置からバッファメモリへの画像の転送が開始されない。つまり、操作者の指示の順(撮影、画像表示)に発生した画像の転送要求が、その指示された順序で固定的に処理されている。したがって、上記のような場合には、操作者が画像の表示を指示してから画像が表示されるまでに長時間を要する。
そこで、上述した従来の装置では、指示に対するレスポンスを改善するために、画像記憶装置に入出力する画像を圧縮・展開するための専用ハードウェアを備えている。例えば、動画再生または静止画表示を行う際には、画像記憶装置に圧縮して記憶していた画像をバッファメモリに転送し、専用ハードウェアで展開している。これにより、バッファメモリと画像記憶装置との間における転送に要する時間を短縮できるので、レスポンスを改善することができるようになっている。
特開平11−306326号公報(段落番号「0020」、「0021」、図1)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、操作者の指示に対するレスポンスが向上するものの、画像の圧縮・展開のための複雑な専用ハードウェアを必要とするので装置が複雑化するとともに、コストアップにつながるという問題がある。
すなわち、従来の装置は、操作者の指示に対するレスポンスが向上するものの、画像の圧縮・展開のための複雑な専用ハードウェアを必要とするので装置が複雑化するとともに、コストアップにつながるという問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、処理の優先順位を状況に応じて切り替えることにより、専用ハードウェアを設けることなく、操作者の指示のレスポンスを向上させることができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、X線を照射するX線照射部及び前記X線照射部に対向配置され、被検体を透過したX線像に基づく画像化を行う検出部を有する撮影部と、前記撮影部により撮影された画像を一時的に記憶する一次記憶部と、前記一次記憶部を介して画像を恒久的に記憶する二次記憶部と、撮影者により処理に係る指示が行われる指示部と、前記一次記憶部に記憶されている画像を表示する表示部と、前記一次記憶部と二次記憶部間の画像転送を、転送要求の優先順位に従って制御する転送制御部と、前記一次記憶部と前記二次記憶部との間における画像の転送要求の優先順位を、前記指示部からの指示及び処理状況に応じて切り替える優先順位制御部を備えていることを特徴とするものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、X線を照射するX線照射部及び前記X線照射部に対向配置され、被検体を透過したX線像に基づく画像化を行う検出部を有する撮影部と、前記撮影部により撮影された画像を一時的に記憶する一次記憶部と、前記一次記憶部を介して画像を恒久的に記憶する二次記憶部と、撮影者により処理に係る指示が行われる指示部と、前記一次記憶部に記憶されている画像を表示する表示部と、前記一次記憶部と二次記憶部間の画像転送を、転送要求の優先順位に従って制御する転送制御部と、前記一次記憶部と前記二次記憶部との間における画像の転送要求の優先順位を、前記指示部からの指示及び処理状況に応じて切り替える優先順位制御部を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、転送制御部の制御の下、撮影部で画像化された画像を一次記憶部を介して二次記憶部に記憶し、二次記憶部から読み出した画像を一次記憶部に転送して表示部に表示させたりする。その際、優先順位制御部は、一次記憶部と二次記憶部との間における画像の転送要求の優先順位を、指示部からの指示及び処理状況に応じて切り替える。したがって、専用ハードウェアを設けることなく、操作者の指示のレスポンスを向上させることができる。
また、この発明において、前記優先順位制御部は、前記一次記憶部から前記二次記憶部への第1の転送方向と、前記二次記憶部から前記一次記憶部画像への第2の転送方向とに係る処理について、処理の優先順位を記載した順位テーブルを予め記憶しているテーブル記憶部をさらに備え、前記順位テーブルに基づき優先順位を切り替えるのが好ましい(請求項2)。優先順位制御部は、テーブル記憶部に予め記憶されている順位テーブルを参照し、これに基づいて第1の転送方向及び第2の転送方向の処理に係る優先順位を切り替える。したがって、予め順位テーブルを記載しておくことにより、様々な種類の優先順位を設定することができる。
また、この発明において、前記優先順位制御部は、優先順位に対してさらに0〜1.0の間で重み付けを付加するのが好ましい(請求項3)。例えば、優先順位が高い処理を1.0(100%)の重み付けで実行し、その処理が終わるまで優先順位が低い処理を実行しない(0(0%))ようにしたり、あるいは優先順位が高い処理を0.8の重み付けで実行し、その処理が終わるまで優先順位が低い処理を0.2の重み付けで実行したりする等の、優先順位に応じた重み付けを行う。これにより、優先順位が高い処理を優先的に処理しつつも、低速ではあるものの優先順位が低い処理も処理する等の様々な優先処理の形態を採ることができる。
また、この発明において、前記優先順位制御部は、前記指示部からの指示の間隔を監視する監視部をさらに備え、同じ処理または同じ処理に付随する処理を表す指示の間隔が短いものについて重み付けを高くしてゆくことが好ましい(請求項4)。同じ処理または同じ処理に付随する処理を表す指示が指示部を介して短時間で繰り返し行われていることが監視部の監視により判断できた場合には、その処理またはその処理に付随する処理が、操作者によって最も重要視されていることを表す。そこで、その処理またはその処理に付随する処理については重み付けを高くしてゆくことにより、状況に応じて動的に操作者の体感的なレスポンスを高めることができる。
なお、上記の処理に付随する処理とは、例えば、静止画を表示させる処理の後の、静止画の画質を調整する画像処理パラメータの調整処理などが挙げられる。
この発明に係るX線撮影装置によれば、撮影部で画像化された画像を、制御部の制御の下で一次記憶部を介して二次記憶部に記憶し、二次記憶部から読み出した画像を一次記憶部に転送して表示部に表示したりする。その際、優先順位制御部は、一次記憶部と二次記憶部との間における画像の転送要求の優先順位を、指示部からの指示及び処理状況に応じて切り替えるので、専用ハードウェアを設けることなく操作者の指示のレスポンスを向上させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説明する。
図1は、実施例に係るX線撮影装置の概略構成を示すブロック図である。
図1は、実施例に係るX線撮影装置の概略構成を示すブロック図である。
このX線撮影装置は、被検体Mの透視X線画像を画像化するものである。ベッド1は、床面に立設された基台部3の上部に、X線を透過する材料で構成された天板5を備えている。この天板5は、透過X線を検出する検出部7を備えている。検出部7としては、例えば、X線フラットパネル検出器が挙げられるが、イメージインテンシファイアとTVカメラの組み合わせであってもよい。ベッド1の上方には、X線を照射するX線管を備えたX線照射部9が配設されている。このX線照射部9は、被検体Mを挟んで検出部7と対向する位置に配設されている。
なお、上述したX線照射部9と検出部7とが、この発明における撮影部に相当する。
上記の検出部7で検出された透過X線に基づく検出信号は、収集部11を介して一次記憶部13へ転送される。一次記憶部13は、高速に読み書き(高速アクセス)が可能なバッファメモリで構成され、透過X線に基づく画像を一時的に記憶する。一次記憶部13は、画像を恒久的に記憶するための二次記憶部15にデータバス16で接続されている。この二次記憶部15は、例えば、磁気ディスク装置(ハードディスク装置)で構成されている。二次記憶部15は、大容量の記憶容量を備えているものの、一次記憶部13に比較して読み書きに長時間を要する低速デバイスである。
上記の一次記憶部13には、表示部17が接続されている。この表示部17は、一次記憶部13に記憶されている画像を表示する機能を備えている。画像としては、静止画像や動画が挙げられる。表示装置17としては、CRTや液晶ディスプレイが例示される。
上述した検出部7と、X線照射部9と、収集部11と、一次記憶部13と、二次記憶部15とは、制御部19によって統括的に制御されている。一次記憶部13と二次記憶部15との間の画像転送を優先順位にしたがって制御する制御部19には、ボタンやキーなどを備えた操作卓21と、表示部17に表示されたグラフィカル・ユーザ・インターフェイスを操作するためのポインティングデバイス23とが接続されている。操作卓21としては、例えば、キーボードが挙げられ、ポインティングデバイスとしてはマウスが例示される。これらは、装置の操作者によって操作され、撮影や画像の表示などの処理に係る指示が行われる。
なお、上記の操作卓21とポインティングデバイス23とが、この発明における指示部に相当する。
転送制御部に相当する制御部19は、CPUやRAMなどを備え、さらに優先順位制御部25と、テーブル記憶部27と、監視部29とを備えている。優先順位制御部25は、一次記憶部13と二次記憶部15との間における画像の転送要求の優先順位を、操作卓21やポインティングデバイス23からの指示や処理状況に応じて、後述するように柔軟に切り替える機能を備えている。監視部29は、予め設定されているT時間以内に、処理前の処理と同じ処理あるいは前の処理に付随するが実行されたか否かを判断し、その結果が真の場合には、そのことを優先順位制御部25に対して知らせる。これを受けた優先順位制御部25は、その重み付けを徐々に高くしてゆく重み付け調整処理を実行する(詳細後述)。
テーブル記憶部27は、データバス16における一次記憶部13から二次記憶部15への第1の転送方向D1と、データバス16における二次記憶部15から一次記憶部13への第2の転送方向D2とに係る処理について、処理の優先順位を記載した順位テーブルを予め記憶している。
ここで図2及び図3を参照して、順位テーブルについて説明する。なお、図2は、順位テーブルの一例を示す模式図であり、図3は、順位テーブルのその他の例を示す模式図である。
順位テーブルには、処理の内容と、その優先順位が対応付けて記憶されている。図2に示す順位テーブルの例では、「撮影時の記憶」が実行されている際に、「動画再生」が指示された場合には、「撮影時の記憶」よりも「動画再生」が優先されるように優先順位が予め規定されている。また、「動画再生」と「静止画表示」とでは、「静止画表示」が優先されるように規定されている。この順位テーブルは、操作者が操作卓21やポインティングデバイス23から予め所望の優先順位を規定して順位テーブルとしてテーブル記憶部27に記憶させることができるようになっている。ところで、上記の順位テーブルは、優先順位だけを規定しているので、例えば、画像転送におけるデータバス16の全占有率を「1」とした場合、第1の転送方向D1と第2の転送方向D2でのデータバス16の占有率が0と1の既定となるように使用される。なお、占有率は、優先順位が高いものを例えば「0.8」とし、優先順位が低いものを例えば「0.2」などとしてもよい。
また、図3に示す順位テーブルは、「動画再生」が実行されている際に、「静止画表示」が指示された場合には、「動画再生」よりも「静止画表示」が優先されるように重み付けが規定されている。例えば、「静止画表示」の「重み付け」が「0.9」にされ、「動画再生」の「重み付け」が「0.1」にされる。この場合、「静止画表示」における第2の転送方向D2でのデータバス16の占有率が「0.9」で行われ、「動画再生」における第2の転送方向D2でのデータバス16の占有率が「0.1」で行われる。
次に、3つの処理例について以下に具体的に説明する。
<処理例1>
この例では、「撮影」が行われている際に「動画再生」が指示された場合について説明する。
この例では、「撮影」が行われている際に「動画再生」が指示された場合について説明する。
具体的には、t1時点において操作者が操作卓21等により「撮影開始」を指示し、その後、制御部19の制御の下、t2時点においてその撮影が完了し、t1時点から時間t5にわたって一次記憶部13から二次記憶部15へ、第1の転送方向D1での画像の転送要求が実行されるものとする。そして、撮影が停止したt2時点より後のt3時点において、操作者が操作卓21等により「動画再生」を指示したものとする。なお、t1時点からt5時点までの時間は、動画再生が指示されない場合よりも長くなる。この場合、優先順位制御部25は、テーブル記憶部27の順位テーブルを参照し、「撮影時の記憶」よりも「動画再生」の優先順位が高いと判断する(図2)。したがって、t3時点において「動画再生」が指示された際に、第1の転送方向D1と第2の転送方向D2とのデータバス16の占有率を、例えば0と1の占有率で画像を転送する。
この処理例1の場合、二次記憶部15から一次記憶部13に転送された画像が表示部17に表示され、t3時点からt4時点にわたって動画が優先的に再生されることになる。そして、動画再生が停止するt4時点以降で、撮影による第1の転送方向D1のデータバス16の占有率は「1」に戻される。その結果、撮影の途中で動画再生を指示したにもかかわらず、操作者は即座に動画の再生を目にすることができるので、指示のレスポンスを高く感じることができる。換言すると、優先順位制御部25が、一次記憶部13と二次記憶部15との間における画像の転送要求の優先順位を、操作卓21等からの指示及び処理状況に応じて切り替えるので、専用ハードウェアを設けることなく、操作者の指示のレスポンスを向上させることができる。
なお、上記の撮影と静止画表示の場合において、上述したように優先順位だけを考慮して、優先順位が高いものを「1」の占有率で行い、優先順が低いものを「0」の占有率で行う(実行を停止する)と次のような不都合が生じることがある。
すなわち、動画再生が完了した直後であるt4時点には、撮影に伴って一次記憶部13に記憶され、二次記憶部15への転送を待っている画像が存在することがある。その場合には、t4時点で撮影を再開した場合に、撮影に伴う画像を記憶することができるだけの充分な記憶領域を一次記憶部13に確保できない場合が生じうる。したがって、このような不都合を回避するため、t3時点において「動画再生」が指示された際に、第1の転送方向D1と第2の転送方向D2とのデータバス16の占有率を、例えば0.2と0.8ずつとして画像を転送する並行処理を行うことが好ましい。
<処理例2>
この例では、表示部17の一方の領域で「動画再生」が行われている際に、その他方の領域で「静止画表示」が指示された場合について説明する。
この例では、表示部17の一方の領域で「動画再生」が行われている際に、その他方の領域で「静止画表示」が指示された場合について説明する。
具体的には、t1時点において操作者が操作卓21等により「動画再生開始」の指示を行い、その後、制御部19の制御の下、t4時点で動画の再生が停止し、t1時点からt4時点にわたって二次記憶部15から一次記憶部13へ、第2の転送方向D2での画像の転送要求が実行されるものとする。そして、動画再生中のt2時点において、操作者が操作卓21等を介して「静止画の表示開始」の指示をしたものとする。なお、t1時点からt4時点までの時間は、静止画表示が指示されない場合より長くなる。この場合、優先順位制御部25は、テーブル記憶部27の順位テーブルを参照し、「動画再生」と「静止画表示」とでは、「静止画表示」の優先順位が高いと判断する(図2)。したがって、t2時点において「静止画の表示」が指示された際に、第2の転送方向D2による静止画表示のデータバス16の占有率が、1.0となる。
この処理例2の場合、動画再生中に静止画表示の指示を行ったにもかかわらず、操作者は即座に静止画を目にすることができる。
なお、上記処理例2の場合において、優先順位に加えて重み付けを考慮するようにしてもよい。つまり、図3に示すように、動画再生のデータバス16の占有率を「0.1」とし、静止画表示のデータバス16の占有率を「0.9」としてもよい。これにより、負荷が軽い静止画表示を瞬時に行わせ、速やかに動画再生における占有率を元に戻すことができ、負荷が重い動画再生を円滑に処理することができる。
<処理例3>
この例では、同じ処理が短い間に繰り返し実行された場合に重み付け調整処理を行うことについて説明する。
この例では、同じ処理が短い間に繰り返し実行された場合に重み付け調整処理を行うことについて説明する。
具体的には、t1時点において操作者が操作卓21等により「動画再生」の指示を行い、制御部19の制御の下で、t8時点で動画の再生が停止するものとする。そして、動画再生中のt2時点において、「静止画の表示開始」が指示されたものとする。なお、当然のことながら動画再生が停止するt8時点までの時間は通常よりも長くなる。この場合、まず優先順位制御部25が順位テーブルを参照し、「動画再生」よりも「静止画再生」の優先順位が高いと判断するとともに、重み付けがそれぞれ「0.9」と「0.1」であると判断する(図3)。そして、この重み付けにしたがって、静止画の表示が完了するまでの間、データバス16をそれぞれの占有率で使用させる。その後、t3時点において静止画の表示が完了したものとする。優先順位制御部25は、静止画の表示が完了したことを受けて、t3時点において重み付けを「0.9」から「0.3」に一時的に低く調整する。これにより、動画再生のコマ落ち再生を抑制できる。
そして、一時的に重み付けが低く調整された後、t3時点からT1時間後のt4時点において、操作者が操作卓21等を介して静止画像を調整する画像処理パラメータ(例えば、明るさやコントラスト)を調整する処理が指示されたとする。さらに、このt4時点からT2時間後のt5時点、このt5時点からT3時間後のt6時点で繰り返し画像処理パラメータを調整する処理を指示したものとする。この場合、監視部29は、所定値T時間以内に前の処理に付随する処理あるいは同じ処理が実行されたか否かを判断して、その結果を優先順位制御部25に対して知らせる。時間T1〜T3が所定値T時間より短い場合には、画像処理パラメータの処理が短時間内で繰り返し実行されていることを優先順位制御部25に対して知らせる。
これを受けた優先順位制御部25は、徐々に重み付けを高くしてゆく。例えば、t4時点からは0.32とし、t5時点からは0.34とし、t6時点からは0.36とする。なお、上記の静止画表示における重み付けの調整経過を模式手に示すと、図7のタイムチャートに示すようになる。
上述したように、監視部29により所定時間内に繰り返し実行されていると判断された場合には、その処理またはその処理に付随する処理が操作者によって最も重要視されていることを表す。そこで、その処理またはその処理に付随する処理については重み付けを高くしてゆくことにより、状況に応じて動的に操作者の体感的なレスポンスを高めることができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、重み付け調整処理を行うために監視部29を備えているが、その処理が不要である場合には監視部29を備える必要はない。
(2)上述した実施例では、上述した実施例では、ベッド1を備えたX線撮影装置を例に採って説明したが、ベッド1が備えられていない、例えば、起立姿勢で撮影を行う装置であっても実施可能である。
(3)なお、上述した説明において、二次記憶部15から一次記憶部13への転送要求が発生する場合に、転送しようとする画像が既に一次記憶部13にあるか否かを確認し、その結果、一次記憶部13に既に存在している場合には、転送要求の発生そのものを中止するようにしてもよい。
M … 被検体
1 … ベッド
7 … 検出部
9 … X線照射部
11 … 収集部
13 … 一次記憶部
15 … 二次記憶部
16 … データバス
17 … 表示部
19 … 制御部
21 … 操作卓
23 … ポインティングデバイス
25 … 優先順位制御部
27 … テーブル記憶部
29 … 監視部
1 … ベッド
7 … 検出部
9 … X線照射部
11 … 収集部
13 … 一次記憶部
15 … 二次記憶部
16 … データバス
17 … 表示部
19 … 制御部
21 … 操作卓
23 … ポインティングデバイス
25 … 優先順位制御部
27 … テーブル記憶部
29 … 監視部
Claims (4)
- X線を照射するX線照射部及び前記X線照射部に対向配置され、被検体を透過したX線像に基づく画像化を行う検出部を有する撮影部と、前記撮影部により撮影された画像を一時的に記憶する一次記憶部と、前記一次記憶部を介して画像を恒久的に記憶する二次記憶部と、撮影者により処理に係る指示が行われる指示部と、前記一次記憶部に記憶されている画像を表示する表示部と、前記一次記憶部と二次記憶部間の画像転送を、転送要求の優先順位に従って制御する転送制御部と、前記一次記憶部と前記二次記憶部との間における画像の転送要求の優先順位を、前記指示部からの指示または処理状況に応じて切り替える優先順位制御部を備えていることを特徴とするX線撮影装置。
- 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記優先順位制御部は、前記一次記憶部から前記二次記憶部への第1の転送方向と、前記二次記憶部から前記一次記憶部画像への第2の転送方向とに係る処理について、処理の優先順位を記載した順位テーブルを予め記憶しているテーブル記憶部をさらに備え、前記順位テーブルに基づき優先順位を切り替えることを特徴とするX線撮影装置。
- 請求項1または2に記載のX線撮影装置において、前記優先順位制御部は、優先順位に対してさらに0〜1.0の間で重み付けを付加することを特徴とするX線撮影装置。
- 請求項3に記載のX線撮影装置において、前記優先順位制御部は、前記指示部からの指示の間隔を監視する監視部をさらに備え、同じ処理または同じ処理に付随する処理を表す指示の間隔が短いものについて重み付けを高くしてゆくことを特徴とするX線撮影装置。
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