JP2013230315A - X線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態のX線CT装置は、被検体をX線でスキャンして検出データを収集する架台装置と、架台装置と通信可能に接続されるコンソール装置とを含む。X線CT装置は、架台側記憶部と、処理部と、監視部と、制御部とを有する。架台側記憶部は、架台装置に設けられ、検出データを記憶する。処理部は、コンソール装置に設けられ、検出データに対して所定の処理を行う。監視部は、架台側記憶部における検出データの記憶量、及び処理部の動作を監視する。制御部は、監視部が、記憶量が所定量になり、且つ処理部の動作に所定の区切りがついたと判断した場合、架台側記憶部からコンソール装置へ所定量の検出データを送信させる。
【選択図】図1
Description
図1から図3を参照して、第1実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。
図1に示すように、X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを含んで構成されている。
架台装置10は、被検体EをX線でスキャンして検出データを収集する装置である。架台装置10は、X線発生部11と、X線検出部12と、回転体13と、高電圧発生部14と、架台駆動部15と、X線絞り部16と、絞り駆動部17と、データ収集部18と、架台側記憶部19とを有する。
寝台装置30は、撮影対象の被検体Eを載置・移動させる装置である。寝台装置30は、寝台31と寝台駆動部32とを備えている。寝台31は、被検体Eを載置するための寝台天板33と、寝台天板33を支持する基台34とを備えている。寝台天板33は、寝台駆動部32によって被検体Eの体軸方向及び体軸方向に直交する方向に移動することが可能となっている。すなわち、寝台駆動部32は、被検体Eが載置された寝台天板33を、回転体13の開口部13aに対して挿抜させることができる。基台34は、寝台駆動部32によって寝台天板33を上下方向(被検体Eの体軸方向と直交する方向)に移動させることが可能となっている。
コンソール装置40は、X線CT装置1に対する操作入力に用いられる。また、コンソール装置40は、架台装置10と通信可能に接続され、架台装置10によって収集された検出データから被検体Eの内部形態を表す画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を再構成する機能等を有している。コンソール装置40は、処理部41と、監視部42と、制御部43と、スキャン制御部44と、表示制御部45と、表示部46と、入力部47とを含んで構成されている。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。ここでは、監視部42が処理部41の動作として再構成処理部41cの動作を監視する場合について述べる。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、図4から図6を参照して、第2実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。本実施形態においては、監視部42が、前処理部41a及び再構成処理部41c双方の動作を監視する場合について述べる。なお、第1実施形態と同様の構成については、詳細な説明を省略する場合がある。
第1実施形態と同様、コンソール装置40は、処理部41と、監視部42と、制御部43と、スキャン制御部44と、表示制御部45と、表示部46と、入力部47とを含んで構成されている。
次に、図6を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。ここでは、監視部42が処理部41の動作として前処理部41a及び再構成処理部41cの動作を監視する場合について述べる。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記実施形態では、架台側記憶部19からコンソール装置40へ検出データを書き込む際に処理部41の動作が中断される場合について説明を行った。一方、コンソール側記憶部41bから再構成処理部41cへの投影データの書き込みにより、再構成処理が中断される可能性もある。
架台側記憶部19の構成や検出データの収集頻度によっては、架台側記憶部19の最大の記憶容量を超えて検出データの書き込みが行われる可能性がある。この場合、記憶できない検出データは消失してしまう。従って、監視部42は、架台側記憶部19の記憶容量を超える場合(たとえば、複数回のスキャンを行う場合に、次のスキャンによる検出データを記憶できるだけの記憶容量が架台側記憶部19に無いと判断した場合)、その判断結果を制御部43に送信する。制御部43は、判断結果に基づいて、処理部41における処理の実行中であっても検出データをコンソール装置40に送信させる。このような構成を採用することで、本変形例に係るX線CT装置1は、収集した検出データが消失する可能性のある場合のみ、処理部41の動作を中断させる。よって、それ以外の場合、X線CT装置1は、検出データを効率よく処理することができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態のX線CT装置1によれば、架台側記憶部19における記憶量が所定量になり、且つ処理部41の動作に所定の区切りがついたと判断した場合に、制御部43は、架台側記憶部19からコンソール装置40へ所定量の検出データを送信させる。よって、実施形態のX線CT装置1は、処理部41の動作を中断させることがないため、検出データを効率よく処理することができる。
10 架台装置
11 X線発生部
12 X線検出部
13 回転体
13a 開口部
14 高電圧発生部
15 架台駆動部
16 X線絞り部
17 絞り駆動部
18 データ収集部
19 架台側記憶部
30 寝台装置
32 寝台駆動部
33 寝台天板
34 基台
40 コンソール装置
41 処理部
41a 前処理部
41b コンソール側記憶部
41c 再構成処理部
42 監視部
43 制御部
44 スキャン制御部
45 表示制御部
46 表示部
47 入力部
Claims (7)
- 被検体をX線でスキャンして検出データを収集する架台装置と、前記架台装置と通信可能に接続されるコンソール装置とを含むX線CT装置において、
前記架台装置に設けられ、前記検出データを記憶する架台側記憶部と、
前記コンソール装置に設けられ、前記検出データに対して所定の処理を行う処理部と、
前記架台側記憶部における前記検出データの記憶量、及び前記処理部の動作を監視する監視部と、
前記監視部が、前記記憶量が所定量になり、且つ前記処理部の動作に所定の区切りがついたと判断した場合、前記架台側記憶部から前記コンソール装置へ前記所定量の検出データを送信させる制御部と、
を有することを特徴とするX線CT装置。 - 前記所定量は、前記架台側記憶部に記憶される前記検出データに対して予め設定されたデータ量であることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
- 前記所定の区切りは、前記処理部の動作の単位であることを特徴とする請求項1又は2記載のX線CT装置。
- 前記処理部は、
前記検出データに対して所定の前処理を行い、投影データを作成する前処理部と、
前記投影データを記憶するコンソール側記憶部と、
記憶された前記投影データに対して再構成処理を行い、画像データを作成する再構成処理部と、
を有し、
前記監視部は、前記処理部の動作として前記再構成処理部の動作を監視し、
前記制御部は、前記監視部が、前記記憶量が所定量になり、且つ前記再構成処理部の動作に所定の区切りがついたと判断した場合、前記架台側記憶部から前記コンソール装置へ前記所定量の検出データを送信させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のX線CT装置。 - 前記処理部は、前記検出データに対して所定の前処理を行い、投影データを作成する前処理部を有し、
前記監視部は、前記処理部の動作として前記前処理部の動作を監視し、
前記制御部は、前記監視部が、前記記憶量が所定量になり、且つ前記前処理部の動作に所定の区切りがついたと判断した場合、前記架台側記憶部から前記コンソール装置へ前記所定量の検出データを送信させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のX線CT装置。 - 前記処理部は、
前記検出データに対して所定の前処理を行い、投影データを作成する前処理部と、
前記投影データを記憶するコンソール側記憶部と、
記憶された前記投影データに対して再構成処理を行い、画像データを作成する再構成処理部と、
を有し、
前記監視部は、前記処理部の動作として前記前処理部及び前記再構成処理部の動作を監視し、
前記制御部は、前記監視部が、前記記憶量が所定量になり、且つ前記前処理部及び前記再構成処理部のそれぞれの動作に所定の区切りがついたと判断した場合、前記架台側記憶部から前記コンソール装置へ前記所定量の検出データを送信させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のX線CT装置。 - 前記所定の前処理は、対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正のいずれか、又はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項4から6のいずれか一つに記載のX線CT装置。
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