JP2003135451A - 医用画像撮影装置 - Google Patents
医用画像撮影装置Info
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Landscapes
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
序を任意に設定できる医用画像撮影装置することにあ
る。 【解決手段】本発明の医用画像撮影装置は、放射線を使
って被検体から投影データを収集するスキャナ1と、収
集した投影データに対して再構成処理を実行することに
より画像データを発生する再構成処理部27と、再構成
タスク要求を再構成条件と優先度と共に入力するのを支
援するエキスパートシステム29と、再構成処理部27
による要求タスクの実行順序を、要求発生順序と優先度
とに基づいて決定する再構成タスクマネージャー31と
を具備する。
Description
超音波を使って被検体からデータを収集し、その収集し
たデータに対して信号処理を実行することにより画像デ
ータを発生するX線コンピュータ断層撮影装置(CTス
キャナ)、X線診断装置、磁気共鳴映像装置(MR
I)、超音波診断装置等の医用画像撮影装置に関する。
画像診断を行うケースが増えている。さらにマルチスラ
イスCTにおいては、薄い撮影スライス厚でヘリカルス
キャンを行うことにより、ルーチン処理に使用する厚み
のあるスライス画像(当該機器の画像診断で常に使用す
る通常の画像)と3次元画像診断を行うための薄いスラ
イス画像を1つのヘリカルスキャンデータから得ること
が可能である。
元画像診断目的の3次元画像データ(スライス厚が比較
的薄く且つスライス枚数の比較的多い一群の画像デー
タ)を生成する信号処理(この信号処理を以下、タスク
と称する)は、画像診断のルーチンワークとして定常的
に使用されるスライス厚が比較的厚く且つスライス枚数
が比較的少ない画像データを生成するタスクに比べて、
信号処理時間が長い。
クが終了するまで、ルーチン処理の厚みのある画像デー
タを生成するタスクが長時間待たされるという事態が生
じる。
するスキャンと、そのスキャンにより収集したデータを
処理して画像データを生成する“A−1(比較的処理時
間の短いルーチンタスク)”と“A−2(3次元画像デ
ータ生成等の比較的処理時間の長いタスク)”という2
つのタスクの要求が出された場合、スキャン後に、ま
ず、A−1が実行され、それが終了後にA−2が実行さ
れる。A−2の実行中に、次の患者bに関するスキャン
とそのスキャンにより収集したデータを使う“B−1
(比較的処理時間の短いルーチンタスク)”と“B−2
(比較的処理時間の長い3次元画像データ生成等のタス
ク)”という2つのタスク要求が出された場合、タスク
B−1の実行開始は、タスクA−2の終了まで長時間L
T1を待たされる。患者cに対するルーチンタスクC−
1に関しても同様で、タスクB−2が終了するまで長時
間LT2待たされる。
画像データの信号処理を開始するために、そのタスク
(例えばB−1)の要求を入力してから、前回スキャン
のデータを使う3次元画像データのタスク(例えばA−
2)の要求を入力するといった要求の入力順序をユーザ
サイドで調整するという煩雑な作業が必要とされてい
る。
く且つ枚数の多い一群の画像データ)に対する画像処理
は、高速処理の可能な専用ワークステーションで行うこ
とが多く、再構成終了後に3次元画像データをそのワー
クステーションへ転送することが一般的である。この画
像転送先は、あらかじめプリセットできる撮影条件や信
号処理条件とともに指定することができるようにはなっ
ているが、転送先は1カ所しか設定できないため、その
1カ所は、必然的に、ルーチン処理で得られた画像デー
タのために使用され、3次元画像データの転送は手動で
行われている。
生成のための信号処理順序を任意に設定できる医用画像
撮影装置を提供することにある。
置は、放射線、磁気又は超音波を使って被検体からデー
タを収集する手段と、前記収集したデータに対して信号
処理を実行することにより画像データを発生する信号処
理手段と、前記信号処理に関する要求を、信号処理条件
と優先度と共に入力する入力手段と、前記信号処理手段
による前記要求された信号処理のタスクの実行順序を、
要求発生順序と優先度とに基づいて決定するタスクマネ
ージャーとを具備する。
る医用画像診断装置の実施形態を説明する。なお、医用
画像診断装置には、放射線、磁気又は超音波を使って被
検体からデータを収集し、その収集したデータに対して
信号処理を実行することにより画像データを発生する装
置として定義され、具体的には、X線コンピュータ断層
撮影装置(CTスキャナと呼称されることもある)、X
線診断装置、ガンマカメラ(シンチレーションカメラ、
SPECT、PET)、磁気共鳴映像装置(MRI)、
超音波診断装置等がその範疇に含まれる。ここでは、医
用画像診断装置として、X線コンピュータ断層撮影装置
を例に説明する。
断層撮影装置の構成を示している。このX線コンピュー
タ断層撮影装置は、被検体に関する投影データを収集す
るためのスキャナ1と、その投影データに基づいて画像
データを再構成する機能を持った計算機ユニット2とか
ら構成される。計算機ユニット2には、画像データの転
送先(送信先)としての外部装置として例えば光磁気デ
ィスク装置3、ワークステーション4,5,6が、WA
N、LAN、公衆回線又は専用回線等の電気的通信手段
を介して接続されている。
スライススキャン、及び/又はヘリカルスキャン(らせ
ん状スキャン)を実行するために必要且つ一般的な構成
要素を備えている。また、スキャナ1は、X線管とX線
検出器が1つずつ搭載された普及型であってもよいし、
近年開発の進んでいるX線管とX線検出器との組を複数
搭載したいわゆる多管球型であってもよい。スキャナ1
として典型的なものはいわゆる第3世代と呼ばれるタイ
プであり、そのタイプであれば、X線管とX線検出器と
の組を1又は複数搭載した回転リングを有している。回
転中に、X線管から連続的又は断続的にX線が曝射さ
れ、それに同期してX線検出器で蓄積電荷の読み出しが
一定の周期で繰り返される。この動作により出力される
信号を、一般的にDAS(data acquisition system) と
呼ばれているデータ収集システムで電圧信号に変換し、
増幅し、さらにディジタル信号に変換して、そしてその
ディジタル信号を前処理部で感度補正等の補正処理を通
すことにより、再構成処理の直前段階にあるいわゆる投
影データが生成される。この投影データは計算機ユニッ
ト2に送られる。
し、それにデータ/制御バス23を介してスキャナイン
タフェース21、外部装置インタフェース22、入力デ
バイス25、投影データ記憶部26、再構成処理部2
7、画像データ記憶部28、スキャンエキスパートシス
テム29、再構成タスク記憶部30、再構成タスクマネ
ージャー31が接続されてなる。
ン条件の最適化、スライス厚、スライス枚数、マトリク
スサイズ等の再構成条件の最適化は、専門的知識を必要
とする。その専門的知識をベースとして、経験の浅いま
た専門的知識の希薄なものであっても同等の条件設定を
可能にするために開発されたシステムが、スキャンエキ
スパートシステム29である。このスキャンエキスパー
トシステム29の支援のもとで、操作者は、スキャン要
求及び再構成要求(信号処理要求)を、最適化されたス
キャン条件、最適化された再構成条件(信号処理条件)
とともに、さらに再構成条件に優先度を付けて入力する
ことができる。
件に従って投影データから画像データを生成する再構成
処理(信号処理)を実行する計算機部分であり、再構成
タスクマネージャー31によるタスク管理のもとで再構
成タスクを実行する。再構成タスクとは、再構成処理の
要求ごとに対応する再構成処理の単位である。再構成タ
スクマネージャー31は、要求された再構成タスクの実
行順序を、要求の発生順序とそれぞれの優先度とに基づ
いて決定するもので、特徴的な部分の一つである。以下
に、再構成タスクマネージャー31を中心に動作につい
て説明する。
による再構成タスクの待ち行列の更新手順を示してい
る。まず、再構成タスクの要求が、スキャンエキスパー
トシステム29の支援のもとで入力デバイス25を介し
て入力される(S1)。図2、図3に、スキャンエキス
パートシステム29により提供される再構成タスクの入
力画面の一例が示されている。この画面の左欄は、スキ
ャンのスケジュール表を表している。このスキャンスケ
ジュール表には、予定されている、つまり操作者が既に
設定済みのスキャノグラム撮影オペレーションやスキャ
ンオペレーションがその予定した実行順に従って縦に配
列される。このスキャンスケジュール表に対して、所望
するスキャンオペレーションを追加、消去等の操作でス
キャンオペレーションの回数や順番を設定する。この例
では、スキャノグラム(Scano)の撮影が行われ、
次にヘリカルスキャン(Helical)が実行される
ことを示している。
定シートが表示される。左欄で任意のスキャンオペレー
ションが選択されたとき、その選択されたスキャンオペ
レーションで収集した投影データに対する再構成条件が
右欄で設定され得る。この設定シートは、初期的には、
第1(1st)から第4(4th)までの4種類が提供
される。つまり、同じスキャンオペレーションで収集し
た投影データを使った再構成条件が相違する最大4種類
の再構成タスクの設定ができるようになっている。しか
し、シートの数は任意に増減され得る。第1、第2の設
定シートの項目値には、スキャンエキスパートシステム
29によりスキャン条件から専門的推論メカニズムを経
て推奨される推奨値が初期的に挿入されている。しか
し、それぞれの値は、操作者が任意に変更可能である。
4の設定シートに対して、予め優先度を与えている。第
1と第2の設定シートに対しては、高い優先度を与え、
また、第3と第4の設定シートに対しては、低い優先度
を与えている。換言すると、第1又は第2の設定シート
を使って設定された再構成タスクに関しては、高優先度
を関連付け(属性値として与え)、また第3又は第4の
設定シートを使って設定された再構成タスクに関して
は、低優先度を関連付けていて、シート内で設定された
再構成条件と共にその優先度が設定されるようになって
いる。
複数の項目が並んでいる。その項目としては、再構成関
数の種類、フィルタの使用/不使用(ON/OFF)、
スライス厚、隣接スライスの中心線間の距離を意味する
再構成間隔、表示FOV(表示視野)のサイズ、その中
心位置、そしてそれら設定値とスキャン範囲とから導か
れる画像枚数、さらにそのスキャンオペレーションで収
集した投影データを使う再構成タスクで再構成される全
ての画像の合計枚数等の一般項目と共に、「緊急再構
成」、「転送」という設定が付加されている。
とき、その優先度は、そのシートに固有の優先度に設定
される。「緊急再構成」がONに設定されているとき、
その優先度は、そのシートに固有の優先度に関わらず、
最高優先度(緊急優先度)に設定される。
イルの送信先を、選択的に指定するために設けられてい
る。この例では、転送先(送信先)の選択肢として、光
磁気ディスク装置3、ワークステーション4,5,6が
用意される。この転送先をシート毎、つまり再構成タス
ク毎に指定することが可能である。この転送先に関する
情報は、再構成条件、優先度と共に、再構成タスク記憶
部30に送られ、記憶される。
報を含む再構成タスク情報が入力されると、再構成タス
クマネージャー31は、再構成タスクの待ち行列を更新
する。再構成タスクマネージャー31は、緊急の待ち行
列、高優先度の待ち行列、そして低優先度の待ち行列の
3種類の待ち行列で再構成タスクを管理する。入力され
た再構成タスクの優先度を判断し(S2)、その優先度
が“緊急”のとき、緊急の待ち行列の最後尾にそのタス
クを追加する(S3)。
ていくことにより、その待ち行列内では、タスク要求が
出された順番に配列されている。この配列順番の規則
は、高優先度の待ち行列、および低優先度の待ち行列で
も同様である。同じ待ち行列内では、その配列に従っ
て、先頭のタスクから順番に実行される。
り、従って入力された緊急優先度の再構成タスクは、緊
急待ち行列の先頭に配置される。その緊急優先度の再構
成タスクの実行が終了したとき(S4)、その先頭の再
構成タスクを緊急待ち行列から削除する(S5)。
スクの優先度が“高”のとき、再構成タスクマネージャ
ー31は、その再構成タスクをスライス単位で複数のサ
ブタスクに展開する(S6)。これは後述するように、
あるタスクの実行中にそれよりも高い優先度のタスクが
入力されたときに、その実行中であったタスクを中断
し、新たに入力された高い優先度のタスクを割り込ませ
る、というタスク制御が行われるが、そのとき、タスク
の中断前の処理済みの部分を保存し、再開時には、それ
以後の部分だけを実行するというタスク管理を実現する
ためである。
スの配列に従って並べて、高優先度の待ち行列の最後尾
に追加する(S7)。高優先度の待ち行列の先頭のサブ
タスクの実行が終了したとき(S8)、その先頭のサブ
タスクを高優先度の待ち行列から削除する(S9)。
スクの優先度が“低”のとき、再構成タスクマネージャ
ー31は、その再構成タスクをスライス単位で複数のサ
ブタスクに展開する(S10)。その展開した複数のサ
ブタスクを通常はスライスの配列に従って並べて、低優
先度の待ち行列の最後尾に追加する(S11)。低優先
度の待ち行列の先頭のサブタスクの実行が終了したとき
(S12)、その先頭のサブタスクを低優先度の待ち行
列から削除する(S13)。
たタスク(サブタスク)が終了する毎に、随時更新され
る待ち行列を参照して、再構成タスクマネージャー31
は、再構成処理部27に対するタスク管理を実行する。
いる。再構成タスクマネージャー31は、まず、緊急の
待ち行列の中の実行可能な再構成タスクの有無、換言す
ると緊急の待ち行列の中の先頭の再構成タスクが実行可
能な状態に有るか否かを判断する(S21)。実行可能
な再構成タスクとは、そのタスクに用いる投影データが
揃っている、つまりその投影データを収集するためのス
キャンオペレーションが終了しているタスクとして定義
される。ここで、緊急の待ち行列の中に実行可能な再構
成タスクが有った場合、実行中のそれより低い高又は低
優先度の再構成タスクの有無を判断し(S22)、無け
れば、当該緊急優先度の実行可能な再構成タスクの実行
を再構成処理部27に指示する(S24)。また、実行
中のそれより低い高又は低優先度の再構成タスクが有っ
た場合、その実行中のそれより低い高又は低優先度の再
構成タスクの中断を再構成処理部27に指示し(S2
3)、その後に、当該緊急優先度の実行可能な再構成タ
スクの実行を再構成処理部27に指示する(S24)。
に実行可能な再構成タスクが無い場合、次に、高優先度
の待ち行列の中の先頭の再構成タスクが実行可能か否か
判断する(S25)。高優先度の待ち行列の中の先頭の
再構成タスクが実行可能であった場合、実行中のそれよ
り低い低優先度の再構成タスクの有無を判断し(S2
6)、無ければ、当該先頭の高優先度の再構成タスクの
実行を再構成処理部27に指示する(S28)。また、
実行中のそれより低い低優先度の再構成タスクが有った
場合、その実行中のそれより低い低優先度の再構成タス
クの中断を再構成処理部27に指示し(S27)、その
後に、当該高優先度の実行可能な再構成タスクの実行を
再構成処理部27に指示する(S28)。
の中に実行可能な再構成タスクが無い場合、次に、低優
先度の待ち行列の中の先頭の再構成タスクが実行可能か
否か判断する(S29)。低優先度の待ち行列の中の先
頭の再構成タスクが実行可能であった場合、当該先頭の
低優先度の再構成タスクの実行を再構成処理部27に指
示する(S30)。
要求が出された順番に関わらず、優先度の高いタスクが
先に実行され、また同じ優先度のタスク間では、タスク
要求が出された順番で実行される。このように優先度と
要求順序とを組み合わせてタスク管理を行うことによ
り、再構成処理部27に無駄な空き時間を省き、効率的
に再構成処理を実行させることができるだけでなく、操
作者が再構成タスクの順序を意図的に調整することが可
能になる。例えば、ルーチン処理で用いる直ぐ診たい画
像データを再構成するタスクは高優先度で設定し、ルー
チン処理で用いない例えば再構成処理時間が長くかかる
3次元の画像データを再構成するタスクは低優先度で設
定することにより、ルーチン処理で用いる直ぐ診たい画
像データを再構成するタスクが、ルーチン処理で用いな
い例えば再構成処理時間が長くかかる3次元の画像デー
タを再構成するタスクの終了を待ってから実行開始され
るという従来の不具合を解消して、後者のタスクが実行
中であっても、前者のタスクを割り込ませてデータが揃
った時点で直ちに実行させることができる。これを実際
的なケースで説明する。図6には、再構成タスクマネー
ジャー31によるタスクの実行手順を時間経過とともに
示している。ここでは3人の患者a,b,cが登場し、
患者aに対しては1回のスキャンが設定され、それに対
して2種類の再構成タスクA−1、A−2が要求され
る。再構成タスクA−1は高優先度にて画像枚数50枚
で設定され、もう一方の再構成タスクA−2は低優先度
にて画像枚数200枚で設定される。また、患者bに対
しては、1回のスキャンが設定され、それに対して高優
先度の再構成タスクB−1が画像枚数50枚で、また低
優先度の再構成タスクB−2が画像枚数150枚で設定
される。また、患者cに対しては、1回のスキャンが設
定され、それに対して画像枚数60枚の高優先度の再構
成タスクC−1が設定される。
ャン条件でスキャン要求が出され、それと共にルーチン
に対応する再構成条件で再構成タスクA−1が高優先度
で、また時間のかかる3次元画像データのための再構成
タスクA−2が低優先度で設定される。その後、スキャ
ンが実行され、予定した領域の全ての投影データが収集
される。データ収集が完了した時点で、高優先度の再構
成タスクA−1が実行可能な状態になり、当該再構成タ
スクA−1が実行される。
先度の待ち行列には待ちタスクが無くなり、従って低優
先度の待ち行列の先頭タスク、つまりこの場合には再構
成タスクA−2の実行が開始される。
送先が例えば光磁気ディスク装置3に設定されていたと
き、再構成タスクA−1が終了した時点で、再構成タス
クA−1で再構成された画像データファイルは、CPU
24又は再構成タスクマネージャー31の制御により事
前に指定された光磁気ディスク装置3に自動的に転送さ
れる。
2の実行中に、患者bを検査対象としてスキャン要求が
出され、それと共にルーチンに対応する再構成条件で再
構成タスクB−1が高優先度で、また時間のかかる3次
元画像データのための再構成タスクB−2が低優先度で
設定されることを想定する。高優先度の再構成タスクB
−1が高優先度の待ち行列に追加され、また低優先度の
再構成タスクB−2が低優先度の待ち行列にA−2の後
ろに追加される。新たに追加された再構成タスクB−1
は、現在実行中のタスクA−2よりも優先度が高いので
あるが、再構成タスクB−1は実行可能な状態には至っ
ていない、つまりそのタスクB−1で使用する投影デー
タの収集が完了していないので、再構成タスクA−2の
実行は継続される。
刻t1の時点における待ち行列を示している。この時点
では、低優先度の再構成タスクA−2のうち、120枚
目までのサブタスクが終了し、121枚目以降200枚
までのサブタスクが低優先度の待ち行列に残っている状
態にある。当該時刻t1で、高優先度の再構成タスクB
−1が実行可能な状態に移行する。従って、低優先度の
再構成タスクA−2のうち121枚目以降のサブタスク
が中断し、それに代わって、高優先度の再構成タスクB
−1の実行が開始される。
成タスクB−1が終了した時刻t2の時点における待ち
行列を示している。この時点では、低優先度の待ち行列
にだけタスクが残っている。従って、低優先度の待ち行
列の中の先頭のタスク、この場合、中断していた低優先
度の再構成タスクA−2の121枚目以降のサブタスク
の実行が再開される。そして、この低優先度の再構成タ
スクA−2の最後の200枚目のサブタスクが終了した
時点で、低優先度の待ち行列の先頭に移動した再構成タ
スクB−2の実行が開始される。
送先が例えば第1ワークステーション4に設定されてい
たとき、再構成タスクA−2が終了した時点で、再構成
タスクA−2で再構成された画像データファイルは、C
PU24又は再構成タスクマネージャー31の制御によ
り事前に指定されたこの場合ではA−1の転送先(光磁
気ディスク装置3)とは異なる第1ワークステーション
4に自動的に転送される。
中に、患者cを検査対象としてスキャン要求が出され、
それと共にルーチンに対応する再構成条件で再構成タス
クC−1が高優先度で設定される。高優先度の再構成タ
スクC−1が高優先度の待ち行列に追加される。新たに
追加された再構成タスクC−1は、現在実行中のタスク
B−2よりも優先度が高いのであるが、再構成タスクC
−1は実行可能な状態には至っていない、つまりそのタ
スクC−1で使用する投影データの収集が完了していな
いので、再構成タスクB−2の実行は継続される。そし
て、患者cのスキャンが完了し、高優先度の再構成タス
クC−1が実行可能な状態に移行した時点で、現在実行
中であった低優先度の再構成タスクB−2のうち100
枚目以降のサブタスクが中断し、それに代わって、高優
先度の再構成タスクC−1の実行が開始される。この高
優先度の再構成タスクC−1が終了した時点で、中断し
ていた低優先度の再構成タスクB−2の100枚目以降
のサブタスクの実行が再開される。
て再構成タスクの実行を管理することで、再構成処理部
27に無駄な空き時間を省き、効率的に再構成処理を実
行させることができるだけでなく、ルーチン処理で用い
る直ぐ診たい画像データを再構成するタスクが、ルーチ
ン処理で用いない例えば再構成処理時間が長くかかる3
次元の画像データを再構成するタスクの終了を待ってか
ら実行開始されるという従来の不具合を解消して、後者
のタスクが実行中であっても、前者のタスクを割り込ま
せてデータが揃った時点で直ちに実行させることができ
る。
成タスク毎に指定することを可能としたので、操作者
は、再構成後に手動でファイル毎に転送先を指定すると
いった繁雑な作業から解放され得る。つまり、従来で
は、3次元画像データ(スライス厚が薄く且つ枚数の多
い一群の画像データ)に対する画像処理は、高速処理の
可能な専用ワークステーションで行うことが多く、再構
成終了後に3次元画像データをそのワークステーション
へ転送することが一般的であり、この画像転送先は、あ
らかじめプリセットできる撮影条件や信号処理条件とと
もに指定することができるようにはなっているが、転送
先は1カ所しか設定できないため、その1カ所は、必然
的に、ルーチン処理で得られた画像データのために使用
され、3次元画像データの転送は手動で行われていた。
しかし、本実施形態のように、予めタスク単位で転送先
を任意に指定できるので、そのような作業は不要にな
る。
に出されたケースを説明する。図9に、当該ケースにお
ける再構成タスクマネージャー31によるタスクの実行
手順を示している。緊急タスクが要求される以外の前提
は、図6のケースと同じである。患者bに関する高優先
度の再構成タスクB−1の実行中の時刻t3に、患者a
に関する緊急優先度(最高優先度)の再構成タスクA−
3が要求されたケースを想定する。このケースでは、図
10に示すように、当該緊急優先度の再構成タスクA−
3は、緊急の待ち行列に追加され、しかもそのタスクA
−3で使用する投影データは既に収集済みであり、要求
と同時に、そのタスクA−3は実行可能な状態にある。
スクB−1が中断され、それに代わって、緊急優先度の
再構成タスクA−3の実行が開始される。そして、緊急
優先度の再構成タスクA−3が終了した時点t4の待ち
行列(図11)に従って、中断していた高優先度の再構
成タスクB−1の実行が再開される。ここでは、再構成
タスクB−1の10枚目以降のサブタスクの実行が再開
されるこのように緊急優先度の設定を可能にすること
で、緊急の事態にも柔軟に迅速に対処することができ
る。
限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、
開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせに
より種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示
される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても
よい。
処理順序を簡単に任意に設定できる。
成を示すブロック図。
行列の更新手順を示すフローチャート。
の第1シートの画面を示す図。
の第3シートの画面を示す図。
行列を使ったタスク制御手順を示すフローチャート。
手順を示すタイムチャート図。
が出された場合の対応を示すタイムチャート図。
図。
図。
ト図。
Claims (8)
- 【請求項1】 放射線、磁気又は超音波を使って被検体
からデータを収集する手段と、 前記収集したデータに対して信号処理を実行することに
より画像データを発生する信号処理手段と、 前記信号処理に関する要求を、信号処理条件と優先度と
共に入力する入力手段と、 前記信号処理手段による前記要求された信号処理のタス
クの実行順序を、要求発生順序と優先度とに基づいて決
定するタスクマネージャーとを具備することを特徴とす
る医用画像撮影装置。 - 【請求項2】 前記タスクマネージャーは、前記優先度
が同じタスクを前記要求発生順序に従って順番に実行さ
せることを特徴とする請求項1記載の医用画像撮影装
置。 - 【請求項3】 前記タスクマネージャーは、前記要求発
生順序から独立して、高い優先度のタスクを低い優先度
のタスクよりも優先的に実行させることを特徴とする請
求項1記載の医用画像撮影装置。 - 【請求項4】 前記タスクマネージャーは、高い優先度
のタスクの完了を待って、低い優先度のタスクの実行を
開始させることを特徴とする請求項1記載の医用画像撮
影装置。 - 【請求項5】 前記タスクマネージャーは、低い優先度
のタスクの実行中に、高い優先度のタスクが要求された
とき、前記低い優先度のタスクを中断し、前記高い優先
度のタスクを割り込み実行させ、前記高い優先度のタス
クの完了を待って前記中断された低い優先度のタスクを
再開させることを特徴とする請求項1記載の医用画像撮
影装置。 - 【請求項6】 前記タスクマネージャーは、前記要求さ
れた信号処理のタスクを複数のサブタスクに展開して管
理することを特徴とする請求項1記載の医用画像撮影装
置。 - 【請求項7】 前記入力手段は、前記信号処理条件を構
成する複数の項目が一覧された複数の設定シートを選択
的に表示させる手段と、前記選択された設定シートに従
ってそれに対応する優先度を認識する手段とを有するこ
とを特徴とする請求項1記載の医用画像撮影装置。 - 【請求項8】 放射線、磁気又は超音波を使って被検体
からデータを収集する手段と、 前記収集したデータに対して信号処理を実行することに
より画像データを発生する手段と、 前記信号処理手段の信号処理条件とともに、前記画像デ
ータを送信する送信先の指定情報を入力する手段と、 前記発生された画像データを前記指定情報に従って複数
の外部装置の中から選択的に送信する手段とを具備する
ことを特徴とする医用画像撮影装置。
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